JP2013150969A - ワーク作業装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動源を有効に利用して、その稼働効率を高めることのできるワーク作業装置を提供すること。
【解決手段】ワーク作業装置1は、搬入出部21を含む複数の作業部と仕切りユニット3と、テーブルユニット4と、1つの駆動モータ5と、第1伝達機34と、第2伝達機43とを備えている。仕切りユニット3は、昇降可能に設けられている。テーブルユニット4は回動可能に設けられている。駆動モータ5は、駆動軸51とを備えている。ワーク作業装置1は、テーブル連結状態、テーブル連結解除状態、仕切り連結状態及び仕切り連結解除状態を切り替え、テーブル40に載置されたワーク9の作業部間の移動の実施と、隣り合う作業部間を仕切り部30により仕切った状態で作業の実施ができるよう構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワークに対して処理をする作業部を複数備えたワーク作業装置に関する。
ワークの洗浄等の処理を行うワーク作業装置としては、ワークを搬入出する搬入出部を含む複数の作業部を備えたものが知られている。
このようなワーク作業装置としては、例えば特許文献1に示されたものがある。
特許文献1のワーク作業装置は、ワークを搬入出する搬入出部とワークを洗浄する洗浄部とワークを乾燥する乾燥部との同一円周上に等間隔で配された3つの作業部と、ワークを載置すると共に各作業部に対応して配される3つのテーブルと、各作業部の間に配された3つの仕切り板とを有している。
上記ワーク作業装置は、駆動手段として、1つの駆動モータと3つのシリンダ装置を備えている。上記駆動モータは、テーブルが動作するための駆動源として機能する。この駆動モータによって、3つの作業部を配した円周の中心点を回転中心として、3つのテーブルを回転移動させ、各テーブルを、搬入出部、洗浄部及び乾燥部へと順次移動させることができる。また、洗浄部及び乾燥部においては、駆動モータによって、テーブルの中心点を回転中心としてテーブルを回転させることができる。
また、上記シリンダ装置は、3つの仕切り板の駆動源として仕切り板毎にそれぞれ配されている。このシリンダ装置により、3つの仕切り板を昇降移動することができる。
そして、上記の駆動モータとシリンダ装置とを具備することによって、各仕切り板の上昇、テーブルの回転移動、各仕切り板の下降、洗浄部及び乾燥部におけるテーブル回転の4つの動作を順次、段階的に行うように構成されている。
特開2002−326063号公報
ところで、特許文献1のワーク作業装置においては以下の問題点がある。
特許文献1のワーク作業装置において、仕切り板の昇降動作と、テーブルの回転移動及び回転動作とは、交互に行われる。つまり、仕切り板を駆動させる3つのシリンダ装置と、テーブルを駆動させる1つの駆動モータとは、交互に駆動することとなる。そのため、3つのシリンダ装置と1つの駆動モータにおいて、一方が駆動している間は、他方が停止した状態にあり、シリンダ装置と駆動モータとに、交互に停止時間が発生することとなる。したがって、ワーク作業装置の稼働時間内において、各駆動源それぞれの駆動時間は比較的少なく、各駆動源の個々の稼働効率は低い。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、駆動源を有効に利用して、その稼働効率を高めることのできるワーク作業装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、ワークを搬入出するための搬入出部を含む、上記ワークに作業を施す複数の作業部を、基準軸線を中心とした円周上に配置してなるワーク作業装置であって、
複数の上記作業部に対応して配置される複数のテーブルを備えていると共に上記基準軸線を中心に回動可能に設けられたテーブルユニットと、
複数の上記作業部間を仕切る仕切り部を備え、上記基準軸線に沿った方向に昇降可能に設けられた仕切りユニットと、
上記テーブルユニットの回動と上記仕切りユニットの昇降のための駆動力を生み出す1つの駆動モータと、
上記基準軸線上に配置され、上記駆動モータの回転に伴って回転する駆動軸と、
該駆動軸の回転動作を上記仕切りユニットの昇降動作として伝達している仕切り連結状態と、上記駆動軸の回転動作の上記仕切りユニットへの伝達を解除している仕切り連結解除状態とを切り替えるための第1伝達機と、
上記駆動軸の回転動作を上記テーブルユニットの回転動作として伝達しているテーブル連結状態と、上記駆動軸の回転動作の上記テーブルユニットへの伝達を解除しているテーブル連結解除状態とを切り換えるための第2伝達機とを有することを特徴とするワーク作業装置にある(請求項1)。
上記ワーク作業装置においては、上記テーブルユニットの回転動作と上記仕切りユニットの昇降動作という2つの異なる動作を、1つの上記駆動モータの回転動作によって実現することができる。そのため、上記テーブルユニットの回転動作と上記仕切りユニットの昇降動作のいずれの動作を行う場合にも上記駆動モータを駆動させる。したがって、上記ワーク作業装置における多くの動作を上記駆動モータによって行うことができ、その停止時間を削減し、上記駆動モータ自体の稼働時間を増大することができる。これにより、上記駆動モータの稼働効率を高くすることができる。
また、上記仕切り連結状態、上記仕切り連結解除状態、上記テーブル連結状態、上記テーブル連結解除状態を切り替えることにより、上記テーブルに載置された上記ワークの上記作業部間の移動の実施と、隣り合う上記作業部間を上記仕切り部により仕切った状態での作業の実施とができる。これにより、上記ワークの上記作業部間の移動を容易に行うと共に、各作業部が互いに影響を与えることを容易に防止することができる。
以上のごとく、上記ワーク作業装置によって、駆動源を有効に利用して、その稼働効率を高めることができる。
実施例1における、ワーク作業装置の仕切りユニットが下降した状態を示す外観図。 実施例1における、ワーク作業装置の仕切りユニットが上昇した状態を示す外観図。 実施例1における、ワーク作業装置において仕切りユニットが下降した状態の搬入出部及び洗浄部の断面図(図10のE−E線矢視相当断面図)。 実施例1における、仕切りユニットが上昇した状態の搬入出部及び洗浄部の断面図(図10のE−E線矢視相当断面図)。 実施例1における、仕切りユニットが下降した状態の洗浄作業中の搬入出部及び洗浄部を示す断面図。 実施例1における、仕切りユニットが下降した状態の搬入出部及び乾燥部の断面図(図10のF−F線矢視相当断面図)。 実施例1における、仕切りユニットが上昇した状態の搬入出部及び乾燥部の断面図。 実施例1における、仕切りユニットが下降した状態の乾燥作業中の搬入出部及び洗浄部を示す断面図。 実施例1における、テーブル昇降機構部の部分拡大断面図。 図9における、G−G線矢視断面図。 図3における、A−A線矢視断面図。 図3における、B−B線矢視断面図。 図3における、C−C線矢視断面図。 実施例1における、ローラプランジャの側面図。 図3における、D−D線矢視断面図。 実施例1における、第1クラッチ部を示す拡大断面図。 実施例1における、第2クラッチ部及び第3クラッチ部を示す拡大断面図。 実施例1における、第1ブレーキ部、第2ブレーキ部及び第3ブレーキ部を示す拡大断面図。 実施例2における、ワーク作業装置を示す説明図。 実施例2における、ワーク作業装置の他の構成例を示す説明図。
上記ワーク作業装置において、上記仕切り部は、上記テーブル上に配置される上記ワークの周囲全周を囲うよう筒状に設けることができる(請求項2)。この場合には、上記作業部同士を確実に仕切ることができる。これにより、各作業部が互いに影響を与えることを容易に防止することができる。
また、上記テーブルの下方には、上記仕切り部において下方側に開口した開口端部を覆うための蓋体が配されており、上記仕切りユニットを下降させることにより、上記仕切り部の上記開口端部を上記蓋体によって覆い、上記仕切り部及び上記蓋体によって上記ワークを内包するよう構成されていてもよい(請求項3)。この場合には、上記作業部同士をさらに確実に仕切ることができる。これにより、各作業部が互いに影響を与えることをより確実に防止することができる。
また、上記テーブルユニットは、上昇位置と下降位置との間を昇降可能に設けられていると共に、付勢手段によって上記上昇位置に向かって付勢されており、上記付勢手段の付勢力に抗した上記上昇位置から上記下降位置への移動は、上記仕切りユニットが下降する際に該仕切りユニットと上記テーブルユニットとが係合することにより、上記仕切りユニットの移動に連動して実施されるよう構成されており、上記テーブルユニットにおける上記複数のテーブルは、上記ワークを係合保持するワーク係合部と上記基準軸線方向に貫通形成された貫通孔とを有しており、上記複数の作業部は、上記貫通孔と対応する位置に、上記ワークを保持するワーク保持部を備えており、上記テーブルユニットが上記上昇位置と上記下降位置との間において昇降することにより、上記ワーク係合部と上記ワーク保持部との高さ方向の相対位置が変化し、上記ワーク係合部と上記ワーク保持部との間における上記ワークの受け渡しが可能であり、上記テーブルユニットが上記上昇位置にあるときは、上記テーブルの上記ワーク係合部によって上記ワークを係合保持し、上記テーブルユニットが上記下降位置にあるときは、上記ワーク保持部によって上記ワークを保持するよう構成されていてもよい(請求項4)。
