JP2013146944A - サーマルプリンタ、サーマルヘッドの制御プログラム - Google Patents

サーマルプリンタ、サーマルヘッドの制御プログラム Download PDF

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Harunori Takeuchi
晴紀 竹内
Koichi Matsuda
浩一 松田
Toshihiko Furukawa
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Abstract

【課題】サーマルヘッド周辺の環境温度やヘッド温度の高低にかかわらず、インクリボンに局所的に過大な熱エネルギーを与える事態を回避して、規定濃度で熱転写プリント処理を行うことが可能な熱転写プリンタを提供する。
【解決手段】発熱体を駆動するための駆動電圧をサーマルヘッドに供給する電源装置と、少なくともヘッド温度又はサーマルヘッド周辺の環境温度の少なくとも一方が高いほど熱転写プリント処理時における駆動電圧を低下させ、且つサーマルヘッドに通電する通電時間を、ヘッド温度及び環境温度の最低設定温度下において規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間と同一時間に制御する制御部とを備えたサーマルプリンタにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、サーマルヘッドを備えたサーマルプリンタ、及びサーマルヘッドの制御プログラムに関するものである。
従来より、電源装置からサーマルヘッドに駆動電圧(THV;Thermal Head Voltage)を供給して、インクリボンのインクを用紙などの被転写シートに一定の濃度で熱転写プリント処理可能なサーマルプリンタが知られている。この種のサーマルプリンタでは、熱転写プリント処理時におけるサーマルヘッド周辺の環境温度差やサーマルヘッド自体の温度差によってプリント濃度に差異が生じないようにサーマルヘッドの駆動が制御されている(例えば特許文献1、2参照)。例えば、サーマルヘッド周辺の環境温度差やサーマヘッド自体の温度差に関係なくサーマルヘッドに供給する駆動電圧は一定にしつつ、サーマルヘッド周辺の環境温度やサーマヘッド自体の温度が高いほどサーマルヘッドの通電時間を短くしたり、サーマルヘッド周辺の環境温度やサーマヘッド自体の温度が低いほどサーマルヘッドの通電時間を長くすることによって、規定のプリント濃度で熱転写プリント処理を行えるようにした技術を挙げることができる。
特開2007−090614号公報 特開平06−055760号公報
ところで、上述したような制御、つまり、サーマルヘッド周辺の環境温度差やサーマヘッド自体の温度差をサーマルヘッドへの通電時間の調整によって補正する制御の下で熱転写プリント処理を行った場合、サーマルヘッド周辺の環境温度やサーマヘッド自体の温度が高いほど、熱転写プリント処理を施した被転写シート上に不要なスジやドット落ちなどが生じ易く、所望の画像をプリントすることができないという不具合が生じ得る。
本発明者は、このような不具合が生じる原因を究明すべく、鋭意研究を重ねた結果、上記不具合が、サーマルヘッド周辺の環境温度やサーマヘッド自体の温度が高いほどサーマルヘッドの通電時間を短く設定している点に問題があることを突き止めた。
すなわち、図7に示すように、サーマルヘッド周辺の環境温度やサーマヘッド自体の温度が相対的に高い高温状態と、サーマルヘッド周辺の環境温度やサーマヘッド自体の温度が相対的に低い低温状態とでは、駆動電圧を略同じに設定する一方で、高温状態におけるサーマルヘッドへの通電時間を、低温状態におけるサーマルヘッドへの通電時間よりも短いため、図8に示すように、高温状態で熱転写プリント処理を行った短い通電時間でサーマルヘッドを駆動させた場合に、インクリボンに対して局所的且つ瞬間的に過度の熱エネルギーを与えてしまう。その結果、インクリボンのうち過大な熱エネルギーが作用した部分が伸びてしまい、他の部分(伸びていない正常な部分)とのテンションの差異によって皺が生じたり破損し、これらが要因となって熱転写プリント処理を行った被転写シート上に不要なスジやドット抜け(ドット落ちやドット欠けとも称される)が出現し、プリント品質の低下を招来し得る。