JP6104765B2 - 車両のホイール - Google Patents

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Description

本発明は、車両のホイールに関する。
近年、自動二輪車等の車輪に採用されるホイールでは、ブレーキディスクの大型化や意匠性の面から、ハブ部にブレーキディスクを支持するためのボス部を設けず、スポーク部に前記ボス部を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、スポーク部を中実に形成してその先端側の分岐部分に前記ボス部を設けている。
特開2011−213237号公報
ところで、ハブ部にボス部を設けないホイールにおいても、ホイールのさらなる軽量化が望まれている。そこで、ホイールを鋳造製としてスポーク部も中空に形成することがあるが、ボス部の分だけ中子の砂が多くなり排砂性が悪くなる。
そこで本発明は、車両のホイールにおいて、ホイールを軽量化しつつ鋳造する際の砂抜きを容易にする構成を合理的に実現することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、環状のリム部(24)と、車軸が貫通するハブ部(25)と、中空状に形成されるとともに前記リム部(24)と前記ハブ部(25)とを接続するスポーク部(26)と、を備える車両のホイール(23)であって、前記スポーク部(26)のホイール径方向中間部からホイール軸方向に延び、ブレーキディスク(21)を取り付け可能とするボス部(27)を備え、前記ボス部(27)は、前記スポーク部(26)のスポーク内中空部(26a)と連続するボス内中空部(27a)を有して形成され、前記ボス部(27)が設けられる前記スポーク部(26)の前記ボス部(27)よりもホイール径方向外側に、前記スポーク部(26)をホイール周方向で貫通する貫通開口部(37)が設けられることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記スポーク部(26)の貫通開口部(37)より前記リム部(24)側の部位が中実に形成されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記スポーク部(26)が複数設けられ、その内の前記ボス部(27)が形成されないスポーク部(26)には、ホイール周方向の一方側にのみ開口する片側開口部(39)が設けられることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記スポーク部(26)の片側開口部(39)より前記リム部(24)側の部位が中実に形成されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記ハブ部(25)は、円筒状のハブ本体(31)と、前記ハブ本体(31)の外周側に前記スポーク内中空部(26a)と連続するハブ内中空部(25a)を形成する外殻部(32)と、を有し、前記ハブ内中空部(25a)には、前記ハブ本体(31)と前記外殻部(32)とを連結するリブ(41)が設けられることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、中空のスポーク部に中空のボス部を設けて大型のブレーキディスクを軽量に取り付けることができる。また、ホイール鋳造時にボス内中空部を含んだ比較的大きな砂中子を用いても、これを崩壊した後の鋳造砂を貫通開口部から良好に排出することができる。
請求項2に記載した発明によれば、泥砂や水等の異物がスポーク部内の端部に溜まり難くし、スポーク部内の異物を貫通開口部から良好に排出することができる。
請求項3に記載した発明によれば、ボス部が形成されないスポーク部には、幅木の支持や砂抜きに必要な最小限の開口部のみを設け、ホイール全体の剛性を確保し易くすることができる。
請求項4に記載した発明によれば、泥砂や水等の異物がスポーク部内の端部に溜まり難くし、スポーク部内の異物を片側開口部から良好に排出することができる。
