JP6605998B2 - キャストホイール、及び、鞍乗型車両 - Google Patents

キャストホイール、及び、鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6605998B2
JP6605998B2 JP2016062352A JP2016062352A JP6605998B2 JP 6605998 B2 JP6605998 B2 JP 6605998B2 JP 2016062352 A JP2016062352 A JP 2016062352A JP 2016062352 A JP2016062352 A JP 2016062352A JP 6605998 B2 JP6605998 B2 JP 6605998B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spoke
wheel
lightening
cast wheel
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016062352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017171237A (ja
Inventor
敬子 片岡
文子 畠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2016062352A priority Critical patent/JP6605998B2/ja
Priority to EP17157567.3A priority patent/EP3222439B1/en
Publication of JP2017171237A publication Critical patent/JP2017171237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6605998B2 publication Critical patent/JP6605998B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B3/00Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body
    • B60B3/10Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body apertured to simulate spoked wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B1/00Spoked wheels; Spokes thereof
    • B60B1/06Wheels with compression spokes
    • B60B1/08Wheels with compression spokes formed by casting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B3/00Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body
    • B60B3/002Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body characterised by the shape of the disc
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B3/00Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body
    • B60B3/02Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body with a single disc body integral with rim
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B3/00Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body
    • B60B3/06Disc wheels, i.e. wheels with load-supporting disc body formed by casting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B2900/00Purpose of invention
    • B60B2900/30Increase in
