JP2013159329A - 自動二輪車用ホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】車軸に支持されるハブ部と、タイヤが装着されるようにして前記ハブ部を同軸に囲繞するリム部と、前記ハブ部および前記リム部間を結ぶ複数個のスポーク部とを一体に有して鋳造成形される自動二輪車用ホイールにおいて、軽量化を可能とするとともに排砂作業の工数削減を可能とする。
【解決手段】スポーク部35は、ハブ部33から放射状に延びるスポーク基部35aと、該スポーク基部35aの先端部から枝分かれして前記リム部34に連設される一対のスポーク枝部35bとを備え、スポーク基部35aおよびハブ部33に、連続した中空部48が形成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車軸に支持されるハブ部と、タイヤが装着されるようにして前記ハブ部を同軸に囲繞するリム部と、前記ハブ部および前記リム部間を結ぶ複数のスポーク部とを一体に有して鋳造成形される自動二輪車用ホイールに関する。
アルミニウム合金等の材料を用いて鋳造により一体成形される自動二輪車用ホイールは従来から良く知られており、特許文献1で開示された自動二輪車用ホイールは、ハブ部およびスポーク部を中空状とすることで、中実のホイールに比べて軽量化を図っている。
特開2005−329827号公報
ところで、スポーク部を中空状とする場合、砂中子を支持するためや、排砂のための孔がスポーク部に形成されることが必要であるが、上記特許文献1で開示される自動二輪車用ホイールでは、スポーク部の先端部が比較的細く形成されているので、排砂時に砂を取り除き難く、排砂作業の工数が嵩む傾向にある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、軽量化を可能とするとともに排砂作業の工数削減を可能とした自動二輪車用ホイールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車軸に支持されるハブ部と、タイヤが装着されるようにして前記ハブ部を同軸に囲繞するリム部と、前記ハブ部および前記リム部間を結ぶ複数個のスポーク部とを一体に有して鋳造成形される自動二輪車用ホイールにおいて、前記スポーク部は、前記ハブ部から放射状に延びるスポーク基部と、該スポーク基部の先端部から枝分かれして前記リム部に連設される一対のスポーク枝部とを備え、前記スポーク基部および前記ハブ部に、連続した中空部が形成されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記スポーク基部の先端部に、該スポーク基部の先端部から枝分かれした一対の前記スポーク枝部間に位置して前記中空部に通じるとともに前記リム部の内周側に向けて開口する開口部が形成されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記車軸の軸線に沿う方向での前記スポーク枝部の両外側面に、内方に凹む凹部がそれぞれ形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記スポーク基部の先端部の前記中空部に臨む端壁内面が、前記開口部に向かうにつれて相互間の距離を近接させるように傾斜するとともに相互間の中央部に前記開口部を配置した一対の傾斜面から成ることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記ハブ部に、動力源に連動、連結される伝動部材の一部と、該伝動部材および前記ハブ部間に介在するダンパゴムとを収容する収容凹部が前記中空部と反対側に開放するようにして設けられ、前記収容凹部および前記中空部間を連通する連通孔が、前記ダンパゴムを避けた位置で前記収容凹部に開口するようにして前記ハブ部に設けられることを第5の特徴とする。
さらに本発明は、第5の特徴の構成に加えて、前後方向に延びる車体中心線に関して前記収容凹部と反対側で前記ハブ部に、ブレーキディスクと、該ブレーキディスクの半径方向内方に配置されるパルサーリングとが取付けられることを第6の特徴とする。
なお実施の形態の第2の開口部50が本発明の開口部に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、スポーク部が、ハブ部から放射状に延びるスポーク基部と、スポーク基部の先端部から枝分かれしてリム部に連設される一対のスポーク枝部とを備え、スポーク基部およびハブ部内に連続した中空部が形成されるので、軽量化を図ることが可能であり、スポーク部の先端まで中空状に形成されるものではないので、排砂時にスポーク部の先端部に砂が滞留することはなく、排砂作業の工数を抑えることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、枝分かれした一対のスポーク枝部間に位置して中空部に通じる開口部が、リム部の内周側に向けて開口するようにしてスポーク基部の先端部に形成されるので、外部から開口部を視認し難くしてデザイン性の悪化を回避しつつ、スポーク基部の先端部内からの排砂性のより一層の向上を図ることができる。