請求項5に記載した発明によれば、ハブ部を大径にしてその外周に複数のスポーク部を連結し易くしながら、ハブ部の軽量化を図り、かつリブによってハブ部の剛性を高めることができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の右側面図である。 上記自動二輪車の前輪の右側面図である。 上記前輪の上面図である。 図2のIV−IV断面図である。 図3のV−V断面図である。 図4のVI−VI断面図である。 上記前輪のホイールの右側面図である。 上記ホイールの断面を含む斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図1に示す自動二輪車1において、その前輪WFは左右一対の正立式のフロントフォーク7の下端部に軸支され、左右フロントフォーク7の上部はステアリングステム8を介して車体フレーム2の前端部のヘッドパイプ3に操向可能に枢支される。ステアリングステム8のトップブリッジには、前輪操向用のバーハンドル9が取り付けられる。
ヘッドパイプ3からは左右一対のメインフレーム4が下後方に延び、左右メインフレーム4の後端部には左右一対のピボットフレーム5の上端部がそれぞれ連なる。左右メインフレーム4の下方かつ左右ピボットフレーム5の前方には、自動二輪車1の原動機たる水冷四ストローク水平対向六気筒型のエンジンEが搭載される。図中符号4aは左右メインフレーム4の前端部から下方に延びてエンジンEの前端部を支持するエンジンハンガーを示す。
左右ピボットフレーム5は、後端部に後輪WRを軸支するスイングアーム(不図示)の前端部を上下揺動可能に枢支する。前記スイングアームは、例えばエンジンEから延びるドライブシャフト(不図示)を挿通し、このドライブシャフトを介してエンジンEと後輪WRとの間の動力伝達を可能とする。
左右メインフレーム4の後部及び左右ピボットフレーム5には、乗員着座用のシート12を支持するリヤフレーム6の前端部が接続される。シート12の前方には、外装部品としてのタンクカバー11が配置される。シート12の前部下方には、タンクカバー11の後部内まで延びる燃料タンク(不図示)が配置される。前記燃料タンクの前方でタンクカバー11の前部内には、エンジンEの吸気ろ過用のエアクリーナ(不図示)が配置される。
シート12の後部下方両側には、左右サドルバッグ14が配置される。シート12の前部下方両側には、左右サイドカバー15が配置される。タンクカバー11の前部下方両側には、側面視でフロントフォーク7と重なるまで前方に延出する左右フロントサイドカバー16が配置される。左右フロントサイドカバー16の内側には、左右方向(車幅方向)と略直交する厚板状のラジエータ(不図示)が配置される。ステアリングステム8には、ヘッドランプ等の周囲を覆うランプカウル17、及び運転者の前方に起立するウインドスクリーン18が支持される。
図2、図3を併せて参照し、前輪WFのホイール23の左右両側には、左右一対のブレーキディスク21が一体回転可能に支持される。左右フロントフォーク7の下部後側には、左右ブレーキディスク21をそれぞれ挟圧する左右一対のブレーキキャリパ22が固定的に支持される。これら左右ブレーキディスク21及び左右ブレーキキャリパ22により、左右一対のフロントブレーキ20が構成される。
ブレーキディスク21は、中央部が開口した円板状をなしてブレーキキャリパ22に挟圧される環状のディスク本体21aと、ディスク本体21aの内周側に突設された複数の被支持片21bと、を有する。複数の被支持片21bは、ホイール23の複数のスポーク部26に突設されたボス部27に、それぞれフローティングピン28を介して支持される。これにより、ブレーキディスク21がホイール23に直接的にフローティングマウントされる。
すなわち、ブレーキディスク21は、ホイール23のハブ部25にインナーディスクを介して支持される周知のブレーキディスク21に対し、前記インナーディスクを無くすことで、ディスク有効径を大径化しつつ軽量化を図り、かつ斬新な外観を構成する。
なお、ボス部27には、車輪速センサーのパルサーリング35の外周側の被支持片35aもフローティングピン28により支持される。