    • B60B2900/311Rigidity or stiffness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B2900/00Purpose of invention
    • B60B2900/50Improvement of
    • B60B2900/572Visual appearance

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

本発明は、キャストホイール、及び、鞍乗型車両に関する。
従来、鞍乗型車両等が備えるキャストホイールにおいて、ハブとリムとを繋ぐ複数のスポークを備え、複数のスポークの全てに肉抜き部が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−30201号公報
上記従来のキャストホイールのようにスポークに肉抜き部を設けることで、キャストホイールの剛性を確保しながら軽量化を図ることができるが、肉抜き部は外観性に影響することがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、キャストホイール、及び、当該キャストホイールを備えた鞍乗型車両において、キャストホイールの剛性を確保しながら外観性を向上できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ハブ(62)とリム(63)とを連結するスポーク(64)を有するキャストホイールにおいて、前記スポーク(64)は、内部が肉抜きされた肉抜きスポーク(71)と、内部が肉抜きされていない無垢スポーク(72)とを備え、前記肉抜きスポーク(71)と前記無垢スポーク(72)とが近接したスポーク対(74)が、周方向に等間隔で配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、キャストホイールのスポークは、内部が肉抜きされた肉抜きスポークと、内部が肉抜きされていない無垢スポークとを備え、肉抜きスポークと無垢スポークとが近接したスポーク対が、周方向に等間隔で配置されている。これにより、肉抜きスポークと無垢スポークとを備えるスポーク対によって剛性を確保できるとともに、無垢スポークは肉抜きされていないため、スポーク対として肉抜き部分が目立たず、外観性を向上できる。
また、本発明は、前記キャストホイールの回転軸(60a)の軸方向において、前記無垢スポーク(72)の幅は前記肉抜きスポーク(71)の幅よりも細く形成され、前記無垢スポーク(72)は、前記キャストホイールの回転方向(R)において、前記肉抜きスポーク(71)の前側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、キャストホイールの回転軸の軸方向において、無垢スポークの幅は肉抜きスポークの幅よりも細く形成され、無垢スポークは、キャストホイールの回転方向において、肉抜きスポークの前側に配置されている。これにより、細い無垢スポークが肉抜きスポークよりもキャストホイールの回転方向の前側に位置し、細い無垢スポークによって走行風を効果的に切り裂くことができるため、キャストホイールの回転負荷を低減できる。
また、本発明は、前記スポーク(64)は、前記キャストホイールの回転軸(60a)の軸方向に弓なり形状に突出する弓なり部(77)を有することを特徴とする。
本発明によれば、スポークは、キャストホイールの回転軸の軸方向に弓なり形状に突出する弓なり部を有するため、キャストホイールが受ける負荷を弓なり部で効果的に吸収できる。
さらに、本発明は、前記スポーク(64)は、前記無垢スポーク(72)と前記肉抜きスポーク(71)とを繋ぐ接続部(73)を備え、前記接続部(73)は、前記無垢スポーク(72)及び前記肉抜きスポーク(71)よりも太く形成されており、前記弓なり部(77)は、前記接続部(73)に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、無垢スポークと肉抜きスポークとを繋ぐ接続部は、無垢スポーク及び肉抜きスポークよりも太く形成されており、弓なり部は、接続部に形成されている。これにより、弓なり部の強度を高くでき、キャストホイールが受ける負荷を弓なり部で効果的に吸収できる。
また、本発明は、前記肉抜きスポーク(71)の肉抜きが前記キャストホイールの回転軸(60a)の軸方向に最も深くなる肉抜き深部(78)は、前記弓なり部(77)が前記軸方向に最も突出する弓なり頂部(77a)よりも前記リム(63)の側に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、肉抜きスポークの肉抜きがキャストホイールの回転軸の軸方向に最も深くなる肉抜き深部は、弓なり部が軸方向に最も突出する弓なり頂部よりもリムの側に形成されている。これにより、弓なり頂部側の肉抜きが深くなり過ぎないため、接続部の強度を確保できる。