例えば、上記作業部において、上記ワークを確実に保持するために、上記作業部に設けられた上記ワーク保持部に上記ワークの一部を上記基準軸線方向に挿入して配置する場合がある。このとき、上記ワークを隣り合う上記作業部へと移送する際には、上記ワークを上記基準軸線方向に移動させ、上記ワーク保持部と分離する必要がある。このような場合においても、上記のごとく、上記ワーク係合部と上記ワーク保持部とによって上記ワークの持ち替えを行うことにより、上記ワークの移送を容易に行うことができる。
また、上記テーブルユニットは、上記付勢手段によって上記上昇位置へと付勢されると共に、上記上昇位置から上記下降位置への移動は、上記仕切りユニットの移動に連動して実施されるよう構成されている。それゆえ、上記駆動モータ以外の新たに駆動源を設けることなく、上記テーブルユニットの昇降を行うことができる。
また、上記ワーク保持部は、上記ワークを保持すると共に上記ワーク保持部を設けたワーク回転軸を中心として回転可能に構成されており、上記駆動軸と上記ワーク保持部との間には、上記駆動軸の回転動作を所望の上記ワーク保持部の回転動作として伝達している保持部連結状態と、上記駆動軸の回転動作の上記所望のワーク保持部への伝達を解除している保持部連結解除状態とを切り換えるための第3伝達機を備えており、上記保持部連結状態と上記保持部連結解除状態とを切り替えることにより、上記所望のワーク保持部に保持された上記ワークを回転可能に構成されていてもよい(請求項5)。この場合には、上記保持部連結状態において、上記第3伝達機を介して上記駆動軸と連結された上記所望のワーク保持部を容易に回転させることができる。これにより、上記作業部において行われる各種作業の作業効率を向上することができる。
また、上記第2伝達機は、上記テーブルユニットと一体に配されたテーブル側スライド部と、上記テーブル連結状態において上記駆動軸の回転動作が伝達されるように配された駆動側スライド部とを有するスライド機構部を備えており、上記テーブルスライド部と上記駆動側スライド部のいずれか一方が、上記基準軸線方向に沿って形成されたスライド凸部を備えると共に、他方が上記スライド凸部と係合するスライド凹部を備えており、上記テーブルスライド部と上記駆動側スライド部とは、上記基準軸線方向においては相対的にスライド可能であり、上記基準軸線を回転中心とする回転方向においては一体に固定されるよう構成することができる(請求項6)。
この場合には、上記駆動軸が回転を停止した状態において、上記テーブルユニットの回転を停止させた状態で昇降移動を行うことができる。これにより上記テーブルユニットの昇降移動を安定して行うことができる。また、上記駆動軸が回転した状態においては、その回転動作を上記スライド機構部を介して、上記テーブルユニットに確実に伝達することができる。
また、上記第1伝達機は、上記駆動モータの回転動作を上記仕切りユニットの昇降動作へと変換するためのネジ軸とナット部とを備えた送りネジ機構と、上記ネジ軸と上記駆動軸との間に配された第1クラッチ部とを備えており、該第1クラッチ部により上記仕切り連結状態と上記仕切り連結解除状態とを切り替え可能に構成されており、上記第2伝達機は、上記駆動軸と上記テーブルユニットとの間に配された第2クラッチ部を備えており、該第2クラッチ部により、上記テーブル連結状態と上記テーブル連結解除状態とを切り替え可能に構成されていてもよい(請求項7)。上記のごとく、上記第1伝達機及び上記第2伝達機を構成することにより、上記テーブルユニットの回転動作と上記仕切りユニットの昇降動作を容易かつ確実に実現することができる。
また、上記第3伝達機は、上記駆動軸と第3クラッチ部を介して配された主回転体と、上記所望のワーク保持部にそれぞれ配された従回転体と、上記主回転体の駆動力を上記従回転体へと伝達する伝達帯とを備えており、上記第3クラッチ部によって上記保持部連結状態と上記保持部連結解除状態とを切り替え可能に構成されていてもよい(請求項8)。上記のごとく、上記第3伝達機を構成することにより、上記ワーク保持部の回転動作を容易かつ確実に実現することができる。上記主回転体及び上記従回転体と上記伝達帯との組み合わせとしては、例えば、スプロケットとチェーン、プーリーとベルト又は駆動ギヤと被駆動ギヤ等がある。
また、上記作業部として、ワークの洗浄を行うための洗浄部と、上記ワークの乾燥を行うための乾燥部とを備えていてもよい(請求項9)。この場合には、上記ワーク作業装置を、上記洗浄部及び上記乾燥部を備えたワーク洗浄機として用いることができる。そして、上述した1つの駆動モータを効率よく利用した優れた作用効果を発揮すると共に、洗浄液の飛沫が、周囲の作業部へと影響を与えることを効果的に防止することもできる。
また、上記ワーク作業装置は、上記洗浄部と上記乾燥部とに接続された排気循環装置を有しており、
該排気循環装置は、空気を吸引する吸引口と該吸引口から吸引した空気を吐出する吐出口とを備えた送風機と、
一端が上記送風機の上記吐出口に連結され、他端が上記乾燥部に配されたエアノズルと連結された吐出経路と、
一端が上記送風機の上記吸引口に連結され、他端が上記洗浄部の内側に開口した洗浄側排気孔と連結された吸引経路とを有しており、
該吸引経路は、大気開放された大気開口部と、水分を排出する水分排出口とを備えた水分除去流路を備えていてもよい(請求項10)。
従来、ワークの洗浄及び乾燥は、洗浄部でワークに洗浄液を吐出して洗浄した後、乾燥部でワークに乾燥エアを吹き付けて乾燥を行う方法が良く用いられている。乾燥部における乾燥エアは、工場全体で用いられる工場エアを使用する場合が多い。工場エアは、電力消費量の大きい大型コンプレッサーによって常時供給されており、環境負荷の観点から、使用量の低減が望まれている。
また、洗浄部においては、ワークに洗浄液を吐出した際に、洗浄液が微小な水滴からなる洗浄液ミストとなる。この、洗浄液ミストを含んだ排気エアが工場内に開放された場合、視界不良、床すべりなどの問題が発生するおそれがある。また、排気エアを屋外に排出した場合、環境に悪影響を与えるおそれがある。そのため、排気ファン及びフィルターを備えた排気装置によって排気エアから洗浄液ミストを分離する必要がある。
このように、ワークの洗浄及び乾燥を行う際には、工場エア及び排気ファンの両方を用いているため、電力消費量が増大しやすく、その低減が望まれている。
上記排気循環装置は、上記送風機と、上記水分除去流路を備えた上記吸引経路を有している。
上記吸引経路は、上記送風機の吸引口と連結されており、上記送風口を作動させることにより、上記洗浄部の洗浄作業において発生した洗浄液等の微小な水滴であるミストを含む排気エアを流通可能に構成されている。上記吸引経路には、上記水分除去流路が設けてあり、該水分除去流路内においては、流通する排気エアと上記大気開口部から流入する大気とが混合される際に気流の乱れが発生する。
この気流の乱れによって、上記水分除去流路における進行方向と交差する方向にかかる力を受けたミストは、上記水分除去流路の内壁に衝突して付着する。そして、上記水分除去流路の内壁に付着したミストが凝集すると自重により流れ落ち、上記水分排出口から排出される。排気エアからミストが除去された乾燥エアは、上記送風機の上記吸引口から吸引された後、上記吐出口から吐出され、上記乾燥部の上記エアノズルへと供給される。
このように、上記排気循環装置によれば、1つの上記送風機によって、上記吐出経路と上記吸引経路とに、排気エアと乾燥エアを流通させると共に、上記洗浄部において発生したミストの流出を防止することができる。したがって、従来、乾燥に用いられていた工場エアを用いる必要がなく、工場エア及び排気ファンの使用にかかる電力消費量とを削減することができる。これにより、電力消費量及び環境負荷の低減が可能となる。
また、上記水分除去流路は、上記吸引経路における上流側に軸線方向が略水平となるように配された上流配管と、上記上流配管の下流側に連結され軸線方向が略垂直となるように配された下流配管とを有しており、上記下流配管の下端に上記水分排出口を備えていてもよい(請求項11)。
この場合には、上記洗浄部において発生したミストを含む排気エアが、上記上流配管から上記下流配管へと流通する際に、その流通方向を変化させることができる。ミストは、空気に比べて質量が大きいため慣性力が大きい。そのため、ミストは、流通方向の変化に追従できず、上記下流配管の内壁に衝突し付着する。そして、上記下流配管の内壁において凝集したミストは、自重により落下し、上記下流配管の下端に配された上記水分排出口から排出される。これにより、排気エアに含まれたミストをより効率よく除去し、容易に排出することができる。
また、上記排気循環装置は、上記吸引経路と合流する分岐吸引経路を有しており、該分岐吸引経路は、上記乾燥部の内側に開口する乾燥側排出口と連通していてもよい(請求項12)。この場合には、上記乾燥部においてミストが発生したとしても、これを除去することができる。これにより、ミストの流出をより確実に防止することができる。尚、上記分岐吸引経路は、上記吸引経路における上記水分除去流路よりも上流側で合流することが好ましい。この場合には、上記水分除去流路を流通することでより確実にミストを除去することができる。
(実施例1)
実施例にかかるワーク作業装置について、図1〜図18を参照して説明する。
ワーク作業装置1は、図1及び図2に示すごとく、ワーク9(図3)を搬入出するための搬入出部21と、ワーク9の洗浄を行うための洗浄部22と、ワーク9の乾燥を行うための乾燥部23との3つの作業部を、基準軸線Lを中心とした円周上に等間隔で配置してなる。