図2〜図5を参照し、前輪WFのホイール23は、タイヤTを装着する環状のリム部24と、フロントアクスル(車軸)を貫通させるハブ部25と、リム部24及びハブ部25間に渡る複数のスポーク部26と、とを一体形成したキャストホイールであり、アルミニウムあるいはアルミニウム合金等の軽合金で構成される。ホイール23は、各スポーク部26内及びハブ部25内にスポーク内中空部26a及びハブ内中空部25aをそれぞれ形成し、構造的にも軽量化を図っている。
以下、ホイール23の軸方向(車両装着状態の車幅方向)をホイール軸方向、ホイール23の径方向をホイール径方向、ホイール23の周方向をホイール周方向という。また、ホイール23の回転中心軸線を線C1、ホイール23の車両装着状態での前転方向(車両前進時の回転方向)を矢印Fでそれぞれ示す。また、ホイール23の車両装着状態かつ操舵角0度状態での軸方向中心線は車体左右中心線と一致し、この軸方向中心線を線CLで示す。
図4、図5を参照し、ハブ部25は、ホイール23の軸方向中心線CLを左右に跨いでホイール軸方向に延びる円筒状のハブ本体31と、ハブ本体31の外周側にハブ内空間部を空けて形成される外殻部32と、を有する。
ハブ本体31は、ホイール軸方向両側の端部内にホイールベアリング33を圧入し、これら両ホイールベアリング33を介してフロントアクスルに回転自在に支持される。
外殻部32は、ハブ本体31のホイール軸方向両端から軸方向中心線CLまで徐々に拡径するように形成される。外殻部32のホイール軸方向内側からは、複数のスポーク部26がホイール径方向外側に向けて先細りに延出する。
スポーク部26は、ホイール周方向で等間隔に並んで例えば10本設けられる。複数のスポーク部26の内、さらにホイール周方向で等間隔に並ぶ一部(本実施形態では1本おきに並ぶ計5本)には、その長手方向(ホイール径方向)の中間部でハブ部25寄りの部位に、ブレーキディスク21を取り付けるためのボス部27が形成される。以下、ボス部27が形成されたスポーク部26をボス有りスポーク部26b、これらを除きボス部27が形成されないスポーク部26をボス無しスポーク部26nということがある。
スポーク部26は、断面略矩形状をなし、リム部24側ほど断面形状を縮小させるように形成される。ハブ部25の外殻部32は、それぞれホイール23の軸方向中心上で鋳型の割面に沿うパーティングラインPLを頂部とした山形に形成される(図4参照)。
なお、リム部24のタイヤT内方に臨む部位の凹溝の右側には、ホイール23の重点(又は軽点)を示すマーク42が刻印される(図4参照)。通常、タイヤ交換作業はホイール23の左側を上向きにして行われるため、上記配置によればマーク42が視認し易く、このマーク42の位置にタイヤTの軽点(又は重点)を合わせ易くなる。
ボス有りスポーク部26bの長手方向中間部でリム部24寄りの部位には、この部位をホイール周方向で貫通するように、ホイール周方向両側の壁部を貫通する貫通開口部37が形成される。貫通開口部37は、ボス有りスポーク部26bのスポーク内中空部26aの末端をホイール周方向両側に開放し、鋳造後の砂抜き性を高めるとともに、スポーク内中空部26aに浸入した雨水等の排出性も高める。ボス有りスポーク部26bにおいて、貫通開口部37よりもホイール径方向外側の部位は、中空部を有さない中実部37aとされる。中実部37aのホイール軸方向両側には、「す」の発生を抑えるためのくびれ37bが形成される(図4参照)。
また、図6を併せて参照し、ボス有りスポーク部26bの長手方向中間部でボス部27と径方向位置を同一とする部位には、この部位のホイール周方向一側(例えばホイール前転方向と反対側)の側壁部に中間開口部38が形成される。中間開口部38は、ボス有りスポーク部26bの両ボス部27間をホイール周方向一側に開放し、鋳造時のガス抜き性や鋳造後の砂抜き性を高める。なお、中間開口部38をホイール周方向両側に設けてもよい。図中符号29はフローティングピン28をボス部27に締結する締結ボルト、符号28aはフローティングピン28のフランジとブレーキディスク21の外側面との間に挟まれるウェーブワッシャーをそれぞれ示す。
