JP2013147306A - 搬送装置、搬送方法および画像記録装置 - Google Patents

搬送装置、搬送方法および画像記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像記録処理の開始前における記録媒体の無駄の発生を抑制しつつ、回転軸に巻き付けられた記録媒体のロール径を検出する技術を提供する。
【解決手段】記録媒体をロール状に巻き付けた状態で記録媒体の搬送速度に応じて回転する回転軸と、回転数検出部にて検出された回転軸の回転数と速度検出部にて検出された記録媒体の搬送速度とから回転軸に巻き付けられた記録媒体のロール径を算出し、当該ロール径に応じたトルクで回転軸を回転させることで記録媒体のテンションを調整する制御部と、を備え、制御部は、第1方向への速度成分が記録用速度より小さい速度で記録媒体を搬送しつつロール径を算出するロール径算出モードを実行したあと、ロール径に基づいて記録媒体のテンションを調整しつつ記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する記録用搬送モードを実行する。
【選択図】図3

Description

この発明は、記録媒体を搬送する搬送技術に関し、特に記録媒体をロール状に巻き付けた状態で記録媒体の搬送速度に応じて回転する回転軸のトルクを制御することで、記録媒体のテンションを調整する技術に関する。
特許文献1では、シートの両端部を回転軸(巻出軸、巻取軸)にロール状に巻き付けた状態で回転軸を回転させることで、シートを所定方向に搬送する装置が記載されている。また、この装置はシートのテンションを調整するために、回転軸のトルクを調整するといった構成を備える。ただし、シートのテンションは、回転軸のトルクのみならず、回転軸に巻き付けられたシートのロール径にも依存する。したがって、シートに対して適切なテンションを与えるためには、ロール径に応じたトルクで回転軸を回転させる必要がある。そこで、特許文献1では、シートの搬送速度が回転軸の回転数およびロール径の積に比例するという関係を用いて、シートの搬送速度および回転軸の回転数からロール径を求めている。そして、このロール径に基づいて回転軸のトルクを調整することで、シートに適切なテンションが与えられる。
特開平4−94357号公報
ところで、記録媒体に画像を記録する画像記録処理を実行する画像記録装置として、記録媒体(シート)を特許文献1のように所定方向に搬送しつつ画像記録処理を行うものがある。そこで、このような画像記録装置に対して上記技術を適用して、記録媒体のテンションを調整することが考えられる。しかしながら、上記技術は、記録媒体のテンション調整に必要となる記録媒体のロール径を、回転軸の回転数から求めるものである。したがって、画像記録処理を開始するにあたっては、記録媒体のテンション調整に必要なロール径を求めるために、まず回転軸を回転させてその回転数を検出する必要があり、この際、回転軸の回転に伴って記録媒体も搬送されてしまう。そして、このように画像記録処理が実行される前に記録媒体が搬送されることで、記録媒体において画像の記録されない部分が生じて、記録媒体の無駄が多く発生してしまうおそれがあった。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、画像記録処理の開始前における記録媒体の無駄の発生を抑制しつつ、回転軸に巻き付けられた記録媒体のロール径を検出する技術の提供を目的とする。
この発明にかかる搬送装置は、上記目的を達成するために、記録媒体に画像が記録される画像記録処理のために記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する搬送装置において、記録媒体をロール状に巻き付けた状態で記録媒体の搬送速度に応じて回転する回転軸と、回転軸の回転数を検出する回転数検出部と、記録媒体の搬送速度を検出する速度検出部と、回転数検出部にて検出された回転軸の回転数と速度検出部にて検出された記録媒体の搬送速度とから回転軸に巻き付けられた記録媒体のロール径を算出し、当該ロール径に応じたトルクで回転軸を回転させることで記録媒体のテンションを調整する制御部と、を備え、制御部は、第1方向への速度成分が記録用速度より小さい速度で記録媒体を搬送しつつロール径を算出するロール径算出モードを実行したあと、ロール径に基づいて記録媒体のテンションを調整しつつ記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する記録用搬送モードを実行することを特徴とする。
この発明にかかる搬送方法は、上記目的を達成するために、記録媒体に画像が記録される画像記録処理のために記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する搬送方法において、記録媒体をロール状に巻き付けた状態で記録媒体の搬送速度に応じて回転する回転軸の回転数と記録媒体の搬送速度とから回転軸に巻き付けられた記録媒体のロール径を算出し、当該ロール径に応じたトルクで回転軸を回転させることで記録媒体のテンションを調整するために、第1方向への速度成分が記録用速度より小さい速度で記録媒体を搬送しつつロール径を算出するロール径算出モードを実行したあと、ロール径に基づいて記録媒体のテンションを調整しつつ記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する記録用搬送モードを実行することを特徴とする。
この発明にかかる画像記録装置は、上記目的を達成するために、記録媒体に画像が記録される画像記録処理のために記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する搬送機構を備えた画像記録装置において、搬送機構は、記録媒体をロール状に巻き付けた状態で記録媒体の搬送速度に応じて回転する回転軸と、回転軸の回転数を検出する回転数検出部と、記録媒体の搬送速度を検出する速度検出部と、回転数検出部にて検出された回転軸の回転数と速度検出部にて検出された記録媒体の搬送速度とから回転軸に巻き付けられた記録媒体のロール径を算出し、当該ロール径に応じたトルクで回転軸を回転させることで記録媒体のテンションを調整する制御部と、を備え、制御部は、第1方向への速度成分が記録用速度より小さい速度で記録媒体を搬送しつつロール径を算出するロール径算出モードを実行したあと、ロール径に基づいて記録媒体のテンションを調整しつつ記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する記録用搬送モードを実行することを特徴とする。
このように構成された発明(搬送装置、搬送方法および画像記録装置)においては、回転軸の回転数と記録媒体の搬送速度とから回転軸に巻き付けられた記録媒体のロール径を算出し、当該ロール径に応じたトルクで回転軸を回転させることで記録媒体のテンションが調整される。すなわち、ロール径を求めるにあたっては、上述のように回転軸を回転させてその回転数を検出する必要があり、この際、回転軸の回転に伴って記録媒体も搬送されてしまう。画像記録処理が実行される前に記録媒体が搬送されることで、記録媒体において画像の記録されない部分が生じて、記録媒体の無駄が多く発生してしまうおそれがあった。