本発明の第3の特徴によれば、車軸の軸線に沿う方向でのスポーク枝部の両外側面に凹部がそれぞれ形成されることによって、スポーク枝部を中実ではあるものの略H字状の横断面形状を有するようにしてスポーク基部との間に冷却速度の差が生じることを防止し、軽量化を図りつつ、鋳巣の発生を抑制するとともに剛性を確保することができる。
本発明の第4の特徴によれば、スポーク基部の先端部の中空部に臨む端壁内面が、相互間の中央部に前記開口部を配置した一対の傾斜面から成るので、スポーク基部の先端部内からの排砂性をより高めることができる。
本発明の第5の特徴によれば、動力源に連動、連結される伝動部材の一部と、ダンパゴムとを収容するようにしてハブ部に設けられる収容凹部および中空部間を連通する連通孔が、ダンパゴムを避けた位置で収容凹部に開口するようにしてハブ部に設けられるので、ダンパゴムが連通孔の開口端で擦られて消耗することを防止することができる。
さらに本発明の第6の特徴によれば、車体中心線に関して収容凹部と反対側でハブ部に、ブレーキディスクおよびパルサーリングが取付けられるので、ダンパゴムを収容する収容凹部側にブレーキディスクおよびパルサーリングの取付けボス等を形成することを不要とし、収容凹部の複雑化を避けることができる。
自動二輪車の側面図である。 図1の2−2線断面図である。 ホイールおよびタイヤを図2の3−3線矢視方向から見た一部切欠き側面図である。 図2の要部拡大図である。 図3の5−5線断面図である。 図4の6−6線断面図である。 伝動部材を外した状態での図4の7−7線矢視図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図1〜図7を参照しながら説明する。なお以下の説明で「前後」、「左右」および「上下」は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
先ず図1において、自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11を操向可能に支承するヘッドパイプ12と、該ヘッドパイプ12から後下がりに傾斜するようにして後方に延びる左右一対のメインフレーム13…と、それらのメインフレーム13…よりも急角度で後下がりに傾斜して前記メインフレーム13…の前端部に連設される左右一対のダウンフレーム14…と、前記両メインフレーム13…の後端から下方に延びる左右一対のピボットプレート15…と、両ピボットプレート15…から後上がりに延びる左右一対のシートフレーム16…とを備える。
前記メインフレーム13…の下方には、当該メインフレーム13…、前記ダウンフレーム14…および前記ピボットプレート15…で支持されるようにして駆動源であるエンジンユニットEUが配置され、エンジンユニットEUの上方に配置される収納ボックス18が前記両メインフレーム13…で支持され、前記収納ボックス18の後方かつ前記エンジンユニットEUの後方斜め上方には燃料タンク19が配置され、前記シートフレーム16…で支持される乗車用シート20が前記燃料タンク19を上方から覆うように配置される。
前記ピボットプレート15…には、後輪WRの車軸23を後端部間で軸支する左右一対のアーム部21a,21aを有するスイングアーム21の前端が支軸22を介して上下揺動可能に支承され、スイングアーム21および前記ピボットプレート15…間に設けられるリンク機構24と、前記ピボットプレート15…との間にはリヤクッションユニット25が設けられる。
前記エンジンユニットEUが備えるクランクケース26内には変速機(図示せず)が収容されており、その変速機の出力軸27にクランクケース26の左側方で固定される駆動スプロケット28と、前記後輪WRに連動、連結されて該後輪WRの左側方に配置される被動スプロケット29とには無端状のチェーン30が巻き掛けられる。
図2および図3を併せて参照して、前記後輪WRは、本発明に従って構成されるホイール31にタイヤ32が装着されて成るものであり、前記ホイール31は、車軸23に支持されるハブ部33と、タイヤ31が装着されるようにして前記ハブ部33を同軸に囲繞するリム部34と、前記ハブ部33および前記リム部34間を結ぶ複数個たとえば5個のスポーク部35,35…とを一体に有してアルミニウム合金等によって鋳造成形される。
