JP2013147072A - グリルシャッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実にシャッタ機構が閉状態で停止したままとなることを防止することができるとともに、余剰な動作を抑えて耐用期間の延長を図ることのできるグリルシャッタ装置を提供すること。
【解決手段】シャッタ機構の開閉動作は、ECUにより制御される。ECUは、車両が走行終了状態にあるか否かを判定し(ステップ101)、車両が走行終了状態にある場合(ステップ101:YES)には、シャッタ機構が開状態にあるか否かの開状態確認判定を実行する(ステップ103〜ステップ108)。そして、シャッタ機構の開状態を確認できないと判定した場合(ステップ108)には、当該シャッタ機構を開動作させるべく制御、即ちその車両走行終了後の開動作制御を実行する(ステップ109)。
【選択図】図3

Description

本発明は、グリルシャッタ装置に関するものである。
従来、車体前部のグリル開口部に設けられたシャッタ機構の開閉動作に基づいて、そのグリル開口部からエンジンルーム内に流れ込む空気の流量を制御可能なグリルシャッタ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
即ち、例えば、高速走行時、シャッタ機構を閉状態としてエンジンルーム内への空気の流入を制限することにより、その空力性能(例えば「Cd値」等)を向上させることができる。また、エンジン始動時には、そのラジエータに導入する流量を抑えることで、その暖機時間を短縮することができる。そして、エンジン温度が上昇傾向にある場合には、シャッタ機構を開状態としてエンジンルーム内に流れ込む流量を増やすことにより、そのエンジン温度を適切に管理することができる。
また、このようなグリルシャッタ装置では、イグニッションスイッチ(IGスイッチ)のオフにより通常の開閉制御が終了した後は、そのシャッタ機構を開動作させる構成が一般的となっている。即ち、停車中は開状態にしておくことにより、そのシャッタ機構が閉状態に固着したままとなることを防止する。更に、特許文献1には、シャッタ機構の駆動モータに供給する電圧が低下した場合には、通常の開閉制御を強制的に終了して、そのシャッタ機構を開動作させる構成が開示されている。そして、これにより、上記のようなシャッタ機構の閉固着により車体内に流入する空気量が不足する事態を回避して、その十分な冷却性能を確保する構成となっている。
特開2010−260440号公報
しかしながら、シャッタ機構の開閉動作が増えることにより、その耐用期間が短くなる傾向がある。そして、その傾向は、例えば、既に開状態にある状況から更に開動作させる等といったシャッタ機構に負荷を掛けた場合において顕著となることから、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、より確実にシャッタ機構が閉状態で停止したままとなることを防止することができるとともに、余剰な動作を抑えて耐用期間の延長を図ることのできるグリルシャッタ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車体前部のグリル開口部内に設けられることにより前記車体内に流れ込む空気の流量を制御可能なシャッタ機構と、前記シャッタ機構の開閉動作を制御する制御手段と、を備えたグリルシャッタ装置であって、車両が走行終了状態にあるか否かを判定する走行終了判定手段と、前記走行終了状態において前記シャッタ機構の開状態を確認する確認手段と、を備え、前記制御手段は、前記シャッタ機構の開状態が確認されない場合には、前記シャッタ機構を開動作させるべく制御すること、を要旨とする。
即ち、走行終了後、シャッタ機構の開状態が確認されない場合には、当該シャッタ機構が開状態となるように制御される。従って、上記構成によれば、より確実にシャッタ機構が閉状態で停止したままとなることを防止することができる。そして、シャッタ機構の開状態が確認された場合には、その車両走行終了後の開動作制御を実行しないようにすることで、シャッタ機構の余剰な動作を抑えて耐用期間の延長を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記シャッタ機構の作動量を検出する作動量検出手段を備え、前記確認手段は、前記作動量に基づいて、前記シャッタ機構の開状態を確認すること、を要旨とする。
請求項3に記載の発明は、前記確認手段は、前回動作が開動作である場合において該開動作時の作動量が正常でない場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記作動量検出手段は、前記シャッタ機構の開閉動作に同期したパルス信号をカウントすることにより、前記作動量を検出すること、を要旨とする。
上記各構成によれば、簡素な構成にて、精度よく、シャッタ機構の開状態を確認することができる。
請求項5に記載の発明は、前記パルス信号が正常であるか否かを判定する信号判定手段を備え、前記確認手段は、前記パルス信号が正常でない場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、を要旨とする。
