JP2013158605A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
本発明は,着用者の腰周りに隙間を生じさせることがなく,かつ,着用者の腰周りの締め付けを軽減した着用感の優れた使い捨ておむつを提供することを解決課題とする。
【解決手段】
本発明は,フロントパッチをフック材で形成し,後身頃の左右の両縁端部から延出した止着部をフック材と係合可能な繊維を含有する不織布で形成することで,着用時の安全性に優れた使い捨ておむつ得ることができるという知見に基づくものである。
本発明に係る使い捨ておむつの止着部は,後身頃をフック材と係合可能な繊維を含有する不織布で形成される。このため,使い捨ておむつを着用者の腰周りにしっかりと固定しても,使い捨ておむつの着用感を損なうことがない。
【選択図】図1
Description
具体的に,本発明は,以下の構成を有する。
また,上記構成とすることで,止着部11をフロントパッチにしっかりと取り付けた場合であっても,着用者の着用感を損なうことがない。
また,本明細書において,「A〜B」とは,A以上B以下であることを意味する。
図1は,使い捨ておむつの例を示す斜視図であり,前身頃2の外表面に取り付けられたフロントパッチ21が見えるように,前身頃2を折り返した状態を描画したものである。図2は,使い捨ておむつの例を示す展開図であり,使い捨ておむつを,装着時において着用者の肌に当接しない面(肌非当接面)側から見た状態を示している。
図1及び図2に示されるように,本発明の使い捨ておむつ100は,装着時に着用者の背部を覆う後身頃1,着用者の腹部を覆う前身頃2,及び着用者の股下にあてがわれる股下部3の各部から構成される。
尚,図1〜図5では,フロントパッチ21が他の部位と区別されやすいように,フロントパッチ21に点掛け模様を付して示している。
以下,本発明に係るテープ型使い捨ておむつの各部の構成について説明する。
フロントパッチ21は,後身頃1の左右の止着部11を,前身頃2に止め付けて保持するための部材である。フロントパッチ21は,前身頃2の外表面(肌非当接面側)に取り付けられており,ベースシートと,該ベースシート上に設けられるフック材22から形成される。
本明細書において,「止着部」とは,図1に示す領域11のように,後身頃1の左右の側縁から外側に張り出したシート部分を意味するものとする。止着部11は,後身頃1の左右両方向に延出したサイドフラップに延設されても良い。ここで,「サイドフラップ」とは,股下部3の左右方向の幅よりも左右に延出した後身頃1のことをいう。
後身頃1の止着部11の肌当接面側の面は,フロントパッチ21のフック材22と係合する。これにより,使い捨ておむつの後身頃1の止着部11を前身頃2に止め付けて保持することが可能となる。
止着部11と後身頃1を一体成型する場合は,1枚の不織布を止着部11と後身頃1を合わせた形状となるように裁断すれば良い。この場合,後身頃1に止着部11を別途接合する工程を設ける必要がなくなるため,製造工程が簡略化され,製造コストを抑制することができる。
また,止着部11の上下方向の長さと,後見頃の上下方向の長さは同一とすることで,止着部11と後身頃1を一体成型する場合に用いる裁断刃の形状を単純化できる利点がある。裁断刃の形状を単純化することで,裁断のスピードを上げることができ,製造効率が良くなる。また,裁断時に生じる布カスなどの処理をする必要もなくなるため,製造時のトラブルを減らすことができる。
また,止着部11の形状は図示されたものに限定されない。止着部11の形状は,例えば,四角形,楕円形,三角形,又は各辺が波形状であっても良い。
尚,伸縮可能なとは,不織布に引っ張り力を与えていない時の左右方向の長さを1とした場合,不織布に引っ張り力を与えた場合の左右方向の長さが1.1〜5となることをいう。
本発明に係る使い捨ておむつにおいては,脚部周りギャザー37や,腰周りギャザー38,及び,止着部ギャザー39を形成することが好ましい。
また,腰周りギャザー38と止着部ギャザー39を一連のものとして形成することができるため,ギャザーを形成する製造工程を簡略化することができる。これにより,使い捨ておむつの製造コストを抑えることができる。
また,腰周りの広範囲にわたって,一連のギャザーが形成されることで,使い捨ておむつのフット感がより向上する。
本発明に係る使い捨ておむつにおいては,さらに立体ギャザー35を設けることが好ましい。
吸収体31は,着用者の尿を吸収し保持するための部材である。吸収体31は,着用者の尿や体液を吸収し保持ために,吸収性材料によって構成される。吸収性材料としては,例えば,フラッフパルプ,高吸水性ポリマー(Super Absorbent Polymer;「SAP」),親水性シート等を採用することができる。フラッフパルプの例は,木材パルプや非木材パルプを綿状に解繊したものである。高吸水性ポリマーの例は,ポリアクリル酸ナトリウムである。親水性シートとしては,例えば,ティシュ,吸収紙,親水化処理を行った不織布を用いることができる。
トップシート32は,吸収体31の肌当接面側を被覆するように配置される液透過性のシートである。トップシート32は,尿などの液体を,その下面側に配置された吸収体31に浸透させる。
ドフラップの部分に配置されるシートを組み合わせた構成であってもよい。
バックシート33は,吸収体31を肌非当接面側から被覆するように配置される液不透過性のシートである。バックシート33は,吸収体31により保持されている液体が,おむつ外部に漏洩してしまうことを防止する。
2 前身頃
3 股下部
4 端縁領域
11 止着部
21 フロントパッチ
22 フック材
31 吸収体
32 トップシート
33 バックシート
34 サイドシート
35 立体ギャザー
36 カバーシート
37 脚部周りギャザー
38 腰周りギャザー
39 止着部ギャザー
41 立体ギャザー伸縮材
42 脚部周り伸縮材
43 腰周り伸縮材
44 止着部伸縮材
100 使い捨ておむつ
Claims (4)
- 後身頃(1),前身頃(2),及び前記後身頃(1)と前記前身頃(2)の間に位置する股下部(3)から構成され,
前記前身頃(2)に,前記後身頃(1)の左右の両縁端部から延出した止着部(11)を止め付けるためのフロントパッチ(21)が設けられた使い捨ておむつにおいて,
前記フロントパッチ(21)は,フック材(22)から形成され,
前記止着部(11)の肌当接面側の面は,前記フロントパッチ(21)のフック材(22)と係合可能な繊維を含有する不織布から形成される,
使い捨ておむつ。
- 前記止着部(11)は,少なくとも左右方向に伸縮可能である,
請求項1に記載の使い捨ておむつ。
- 前記後身頃(1)及び前記後身頃(1)の左右の両縁端部から延出した前記止着部(11)には,前記後身頃(1)及び前記止着部(11)を左右方向に横切る一連の端縁領域(4)が形成され,
前記端縁領域(4)の左右の端部にかけて1又は複数の腰周り伸縮材(43)が配置される,請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
- 前記フロントパッチ(21)の面積Rと,前記後身頃(1)左右の両縁端部から延出した一方の止着部(11)の面積Sとの面積比S/Rが0.4以上1.5以下である
請求項1から3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012025143A JP2013158605A (ja) | 2012-02-08 | 2012-02-08 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012025143A JP2013158605A (ja) | 2012-02-08 | 2012-02-08 | 使い捨ておむつ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2013158605A true JP2013158605A (ja) | 2013-08-19 |
Family
ID=49171346
Family Applications (1)
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JP2012025143A Pending JP2013158605A (ja) | 2012-02-08 | 2012-02-08 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013158605A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2012
- 2012-02-08 JP JP2012025143A patent/JP2013158605A/ja active Pending
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