前記スポーク部35は、前記ハブ部33から放射状に延びるスポーク基部35aと、該スポーク基部35aの先端部から枝分かれして前記リム部33に連設される一対のスポーク枝部35b,35bとから成るものであり、略Y字状をなすようにして前記ハブ部33および前記リム部34間に周方向等間隔に設けられる。
図4を併せて参照して、前記ハブ部33には、車軸23を挿通させる挿通孔36が設けられており、該挿通孔36の右側端部内周および前記車軸23間にはボールベアリング37が設けられ、前記挿通孔36の左側端部内周および前記車軸23間にはボールベアリング38が設けられ、それらのボールベアリング37,38の内輪37a,38a間には前記車軸23を囲繞する円筒状のスリーブ39が設けられる。
前記スイングアーム21のうち前記後輪WRの右側に配置されるアーム部21aにはブラケット40が固定されており、このブラケット40と、前記ボールベアリング37の内輪37aとの間には前記車軸23を囲繞する円筒状の第1スペーサ41が介装され、第1スペーサ41の外周および前記挿通孔36の右側端部内周間には環状の第1シール部材42が介装される。
前記車軸23の軸線に沿う方向で前記ハブ部33の右側端部には、ブレーキディスク43と、該ブレーキディスク43の半径方向内方側に配置されるパルサーリング44とが複数個のボルト45…による共締めで締結されており、前記ブレーキディスク42の外周を跨ぐブレーキキャリパ(図示せず)が前記ブラケット40に支持され、前記パルサーリング44の外周部に近接、対向する検出部46aを有する回転数センサ46が前記ブラケット40に取付けられる。
前記ホイール31における複数個のスポーク部35…の前記スポーク基部35a…および前記ハブ部33には、連続した中空部48が形成され、ホイール31の鋳造成形時に前記中空部48を形成するための中子を構成する砂をホイール31の鋳造成形完了後に抜くための第1の開口部49…が、各スポーク部35…相互間に位置するようにしてハブ部33の外周に形成される。
また前記スポーク基部35a…の先端部には、該スポーク基部35a…の先端部から枝分かれした一対ずつの前記スポーク枝部35b,35b…間に位置して前記中空部48に通じる第2の開口部50…が、前記リム部34の内周側に向けて開口するようにして形成される。
しかも前記スポーク基部35aの先端部の前記中空部48に臨む端壁内面47は、第2の開口部50に向かうにつれて相互間の距離を近接させるように傾斜する一対の傾斜面47a,47aから成り、それらの傾斜面47a,47a間の中央部に第2の開口部50が配置される。また前記両傾斜面47a,47aが相互になす角度αは鈍角に設定される。
また前記車軸23の軸線に沿う方向での前記スポーク枝部35bの両外側面35ba,35baには、図5で示すように、内方に凹む凹部51,51がそれぞれ形成され、スポーク枝部35bの横断面形状は略H字状となる。
図6を併せて参照して、前記ハブ部33には、前記中空部48と反対側、この実施の形態では前後方向に延びる車体中心線Cに関して前記ブレーキディスク43および前記パルサーリング44とは反対側すなわち車軸23の軸線に沿う左側に開放する複数個たとえば5個の収容凹部52,52…が、前記ハブ部33に一体に形成されて半径方向に延びる隔壁53,53…を相互間に介在させるようにして周方向等間隔に設けられる。
ところで前記エンジンユニットEUからの動力を前記ホイール31側に伝達するための前記被動スプロケット29は、複数個の前記収容凹部52,52…を共通に覆うようにしてリング状に形成される伝動部材54の外周に複数個のボルト55…で締結される。この伝動部材54の内周および前記車軸23の外周間にはボールベアリング56が介装され、ボールベアリング38,56の内輪38a,56a間には車軸23を囲繞する円筒状の第2スペーサ57が介装され、スイングアーム21における左側のアーム部21aおよび前記ボールベアリング56の内輪56a間には車軸23を囲繞する環状の第3スペーサ58が介装され、前記ボールベアリング56の軸方向外方に位置する環状の第2シール部材59が前記伝動部材54の内周および第3スペーサ58の外周間に介装される。
前記伝動部材54には、前記収容凹部52,52…内にそれぞれ収容される伝動突部54a…,54a…が一体に突設される。ところで前記収容凹部52,52…には、前記伝動突部54a,54a…に加えて駆動側ダンパゴム61,61…およびバックトルク側ダンパゴム62,62…が収容される。而して前記後輪WRが前進方向に回転する際の図6の矢印で示す回転方向60で前記伝動突部54a,54a…の前方に配置される前記隔壁53,53…および伝動突部54a,54a…間に前記駆動側ダンパゴム61,61…が介装され、前記回転方向60で前記伝動突部54a,54a…の後方に配置される前記隔壁53,53…および伝動突部54a,54a…間に前記バックトルク側ダンパゴム62,62…が介装される。