ワーク作業装置1は、洗浄部22及び乾燥部23を覆う仕切り部30を備えた仕切りユニット3と、3つのテーブル40を備えたテーブルユニット4と、仕切りユニット3とテーブルユニット4との駆動力を生み出す1つの駆動モータ5(図3)とを備えている。
仕切りユニット3は、基準軸線Lに沿った方向に昇降可能に設けられ、テーブルユニット4は、基準軸線Lを中心に回動可能に設けられている。
図3〜図8に示すごとく、駆動モータ5は、テーブルユニット4の回動と仕切りユニット3の昇降のための駆動力を生み出す駆動源であり、基準軸線L上に配置され、駆動モータ5の回転に伴って回転する駆動軸51を備えている。
また、ワーク作業装置1は、駆動軸51の回転動作を仕切りユニット3の昇降動作として伝達するための第1伝達機34を備えている。この第1伝達機34は、駆動軸51の回転動作を仕切りユニット3の昇降動作として伝達している仕切り連結状態と、駆動軸51の回転動作の仕切りユニット3への伝達を解除している仕切り連結解除状態とを切り換え可能に構成されている。
また、ワーク作業装置1は、駆動軸51の回転動作をテーブルユニット4の回転動作として伝達するための第2伝達機43を備えている。この第2伝達機43は、駆動軸51の回転動作をテーブルユニット4の回転動作として伝達しているテーブル連結状態と、駆動軸51の回転動作のテーブルユニット4への伝達を解除しているテーブル連結解除状態とを切り換え可能に構成されている。
以下、ワーク作業装置1について、さらに詳細に説明する。
本例のワーク作業装置1は、図1及び図2に示すごとく、ワーク9を搬入出するための搬入出部21と、ワーク9の洗浄を行うための洗浄部22と、ワーク9の乾燥を行うための乾燥部23との3つの作業部を備えたワーク洗浄機をなすものである。
図3に示すごとく、本例のワーク9は、円筒状をなしており、その軸方向における略中間位置に鍔部91を備えたものである。
図1及び図2に示すごとく、ワーク作業装置1は、搬入出部21、洗浄部22及び乾燥部23の3つの作業部と、各作業部にそれぞれ配される3つのテーブル40を備えたテーブルユニット4と、洗浄部22及び乾燥部23に配される2つの仕切り部30を備えた仕切りユニット3と、これらを設けたフレーム部7とを備えている。
図3に示すごとく、フレーム部7は、床面上に配された基台プレート71と、上方に配された上面プレート73と、基台プレート71と上面プレート73との間に配された中間プレート72との3枚のプレートを備えている。これら3枚のプレートは、図12に示すごとく、基準軸線方向から見たとき、略同一の大きさの矩形形状を有する平板からなる。基台プレート71、上面プレート73及び中間プレート72は、各プレートの4つの角部の内側に配された4本の支柱部74により固定されている。
図1、図2及び図12に示すごとく、フレーム部7の中間プレート72上には、搬入出部21、洗浄部22及び乾燥部23の3つの作業部を配してある。各作業部は、基準軸線Lを中心とした円周上に等間隔で配されている。本例においては、図1に示すごとく、搬入出部21を手前側に配置し、テーブルユニット4の回転方向(図2のR1方向)において、搬入出部21から120°移動した位置に洗浄部22を配置し、洗浄部22からさらに120°移動した位置に乾燥部23を配置した。
図3に示すごとく、搬入出部21には、ワーク9を保持するワーク保持部24と、ワーク保持部24の下方に配された受け皿211とが配されている。ワーク保持部24と受け皿211とは、フレーム部7における搬入出部21側に配された2本の支柱部74に固定プレート243を介して固定されている。
図3及び図11に示すごとく、ワーク保持部24は、略U字状に形成された一対の保持爪241からなり、上方から見たとき、一対の保持爪241が互いに直交するように配されている。ワーク保持部24は、保持爪241がワーク9の鍔部91の下面に当設して、これを保持するように形成されている。
図3、図6及び図11に示すごとく、洗浄部22及び乾燥部23には、回転可能に配されたワーク保持部24と、ワーク保持部24の下方に配された蓋体25とを設けてある。
図3、図6及び図10に示すごとく、洗浄部22及び乾燥部23に配されたワーク保持部24は、上述した搬入出部21のものと基本構造は同じであるが、その下側に回転機構が連結されている。つまり、洗浄部22及び乾燥部23のワーク保持部24は、後述する第3伝達機6と連結したワーク回転軸242の上端部に配されており、ワーク回転軸242と共に正転及び逆転の両方向に回転可能に配されている。
図3及び図6に示すごとく、フレーム部7の中間プレート72上における洗浄部22及び乾燥部23と対応した位置には、蓋体25が配されている。
蓋体25は、略円板状の蓋体底部251と、蓋体底部251の外周から上方に向かって立設した蓋体円筒部252とを備えている。蓋体底部251には、蓋体軸受部253が配されておりワーク回転軸242が挿通配置される。また、蓋体底部251には、洗浄液等を排出する排出孔(図示略)が貫通形成されている。また、蓋体25の上端縁部には、その全周にゴム素材からなるシール部材(図示略)が配されている。
図3に示すごとく、洗浄部22に配された蓋体25の内側には、洗浄液を吐出する下方洗浄ノズル224が配されている。また、図6に示すごとく、乾燥部23に配された蓋体25の内側には、ドライエアを吐出する下方エアノズル234が配されている。
図3に示すごとく、フレーム部7における中間プレート72の下方には、駆動モータ5が配してある。
中間プレート72には、その下面から垂下した支持柱76を設けてあり、支持柱76の下端には、平板状のモータ固定プレート75が配してある。モータ固定プレート75の下面には、駆動軸51の先端が上方を向くように駆動モータ5が固定されている。駆動モータ5は、正転及び逆転の両方向に回転可能に構成されている。尚、本例において、テーブルユニット4の回転方向R1(図4)と同方向を正転方向とし、その逆方向を逆転方向として表現する。また、駆動モータ5における駆動軸51の中心軸線を基準軸線Lとした。
図3及び図6に示すごとく、駆動軸51の先端には、第1伝達機34を介して仕切りユニット3が配されている。
仕切りユニット3は、洗浄部22及び乾燥部23と対応した位置にそれぞれ配された仕切り部30と、仕切り部30を固定する仕切り固定板31とを備えている。
図3及び図6に示すごとく、仕切り部30は、上述した蓋体25と略同一の直径からなる円板状の上面部301と、該上面部301の外周から下方に向かって垂下した円筒部302とを備えており、円筒部302の下端は、その全面が開放した開口端部303を形成している。洗浄部22に配される円筒部302の内側には、洗浄液を吐出する上方洗浄ノズル32が配されており、乾燥部23に配される円筒部302の内側には、ドライエアを吐出する上方エアノズル33が配されている。
図3、図6及び図15に示すごとく、仕切り部30は、その上方に配された仕切り固定板31に固定されている。
仕切り固定板31は、その下面と仕切り部30の上面部301とが当接するように固定してある。また、仕切り固定板31には、図3及び図6に示すごとく、テーブルユニット4と係合する係合部39と、仕切りユニット3の水平方向の位置を規制するための2つのスライダー38と、第1伝達機34を構成するナット部362を備えている。
係合部39は、棒状をなしており、仕切り固定板31の下面において、後述するテーブルユニット4が備える3つの係合面411(図11)と対応した位置に垂下して配されている。
2つのスライダー38は、フレーム部7の上面プレート73の下面から垂下して配された2本のガイドバー731と共にスライド機構部を構成し、ガイドバー731の軸方向(基準軸線方向)に昇降移動可能に構成されている。これにより、仕切りユニット3は、基準軸線方向においては昇降可能で、かつ水平方向においては固定される。
上述のごとく構成された仕切りユニット3において、上昇位置及び下降位置は、フレーム部7に配された上昇位置センサ(図示略)及び下降位置センサ(図示略)の位置によって設定することができる。上昇位置センサ又は下降位置センサは、仕切りユニット3を感知すると感知信号を発信し、駆動モータ5の回転動作を停止するよう構成されている。本例において、テーブルユニット4の上昇位置は、図4及び図7に示すごとく、上昇位置にあるテーブルユニット4に保持されたワーク9の上端位置よりも、仕切り部30の下端位置が上方に配され、ワーク9の下端位置がワーク保持部24の上方に配されるように設定した。
また、図3及び図6に示すごとく、テーブルユニット4の下降位置は、下降位置にあるテーブルユニット4におけるテーブル40の外枠部401の上端縁部と、仕切り部30の開口端部303とが当接すると共に、外枠部401の下端縁部と蓋体25の上端縁部とが当接する位置に設定した。
図3及び図6に示すごとく、仕切りユニット3は、第1伝達機34を介して駆動軸51と連結可能に構成されている。
第1伝達機34は、外周側面に螺旋状のネジ溝を有するネジ軸361と、ネジ溝の内側を転動するボールを有するナット部362とを備えたボールネジからなる送りネジ機構36と、ネジ軸361と駆動軸51との間に配された第1クラッチ部35とを備えている。第1クラッチ35は、クラッチ固定プレート358を介して、2本のガイドバー731に固定されている。
図3及び図6に示すごとく、送りネジ機構36におけるボールネジ部のネジ軸361は、その中心軸線が基準軸線Lと一直線となるように配されると共に、後述する第1クラッチ部35のロータ353と連結されている。ナット部362は、上述のごとく、仕切りユニット3の仕切り固定板31に固定されている。これにより、送りネジ機構36は、ネジ軸361を回転させることにより、仕切りユニット3をネジ軸361の中心軸線方向(基準軸線方向)へと移動可能に構成されている。