さらに、ボス無しスポーク部26nの長手方向中間部でリム部24寄りの部位には、この部位のホイール周方向他側(ホイール前転方向側)の側壁部に片側開口部39が形成される。片側開口部39は、ボス無しスポーク部26n内のスポーク内中空部26aの末端をホイール周方向他側に開放し、鋳造後の砂抜き性を高めるとともに、スポーク内中空部26aに浸入した雨水等の排出性も高める。ボス無しスポーク部26nにおいて、片側開口部39よりもホイール径方向外側の部位は、ボス有りスポーク部26bと同様に中実部39aとされ、かつそのホイール軸方向両側にくびれ39bが形成される。
ホイール23の各中空部25a,26a,27aは、ホイール23を金型(鋳型)により成型(鋳造)する際に砂中子を用いることで形成される。砂中子には、金型にセットするための幅木を有し、この幅木が金型の固定型及び移動型間に挟み込まれることで、砂中子が金型のキャビティ内に保持される。
砂中子は、粘結剤で覆われた鋳物砂を焼成する等により各中空部25a,26a,27aに応じた形状に造形された中子本体と、中子本体を金型のキャビティ内に保持するための幅木とを有する(何れも不図示)。砂中子は、ホイール23の鋳造後に加振等により崩壊され、幅木に対応して形成された各開口部37,38,39を砂抜き孔としてホイール23外に排出される。
ボス有りスポーク部26bの長尺のスポーク内中空部26aは、そのホイール軸方向両側のボス部27のボス内中空部27aと連通する。これら各中空部26a,27aは、比較的大きな砂中子により一体に形成されるが、このとき、砂中子から発生するガスや蒸気は、各開口部37,38から良好に排出される。
また、図7を併せて参照し、両ボス部27のホイール軸方向外側の端面27b及びネジ孔27cは、ホイール23の鋳造後の機械加工等により所定精度に形成されるが、ボス部27の末端に前記ネジ孔27c用の素孔を開けておけば、この素孔もガス抜きや砂抜きに利用できる。
図8を併せて参照し、ハブ部25のハブ内中空部25aは、スポーク部26のスポーク内中空部26aと連通する。ハブ部25のハブ内中空部25aのホイール軸方向外側であって、ホイール周方向でボス有りスポーク部26bとそのホイール前転方向側のボス無しスポーク部26nとの間には、それぞれホイール周方向と略直交する板状のリブ41が形成される。これら複数(計5つ)のリブ41により、鋳造時の湯流れが良好になるとともに、ハブ部25の剛性が高められる。
以上説明したように、上記実施形態におけるホイール23は、環状のリム部24と、車軸が貫通するハブ部25と、中空状に形成されるとともにリム部24とハブ部25とを接続するスポーク部26と、を備えるものであって、スポーク部26のホイール径方向中間部からホイール軸方向に延び、ブレーキディスク21を取り付け可能とするボス部27を備え、ボス部27は、スポーク部26のスポーク内中空部26aと連続するボス内中空部27aを有して形成され、ボス部27が設けられるスポーク部26のボス部27よりもホイール径方向外側に、スポーク部26をホイール周方向で貫通する貫通開口部37が設けられるものである。
この構成によれば、中空のスポーク部26に中空のボス部27を設けて大型のブレーキディスク21を軽量に取り付けることができる。また、ホイール23鋳造時にボス内中空部27aを含んだ比較的大きな砂中子を用いても、これを崩壊した後の鋳造砂を貫通開口部37から良好に排出することができる。
また、上記ホイール23は、ボス部27が設けられるスポーク部26のボス部27とホイール径方向位置を同一にする部位に、ホイール周方向で開口する中間開口部38が設けられることで、砂中子を崩壊した後の鋳造砂を特にその量の多いボス部27の近傍から良好に排出することができる。また、砂中子を固めるための接着剤や砂中子に含まれる湿気等が鋳造時にガス化したときのガス抜き性を良好に確保できる。
また、上記ホイール23は、ボス部27は、ホイール軸方向両側に延びるように、スポーク毎にホイール軸方向で一対設けられ、中間開口部38は、一対のボス部27の間に設けられることで、ホイール軸方向両側のボス部27の排砂性及びガス抜き性をバランス良く確保することができる。
また、上記ホイール23は、スポーク部26の貫通開口部37よりリム部24側に中実部37aが設けられることで、泥砂や水等の異物がスポーク部26内の端部に溜まり難くし、スポーク部26内の異物を貫通開口部37から良好に排出することができる。
