JP2013158313A - 麺生地圧延装置 - Google Patents

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薫 藤井
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Abstract

【課題】麺生地の圧延に際して麺生地に過大な荷重が作用するのを未然に防止して、麺生地の独特のコシが損なわれない麺生地圧延装置を提供すること。
【解決手段】両圧延ローラ(4,5)が互いに接近・離反可能にフレーム(部品取付フレーム1)に保持され、両圧延ローラ(4,5)の一方を他方に対して一定周期で進退振動させる進退振動駆動手段(ローラ振動装置70)が設けられていると共に、両圧延ローラ(4,5)間に加わる所定値以上の荷重を吸収させる過大荷重吸収手段(過大荷重吸収装置30)が両圧延ローラ(4,5)の少なくとも一方に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一対のロール間で麺生地を圧延する麺生地圧延装置に関するものである。
従来より麺生地圧延装置では、間隙を持って平行に配設された上圧延ロールと下圧延ロールとの間に麺生地を通して、これら両圧延ロールを互いに反対方向に回転させながら麺生地を送りながら圧延するようにしているのが一般的である。
このような麺生地圧延装置としては、上下圧延ロールに対して下圧延ロール内を偏心回転させ、両ロール間に間隙の大小を繰り返させ、上下に振動させるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照。)
このような麺生地圧延装置では、下圧延ロールを回転に伴い偏心部により上下に振動させて、上圧延ロールと下圧延ロールとの間隔を回転に伴い変化させることで、麺生地がスムーズに圧延されると共に、麺生地のグルテン組織を結合させて、麺生地に独特のコシが与えられる。
特開2003−61561号公報
しかしながら、上述した麺生地圧延装置では、上圧延ロールと下圧延ロールとの間隔が回転に伴い偏心部の偏芯量に応じて単に変化するのみであるので、上圧延ロールと下圧延ロールとの間を通過する麺生地の厚さや硬さが変化したときや圧延ロールの周速が変化したときに、麺生地に両圧延ロールから麺生地に加わる加重が変化していた。この変化により圧延ロールから麺生地に加わる加重が麺生地のグルテン組織を破壊する荷重値を超えることもある。この場合には麺生地の独特のコシが損なわれる虞があった。
そこで、この発明は、麺生地の圧延に際して麺生地に過大な荷重が作用するのを未然に防止して、麺生地の独特のコシが損なわれない麺生地圧延装置を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、駆動手段により一方向に回転駆動される上圧延ローラと、前記上圧延ローラの下方に平行に配設され且つ回転駆動手段により前記上圧延ローラとは反対方向に回転駆動される下圧延ローラとを備え、前記両圧延ローラを前記回転駆動手段により回転駆動させて、麺生地を前記上圧延ローラと下圧延ローラとの間を通過させるて、前記麺生地を圧延する麺生地圧延装置において、前記両圧延ローラが互いに接近・離反可能にフレームに保持され、前記両圧延ローラの一方を他方に対して一定周期で進退振動させる進退振動駆動手段が設けられていると共に、前記両圧延ローラ間に加わる所定値以上の荷重を吸収させる過大荷重吸収手段が前記両圧延ローラの少なくとも一方に設けられていることを特徴としている。
この構成によれば、麺生地の圧延に際して麺生地に過大な荷重が作用するのを未然に防止して、麺生地の独特のコシが損なわれるのを防止できる。
この発明に係る麺生地圧延装置の右側面図である。 この発明に係る麺生地圧延装置の左側面図である。 麺生地圧延装置のローラ支持プレートを説明するために、図1Aのカム回転操作レバー及びラチェット部材を取り外した状態の左側面図である。 図1Aのカム回転操作レバー及びラチェット部材の拡大説明図である。 図1CのA−A線に沿う断面図である。 図1に示した麺生地圧延装置から一部を取り除いたの側面図である。 図2のスプロケットを取り外した状態の側板の説明図である。 麺生地圧延装置の左側の側板を説明するために、図1から上下ローラ支持プレート及びカム回転操作レバーを取り外して示した麺生地圧延装置の左側面図である。 図1の上ローラ支持プレートの支持部のB1−B1線に沿う断面図である。 図1の下ローラ支持プレートの支持部ののB2−B2線に沿う断面図である。 図3のB3−B3線に沿う断面図である。 図1のモータ取付板とモータとの関係を示す部分平面図である。 図1のモータ取付板とこれに取り付けられた従動スプロケットの関係を示す部分平面図である。 図1AのB4−B4線に沿う断面図である。 この発明に係る麺生地圧延装置の変形例を示す部品配置説明図である。 図8のA3−A3線に沿う断面図である。 この発明に係る麺生地圧延装置の他の変形例を示す部品配置説明図である。 図10に示した麺生地圧延装置の制御回路図である。 図10に示した麺生地圧延装置の変形例を示す制御回路図である。 図12に示した制御回路の他の変形例を示す制御回路図である。
以下、本発明の実施例に係る麺生地圧延装置を図面に従って説明する。
[構成]
図1〜図3において、1は麺生地圧延装置の部品取付フレーム(部品取付枠)である。この部品取付フレーム1は、フレーム本体2と、フレーム本体2の後縁部上に設けられたモータ取付板3を有する。
フレーム本体2は、図4,図5,図5Aに示したように、左右に間隔をおいて互いに平行に配設した一対の側板2a,2bを有する。そして、モータ取付板3は、左右および上下に延びていて、両側部が側板2a,2bの後縁部上に一体に設けられている。
