JP2012016874A - プリンタおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】サプライが変ってもスティッキング現象の発生や熱転写リボンと受容紙との貼り付きを防止できるプリンタおよびプログラムを提供する。
【解決手段】実施形態のプリンタは、電力の供給を受けて発熱素子を発熱させて印字用紙に印字するサーマルヘッドを有し、印字用紙に印字する際にサーマルヘッドに対して周期的に電力を供給するチョッピング制御を行なうプリンタであって、記憶手段と、選定手段と、制御手段と、を備える。記憶手段は、チョッピング制御によりサーマルヘッドに対して周期的に電力を供給するチョッピング周期を示すチョッピング制御情報を印字用紙毎に記憶する。選定手段は、記憶手段に記憶されたチョッピング制御情報の中から印字を行う印字用紙のチョッピング制御情報を選定する。制御手段は、選定されたチョッピング制御情報が示すチョッピング周期に従って、チョッピング制御を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、プリンタおよびプログラムに関する。
従来のサーマルプリンタでは、印字速度、外部温度、使用する感熱紙、熱転写リボン、受容紙に応じて設定された印加エネルギーをサーマルヘッドに印加することにより印字を行っていた。ところで、従来のサーマルプリンタでは、印字速度が遅い場合や低温環境において感熱紙に印字する場合において、感熱紙がサーマルヘッドの表面に貼り付いてしまい、感熱紙を搬送する際に異常な音を発したり、感熱紙の送りムラによる印字品質の低下を招いたりするスティッキングと呼ばれる現象が発生する場合がある。また、従来のサーマルプリンタでは、熱転写リボンを用いて印字する場合においても、熱転写リボンと受容紙とが貼り付いてしまい、熱転写リボンからの受容紙の剥離不良や受容紙の搬送不良による印字品質の低下を招く場合がある。
そこで、特許文献1では、サーマルヘッドに対して間欠的に通電パルスを印加するチョッピング制御を行なうことにより、サーマルヘッドに対して通電パルスを印加する通電時間をチョッピング制御が行なわれない場合よりも長く設定することができ、かつサーマルヘッドの休止時間を短くすることができるので、冷却によるスティッキングの発生や熱転写リボンと受容紙との貼り付きを防止している。
ところで、スティッキングの発生や熱転写リボンと受容紙との貼り付きが発生する条件は、印字に用いるサプライ毎に異なる。しかしながら、従来技術においては、チョッピング制御を行なう際にサーマルヘッドに対して通電パルスを印加するチョッピング周期が、印字に用いるサプライの違いに関わらず同じであったため、印字に用いるサプライによってはスティッキングの発生や熱転写リボンと受容紙との貼り付きが防止できない場合がある、という課題がある。
実施形態のプリンタは、電力の供給を受けて発熱素子を発熱させて印字用紙に印字するサーマルヘッドを有し、前記印字用紙に印字する際に前記サーマルヘッドに対して周期的に電力を供給するチョッピング制御を行なうプリンタであって、記憶手段と、選定手段と、制御手段と、を備える。前記記憶手段は、前記チョッピング制御により前記サーマルヘッドに対して周期的に電力を供給するチョッピング周期を示すチョッピング制御情報を前記印字用紙毎に記憶する。前記選定手段は、前記記憶手段に記憶された前記チョッピング制御情報の中から印字を行う前記印字用紙のチョッピング制御情報を選定する。前記制御手段は、前記選定されたチョッピング制御情報が示すチョッピング周期に従って、前記チョッピング制御を行なう。
図1は、本実施形態にかかるラベルプリンタを概略的に示す側面図である。 図2は、ラベルプリンタの各部の電気的接続を示すブロック図である。 図3は、本実施形態にかかるラベルプリンタの機能構成を示すブロック図である。 図4は、通電時間記憶部の一例を示す図である。 図5は、チョッピング制御情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、熱転写リボンまたは感熱紙のチョッピング制御情報が選定された場合における補正後通電時間、チョッピング制御の有無、ON時間、OFF時間の算出結果を示す図である。 図7は、本実施形態にかかるラベルプリンタによる印字処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、サーマルヘッドの解像度が305dpiでありかつチョッピング制御を行なった場合における印字速度、印字周期、休止時間および休止時間割合を印字用紙毎に示す図である。 図9は、サーマルヘッドの解像度が305dpiでありかつチョッピング制御を行なわなかった場合における印字速度、印字周期、休止時間および休止時間割合を印字用紙毎に示す図である。 図10は、チョッピング制御を行なった場合のストローブ信号およびチョッピング制御を行なわなかった場合のストローブ信号を示す図である。
