JP2013159210A - コネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造 - Google Patents

コネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造 Download PDF

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康郎 鈴木
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Abstract

【課題】仮係止形状がなく、構造が簡単で、端子嵌合が確実に行えるコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造を提供する。
【解決手段】コネクタを備えた補機用ブラケット11の固定構造は、パネル側端子23を収容した待ち受けハウジング25が車体パネル17のパネル開口部39と天井トリム21の天井開口部47との間で取り付けられる待ち受けコネクタ19と、サンバイザ側ハウジング33にサンバイザ側端子31を収容するとともに待ち受けハウジング25の端子受入部53を貫通させ、フック79をパネル開口部39に引っ掛けて天井開口部47に挿入されて天井トリム21に取り付けられるサンバイザ側ブラケット27と、ジョイント端子35を収容した意匠カバーハウジング37がサンバイザ側ブラケット27に装着されることでジョイント端子35を介してパネル側端子23とサンバイザ側端子31を接続する意匠カバー29と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造に関する。
車室用ランプには、運転席または助手席のフロントウインドウ上端近傍に配置されるサンバイザに設けられ、夜間でもバニティーミラーを使用できるようにしたバニティーミラー用ランプが知られている(特許文献1等参照)。
例えば図9〜図11に示すものは、この種の車室用ランプに使用されるコネクタを備えた補機用ブラケット501であり、パネル503の開口部に配置された第1コネクタ505(メスコネクタ)と、補機支持部を有すると共にパネル503の開口部を覆うように、パネル503の車室内側からパネル503に固定される補機用ブラケット507と、この補機用ブラケット507に装着され、補機用ブラケット507をパネル503に固定する際の動作に伴って第1コネクタ505に嵌合接続される第2コネクタ509(オスコネクタ)と、を備えて構成される。
第1コネクタ505には、実際にコネクタの役割をする第1コネクタ本体部511が設けられ、この第1コネクタ本体部511のハウジングの内部に第1端子(オス端子)が装着されている。第2コネクタ509には、実際にコネクタの役割をする第2コネクタ本体部513が設けられ、この第2コネクタ本体部513のハウジングの内部に第2端子(メス端子)が装着されている。第1コネクタ本体部511の接続用開口は下向きに配され、第2コネクタ本体部513の接続用開口は上向きに配されている。
また、パネル503の車室内側には、パネル503の開口部に対応した開口部を有するトリム(天井トリム)515が設けられており、補機用ブラケット507は、このトリム515の車室内側に配される。
補機用ブラケット507の一端側には、パネル503の開口部の周縁に引っ掛けることができ、その引っ掛けた箇所を回動支点にして、補機用ブラケット507をパネル503に対して斜めの姿勢(図10参照)からパネル503に対して平行な姿勢(図11参照)となるまで、図10中の矢印Fのように回動できるようにする外向きL形のフック517が設けられている。また、フック517と反対側の補機用ブラケット507の他端側には、フック517をパネル503の開口部の周縁に引っ掛けて、パネル503に平行な姿勢となるまで補機用ブラケット507を回動させた状態で、パネル503に対して補機用ブラケット507を本固定するための本固定部としての取付孔519が設けられている。取付孔519は凸部521に形成されている。この取付孔519にビス523を通して、パネル側に設けたネジ孔部525にビス523を締め込むことにより、補機用ブラケット507をパネル503に本固定することができる。
この第2コネクタ509が装着された補機用ブラケット507を、開口部に第1コネクタ505が配置されたパネル503に固定する場合は、次のように作業を行う。