なお、図7の各グラフにおける縦軸は駆動電圧であり、横軸は通電時間(具体的には1ラインあたりの通電時間)を示す。また、図8の各グラフにおける縦軸は熱転写処理時にインクリボンが受ける熱エネルギーであり、横軸は通電時間(具体的には1ラインあたりの通電時間)を示す。また、図8では熱転写プリント処理時にインクリボンが受けるエネルギーのうち、駆動電圧によるエネルギーを黒塗り部分bで示し、ヘッド温度及び環境温度によるエネルギーをパターン部分aで示している。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであって、主たる目的は、サーマルヘッド周辺の環境温度やサーマルヘッド自体の温度の高低にかかわらず、インクリボンに局所的に過大な熱エネルギーを与える事態を回避して、規定の濃度で熱転写プリント処理を行うことが可能なサーマルプリンタ、及びサーマルヘッドの制御プログラム提供することにある。
すなわち本発明は、インクをリボンに剥離可能に付帯させたインクリボン及びインクが転写可能な被転写シートをプラテン上で厚み方向に重ね合わせた状態で、発熱体を有するサーマルヘッドをプラテン側に押圧させてインクを被転写シートに規定の濃度で熱転写プリント可能な熱転写プリンタに関するものである。
そして、本発明の熱転写プリンタは、発熱体を駆動するための駆動電圧をサーマルヘッドに供給する電源装置と、少なくとも少なくともサーマルヘッドの温度であるヘッド温度又はサーマルヘッド周辺の環境温度の少なくとも一方が高いほど熱転写プリント処理時における駆動電圧を低下させ、且つサーマルヘッドに通電する通電時間を、ヘッド温度及び環境温度の最低設定温度下において規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間と同一時間に制御する制御部とを備えていることを特徴としている。
ここで、本発明の熱転写プリンタにおける制御部は、ヘッド温度のみに基づいて駆動電圧を制御するものであってもよいし、サーマルヘッド周辺の環境温度のみに基づいて駆動電圧を制御するものであってもよいし、或いはヘッド温度及びサーマルヘッド周辺の環境温度の両方に基づいて駆動電圧を制御するものであってもよい。ヘッド温度やサーマルヘッド周辺の環境温度はそれぞれ適宜の計測手段で計測することができるものであり、以下では、制御部が駆動電圧を制御する際に拠り所とする温度を「計測温度」とする。上記の内容を繰り返すことになるが、この計測温度は、ヘッド温度のみ、サーマルヘッド周辺の環境温度のみ、またはヘッド温度及びサーマルヘッド周辺の環境温度の総和、以上の3パターンの何れかである。また、「規定濃度」はプリンタの出荷時点で予め設定されている数値であってもよいし、ユーザの操作によって変更可能な数値であってもよい。また、「最低設定温度下において規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間」は、想定される最低計測温度下において規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間を意味している。そして、計測温度が低いほど規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間は長く設定することから、本発明のプリンタでは、計測温度の高低にかかわらず、比較的長い一定時間通電する技術的思想を採用したものであるといえる。
このような本発明の熱転写プリンタでは、計測温度が高いほど熱転写プリント処理時における駆動電圧を低下させ、且つサーマルヘッドに通電する通電時間を、計測温度の高低にかかわらず、ヘッド温度及び環境温度の最低設定温度下において規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間を一定に制御しているため、ヘッド温度や環境温度の高低に依らずインクリボンが受ける単位時間あたりの総熱エネルギーを略一定とすることが容易にできることとなり、計測温度が高い場合であっても、インクリボンに対して局所的・瞬間的に過大なエネルギーを与える事態を回避することができる。その結果、インクリボンが過大なエネルギーを与えられた場合に生じる不具合、つまり、インクリボンのうち過大な熱エネルギーが作用した部分が伸びてしまい、他の部分(伸びていない正常な部分)とのテンションの差異によって皺が生じたり破損するという不具合を防止・抑制することができる。したがって、インクリボンの皺や破れに基づく被転写シート上の不要なスジやドット抜け(ドット落ちやドット欠けとも称される)が出現しないか、極めて出現し難く、規定濃度で熱転写プリント処理を行うことができる。