この側板2a,2b間には、図4,図5,図5Aに示したように、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5が上下に間隔をおいて配設されている。この上圧延ローラ4は上ローラ支持機構4aを介して側板2a,2bに取り付けられ、下圧延ローラ5は下ローラ支持機構5aを介して側板2a,2bに取り付けられている。
<上ローラ支持機構4a>
この上ローラ支持機構4aは、図4に示したように、対向した側壁2a,2bの各々側で互いに平行に配設された一対の上ローラ支持プレート(上ローラ支持部材)6,7と、上ローラ支持プレート6,7の後縁部(一端部、基端部)6a,7aに固定された上プレート回動軸(上回動支持軸)8と、上プレート回動軸8を側板2a,2bに回転自在に取り付けている軸受9,10を有する。そして、この上ローラ支持プレート6,7間には上圧延ローラ4が配設されている。
(上回転軸上下移動許容孔14)
また、上ローラ支持機構4aは、上圧延ローラ4が同軸に固定された上ローラ回転軸11および軸受12,13を介して上ローラ支持プレート6,7に回転自在に保持されている。この上ローラ回転軸11の一端部11aは、図3,図3A,図4のように側板2a,2bに設けた上回転軸上下移動許容孔(長孔)14,14を介して、図4に示したように側板2a,2bの外側方に突出している。この上回転軸上下移動許容孔14は、図3に示したように上下に延びている。しかも、この上回転軸上下移動許容孔14は、上ローラ支持プレート6,7が上プレート回動軸8を中心に上下に回動して、上ローラ回転軸11が上プレート回動軸8を中心に上下に円弧回動したとき、上プレート回動軸8の上下への円弧回動を許容するようになっている。
この円弧回動を許容するために上回転軸上下移動許容孔14を円弧状に形成できる。
<下ローラ支持機構5a>
この下ローラ支持機構5aは、図5に示したように、対向した側壁2a,2bの各々側で互いに平行に配設された一対の下ローラ支持プレート(下ローラ支持部材)15,16と、下ローラ支持プレート15,16の後縁部(一端部)15a,16aを連結して一定間隔に保持しているプレート連結軸(上下振動軸、上下回動軸)17を有する。
プレート連結軸17の両端部は、図3,図3A,図5に示したように側板2a,2bに設けた連結軸上下回動許容孔(長孔)18,18を貫通して、側板2a,2bの外側方に突出している。この連結軸上下回動許容孔18は、図3に示したように上下に延びている。尚、プレート連結軸17の上下への円弧回動を許容するために連結軸上下回動許容孔(長孔)18を円弧状に形成できる。
また、下ローラ支持機構5aは、図3,図5に示したように、下ローラ支持プレート15,16の後縁部近傍の部分に形成した移動規制孔(長孔)20,20を有する。この移動規制孔20,20は、図3に示したように上下に延びている。更に、下ローラ支持機構5aは、図5に示したように、移動規制孔20,20を貫通し且つ側板2a,2bに両端部が固定された移動規制ピン(移動規制軸)21と、移動規制ピン21の両端部が貫通し且つ下ローラ支持プレート15と側板2aとの間および下ローラ支持プレート16と側板2bとの間に介装されたスペーサ22,22を有する。
この移動規制孔20は、図3に示したように上下に延びていて、下ローラ支持プレート15,16の後縁部が上下に円弧回動する際、下ローラ支持プレート15,16の後縁部近傍の部分が上下へ円弧回動するのを許容するようになっている。しかも、この移動規制孔20と移動規制ピン21は、下ローラ支持プレート15,16の前後方向の中間部が前後方向へ移動するのを規制する移動規制装置(移動規制手段)23を構成している。
尚、下ローラ支持プレート15,16の後縁部近傍の部分の上下への円弧回動を許容するために移動規制孔20,20を円弧状に形成できる。
下ローラ支持プレート15,16間には下圧延ローラ5が配設されている。また、下ローラ支持機構5aは、下圧延ローラ5が同軸に固定された下ローラ回転軸24と、下ローラ回転軸24を下ローラ支持プレート15,16に回転自在に保持している軸受25,26を有する。この下ローラ回転軸24は、図3,図5のように側板2bに設けた下回転軸上下移動許容孔(長孔)27を介して側板2bの外側方に突出している。この下回転軸上下移動許容孔27は、図3に示したように上下に延びている。しかも、この下回転軸上下移動許容孔27は、下ローラ支持プレート15,16が上下に回動して、下ローラ回転軸24が上下に円弧回動したとき、下ローラ回転軸24の上下への円弧回動を許容するようになっている。この円弧回動を許容するために下回転軸上下移動許容孔27を円弧状に形成できる。
<過大荷重吸収装置(過大荷重吸収手段)30>
図1Aの上ローラ支持プレート6と側板2aとの間および図1の上ローラ支持プレート7と側板2bとの間には過大荷重吸収装置30がそれぞれ介装されている。
この上ローラ支持プレート7は、上下方向幅が他の部分よりも十分小さく形成され且つ下縁側に沿う自由端部(他端部、前端部)7bが設けられている。
上ローラ支持プレート6と側板2aとの間に配設された左側の過大荷重吸収装置30は、上ローラ支持プレート6の自由端部6bに一体に設けられ可動バネ受け32と、可動バネ受け32の下方に位置させて側板2aに固定されたブラケット33Aを有する。また、上ローラ支持プレート7と側板2bとの間に配設された右側の過大荷重吸収装置30は、上ローラ支持プレート7の自由端部7bに一体に設けられた可動バネ受け32と、可動バネ受け32の下方に位置させて側板2bに固定されたブラケット33を有する。尚、ブラケット33Aは、図1Dに示したように、水平板部33a及び水平板部33aの先端から下方に一体に延設された歯取付板部33bを有する。
更に、図1A,図1の左右の過大荷重吸収装置30,30は、ブラケット33A,33の水平板部33a,33aに下方から螺着され且つ先端部が水平板部33aの上方に突出させられた回動規制ボルト(ストッパ))34と、水平板部33aの下側で回動規制ボルト34に螺着され且つ水平板部33aに当接する締付ナット35を有する。