まず、図9に示すように、第2コネクタ509の係合ピン527(図9参照)を補機用ブラケット507の係合部529に係合させ、第2コネクタ509の係合突起531を補機用ブラケット507のロック部533の上側の係合凹部535(図10参照)に係合させ、補機用ブラケット507に対して第2コネクタ509を仮係止位置に保持する。この状態で、フック517の先端部をパネル503の開口部からパネル503の裏側まで挿入して、フック517の曲がり部の内側を、パネル503の開口部の周縁に係合させる。
次に、この状態で補機用ブラケット507を矢印Fのようにパネル側に回動させる。図11に示すように、補機用ブラケット507をパネル503に対して平行となる位置まで回動させると、第2コネクタ509の係合突起531が補機用ブラケット507のロック部533の上側の係合凹部535から外れて、下側の係合凹部537に係合し、これにより、補機用ブラケット507に対して第2コネクタ509が本係止される。
この状態で、ビス523を補機用ブラケット507の取付孔519を通して、パネル503のネジ孔部525に締め込むことで、コネクタ同士を嵌合させた状態で、補機用ブラケット507をパネル503に固定することができる。
特開2002−192949号公報
しかしながら、上述したコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造では、ビス523で補機用ブラケット507を本固定する前の段階において、補機用ブラケット507が第2コネクタ509に保持されているだけであるので、ビス止め作業中や作業前にサンバイザの重みによって、第2コネクタ509が第1コネクタ505から抜けて、補機用ブラケット507が脱落してしまうおそれがあった。従って、ビス止め作業中に常にサンバイザを手で支えていなくてはならず、作業性が悪かった。これに対し第1コネクタ505と第2コネクタ509とに仮係止形状を設ければ手による支えが不要となって作業性は改善されるが、構造が複雑となる不利がある。また、補機用ブラケット507側の第2コネクタ509は仮係止保護機能が無いと衝撃に弱い問題があり、仮係止保護機能を設ければ構造が更に複雑になる。また、補機用ブラケット507のフック517をパネル503にかけ、補機用ブラケット507を回転させながら端子が嵌合されるため、端子同士が一直線にならない状態で嵌合しようとして、端子がひろえ(嵌合状態へ誘導され)ない虞がある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、仮係止形状がなく、構造が簡単で、しかも、端子嵌合が確実に行えるコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) パネル側端子を収容した待ち受けハウジングが車体パネルのパネル開口部とトリムのトリム開口部との間で挟まれるように取り付けられる待ち受けコネクタと、補機側ハウジングに補機側端子を収容するとともに前記待ち受けハウジングの端子受入部を貫通させ、フックを前記パネル開口部に引っ掛けて前記トリム開口部に挿入されて取り付けられる補機側ブラケットと、ジョイント端子を収容した意匠カバーハウジングが前記補機側ブラケットに装着されることで前記ジョイント端子を介して前記パネル側端子と前記補機側端子を接続する意匠カバーと、を備えることを特徴とするコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造。
上記(1)の構成のコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造によれば、待ち受けコネクタが、略一致するパネル開口部とトリム開口部との間で挟まれるように取り付けられる。補機側ブラケットのフックがトリム開口部から挿入され、フックはパネル開口部の背面側で開口縁に引っ掛けられる。補機側ブラケットは、このフックを中心に回転されて補機側ハウジングをトリム開口部へ挿入するようにして車室側からトリムに取り付けられる。トリム開口部は、補機側ハウジングによって閉められ(塞がれ)る。このとき、待ち受けコネクタは、端子受入部が、閉動する補機側ハウジングのコネクタ貫通部を貫通する。補機側ハウジングを貫通した端子受入部は、補機側ハウジングの車室側面に表出する。