また、上述のごとく、駆動モータ5は、正転及び逆転の両方向に回転可能であり、送りネジ機構36において、ネジ軸361を駆動モータ5の正転方向に回転させた際には仕切りユニット3が下降し、ネジ軸361を駆動モータ5の逆転方向に回転させた際には仕切りユニット3が上昇するように構成されている。
図3及び図16に示すごとく、駆動軸51と仕切りユニット3との間に配された第1クラッチ部35は、電磁クラッチからなり、電磁コイル352を有するコイルユニット351と、摩擦パッド354を備えたロータ353と、アーマチュアディスク356を備えた伝達ユニット355とを備えている。
図16に示すごとく、第1クラッチ部35における伝達ユニット355の内周にはボールベアリングが配されており、ネジ軸361の下端側を軸支可能に構成されている。
ロータ353は、伝達ユニット355との対向面に配された摩擦パッド354を備えており、ネジ軸361と一体に固定されている。
コイルユニット351は、クラッチ固定プレート358に固定されており、電磁コイル352を備えている。
第1クラッチ部35をなす電磁クラッチは、コイルユニット351の電磁コイル352に通電し発生する磁束により、伝達ユニット355のアーマチュアディスク356がコイルユニット351側へと引き寄せられ、板バネ357を伸張させながらロータ353と接触する。アーマチュアディスク356と摩擦パッド354とを接触させることで、ロータ353と伝達ユニット355とを連結し、駆動軸51に伝わる駆動力をネジ軸361へと伝達することができる。したがって、第1クラッチ部35に通電した際には、ロータ353と伝達ユニット355とが連結され、駆動軸51の回転動作をネジ軸361の回転動作として伝達可能な仕切りユニット連結状態となる。
また、電磁コイル352への通電を停止することにより、アーマチュアディスク356と摩擦パッド354とが互いに離れ、ロータ353と伝達ユニット355との連結が解除される。したがって、第1クラッチ部35への通電を停止した際には、ロータ353と伝達ユニット355との連結が解除され、駆動軸51の回転動作がネジ軸361の回転動作として伝達されない仕切りユニット連結解除状態となる。
上述した送りネジ機構36におけるネジ軸361の上端には、第1ブレーキ部37を配してある。
図3及び図18に示すごとく、第1ブレーキ部37は、電磁ブレーキからなり、上面プレート73の上面に固定されたブレーキコイルユニット371と、ネジ軸361と一体に固定されたブレーキハブユニット378とを備えている。
図18に示すごとく、ブレーキコイルユニット371は、アーマチュアディスク373と、プレート375と、電磁コイル部372とを備えている。アーマチュアディスク373及びプレート375は、回り止め支柱377によって電磁コイル部372へと固定されている。
ブレーキハブユニット378は、アーマチュアディスク373とプレート375との間に配されたブレーキロータ376を備えている。ブレーキロータ376とネジ軸361とは一体に固定されている。
アーマチュアディスク373は、コイルスプリング374によって、ブレーキハブユニット378が有するブレーキロータ376に向かって付勢されている。通常時(無励磁状態時)において、コイルスプリング374によって付勢されたアーマチュアディスク373は、ブレーキロータ376と接触すると共に、ブレーキロータ376をプレート375に向かって押圧し、これらを互いに接触させ固定している。したがって、ブレーキコイルユニット371への通電を停止した状態においては、ブレーキコイルユニット371とブレーキハブユニット378とが固定されることでブレーキが作動し、仕切りユニット3を停止させることができる。
また、ブレーキコイルユニット371の電磁コイル部372に通電した際には、電磁コイル部372が発生する磁束により、アーマチュアディスク373が電磁コイル部372側に引き寄せられる。これにより、アーマチュアディスク373及びプレート375とブレーキロータ376との接触が解除され、ブレーキロータ376の固定が解除される。したがって、ブレーキコイルユニット371に通電することでブレーキコイルユニット371とブレーキハブユニット378との固定が解除され、仕切りユニット3の昇降動作が可能な状態となる。
図3及び図6に示すごとく、仕切りユニット3の下方には、テーブルユニット4を配してある。
図3、図6及び図11に示すごとく、テーブルユニット4は、上述した搬入出部21、洗浄部22及び乾燥部23と対応した位置に配される3つのテーブル40と、テーブル40を固定するテーブル固定部41とを備えている。
テーブル40は、上述した蓋体25及び仕切り部30と略同一の直径からなる円筒状の外枠部401と、外枠部401の内周面に配されたワーク係合部402とを備えている。外枠部401は、軸線方向に貫通した円筒形状をなしており、軸線方向が基準軸線方向となるように配してある。また、外枠部401の上端縁部の全周には、ゴム素材からなるシール部材(図示略)が配されている。
外枠部401の内周面には、一対のワーク係合部402が配置されている。
一対のワーク係合部402は、外枠部401の内周面において、互いに対向するように配してある。ワーク係合部402は、外枠部401の内周面に配された本体部403と、本体部403の両端から外枠部401の内周側に向かって立設した一対の係合爪404とからなる略U字形をなしている。ワーク係合部402は、ワーク9の鍔部91の下面と係合可能に形成されている。
図11に示すごとく、3つのテーブル40は、テーブル固定部41に固定してあり、上述の作業部が配された円周と同一の直径からなる円周上に120°間隔で配されている。テーブル固定部41は、上方から見たとき略三角形状をなしており、その3つの辺により形成される各面上にテーブル40を1つずつ配してある。テーブル固定部41をなす三角形の重心位置には、基準軸線方向に貫通形成された貫通孔を有しており、3つの角部の内側には、仕切りユニット3の係合部39と係合する係合面411が形成されている。
図3及び図9に示すごとく、テーブル固定部41の貫通孔にはテーブル昇降機構部42を配してある。
図9に示すごとく、テーブル昇降機構部42は、テーブル側スライド部421と駆動側スライド部424とを有するスライド機構部420と、駆動側スライド部424とテーブル側スライド部421との間に配された付勢手段427とを備えている。テーブル側スライド部421は、テーブル固定部41と固定されており、駆動側スライド部424は、後述の第1軸受部81と固定されている。
図9及び図10に示すごとく、テーブル側スライド部421は、円筒状に形成された円筒部423と、その外周側面において外周側に向かって立設した鍔部422とを有している。この鍔部422よりも上方に形成された円筒部423は、テーブル固定部41の貫通孔に固定されている。また、鍔部422よりも下方に形成された円筒部423は、その外周側面に基準軸線方向に沿って形成された突条部を備えたスライド凸部428を備えている。
図9及び図10に示すごとく、駆動側スライド部424は、円筒状に形成された円筒部426と、その外周側面の下端部から外周側に向かって立設した鍔部425を備えている。駆動側スライド部424の円筒部426の内径は、テーブル側スライド部421の円筒部423の外径よりも大きく形成されており、テーブル側スライド部421のスライド凸部428と対応した位置にスライド凹部429を備えている。本例において、スライド凹部429は、円筒部426の内周側と外周側とに貫通して形成されたスリット溝状をなしている。
このように形成された駆動側スライド部424の円筒部426に、上述のテーブル側スライド部421の鍔部422よりも下方に形成された円筒部423を挿通配置してある。これにより、基準軸線方向においては、テーブル側スライド部421と駆動側スライド部424とが相対的に移動可能であり、基準軸線Lを中心線とする円周方向においては、スライド凸部428とスライド凹部429とが嵌合することにより両者を一体に回転させることができる。
図3及び図9に示すごとくテーブル側スライド部421の鍔部422と駆動側スライド部424の鍔部425との間には、付勢手段427を配してある。
付勢手段427は、圧縮コイルバネからなり、その付勢力によってテーブル側スライド部421に固定されたテーブルユニット4を上昇させることができる。尚、駆動軸51の外周面には、テーブル側スライド部421の上端部と当接し、テーブル側スライド部421の上昇位置を規制するストッパー(図示略)が配されており、このストッパーとテーブル側スライド部421とが当接した際のテーブルユニット4の高さ位置が、テーブルユニット4の上昇位置となる。
また、図3に示すごとく、テーブルユニット4の下降位置及び仕切りユニット3の下降位置は、仕切り固定板31の下面に配された係合部52と、クラッチ固定プレート358の上面に配された係合面412とを係合する位置となる。本例においては、テーブル40の外枠部401における下端縁部が、上述した蓋体25の上端縁部と当接したときのテーブルユニット4の高さ位置が、テーブルユニット4の下降位置及び仕切りユニット3の下降位置となる。
図3に示すごとく、テーブル昇降機構部42における駆動側スライド部424の鍔部425は、その下方に配された第1軸受部81に固定されている。