このように、本発明の熱転写プリンタは、サーマルヘッド周辺の環境温度差やサーマヘッド自体の温度差をサーマルヘッドに供給する駆動電圧を調整することによって補正する制御を採用しているため、異なる温度下で熱転写プリント処理を行う場合にも、一定の通電時間内においてインクリボンに過度のエネルギーを与えることがなく、規定の濃度で適切な熱転写プリント処理を行うことが可能になる。
また、本発明のサーマルヘッドの制御プログラムは、インクをリボンに剥離可能に付帯させたインクリボン及びインクが転写可能な被転写シートをプラテン上で厚み方向に重ね合わせた状態で、発熱体を有するサーマルヘッドをプラテン側に押圧させてインクを被転写シートに熱転写プリント可能な熱転写プリンタに搭載されるコンピュータ又は熱転写プリンタに接続されたコンピュータに、少なくともサーマルヘッドの温度であるヘッド温度又はサーマルヘッド周辺の環境温度の少なくとも一方が高いほど熱転写プリント処理時における駆動電圧を低下させ、且つサーマルヘッドに通電する通電時間を、ヘッド温度及び環境温度の最低設定温度下において規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間と同一時間にする処理を実行させることを特徴としている。
このような制御プログラムでサーマルヘッドの駆動を制御することによって、上述した効果と同様の作用効果を得ることができ、インクリボンに皺や破れが生じる事態を防止し、規定の濃度で好適に熱転写プリント処理を行わせることができる。
本発明によれば、サーマルヘッド周辺の環境温度やサーマルヘッド自体の温度の高低にかかわらず、インクリボンに局所的に過大な熱エネルギーを与える事態を回避して、規定の濃度で熱転写プリント処理を行うことが可能な熱転写プリンタ、及びサーマルヘッドの制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る熱転写プリンタの全体概略構成図。 同実施形態における制御部の機能ブロック図。 同実施計形態に係る熱転写プリンタによる熱転写プリント処理のフローチャート。 同実施形態における駆動電圧情報の一例を示す図。 同実施形態における計測温度が異なる場合の駆動電圧及び通電時間を模式的に示す図。 同実施形態における計測温度が異なる場合のインクリボンが受けるエネルギー及び通電時間を模式的に示す図。 従来の熱転写プリンタにおいて計測温度が異なる場合の駆動電圧及び通電時間を模式的に示す図。 従来の熱転写プリンタにおいて計測温度が異なる場合のインクリボンが受けるエネルギー及び通電時間を模式的に示す図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るプリンタPは、図1に示すように、インクをリボンに貼付(積層)したインクリボンRを、シート状の被転写対象物(以下、「被転写シートS」と称す)に重ねた状態で、相互に圧接可能な状態に対向配置したサーマルヘッド21とプラテン22との間を通過させることによって、インクリボンRのインクを被転写シートSに熱転写して、所望の画像などを規定の濃度でプリントすることが可能な熱転写プリンタである。
この熱転写プリンタPは、図1に示すように、給紙部1と、給紙部1から供給された被転写シートSの表面に対して熱転写プリント処理を施す印刷部2と、排出口31を有する排出部3と、被転写シートSを給紙部1と排出部3との間に形成されるシート材搬送路W(搬送パス)に沿って搬送するシート材搬送機構4と、シート材搬送路W上において印刷部2よりも排出口31側に配置され且つ被転写シートSを用紙幅方向に切断可能な横切断部5とを備えたものである。なお、この熱転写プリンタPは、少なくとも給紙部1、印刷部2、シート材搬送機構4及び横切断部5を共通の筐体内に設け、排出部3を構成する排出口31や排出トレイ32を筐体外へ露出可能に構成している。