トリムに取り付けられた補機側ハウジングの車室側面には意匠カバーが装着される。意匠カバーの意匠カバーハウジングには、ジョイント端子が収容されている。ジョイント端子は、意匠カバーハウジングが補機側ハウジングに装着されることで、対を成す電気接触部が待ち受けハウジングと補機側ハウジングに挿入され、パネル側端子と補機側端子とを電気接続する。本構成では、補機側ブラケットと意匠カバーとを別体とすることで、補機側ブラケットを先行して固定でき、待ち受けコネクタと補機側ブラケットとに仮係止形状を設ける必要がない。最後に装着する意匠カバーは、直線方向で装着できるので、回転させながらの端子嵌合と異なり、ジョイント端子はパネル側端子と補機側端子とを確実にひろえる(嵌合状態へ誘導される)。
(2) 上記(1)の構成のコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造であって、前記待ち受けハウジングと前記補機側ハウジングとには、前記待ち受けハウジングの貫通方向に延在して相互に係合する組付け案内リブと組付け案内溝とが形成されていることを特徴とするコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造。
上記(2)の構成のコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造によれば、パネル開口部とトリム開口部との間で挟まれるようにして取り付けられた待ち受けコネクタに、補機側ブラケットへの貫通方向に延在する組付け案内リブが設けられている。一方、補機側ブラケットには、組付け案内リブに係合する組付け案内溝が設けられている。補機側ブラケットがフックを中心に回転されると、待ち受けコネクタの端子受入部が補機側ブラケットのコネクタ貫通部へ挿入される。この際、待ち受けコネクタの組付け案内リブが、補機側ブラケットの組付け案内溝に係合を開始し、補機側ブラケットが定位置に固定されると同時に、組付け案内リブと組付け案内溝とによって、待ち受けコネクタと補機側ブラケットとが相対的に位置決めされる。その結果、パネル側端子と補機側端子とが高精度に位置決めされる。
(3) 上記(1)または(2)の構成のコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造であって、前記待ち受けハウジングと前記意匠カバーハウジングとには、前記意匠カバーハウジングの装着方向に延在して相互に係合するセンタリブとセンタスリットとが形成されていることを特徴とするコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造。
上記(3)の構成のコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造によれば、補機側ブラケットがトリムに固定された状態で、待ち受けコネクタは、端子受入部が補機側ブラケットのコネクタ貫通部を貫通して、補機側ブラケットの車室側面で車室側に表出した状態となっている。補機側ブラケットの車室側面に意匠カバーが装着されると、意匠カバーのセンタスリットが待ち受けコネクタのセンタリブに係合する。意匠カバーが補機側ブラケットの定位置に固定されると、待ち受けコネクタは、センタスリットに係合したセンタリブを介して補機側ブラケットに対して位置決めされる。
本発明に係るコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造によれば、仮係止形状がなく、構造が簡単で、しかも、端子嵌合が確実に行える。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造の分解斜視図である。 図1に示した待ち受けコネクタの斜視図である。 図1に示したサンバイザ側ブラケットの斜視図である。 図1に示した補機用ブラケットの固定構造を天井裏側から見た斜視図である。 (a)はサンバイザ側ブラケットが天井開口部に挿入された状態の平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)はサンバイザ側ブラケットの回転途中の側断面図、(b)はサンバイザ側ブラケットの回転終了状態の側断面図である。 (a)はサンバイザ側ブラケットが回転途中の平面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は回転が終了して組付け案内リブと組付け案内溝とによって位置決めされたサンバイザ側ブラケットの側断面図である。 (a)は意匠カバーが装着途中のサンバイザ側ブラケットの側断面図、(b)は意匠カバーが装着されて取り付けの完了したコネクタを備えた補機用ブラケットの側断面図である。 従来の補機用ブラケット斜視図である。 図9に示した補機用ブラケットをパネルに固定するときの手順説明用の最初の段階を示す側断面図である。 図9に示した補機用ブラケットをパネルにビス止めした状態を示す側断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る実施形態のコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造の分解斜視図、図2は図1に示した待ち受けコネクタの斜視図、図3は図1に示したサンバイザ側ブラケットの斜視図、図4は図1に示した補機用ブラケットの固定構造を天井裏側から見た斜視図である。
本実施形態は、本発明に係るコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造を、例えば、自動車の運転席または助手席のフロントウインドウ上端に設けられるサンバイザ(補機)を車体(パネル)に対してワンタッチで簡単且つ確実に装着固定できるように構成したコネクタを備えた補機用ブラケット(以下、単に補機用ブラケットとも称す)11の固定構造に適用したものである。
本実施形態に係るコネクタを備えた補機用ブラケット11の固定構造は、パネル側構成品13と、サンバイザ側構成品15と、に大別構成される。
パネル側構成品13は、車体パネルとしての天井部インナーパネル(以下、車体パネルと称す)17と、待ち受けコネクタ19と、天井トリム(トリム)21と、からなる。このうち待ち受けコネクタ19は、パネル側端子23と、待ち受けハウジング25と、を有する。
サンバイザ側構成品15は、サンバイザ側ブラケット(補機側ブラケット)27と、意匠カバー29と、からなる。このうち、サンバイザ側ブラケット27は、サンバイザ側端子(補機側端子)31と、サンバイザ側ハウジング(補機側ハウジング)33と、を有する。意匠カバー29は、ジョイント端子35と、意匠カバーハウジング37と、を有する。
車体パネル17には、サンバイザ側ハウジング33を挿入する略矩形状のパネル開口部39が形成される。パネル開口部39の長手方向一端側には固定ビス41の挿通する固定用孔43が形成される。固定用孔43に挿通された固定ビス41は、図示しない雌ネジ部と螺合する。パネル開口部39の長手方向一縁部には、内側に突出させた弧状凸部45が形成される。固定用孔43は、この弧状凸部45の近傍に配置される。天井トリム21にはサンバイザ側ハウジング33を挿入する天井開口部(トリム開口部)47が形成される。天井開口部47は、パネル開口部39と略同形状に形成されるが、パネル開口部39の固定用ネジ孔形成部分49に相当する部位が切り欠かれている。
図2に示すように、待ち受けコネクタ19は、待ち受けハウジング25にパネル側端子収容室51が形成され、パネル側端子収容室51にはパネル側端子23(図1参照)が装着される。パネル側端子収容室51は、車室側と天井裏側との双方に開口する。このうち、天井裏側の開口は、パネル側端子23の装着用として使用される。一方、車室側の開口は、ジョイント端子35が挿入される端子受入部53となる。なお、パネル側端子23には、図示しない車両側ワイヤハーネスのコネクタ端子が接続される。
待ち受けハウジング25の両側面のそれぞれには、天井保持部55が形成される。天井保持部55は、車体パネル17のパネル開口部39に係合するパネル側ブラケット係合部57と、天井トリム21の天井開口部47に係合する天井係合部59と、からなる。パネル側端子23を収容した待ち受けハウジング25は、天井保持部55によって、パネル開口部39と天井開口部47との間で挟まれるように取り付けられる。この際、待ち受けコネクタ19は、待ち受けハウジング25が弧状凸部45に当接して配置される。
弧状凸部45に当接する待ち受けハウジング前端面61には、センタリブ63が突設される。なお、本明細書中、補機用ブラケット11は、固定ビス側を前、後述のフック側を後ろとして説明する。センタリブ63は、意匠カバーハウジング37の装着方向(図8の矢印C方向)に延在して直線状に形成される。待ち受けハウジング25は、センタリブ63が弧状凸部45に当接して配置されることで、弧状凸部45と待ち受けハウジング前端面61との間には間隙が形成される。この間隙には、後述のセンタスリット65(図1参照)を形成された位置規制片67が挿入される。