第1軸受部81は、外周面に段差形状が形成された筒状をなしており、フレーム部7における中間プレート72の貫通孔に空隙を介して挿通してある。また、第1軸受部81の内周には、ボールベアリングを配してあり、その内周側に配された駆動軸51との摺動抵抗を低減することができる。図12に示すごとく、第1軸受部81における中間プレート72よりも下方に配された外周側面には、平歯車からなる回転歯車811を設けてあり、後述する第2ブレーキ部44のブレーキ側歯車442と噛合している。
図11に示すごとく、回転歯車811は、その下面に同一円周上に120°間隔で配された3つの凹段部812を備えており、凹段部812にローラプランジャ77のローラ78がはまり込むことにより、テーブルユニット4の回転方向における位置決めを行うことができる。
図3及び図13に示すごとく、モータ固定プレート75の上面には、圧縮バネ791により上下方向に向かって伸張するように構成された一対のスライダ部79を備えたローラプランジャ77を配してある。ローラプランジャ77は、その先端部にローラ部78を備えており、回転する回転歯車811の下面を転動可能に構成されている。凹段部812がローラプランジャ77の上方に配された際には、スライド部79を伸張させることにより、ローラ部78が凹段部812へと嵌まり込むように構成されている。凹段部812とローラプランジャ77とは、各テーブル40が各作業部に対応した位置に配されるテーブルユニット4の停止位置において、ローラプランジャ77が凹段部812に嵌まり込むように設定してある。
また、テーブルユニット4の各テーブル40には、図示しないテーブル側位置ドグを設け、フレーム部には、図示しないテーブル側補助センサ及びテーブル側位置センサ及びテーブル下降端センサを設けてある。尚、テーブル位置センサは、テーブル上昇端センサを兼ねるものである。これらのセンサにより、テーブルユニット4の位置を検出し、その情報により駆動モータ5、第2クラッチ部430及び第2ブレーキ部44の制御を行う。
図3に示すごとく、第1軸受部81の下方には、駆動軸51とテーブルユニット4との連結をすることができる第2伝達機43を配してある。
図17に示すごとく、第2伝達機43は、第2クラッチ部430により構成されている。第2クラッチ部430は、図16に示す第1クラッチ部35と同様の動作をするように構成されている。
第2クラッチ部430の伝達ユニット355は、ロータ353と対向する第1軸受部81の下面に配されたアーマチュアディスク356を備えており、テーブル昇降機構部42を介してテーブルユニット4と一体に回転可能に配されている。
ロータ353は、伝達ユニット355が有するアーマチュアディスク356との対向面に摩擦パッド354を備えている。ロータ353は、駆動軸51の外周に固定されており、駆動軸51と一体に回転動作を行う。
したがって、第2クラッチ部430に通電した際には、ロータ353と伝達ユニット355とが連結され、駆動軸51の回転動作をテーブルユニット4の回転動作として伝達可能なテーブルユニット連結状態となる。
また、第2クラッチ部430への通電を停止した際には、ロータ353と伝達ユニット355との連結が解除され、駆動軸51の回転動作がテーブルユニット4の回転動作として伝達されないテーブルユニット連結解除状態となる
図12に示すごとく、上述した第1軸受部81の外周に配された回転歯車811は、第2ブレーキ部44と連結されたブレーキ側歯車442と噛合している。
図18に示すごとく、第2ブレーキ部44は、第1ブレーキ部37と同様の構造を有する電磁ブレーキからなり、その作動も同様である。
第2ブレーキ部44においては、ブレーキコイルユニット371は中間プレート72の上面に固定されており、ブレーキハブユニット378はブレーキ側歯車442を下端に備えたブレーキ軸441の上端と固定されている。
したがって、第2ブレーキ部44に通電し、アーマチュアディスク373及びプレート375とブレーキロータ376との接触が解除されることで、ブレーキコイルユニット371とブレーキハブユニット378との固定が解除される。これにより、第2ブレーキ部44によるブレーキが解除され、テーブルユニット4は回転可能となる。
また、第2ブレーキ部44への通電を停止し、アーマチュアディスク373及びプレート375とブレーキロータ376とを接触させることで、ブレーキコイルユニット371とブレーキハブユニット378とが固定される。これにより第2ブレーキ部44によるブレーキが作動し、テーブルユニット4は固定される。
図3に示すごとく、第2軸受部82の下方には、第3伝達機6が配してある。
図3及び図14に示すごとく第3伝達機6は、駆動軸51と第3クラッチ部61を介して配された主回転体62と、洗浄部22及び乾燥部23にそれぞれ配されたワーク保持部24に配された従回転体63と、主回転体62の駆動力を従回転体63へと伝達する伝達帯64とを備えている。本例において、主回転体62及び従回転体63はスプロケットからなり、伝達帯64は、ローラチェーンからなる。また、洗浄部22及び乾燥部23にそれぞれ配された従回転体63の間には、伝達帯64の張りを調整するテンショナー66が配されている。
尚、主回転体62、従回転体63及び伝達帯64は上記の構成に限るものでなく、主回転体62及び従回転体63をプーリーとし、伝達帯64をベルトとしてもよい。このように、種々の巻掛け伝動装置を用いることができる。
第3クラッチ部61は、第2クラッチ部44と同様に図17に示す電磁クラッチからなり、その動作も同様である。
第3クラッチ部61の伝達ユニット355の外周部側面には、主回転体62が形成されている。
ロータ353は、駆動軸51と一体に回転するよう固定されている。
コイルユニット351は、第2軸受部82の下面に固定されている。
したがって、第3クラッチ部61に通電した際には、ロータ353と伝達ユニット355とが連結され、駆動軸51の回転動作を洗浄部22及び乾燥部23に配されたワーク保持部の回転動作として伝達可能な保持部連結状態となる。また、第3クラッチ部61への通電を停止した際には、ロータ353と伝達ユニット355との連結が解除され、駆動軸51の回転動作が洗浄部22及び乾燥部23にワーク保持部24の回転動作として伝達されない保持部連結解除状態となる
また、乾燥部23に配されたワーク回転軸242の下端部には、第3ブレーキ部65を設けてある。
図6及び図18に示すごとく、第3ブレーキ部65は、第1ブレーキ部37と同様の構造を有する電磁ブレーキからなり、その作動も同様である。
第3ブレーキ部65において、ブレーキコイルユニット371は、モータ固定プレート75の下面に固定されている。また、ブレーキハブユニット378のブレーキロータ376は、ワーク回転軸242の下端部に固定されている。
したがって、第3ブレーキ部65に通電し、アーマチュアディスク373及びプレート375とブレーキロータ376との接触が解除されることで、ブレーキコイルユニット371とブレーキハブユニット378との固定が解除される。これにより、第3ブレーキ部65によるブレーキが解除され、ワーク保持部24は回転可能となる。
また、第3ブレーキ部65への通電を停止し、アーマチュアディスク373及びプレート375とブレーキロータ376とが接触することでブレーキコイルユニット371とブレーキハブユニット378とが固定される。これにより、第3ブレーキ65によるブレーキが作動しワーク保持部24は固定される。
次に、本例のワーク作業装置1の動作について説明する。
図3及び図6に示すごとく、テーブルユニット4及び仕切りユニット3は、初期位置として、それぞれの下降位置に配された状態にある。
まず、図4及び図7に示すごとく、搬入出部21のワーク保持部24にワーク9を配置した後、テーブルユニット4及び仕切りユニット3を上昇させる。
第1伝達機34の第1クラッチ部35を通電状態とし、駆動軸51とネジ軸361とを第1クラッチ部35により連結した仕切り連結状態とする。そして、固定状態にある第1ブレーキ部37を通電状態としてブレーキを解除する。
次いで、駆動モータ5を逆転方向に回転させる。これにより、駆動軸51の駆動力がネジ軸361へと伝達され、ボールネジ部においてネジ軸361とナット部362とが相対的に回転しナット部362が固定された仕切りユニット3が上昇する。
仕切りユニット3が、その上昇位置まで上昇したことを上方位置センサが検知すると、駆動モータ5の回転が停止し、仕切りユニット3は上昇位置において停止する。そして、第1ブレーキ部37への通電を停止し、再度ネジ軸361にブレーキをかけた後、第1クラッチ部35への通電を停止し、駆動軸51とネジ軸361との伝達を解除した仕切り連結解除状態とする。
仕切りユニット3の上昇と同時に、テーブルユニット4は、テーブル昇降機構部42の付勢手段427の付勢力によって、仕切りユニット3と連動して上昇する。このとき、テーブルユニット4の下降位置においては、ワーク保持部24よりも下方に配されていたワーク係合部402が上昇し、ワーク保持部24とワーク係合部402との間における高さ方向の相対位置が入れ替わる。図4及び図7に示すごとく、ワーク保持部24に配されていたワーク9(図3及び図6)は、テーブル40と共に上昇しワーク保持部24よりも上方へ配されるワーク係合部402へと受け渡され、ワーク係合部402によって係合保持される。
仕切りユニット3と連動して上昇するテーブルユニット4は、テーブル昇降機構部42のテーブル側スライド部421の上端部が、駆動軸51に配されたストッパーと当接することにより上昇を停止する。このとき、仕切りユニット3の係合部39とテーブルユニット4のテーブル固定部41との係合が解除され、仕切りユニット3とテーブルユニット4とは分離される。