この回動規制ボルト34は、締付ナット35を緩めて回動規制ボルト34を回転操作することにより、先端の位置(高さ)を調整できるようになっている。そして、この回動規制ボルト34の上端である先端に可動バネ受け32が当接させられている。
更に、図1A,図1の過大荷重吸収装置30は、可動バネ受け32の上方に位置させて側板2bに一体に設けられた取付板部36と、取付板部36に上下に向けて螺着された六角穴付きの調整ボルト37と、調整ボルト37に螺着され且つ取付板部36の下面に当接する締付ナット38と、調整ボルト37の下端部に設けられた固定バネ受け39と、可動バネ受け32と固定バネ受け39との間に介装されたコイルスプリング(付勢手段)40を有する。
このコイルスプリング40により、可動バネ受け32は回動規制ボルト34の上端に押し付けられている。尚、締付ナット38を緩めた状態で、調整ボルト37を回転操作して調整ボルト37を軸線方向に移動(上下動)させることにより、固定バネ受け39の上下方向への位置(高さ)を上下に移動調整することができる。この移動調整により、コイルスプリング40による可動バネ受け32の回動規制ボルト34への押し付け力を調整できる。
<ローラ間隔調整装置(ローラ間隔調整手段)41>
下ローラ支持機構5aの下ローラ支持プレート15,16は、上下方向幅が他の部分よりも十分に狭く形成され且つ上縁側に沿う爪状の自由端部(他端部、前端部)15b,16bを有する。
また、側板2a,2bには、図1Aの下ローラ支持プレート15の自由端部15b及び図1の下ローラ支持プレート16の自由端部16bを上下方向へ同時に調整して、上圧延ローラ4に対して下圧延ローラ5の上下方向への初期位置を調整させるローラ間隔調整装置41が図7Aに示したように取り付けられている。
ローラ間隔調整装置41は、図7Aに示したように、側板2a,2bを貫通するカム軸42と、側板2aの外面側に位置させてカム軸42を軸線回りに回転(回動)調整させるカム回転調整機構43と、側板2a,2bの外側に位置させてカム軸42と一体に設けられたカム44,44を有する。このカム44,44は図1A,図1に示したようにR状に湾曲するカム面44a,44aを有し、このカム面44a,44aには図1A,図1に示したように下ローラ支持プレート15,16の自由端部15b,16bの下面が下圧延ローラ5及び下ローラ支持プレート15,16の自重によりそれぞれ当接させられている。
カム回転調整機構43は、図1Dに示すようにカム軸42に一体に取り付けられた取付板43aと、取付板43aに一体に設けられ且つ上下に延びる筒状の操作レバー43bと、操作レバー43bの上端部に操作レバー43bに対して垂直に固定された軸状の固定握り部43cを有する。この筒状の操作レバー43bには側板2a側に向けて開口し且つ上下に延びるスリット43sが形成されている。軸状の固定握り部43cは、スリット43sが開口する方向に延設されている。
また、カム回転調整機構43は、筒状の操作レバー43b内に上下動可能に嵌合配設された係合軸(係合部材)43dと、係合軸43dの上端部にスリット43sを介して固定された可動握り部43eを有する。この係合軸43dの下端部には先端を鋭角に形成した係合部43d1が設けられている。
更に、カム回転調整機構43は、図1A,図1Dに示したように、ブラケット33Aの歯取付板部33bに取り付けた鋸歯状のラチェット部材45を有する。そして、このラチェット部材45のラチェット歯間に係合軸43dの下端部の係合部43d1が係合軸43d及び可動握り部43eの自重により係合させられている。
<ローラ駆動装置(ローラ駆動機構)50>
50は、上圧延ローラ4および下圧延ローラ5を回転駆動するローラ駆動装置である。
このローラ駆動装置50は、図1,図6に示すように側板2b側に位置させてモータ取付板3に固定されたローラ回転駆動用のモータ51をローラ駆動手段として有する。また、ローラ駆動装置50は、モータ51の回転を上圧延ローラ4および下圧延ローラ5に伝達する動力伝達機構52を有する。
この動力伝達機構52は、図1に示したようにモータ51の出力軸51aに取り付けられた駆動スプロケット52aと、側板2bの外側面の中央上縁部に回転自在に取り付けられたアイドルスプロケット53と、側板2bの外側面の後側下部に回転自在に取り付けられたアイドルスプロケット54を有する。
また、動力伝達機構52は、上ローラ回転軸11に取り付けられた上従動スプロケット55と、下ローラ回転軸24に取り付けられた下従動スプロケット56を有する。更に、動力伝達機構52は、駆動スプロケット52a,アイドルスプロケット53,54,上従動スプロケット55と下従動スプロケット56に掛け渡された駆動チェーン57を有する。尚、駆動チェーン57は、上従動スプロケット55と下ローラ回転軸24との間を通過移動するように配設されていて、上従動スプロケット55を矢印A1で示したように反時計回り方向に回転駆動し、下従動スプロケット56を矢印A2で示したように時計回り方向に回転駆動するようになっている。これにより、上従動スプロケット55と下従動スプロケット56は互いに反対方向に回転駆動される。
しかも、動力伝達機構52は、側板2bの外側面側で後側に配設された上下に延びるテンションアーム58と、テンションアーム58の上端部と一体に設けられてテンションアーム58を前後回動可能に側板2bに取り付けている支持軸59と、テンションアーム58が前側に回動するように支持軸59を回転付勢している渦巻きバネやトーションスプリング等の回動付勢手段60と、テンションアーム58の下端部に回転自在に保持されたテンションローラ61を有する。このテンションローラ61は、駆動チェーン57に外側から弾接して、駆動チェーン57の弛みをなくすようにしている。
<ローラ振動装置(ローラ振動手段)70>