しかしながら、本発明では記録媒体に画像記録処理を行うべく記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する記録用搬送モードを実行する前に、第1方向への速度成分が記録用速度より小さい速度で記録媒体を搬送しつつロール径を算出するロール径算出モードが実行される。このように、ロール径を算出するロール径算出モードでは、記録媒体の第1方向への速度成分が記録用速度より小さい速度に抑えられているので、当該ロール径算出モードにおける記録媒体の第1方向への搬送距離を抑えることができる。すなわち、記録媒体に画像記録が行なわれない状態で第1方向に搬送される距離を小さくすることができ、その結果、画像記録処理の開始前における記録媒体の無駄の発生を抑制しつつ、回転軸に巻き付けられた記録媒体のロール径を検出することが可能となる。
ここで、制御部は、ロール径算出モードにおいて記録媒体を記録用速度より小さな速度で第1方向に搬送することができる。この場合、記録用搬送モードおよびロール径算出モードにおける記録媒体の搬送方向は同じであるので、ロール径算出モードから記録用搬送モードへの移行が速やかに行われる。その結果、画像記録処理を速やかに開始することが可能となる。
このとき、制御部は、記録媒体が第1方向に記録用速度より小さくかつ一定の速度で搬送されている状態でロール径の算出を行うことができる。記録媒体の搬送速度が一定のときには速度検出部からの出力値が安定しているので、ロール径の算出精度が向上し、その結果、記録媒体のテンションを精度よく制御することが可能となる。
あるいは、制御部は、記録媒体が記録用速度に向けて第1方向に加速されている状態でロール径の算出を行うことができる。記録媒体が記録用速度に向かって第1方向に加速されている状態においてロール径の算出を行うと、ロール径の算出後に速やかに記録用速度に達することができる。すなわち、ロール径算出モードから記録用搬送モードへの移行が一層速やかに行われ、画像記録処理をより速やかに開始することが可能となる。
一方、制御部は、ロール径算出モードにおいて記録媒体を第1方向と反対の第2方向に搬送することができる。このように、ロール径算出モードにおいて記録媒体を記録用搬送モードにおける搬送方向である第1方向とは反対の第2方向に搬送することにより、記録用搬送モードに移行するまでに記録媒体が第1方向に搬送される距離をより積極的に小さくすることができる。したがって、記録媒体の無駄の発生をより効果的に抑制することができる。
ここで、ロール径算出モードを実行する時点で、画像記録処理が既に行われた記録済み領域の第2方向側の端部が画像記録処理を行う記録部よりも第1方向側に存在する場合、制御部は、ロール径算出モードにおいて、記録済み領域の端部が記録部より第2方向側に位置するように記録媒体を第2方向に搬送すると好適である。このように、ロール検出モードにおいて記録済み領域の第2方向側の端部が記録部より第2方向側に位置するように記録媒体を第2方向に搬送すると、その後の記録搬送用モードにおいて記録済み領域の第2方向側の近接領域から画像記録処理を再開することができ、記録媒体の無駄の発生をより確実に抑制することができる。しかも、記録済み領域の第2方向側の端部を記録部よりも第2方向側に位置させるべく記録媒体を第2方向に搬送する際にロール径の算出を行うことができるので、ロール径の算出をするためのみに記録媒体を搬送する必要がなくなり合理的である。
また、記録媒体を第1方向に搬送している状態で記録媒体の幅方向における位置調整を行うステアリングユニットをさらに備え、制御部は、ロール径算出モードにおいて記録媒体を第2方向に搬送する距離を、記録媒体を前記第2方向に搬送したあとにステアリングユニットによる位置調整が完了するまでに記録媒体を第1方向に搬送する距離以上とすると好適である。記録媒体の幅方向の位置調整を行うステアリングユニットを備えている場合、このステアリングユニットが記録媒体の位置調整を完了するためには記録媒体が第1方向に所定の距離だけ搬送される必要がある。そこで、本構成のようにロール径算出モードにおいて記録媒体を第2方向に搬送する距離を、位置調整が完了するまでに記録媒体が第1方向に搬送される上記所定の距離以上としておけば、ステアリングユニットによる位置調整のために記録媒体を第1方向に搬送してもその搬送距離はロール径算出モードにおける第2方向への搬送距離と相殺される。すなわち、ステアリングユニットによる位置調整のために記録媒体が第1方向にされて発生する記録媒体の無駄を防止することができる。
さらに、制御部は、記録媒体が第2方向に一定の速度で搬送されている状態でロール径の算出を行うことができる。記録媒体の搬送速度が一定のときには速度検出部からの出力値が安定しているので、ロール径の算出精度が向上し、その結果、記録媒体のテンションを精度よく制御することが可能となる。
また、制御部は、ロール径が算出できるまで、回転軸の外径をロール径として回転軸に付与するトルクを演算すると好適である。トルク制御の際に回転軸に付与されるトルクは、記録媒体のテンションの目標値とロール径との積に応じて定まる。しかしながら、ロール径が算出できるまでの間、すなわちロール径が不明な場合に、実際のロール径よりも大きな値をロール径としてトルク制御が行われると、回転軸に必要以上に大きなトルクが付与され、結果として記録媒体に過大なテンションが作用し、記録媒体が破断するおそれがある。ここでロール径はシートが回転軸から繰り出されるに従って小さくなり、シートが全て繰り出された状態ではロール径は回転軸の外径と等しくなり、これがロール径の最小値となる。そこで、ロール径が算出できるまではロール径の最小値である回転軸の外径をロール径として回転軸に付与するトルクを演算すれば、実際のロール径より大きな値をロール径に応じたトルクが付与されることはないので、過大なトルクが回転軸に付与されることがなく、記録媒体が破断することを防止できる。
本発明を適用可能なプリンターが備える装置構成の一例を模式的に示す図。 図1に示すプリンターを制御する電気的構成を模式的に示す図。 第1実施形態におけるロール径の算出タイミングを示すチャート。 第1実施形態で実行される動作を示すフローチャート。 シートのロール径と芯管の外径との関係を示す図。 第2実施形態におけるロール径の算出タイミングを示すチャート。 第2実施形態で実行される動作を示すフローチャート。 第3実施形態におけるロール径の算出タイミングを示すチャート。 第3実施形態で実行される動作を示すフローチャート。 第4実施形態におけるロール径の算出タイミングを示すチャート。 第4実施形態で実行される動作を示すフローチャート。 第4実施形態におけるシートの逆方向への搬送距離を説明する図。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明を適用可能なプリンターが備える装置構成の一例を模式的に示す正面図である。図1に示すように、プリンター1では、その両端が繰出軸20および巻取軸40にロール状に巻き付けられた1枚のシートS(ウェブ)が、繰出軸20と巻取軸40の間に張架されており、シートSはこうして張架された経路Pcに沿って、繰出軸20から巻取軸40へと搬送される。そして、プリンター1では、この経路(搬送経路Pc)に沿って搬送されるシートSに対して画像が記録される。シートSの種類は、紙系とフィルム系に大別される。具体例を挙げると、紙系には上質紙、キャスト紙、アート紙、コート紙等があり、フィルム系には合成紙、PET(Polyethylene terephthalate)、PP(polypropylene)等がある。概略的には、プリンター1は、繰出軸20からシートSを繰り出す繰出部2と、繰出部2から繰り出されたシートSに画像を記録するプロセス部3と、プロセス部3で画像の記録されたシートSを巻取軸40に巻き取る巻取部4を備える。なお、以下の説明では、シートSの両面のうち、画像が記録される面を表面と称する一方、その逆側の面を裏面と称する。