また、それぞれの天井保持部55には、組付け案内リブ69が突設される。組付け案内リブ69は、待ち受けハウジング25に対向する天井保持部55の内壁面側に形成される。組付け案内リブ69は、待ち受けハウジング25のサンバイザ側ブラケット27への貫通方向に延在する。この組付け案内リブ69は、サンバイザ側ハウジング33に形成される後述の組付け案内溝71(図3参照)に係合する。
図3に示すように、サンバイザ側ブラケット27は、サンバイザ側ハウジング33に形成されるサンバイザ側端子収容室73にサンバイザ側端子31(図1参照)を収容する。サンバイザ側端子収容室73は、車室側と天井裏側との双方に開口する。このうち、天井裏側の開口は、サンバイザ側端子31の装着用として使用される。一方、車室側の開口は、ジョイント端子35の挿入されるサンバイザ側端子受入部75(図8参照)となる。なお、サンバイザ側端子31には、図示しないバニティーミラー用ランプに接続された電線が接続される。
サンバイザ側ハウジング33には、サンバイザ側端子収容室73の前方に固定ビス挿通部77が形成される。サンバイザ側ハウジング33には、サンバイザ側端子収容室73を挟んで固定ビス挿通部77の反対側にフック79が形成される。フック79は、基端がサンバイザ側ハウジング33に接続されて先端が外側に突出する逆J字状に形成される。フック79は、天井開口部47及びパネル開口部39に挿入されてパネル開口部39の背面側で開口縁に引っ掛けられる。フック79は、引っ掛けた箇所を回動支点にして、サンバイザ側ブラケット27を天井トリム21に対して斜めの姿勢(図5(b)参照)から天井トリム21に対して平行な姿勢(図6(b)参照)となるまで、図中矢印Dのように回動できるようにする。
サンバイザ側ブラケット27は、サンバイザ側端子収容室73にサンバイザ側端子31を収容するとともに、待ち受けハウジング25の端子受入部53を貫通させ、フック79をパネル開口部39に引っ掛けて天井開口部47に挿入されて取り付けられる。
サンバイザ側ハウジング33には、サンバイザ側端子収容室73と固定ビス挿通部77との間に、一対の平行な組付け案内片81が立設される。それぞれの組付け案内片81には、上述の組付け案内溝71が形成される。組付け案内溝71は、待ち受けハウジング25のサンバイザ側ブラケット27への貫通方向に延在する。この組付け案内溝71は、上述した待ち受けコネクタ19の組付け案内リブ69に係合する。即ち、待ち受けハウジング25とサンバイザ側ハウジング33とには、待ち受けハウジング25の貫通方向に延在して相互に係合する組付け案内リブ69と組付け案内溝71とが形成されている。組付け案内片81には、組付け案内溝71へ組付け案内リブ69を誘導するV字状の案内用テーパ部83を形成することが好ましい。
意匠カバー29は、意匠カバーハウジング37にジョイント端子35を収容するジョイント端子収容室85が形成される。ジョイント端子収容室85は、サンバイザ側ブラケット27に対向する側のみがジョイント端子装着用開口部87となって開口する。ジョイント端子収容室85には、U字状のジョイント端子35が装着される。ジョイント端子35は、両端の電気接触部89を嵌合方向後方に向けて嵌合される。つまり、ジョイント端子装着用開口部87から装着されたジョイント端子35は、ジョイント端子収容室85内で両端の電気接触部89が起立する。この起立する一対の電気接触部89は、一方がパネル側端子23に接続され、他方がサンバイザ側端子31に接続される。即ち、ジョイント端子35を収容した意匠カバーハウジング37は、サンバイザ側ブラケット27に装着されることで、ジョイント端子35を介してパネル側端子23とサンバイザ側端子31を電気接続する。
意匠カバーハウジング37には、ジョイント端子収容室85の前方に位置規制片67が立設されている。位置規制片67には、上述した待ち受けコネクタ19のセンタリブ63が係合するセンタスリット65が形成される。即ち、待ち受けハウジング25と意匠カバーハウジング37とには、意匠カバーハウジング37の装着方向に延在して相互に係合するセンタリブ63とセンタスリット65とが形成されている。