このローラ振動装置70は、図6に示したようにモータ取付板3に取り付けた駆動手段であるモータ(駆動モータ)71と、モータ71の出力軸71aに取り付けられた駆動スプロケット72を有する。尚、モータ71は、モータ51の側方で且つ側板2a側に位置させられている。
また、ローラ振動装置70は、図1,図1Aに示したようにモータ51,71より下方に位置させて図7に示したようにモータ取付板3の左右の側部に取り付けられた軸受73a,73aと、軸受73a,73aに回転自在に保持させた回転軸73と、駆動スプロケット72の下方に位置させて回転軸73に取り付けられた従動スプロケット74と、駆動スプロケット72と従動スプロケット74に掛け渡された駆動チェーン75を有する。
更に、ローラ振動装置70は、図7に示したように、回転軸73の左右両端部に一体に設けられた偏心軸部材76,76を有する。この偏心軸部材76,76には、図7に示したように回転軸73の軸線O2に対して偏心して設けられた偏心ピン76a,76aが設けられている。また、ローラ振動装置70は、上端部および下端部が偏心ピン76aおよびプレート連結軸17に回転自在に取り付けられた揺動リンク77,77を有する(図1,図1A参照)。
[作用]
次に、このような構成の麺生地圧延装置の作用を説明する。
図1中、コイルスプリング40は、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5から麺生地78に作用させる最大加重を決定するのに用いられる。即ち、コイルスプリング40は、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5から麺生地78に最大荷重を超える過大加重が作用したとき、過大加重を吸収するのに用いられる。この最大荷重は、麺生地78の圧延時に麺生地78内のグルテン組織が破壊される加重よりも小さく設定される。従って、モータ51を作動させて図1の麺生地78を圧延する前に、締付ナット35を緩めた状態で、調整ボルト37を回転操作して、可動バネ受け32を上下動させることにより、コイルスプリング40のバネ力を調整し、上述した最大荷重を設定する。
また、図1中、下ローラ支持プレート16の自由端部16bのカム44への当接位置が下ローラ支持プレート15,16および下圧延ローラ5の上下方向への振動回動の中心となると共に、この当接位置が下圧延ローラ5の振動時における上圧延ローラ4と下圧延ローラ5の最大間隔となる。
この上圧延ローラ4と下圧延ローラ5の最大間隔は、モータ51を作動させて図1の麺生地78を圧延する前に調整する。この調整に際しては、図1A,図1C,図1Dに示した可動握り部43eを固定握り部43cに対して上方に係合軸43dの自重に抗して引き上げることにより、係合軸43dを上方に移動操作して、係合軸43dの下端部に設けた係合部43d1をラチェット部材45のラチェット歯間から上方に引き上げ係合を解除する。
この状態で、操作レバー43bを前後に回動操作することにより、カム軸42及びカム44,44をカム軸42の軸線回りに回動させて、カム44,44により下ローラ支持プレート15,16の自由端部15b,16bをプレート連結軸17を中心に上下方向に回動させる。これにより、下圧延ローラ5が上圧延ローラ4に対して上下に接近・離反させられて、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5の最大間隔が調整される。この調整後に、可動握り部43eから手を離すことにより、係合軸43dが自重により降下して係合軸43dの係合部43d1がラチェット部材45のラチェット歯間に係合し、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5の最大間隔が設定される。
このような最大間隔設定後に、電源スイッチ(図示せず)をONさせると、モータ51,71が作動させられる。このモータ51の作動により、モータ51の出力軸51aと一体に駆動スプロケット52aが図1中時計回り方向に回転させられる。この駆動スプロケット52aの回転は、駆動チェーン57を介して上従動スプロケット55,下従動スプロケット56に伝達される。これにより、上従動スプロケット55が図1に矢印A1で示したように反時計回り方向に回転させられて、上圧延ローラ4が上従動スプロケット55と一体に反時計回り方向に回転させらると共に、下従動スプロケット56が図1に矢印A2で示したように時計回り方向に回転させられて、下圧延ローラ5が下従動スプロケット56と一体に時計回り方向に回転させらる。
この状態で、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5との間隔よりも厚い麺生地78を図1中左側から上圧延ローラ4と下圧延ローラ5との間に入れる。これに伴い、麺生地78は、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5の回転に伴い、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5に引き込まれながら、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5との間で圧延されて図1中右側に排出される。
一方、モータ71の作動により、モータ71の出力軸71aと一体に駆動スプロケット72が図1中時計回り方向に回転させられる。この駆動スプロケット72の回転は、駆動チェーン75を介して従動スプロケット74に伝達されて、回転軸73および左右の偏心軸部材76,76を従動スプロケット74と一体に回転させる。
この際、偏心軸部材76,76の偏心ピン76a,76aは、左右の揺動リンク77,77の上端部を回転軸73の軸線を中心に偏心回転させて、揺動リンク77,77を上下動させる。