また、上記ホイール23は、スポーク部26が複数設けられ、その内のボス部27が形成されないスポーク部26には、ホイール周方向の一方側にのみ開口する片側開口部39が設けられることで、ボス部27が形成されないスポーク部26には、幅木の支持や砂抜きに必要な最小限の開口部のみを設け、ホイール23全体の剛性を確保し易くすることができる。
また、上記ホイール23は、スポーク部26の片側開口部39よりリム部24側の部位に中実部39aが設けられることで、泥砂や水等の異物がスポーク部26内の端部に溜まり難くし、スポーク部26内の異物を片側開口部39から良好に排出することができる。
また、上記ホイール23は、ハブ部25は、円筒状のハブ本体31と、ハブ本体31の外周側にスポーク内中空部26aと連続するハブ内中空部25aを形成する外殻部32と、を有し、ハブ内中空部25aには、ハブ本体31と外殻部32とを連結するリブ41が設けられることで、ハブ部25を大径にしてその外周に複数のスポーク部26を連結し易くしながら、ハブ部25の軽量化を図り、かつリブ41によってハブ部25の剛性を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、本発明は自動二輪車等の鞍乗り型車両に好適である。前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
また、前輪ではなく後輪等の他車輪にも適用してもよい。ホイールにおける全てのスポーク部がボス有りスポーク部である構成でもよい。ボス有りスポーク部26bのボス部27とホイール径方向位置を同一にする部位、及びボス部27の少なくとも一方に、中間開口部38を設けた構成でもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(車両)
23 ホイール
24 リム部
25 ハブ部
25a ハブ内中空部
26 スポーク部
26a スポーク内中空部
27 ボス部
27a ボス内中空部
31 ハブ本体
32 外殻部
37 貫通開口部
38 中間開口部
39 片側開口部
41 リブ

Claims (5)

  1. 環状のリム部(24)と、
    車軸が貫通するハブ部(25)と、
    中空状に形成されるとともに前記リム部(24)と前記ハブ部(25)とを接続するスポーク部(26)と、を備える車両のホイール(23)であって、
    前記スポーク部(26)のホイール径方向中間部からホイール軸方向に延び、ブレーキディスク(21)を取り付け可能とするボス部(27)を備え、
    前記ボス部(27)は、前記スポーク部(26)のスポーク内中空部(26a)と連続するボス内中空部(27a)を有して形成され、
    前記ボス部(27)が設けられる前記スポーク部(26)の前記ボス部(27)よりもホイール径方向外側に、前記スポーク部(26)をホイール周方向で貫通する貫通開口部(37)が設けられることを特徴とする車両のホイール。
  2. 前記スポーク部(26)の貫通開口部(37)より前記リム部(24)側の部位が中実に形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両のホイール。
  3. 前記スポーク部(26)が複数設けられ、その内の前記ボス部(27)が形成されないスポーク部(26)には、ホイール周方向の一方側にのみ開口する片側開口部(39)が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のホイール。
  4. 前記スポーク部(26)の片側開口部(39)より前記リム部(24)側の部位が中実に形成されることを特徴とする請求項3に記載の車両のホイール。
  5. 前記ハブ部(25)は、円筒状のハブ本体(31)と、前記ハブ本体(31)の外周側に前記スポーク内中空部(26a)と連続するハブ内中空部(25a)を形成する外殻部(32)と、を有し、
    前記ハブ内中空部(25a)には、前記ハブ本体(31)と前記外殻部(32)とを連結するリブ(41)が設けられることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の車両のホイール。
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