また、本発明は、前記キャストホイールと、ブレーキディスク(52)とを備え、前記ブレーキディスク(52)は、前記キャストホイールの前記肉抜きスポーク(71)の肉抜き側に固定されていることを特徴とする鞍乗型車両を提供する。
本発明によれば、鞍乗型車両は、キャストホイールと、ブレーキディスクとを備え、ブレーキディスクは、キャストホイールの肉抜きスポークの肉抜き側に固定されているため、ブレーキディスクによって肉抜きを隠すことができ、外観性を向上できる。
本発明に係るキャストホイールでは、剛性を確保しながら外観性を向上できる。
また、走行風を効果的に切り裂くことができるため、キャストホイールの回転負荷を低減できる。
また、キャストホイールが受ける負荷を弓なり部で効果的に吸収できる。
さらに、接続部に形成することで弓なり部の強度を高くでき、キャストホイールが受ける負荷を弓なり部で効果的に吸収できる。
また、弓なり頂部側の肉抜きが深くなり過ぎないため、接続部の強度を確保できる。
また、鞍乗型車両のキャストホイールの剛性及び外観性を向上できる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 前輪の周辺部の左側面図である。 前輪の周辺部の右側面図である。 ホイールの左側面図である。 ホイールの右側面図である。 図5のVI−VI断面図である。 スポークの断面図であり、(A)は図5のA−A断面図であり、(B)は図5のB−B断面図である。 図5のVIII−VIII断面図である。 図5のIX−IX断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。また、図中には、車体右方を符号RHで示すことがある。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。
鞍乗型車両10は、乗員用のシート11と、シート11に着座した運転者が足を載せる低床のフロアステップ12とを備えるスクータ型の自動二輪車である。鞍乗型車両10は、車体フレーム13と、車体フレーム13に左右一対のフロントフォーク14,14を介して支持される前輪15と、車体フレーム13に支持されるユニットスイング型のパワーユニット16と、パワーユニット16の後端部に支持される後輪17とを備える。
車体フレーム13は、前端のヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20から後下がりに延びる一本のダウンフレーム21と、ダウンフレーム21の下部から左右に延びた後に後方に直線状に延びる左右一対のロアフレーム22と、左右のロアフレーム22の後端から一体に後上がりに延びる左右一対のリアフレーム23とを備える。
ヘッドパイプ20は、ステアリングステム24を回動自在に支持する。ステアリングステム24の下端にはボトムブリッジ25が固定され、フロントフォーク14,14は、ボトムブリッジ25に支持されて前下方に延びる。
前輪15は、左右のフロントフォーク14,14の下端部を車幅方向に連結する前輪車軸15aに軸支される。
操向ハンドル26は、ステアリングステム24の上端部に固定される。
パワーユニット16は、ロアフレーム22の後端部にリンク機構27を介して上下にスイング自在に支持される。
パワーユニット16は、エンジン30と、エンジン30の後部に一体的に設けられた変速機31とを備える。
変速機31は、車幅方向の一方側(左側)を通って後方に延びており、後端部から車幅方向の他方側(右側)に延びる後輪車軸17aを介して後輪17を軸支する。
エンジン30の吸気系を構成するエアクリーナ32は、変速機31の上方に設けられる。
エンジン30の排気管(不図示)は、車幅方向の他方側に引き出され、その後端部は、後輪17の右側方に配置されたマフラー(不図示)に接続される。
パワーユニット16とリアフレーム23の後部との間には、リアサスペンション33が配置されている。
鞍乗型車両10は、車体フレーム13等を覆う車体カバー40を備える。車体カバー40は、ヘッドパイプ20の前方を覆うフロントカバー41と、フロントカバー41の下端に連続して設けられた左右一対のフロントロアカバー42と、操向ハンドル26の中央部を覆うハンドルカバー43とを備える。
また、車体カバー40は、ヘッドパイプ20及びダウンフレーム21の後方を覆うフロントインナカバー44と、フロントインナカバー44から左右に張り出して運転者の脚部の前方を覆うレッグシールド45とを備える。
さらに、車体カバー40は、ロアフレーム22を下方から覆うアンダーカバー46と、左右のリアフレーム23の車幅方向外側を覆うサイドカバー47とを備える。また、車体カバー40は、前輪15の上方を覆うフロントフェンダ48と、後輪17の後上方を覆うリアフェンダ49とを備える。
ハンドルカバー43の前面上部には、車体側面視で後上方に延びるウインドスクリーン50が配置されている。