給紙部1は、熱転写プリントが施されるプリント面を内側に向けてロール状に巻回した被転写シートSを収容し得るものである。
このような給紙部1と排出部3との間で被転写シートSを搬送するシート材搬送機構4は、図1に示すように、例えば給紙部1側から排出部3側に向かって順に配置された給紙側送りローラ41と第1ピンチローラ42との組、フィードローラ43と第2ピンチローラ44との組、排出側送りローラ45を用いて構成したものである。なお、ローラ自体の数、或いはローラとピンチローラとの組数や配置箇所は仕様等に応じて適宜設定することができる。
印刷部2は、図1及び図2に示すように、複数の発熱体を有するサーマルヘッド21と、このサーマルヘッド21と対向する位置に配置され且つサーマルヘッド21との間で被転写シートSを挟みシート材搬送機構4の機能の一部を担うプラテン22と、インクリボンRをサーマルヘッド21とプラテン22との間に搬送するインクリボン搬送機構23とを備えたものである。本実施形態では、プラテン22として、フィードローラ43の回転動作に同期して回転可能なプラテンローラを適用している。また、サーマルヘッド21は、制御部7によって、発熱体がプラテンローラ22に圧接し得るヘッドダウン位置(図1及び図2に示すサーマルヘッド21の位置)と、発熱体がプラテンローラ22から離間してプラテンローラ22との間で被転写シートSを挟持し得ないヘッドアップ位置(図示省略)との間で移動可能に制御されている。ヘッドダウン位置に位置付けたサーマルヘッド21(具体的には発熱体)とプラテンローラ22との圧接位置が、インクリボンRを被転写シートSに熱転写する熱転写位置になる。
また、インクリボン搬送機構23は、インクリボンRをロール状に巻回した状態で保持可能な供給側リボンコア231と、供給側リボンコア231に巻回しているインクリボンRをシート材搬送路W(搬送パス)に向かって繰り出す繰出用ガイドローラ232と、熱転写処理時の被転写シートSの搬送方向A(以下、「熱転写処理時搬送方向A」と称する)において上述の熱転写位置(サーマルヘッド21とプラテンローラ22との圧接位置)よりも下流側に配置され、熱転写処理に供されたインクリボンRを巻回した状態で保持可能な巻取側リボンコア233と、インクリボンRを巻取側リボンコア233に向かって搬送する巻取用ガイドローラ234とを備えたものである。
このようなインクリボン搬送機構23により、インクリボンRは、供給側リボンコア231から巻き出されて繰出用ガイドローラ232によってシート材搬送路Wに向かって案内され、被転写シートSに密着した状態で熱転写位置を通過した後に、次に説明する剥離部24を通過することによって被転写シートSから剥離され、そのまま巻取用ガイドローラ234によって巻取側リボンコア233に向かって搬送され、巻取側リボンコア233に巻き取られる。なお、本実施形態では、熱転写処理時搬送方向Aを、給紙部1から排出部3に向かう搬送方向B(この搬送方向を「排出搬送方向B」と称す)とは逆の方向に設定しているが、熱転写処理時搬送方向Aを排出搬送方向Bと同じ方向に設定したプリンタであってもよい。
剥離部24は、熱転写処理時搬送方向Aにおいてサーマルヘッド21より下流側に設けられ、サーマルヘッド21とプラテン22との間を通過したインクリボンRを被転写シートSから剥離する剥離開始位置を規定するものである。本実施形態では、熱転写位置を通過したインクリボンRを下方へ押し付ける剥離ロールを用いて剥離部24を構成している。本実施形態では、剥離部24の幅寸法をインクリボンR及び被転写シートSの幅寸法よりも十分に長く設定している。ここで、剥離部24は、印刷部2の一部を構成するものであるが、インクリボンRの搬送経路を規定する機能に着目すれば、インクリボン搬送機構23の一部を構成しているものと捉えることもできる。
排出部3は、図1に示すように、排出口31と、排出口31から排出された被転写シートSを受け取って収納する排出トレイ32とを備え、印刷部2により所望のプリント処理が施された被転写シートSを所定サイズに切断したカット紙(シート片)として排出口31から筐体外に排出し、排出トレイ32上に積み重ねた状態で載置し得るものである。