これによりプレート連結軸17が揺動リンク77,77により上下動させられ、下ローラ支持プレート15,16が揺動リンク77,77によりカム44に設けたカム面44aの上端部を中心に上下動させられる。この際、下ローラ支持プレート15,16は、側板2a,2bに固定した移動規制ピン21と下ローラ支持プレート15,16に設けた移動規制孔20,20により図1中左右方向に移動するのが規制される。これらの結果、下圧延ローラ5は、上圧延ローラ4に対して上下に振動移動させられ、麺生地78を下側から叩きながら回転して、上圧延ローラ4と協働しながら麺生地78を圧延して右側に排出する。
このような下圧延ローラ5の上下振動に伴って下従動スプロケット56が上下動する際、駆動チェーン57の弛みは、駆動チェーン57に押し付けられているテンションローラ61および回動付勢手段60により除去される。
このような麺生地78の圧延に際して、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5との間に引き込まれる麺生地78に厚さが変化して、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5から麺生地78に過大加重が作用しようとすると、上圧延ローラ4が上方に変位させられる。これに伴い、上ローラ支持プレート6,7の自由端部が上プレート回動軸8を中心に上方に回動させられ、コイルスプリング40が圧縮されて、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5から麺生地78に過大加重が作用するのが吸収される。これにより、圧延による麺生地78のグルテン組織の破壊が防止される。
(変形例1)
以上説明した実施例では、モータ51の回転を偏心ピン76aと揺動リンク77を介してプレート連結軸17の上下運動に変換して、下ローラ支持プレート15,16の後縁部を上下に振動させることにより、下圧延ローラ5を上圧延ローラ4に対して振動(進退移動)させる構成としたが、下圧延ローラ5を上下振動させる構成としては必ずしもこれに限定されるものではない。
例えば、図1,図1Aに示した偏心ピン76aや揺動リンク77を含む振動機構を省略して、プレート連結軸17を側板2a,2bに固定すると共に、ローラ間隔調整装置41を省略して、図8に示したように図1のローラ間隔調整装置41に代えてローラ振動装置80を設けた構成としても良い。
このローラ振動装置80は、側板2bの下部に近接して配設された装置支持枠80aを有する。装置支持枠80aは、モータ支持ベース80bと、図8のようにモータ支持ベース80bに一体に設けられ且つ図9のように側板2bと平行に設けられた一対の支持壁80c、80cを有する。
また、ローラ振動装置80は、図8のようにモータ支持ベース80bに固定されたローラ振動駆動用のモータ81と、モータ81の出力軸81aに取り付けられた駆動スプロケット82と、図9に示したように、支持壁80c,80cに軸線回りに回転可能に支持された支持軸83と、支持軸83を支持壁80cに固定しているナット83a,83bを有する。
更に、ローラ振動装置80は、図8,図9のように支持軸83に回転自在に取り付けられたスプロケット(第1の中間スプロケット)84と、スプロケット84と一体に設けられたスプロケット(第2の中間スプロケット)85と、図8のように駆動スプロケット82とスプロケット84に掛け渡された駆動チェーン86を有する。
また、ローラ振動装置80は、一端部(下端部)が支持軸83に固定された傾斜するアーム87と、アーム87の他端部(上端部)に回転自在に取り付けられた回転軸88と、回転軸88に固定された従動スプロケット89と、スプロケット85と従動スプロケット89に掛け渡された駆動チエーン90を有する。
更に、ローラ振動装置80は、回転軸88に設けられた偏心軸91と、偏心軸91に回転自在に保持され且つ下ローラ支持プレート16の自由端部16bの下面に当接する振動ローラ92を有する。
この変形例では、モータ81を作動させて、駆動スプロケット82をモータ81の出力軸81aと一体に回転させると、駆動スプロケット82の回転が駆動チェーン86を介してスプロケット84に伝達され、スプロケット85がスプロケット84と一体に回転させられる。このスプロケット85の回転は、駆動チェーン90を介して従動スプロケット89に伝達され、回転軸88が従動スプロケット89と一体に回転させられる。
この回転により、偏心軸91および振動ローラ92が回転軸88と一体に回転軸88の軸線を中心に回転させられて、振動ローラ92により下ローラ支持プレート16の自由端部16bが上下に振動させられる。尚、この際、下ローラ支持プレート15,16は自由端部16bがプレート連結軸17を中心に上下に振動回動させられる。
さらに、ナット83a,83bを緩めて、支持軸83を軸線回りに回動させることによりアーム87の傾斜を調整して、振動ローラ92の上下方向の位置を調整した後、ナット83a,83bを締め付けて支持軸83を支持壁80c,80cに回転しないように固定することにより、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5の初期間隔を調整できる。尚、この実施例ではナット83a,83b(ダブルナット)により支持軸83を軸線回りに回転調整可能に設けたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、モータと減速装置を用いて支持軸83を軸線回りに回転調整可能に設けることにより、アーム87の傾斜を調整して、振動ローラ92の上下方向の位置を調整するようにしても良い。
また、上圧延ローラ4と下圧延ローラ5による麺生地78の圧延作用および過大荷重吸収装置30による過大荷重の吸収作用は上述した実施例と同じであるので、その説明は省略する。
(変形例2)
図1に示した実施例では、モータ71の回転を回転軸73の従動スプロケット74に伝達するようにしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば図10に示したように構成しても良い。