請求項6に記載の発明は、前記パルス信号を出力するパルス出力手段と、前記パルス出力手段の故障を検知するパルス故障検知手段とを備えること、を要旨とする。
請求項7に記載の発明は、前記確認手段は、前回動作が開動作である場合において該開動作後に前記パルス信号が変化した場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、を要旨とする。
即ち、シャッタ機構の作動量検出において基礎となるパルス信号が正常でないならば、シャッタ機構が開状態である確証はない。また、パルス信号出力手段が故障しているとすれば、その出力するパルス信号も正常ではない。そして、シャッタ機構の前回動作終了後、パルスが発生した場合には、外力等によってシャッタ機構が動作した可能性がある。つまりシャッタ機構は開状態ではない可能性が高い。従って、上記各構成によれば、精度よく、シャッタ機構の開状態を判定することができる。
請求項8に記載の発明は、前記シャッタ機構の作動位置を検出可能な位置検出手段を備え、前記確認手段は、検出される前記作動位置に基づいて前記シャッタ機構の開状態を確認すること、を要旨とする。
請求項9に記載の発明は、前記シャッタ機構の開状態に対応して設けられたリミットスイッチを備え、前記位置検出手段は、前記リミットスイッチの作動に基づいて前記開状態に対応する前記シャッタ機構の作動位置を検出すること、を要旨とする。
上記各構成によれば、簡素な構成にて、精度よく、シャッタ機構の開状態を確認することができる。
請求項10に記載の発明は、前記リミットスイッチの故障を検知するスイッチ故障検知手段を備え、前記確認手段は、前記リミットスイッチに故障がある場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、を要旨とする。
即ち、シャッタ機構の作動位置検出において基礎となる開位置リミットスイッチが故障している場合には、そのシャッタ機構が開状態である確証はない。従って、上記各構成によれば、精度よく、シャッタ機構の開状態を判定することができる。
請求項11に記載の発明は、前記位置検出手段は、前記作動位置について絶対位置検出が可能であること、を要旨とする。
上記構成によれば、より精度よく、シャッタ機構の開状態を確認することができる。
請求項12に記載の発明は、前記シャッタ機構の動作時間を計測する計測手段を備え、前記確認手段は、前記動作時間に基づいて前記シャッタ機構の開状態を確認すること、を要旨とする。
上記構成によれば、簡素な構成にて、シャッタ機構の開状態を確認することができる。
請求項13に記載の発明は、前記確認手段は、前回動作が開動作である場合において該開動作時の動作時間が正常でない場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、を要旨とする。
即ち、直前の開動作におけるシャッタ機構の動作時間が正常でないならば、シャッタ機構は開状態ではない可能性がある。従って、上記各構成によれば、簡素な構成にて、精度よく、シャッタ機構の開状態を判定することができる。
請求項14に記載の発明は、前記確認手段は、前記シャッタ機構の前回動作が前記開動作ではない場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、を要旨とする。
即ち、前回動作が開動作でないならば、シャッタ機構は開状態ではない。従って、上記各構成によれば、簡素な構成にて、より精度よく、シャッタ機構の開状態を判定することができる。
請求項15に記載の発明は、前記制御手段は、前記走行終了状態において前記シャッタ機構を開動作させるべく制御した後においても前記シャッタ機構の開状態が確認されない場合には、再度、前記シャッタ機構を開動作させるべく制御すること、を要旨とする。
上記構成によれば、より確実にシャッタ機構が閉状態で停止したままとなることを防止することができる。
本発明によれば、より確実にシャッタ機構が閉状態で停止したままとなることを防止することが可能であるとともに、余剰な動作を抑えて耐用期間の延長を図ることが可能なグリルシャッタ装置を提供することができる。
本発明にかかるグリルシャッタ装置が搭載された車両の概略構成を示す模式図。 第1の実施形態におけるグリルシャッタ装置の制御ブロック図。 第1の実施形態における車両走行終了後の開状態確認判定及び開動作制御の処理手順を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるグリルシャッタ装置の制御ブロック図。 第2の実施形態における車両走行終了後の開状態確認判定及び開動作制御の処理手順を示すフローチャート。 断線検出回路の概略構成図。 第3の実施形態における車両走行終了後の開状態確認判定及び開動作制御の処理手順を示すフローチャート。 別例の車両走行終了後における開状態確認判定及び開動作制御の処理手順を示すフローチャート。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す車両1において、車体2の内部に形成されたエンジンルーム3には、そのエンジン4を冷却するためのラジエータ5が収容されている。また、車体2の前部(同図中、左側の端部)には、車両前方の外部空間と車体2の内部空間とを連通するグリル開口部7が形成されている。そして、上記ラジエータ5は、このグリル開口部7からエンジンルーム3に流れ込む空気が当たるように、エンジン4の前方に配置されている。