次いで、図4及び図7に示すごとく、テーブルユニット4を回転させ、搬入出部21に配されたテーブル40を隣り合う作業部へと移動する。
まず、第2クラッチ43に通電し、駆動軸51の回転動作をテーブルユニット4の回転動作として伝達可能なテーブル連結状態とする。そして、第2ブレーキ部44に通電し、テーブルユニット4のブレーキを解除する。次いで、駆動モータ5を正回転させ、駆動モータ5の回転動作をテーブルユニット4の回転動作として伝達する。
テーブル40に配されたテーブル側位置ドグを、フレーム部7に設けたテーブル側補助センサが検知すると、駆動モータ5の回転を減速する。そして、テーブル側位置センサにテーブル側位置ドグが到達すると同時にローラプランジャ77のローラ部78が凹段部812に嵌り込むことで、テーブルユニット4は停止位置において回転を停止させる。
そして、テーブル側位置センサがテーブル側位置ドグを検知すると、第2クラッチ43及び駆動モータ5への通電を同時に停止し、駆動軸51とテーブルユニット4との連結を解除し、テーブル連結解除状態とする。これと同時に、第2ブレーキ部44への通電を停止し、第2ブレーキ部44によってテーブルユニット4を固定する。
次いで、図3及び図6に示すごとく、仕切りユニット3及びテーブルユニット4を下降させる。
第1伝達機34の第1クラッチ部35を通電状態とし、駆動軸51とネジ軸361とを第1クラッチ部35により連結した仕切り連結状態とする。そして、第1ブレーキ部37を通電状態として仕切りユニット3のブレーキを解除する。
次いで、駆動モータ5を正転方向に回転させる。これにより、駆動軸51の駆動力がネジ軸361へと伝達され、ボールネジ部においてネジ軸361とナット部362とが相対的に回転しナット部362が固定された仕切りユニット3が下降する。
下降する仕切りユニット3の係合部39がテーブルユニット4のテーブル固定部41に配した係合面411に当接すると、付勢手段427の付勢力に抗して、仕切りユニット3と連動してテーブルユニット4が下降する。このとき、テーブルユニット4が上昇位置にある際には、ワーク保持部24よりも上方に配されていたワーク係合部402が下降し、ワーク保持部24とワーク係合部402との間における高さ方向の相対位置が入れ替わる。ワーク係合部402に配されていたワーク9は、テーブル40と共に下降し、ワーク係合部402よりも上方に配されるワーク保持部24へと受け渡され、ワーク保持部24によって保持される。
仕切りユニット3が、その下降位置まで下降したことを下方位置センサが検知すると同時に仕切り固定板31の下側に取付いている係合部52がクラッチ固定プレート358の上面についている係合面412に係合し、駆動モータ5の回転が停止し、仕切りユニット3と、仕切りユニット3と連動するテーブルユニット4とは下降位置において停止する。そして、第1ブレーキ部37への通電を停止し、仕切りユニット3にブレーキをかけた後、第1クラッチ部35への通電を停止し、駆動軸51とネジ軸361との伝達を解除した仕切り連結解除状態とする。
このとき、洗浄部22及び乾燥部23に配された仕切り部30、テーブル40の外枠部401及び蓋体25は、それぞれ対向する端部同士を密着させることにより、仕切り部30の開口端部303をテーブル40の外枠部401及び蓋体25によって覆い、ワーク9が内包された状態となる。
次いで、図5及び図8に示すごとく、ワーク9を回転させ、洗浄部22及び乾燥部23においてワーク9の洗浄及び乾燥を行う。
第3伝達機6の第3クラッチ部61を通電状態とすることにより、駆動軸51と主回転体62とを連結し、駆動モータ5を正転及び逆転方向に回転させる。これにより、駆動軸51の回転動作を洗浄部22及び乾燥部23に配されたワーク保持部24の回転動作として伝達している保持部連結状態とする。そして、第3ブレーキ部65を通電状態としてワーク回転軸242のブレーキを解除し、駆動モータ5を正転及び逆転方向に回転させる。
駆動軸51から主回転体62へと伝達された回転動作は、伝達帯64を介して、洗浄部22及び乾燥部23にそれぞれ配された従回転体63へと伝達されワーク回転軸242を介してワーク保持部24を回転させる。これにより、ワーク保持部24に保持されたワーク9を回転させる。このとき、洗浄部22においては、上方洗浄ノズル32および下方洗浄ノズル224から、ワーク9に向かって洗浄液を吐出し、ワーク9の洗浄が行われる。また、乾燥部23においては、上方エアノズル33および下方エアノズル234から、ワーク9に向かってドライエアを吐出し、ワーク9の乾燥が行われる。
洗浄部22及び乾燥部23においてワーク9の洗浄及び乾燥が完了すると、第3クラッチ部61への通電を停止し、駆動軸51の回転動作の洗浄部22及び乾燥部23に配されたワーク保持部24への伝達を解除している保持部連結解除状態とする。そして、第3ブレーキ部65への通電を停止し、ワーク回転軸242にブレーキをかける。
上記の動作を繰り返してワーク9の洗浄及び乾燥を行う。
上記のごとく、本例に示すワーク作業装置1においては、第1伝達機34と第2伝達機43とテーブル昇降機構部42と第1ブレーキ部37と第2ブレーキ部44とを用いることによって、少なくともテーブルユニット4の回転動作と仕切りユニット3の昇降動作という2つの異なる動作を、1つの駆動モータ5の回転動作によって実現することができる。そのため、テーブルユニット4の回転動作と仕切りユニット3の昇降動作のいずれの動作を行う場合にも駆動モータ5を駆動させる。したがって、ワーク作業装置1における多くの動作を駆動モータ5によって行うことができ、その停止時間を削減し、駆動モータ5自体の稼働時間を増大することができる。これにより、駆動モータ5の稼働効率を高くすることができる。
さらに、ワーク作業装置1は、第3伝達機6を備えており、上記の2つの動作とワーク9の回転動作の3つの動作を、1つの駆動モータ5の回転動作によって実現することができる。これにより、さらなる停止時間の削減と、駆動モータ5自体の稼働時間の増大が可能となる。これにより、駆動モータ5の稼働効率をより高くすることができる。
また、仕切り連結状態、仕切り連結解除状態、テーブル連結状態、テーブル連結解除状態を切り替えることにより、テーブル40に載置されたワーク9の各作業部間の移動の実施と、隣り合う作業部間を仕切り部30により仕切った状態での作業の実施とができる。これにより、ワーク9の各作業部間の移動を容易に行うと共に、各作業部が互いに影響を与えることを容易に防止することができる。
ワーク作業装置1において、仕切り部30は、テーブル40上に配置されるワーク9の周囲全周を囲うよう筒状に設けてある。また、テーブル40の下方には、仕切り部30において下方側に開口した開口端部303を覆うための蓋体25が配されている。そして、仕切りユニット3を下降させることにより、仕切り部30の開口端部303をテーブル40の外枠部401及び蓋体25によって覆い、仕切り部30、外枠部401及び蓋体25によってワーク9を内包するよう構成されている。そのため、作業部同士をさらに確実に仕切ることができる。これにより、各作業部が互いに影響を与えることをより確実に防止することができる。本例においては、仕切り部30、外枠部401及び蓋体25とにより、ワーク9を内包したが、仕切り部30及び蓋体25の2部品により、ワーク9を内包するよう構成することもできる。
また、テーブルユニット4は、上昇位置と下降位置との間を昇降可能に設けられていると共に、付勢手段427によって上昇位置に向かって付勢されている。テーブルユニット4の付勢手段427の付勢力に抗した上昇位置から下降位置への移動は、仕切りユニット3が下降する際に該仕切りユニット3とテーブルユニット4とが係合することにより、仕切りユニット3の移動に連動して実施されるよう構成されている。また、テーブル40は、ワーク9を係合保持するワーク係合部402と基準軸線方向に貫通形成された外枠部401とを有している。各作業部には、外枠部401と対応した位置にワーク9を保持するワーク保持部24を備えている。テーブルユニット4が上昇位置と下降位置との間において昇降することにより、ワーク係合部402とワーク保持部24との高さ方向の相対位置が変化し、ワーク係合部402とワーク保持部24との間でのワーク9の受け渡しが可能である。テーブルユニット4が上昇位置にあるときは、テーブル40のワーク係合部402によってワーク9を係合保持し、テーブルユニット4が下降位置にあるときは、ワーク保持部24によってワーク9を保持するよう構成されている。
作業部において、ワーク9を確実に保持するために、作業部に設けられたワーク保持部24にワーク9の一部を基準軸線方向に挿入して配置してある。このとき、ワーク9を隣り合う作業部へと移送する際には、ワーク9を基準軸線方向に移動させ、ワーク保持部24と分離する必要がある。上記のごとく、ワーク係合部402とワーク保持部24とによってワーク9の持ち替えを行うことにより、ワーク9の移送を容易に行うことができる。
また、テーブルユニット4は、付勢手段427によって上昇位置へと付勢されると共に、上昇位置から下降位置への移動は、仕切りユニット3の移動に連動して実施されるよう構成されている。それゆえ、駆動モータ5以外の新たに駆動源を設けることなく、テーブルユニット4の昇降を行うことができる。
また、ワーク保持部24は、ワーク9を保持すると共にワーク保持部24を設けたワーク回転軸242を中心として回転可能に構成されており、駆動軸51とワーク保持部24との間には、駆動軸51の回転動作を洗浄部22及び乾燥部23に配されたワーク保持部24の回転動作として伝達している保持部連結状態と、駆動軸51の回転動作の洗浄部22及び乾燥部23に配されたワーク保持部24への伝達を解除している保持部連結解除状態とを切り換えるための第3伝達機6を備えており、保持部連結状態と保持部連結解除状態とを切り替えることにより、洗浄部22及び乾燥部23に配されたワーク保持部24に保持されたワーク9を回転可能に構成されている。