繰出部2は、シートSの端を巻き付けた繰出軸20と、繰出軸20から引き出されたシートSを巻き掛ける従動ローラー21とを有する。繰出軸20は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き付けて支持する。そして、繰出軸20が図1の時計回りに回転することで、繰出軸20に巻き付けられたシートSが従動ローラー21を経由してプロセス部3へと繰り出される。ちなみに、シートSは、繰出軸20に着脱自在な芯管(図示省略)を介して繰出軸20に巻き付けられている。したがって、繰出軸20のシートSが使い切られた際には、ロール状のシートSが巻き付けられた新たな芯管を繰出軸20に装着して、繰出軸20のシートSを取り換えることが可能となっている。
プロセス部3は、繰出部2から繰り出されたシートSをプラテンドラム30で支持しつつ、プラテンドラム30の外周面に沿って配置された各機能部51、52、61、62、63により処理を適宜行って、シートSに画像を記録するものである。このプロセス部3では、プラテンドラム30の両側に前駆動ローラー31と後駆動ローラー32とが設けられており、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSがプラテンドラム30に支持されて、画像記録を受ける。
前駆動ローラー31は、溶射によって形成された複数の微小突起を外周面に有しており、繰出部2から繰り出されたシートSを裏面側から巻き掛ける。そして、前駆動ローラー31は図1の時計回りに回転することで、繰出部2から繰り出されたシートSを搬送経路の下流側へと搬送する。なお、前駆動ローラー31に対してはニップローラー31nが設けられている。このニップローラー31nは、前駆動ローラー31側へ付勢された状態でシートSの表面に当接しており、前駆動ローラー31との間でシートSを挟み込む。これによって、前駆動ローラー31とシートSの間の摩擦力が確保され、前駆動ローラー31によるシートSの搬送を確実に行なうことができる。
プラテンドラム30は図示を省略する支持機構により回転自在に支持された円筒形状のドラムであり、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSを裏面側から巻き掛ける。このプラテンドラム30は、シートSとの間の摩擦力を受けてシートSの搬送方向Dsに従動回転しつつ、シートSを裏面側から支持するものである。ちなみに、プロセス部3では、プラテンドラム30への巻き掛け部の両側でシートSを折り返す従動ローラー33、34が設けられている。これらのうち従動ローラー33は、前駆動ローラー31とプラテンドラム30の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。一方、従動ローラー34は、プラテンドラム30と後駆動ローラー32の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。このように、プラテンドラム30に対して搬送方向Dsの上・下流側それぞれでシートSを折り返すことで、プラテンドラム30へのシートSの巻き掛け部を長く確保することができる。
後駆動ローラー32は、溶射によって形成された複数の微小突起を外周面に有しており、プラテンドラム30から従動ローラー34を経由して搬送されてきたシートSを裏面側から巻き掛ける。そして、後駆動ローラー32は図1の時計回りに回転することで、シートSを巻取部4へと搬送する。なお、後駆動ローラー32に対してはニップローラー32nが設けられている。このニップローラー32nは、後駆動ローラー32側へ付勢された状態でシートSの表面に当接しており、後駆動ローラー32との間にシートSを挟み込む。これによって、後駆動ローラー32とシートSの間の摩擦力が確保され、後駆動ローラー32によるシートSの搬送を確実に行なうことができる。
このように、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSは、プラテンドラム30の外周面に支持される。そして、プロセス部3では、プラテンドラム30に支持されるシートSの表面に対してカラー画像を記録するために、互いに異なる色に対応した複数の記録ヘッド51が設けられている。具体的には、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックに対応する4個の記録ヘッド51が、この色順で搬送方向Dsに並ぶ。各記録ヘッド51は、プラテンドラム30に巻き掛けられたシートSの表面に対して若干のクリアランスを空けて対向しており、対応する色のインクをインクジェット方式で吐出する。そして、搬送方向Dsへ搬送されるシートSに対して各記録ヘッド51がインクを吐出することで、シートSの表面にカラー画像を形成される。
ちなみに、インクとしては、紫外線(光)を照射することで硬化するUV(ultraviolet)インク(光硬化性インク)が用いられる。そこで、プロセス部3では、インクを硬化させてシートSに定着させるために、UVランプ61、62(光照射部)が設けられている。なお、このインク硬化は、仮硬化と本硬化の二段階に分けて実行される。複数の記録ヘッド51の各間には、仮硬化用のUVランプ61が配置されている。つまり、UVランプ61は弱い紫外線を照射することで、インクの形状が崩れない程度にインクを硬化(仮硬化)させるものであり、インクを完全に硬化させるものではない。一方、複数の記録ヘッド51に対して搬送方向Dsの下流側には、本硬化用のUVランプ62が設けられている。つまり、UVランプ62は、UVランプ61より強い紫外線を照射することで、インクを完全に硬化(本硬化)させるものである。こうして仮硬化・本硬化を実行することで、複数の記録ヘッド51が形成したカラー画像をシートS表面に定着させることができる。
さらに、UVランプ62に対して搬送方向Dsの下流側には、記録ヘッド52が設けられている。この記録ヘッド52は、プラテンドラム30に巻き掛けられたシートSの表面に対して若干のクリアランスを空けて対向しており、透明のUVインクをインクジェット方式でシートSの表面に吐出する。つまり、4色分の記録ヘッド51によって形成されたカラー画像に対して、透明インクがさらに吐出される。また、記録ヘッド52に対して搬送方向Dsの下流側には、UVランプ63が設けられている。このUVランプ63は強い紫外線を照射することで、記録ヘッド52が吐出した透明インクを完全に硬化(本硬化)させるものである。これによって、透明インクをシートS表面に定着させることができる。
