JP2008143310A - ゴムクロ−ラ走行装置 - Google Patents

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賢 石橋
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Abstract

【課題】スプロケットとアイドラ−間に巻き掛けされたゴムクロ−ラのテンションを常に適正に調整でき、かつそのための新たなテンショナ−を提供することを目的とする。
【解決手段】ゴムクローラ走行装置において、アイドラー1、2を、一端6aが機体に回動可能に支持され、他端6bが接地面に対して広角をなして配置された支持体6を備え、当該支持体6の他端6bに前記アイドラ−を軸支してなり、ゴムクロ−ラ30に機体の自重が掛かった際に、前記支持体6の広角度を増してゴムクロ−ラ30にテンションを負荷する。
【選択図】図2

Description

本発明はゴムクロ−ラ走行装置に関するものであり、特に言えば、機体に装着されたゴムクローラのテンショナーの改良に係るものである。
近年、建設用機械、土木作業用機械、農業用機械の足回りにゴムクロ−ラ走行装置が広く用いられており、機体に装着されたゴムクローラはスプロケットとアイドラ−に巻き掛けされ、その間でのテンションを調整するテンショナーが備えられている。ゴムクロ−ラは抗張体としてスチ−ルコ−ドがその長手方向に埋設されており、走行時にはこのスチ−ルコ−ドにテンションが掛けられてスプロケット及びアイドラ−に巻き掛けされている。係るテンショナ−は、特許文献1の如く伸縮部を備えたアイドラー支持体の伸縮部を油圧やネジにて調整する構造とすることでゴムクローラのテンションを調節していた。
実開平05−080985号公報
しかるに、テンショナ−はその伸縮部が複雑でかつ多くの部品を使用するため走行装置全体として重量が増す結果となっていた。又、ゴムクロ−ラを装着した後のテンションの調整にも手間がかかっていた。更に、走行時や作業時の振動を防止するための防振装置を備えた際には、機体が上下変位するとゴムクロ−ラの張りが弱まる可能性があった。
本発明は上記した従来技術に鑑みてなされたものであり、スプロケットとアイドラ−間に巻き掛けされたゴムクロ−ラのテンションを常に適正に調整でき、かつそのための新たなテンショナ−を提供することを目的とするものである。
本発明(請求項1)の要旨は、機体に、スプロケットとアイドラーとを備え、ゴムクローラを当該スプロケットとアイドラー間に張設して構成されたゴムクローラ走行装置において、前記アイドラーを、一端が機体に回動可能に支持され、他端が接地面に対して広角をなして配置された支持体を備え、当該支持体の他端に前記アイドラ−を軸支してなり、ゴムクロ−ラに機体の自重が掛かった際に、前記支持体の広角度を増してゴムクロ−ラにテンションを負荷することを特徴とするゴムクロ−ラ走行装置に係るものである。
そして、好ましい構成としては、前記アイドラ−を支える軸部を取り囲んでゴムブッシュが取り付けられて回転可能とされた(請求項2)ものであり、この支持体はスプロケットにも利用できるが、通常はアイドラ−側に設けられるものである。走行装置の好ましい形態としては、前記支持体の機体に装着される部位が、ゴムクロ−ラの張設範囲より上方に配置される(請求項5)構造が最も一般的である。
尚、ゴムブッシュが取り付けられる位置は上記に限定されるものではなく、支持体の一端或いは他端のいずれの回転軸の回りに取り付ける(請求項3、4)ことができるものであり、これらの構成の一つ或いは複数を組み合わせることも本発明の範疇に入ることは言うまでもない。
請求項1記載の発明にあっては、機体自重によりゴムクローラのテンションを調節できるため、支持体から伸縮部を無くすことができることとなったものであり、走行装置の軽量化、簡素化、ゴムクロ−ラ装着作業の簡素化が達成され、走行装置として低コスト化が実現できたものである。
ゴムクロ−ラ走行装置を用いる建設用機械や農業用機械等において、通常必要となるゴムクロ−ラのテンション機構を必要とせず、機体の自重により必要なテンションを得られることを特徴とする走行装置であって、ゴムクロ−ラが張設されるアイドラーを、一端が機体に回動可能に支持された支持体の他端部に軸支すると共に、この軸支部分にゴムブッシュを装着したものであり、ゴムクロ−ラに機体自重が作用した際に、かかる支持体の他端側が機体自重の非作用時よりも長手方向外側へ移動することでゴムクローラのテンションを付与することとしたものであり、ゴムクロ−ラ走行装置から伸縮部即ちテンショナ−を省略することが可能となったものである。
更に言えば、本発明のゴムクロ−ラ走行装置にあっては、機体の自重が作用しない状態でのゴムクローラ張設の際の周長に対し、機体の自重が作用した状態での周長は前記支持体が機体側装着部の回転中心で回転することで長くなる。従って、ゴムクローラ内側周長に対し、支持体長さを調整することで、ゴムクローラ内側周長に制約を受けるため、支持体の回転が制約され、ゴムクローラに張力が作用することになる。
そして、支持体の一端(若しくは両端)に緩衝機能のあるゴムブッシュを配置するのは、上記した作用でゴムクローラの張力を得る機構のため、走行時の振動・衝撃で支持体がスイングするとゴムクローラの張力変化になってしまうことから、その張力変化をゴムブッシュの弾性変形にて、緩和・調整するものである。