そのため、保持部連結状態において、第3伝達機6を介して駆動軸51と連結された洗浄部22及び乾燥部23に配されたワーク保持部24を容易に回転させることができる。これにより、作業部において行われる各種作業の作業効率を向上することができる。
また、第2伝達機43は、テーブルユニット4と一体に配されたテーブル側スライド部421と、テーブル連結状態において駆動軸51の回転動作が伝達されるように配された駆動側スライド部424とを有するスライド機構部を備えており、駆動側スライド部424が、記基準軸線方向に沿って形成されたスライド凸部428を備えると共に、テーブル側スライド部421がスライド凸部428と係合するスライド凹部429を備えており、テーブルスライド部と駆動側スライド部424とは、基準軸線方向においては相対的にスライド可能であり、基準軸線Lを回転中心とする回転方向においては一体に固定されるよう構成されている。
そのため、上記駆動軸51が回転を停止した状態において、上記テーブルユニット4を回転は停止させつつ昇降移動を行うことができる。これにより上記テーブルユニット4の昇降移動を安定して行うことができる。また、上記駆動軸51が回転した状態においては、その回転動作を上記テーブルユニット4に確実に伝達することができる。
また、第1伝達機34は、駆動モータ5の回転動作を仕切りユニット3の昇降動作へと変換するためのネジ軸361とナット部362とを備えたボールネジからなる送りネジ機構36と、ネジ軸361と駆動軸51との間に配された第1クラッチ部35とを備えており、該第1クラッチ部35により仕切り連結状態と仕切り連結解除状態とを切り替え可能に構成されている。また、第2伝達機43は、駆動軸51とテーブルユニット4との間に配された第2クラッチ部430を備えており、該第2クラッチ部430により、テーブル連結状態とテーブル連結解除状態とを切り替え可能に構成されている。上記のごとく、第1伝達機34及び第2伝達機43を構成することにより、テーブルユニット4の回転動作と仕切りユニット3の昇降動作を容易かつ確実に実現することができる。
また、第3伝達機6は、駆動軸51と第3クラッチ部61を介して配された主回転体62と、洗浄部22及び乾燥部23に配されたワーク保持部24にそれぞれ配された従回転体63と、主回転体62の駆動力を従回転体63へと伝達する伝達帯64とを備えており、第3クラッチ部61によって保持部連結状態と保持部連結解除状態とを切り替え可能に構成されている。上記のごとく、第3伝達機6を構成することにより、ワーク保持部24の回転動作を容易かつ確実に実現することができる。
また、作業部として、ワーク9の洗浄を行うための洗浄部22と、ワーク9の乾燥を行うための乾燥部23とを備えている。そのため、ワーク作業装置1を、洗浄部22及び乾燥部23を備えたワーク洗浄機として用いることができる。そして、上述した1つの駆動モータ5を効率よく利用した優れた作用効果を発揮すると共に、洗浄液の飛沫が、周囲の作業部へと影響を与えることを効果的に防止することもできる。
以上のごとく、本例に示したワーク作業装置1によれば、駆動源を有効に利用して、その稼働効率を高めることができる。
尚、本例においては、ワーク作業装置をワークに対して洗浄を行うワーク洗浄機としたがこれに限るものではない。例えば、ショットピーニングやショットブラスト等、ワークに対して種々の処理を行う際に、ワーク作業装置を用いることができる。
(実施例2)
本例は、実施例1におけるワーク作業装置に排気循環装置を設けた例を示す。
図19に示すごとく排気循環装置100は、空気を吸引及び吐出可能に構成された送風機11と、送風機11に連結された吐出経路12と吸引経路13と、吸引経路13と合流する分岐吸引経路18とを有している。
図19に示すごとく、本例における送風機11は、リングブロワからなり、空気を吸引する吸引口111と、空気を吐出する吐出口112とを備えている。吸引口111から吸引された空気は、図示しない回転羽根車によって吐出口112へと運ばれるが、このとき空気にかかる遠心力によって圧力上昇が生じ、圧力の高い空気が吐出口112から吐出される。
図19に示すごとく、吐出経路12の一端は、送風機11の吐出口112に連結されており、他端は吐出側分岐配管121を介して乾燥部23のエアノズルと連結されている。吐出経路12は、吐出側分岐配管121によって上方吐出配管122と下方吐出配管123とに分岐しており、上方吐出配管122は乾燥部23における上方エアノズル33と連結され、下方吐出配管123は乾燥部23における下方エアノズル234と連結されている。
図19に示すごとく、吸引経路13の一端は、送風機11の吸引口111に連結されており、他端は洗浄部22の内側に開口した洗浄側排気孔221と連結されている。吸引経路13は、洗浄部22内において発生した洗浄液等の微小な水滴からなるミストを含む排気エアA1を流通可能に構成されており、排気エアA1を乾燥エアA2とミストとに分離する水分除去流路130を有している。
洗浄側排気孔221は、洗浄部22における仕切り部30の上面に貫通形成されており、吸引経路13を構成する排気配管131の一端が連結されている。排気配管131は洗浄側排気孔221から上方に向かった後、湾曲しており、排気配管131の他端側は下方に向かって垂下して配される。
図19に示すごとく、排気配管131の他端は、水分除去流路130と連結されている。
水分除去流路130は、大気開放された大気開口部14と、水分を排出する水分排出口15と、吸引経路13における上流側に軸線方向が略水平となるように配された上流配管16と、軸線方向が略垂直となるように配された下流配管17とを備えている。
大気開放された大気開口部14は、図19に示すごとく、排気配管131の下方において、その他端と対向して配された大気導入配管141に形成されている。大気導入配管141は、その軸線方向が略垂直方向となるように配されており、その下端には、大気開口部14が形成されている。大気開口部14には、その開口面積を調整可能なバルブ142が配してある。
図19に示すごとく、排気配管131と大気導入配管141とが合流する部位には、上流配管16が配してある。上流配管16は、その軸線方向が略水平となるように配されている。
上流配管16の下流側端部には、下流配管17が配されている。下流配管17は、上流配管16の下流側端部から上方に立設する上方下流配管171と、上流配管16の下流側端部から下方に垂下する下方下流配管172とを有している。
下方下流配管172は、下方に向かって徐々に縮径するテーパ部173と、テーパ部173の先端から下方に向かって延設されたドレンパイプ174とを有しており、ドレンパイプ174における下端には、水分を排出するための水分排出口15が形成してある。
上方下流配管171の上端部には、送風機11の吸引口111と連結された接続配管132と、乾燥部23と連通した分岐吸引経路18とを有している。
図19に示すごとく、吸引経路13に合流する分岐吸引経路18は、一端が乾燥部23の仕切り部30の上面に貫通形成された乾燥側排気口235と連結され、他端が上方下流配管171の上端部に連結されている。乾燥側排気口235と連結された一端は、上方に向かって配されており、上方下流配管171と連結された他端は、下方に向かって配されている。尚、乾燥部23において発生するミストの量は、洗浄部22に比べて少ないため、本例においては、水分除去流路130の下流側で吸引経路13と分岐吸引経路18とを合流しているが、水分除去流路130の上流側で分岐吸引経路18を合流させることがより好ましい。
上記のごとく構成された排気循環装置100において、送風機11を作動させると吸引口111から空気が吸引され、洗浄部22内において発生したミストを含む排気エアA1が吸引経路13内へと流入する。排気エアA1は、排気配管131を介して、水分除去流路130へと流通する。
水分除去流路130においては、大気開口部14から大気導入配管141を通じて大気A3が導入され、上流配管16の内側で排気エアA1と混合され、上流配管16の内側において、気流の乱れが生じる。この気流の乱れによって、水分除去流路130における進行方向と交差する方向にかかる力を受けたミストは、水分除去流路130の内壁に衝突して付着する。そして、水分除去流路130の内壁に付着したミストが凝集すると自重により流れ落ち、水分排出口15から排出される。排気エアA1からミストが除去された乾燥エアA2は、送風機11の吸引口111から吸引された後、吐出口112から吐出され、乾燥部23のエアノズルへと供給される。
このように、排気循環装置100によれば、1つの送風機11によって、吐出経路12と吸引経路13とに、排気エアA1と乾燥エアA2を流通させると共に、洗浄部22において発生したミストの流出を防止することができる。したがって、従来、乾燥に用いられていた工場エアを用いる必要がなく、工場エア及び排気ファンの使用にかかる電力消費量を削減することができる。これにより、電力消費量及び環境負荷の低減が可能となる。
また、水分除去流路130は、吸引経路13における上流側に軸線方向が略水平となるように配された上流配管16と、上流配管16の下流側に連結され軸線方向が略垂直となるように配された下流配管17とを有しており、下流配管17の下端に水分排出口15を備えている。