このように、プロセス部3では、プラテンドラム30の外周部に巻き掛けられるシートSに対して、インクの吐出および硬化が適宜実行されて、透明インクでコーティングされたカラー画像が形成される。そして、このカラー画像の形成されたシートSが、後駆動ローラー32によって巻取部4へと搬送される。
巻取部4は、シートSの端を巻き付けた巻取軸40の他に、巻取軸40と後駆動ローラー32の間でシートSを裏面側から巻き掛ける従動ローラー41を有する。巻取軸40は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き取って支持する。つまり、巻取軸40が図1の時計回りに回転すると、後駆動ローラー32から搬送されてきたシートSが従動ローラー41を経由して巻取軸40に巻き取られる。ちなみに、シートSは、巻取軸40に着脱自在な芯管(図示省略)を介して巻取軸40に巻き取られる。したがって、巻取軸40に巻き取られたシートSが満杯になった際には、芯管ごとシートSを取り外すことが可能となっている。
以上がプリンター1の装置構成の概要である。続いて、プリンター1を制御する電気的構成について説明を行なう。図2は、図1に示すプリンターを制御する電気的構成を模式的に示すブロック図である。上述したプリンター1の動作は、図2に示すホストコンピューター10によって制御される。ホストコンピューター10では、制御動作を統括するホスト制御部100がCPU(Central Processing Unit)やメモリーにより構成されている。また、ホストコンピューター10にはドライバー120が設けられており、このドライバー120がメディア122からプログラム124を読み出す。なお、メディア122としては、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリー等の種々のものを用いることができる。そして、ホスト制御部100は、メディア122から読み出したプログラム124に基づいて、ホストコンピューター10の各部の制御やプリンター1の動作の制御を行なう。
さらに、ホストコンピューター10には作業者とのインターフェースとして、液晶ディスプレー等で構成されるモニター130と、キーボードやマウス等で構成される操作部140とが設けられている。モニター130には、印刷対象の画像の他にメニュー画面が表示される。したがって、作業者は、モニター130を確認しつつ操作部140を操作することで、メニュー画面から印刷設定画面を開いて、印刷媒体の種類、印刷媒体のサイズ、印刷品質等の各種の印刷条件を設定することができる。なお、作業者とのインターフェースの具体的構成は種々の変形が可能であり、例えばタッチパネル式のディスプレーをモニター130として用い、このモニター130のタッチパネルで操作部140を構成しても良い。
一方、プリンター1では、ホストコンピューター10からの指令に応じてプリンター1の各部を制御するプリンター制御部200が設けられている。そして、記録ヘッド、UVランプおよびシート搬送系の装置各部はプリンター制御部200によって制御される。これら装置各部に対するプリンター制御部200の制御の詳細は次のとおりである。
プリンター制御部200は、カラー画像を形成する各記録ヘッド51のインク吐出タイミングを、シートSの搬送に応じて制御する。具体的には、このインク吐出タイミングの制御は、プラテンドラム30の回転軸に取り付けられて、プラテンドラム30の回転位置を検出するドラムエンコーダーE30の出力(検出値)に基づいて実行される。つまり、プラテンドラム30はシートSの搬送に伴って従動回転するため、プラテンドラム30の回転位置を検出するドラムエンコーダーE30の出力を参照すれば、シートSの搬送位置を把握することができる。そこで、プリンター制御部200は、ドラムエンコーダーE30の出力からpts(print timing signal)信号を生成し、このpts信号に基づいて各記録ヘッド51のインク吐出タイミングを制御することで、各記録ヘッド51が吐出したインクを搬送されるシートSの目標位置に着弾させて、カラー画像を形成する。
また、記録ヘッド52が透明インクを吐出するタイミングも、同様にドラムエンコーダーE30の出力に基づいてプリンター制御部200により制御される。これによって、複数の記録ヘッド51によって形成されたカラー画像に対して、透明インクを的確に吐出することができる。さらに、UVランプ61、62、63の点灯・消灯のタイミングや照射光量もプリンター制御部200によって制御される。
また、プリンター制御部200は、図1を用いて詳述したシートSの搬送を制御する機能を司る。つまり、シート搬送系を構成する部材のうち、繰出軸20、前駆動ローラー31、後駆動ローラー32および巻取軸40それぞれにはモーターが接続されている。そして、プリンター制御部200はこれらのモーターを回転させつつ、各モーターの速度やトルクを制御して、シートSの搬送を制御する。なお、繰出軸20および巻取軸40には、それぞれの回転数を検出する繰出軸エンコーダーE20および巻取軸エンコーダーE40が設けられている。シートSの搬送制御の詳細は次のとおりである。
プリンター制御部200は、繰出軸20を駆動する繰出モーターM20を回転させて、繰出軸20から前駆動ローラー31にシートSを供給する。この際、プリンター制御部200は、繰出モーターM20のトルクを制御して、繰出軸20から前駆動ローラー31までのシートSのテンション(繰出テンションTa)を調整する。つまり、繰出軸20と前駆動ローラー31の間に配置された従動ローラー21には、繰出テンションTaを検出するテンションセンサーS21が取り付けられている。このテンションセンサーS21は、例えばシートSから受ける力を検出するロードセルによって構成することができる。そして、プリンター制御部200は、テンションセンサーS21の検出結果に基づいて、繰出モーターM20のトルクをフィードバック制御して、シートSの繰出テンションTaを調整する。
この際、プリンター制御部200は、繰出軸20から前駆動ローラー31へ供給されるシートSの幅方向(図1の紙面の直交方向)の位置を調整しつつ、シートSの繰り出しを行う。つまり、プリンター1には、繰出軸20および従動ローラー21それぞれを軸方向(言い換えればシートSの幅方向)に変位させるステアリングユニット7が設けられている。また、従動ローラー21と前駆動ローラー31の間にはシートSの幅方向への端を検出するエッジセンサーSeが配置されている。このエッジセンサーSeは、例えば超音波センサー等の距離センサーで構成することができる。そして、プリンター制御部200は、エッジセンサーSeの検出結果に基づいて、ステアリングユニット7をフィードバック制御して、シートSの幅方向への位置を調整する。これによって、シートSの幅方向への位置が適切化されて、シートSの蛇行等の搬送不良が抑制される。
また、プリンター制御部200は、前駆動ローラー31を駆動する前駆動モーターM31と、後駆動ローラー32を駆動する後駆動モーターM32とを回転させる。これによって、繰出部2から繰り出されたシートSがプロセス部3を通過する。この際、前駆動モーターM31に対しては速度制御が実行される一方、後駆動モーターM32に対してはトルク制御が実行される。つまり、プリンター制御部200は、前駆動モーターM31のエンコーダー出力に基づいて、前駆動モーターM31の回転速度を一定に調整する。これによって、シートSは、前駆動ローラー31によって一定速度で搬送される。