図1は、本実施形態にかかるラベルプリンタを概略的に示す側面図である。ハウジング4の外部に連続紙2を保持する用紙保持部3が設けられている。本実施形態にかかるラベルプリンタ1は、この用紙保持部3に保持された連続紙2をハウジング4の内部に引き込み、引き込んだ連続紙2に対してハウジング4の内部に収納された印字機構5によって所定事項を印字する。本実施形態では、連続紙2(印字用紙)としては、感熱紙や熱転写リボンおよび受容紙など、基材上に熱で発色する感熱層が設けられた感熱記録媒体がロール状に巻き回されたロール紙形態のラベル用紙またはタグ用紙が用いられる。
ハウジング4の内部には、給紙口6から排紙口7に連なる通紙経路8が形成されている。用紙保持部3において回転自在な一対の用紙保持ローラ9に転動自在に保持された連続紙2は、給紙口6から通紙経路8に引き込まれ、排紙口7から排紙されるように案内されている。
こうして連続紙2を案内する通紙経路8には、印字機構5が設けられている。印字機構5は、回転駆動するステッピングモータ10(図2参照)から駆動力を受けて連続紙2を搬送するプラテンローラ11と、このプラテンローラ11との間で連続紙2を挟持するサーマルヘッド12とを主体に形成されている。サーマルヘッド12は、プラテンローラ11と平行に配置された支軸13に回動自在に支持されたヘッド保持板14に保持されており、このヘッド保持板14は、図示しないスプリングによってサーマルヘッド12がプラテンローラ11に押し付けられる方向に付勢されている。
ここで、印字機構5による印字済み連続紙2の発行形態として、本実施形態のラベルプリンタ1では、通紙経路8において印字機構5のすぐ下流位置に配置されたラベル剥離部15を用いて台紙からラベルを剥離して発行する剥離発行、連続紙2をそのままの形態で発行する連続発行、およびカッタユニット16を用いて1ラベル毎に台紙をカットしてラベルを発行するかまたは連続紙2を所定の単位でカットして発行するカット発行という3種類の発行形態の選択が可能である。ここでは、そのための構造や制御の説明は省略する。
図2は、ラベルプリンタの各部の電気的接続を示すブロック図である。プラテンローラ11を回転させるためのステッピングモータ10やサーマルヘッド12等の各部は、CPU(Central Processing Unit)17等によって構成されたマイクロコンピュータ18によって駆動制御される。つまり、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU17が設けられ、このCPU17には固定データを固定的に格納するROM(Read Only Memory)19と可変データを書換え自在に格納するRAM(Random Access Memory)20とがシステムバス21を介して接続されている。ROM19には制御プログラムが格納され、マイクロコンピュータ18は、ROM19に格納された制御プログラムに従い、RAM20をワークエリアとして利用しつつ各種の処理を実行する。
本実施形態では、印字機構5における印刷動作のためにマイクロコンピュータ18に駆動制御される各部として、プラテンローラ11を回転させるためのステッピングモータ10を駆動制御するためのモータドライバ22と、サーマルヘッド12を制御して印字するヘッドコントローラ40とが設けられている。これらのモータドライバ22およびヘッドコントローラ40は、システムバス21を介してCPU17に接続されている。
また、サーマルヘッド12は、本実施形態のラベルプリンタ1がライン型の印刷方式を採用することから、電力の供給を受けて発熱する複数の発熱素子を一括または分割駆動して連続紙2に主走査方向1ラインを印字し、連続紙2の搬送によって副走査方向を印字する。そのため、本実施形態では、副走査方向の印字のために、連続紙2の搬送タイミング等の検出が必要となり、このような検出のために透過型センサ25と反射型センサ26の2種類のセンサ部27が通紙経路8中に配置されている。これらの透過型センサ25および反射型センサ26は、I/Oポート28を介してシステムバス21に接続されている。ここで、透過型センサ25は、連続紙2として用いられたラベル用紙におけるラベル間の台紙部分を検出するセンサであり、反射型センサ26は、タグ用紙に印刷された位置検出用のマークを検出するセンサである。