そのため、洗浄部22において発生したミストを含む排気エアA1が、上流配管16から下流配管17へと流通する際に、その流通方向を変化させることができる。ミストは、空気に比べて質量が大きいため慣性力が大きい。そのため、ミストは、流通方向の変化に追従できず、下流配管17の内壁に衝突し付着する。そして、下流配管17の内壁において凝集したミストは、自重により落下し、下流配管17の下端に配された水分排出口15から排出される。これにより、排気エアA1に含まれたミストをより効率よく除去し、容易に排出することができる。
また、排気循環装置100は、吸引経路13と合流する分岐吸引経路18を有しており、分岐吸引経路18は、乾燥部23の内側に開口する乾燥側排気口235と連通している。そのため、乾燥部23においてミストが発生したとしても、これを除去することができる。本例においては、分岐吸引経路18を流通する排気エアA1に含まれるミストの一部は、分岐吸引経路18の内壁に付着する。そして、分岐吸引経路18を通過した後に排気エアA1に残るミストは、分岐吸引経路18から接続配管132へと流通方向が変化する際に、下流配管17の下方に落下し水分排出口15から排出される。このように、ミストを除去された排気エアA1は、乾燥エアA2として接続配管に流入する。これにより、ミストの流出をより確実に防止することができる。
尚、本例に示す排気循環装置は、実施例1に示したワーク作業装置での使用に限られるものではなく、洗浄部及び乾燥部を有する種々の装置に用いることができる。
また、本例においては乾燥部23と連通した分岐吸引経路18を設けたが、乾燥部23におけるミストの発生が環境に悪影響を及ぼさない程度に微量な場合には、図20に示すごとく、分岐吸引経路18を省略しても良い。
1 ワーク作業装置
21 搬入出部
3 仕切りユニット
30 仕切り部
34 第1伝達機
4 テーブルユニット
40 テーブル
427 付勢手段
43 第2伝達機
5 駆動モータ
51 駆動軸
9 ワーク
L 基準軸線

Claims (12)

  1. ワークを搬入出するための搬入出部を含む、上記ワークに作業を施す複数の作業部を、基準軸線を中心とした円周上に配置してなるワーク作業装置であって、
    複数の上記作業部に対応して配置される複数のテーブルを備えていると共に上記基準軸線を中心に回動可能に設けられたテーブルユニットと、
    複数の上記作業部間を仕切る仕切り部を備え、上記基準軸線に沿った方向に昇降可能に設けられた仕切りユニットと、
    上記テーブルユニットの回動と上記仕切りユニットの昇降のための駆動力を生み出す1つの駆動モータと、
    上記基準軸線上に配置され、上記駆動モータの回転に伴って回転する駆動軸と、
    該駆動軸の回転動作を上記仕切りユニットの昇降動作として伝達している仕切り連結状態と、上記駆動軸の回転動作の上記仕切りユニットへの伝達を解除している仕切り連結解除状態とを切り替えるための第1伝達機と、
    上記駆動軸の回転動作を上記テーブルユニットの回転動作として伝達しているテーブル連結状態と、上記駆動軸の回転動作の上記テーブルユニットへの伝達を解除しているテーブル連結解除状態とを切り換えるための第2伝達機とを有することを特徴とするワーク作業装置。
  2. 請求項1に記載のワーク作業装置において、上記仕切り部は、上記テーブル上に配置される上記ワークの周囲全周を囲うよう筒状に設けられていることを特徴とするワーク作業装置。
  3. 請求項2に記載のワーク作業装置において、上記テーブルの下方には、上記仕切り部において下方側に開口した開口端部を覆うための蓋体が配されており、上記仕切りユニットを下降させることにより、上記仕切り部の上記開口端部を上記蓋体によって覆い、上記仕切り部及び上記蓋体によって上記ワークを内包することを特徴とするワーク作業装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のワーク作業装置において、上記テーブルユニットは、上昇位置と下降位置との間を昇降可能に設けられていると共に、付勢手段によって上記上昇位置に向かって付勢されており、上記付勢手段の付勢力に抗した上記上昇位置から上記下降位置への移動は、上記仕切りユニットが下降する際に該仕切りユニットと上記テーブルユニットとが係合することにより、上記仕切りユニットの移動に連動して実施されるよう構成されており、上記テーブルユニットにおける上記複数のテーブルは、上記ワークを係合保持するワーク係合部と上記基準軸線方向に貫通形成された貫通孔とを有しており、上記複数の作業部は、上記貫通孔と対応する位置に、上記ワークを保持するワーク保持部を備えており、上記テーブルユニットが上記上昇位置と上記下降位置との間において昇降することにより、上記ワーク係合部と上記ワーク保持部との高さ方向の相対位置が変化し、上記ワーク係合部と上記ワーク保持部との間における上記ワークの受け渡しが可能であり、上記テーブルユニットが上記上昇位置にあるときは、上記テーブルの上記ワーク係合部によって上記ワークを係合保持し、上記テーブルユニットが上記下降位置にあるときは、上記ワーク保持部によって上記ワークを保持するよう構成されていることを特徴とするワーク作業装置。
  5. 請求項4に記載のワーク作業装置において、上記ワーク保持部は、上記ワークを保持すると共に上記ワーク保持部を配したワーク回転軸の軸線を中心として回転可能に構成されており、上記駆動軸と上記ワーク保持部との間には、上記駆動軸の回転動作を所望の上記ワーク保持部の回転動作として伝達している保持部連結状態と、上記駆動軸の回転動作の上記所望のワーク保持部への伝達を解除している保持部連結解除状態とを切り換えるための第3伝達機を備えており、上記保持部連結状態と上記保持部連結解除状態とを切り替えることにより、上記所望のワーク保持部に保持された上記ワークを回転可能に構成されていることを特徴とするワーク作業装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のワーク作業装置において、上記第2伝達機は、上記テーブルユニットと一体に配されたテーブル側スライド部と、上記テーブル連結状態において上記駆動軸の回転動作が伝達されるように配された駆動側スライド部とを有するスライド機構部を備えており、上記テーブルスライド部と上記駆動側スライド部のいずれか一方が、上記基準軸線方向に沿って形成されたスライド凸部を備えると共に、他方が上記スライド凸部と係合するスライド凹部を備えており、上記テーブルスライド部と上記駆動側スライド部とは、上記基準軸線方向においては相対的にスライド可能であり、上記基準軸線を回転中心とする回転方向においては一体に固定されるよう構成されていることを特徴とするワーク作業装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のワーク作業装置において、上記第1伝達機は、上記駆動モータの回転動作を上記仕切りユニットの昇降動作へと変換するためのネジ軸とナット部とを備えた送りネジ機構と、上記ネジ軸と上記駆動軸との間に配された第1クラッチ部とを備えており、該第1クラッチ部により上記仕切り連結状態と上記仕切り連結解除状態とを切り替え可能に構成されており、上記第2伝達機は、上記駆動軸と上記テーブルユニットとの間に配された第2クラッチ部を備えており、該第2クラッチ部により、上記テーブル連結状態と上記テーブル連結解除状態とを切り替え可能に構成されていることを特徴とするワーク作業装置。
  8. 請求項5に記載のワーク作業装置において、上記第3伝達機は、上記駆動軸と第3クラッチ部を介して配された主回転体と、上記所望のワーク保持部にそれぞれ配された従回転体と、上記主回転体の駆動力を上記従回転体へと伝達する伝達帯とを備えており、上記第3クラッチ部によって上記保持部連結状態と上記保持部連結解除状態とを切り替え可能に構成されていることを特徴とするワーク作業装置。
  9. 請求項1〜8に記載のワーク作業装置において、上記作業部として、ワークの洗浄を行うための洗浄部と上記ワークの乾燥を行うための乾燥部とを備えていることを特徴とするワーク作業装置。
  10. 請求項9に記載のワーク作業装置において、
    該ワーク作業装置は、上記洗浄部と上記乾燥部とに接続された排気循環装置を有しており、
    該排気循環装置は、空気を吸引する吸引口と該吸引口から吸引した空気を吐出する吐出口とを備えた送風機と、
    一端が上記送風機の上記吐出口に連結され、他端が上記乾燥部に配されたエアノズルと連結された吐出経路と、
    一端が上記送風機の上記吸引口に連結され、他端が上記洗浄部の内側に開口した洗浄側排気孔と連結された吸引経路とを有しており、
    該吸引経路は、大気開放された大気開口部と、水分を排出する水分排出口とを備えた水分除去流路を備えていることを特徴とするワーク作業装置。
  11. 請求項10に記載のワーク作業装置において、上記水分除去流路は、上記吸引経路における上流側に軸線方向が略水平となるように配された上流配管と、上記上流配管の下流側に連結され軸線方向が略垂直となるように配された下流配管とを有しており、上記下流配管の下端に上記水分排出口を備えていることを特徴とするワーク作業装置。
  12. 請求項10又は11に記載のワーク作業装置において、上記排気循環装置は、上記吸引経路と合流する分岐吸引経路を有しており、該分岐吸引経路は、上記乾燥部の内側に開口する乾燥側排出口と連通していることを特徴とするワーク作業装置。
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