横切断部5は、図1に示すように、被転写シートSのプリント面(オモテ面)側に配置した第1カッタ51と、被転写シートSの背面(ウラ面)側に固定配置した第2カッタ52とを備え、制御部7の制御に従って第1カッタ51を第2カッタ52に摺動させて被転写シートSの幅方向に走査させることで、被転写シートSを幅方向に切断するものである。
また、本実施形態に係るプリンタPでは、給紙部1、印刷部2、排出部3、シート材搬送機構4及び横切断部5の作動を制御部7によって制御している。そして、本実施形態に係るプリンタPは、図2に示すように、サーマルヘッド21に対して発熱体を駆動するための駆動電圧を供給する電源装置8を備え、この電源装置8からサーマルヘッド21に供給する駆動電圧や、サーマルヘッド21に対する通電時間も制御部7によって制御している。
この制御部7は、熱転写プリンタP内に設けた内部メモリ又は外部記憶装置(熱転写プリンタPに有線または無線で接続した記憶装置)に記憶されたプログラム(本発明の「サーマルヘッド21の制御プログラム」に相当)に従い、熱転写プリンタP内に設けたマイクロプロセッサのCPU等の各構成部品や各要素を作動させることによって、図2に示すように、サーマルヘッド21に供給する駆動電圧値を決定する駆動電圧値決定手段71と、この駆動電圧値決定手段71で決定した駆動電圧をサーマルヘッド21に供給する駆動電圧供給手段72と、ヘッド温度及び環境温度にかかわらずサーマルヘッド21に一定時間通電する通電手段73と、駆動電圧供給手段72及び通電手段73に基づいて所定の駆動電圧及び一定の通電時間で被転写シートSに熱転写プリント処理を行う熱転写手段74としての機能を少なくとも有するものである。
駆動電圧値決定手段71は、サーマルヘッド21自体の温度を計測するヘッド温度計測部M1で計測した計測ヘッド温度及びサーマルヘッド21周辺の環境温度を計測する環境温度計測部M2で計測した計測環境温度に基づいて、サーマルヘッド21に供給する駆動電圧値を決定するものである。ヘッド温度計測部M1としては、サーマルヘッド21に付帯させたものを適用することができ、環境温度計測部M2としては、サーマルヘッド21の近傍または給紙部1を構成するシート材収容室内に配置したものを適用することができる。そして、駆動電圧値決定手段71では、計測ヘッド温度及び計測環境温度に応じてサーマルヘッド21に供給すべき駆動電圧を記憶している駆動電圧情報に基づいて、サーマルヘッド21に供給する駆動電圧値を決定する。
通電手段73は、所定の記憶領域に記憶されている通電時間情報に基づいて、計測ヘッド温度及び計測環境温度にかかわらずにサーマルヘッド21に対して一定時間通電するものである。
次に、本実施形態に係る熱転写プリンタPの動作及び作用について図1乃至図3を参照しながら説明する。
本実施形態に係る熱転写プリンタPは、まず、ユーザの操作などによって入力されたプリントパターンデータに基づいて、制御部7によって被転写シートSのプリント面におけるプリントサイズを特定し、この特定したプリントサイズに応じて、給紙部1でロール状に巻回されている被転写シートSを給紙側送りローラ41と第1ピンチローラ42との間、フィードローラ43と第2ピンチローラ44との間を順次通過させて印刷部2まで搬送する。本実施形態では、上述したように熱転写処理時の被転写シートSの搬送方向(熱転写処理時搬送方向A)が、給紙部1から排出部3に向かう排出搬送方向Bとは逆方向であるため、熱転写プリント処理を行う前の時点で、特定したプリントサイズに応じて被転写シートSを熱転写位置P1よりも排出部3側に搬送しておく必要がある。なお、この搬送処理はサーマルヘッド21をヘッドアップ位置に位置付けた状態で行う。
次いで、本実施形態のプリンタPは、サーマルヘッド21をヘッドアップ位置からヘッドダウン位置に移動させて、サーマルヘッド21とプラテンローラ22との間に、被転写シートS及びインクリボンRを厚み方向に挟み込む。この状態で、シート材搬送機構4によって被転写シートS及びインクリボンRを熱転写処理時搬送方向Aに搬送することにより、本実施形態のプリンタPは、サーマルヘッド21とプラテンローラ22との圧接位置である熱転写位置において、発熱体からの熱でインクリボンRのインクを昇華させることによって被転写シートSのプリント面に所望の画像を印刷する(形成する)ことができる。ここで、本実施形態のプリンタPは、一定の濃度で熱転写プリント処理を行うものであり、この熱転写プリント処理時の制御部7による駆動電圧及び通電時間の制御については後述する。