一方、プリンター制御部200は、後駆動モーターM32のトルクを制御して、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32までのシートSのテンション(プロセステンションTb)を調整する。つまり、プラテンドラム30と後駆動ローラー32の間に配置された従動ローラー34には、プロセステンションTbを検出するテンションセンサーS34が取り付けられている。このテンションセンサーS34は、例えばシートSから受ける力を検出するロードセルによって構成することができる。そして、プリンター制御部200は、テンションセンサーS34の検出結果に基づいて、後駆動モーターM32のトルクをフィードバック制御して、シートSのプロセステンションTbを調整する。
また、プリンター制御部200は、巻取軸40を駆動する巻取モーターM40を回転させて、後駆動ローラー32が搬送するシートSを巻取軸40に巻き取る。この際、プリンター制御部200は、巻取モーターM40のトルクを制御して、後駆動ローラー32から巻取軸40までのシートSのテンション(巻取テンションTc)を調整する。つまり、後駆動ローラー32と巻取軸40の間に配置された従動ローラー41には、巻取テンションTcを検出するテンションセンサーS41が取り付けられている。このテンションセンサーS41は、例えばシートSから受ける力を検出するロードセルによって構成することができる。そして、プリンター制御部200は、テンションセンサーS41の検出結果に基づいて、巻取モーターM40のトルクをフィードバック制御して、シートSの巻取テンションTcを調整する。
以上が、プリンター1を制御する電気的構成の概要である。このように構成されたプリンター1においては、上述のように繰出モーターM20をトルク制御することでシートSの繰出テンションTaを調整する。ここで、繰出モーターM20に与えるべきトルクは、繰出テンションTaの目標値および繰出軸20に巻き付けられているシートSのロール径に応じて定まる。したがって、繰出テンションTaを目標値に調整するために繰出モーターM20に与えるべきトルクを求めるためには、シートSのロール径を算出する必要がある。以下の説明においては、このように繰出軸20におけるシートSのロール径を算出する場合を一例として挙げている。
図3および図4に基づいて、本発明の第1実施形態について説明する。図3は第1実施形態におけるロール径の算出タイミングを示すチャートであり、図4は第1実施形態で実行される動作を示すフローチャートである。第1実施形態においては、時刻t0〜t3においてシートSを記録用速度Vpよりも小さな速度で順方向に搬送しつつロール径の算出を行うロール径算出モードが実行されたあと、時刻t3以降にシートSを順方向に記録用速度Vpで搬送して画像記録処理が行われる記録用搬送モードが実行される。ここで、順方向とは画像記録処理時にシートSが搬送される方向である。また、第1実施形態において、記録用速度Vpは一定の速度としている。以上のように、記録用搬送モードの前に実行されるロール径算出モードにおいてシートSが記録用速度Vpよりも小さな速度で順方向に搬送されることにより、画像記録処理を開始する前におけるシートSの順方向への搬送距離を抑えることが可能となり、記録媒体の無駄の発生を抑制することができる。
ロール径算出モードのうち時刻t1〜t2の間、シートSは速度V1で定速搬送され、この定速搬送中にプリンター制御部200はドラムエンコーダーE30および繰出軸エンコーダーE20からの出力値に基づいて繰出軸20におけるシートSのロール径を算出する。シートSの搬送速度が一定のときには、ドラムエンコーダーE30からの出力値が安定しているので、繰出軸20におけるシートSのロール径の算出精度が向上し、その結果、シートSのテンションTaを精度よく制御することが可能となる。
図4に基づいて、プリンター制御部200で行われる動作を説明する。プリンター制御部200にホスト制御部100を介して画像記録処理を開始するための指令信号が送られると、プリンター制御部200は芯管の外径を繰出軸20におけるシートSのロール径として設定する(ステップS101)。ここで、図5はシートのロール径と芯管の外径との関係を示す図である。図5から明らかなように、繰出軸20に芯管Cを介して巻き付けられたシートSのロール径dsは、シートSが繰出軸20から繰り出されるにつれて徐々に小さくなり、シートSがなくなった時点でロール径dsは芯管Cの外径dcに等しくなる。言い換えると、シートSのロール径dsの最小値は芯管Cの外径dcである。
上述のように、繰出軸20に連結された繰出モーターM20に与えられるトルクは、シートSのテンションTaの目標値とロール径dsとの積に応じて定まる。すなわち、ロール径dsが大きいほど、繰出モーターM20は大きなトルクで回転させられる。よって、ロール径dsが算出できるまでの間、すなわちロール径dsが不明な場合に、実際のロール径dsよりも大きな値をロール径としてトルク制御が行われると、必要以上に大きなトルクで繰出モーターM20が回転させられ、結果としてシートSに過大なテンションが作用し、シートSが破断するおそれがある。そこで、ステップS101のようにシートSの搬送を開始する前に、ロール径dsの最小値である芯管Cの外径dcにロール径を設定することにより、繰出モーターM20に過大なトルクが付与され、シートSが破断することを回避することができる。なお、芯管Cの外径dcはシートSの種類等によって変わる可能性があるため、ユーザーが例えば操作部140を介して芯管Cの外径dcを設定できるように構成されていると好適である。
次にプリンター制御部200は、シートSを順方向に加速させる(ステップS102)。シートSの搬送速度が速度V1に達すると(ステップS103、YES)、シートSの加速を中止して定速搬送が行われる(ステップS104)。そして、プリンター制御部200がシートSの定速搬送中にドラムエンコーダーE30および繰出軸エンコーダーE20からの出力値に基づいて繰出軸20におけるシートSのロール径を算出したら(ステップS105、YES)、再度シートSを順方向に加速させる(ステップS106)。シートSの搬送速度が記録用搬送速度Vp(>V1)に達すると(ステップS107、YES)、シートSの加速を中止して再び定速搬送が行われる(ステップS108)。そして、シートSが記録用搬送速度Vpで定速搬送された状態で画像記録処理が行われる(ステップS109)。
ここで、ステップS105にてロール径が算出されたあとには、このロール径に応じたトルクで繰出モーターM20を回転させることによりシートSの繰出テンションTaが制御される。そして、一旦ロール径を算出したあとは、プリンター制御部200は、適当なタイミングでドラムエンコーダーE30および繰出軸エンコーダーE20からの出力値に基づいて繰出軸20におけるシートSのロール径を算出し、繰出モーターM20のトルク制御に用いるロール径を適時更新しつつ画像記録処理を実行する。
〔第2実施形態〕