尚、ラジエータ5の後方(同図中、右側)には、ファン6が設けられている。そして、このファン6が回転することにより、効率良く、ラジエータ5に空気が流れるようになっている。
本実施形態では、グリル開口部7は、バンパー8の下方に形成されている。また、グリル開口部7の開口端7aには、その意匠面(ロアグリル)を構成するフロントグリル9が取着されている。そして、本実施形態の車両1は、そのグリル開口部7からエンジンルーム3内に流れ込む空気の流量を制御可能なグリルシャッタ装置10を備えている。
詳述すると、グリルシャッタ装置10は、その開閉動作に基づいて空気の流量を制御可能なシャッタ機構11と、このシャッタ機構11を開閉動作させるアクチュエータ部12とを備えている。
本実施形態のシャッタ機構11は、略四角枠状に形成されたフレーム13内に複数の可動フィン14を整列配置することにより形成されている。具体的には、フレーム13は、その上端がバンパーリインフォース15に固定されることにより、グリル開口部7内に配置されている。また、各可動フィン14は、フレーム13の幅方向(同図中、紙面に直交する方向)に掛け渡された回動軸16を有して回動自在に支承されている。そして、各可動フィン14は、その回動軸16を中心として回動することによりフレーム13の枠内を閉塞可能なフィン部17を備えている。
即ち、シャッタ機構11は、グリル開口部7から流れ込む空気の流入方向に対してフィン部17が並行する状態となる方向(図1参照、時計回り方向)に各可動フィン14が回動することにより開状態となる。また、空気の流入方向に対してフィン部17が交差する状態となる方向(図1参照、反時計回り方向)に各可動フィン14が回動することにより閉状態となる。そして、各可動フィン14が全閉状態に対応する回動位置にある場合には、その隣り合う各可動フィン14の先端(フィン部17のフィン先)が重なり合うことで、フレーム13の枠内を閉塞することが可能になっている。
一方、図2に示すように、アクチュエータ部12は、モータ18を駆動源として各可動フィン14を回動させることにより、シャッタ機構11を開閉駆動する。そして、アクチュエータ部12は、制御手段としてのECU20により、その作動が制御されている。
即ち、シャッタ機構11の開閉動作は、このECU20により制御されている。そして、本実施形態のグリルシャッタ装置10は、その各可動フィン14の回動によるシャッタ機構11の開閉動作に基づいて、グリル開口部7からエンジンルーム3内に流れ込む空気の流量を制御することが可能となっている。
詳述すると、本実施形態では、ECU20には、車速V、或いはエンジン4の冷却水温Tw等、各種の車両状態量が入力されるようになっている。そして、ECU20は、これらの車両状態量に基づいて、そのシャッタ機構11の開閉制御を実行する。
具体的には、ECU20は、車内ネットワーク21を介した各車両状態量の通信が開始されることにより、車両1のイグニッションスイッチがオン(IGオン)されたこと、即ち車両1が走行状態又は走行準備状態にあることを認識する。そして、その冷却水温Twが上昇するまではシャッタ機構11を閉状態とする、或いは車速Vの上昇によりシャッタ機構11を閉状態とする等といった周知の開閉制御を実行する。
また、走行終了判定手段としてのECU20は、車内ネットワーク21を介した各車両状態量の通信が途絶することにより、車両1のイグニッションスイッチがオフ(IGオフ)されたこと、即ち車両1が走行終了状態にあることを認識する。更に、本実施形態のECU20は、シャッタ機構11の作動量を検出することにより、車両1が走行終了状態にある場合においてシャッタ機構11が開状態にあるか否かを確認する。具体的には、本実施形態のアクチュエータ部12には、モータ18の回転に同期したパルス信号Spを出力するパルス出力手段としてのパルスセンサ22が設けられており、作動量検出手段としてのECU20は、このパルス信号Sp(のエッジ)をカウントすることによりシャッタ機構11の作動量を検出する。そして、ECU20は、そのシャッタ機構11の開状態が確認されない場合には、当該シャッタ機構11を開動作させるべくアクチュエータ部12の作動を制御する。
さらに詳述すると、図3のフローチャートに示すように、ECU20は、車両1が走行終了状態にあるか否かを判定し(ステップ101)、走行終了状態ではない場合(ステップ101:NO)には、上記のような冷却水温Twや車速V等に基づく通常の開閉制御を継続する(通常制御継続、ステップ102)。そして、車両1が走行終了状態にある(ステップ101:YES)には、以下のステップ103〜ステップ108に示す開状態確認判定を実行する。
具体的には、確認手段としてのECU20は、シャッタ機構11の前回動作が開動作であるか否かを判定する(ステップ103)。また、ECU20は、前回動作時におけるパルスカウント数が正常であるか否か、即ち前回動作におけるシャッタ機構11の作動量が正常であったか否かを判定する(ステップ104)。そして、ECU20は、シャッタ機構11の前回動作終了後、検出されるパルス信号Spに変化がないか、即ちパルスが発生していないかを判定する(ステップ105)。