即ち、例えば、図10に示したように、PWMモータ(PWM駆動モータ)93を図6のモータ71に代えて設けて、このPWMモータ93の出力軸93aに駆動スプロケット94を取り付け、駆動スプロケット94と回転軸73の従動スプロケット74に駆動チェーン95を掛け渡す。しかも、図11に示したインバータ96によりPWMモータ93を作動制御させると共に、インバータ96によるPWMモータ93の駆動周波数(駆動電圧周波数、駆動電流周波数)を調整する調整部96aを調整手段として設ける。この調整部96aとしては、電圧又は電流調整用の可変抵抗等を調整つまみにより操作可能に設け、この可変抵抗で周波数が変更される周波数調整回路等を用いることができる。
この変形例では、PWMモータ93を作動させて、駆動スプロケット94をPWMモータ93の出力軸93aと一体に回転させることにより、駆動スプロケット94の回転が駆動チェーン95を介してローラ振動装置70の従動スプロケット74に伝達される。この従動スプロケット74の回転は、上述した実施例と同様に出力軸71a,偏心ピン76a,揺動リンク77を介してプレート連結軸17を上下振動させ、下圧延ローラ5を上下振動させる。
また、この構成によれば、調整部96aの操作により、インバータ96によるPWMモータ93の駆動周波数を調整することで、PWMモータ93の回転数を調整変更することにより、下圧延ローラ5の上下振動の周期を変更できる。
(変形例3)
また、変形例2の構成に加えて、図12に示したようにモータ71の負荷電流又は電圧を負荷検出回路97で負荷として検出し、この負荷検出回路97で検出した負荷に応じてインバータ96を駆動制御する制御部98を設ける。
この場合、負荷検出回路97は、モータ71に流れる電流又は電圧の変化は、両圧延ローラ4,5から麺生地に作用する荷重の変化として検出する。また、制御部98は、負荷検出回路97により検出される電流又は電圧の変化に基づいて両圧延ローラ4,5から麺生地に作用する荷重が設定荷重を超えないように、インバータ96を作動制御してインバータ96によるPWMモータ93の回転速度を調整し、下圧延ローラ5の上下振動の周期を変更できる。
(変形例4)
また、変形例3の構成において、負荷検出回路97は、図13に示したようにモータ51に代えてPWMモータ93に流れる電流又は電圧の変化を検出させる。この構成では、PWMモータ93に流れる電流又は電圧の変化が下圧延ローラ5から麺生地に作用する荷重の変化として検出される。そして、制御部98は、負荷検出回路97により検出される電流又は電圧の変化に基づいて両圧延ローラ4,5から麺生地に作用する荷重が設定荷重を超えないように、インバータ96を作動制御してインバータ96によるPWMモータの回転速度を調整し、下圧延ローラ5の上下振動の周期を変更できる。尚、変形例3,4の場合、調整部96aは必ずしも必要ではない。
(その他)
以上説明したように、この発明の実施の形態の麺生地圧延装置は、駆動手段(モータ51)により一方向に回転駆動される上圧延ローラ4と、前記上圧延ローラ4の下方に平行に配設され且つ回転駆動手段(モータ51)により前記上圧延ローラ4とは反対方向に回転駆動される下圧延ローラ5と、を備えている。そして、前記両圧延ローラ(4,5)を前記回転駆動手段(モータ51)により互いに反対方向に回転駆動させて、麺生地78を回転する前記上圧延ローラ4と下圧延ローラ5との間を通過させることにより、前記麺生地78を圧延する。しかも、前記両圧延ローラ(4,5)が互いに接近・離反可能にフレーム(部品取付フレーム1)に保持され、前記両圧延ローラ(4,5)の一方を他方に対して一定周期で進退振動させる進退振動駆動手段(ローラ振動装置70)が設けられていると共に、前記両圧延ローラ(4,5)間に加わる所定値以上の荷重を吸収させる過大荷重吸収手段(過大荷重吸収装置30)が前記両圧延ローラ(4,5)の少なくとも一方に設けられている。
この構成によれば、前記両圧延ローラ(4,5)の一方を他方に対して一定周期で進退振動させる進退振動駆動手段(ローラ振動装置70)が設けられているので、麺生地をスムースに圧延できると共に、麺生地の圧延に際して麺生地に過大な荷重が作用するのを過大荷重吸収手段(過大荷重吸収装置30)により未然に防止し、麺生地の独特のコシが損なわれるのを防止できる。
また、この発明の実施の形態の麺生地圧延装置において、前記上圧延ローラが上下方向に所定範囲内で進退駆動可能に前記フレーム(部品取付フレーム1)に保持されていると共に、前記上圧延ローラ4と前記フレーム5との間に前記上圧延ローラ4を下方に付勢する付勢手段(コイルスプリング40)が前記過大荷重吸収手段として設けられている。
この構成によれば、麺生地の圧延に際して麺生地に過大な荷重が作用するのを簡単な構成で未然に防止し、麺生地の独特のコシが損なわれるのを防止できる。
更に、この発明の実施の形態の記載の麺生地圧延装置において、自由端部が基端部を中心に所定範囲内で上下回動可能に前記フレーム(部品取付フレーム1)に取り付けられた上支持部材(上ローラ支持プレート6,7)を備え、前記付勢手段(コイルスプリング40)が前記上支持部材(上ローラ支持プレート7)の自由端部7bと前記フレーム(部品取付フレーム1)との間に介装されていると共に、前記上圧延ローラ4が前記上支持部材(上ローラ支持プレート7)の基端部(後縁部7a)と自由端部7bとの間に回転自在に保持されている。
この構成によれば、両圧延ローラ(4,5)による麺生地の圧延に際して、両圧延ローラ(4,5)の間隔を簡単な構成で変化させることができる。