そして、本実施形態のサーマルプリンタPは、熱転写プリント処理後において熱転写位置を通過したインクリボンR及び被転写シートSを厚み方向に積層した状態で熱転写処理時搬送方向Aに沿って剥離部24まで搬送し、剥離部24に到達したインクリボンRを剥離部24の押圧作用によって被転写シートSから剥離する処理を行う。
本実施形態のプリンタP1は、剥離部24を通過して被転写シートSから剥離したインクリボンRをインクリボン搬送機構23の巻取用ガイドローラ234で巻取側リボンコア233に向かって搬送して、巻取側リボンコア233に巻き取る一方で、剥離部24を通過した被転写シートSを排出部3側へ搬送して、横切断部5によって横切断処理を行う。具体的には、被転写シートSの厚さ方向に対向配置した横切断部5の第1カッタ51と第2カッタ52を被転写シートSの幅方向に走査させることで、被転写シートSを幅方向に切断する。
最後に、本実施形態のサーマルプリンタPは、横切断部5による横切断処理を終了すると、給紙部1でロール状に巻回されているロール状の被転写シートSから分離した被転写シート(シート片)を排出口31から排出して、排出トレイ32上に収容する。
このような手順によって熱転写プリント処理を行う本実施形態のサーマルプリンタPでは、印刷部2による熱転写プリント処理時に、サーマルヘッド21自体の温度であるヘッド温度及びサーマルヘッド21周辺の環境温度に応じて、電源装置8からサーマルヘッド21に供給する駆動電圧値を制御部7によって制御している。
すなわち、本実施形態に係るプリンタPでは、制御部7によって、熱転写プリント処理時のヘッド温度及びサーマルヘッド21周辺の環境温度が高いほど駆動電圧を低下させ、且つ通電時間を、ヘッド温度及び環境温度の最低設定温度下において規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間と同一時間に制御している。
以下に、図3を参照しながら本実施形態のサーマルプリンタPにおける熱転写プリント処理時の流れを説明する。
先ず、本実施形態に係るサーマルプリンタPの制御部7は、ユーザによる適宜の操作に基づく熱転写プリント処理開始信号を受け付けると、ヘッド温度計測部M1で計測したヘッド温度(計測ヘッド温度)及び環境温度計測部M2で計測した環境温度(計測環境温度)に基づいてヘッド温度及びサーマルヘッド21周辺の環境温度を特定する(温度特定ステップS1)。
次いで、制御部7は、所定の記憶領域に記憶されている駆動電圧情報に基づいてサーマルヘッド21に供給する駆動電圧値を駆動電圧値決定手段71によって決定する(駆動電圧値決定ステップS2)。ここで、駆動電圧情報としては、例えば図4に示すように、ヘッド温度と環境温度との異なる組み合わせ毎にそれぞれ適切な駆動電圧値を関連付けてテーブル化したデータを挙げることができる。なお、駆動電圧情報は、計測ヘッド温度と計測環境温度との総和(計測合計値)が同じであっても、その計測合計値におけるヘッド温度と環境温度との相対比率が異なれば、異なる相対比率毎に適切な駆動電圧値を関連付けて記憶させた情報であってもよいし、計測合計値が同じであれば、その計測合計値におけるヘッド温度とサーマルヘッド21周辺の環境温度との相対比率が異なっていても、計測合計値毎に適切な駆動電圧値を関連付けて記憶させた情報でもよい。本実施形態では前者の情報を採用している。
より具体的には、計測合計値が同じであっても、その計測合計値におけるヘッド温度が高い程、駆動電圧値を相対的に低く設定している(例えば計測合計値が70度の場合においてヘッド温度が45度である場合の駆動電圧値を、計測合計値が70度の場合においてヘッド温度が35度である場合の駆動電圧値よりも低く設定している)。なお、駆動電圧情報として記憶されている駆動電圧値は、1ドットあたりのワット数である。
そして、本実施形態では、図5に模式的に示すように、計測合計値が高いほど駆動電圧を低く設定するとともに、通電時間を、計測合計値の高低に関係なく、最低設定温度下において規定の濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間と同じ時間に設定している。ここで、同図の各グラフにおける縦軸は駆動電圧であり、横軸は通電時間(具体的には1ラインあたりの通電時間)を示す。