さらに、ECU20は、検出されるパルス信号Spが正常であるか否かを判定する(ステップ106)。本実施形態のパルスセンサ22は、二つのホールICが発生する二系統のパルス信号Spを出力するように構成されるとともに、パルス故障検知手段及び信号判定手段としてのECU20は、その二系統のパルス信号Spのうちの何れか一方が途絶した場合には、パルスセンサ22が故障したと判定する。そして、当該パルスセンサ22の出力するパルス信号Spは正常でないと判定する(ステップ106:NO)。
ECU20は、これらステップ103〜ステップ106に示される各判定条件が全て満たされた場合(ステップ103〜ステップ106:全て「YES」)に、シャッタ機構11が開状態にあることを確認する(開状態確認、ステップ107)。そして、これら各判定条件の何れかが満たされない場合(ステップ103〜ステップ106:何れかにおいて「NO」)には、シャッタ機構11の開状態を確認できないと判定する(開状態確認不能、ステップ108)。
本実施形態のECU20は、このステップ108において、シャッタ機構11の開状態を確認できないと判定した場合に、当該シャッタ機構11を開動作させるべく制御する。即ち、その車両走行終了後の開動作制御を実行する(ステップ109)。
この開動作制御は、所定の停止条件(ステップ110)が成立するまで継続される。尚、本実施形態では、「所定の停止条件」として「開動作制御の開始から所定時間の経過」が設定されている。そして、ECU20は、その停止条件の成立(ステップ110:YES)をもって、シャッタ機構11の制御を停止する(ステップ111)。
そして、ECU20は、上記ステップ107においてシャッタ機構11の開状態を確認した場合には、上記ステップ109及びステップ110に示される車両走行終了後の開動作制御を実行することなく、ステップ111において、そのシャッタ機構11の制御を停止する。
即ち、前回動作が開動作でないならば(ステップ103:NO)、シャッタ機構11は開状態ではない。そして、直前の開動作におけるシャッタ機構11の作動量が正常でないならば(ステップ104:NO)、シャッタ機構11は開状態ではない可能性がある。また、シャッタ機構11の前回動作終了後、パルスが発生した場合には(ステップ105:NO)、各可動フィン14が外力によって回動した可能性がある、即ちシャッタ機構11は開状態ではない可能性が高い。更に、その作動量検出の基礎となるパルス信号Spが正常でないならば(ステップ106:NO)、シャッタ機構11が開状態である確証はない。そして、本実施形態のECU20は、これにより、精度良く、その開状態確認判定を行うことが可能となっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)シャッタ機構11の開閉動作は、ECU20により制御される。ECU20は、車両1が走行終了状態にあるか否かを判定し(ステップ101)、車両1が走行終了状態にある場合(ステップ101:YES)には、シャッタ機構11が開状態にあるか否かの開状態確認判定を実行する(ステップ103〜ステップ108)。そして、シャッタ機構11の開状態を確認できないと判定した場合(ステップ108)には、当該シャッタ機構11を開動作させるべく制御、即ちその車両走行終了後の開動作制御を実行する(ステップ109)。
即ち、走行終了後、シャッタ機構11の開状態が確認されない場合には、当該シャッタ機構11が開状態となるように制御される。従って、上記構成によれば、より確実にシャッタ機構が閉状態で停止したままとなることを防止することができる。そして、シャッタ機構11の開状態が確認された場合には、その車両走行終了後の開動作制御を実行しないことにより、シャッタ機構11の余剰な動作を抑えて耐用期間の延長を図ることができる。
(2)ECU20は、シャッタ機構11の前回動作が開動作でない場合(ステップ103:NO)には、シャッタ機構11の開状態が確認できないと判定して(ステップ108)、車両走行終了後の開動作制御を実行する(ステップ109)。
即ち、前回動作が開動作でないならば、シャッタ機構11は開状態ではない。従って、上記構成によれば、精度よく、シャッタ機構11の開状態を確認することができる。
(3)ECU20は、前回動作時におけるパルスカウント数が正常でない場合(ステップ104:NO)には、シャッタ機構11の開状態が確認できないと判定して(ステップ108)、車両走行終了後の開動作制御を実行する(ステップ109)。
即ち、直前の開動作におけるシャッタ機構11の作動量が正常でないならば、シャッタ機構11は開状態ではない可能性がある。従って、上記構成によれば、精度よく、シャッタ機構11の開状態を確認することができる。
(4)ECU20は、シャッタ機構11の前回動作終了後にパルスが発生した場合(ステップ105:NO)には、シャッタ機構11の開状態が確認できないと判定して(ステップ108)、車両走行終了後の開動作制御を実行する(ステップ109)。
即ち、シャッタ機構11の前回動作終了後、パルスが発生した場合には、各可動フィン14が外力によって回動した可能性がある。つまりシャッタ機構11は開状態ではない可能性が高い。従って、上記構成によれば、精度よく、シャッタ機構11の開状態を確認することができる。