図2は、前輪15の周辺部の左側面図である。図3は、前輪15の周辺部の右側面図である。
各フロントフォーク14は、ボトムブリッジ25(図1)に固定された上チューブと14aと、上チューブと14aに対して軸方向にストローク自在な下チューブ14bとを備える。
前輪15は、左右の下チューブ14b,14bの間に配置され、下チューブ14b,14bの下端部に車幅方向に挿通された前輪車軸15aに軸支される。
鞍乗型車両10は、前輪15を制動する液圧式の前輪ブレーキ装置51を備える。前輪ブレーキ装置51は、前輪15に固定されるブレーキディスク52と、ブレーキディスク52を液圧によって挟圧するキャリパ53と、操向ハンドル26に設けられるブレーキレバーの操作によって液圧を発生させるマスターシリンダー(不図示)と、このマスターシリンダーとキャリパ53とを接続するブレーキホース54とを備える。
前輪15は、前輪車軸15aに軸支されるホイール60(キャストホイール)と、ホイール60の外周部に取り付けられるタイヤ61とを備える。
ホイール60は、前輪車軸15aが挿通されるハブ62と、ハブ62と同軸に設けられてハブ62を外周側から囲うリム63と、ホイール60の径方向に延びてハブ62とリム63とを接続する複数のスポーク64とを備える。
鞍乗型車両10が前進する際の前輪15及びホイール60の回転方向は、図中に矢印で示すように回転方向Rの方向である。
前輪車軸15aは、ホイール60の回転中心に位置する軸であり、前輪車軸15aの軸方向は、ホイール60の幅方向に一致する。
ブレーキディスク52は、ホイール60に対し、車幅方向の一方側(左側)に配置される。詳細には、ブレーキディスク52は、ハブ62の一側面(左側面)に固定され、ホイール60と一体に回転する。ブレーキディスク52は、車幅方向において、ハブ62と左側の下チューブ14bとの間に配置される。
キャリパ53は、左側の下チューブ14bの下端部の後部に固定され、ブレーキディスク52を挟むように配置される。ブレーキホース54は、キャリパ53からフロントフォーク14に沿うように上方に延びて上記マスターシリンダーに接続される。
図4は、ホイール60の左側面図である。図5は、ホイール60の右側面図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。
ホイール60は、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属を鋳造して形成されるキャストホイールであり、ハブ62、スポーク64及びリム63が鋳造で一体に形成される。
図4〜図6を参照し、ハブ62は、側面視では略円筒状に形成されており、前輪車軸15aが挿通される車軸挿通孔62aを中心部に備える。車軸挿通孔62aの軸線60a(キャストホイールの回転軸)は車幅方向に延び、ホイール60はこの軸線60aを中心に回転する。軸線60aの軸方向は、ホイール60の幅方向に一致する。また、ホイール60の幅方向は車幅方向(左右方向)に一致する。
また、ハブ62は、ブレーキディスク52の内側面を受けるディスク取付面62bを左側面に備える。ディスク取付面62bは、リム63の左側面よりも車幅方向外側に突出している。ディスク取付面62bには、ブレーキディスク52を固定する固定ボルト52a(図2)が締結される締結部62cが複数設けられている。
リム63は、ハブ62の外周面62dに対向するように設けられてハブ62を囲う環状のリム本体部65と、リム本体部65の車幅方向の両側縁から径方向外側に立設される縦壁部66,66とを備える。タイヤ61は、ハブ62の外周に取り付けられる。
リム本体部65は、径方向の内側に膨出する膨出部65aを、車幅方向の中央部に備える。膨出部65a及び縦壁部66,66は、リム63の全周に亘って形成されている。
各スポーク64は、ハブ62の外周面62dから径方向外側に延びてリム63の膨出部65aの内周面に接続されている。
各スポーク64は、内部が肉抜きされた肉抜きスポーク71と、内部が肉抜きされていない無垢スポーク72と、肉抜きスポーク71と無垢スポーク72とをハブ62側の位置で接続する接続部73とを備えて構成される。
各スポーク64では、肉抜きスポーク71と無垢スポーク72とが互いに近接して配置されることで、肉抜きスポーク71と無垢スポーク72とが近接した状態で径方向に延びるスポーク対74が形成されている。すなわち、各スポーク64は、スポーク対74及び接続部73を備える。
接続部73はハブ62の外周面62dに形成されており、スポーク対74は、接続部73から径方向外側に延びてリム63の膨出部65aに接続される。接続部73は、リム63からハブ62に延びる肉抜きスポーク71及び無垢スポーク72をリム63の近傍で回転方向Rの方向に前後で繋ぐようにして形成されている。このため、接続部73は、回転方向Rの方向では、肉抜きスポーク71と無垢スポーク72とを合わせた2本分と同等以上の太さを備える。