このように、本実施形態に係る補機用ブラケット11の固定構造は、パネル開口部39と天井開口部47とに配置された待ち受けコネクタ19を有すると共に、天井開口部47を覆うように車室側から車体パネル17に固定されるサンバイザ側ブラケット27と、このサンバイザ側ブラケット27に装着され、待ち受けコネクタ19のパネル側端子23とサンバイザ側端子31とをジョイント端子35を介して接続する意匠カバー29と、を備えて構成される。
次に、上記構成を有する補機用ブラケット11の固定構造の作用を説明する。
図5に示すように、本実施形態に係る補機用ブラケット11の固定構造では、待ち受けコネクタ19が、略一致するパネル開口部39と天井開口部47との間で挟まれるように取り付けられる。サンバイザ側ブラケット27のフック79が天井開口部47から挿入され、フック79はパネル開口部39の背面側で開口縁に引っ掛けられる(図5(b)参照)。サンバイザ側ブラケット27は、図5(b)及び図6(a)に示すように、このフック79を中心に矢印D方向に回転されてサンバイザ側ハウジング33を天井開口部47へ挿入するようにして車室側から天井トリム21に取り付けられる。
天井開口部47は、サンバイザ側ハウジング33によって閉められ(塞がれ)る。このとき、待ち受けコネクタ19は、端子受入部53が、閉動するサンバイザ側ハウジング33のコネクタ貫通部91(図3参照)を貫通する。サンバイザ側ハウジング33を貫通した端子受入部53は、サンバイザ側ハウジング33の車室側面93に表出する。
図8に示すように、天井トリム21に取り付けられたサンバイザ側ハウジング33の車室側面93には、意匠カバー29が装着される。意匠カバー29の意匠カバーハウジング37には、U字状のジョイント端子35が収容されている。ジョイント端子35は、意匠カバーハウジング37がサンバイザ側ハウジング33に装着されることで、対を成すU字状両端側の電気接触部89が待ち受けハウジング25とサンバイザ側ハウジング33に挿入され、パネル側端子23とサンバイザ側端子31とを電気接続する。
本実施形態では、サンバイザ側ブラケット27と意匠カバー29とを別体とすることで、サンバイザ側ブラケット27を先行して固定でき、待ち受けコネクタ19とサンバイザ側ブラケット27とに仮係止形状を設ける必要がない。最後に装着する意匠カバー29は、直線方向で装着できるので、回転させながらの端子嵌合と異なり、ジョイント端子35はパネル側端子23とサンバイザ側端子31とを確実にひろえる(嵌合状態へ誘導される)。
また、本実施形態の補機用ブラケット11の固定構造では、図7に示すように、パネル開口部39と天井トリム21の天井開口部47との間で挟まれるようにして取り付けられた待ち受けコネクタ19に、サンバイザ側ブラケット27への貫通方向に延在する組付け案内リブ69が設けられている。一方、サンバイザ側ブラケット27には、組付け案内リブ69に係合する組付け案内溝71が設けられている。
サンバイザ側ブラケット27がフック79を中心に回転されると、待ち受けコネクタ19の端子受入部53がサンバイザ側ブラケット27のコネクタ貫通部91へ挿入される。この際、待ち受けコネクタ19の組付け案内リブ69が、サンバイザ側ブラケット27の組付け案内溝71に係合を開始し、サンバイザ側ブラケット27が定位置に固定されると同時に、図7(c)に示すように、組付け案内リブ69と組付け案内溝71とによって、待ち受けコネクタ19とサンバイザ側ブラケット27とが相対的に位置決めされる。つまり、待ち受けコネクタ19の位置が修正できる。その結果、パネル側端子23とサンバイザ側端子31とが高精度に位置決めされる。
また、補機用ブラケット11の固定構造では、サンバイザ側ブラケット27が天井トリム21に固定された状態で、待ち受けコネクタ19は、端子受入部53がサンバイザ側ブラケット27のコネクタ貫通部91を貫通して、サンバイザ側ブラケット27の車室側面93で車室側に表出した状態となっている。
サンバイザ側ブラケット27の車室側面93に意匠カバー29が装着されると、意匠カバー29のセンタスリット65が待ち受けコネクタ19のセンタリブ63に係合する。意匠カバー29がサンバイザ側ブラケット27の定位置に固定されると、待ち受けコネクタ19は、センタスリット65に係合したセンタリブ63を介してサンバイザ側ブラケット27に対して位置決めされる。つまり、待ち受けコネクタ19の位置が修正できる。なお、この位置決め方向は、上述の組付け案内リブ69と組付け案内溝71とによる位置決め方向と直交方向となる。その結果、パネル側端子23とサンバイザ側端子31とは、より高精度に位置決めされ、ジョイント端子35のスムースな挿入、嵌合が可能となる。