(5)ECU20は、検出されるパルス信号Spが正常でない場合(ステップ106:NO)には、シャッタ機構11の開状態が確認できないと判定して(ステップ108)、車両走行終了後の開動作制御を実行する(ステップ109)。
即ち、シャッタ機構11の作動量検出において基礎となるパルス信号Spが正常でないならば、シャッタ機構11が開状態である確証はない。従って、上記構成によれば、精度よく、シャッタ機構11の開状態を確認することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態は、上記第1の実施形態との比較において、その開状態確認判定の態様が相違する。従って、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態では、シャッタ機構11には、当該シャッタ機構11が開状態に対応する作動位置にある場合にオンとなる開位置リミットスイッチ23、及びシャッタ機構11が閉状態に対応する作動位置にある場合にオンとなる閉位置リミットスイッチ24が設けられている。尚、この場合における「シャッタ機構11の作動位置」とは、いうまでもなく当該シャッタ機構11を構成する「各可動フィン14の回動位置」である。
また、本実施形態のECU20は、これらの各リミットスイッチ(23,24)の作動、即ち当該各リミットスイッチ(23,24)の出力信号S1,S2に基づいて、シャッタ機構11の作動位置を検出する位置検出手段を構成する。そして、確認手段としてのECU20は、その検出される作動位置に基づいて、車両走行終了後の開状態確認判定を実行する。
詳述すると、図5のフローチャートに示すように、ECU20は、車両1が走行終了状態である場合(ステップ201:YES)には、その開状態確認判定として、開位置リミットスイッチ23(の出力信号S1)がオンであるか否かを判定する(ステップ203)。
また、ECU20は、開位置リミットスイッチ23が正常であるか否かを判定する(ステップ204)。図6に示されるように、本実施形態では、開位置リミットスイッチ23(及び閉位置リミットスイッチ24)には、当該開位置リミットスイッチ23に対して直列に接続された第1抵抗R1、及び開位置リミットスイッチ23に対して並列に接続された第2抵抗R2からなる周知の故障検知回路25が形成されている。そして、スイッチ故障検知手段としてのECU20は、その端子P1,P2間の抵抗値Rの変化に基づいて、開位置リミットスイッチ23の故障、詳しくは、その近傍の配線に生じた断線故障及び短絡故障を検知する。
即ち、故障検知回路25において、第1抵抗R1には、小さな抵抗値が設定され、第2抵抗R2には、大きな抵抗値が設定されている。従って、各端子P1,P2間の抵抗値Rは、開位置リミットスイッチ23がオンである場合に小さく(R=小)、開位置リミットスイッチ23がオフである場合に大きくなる(R=大)。そして、その抵抗値Rは、開位置リミットスイッチ23よりも各端子P1,P2側の配線に断線が生じた場合には、当該開位置リミットスイッチ23のオン/オフに関わらず、無限大(R=∞)となり、短絡が生じた場合には、ゼロ(R=0)となる。
本実施形態のECU20は、これらステップ203及びステップ204に示される各判定条件が全て満たされた場合(ステップ203:YES且つステップ204:YES)に、シャッタ機構11が開状態にあることを確認する(開状態確認、ステップ205)。そして、これら各判定条件の何れかが満たされない場合(ステップ203:NO又はステップ204:NO)には、シャッタ機構11の開状態を確認できないと判定する(開状態確認不能、ステップ206)。
即ち、シャッタ機構11の作動位置検出において基礎となる開位置リミットスイッチ23が故障している場合には、シャッタ機構11が開状態である確証はない。
ECU20は、上記第1の実施形態と同様、シャッタ機構11の開状態を確認できないと判定した場合(ステップ206)には、当該シャッタ機構11を開動作させるべく制御する(ステップ207及びステップ208)。そして、その停止条件の成立(ステップ208:YES)をもって、シャッタ機構11の制御を停止する(ステップ209)。
以上、本実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、図5のフローチャート中、ステップ201及びステップ202、並びにステップ207〜ステップ209の各処理については、図3のフローチャートにおけるステップ101及びステップ102、並びにステップ109〜ステップ111の各処理と同一であるため、その説明を省略する。
(第3の実施形態)
以下、本発明を具体化した第3の実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態は、上記第1の実施形態との比較において、その開状態確認判定の態様が相違する。従って、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態では、計測手段としてのECU20は、図示しないタイマを用いてシャッタ機構11の動作時間を計測する。そして、確認手段としてのECU20は、その計測された動作時間に基づいて、その車両走行終了後の開状態確認判定を実行する。