各スポーク対74及び接続部73は、ホイール60の周方向、すなわち回転方向Rの方向に、互いに等間隔を開けて配置されている。本実施の形態では、スポーク64は、5か所に均等配置されている。各スポーク64は、互いに同一形状である。
図5に示すように、肉抜きスポーク71と無垢スポーク72との間の周方向の空間S1は、互いに隣接するスポーク64とスポーク64との間の周方向の空間S2よりも小さい。
図7は、スポーク64の断面図であり、(A)は図5のA−A断面図であり、(B)は図5のB−B断面図である。図8は、図5のVIII−VIII断面図である。
図4〜図8を参照し、肉抜きスポーク71は、左側面、すなわちブレーキディスク52が設けられた側の側面に、肉抜き部75を備える。肉抜き部75は、肉抜きスポーク71の外側面を、ホイール60の幅方向に窪ませるようにして形成された凹部である。肉抜き部75は、ブレーキディスク52側に開放している。肉抜きスポーク71は、肉抜き部75の部分では、肉抜き部75の底部となる底壁部76aと、底壁部76aにおける回転方向Rの方向の前端及び後端から立設される壁部76b,76cとを備える。前側の壁部76bの先端は、後側の壁部76cの先端よりも車幅方向内側に位置する。肉抜き部75によって、ホイール60の軽量化を図りながら、ホイール60の剛性を確保できる。
なお、図4では、代表する1か所の肉抜き部75にハッチングが付されて肉抜き部75の領域が明示されている。
肉抜き部75の径方向の外側端75aは、側面視でリム63の膨出部65aに重なる位置にある。肉抜き部75の径方向の内側端75bは、側面視で径方向における接続部73の外端部に重なる位置にある。肉抜き部75は、外側端75aから内側端75bまで連続して設けられているとともに、内側端75b側に行くほど、側面視における幅が小さくなる。
無垢スポーク72は、リム63の膨出部65aと接続部73との間において、ホイール60の幅方向の外側面に肉抜き部が設けられていない中実の棒状に形成されている。
図4及び図5に示すように、スポーク64は、ハブ62からリム63まで直線的に延びているが、側面視で車軸挿通孔62aとリム63とを結ぶ仮想の直線L(図4)に対し、回転方向Rの方向に傾斜して設けられている。詳細には、スポーク64は、リム63側の端部が回転方向Rの方向において後方側に位置するように後傾して配置されている。
また、肉抜きスポーク71は、回転方向Rの方向において無垢スポーク72の後方に位置するとともに、仮想の直線Lに対し、無垢スポーク72よりも大きく後傾している。
すなわち、無垢スポーク72は、回転方向Rの方向において肉抜きスポーク71の前方に位置し、肉抜きスポーク71よりも先に前方からの走行風を切り裂く。
図7(A)に示すように、無垢スポーク72の幅W1は、ホイール60の幅方向(ホイール60の軸線60aの軸方向)において肉抜きスポーク71の幅W2よりも細く形成されている。
また、図7(B)に示すように、接続部73は、回転方向Rの方向における前部73aが、回転方向Rの方向における後部73bよりも、ホイール60の幅方向において細く形成されている。
すなわち、スポーク対74及び接続部73は、回転方向Rの方向における前側の部分が後側の部分よりも幅方向に細く形成されている。このため、スポーク64で走行風を効果的に切り裂くことができ、ホイール60の回転負荷を低減できる。
また、肉抜き部75を備えた肉抜きスポーク71が回転方向Rの方向において無垢スポーク72の後方に位置し、肉抜き部75に走行風が入り難くなるため、肉抜き部75で生じる走行風の乱れを抑制でき、ホイール60の回転負荷を低減できる。
図6及び図8に示すように、周方向において正面側から見た場合、スポーク64は、リム63の車幅方向の中心線C(図6)に対して、ブレーキディスク52側とは反対側へ、車幅方向にオフセットして設けられている。
接続部73はブレーキディスク52側とは反対側へ車幅方向にオフセットされており、スポーク対74は、全体的には、リム63側に行くほど中心線Cに近づくように傾斜している。
詳細には、スポーク64は、周方向において正面側から見た場合、ブレーキディスク52側とは反対側に弓なり形状に突出する弓なり部77をその長手方向の途中の部分に備える。弓なり部77は、当該弓なり部77が幅方向に最も突出する弓なり頂部77aを接続部73に備える。弓なり頂部77aは、リム63の外側面よりも車幅方向内側に位置する。
スポーク64は、ハブ62の外周面62dから弓なり頂部77aまでは、ホイール60の径方向の外側に行くほど車幅方向外側に位置するように傾斜している。また、スポーク64は、弓なり頂部77aからリム63までは、ホイール60の径方向の外側に行くほど車幅方向内側に位置するように傾斜している。すなわち、スポーク64は、全体的に見ると、ブレーキディスク52側とは反対側に弓なり状に湾曲している。