図7を併せて参照して、前記隔壁53,53…を相互間に挟む位置に配置される駆動側ダンパゴム61,61…およびバックトルク側ダンパゴム62,62…は、前記収容凹部52,52…の開放端側で前記隔壁53,53…を跨ぐ連結部63,63…で一体に連結される。
ところでホイール31の鋳造成形時に前記中空部48を形成するための砂中子を支持するための複数個のピンによって形成される複数個の連通孔64,64…が、前記中空部48および前記収容凹部52,52…間を連通するようにして前記ハブ部33に設けられるのであるが、それらの連通孔64,64…は、前記駆動側ダンパゴム61,61…および前記バックトルク側ダンパゴム62,62…を避けた位置、すなわち前記伝動突部54a,54a…に対応する位置で前記収容凹部52,52…に開口するようにして前記ハブ部33に設けられる。しかもこれらの連通孔64,64…は、前記中空部48からの排砂にも用いられる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、後輪WRのホイール31は、車軸23に支持されるハブ部33と、タイヤ32が装着されるようにして前記ハブ部33を同軸に囲繞するリム部34と、前記ハブ部33および前記リム部34間を結ぶ複数個のスポーク部35…とを一体に有して鋳造成形されるものであり、前記スポーク部35は、前記ハブ部33から放射状に延びるスポーク基部35aと、該スポーク基部35aの先端部から枝分かれして前記リム部34に連設される一対のスポーク枝部35b,35b…とを備え、前記スポーク部35…の前記スポーク基部35a…および前記ハブ部33に、連続した中空部48が形成されるので、ホイール31の軽量化を図ることが可能であり、スポーク部35…の先端まで中空状に形成されるものではないので、排砂時にスポーク部35…の先端部に砂が滞留することはなく、排砂作業の工数を抑えることができる。
なおスポーク基部35aが中空状となっていることから中実のものに比べて外径が大きくなるが、そのままの太さでリム部34まで延ばすと鋳巣が発生し易くなるとともに重量増加を招くことになる。そこで中間部から細くすることが考えられるが、そうするとデザイン的に不自然なものとなるだけでなく細径となる部分に応力が集中し易くなる。しかるにスポーク部35を、スポーク基部35aと、該スポーク基部35aの先端部から枝分かれする一対のスポーク枝部35b,35bとから成るY字状のものとすることで、応力の分散を図ることができ、またスポーク枝部35b,35bの径が細くなってもデザイン的に不自然な印象を与えることはない。
またスポーク基部35aの先端部に、該スポーク基部35aの先端部から枝分かれした一対の前記スポーク枝部35b,35b間に位置して前記中空部48に通じるとともに前記リム部34の内周側に向けて開口する第2の開口部50が形成されるので、外部から第2の開口部50を視認し難くしてデザイン性の悪化を回避しつつ排砂性のより一層の向上を図ることができる。
すなわちスポーク部35がその先端まで中空であると、排砂のための開口部がリム部34の外周に開口して設けられることになり、デザイン性の低下をまねくことになるのであるが、上述のように、一対のスポーク枝部35b,35b間に位置する第2の開口部50を前記リム部34の内周側に向けて開口するようにしてスポーク基部35aの先端部に形成することでデザイン性の悪化を回避することができるのである。
しかも前記スポーク基部35aの先端部の前記中空部48に臨む端壁内面47が、第2の開口部50に向かうにつれて相互間の距離を近接させるように傾斜するとともに相互間の中央部に第2の開口部50を配置した一対の傾斜面47a,47から成るものであるので、スポーク基部35aの先端部内からの排砂性をより高めることができる。特にこの実施の形態では前記両傾斜面47a,47aが相互になす角度αが鈍角に設定されるので、前記スポーク基部35aの先端部内に砂が詰まり難くして排砂性をより高めることができる。
また前記車軸23の軸線に沿う方向での前記スポーク枝部35bの両外側面35ba,35baに、内方に凹む凹部51,51がそれぞれ形成されるので、スポーク枝部35bを中実ではあるものの略H字状の横断面形状を有するようにしてスポーク基部35aとの間に冷却速度の差が生じることを防止し、軽量化を図りつつ、鋳巣の発生を抑制するとともに剛性を確保することができる。