詳述すると、図7のフローチャートに示すように、ECU20は、車両1が走行終了状態である場合(ステップ301:YES)には、その開状態確認判定として、シャッタ機構11の前回動作が開動作であるか否かを判定する(ステップ303)。また、ECU20は、前回動作時におけるシャッタ機構11の動作時間が正常であったか否かを判定する(ステップ304)。
本実施形態のECU20は、これらステップ303及びステップ304に示される各判定条件が全て満たされた場合(ステップ303:YES且つステップ304:YES)に、シャッタ機構11が開状態にあることを確認する(開状態確認、ステップ305)。そして、これら各判定条件の何れかが満たされない場合(ステップ303:NO又はステップ304:NO)には、シャッタ機構11の開状態を確認できないと判定する(開状態確認不能、ステップ306)。
即ち、前回動作が開動作でないならば、シャッタ機構11は開状態ではない。そして、直前の開動作におけるシャッタ機構11の動作時間が正常でないならば、シャッタ機構11は開状態ではない可能性がある。
ECU20は、上記第1の実施形態と同様、シャッタ機構11の開状態を確認できないと判定した場合(ステップ306)には、当該シャッタ機構11を開動作させるべく制御する(ステップ307及びステップ308)。そして、その停止条件の成立(ステップ308:YES)をもって、シャッタ機構11の制御を停止する(ステップ309)。
以上、本実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、図7のフローチャート中、ステップ301及びステップ302、並びにステップ307〜ステップ309の各処理については、図3のフローチャートにおけるステップ101及びステップ102、並びにステップ109〜ステップ111の各処理と同一であるため、その説明を省略する。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、グリル開口部7から流れ込む空気は、車体2内に形成されたエンジンルーム3内に取り入れられることとした。しかし、これに限らず、シャッタ機構11の開閉動作に基づいて、流れ込む空気の流量を制御可能な車体2の内部空間であれば、その空気の取り入れ先は、エンジンルーム3でなくともよい。即ち、例えば、ラジエータ5のような熱交換器の収容室等、グリル開口部7から流れ込む空気が導入される空間があればよく、車体の後部又は中央にエンジンが配置された車両、或いは電気自動車等、車室よりも前方の車体内空間にエンジンが搭載されていない車両に適用してもよい。
・上記各実施形態では、グリル開口部7は、バンパー8の下方に形成されることとした。しかし、これに限らず、本発明は、バンパー8の上方に設けられたグリル開口部7についても適用してもよい。即ち、フロントグリル9は、アッパグリルであってもよい。
・上記各実施形態では、シャッタ機構11は、各可動フィン14の回動に基づいて開閉動作することとした。しかし、これに限らず、シャッタ機構の形態については、このような所謂回動式の他、例えば、所謂スライド式、或いはその可動体が揺動するもの等であってもよい。
・上記各実施形態では、走行終了後の開動作制御(ステップ109,207,307)に関する所定の停止条件(ステップ110,208,308)は、「開動作制御の開始から所定時間の経過」に設定されることとした。しかし、これに限らず、この停止条件は、適宜変更してもよい。
・また、確認手段としてのECU20は、上記第1の実施形態ではシャッタ機構11の作動量に基づいて、上記第2の実施形態ではシャッタ機構11の作動位置(開位置リミットスイッチ23)に基づいて、上記第3の実施形態ではシャッタ機構11の動作時間に基づいて、その車両走行終了後の開状態確認判定を実行することとした。
即ち、上記第1の実施形態では、シャッタ機構11の前回動作が開動作であるか(ステップ103)、前回動作におけるシャッタ機構11の作動量が正常であったか(ステップ104)、シャッタ機構11の前回動作終了後、パルスが発生していないか(ステップ105)、及びパルス信号Spが正常であるか(ステップ106)を判定する。また、上記第2の実施形態では、開位置リミットスイッチ23がオンであるか(ステップ203)、及び開位置リミットスイッチ23が正常であるか(ステップ204)を判定する。そして、上記第3の実施形態では、シャッタ機構11の前回動作が開動作であるか(ステップ303)、前回動作時におけるシャッタ機構11の動作時間が正常であったか(ステップ304)を判定することとした。
しかし、開状態確認判定の態様については、必ずしもこれに限るものではなく、開状態確認に関する上記各判定条件は、その他の判定条件も含め、任意の組合せ(若しくは単独で)で実行してもよい。
・さらに、図8のフローチャートに示すように、走行終了後の開状態確認判定を実行し(一回目、ステップ403)、開状態が確認できなかった(ステップ404:NO)ことにより、走行終了後の開動作制御を実行した場合(ステップ405及びステップ406)には、その後、再び開状態確認判定を実行する(二回目、ステップ407)。そして、この二回目の開状態確認判定においてもシャッタ機構11の開状態が確認できなかった場合(ステップ408:NO)には、再度、開動作制御を実行する構成としてもよい(リトライ、ステップ409及びステップ410)。このような構成とすることで、より確実にシャッタ機構が閉状態で停止したままとなることを防止することができる。