図6および図7に基づいて、本発明の第2実施形態について説明する。図6は第2実施形態におけるロール径の算出タイミングを示すチャートであり、図7は第2実施形態で実行される動作を示すフローチャートである。第2実施形態は、ロール径算出モードにおけるシートSの搬送状態が第1実施形態と異なるが、その他の基本的な装置構成や動作は第1実施形態と同様である。したがって第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。なお、第2実施形態においても、第1実施形態と共通する構成を備えることで、第1実施形態と同様の効果が奏されることは言うまでもない。
第2実施形態においては、図6に示すように、シートSの順方向への搬送速度が記録用速度Vpに向けて加速されている状態で繰出軸20におけるシートSのロール径が算出される。このようにシートSの搬送速度を記録用速度Vpに向けて加速している状態でロール径を算出すると、ロール径の算出後にシートSの搬送速度が速やかに記録用速度Vpに達することができるので、画像記録処理をより速やかに開始することが可能となる。また、ロール径算出モードにおいてシートSを定速制御する必要がないので、ロール径算出モードにおける速度制御が容易となる。
図7に基づいて、プリンター制御部200で行われる動作を説明する。プリンター制御部200にホスト制御部100を介して画像記録処理を開始するための指令信号が送られると、プリンター制御部200は芯管の外径を繰出軸20におけるシートSのロール径として設定する(ステップS201)。次にプリンター制御部200は、シートSを順方向に加速させ(ステップS202)、シートSを加速している状態でロール径を算出し(ステップS203、YES)、そのまま順方向への加速を継続する。そして、シートSの搬送速度が記録用速度Vpに達すると(ステップS204、YES)、シートSの加速を中止して記録用速度Vpで定速搬送が行われる(ステップS205)。そして、シートSが記録用速度Vpで定速搬送された状態で画像記録が行われる(ステップS206)。すなわち、図4に示した第1実施形態における動作と比べると、第2実施形態ではステップS103、S104に相当する動作が実行されず、ロール径算出モードで定速搬送を行わない点が異なる。
〔第3実施形態〕
図8および図9に基づいて、本発明の第3実施形態について説明する。図8は第3実施形態におけるロール径の算出タイミングを示すチャートであり、図9は第3実施形態で実行される動作を示すフローチャートである。第3実施形態は、画像記録処理を開始するタイミングが第2実施形態と異なるが、その他の基本的な装置構成や動作は第2実施形態と同様である。したがって第2実施形態と共通する部分については説明を省略する。なお、第3実施形態においても、第2実施形態と共通する構成を備えることで、第2実施形態と同様の効果が奏されることは言うまでもない。
第3実施形態においては、図8に示すように、シートSが順方向に加速されている状態で繰出軸20におけるシートSのロール径が算出されると、その直後から画像記録処理を開始する。すなわち、ロール径の算出が行われた直後から記録用搬送モードが開始される。第2実施形態においては記録用速度は速度Vpで一定であったが、第3実施形態においてはロール径の算出が行われた時点における速度V1からその後の定速搬送時における速度V2までの速度が記録用搬送速度Vpとなる。
本来、精密な画像記録を行うためにはシートSを定速搬送した状態で画像記録処理を開始することが望ましいが、上述のpts信号を用いた制御の精度が十分確保されていれば、シートSが加速されている状態においても画像記録処理を行うことが可能である。第3実施形態によれば、シートSの順方向への搬送速度を速度Vpに向けて加速している状態で繰出軸20におけるシートSのロール径を算出したあと、シートSの搬送速度が定速V2に達するまでの間にもシートSに画像記録処理を行うので、シートSの無駄の発生を一層抑制することが可能となる。
図9に基づいて、プリンター制御部200で行われる動作を説明する。プリンター制御部200にホスト制御部100を介して画像記録処理を開始するための指令信号が送られると、プリンター制御部200は芯管の外径を繰出軸20におけるシートSのロール径として設定する(ステップS301)。次にプリンター制御部200は、シートSを順方向に加速させ(ステップS302)、シートSを加速している状態でロール径を算出したら(ステップS303、YES)、そのまま加速を継続しつつ、シートSへの画像記録処理を開始する(ステップS304)。その後、シートSの搬送速度が速度V2に達すると(ステップS305、YES)、シートSの加速を中止して速度V2で定速搬送が行われる(ステップS306)。すなわち、図7に示した第2実施形態における動作と比べると、第2実施形態では画像記録処理を開始するステップS206がシートSの定速搬送を実現したあとに実行されているのに対し、第3実施形態ではロール径を算出した直後に画像記録処理が開始される点が異なる。
〔第4実施形態〕
図10〜図12に基づいて、本発明の第4実施形態について説明する。図10は第4実施形態におけるロール径の算出タイミングを示すチャートであり、図11は第4実施形態で実行される動作を示すフローチャートであり、図12は第4実施形態におけるシートの逆方向への搬送距離を説明する図である。第4実施形態では、ロール径算出モードにおいてシートSが逆方向に搬送される期間が存在し、その期間にロール径が算出される点において第1実施形態と大きく異なるが、その他の基本的な装置構成や動作は第1実施形態と同様である。したがって第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。なお、第4実施形態においても、第1実施形態と共通する構成を備えることで、第1実施形態と同様の効果が奏されることは言うまでもない。
第4実施形態では、プリンター制御部200が各モーターM20、M31、M32、M40を制御することで、逆方向にもシートSを搬送することができるように構成されている。そして、時刻t0〜t1においてシートSの逆方向への搬送速度が速度V1になるまでシートSを逆方向に加速させたあと、時刻t1〜t2においてシートSを速度V1で逆方向に定速搬送し、続いて時刻t2〜t4においてシートSの順方向への搬送速度が記録用速度VpになるまでシートSを順方向に加速させる。
このように、ロール径算出モードにおいてシートSを記録用搬送モードにおける搬送方向である順方向とは反対の逆方向に搬送することにより、記録用搬送モードに移行するまでにシートSが順方向に搬送される距離をより小さくすることができる。したがって、シートSの無駄の発生をより効果的に抑制することができる。さらに、第4実施形態においては、ロール径算出モードのうち時刻t1〜t2の間、シートSは速度V1で定速搬送され、この定速搬送中にプリンター制御部200はドラムエンコーダーE30および繰出軸エンコーダーE20からの出力値に基づいて繰出軸20におけるシートSのロール径を算出する。シートSの搬送速度が一定のときには、ドラムエンコーダーE30からの出力値が安定しているので、繰出軸20におけるシートSのロール径の算出精度が向上し、その結果、シートSのテンションTaを精度よく制御することが可能となる。