特に本発明を具現化する走行装置の形態として、スプロケットを上方配置し、かつ、複数アイドラーを下方に配置してこれらに前記支持体による構成とすることで、機体の自重によるゴムクロ−ラのテンションの調整が自動的になされることは勿論、噛み合い部の変位が少なくなり、駆動が安定するという特徴を合わせ発揮することとなった。
クローラの張力調整装置を設置するトラックフレームを不要とすることも可能になり、上記アイドラー及びスプロケットの機体側支持点を直接機体に取り付け、又、複数個必要となる転輪も機体側に構成することで、コンパクトかつ軽量な車両を構成することが可能となる。
アイドラ−はゴムブッシュ(バネ材)を介して支持体に取り付けられており、機体の自重により支持体はゴムクロ−ラにテンションを加える方向に回転して広がろうとするものであり、この自重による支持体の回転方向はバネ材が戻ろうとする方向に相反し、バランスを保ちかつその部分で動きに追従できることとなる。
そのため、急激な衝撃が加わった場合には、アイドラ−を支える支持体はゴムクロ−ラにテンションを与える方向に回転方向し、ゴムブッシュはその逆に作用し、結果として衝撃・振動の吸収ができることとなるものである。
機体に装着する支持体の位置としては、ゴムクロ−ラが接地した際に外側に広がる位置に装着されるものであり、支持体の機体装着側の回転中心は、少なくともスプロケットとアイドラ−の回転中心を結ぶ線上より上方に位置するように構成することが必須の条件となる。好ましくはゴムクロ−ラの張設範囲より上方に装着し、機体の重量がゴムクロ−ラに掛かる自重によってテンションの調整が自動的になされるという構成がよい。
上記支持体はアイドラ−に備えるのが一般的であるが、場合によってはスプロケット側にも備えることは可能である。
以下、コンパクトトラックロ−ダ−(CTL)の機体20をもって本発明の好適例を説明する。機体20の前後にアイドラ−1、2が備えられ、その間に軸の位置を上方にしたスプロケット3が備えられたものであり、これらにゴムクロ−ラ30が張設されている。接地部位の内周面を転動する複数の転輪4を備えた構造とされている。スプロケット3は機体20に内蔵された図示しない駆動軸に接続されてゴムクロ−ラ30に駆動力を与える構造となっている。6はアイドラ−1を支える支持体であり、一端6aが機体20に回転可能に支持され、この例では支持体6の一端6aはゴムクロ−ラ30に囲まれた張設範囲より上方に配置され、他端6bが接地面に対して広角をなして配置されたものである。勿論、アイドラ−2側にも支持体を装着することができることは言うまでもない。
(請求項1及び2の実施例)
さて、図2はアイドラ−1と機体20との取り合いを示す図であり、機体20の窪み部20aに対し支持体6の一端6aが回転軸5aによって装着されている。一方、支持体6の他端6bには軸体5bが装着され、この軸体5bがゴムブッシュ8を介してアイドラ−1を支持している。
図でも分かるように、スプロケット3及びアイドラ−1、2に張設されたゴムクロ−ラ30は機体20の重量が加わると、アイドラ−1を支える支持体6がゴムブッシュ8に変形をもたらして前後方向に広がり、ある状態でゴムクロ−ラ30に掛るテンションと機体20の重量とが吊り合って平衡となり機体20が支えられることとなる。この平衡はゴムブッシュ8が元の形状に戻ろうとする反力(捩じり力)によってもたらされるものであり、これによって機体20が平衡に保たれることとなる。
それのみならず、例えば、ゴムクロ−ラ30に急激な衝撃が加わった際にはアイドラ−1を支える支持体6は広がる方向に回転し、一方、ゴムブッシュ8はこの動きを阻止する方向に弾性力を発揮する作用をなして平衡が又保たれることとなる。このことは結果としてゴムクロ−ラ30に加わる衝撃や振動に対してゴムブッシュ8が衝撃や振動を吸収することを意味するものであり、この点でも優れたものとなる。
(請求項3の実施例)
図3はゴムブッシュ8を支持体6の一端6aと機体20との装着に供される回転軸5aの周りに適用されたものである。
(請求項4の実施例)
図4はゴムブッシュ8を支持体6の他端6bとアイドラ−1の装着に供される回転軸5bの周りに適用されたものである。
上記した各実施例は夫々単独で実施されることもあるが、これらを複数組み合わせて実施されることもあり、その適用は任意であることは言うまでもない。
本発明は以上の通りであって、ゴムクロ−ラ走行装置にあって、重量のある比較的大掛かりなテンショナ−の装着を不要としたものであり、全てのゴムクロ−ラに適用可能で、その工業的価値は高い。
図1は本発明のゴムクロ−ラ走行装置の側面図である。 図2は本発明のゴムクロ−ラ走行装置の主要部の拡大断面図である。 図3は本発明のゴムクロ−ラ走行装置の別例を示す拡大断面図である。 図4は本発明のゴムクロ−ラ走行装置の更に別例を示す拡大断面図である。
符号の説明
1、2‥アイドラ−、
3‥スプロケット、
4‥転輪、
5a、5b‥回転軸、
6‥支持体、
6a‥支持体の一端、
6b‥支持体の他端、
8‥ゴムブッシュ(バネ材)、
9‥リング、
20‥機体、
20a‥機体の窪み部、
30‥ゴムクロ−ラ。