尚、この場合において、一回目の開状態確認判定(ステップ403)と二回目の開状態確認判定(ステップ407)とは、その内容が異なるものであってもよい。そして、一回目の停止条件判定(ステップ403)と二回目の停止条件判定(ステップ407)についてもまた、その内容が異なるものであってもよい。
・上記第1の実施形態では、作動量検出手段としてのECU20は、パルス出力手段としてのパルスセンサ22が出力するパルス信号Sp(のエッジ)をカウントすることによりシャッタ機構11の作動量を検出することした。しかし、これに限らず、例えば、モータ18の電流リップル等、シャッタ機構11の開閉動作に同期したパルス信号を取得可能であれば、パルス出力手段は、必ずしも設けなくともよい。
・また、パルス出力手段の形式については、上記第1の実施形態のようなホールICを用いるパルスセンサ22でなくともよく、例えば、エンコーダを用いたものであってもよい。そして、その配置についてもまた、例えば、アクチュエータ部12の減速機等、モータ18以外の場所に配置する構成であってもよい。
・さらに、パルスセンサ22の故障を特定できなくとも、その出力するパルス信号Spが正常でないことをもって、シャッタ機構11が開状態にあると確認できないと判定する構成であってもよい。また、その他の方法にてセンサ故障を検知する構成であってもよく、その場合、センサ故障の検知をもって、その出力するパルス信号Spは正常でないとしてもよい。
・上記第2の実施形態では、位置検出手段としてのECU20は、各リミットスイッチ(23,24)の出力信号S1,S2に基づいて、シャッタ機構11の作動位置を検出することとした。しかし、これに限らず、例えば、特定位置(例えば、全開位置等)を基準としたパルス信号Sp(パルス数)のカウント、或いはポテンショメータや磁気式の絶対角センサを用いる等により、シャッタ機構11の絶対位置を検出する構成であってもよい。即ち、「開状態(閉状態)に対応する作動位置」のみならず、その絶対位置を検出することで、より精度よく、シャッタ機構11の開状態を確認することができる。
尚、上記第1の実施形態のような作動量(相対位置)検出の場合と同様、例えばパルス信号Spの異常を検出し、或いはセンサ故障を検知した場合には、そのシャッタ機構11の開状態を確認できないと判定するとよい。
・上記第2の実施形態では、「シャッタ機構11の作動位置」は、「各可動フィン14の回動位置」であるとしたが、例えば、スライド式のシャッタ機構の場合には、その各フィンの移動位置を「シャッタ機構11の作動位置」とすればよい。
・上記各実施形態では、車両1のイグニッションスイッチがオフ(IGオフ)されたことをもって車両1が走行終了状態にあると認識することとした。しかし、例えば、主電源スイッチがオフされた場合等、その他の判定条件に基づいて車両1が走行終了状態にあると判定する構成であってもよい。
・確認手段としてのECU20は、上記第1の実施形態では、前回動作時におけるパルスカウント数が正常でない場合に、シャッタ機構11の開状態が確認できないと判定し、上記第3の実施形態では、前回動作時におけるシャッタ機構11の動作時間が正常でない場合に、シャッタ機構11の開状態が確認できないと判定することとした。しかし、このような前回動作時における値に限らず、走行終了状態(IGオフ)になるまでの全動作の累積値(又は平均値)が正常であるかを開状態確認判定の条件にしてもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記位置検出手段は、特定位置を基準として前記シャッタ機構の開閉動作に同期したパルス信号をカウントすることにより前記絶対位置を検出すること、を特徴とする。これにより、簡素な構成にて、シャッタ機構の作動位置についての絶対位置検出が可能になる。
1…車両、2…車体、7…グリル開口部、10…グリルシャッタ装置、11…シャッタ機構、12…アクチュエータ部、14…可動フィン、18…モータ、20…ECU(制御手段、走行終了判定手段、確認手段、作動量検出手段、信号判定手段、パルス故障検知手段、位置検出手段、スイッチ故障検知手段、及び計測手段)、22…パルスセンサ(パルス出力手段)、23…開位置リミットスイッチ、25…故障検知回路、Sp…パルス信号、S1,S2…出力信号。

Claims (15)

  1. 車体前部のグリル開口部内に設けられることにより前記車体内に流れ込む空気の流量を制御可能なシャッタ機構と、前記シャッタ機構の開閉動作を制御する制御手段と、を備えたグリルシャッタ装置であって、
    車両が走行終了状態にあるか否かを判定する走行終了判定手段と、
    前記走行終了状態において前記シャッタ機構の開状態を確認する確認手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記シャッタ機構の開状態が確認されない場合には、前記シャッタ機構を開動作させるべく制御すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  2. 請求項1に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記シャッタ機構の作動量を検出する作動量検出手段を備え、