図10に示した領域A1の面積はロール径算出モードにおいてシートSが逆方向に搬送される距離を表し、領域A2の面積は記録用搬送モードが実行されるまでにシートSが順方向に搬送される距離を表す(以下、それぞれ「距離A1」、「距離A2」という)。距離A1が距離A2よりも大きい場合、すなわち記録用搬送モードが実行されるまでのシートSの逆方向への搬送距離が順方向への搬送距離よりも大きい場合には、シートSの無駄を発生させることなく時刻t4以降に画像記録処理を開始することができる。また、距離A1がが距離A2よりも小さい場合、すなわち記録用搬送モードが実行されるまでのシートSの逆方向への搬送距離が順方向への搬送距離よりも小さい場合であっても、距離A1分だけはシートSの順方向への搬送距離を減らすことができるので、シートSの無駄の発生を抑えることができる。
図11に基づいて、プリンター制御部200で行われる動作を説明する。プリンター制御部200にホスト制御部100を介して画像記録処理を開始するための指令信号が送られると、プリンター制御部200は芯管の外径を繰出軸20におけるシートSのロール径として設定する(ステップS401)。次にプリンター制御部200は、シートSを逆方向に加速させる(ステップS402)。シートSの搬送速度が速度V1に達すると(ステップS403、YES)、シートSの逆方向への加速を中止して速度V1で定速搬送が行われる(ステップS404)。そして、シートSの定速搬送中にドラムエンコーダーE30および繰出軸エンコーダーE20からの出力値に基づいて繰出軸20におけるシートSのロール径を算出したら(ステップS405、YES)、シートSを順方向に加速させる(ステップS406)。シートSの搬送速度が記録用速度Vpに達すると(ステップS407、YES)、シートSの順方向への加速を中止して記録用速度Vpで定速搬送が行われる(ステップS408)。そして、シートSが記録用速度Vpで定速搬送された状態で画像記録処理が行われる(ステップS409)。
図12は第4実施形態におけるシートの逆方向への搬送距離を説明する図である。なお、図12は、前駆動ローラー31および各機能部51、61、62を正面視で示し、シートSを上面視で示した模式的な図である。ここでは、ロール径算出モードを実行する時点でシートSに既に画像記録処理が行われた記録済み領域N1が存在することを前提としている。本実施形態におけるプリンター1は紫外線を照射することで硬化するUVインクを用いている。このようなプリンター1において画像記録処理を中断する場合、記録済み領域N1の逆方向側の端部nが本硬化用のUVランプ62を通過するまでシートSを搬送させてから搬送を停止させる制御が行われることがある。こうすることで、記録済み領域N1のUVインクが硬化していない状態で放置しておくことにより、未硬化のUVインクがプリンター1の各部を汚染することを防止することができる。この場合、シートSの搬送を再開する時点(t=t0)では、図12(a)に示すように記録済み領域N1の逆方向側の端部nがUVランプ62よりも順方向側に位置している。
このように記録済み領域N1の逆方向側の端部nが記録ヘッド51よりも順方向側に位置する状態からシートSの順方向への搬送を再開し画像記録処理を行うと、どれだけ速やかに画像記録処理を開始したとしても、記録済み領域N1の逆方向側に近接する領域N2には画像記録処理を施すことができず、シートSに無駄が発生する。このような無駄を回避するために、シートSの逆方向への搬送が終了する時点(t=t3)までに、シートSを逆方向に距離A1だけ搬送させておく。こうすることで、その後にシートSの搬送速度が記録用速度Vpに達するまで順方向に距離A2だけ搬送されても、画像記録処理の開始時(t=t4)に領域N2から画像記録処理を開始することができ(図12(c))、シートSの無駄が発生することを防止することができる。すなわち、シートSをロール径算出モードにおいて逆方向に搬送させる距離A1は、その後にシートSが画像記録処理の開始までに順方向に搬送される距離A2も考慮して、画像記録処理の開始時(t=t4)に記録済み領域N1の逆方向側の端部nが記録ヘッド51よりも逆方向側に位置するように決めておくとよい。そして、このように領域N2から画像記録処理を開始できるようにシートSを逆方向に搬送している間にロール径の算出を行うようにすると、ロール径の算出のためだけにシートSを搬送する必要がなくなるので合理的である。
また、このように記録済み領域N1の逆方向に近接する領域N2から画像記録処理を開始できるようにシートSを逆方向に搬送している間に、記録済み領域N1が前駆動ローラー31とニップローラー31nとの間を通過する場合がある。このとき、前駆動ローラー31およびニップローラー31nの表面をウレタンゴム、汎用NBR(Nitrile
Butadiene Rubber)などの材料で構成していると、インク付着によってローラー表面が損傷したり変質したりするおそれあるため、UVインクのアタックを受けにくいUV用ウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、水酸化ニトリルゴムなどを用いることが望ましい。あるいは、これらUVインクのアタックに強い材料を用いることでコストアップを招来するおそれがある場合には次のように構成してもよい。つまり、シートSを逆方向に搬送する前に前駆動ローラー31とニップローラー31nとを離間させて、後駆動モーターM32によってシートSを逆方向に搬送することによりUVインクによる前駆動ローラー31およびニップローラー31nへのアタックを防止することができるようになる。
〔その他〕
以上の実施形態では、シートSが本発明の「記録媒体」に相当し、繰出軸20および芯管Cで本発明の「回転軸」が構成され、繰出軸エンコーダーE20が本発明の「回転数検出部」に相当し、ドラムエンコーダーE30が本発明の「速度検出部」に相当し、プリンター制御部200が本発明の「制御部」に相当し、順方向が本発明の「第1方向」に相当し、逆方向が本発明の「第2方向」に相当し、速度Vpが本発明の「記録用速度」に相当し、記録ヘッド51が本発明の「記録部」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態においてはシートSの搬送速度としてドラムエンコーダーE30の出力値を用いたが、前駆動モーターM31や後駆動モーターM32に設けたエンコーダーからの出力値を用いることも可能である。また、回転数検出部あるいは速度検出部としてエンコーダー以外の機器を採用してもよい。
また、上記実施形態においては、繰出軸20に接続された繰出モーターM20をトルク制御してシートSの繰出テンションTaを調整する場合について説明してきた。しかしながら、本発明は巻取軸40に接続された巻取モーターM40をトルク制御してシートSの巻取テンションTcを調整する場合に適用することも可能である。
また、第1実施形態および第2実施形態においては、ロール検出モードにおいて順方向に搬送しているため、少なくともいくらかはシートSの無駄が発生している。したがって、シートSの無駄の発生をなくすために、ロール径を算出したあとにシートSを逆方向に搬送してから、画像記録処理を開始するようにしてもよい。
また、第4実施形態ではシートSを逆方向に速度V1で定速搬送している状態でロール径の算出を行ったが、必ずしもシートSを逆方向に定速搬送する必要はなく、ロール径の算出をシートSの逆方向への搬送速度が変化しているときに行ってもよい。