パネル側端子23とサンバイザ側端子31とが、ジョイント端子35により確実にひろわれることになる位置修正の過程を更に説明すれば、待ち受けコネクタ19は、位置決めを可能とする程度可動自在に、車体パネル17と天井トリム21とに取り付けられている。そこへサンバイザ側ブラケット27が固定されると、組付け案内リブ69と組付け案内溝71とによって待ち受けコネクタ19とサンバイザ側ブラケット27との相対位置が一方向を除いて位置決めされる。即ち、この状態で、待ち受けコネクタ19は一方向へは可動とされる。そこへ意匠カバー29がサンバイザ側ブラケット27に装着されると、ジョイント端子35とサンバイザ側端子31とは、意匠カバー29とサンバイザ側ブラケット27との装着構造により位置決めされて嵌合される。一方、サンバイザ側ブラケット27と位置決めされた意匠カバー29は、センタリブ63とセンタスリット65とによって上記一方向の移動を規制して所定位置に待ち受けコネクタ19を位置決めする。その結果、サンバイザ側ブラケット27と、意匠カバー29と、待ち受けコネクタ19の全てが位置決めされ、ジョイント端子35がスムースに挿入、嵌合されることになる。
従って、本実施形態に係るコネクタを備えた補機用ブラケット11の固定構造によれば、仮係止形状がなく、構造が簡単で、しかも、端子嵌合が確実に行える。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態においては、補機であるバニティーミラー用ランプを備えたサンバイザを車体パネルに装着固定できるように構成したコネクタを備えた補機用ブラケット11を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の補機を車体パネルに装着固定できるように構成したコネクタを備えた補機用ブラケットに応用できることは勿論である。
11…コネクタを備えた補機用ブラケット
17…車体パネル
19…待ち受けコネクタ
21…天井トリム(トリム)
23…パネル側端子
25…待ち受けハウジング
27…サンバイザ側ブラケット(補機側ブラケット)
29…意匠カバー
31…サンバイザ側端子(補機側端子)
33…サンバイザ側ハウジング(補機側ハウジング)
35…ジョイント端子
37…意匠カバーハウジング
39…パネル開口部
47…天井開口部(トリム開口部)
53…端子受入部
63…センタリブ
65…センタスリット
69…組付け案内リブ
71…組付け案内溝
79…フック

Claims (3)

  1. パネル側端子を収容した待ち受けハウジングが車体パネルのパネル開口部とトリムのトリム開口部との間で挟まれるように取り付けられる待ち受けコネクタと、
    補機側ハウジングに補機側端子を収容するとともに前記待ち受けハウジングの端子受入部を貫通させ、フックを前記パネル開口部に引っ掛けて前記トリム開口部に挿入されて取り付けられる補機側ブラケットと、
    ジョイント端子を収容した意匠カバーハウジングが前記補機側ブラケットに装着されることで前記ジョイント端子を介して前記パネル側端子と前記補機側端子を接続する意匠カバーと、
    を備えることを特徴とするコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造。
  2. 前記待ち受けハウジングと前記補機側ハウジングとには前記待ち受けハウジングの貫通方向に延在して相互に係合する組付け案内リブと組付け案内溝とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造。
  3. 前記待ち受けハウジングと前記意匠カバーハウジングとには前記意匠カバーハウジングの装着方向に延在して相互に係合するセンタリブとセンタスリットとが形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタを備えた補機用ブラケットの固定構造。
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