Claims (5)

  1. 機体に、スプロケットとアイドラーとを備え、ゴムクローラを当該スプロケットとアイドラー間に張設して構成されたゴムクローラ走行装置において、前記アイドラーを、一端が機体に回動可能に支持され、他端が接地面に対して広角をなして配置された支持体を備え、当該支持体の他端に前記アイドラ−を軸支してなり、ゴムクロ−ラに機体の自重が掛かった際に、前記支持体の広角度を増してゴムクロ−ラにテンションを負荷することを特徴とするゴムクロ−ラ走行装置。
  2. アイドラ−軸支部にこれを取り囲むゴムブッシュを備えた請求項1記載のゴムクロ−ラ走行装置。
  3. 支持体の一端の機体へ装着する回転軸を取り囲むゴムブッシュを備えた請求項1記載のゴムクロ−ラ走行装置。
  4. 支持体の他端のアイドラ−を装着する回転軸を取り囲むゴムブッシュを備えた請求項1記載のゴムクロ−ラ走行装置。
  5. 前記支持体の機体に装着される部位が、ゴムクロ−ラの張設範囲より上方に配置される請求項1乃至4いずれか1記載のゴムクロ−ラ走行装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104048827A (zh) * 2014-06-19 2014-09-17 中国北方车辆研究所 履带试验台用履带张紧力模拟装置及方法
KR101519208B1 (ko) * 2013-07-25 2015-05-11 동일고무벨트주식회사 트랙 로더의 완충 장치 및 이를 장착한 트랙 로더
WO2017039060A1 (ko) * 2015-08-31 2017-03-09 동일고무벨트주식회사 트랙 로더용 완충장치 및 이를 구비하는 트랙 로더

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