また、この発明の実施の形態の麺生地圧延装置において、プレート移動規制手段(移動規制孔20,移動規制ピン21)により基端部(後縁部15a,16a)側が所定範囲内で上下動可能に前記フレーム(部品取付フレーム1)に取り付けられた下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)と、前記下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)の自由端部15b,16bの下方への回動を規制可能に且つ前記自由端部の下方への回動規制位置を調整可能に設けられた回動規制手段と、前記下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)の基端部(後縁部15a,16a)側を上下に進退振動させる前記進退振動駆動手段(ローラ振動装置70)が設けられていると共に、前記下圧延ローラ5が前記下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)に回転自在に保持されている。
この構成によれば、下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)の基端部(後縁部15a,16a)側を上下に進退振動させる前記進退振動駆動手段(ローラ振動装置70)が下圧延ローラ5内に設けられていないので、下圧延ローラ5の径を容易に設定できると共に、麺生地から下圧延ローラ5に作用する摩擦力が進退振動駆動手段(ローラ振動装置70)による振動に影響を及ぼすことがない。
また、この発明の実施の形態の麺生地圧延装置の前記プレート移動規制手段は、前記下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)の基端部(後縁部15a,16a)側に形成された上下に延びる移動規制孔20と、前記フレームに取り付けられ且つ前記移動規制孔20上下移動可能に且つ前後への移動を規制可能に挿通された移動規制軸(移動規制ピン21)を有する。
この構成によれば、簡単な構成で下圧延ローラ5を上下に移動可能に設けることができる。
また、この発明の実施の形態の麺生地圧延装置において、前記下圧延ローラ5が前記移動規制孔20と自由端部15b,16bとの間に位置させて前記下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)に回転自在に保持されていると共に、前記下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)の基端部(後縁部15a,16a)が前記進退振動駆動手段(ローラ振動装置70)により上下に振動駆動可能に設けられ、前記下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)の自由端部15b,16b部の下方への回動規制位置を設定するカム44が前記回動規制手段として設けられている。
この構成によれば、下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)に保持された両圧延ローラ(4,5)の間隔を簡易な構成で容易に調整できる。
また、この発明の実施の形態の麺生地圧延装置において、前記両圧延ローラ(4,5)を回転駆動するローラ駆動モータ(モータ51)が前記回転駆動手段として設けられ、PWMモータ93が前記進退振動駆動手段として設けられ、前記PWMモータ93をPWM駆動制御するインバータ96が設けられている。
この構成によれば、両圧延ローラ(4,5)による麺生地の圧延に際して、両圧延ローラ(4,5)の一方を簡単な構成で振動させることができると共に、その振動周期を調整できる。
また、この発明の実施の形態の麺生地圧延装置において、前記PWMモータ93の駆動周波数(駆動電圧周波数、駆動電流周波数)を調整する調整部96aを設けられている。
この構成によれば、両圧延ローラ(4,5)による麺生地の圧延に際して、両圧延ローラ(4,5)の一方を簡単な構成で振動させることができると共に、その振動周期を調整部96aの調整操作で容易に調整できる。
また、この発明の実施の形態の麺生地圧延装置において、前記ローラ駆動モータ(モータ51)又は前記PWMモータ93に流れる電流又は電圧の変化を両圧延ローラ(4,5)から前記麺生地78に作用する荷重の変化として検出する負荷検出回路97が設けられていると共に、前記負荷検出回路97により検出される電流又は電圧の変化に基づいて前記両圧延ローラ(4,5)から前記麺生地78に作用する荷重が設定荷重を超えないように前記インバータ96を作動制御して前記インバータ96によるPWMモータ93の回転速度を調整する制御部98が設けられている。
この構成によれば、両圧延ローラ(4,5)から麺生地78に作用する荷重が設定荷重を超えないように、負荷検出回路97により検出される電流又は電圧の変化に基づいてインバータ96を作動制御して、PWMモータ93の回転速度を自動的に調整することができる。
また、この発明の実施の形態の記載の麺生地圧延装置において、自由端部が基端部を中心に所定範囲内で上下回動可能に前記フレーム(部品取付フレーム1)に取り付けられた下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)と、前記下支持部材(下ローラ支持プレート15,16)の自由端部15b、16bを上下に進退振動させる前記振動装置(ローラ振動装置80)が設けられている。
この構成によれば、麺生地の圧延に際して、簡単な構成で下ローラを上下に振動させることができる。
また、この発明の実施の形態の記載の麺生地圧延装置において、前記回転駆動手段(ローラ駆動装置50)は、ローラ駆動モータ(モータ51)と、前記ローラ駆動モータ(モータ51)の出力軸51aに設けられた駆動スプロケット52aと、前記両圧延ローラ(4,5)にそれぞれ設けられた従動スプロケット(55,56)と、前記駆動スプロケット52a及び従動スプロケット(55,56)に掛け渡された駆動チエーン57を備える。
この構成によれば、簡単な構成で両ローラ(4,5)を互いに反対方向に回転駆動できる。
1・・・部品取付フレーム(フレーム)
4・・・上圧延ローラ
5・・・下圧延ローラ
6,7・・・上ローラ支持プレート(上支持部材)