このように、スポーク64が弓なり部77を備えて弓なり状に湾曲しているため、ホイール60が受ける負荷をスポーク64が弾性的に撓むことで効果的に吸収できる。
図9は、図5のIX−IX断面図である。
図5及び図9に示すように、肉抜きスポーク71は、肉抜き部75の深さがホイール60の幅方向に最も深くなる肉抜き深部78を備える。肉抜き深部78は、弓なり頂部77aよりもホイール60の径方向の外側に設けられている。
肉抜き部75は、内側端75bから肉抜き深部78までは、ホイール60の径方向の外側に行くほど徐々に深くなるように形成されている。また、肉抜き部75は、肉抜き深部78から外側端75aまでは、ホイール60の径方向の外側に行くほど徐々に浅くなるように形成されている。
このように、肉抜き深部78が弓なり頂部77aよりもホイール60の径方向の外側に設けられているため、肉抜き部75の肉抜き量を確保しながら、接続部73の厚さを確保でき、スポーク64の強度を確保できる。
また、図5及び図9に示すように、弓なり部77が形成された接続部73は、ホイール60の幅方向及び回転方向Rの方向において、肉抜きスポーク71及び無垢スポーク72よりも太く形成されている。このため、弓なり部77の強度を高くでき、ホイール60が受ける負荷を効果的に吸収できる。
図2及び図3に示すように、円板状のブレーキディスク52は、ホイール60の側面において、肉抜き部75が設けられた側の側面に設けられている。詳細には、側面視において、ブレーキディスク52の外周部52bは、肉抜き部75に外側から重なっており、ブレーキディスク52は肉抜き部75の一部を外側から覆っている。
これにより、ブレーキディスク52によって肉抜き部75の一部を隠すことができ、ホイール60の外観をシンプルなものにできるため、ホイール60の外観性を向上できる。
また、スポーク対74は、ブレーキディスク52で外側から覆われていない肉抜き部75の反対側の側面では、肉抜きされていない。このため、ホイール60の外観がシンプルになり、ホイール60の外観性が良い。
また、本実施の形態では、一つのスポーク対74において、肉抜き部75は、肉抜きスポーク71のみに設けられているため、ホイール60の全体として、肉抜き部75の数が少なくなっている。このため、肉抜き部75が目立たず、外観性が良い。また、肉抜き部75には、塵埃等が溜まり易いとともに、溜まった塵埃等は肉抜き部75が奥まっているため、掃除し難い。本実施の形態では、肉抜き部75の数が少ないため、掃除し易く、きれいな外観を容易に維持できる。
また、図6を参照し、弓なり部77がブレーキディスク52とは反対側の側方へ突出しているため、ブレーキディスク52を車幅方向の中央側に寄せて配置でき、ブレーキディスク52をコンパクトに配置できる。
さらに、図4に示すように、一つのスポーク64の無垢スポーク72をその延在方向に延長した延長線Eは、他のスポーク64におけるスポーク64とリム63との結合部79に重なる。このように、一つのスポーク64の延長線E上に他のスポーク64の結合部79を設けることで、スポーク64にかかる負荷を均一化できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、ホイール60は、ハブ62とリム63とを連結するスポーク64を有し、スポーク64は、内部が肉抜きされた肉抜きスポーク71と、内部が肉抜きされていない無垢スポーク72とを備え、肉抜きスポーク71と無垢スポーク72とが近接したスポーク対74が、周方向に等間隔で配置されている。これにより、肉抜きスポーク71と無垢スポーク72とを備えるスポーク対74によって剛性を確保できるとともに、無垢スポーク72は肉抜きされていないため、スポーク対74として肉抜き部75が目立たず、外観性を向上できる。
また、ホイール60の軸線60aの軸方向において、無垢スポーク72の幅W1は肉抜きスポーク71の幅W2よりも細く形成され、無垢スポーク72は、ホイール60の回転方向Rの方向において、肉抜きスポーク71の前側に配置されている。これにより、細い無垢スポーク72が肉抜きスポーク71よりもキャストホイールの回転方向Rの方向の前側に位置し、細い無垢スポーク72によって走行風を効果的に切り裂くことができるため、ホイール60の回転負荷を低減できる。
また、スポーク64は、ホイール60の軸線60aの軸方向に弓なり形状に突出する弓なり部77を有するため、ホイール60が受ける負荷を弓なり部77で効果的に吸収できる。
さらに、スポーク64は、無垢スポーク72と肉抜きスポーク71とを繋ぐ接続部73を備え、接続部73は、無垢スポーク72及び肉抜きスポーク71よりも太く形成されており、弓なり部77は、接続部73に形成されている。これにより、弓なり部77の強度を高くでき、ホイール60が受ける負荷を弓なり部77で効果的に吸収できる。