駆動電圧値決定ステップS2に続いて、制御部7は、駆動電圧値決定ステップS2で決定した駆動電圧値に相当する駆動電圧を駆動電圧供給手段72によって電源装置8からサーマルヘッド21に供給し(駆動電圧供給ステップS3)、インクリボンR及び被転写シートSに押し付けているサーマルヘッド21の発熱体を駆動電圧で一定の通電時間だけ発熱させて、熱転写手段74によってプリントパターンデータに応じた画像を被転写シートSのプリント面に熱転写プリントする(熱転写処理ステップS4)。具体的には、シート材搬送機構4によって被転写シートS及びインクリボンRを熱転写処理時搬送方向Aに搬送することにより、本実施形態のプリンタPは、サーマルヘッド21とプラテンローラ22との圧接位置である熱転写位置において、インクリボンRのインクをプリントパターンデータに応じて被転写シートSのプリント面に熱転写プリントすることができる。
ここで、上述した駆動電圧情報に基づいて決定した駆動電圧が電源装置8から供給されたサーマルヘッド21によって熱転写プリントを行う場合、インクリボンRが受ける熱エネルギーは、ヘッド温度に基づく熱エネルギーと環境温度に基づく熱エネルギーである。そして、本実施形態のプリンタPでは、制御部7によって、高温状態下の熱転写プリント処理時にサーマルヘッド21に供給する駆動電圧値を、低温状態下の熱転写プリント処理時にサーマルヘッド21に供給する駆動電圧値よりも低くなるように制御するとともに、高温状態下における熱転写プリント処理時の1ラインあたりの通電時間及び低温状態下における熱転写プリント処理時の1ラインあたりの通電時間を一定に制御していることによって、図6に模式的に示すように、高温状態下での熱転写プリント処理時にインクリボンRが受ける熱エネルギー(同図右側のグラフ参照)及び1ラインあたりの通電時間が、低温状態下での熱転写プリント処理時にインクリボンRが受ける熱エネルギー(同図左側のグラフ参照)及び1ラインあたりの通電時間とそれぞれ同じか同程度となる。その結果、高温状態下での熱転写プリント処理時に、インクリボンRに対して局所的且つ瞬間的に過大な熱エネルギーを与える事態を回避することができ、インクリボンRが局所的且つ瞬間的に過大な熱エネルギーを受けた場合に生じ得るインクリボンRの部分的な弛みやその撓みに起因する皺(リボン皺)・インクリボンRの破損などの事態を防止・抑制することができる。なお、図6の各グラフにおける縦軸は熱転写処理時にインクリボンRが受ける熱エネルギーであり、横軸は通電時間(具体的には1ラインあたりの通電時間)を示す。また、同図では熱転写プリント処理時にインクリボンRが受けるエネルギーのうち、駆動電圧によるエネルギーを黒塗り部分bで示し、ヘッド温度及び環境温度によるエネルギーをパターン部分aで示している。
そして、熱転写プリンタPの制御部7は、プリントパターンデータに応じた画像を被転写シートSのプリント面に熱転写プリントし終えた場合(熱転写処理ステップS4,Yes)に、駆動電圧供給手段72による電源装置8からサーマルヘッド21への駆動電圧の供給処理を終了する(駆動電圧供給終了ステップS5)。一方、プリントデータに応じた画像を被転写シートSのプリント面に熱転写プリントし終えていない場合(熱転写処理ステップS4,No)には、温度特定ステップS1に戻り、プリントデータに応じた画像を被転写シートSのプリント面に熱転写プリントし終えるまで上述の温度特定ステップS1から熱転写処理ステップS4を繰り返す。
このように、本実施形態に係る熱転写プリンタPは、制御部7により、計測ヘッド温度及び計測環境温度が高いほど熱転写プリント処理を行う際に電源装置8からサーマルヘッド21に供給する駆動電圧を低く設定するとともに、且つ計測ヘッド温度及び計測環境温度にかかわらず、熱転写プリント処理を行う際のサーマルヘッド21の通電時間を、最低設定温度下において規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間と同一時間に設定している。