また前記ハブ部33に、エンジンユニットEUに連動、連結される伝動部材54の一部である伝動突部54a…と、該伝動部材54および前記ハブ部33間に介在する駆動側ダンパゴム61,61…およびバックトルク側ダンパゴム62,62…とを収容する収容凹部52,52…が前記中空部48,48…と反対側に開放するようにして設けられ、前記収容凹部52,52…および前記中空部48間を連通する連通孔64,64…が、前記駆動側ダンパゴム61,61…およびバックトルク側ダンパゴム62,62…を避けた位置で前記収容凹部52,52…に開口するようにして前記ハブ部33に設けられるので、前記駆動側ダンパゴム61,61…およびバックトルク側ダンパゴム62,62…が連通孔64,64…の開口端で擦られて消耗することを防止することができる。
さらに前後方向に延びる車体中心線Cに関して前記収容凹部52,52…と反対側で前記ハブ部33に、ブレーキディスク43と、該ブレーキディスク43の半径方向内方に配置されるパルサーリング44とが取付けられるので、前記駆動側ダンパゴム61,61…およびバックトルク側ダンパゴム62,62…を収容する収容凹部52,52…側にブレーキディスク43およびパルサーリング44の取付けボス等を形成することを不要とし、収容凹部52,52…の複雑化を避けることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
23・・・車軸
31・・・ホイール
32・・・タイヤ
33・・・ハブ部
34・・・リム部
35・・・スポーク部
35a・・・スポーク基部
35b・・・スポーク枝部
35ba・・・スポーク枝部の外側面
43・・・ブレーキディスク
44・・・パルサーリング
47・・・端壁内面
47a・・・傾斜面
48・・・中空部
50・・・開口部である第2の開口部
51・・・凹部
52・・・収容凹部
54・・・伝動部材
61・・・駆動側ダンパゴム
62・・・バックトルク側ダンパゴム
64・・・連通孔
C・・・車体中心線
EU・・・動力源であるエンジンユニット

Claims (6)

  1. 車軸(23)に支持されるハブ部(33)と、タイヤ(32)が装着されるようにして前記ハブ部(33)を同軸に囲繞するリム部(34)と、前記ハブ部(33)および前記リム部(34)間を結ぶ複数個のスポーク部(35)とを一体に有して鋳造成形される自動二輪車用ホイールにおいて、前記スポーク部(35)は、前記ハブ部(33)から放射状に延びるスポーク基部(35a)と、該スポーク基部(35a)の先端部から枝分かれして前記リム部(34)に連設される一対のスポーク枝部(35b)とを備え、前記スポーク基部(35a)および前記ハブ部(33)に、連続した中空部(48)が形成されることを特徴とする自動二輪車用ホイール。
  2. 前記スポーク基部(35a)の先端部に、該スポーク基部(35a)の先端部から枝分かれした一対の前記スポーク枝部(35b)間に位置して前記中空部(48)に通じるとともに前記リム部(34)の内周側に向けて開口する開口部(50)が形成されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用ホイール。
  3. 前記車軸(23)の軸線に沿う方向での前記スポーク枝部(35b)の両外側面(35ba)に、内方に凹む凹部(51)がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車用ホイール。
  4. 前記スポーク基部(35a)の先端部の前記中空部(48)に臨む端壁内面(47)が、前記開口部(50)に向かうにつれて相互間の距離を近接させるように傾斜するとともに相互間の中央部に前記開口部(50)を配置した一対の傾斜面(47a)から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車用ホイール。
  5. 前記ハブ部(33)に、動力源(EU)に連動、連結される伝動部材(54)の一部と、該伝動部材(54)および前記ハブ部(33)間に介在するダンパゴム(61,62)とを収容する収容凹部(52)が前記中空部(48)と反対側に開放するようにして設けられ、前記収容凹部(52)および前記中空部(48)間を連通する連通孔(64)が、前記ダンパゴム(61,62)を避けた位置で前記収容凹部(52)に開口するようにして前記ハブ部(33)に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動二輪車用ホイール。
  6. 前後方向に延びる車体中心線(C)に関して前記収容凹部(52)と反対側で前記ハブ部(33)に、ブレーキディスク(43)と、該ブレーキディスク(43)の半径方向内方に配置されるパルサーリング(44)とが取付けられることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車用ホイール。
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