また、肉抜きスポーク71の肉抜き部75がホイール60の軸線60aの軸方向に最も深くなる肉抜き深部78は、弓なり部77が軸線60aの軸方向に最も突出する弓なり頂部77aよりもリム63の側に形成されている。これにより、肉抜き部75における弓なり頂部77a側の部分が深くなり過ぎないため、接続部73の強度を確保できる。
また、鞍乗型車両10は、ホイール60と、ブレーキディスク52とを備え、ブレーキディスク52は、ホイール60の肉抜きスポーク71の肉抜き部75側に固定されているため、ブレーキディスク52によって肉抜き部75を隠すことができ、外観性を向上できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、前輪15のホイール60を例に挙げて説明したが、本発明の構成は、後輪17のホイールにも適用できることは勿論である。
また、上記実施の形態では、鞍乗型車両として自動二輪車である鞍乗型車両10を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗型車両や、4輪以上を備えた鞍乗型車両に本発明を適用しても良い。
10 鞍乗型車両
52 ブレーキディスク
60 ホイール(キャストホイール)
60a 軸線(キャストホイールの回転軸)
62 ハブ
63 リム
64 スポーク
71 肉抜きスポーク
72 無垢スポーク
73 接続部
74 スポーク対
77 弓なり部
77a 弓なり頂部
78 肉抜き深部
R 回転方向
W1 幅(無垢スポークの幅)
W2 幅(肉抜きスポークの幅)

Claims (6)

  1. ハブ(62)とリム(63)とを連結するスポーク(64)を有するキャストホイールにおいて、
    前記スポーク(64)は、内部が肉抜きされた肉抜きスポーク(71)と、内部が肉抜きされていない無垢スポーク(72)とを備え、
    前記肉抜きスポーク(71)と前記無垢スポーク(72)とが近接したスポーク対(74)が、周方向に等間隔で配置されていることを特徴とするキャストホイール。
  2. 前記キャストホイールの回転軸(60a)の軸方向において、前記無垢スポーク(72)の幅(W1)は前記肉抜きスポーク(71)の幅(W2)よりも細く形成され、
    前記無垢スポーク(72)は、前記キャストホイールの回転方向(R)において、前記肉抜きスポーク(71)の前側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のキャストホイール。
  3. 前記スポーク(64)は、前記キャストホイールの回転軸(60a)の軸方向に弓なり形状に突出する弓なり部(77)を有することを特徴とする請求項1または2記載のキャストホイール。
  4. 前記スポーク(64)は、前記無垢スポーク(72)と前記肉抜きスポーク(71)とを繋ぐ接続部(73)を備え、
    前記接続部(73)は、前記無垢スポーク(72)及び前記肉抜きスポーク(71)よりも太く形成されており、
    前記弓なり部(77)は、前記接続部(73)に形成されていることを特徴とする請求項3記載のキャストホイール。
  5. 前記肉抜きスポーク(71)の肉抜きが前記キャストホイールの回転軸(60a)の軸方向に最も深くなる肉抜き深部(78)は、前記弓なり部(77)が前記軸方向に最も突出する弓なり頂部(77a)よりも前記リム(63)の側に形成されていることを特徴とする請求項3または4記載のキャストホイール。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の前記キャストホイールと、ブレーキディスク(52)とを備え、
    前記ブレーキディスク(52)は、前記キャストホイールの前記肉抜きスポーク(71)の肉抜き側に固定されていることを特徴とする鞍乗型車両。
JP2016062352A 2016-03-25 2016-03-25 キャストホイール、及び、鞍乗型車両 Active JP6605998B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016062352A JP6605998B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 キャストホイール、及び、鞍乗型車両
EP17157567.3A EP3222439B1 (en) 2016-03-25 2017-02-23 Cast wheel and saddle-ride type vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016062352A JP6605998B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 キャストホイール、及び、鞍乗型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017171237A JP2017171237A (ja) 2017-09-28