このような制御を採用している本実施形態の熱転写プリンタPは、例えば、ヘッド温度及び環境温度にかかわらず、駆動電圧を同一に設定しつつ、ヘッド温度及び環境温度が高いほど通電時間を短く設定した態様であれば生じ得る不具合、つまり、高温状態下での熱転写プリント処理時にサーマルヘッド(具体的には発熱体)の発熱温度が、低温状態下での熱転写プリント処理時の通電時間よりも短い通電時間で瞬間的に上昇して、インクリボンに局所的に高い熱エネルギーを与え、インクリボンに皺や破損箇所が出現するという不具合を好適に回避することができ、高温状態下及び低温状態下においてもインクリボンの皺や破損に起因するプリント不良(プリント品質の低下)が生じずに規定の濃度で適切な熱転写プリント処理を行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、ヘッド温度とサーマルヘッド周辺の環境温度の両方を計測し、各計測温度の組み合わせごとにサーマルヘッドに供給する駆動電圧値を変更するように制御する態様を例示したが、ヘッド温度のみを計測して、その計測ヘッド温度ごとにサーマルヘッドに供給する駆動電圧値を変更するように制御する態様や、サーマルヘッド周辺の環境温度のみを計測して、その計測環境温度ごとにサーマルヘッドに供給する駆動電圧値を変更するように制御する態様を採用することもできる。
また、給紙部から供給される被転写シートとして予め所定サイズに切断されたカット紙を適用することも可能である。
また、両面印刷可能な熱転写プリンタに対しても本発明の技術的特徴であるサーマルヘッドの制御仕様を適用することが可能である。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
21…サーマルヘッド
7…制御部
8…電源装置
P…熱転写プリンタ
R…インクリボン
S…被転写シート

Claims (2)

  1. リボンにインクを剥離可能に付帯させたインクリボン及び前記インクが転写可能な被転写シートをプラテン上で厚み方向に重ね合わせた状態で、発熱体を有するサーマルヘッドを前記プラテン側に押圧させて前記インクを前記被転写シートに規定の濃度で熱転写プリント可能な熱転写プリンタであって、
    前記発熱体を駆動するための駆動電圧を前記サーマルヘッドに供給する電源装置と、
    少なくとも前記サーマルヘッドの温度であるヘッド温度又は前記サーマルヘッド周辺の環境温度の少なくとも一方が高いほど熱転写プリント処理時における前記駆動電圧を低下させ、且つ前記サーマルヘッドに通電する通電時間を、前記ヘッド温度及び前記環境温度の最低設定温度下において前記規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間と同一時間に制御する制御部とを備えていることを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. インクをリボンに剥離可能に付帯させたインクリボン及び前記インクが転写可能な被転写シートをプラテン上で厚み方向に重ね合わせた状態で、発熱体を有するサーマルヘッドを前記プラテン側に押圧させて前記インクを前記被転写シートに熱転写プリント可能な熱転写プリンタに搭載されるコンピュータ又は前記熱転写プリンタに接続されたコンピュータに、
    少なくとも前記サーマルヘッドの温度であるヘッド温度又は前記サーマルヘッド周辺の環境温度の少なくとも一方が高いほど熱転写プリント処理時における前記駆動電圧を低下させ、且つ前記サーマルヘッドに通電する通電時間を、前記ヘッド温度及び前記環境温度の最低設定温度下において前記規定濃度で熱転写プリント処理可能な通電時間と同一時間にする処理を実行させることを特徴とするサーマルヘッドの制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54150136A (en) * 1978-05-18 1979-11-26 Fuji Xerox Co Ltd Method of driving heattsensitive recording head
JPH06122227A (ja) * 1992-10-12 1994-05-06 Sekisui Chem Co Ltd 印字装置

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