また、画像記録処理を開始するタイミングは、ロール径を検出したあと、かつ、シートSが順方向に搬送されている状態であれば、適宜変更することが可能である。例えば、図3に示す第1実施形態において、ロール径を算出した直後から画像記録処理を開始してもよい。この場合、V1〜Vpが本発明の「記録用速度」に相当し、t=t2の時点でロール径算出モードから記録用搬送モードに移行することになる。あるいは、図10に示す第4実施形態において、シートSの搬送方向が逆方向から順方向に切り替わるt=t3以降ならば、シートSが速度Vpで定速搬送される前から画像記録処理を開始してもよい。この場合、画像記録処理を開始する時点の速度をV2とすると、V2〜Vpが本発明の「記録用速度」に相当し、画像記録処理を開始する時点でロール径算出モードから記録用搬送モードに移行することになる。
また、第4実施形態では、ロール径算出モードにおいてシートSを逆方向に搬送させる距離A1を、記録済み領域N1の逆方向側に近接する領域N2から画像記録処理を再開できるように設定したが、距離A1は適宜ほかの手法で定めてもよい。例えば、ステアリングユニット7によるシートSの幅方向の位置調整が完了するためにシートSを順方向に搬送させるべきステアリング用距離が分かっている場合、ロール径算出モードにおけるシートSの逆方向への搬送距離A1をこのステアリング用距離以上としておくとよい。すると、ステアリングユニット7による位置調整のためにシートSが順方向に搬送されて発生するシートSの無駄を防止することができる。
1…プリンター(画像記録装置)、 7…ステアリングユニット、 20…繰出軸(回転軸)、 30…プラテンドラム、 51…記録ヘッド(記録部)、 200…プリンター制御部(制御部)、 E20…繰出軸エンコーダー(回転数検出部) E30…ドラムエンコーダー(速度検出部)、 S…シート(記録媒体)、 N1…記録済み領域、 n…端部

Claims (11)

  1. 記録媒体に画像が記録される画像記録処理のために前記記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する搬送装置において、
    前記記録媒体をロール状に巻き付けた状態で前記記録媒体の搬送速度に応じて回転する回転軸と、
    前記回転軸の回転数を検出する回転数検出部と、
    前記記録媒体の搬送速度を検出する速度検出部と、
    前記回転数検出部にて検出された前記回転軸の回転数と前記速度検出部にて検出された前記記録媒体の搬送速度とから前記回転軸に巻き付けられた前記記録媒体のロール径を算出し、当該ロール径に応じたトルクで前記回転軸を回転させることで前記記録媒体のテンションを調整する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1方向への速度成分が前記記録用速度より小さい速度で前記記録媒体を搬送しつつ前記ロール径を算出するロール径算出モードを実行したあと、前記ロール径に基づいて前記記録媒体のテンションを調整しつつ前記記録媒体を前記第1方向に前記記録用速度で搬送する記録用搬送モードを実行することを特徴とする搬送装置。
  2. 記録媒体に画像が記録される画像記録処理のために前記記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する搬送方法において、
    前記記録媒体をロール状に巻き付けた状態で前記記録媒体の搬送速度に応じて回転する回転軸の回転数と前記記録媒体の搬送速度とから前記回転軸に巻き付けられた前記記録媒体のロール径を算出し、当該ロール径に応じたトルクで前記回転軸を回転させることで前記記録媒体のテンションを調整するために、
    前記第1方向への速度成分が前記記録用速度より小さい速度で前記記録媒体を搬送しつつ前記ロール径を算出するロール径算出モードを実行したあと、前記ロール径に基づいて前記記録媒体のテンションを調整しつつ前記記録媒体を前記第1方向に前記記録用速度で搬送する記録用搬送モードを実行することを特徴とする搬送方法。
  3. 記録媒体に画像が記録される画像記録処理のために前記記録媒体を第1方向に記録用速度で搬送する搬送機構を備えた画像記録装置において、
    前記搬送機構は、
    前記記録媒体をロール状に巻き付けた状態で前記記録媒体の搬送速度に応じて回転する回転軸と、
    前記回転軸の回転数を検出する回転数検出部と、
    前記記録媒体の搬送速度を検出する速度検出部と、
    前記回転数検出部にて検出された前記回転軸の回転数と前記速度検出部にて検出された前記記録媒体の搬送速度とから前記回転軸に巻き付けられた前記記録媒体のロール径を算出し、当該ロール径に応じたトルクで前記回転軸を回転させることで前記記録媒体のテンションを調整する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1方向への速度成分が前記記録用速度より小さい速度で前記記録媒体を搬送しつつ前記ロール径を算出するロール径算出モードを実行したあと、前記ロール径に基づいて前記記録媒体のテンションを調整しつつ前記記録媒体を前記第1方向に前記記録用速度で搬送する記録用搬送モードを実行することを特徴とする画像記録装置。
  4. 前記制御部は、前記ロール径算出モードにおいて前記記録媒体を前記記録用速度より小さな速度で前記第1方向に搬送する請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 前記制御部は、前記記録媒体が前記第1方向に前記記録用速度より小さくかつ一定の速度で搬送されている状態で前記ロール径の算出を行う請求項4に記載の画像記録装置。
  6. 前記制御部は、前記記録媒体が前記記録用速度に向けて前記第1方向に加速されている状態で前記ロール径の算出を行う請求項4に記載の画像記録装置。
  7. 前記制御部は、前記ロール径算出モードにおいて前記記録媒体を前記第1方向と反対の第2方向に搬送する請求項3に記載の画像記録装置。
  8. 前記ロール径算出モードを実行する時点で、前記画像記録処理が既に行われた記録済み領域の前記第2方向側の端部が前記画像記録処理を行う記録部よりも前記第1方向側に存在する場合、
    前記制御部は、前記ロール径算出モードにおいて、前記記録済み領域の前記端部が前記記録部より前記第2方向側に位置するように前記記録媒体を前記第2方向に搬送する請求項7に記載の画像記録装置。
  9. 前記記録媒体を前記第1方向に搬送している状態で前記記録媒体の幅方向における位置調整を行うステアリングユニットをさらに備え、
    前記制御部は、前記ロール径算出モードにおいて前記記録媒体を前記第2方向に搬送する距離を、前記記録媒体を前記第2方向に搬送したあとに前記ステアリングユニットによる位置調整が完了するまでに前記記録媒体を前記第1方向に搬送する距離以上とする請求項7または8に記載の画像記録装置。
  10. 前記制御部は、前記記録媒体が前記第2方向に一定の速度で搬送されている状態で前記ロール径の算出を行う請求項7〜9のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  11. 前記制御部は、前記ロール径が算出できるまで、前記回転軸の外径を前記ロール径として前記回転軸に付与するトルクを演算する請求項3〜10のいずれか1項に記載の画像記録装置。

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