    前記確認手段は、前記作動量に基づいて、前記シャッタ機構の開状態を確認すること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  3. 請求項2に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記確認手段は、前回動作が開動作である場合において該開動作時の作動量が正常でない場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  4. 請求項3に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記作動量検出手段は、前記シャッタ機構の開閉動作に同期したパルス信号をカウントすることにより、前記作動量を検出すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  5. 請求項4に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記パルス信号が正常であるか否かを判定する信号判定手段を備え、
    前記確認手段は、前記パルス信号が正常でない場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記パルス信号を出力するパルス出力手段と、
    前記パルス出力手段の故障を検知するパルス故障検知手段とを備えること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  7. 請求項4〜請求項6の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記確認手段は、前回動作が開動作である場合において該開動作後に前記パルス信号が変化した場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記シャッタ機構の作動位置を検出可能な位置検出手段を備え、
    前記確認手段は、検出される前記作動位置に基づいて前記シャッタ機構の開状態を確認すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  9. 請求項8に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記シャッタ機構の開状態に対応して設けられたリミットスイッチを備え、
    前記位置検出手段は、前記リミットスイッチの作動に基づいて前記開状態に対応する前記シャッタ機構の作動位置を検出すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  10. 請求項9に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記リミットスイッチの故障を検知するスイッチ故障検知手段を備え、
    前記確認手段は、前記リミットスイッチに故障がある場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  11. 請求項8に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記位置検出手段は、前記作動位置について絶対位置検出が可能であること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  12. 請求項1〜請求項11の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記シャッタ機構の動作時間を計測する計測手段を備え、
    前記確認手段は、前記動作時間に基づいて前記シャッタ機構の開状態を確認すること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  13. 請求項12に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記確認手段は、前回動作が開動作である場合において該開動作時の動作時間が正常でない場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、
    を特徴とするグリルシャッタ装置。
  14. 請求項1〜請求項13の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記確認手段は、前記シャッタ機構の前回動作が前記開動作ではない場合には、前記シャッタ機構の開状態を確認できないと判定すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
  15. 請求項1〜請求項14の何れか一項に記載のグリルシャッタ装置において、
    前記制御手段は、前記走行終了状態において前記シャッタ機構を開動作させるべく制御した後においても前記シャッタ機構の開状態が確認されない場合には、再度、前記シャッタ機構を開動作させるべく制御すること、を特徴とするグリルシャッタ装置。
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