7a・・・後縁部(基端部)
7b・・・自由端部
15,16・・・下ローラ支持プレート(下支持部材)
15a,16a・・・後縁部(基端部)
15b,16b・・・自由端部
20・・・移動規制孔
21・・・移動規制ピン(移動規制軸)
30・・・過大荷重吸収装置(過大荷重吸収手段)
40・・・コイルスプリング(付勢手段、過大荷重吸収手段)
44・・・カム
50・・・ローラ駆動装置(回転駆動手段)
51・・・モータ(ローラ駆動モータ)
51a・・・出力軸
52・・・動力伝達機構
52a・・・駆動スプロケット
55・・・上従動スプロケット
56・・・下従動スプロケット
57・・・駆動チエーン
70・・・ローラ振動装置(進退振動駆動手段)
78・・・麺生地
93・・・PWMモータ(PWM駆動モータ)
96・・・インバータ
96a・・・調整部
97・・・負荷検出回路
98・・・制御部

Claims (11)

  1. 駆動手段により一方向に回転駆動される上圧延ローラと、
    前記上圧延ローラの下方に平行に配設され且つ回転駆動手段により前記上圧延ローラとは反対方向に回転駆動される下圧延ローラとを備え、
    前記両圧延ローラを前記回転駆動手段により回転駆動させて、麺生地を前記上圧延ローラと下圧延ローラとの間を通過させるて、前記麺生地を圧延する麺生地圧延装置において、
    前記両圧延ローラが互いに接近・離反可能にフレームに保持され、前記両圧延ローラの一方を他方に対して一定周期で進退振動させる進退振動駆動手段が設けられていると共に、前記両圧延ローラ間に加わる所定値以上の荷重を吸収させる過大荷重吸収手段が前記両圧延ローラの少なくとも一方に設けられていることを特徴とする麺生地圧延装置。
  2. 請求項1に記載の麺生地圧延装置において、前記上圧延ローラが上下方向に所定範囲内で進退駆動可能に前記フレームに保持されていると共に、前記上圧延ローラと前記フレームとの間に前記上圧延ローラを下方に付勢する付勢手段が前記過大荷重吸収手段として設けられていることを特徴とする麺生地圧延装置。
  3. 請求項2に記載の麺生地圧延装置において、自由端部が基端部を中心に所定範囲内で上下回動可能に前記フレームに取り付けられた上支持部材を備え、前記付勢手段が前記上支持部材の自由端部と前記フレームとの間に介装されていると共に、前記上圧延ローラが前記上支持部材の基端部と自由端部との間に回転自在に保持されていることを特徴とする麺生地圧延装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の麺生地圧延装置において、プレート移動規制手段により基端部側が所定範囲内で上下動可能に前記フレームに取り付けられた下支持部材と、前記下支持部材の自由端部の下方への回動を規制可能に且つ前記自由端部の下方への回動規制位置を調整可能に設けられた回動規制手段と、前記下支持部材の基端部側を上下に進退振動させる前記進退振動駆動手段が設けられていると共に、前記下圧延ローラが前記下支持部材に回転自在に保持されていることを特徴とする麺生地圧延装置。
  5. 請求項4に記載の麺生地圧延装置において、前記プレート移動規制手段は、前記下支持部材の基端部側に形成された上下に延びる移動規制孔と、前記フレームに取り付けられ且つ前記移動規制孔に上下移動可能に且つ前後への移動を規制可能に挿通された移動規制軸を有することを特徴とする麺生地圧延装置。
  6. 請求項4又は5に記載の麺生地圧延装置において、前記下圧延ローラが前記移動規制孔と自由端部との間に位置させて前記下支持部材に回転自在に保持されていると共に、前記下支持部材の基端部が前記進退振動駆動手段により上下に振動駆動可能に設けられ、前記下支持部材の自由端部の下方への回動規制位置を設定するカムが前記回動規制手段として設けられていることを特徴とする麺生地圧延装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の麺生地圧延装置において、前記両圧延ローラを回転駆動するローラ駆動モータが前記回転駆動手段として設けられ、PWM駆動モータが前記進退振動駆動手段として設けられ、前記PWM駆動モータをPWM駆動制御するインバータが設けらていることを特徴とする麺生地圧延装置。
  8. 請求項7に記載の麺生地圧延装置において、前記PWMモータの駆動周波数を調整する調整部が設けられていることを特徴とする麺生地圧延装置。
  9. 請求項7又は8に記載の麺生地圧延装置において、前記ローラ駆動モータ又は前記PWM駆動モータに流れる電流又は電圧の変化を両圧延ローラから前記麺生地に作用する荷重の変化として検出する負荷検出回路が設けられていると共に、
    前記負荷検出回路により検出される電流又は電圧の変化に基づいて前記両圧延ローラから前記麺生地に作用する荷重が設定荷重を超えないように前記インバータを作動制御して前記インバータによるPWM駆動モータの回転速度を調整する制御部が設けられていることを特徴とする麺生地圧延装置。
  10. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の麺生地圧延装置において、自由端部が基端部を中心に所定範囲内で上下回動可能に前記フレームに取り付けられた下支持部材と、前記下支持部材の自由端部を上下に進退振動させる前記振動装置が設けられていることを特徴とする麺生地圧延装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の麺生地圧延装置において、前記回転駆動手段は、ローラ駆動モータと、前記ローラ駆動モータの出力軸に設けられた駆動スプロケットと、前記両圧延ローラにそれぞれ設けられた従動スプロケットと、前記駆動スプロケット及び従動スプロケットに掛け渡された駆動チエーンを備えることを特徴とする麺生地圧延装置。
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