JP6605998B2 true JP6605998B2 (ja) 2019-11-13

Family

ID=58158907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016062352A Active JP6605998B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 キャストホイール、及び、鞍乗型車両

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP3222439B1 (ja)
JP (1) JP6605998B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6932052B2 (ja) * 2017-09-15 2021-09-08 川崎重工業株式会社 自動二輪車のホイール
JP7036781B2 (ja) * 2019-09-30 2022-03-15 本田技研工業株式会社 ホイール構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3569570B2 (ja) 1995-07-18 2004-09-22 本田技研工業株式会社 キャストホィール
US6773077B2 (en) * 2001-07-10 2004-08-10 Buell Motorcycle Company Lightweight motorcycle wheel
US7891745B2 (en) * 2008-10-21 2011-02-22 Honda Motor Company, Ltd. Wheels, vehicles and methods of manufacturing same
US9327548B2 (en) * 2011-09-22 2016-05-03 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Wheel for motorcycle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017171237A (ja) 2017-09-28
EP3222439A1 (en) 2017-09-27
EP3222439B1 (en) 2020-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5733905B2 (ja) 二輪車のホイール構造
JP6140569B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP4819455B2 (ja) 車両の回転検出装置およびこれを備えた自動二輪車
JP2008030648A (ja) 自動二輪車の車輪速センサ取付構造
JP6605998B2 (ja) キャストホイール、及び、鞍乗型車両
JP6104765B2 (ja) 車両のホイール
JP5557429B2 (ja) 自動二輪車用ホイール
EP0754570A1 (en) Cast wheel
JP2010247814A (ja) 自動二輪車
JP6464130B2 (ja) パルサーリング取付構造
JP2014080057A (ja) 自動二輪車のリヤブレーキ装置
JP5993902B2 (ja) スクータ型車両の排気装置
JP4476576B2 (ja) パーキングブレーキ構造
JP4409638B2 (ja) スクータ用アンチロックブレーキ装置
EP2626217B1 (en) Wheel for Motorcycle
JP6233982B2 (ja) フロントフォーク及び鞍乗り型車両
JP2011201398A (ja) 自動二輪車のホイール
JP5702667B2 (ja) 鞍乗型車両のステップ構造
JP6850823B2 (ja) キャストホイール
JP4184736B2 (ja) 自動二輪車のフロントフェンダ構造
CN108688754A (zh) 一种跨步式车辆
JP6352590B2 (ja) 鞍乗り型車両のホイール及びその周辺構造
JP6759297B2 (ja) 鞍乗り型車両のフロントフォーク
JP2017024705A (ja) 鞍乗型車両用ホイールおよび鞍乗型車両
JP6318437B2 (ja) 鞍乗り型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181127

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190919

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6605998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150