さらに、本実施形態のラベルプリンタ1では、外部機器から転送された印字データを、インターフェース29を介して取り込み、このインターフェース29を介して取り込んだ印字データを変換して画像メモリ30に展開する。なお、CPU17は、受信した印字データを変換した印字データから1ライン毎の印字データを出力する。そのため、それらのインターフェース29および画像メモリ30も、システムバス21を介してCPU17に接続されている。
加えて、サーマルヘッド12のヘッド基板(図示しない)にはサーミスタおよびADコンバータ(図示しない)が取り付けられており、このサーミスタによる検出信号(ヘッド温度情報)はADコンバータによりデジタル値に変換されてCPU17に取り込まれるように接続されている。
図3は、本実施形態にかかるラベルプリンタの機能構成を示すブロック図である。ラベルプリンタ1が有するヘッドコントローラ40は、印字設定部41、チョッピング設定部42、サーマルヘッド制御部43、通電時間記憶部44、チョッピング制御情報選定部45、およびチョッピング制御情報記憶部46を備えている。また、ラベルプリンタ1は、ROM19にインストールされている各種のプログラムをCPU17が実行することにより、印字速度設定部47を備えている。なお、本実施の形態では、ヘッドコントローラ40が備える各部はハードウェアにより実現されているが、CPU17がROM19にインストールされている各種のプログラムを実行することにより実現することも可能である。
なお、本実施形態のラベルプリンタ1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態のラベルプリンタ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のラベルプリンタ1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
印字速度設定部47は、サーマルヘッド12が有する複数の発熱素子を一括駆動するか分割駆動するか等に応じて、ヘッドコントローラ40によりサーマルヘッド12を制御して印字する際の印字速度を設定するものである。そして、印字速度設定部47は、設定した印字速度をヘッドコントローラ40が備える印字設定部41およびチョッピング設定部42に送る。
印字設定部41は、印字速度設定部47から印字速度を受け取ると、後述する通電時間記憶部44から、受け取った印字速度および用紙保持部3に保持される連続紙2の種類と対応付けられた通電時間を読み出す。また、本実施形態では、用紙保持部3の保持される印字用紙(連続紙2)は、図示しない操作部からユーザにより設定されるものとする。
図4は、通電時間記憶部の一例を示す図である。通電時間記憶部44は、図4に示すように、通電時間を、印字速度および印字用紙(連続紙2)と対応付けて記憶するものである。ここで、通電時間は、ラベルプリンタ1が5℃において、チョッピング制御を行なわずに1ライン分の印字データを連続紙2に印字する印字周期内にサーマルヘッド12に対して電力を供給する時間を表している。チョッピング制御は、連続紙2に印字する際にサーマルヘッド12に対して周期的に電力を供給する制御である。なお、本実施の形態にかかるラベルプリンタ1は、図4に示すように、印速度設定部47により設定された印字速度が3ips未満では印字を行わない。
図5は、チョッピング制御情報記憶部の一例を示す図である。チョッピング制御情報記憶部46は、図5に示すように、チョッピング制御によるサーマルヘッド12に対して周期的に電力を供給するチョッピング周期を示すチョッピング制御情報を、連続紙2として使用可能な印字用紙(例えば、感熱紙、または熱転写リボンおよび受容紙など)毎に記憶する記憶手段である。
また、本実施形態では、チョッピング制御情報は、チョッピング周期、ON時間、および補正値を、印字速度毎に示している。チョッピング周期は、サーマルヘッド12により印字する印字用紙毎に異なる。ON時間は、チョッピング周期に従ってサーマルヘッド12に対して電力を供給する際に一回に電力を供給する時間であり、例えば、印字速度が3〜3.5ipsにおいては、6μsecである。補正値は、チョッピング制御を行なう場合の通電時間の補正に用いる値である。なお、本実施形態では、ラベルプリンタ1は、チョッピング制御情報が対応付けられた印字速度(3〜7ips)においてのみチョッピング制御を行なうものとする。
チョッピング制御情報選定部45は、チョッピング制御情報記憶部46に記憶されたチョッピング制御情報から、印字する連続紙2(例えば、感熱紙、または熱転写リボンおよび受容紙など)のチョッピング制御情報を選定する。
チョッピング設定部42は、印字速度設定部47から印字速度を受け取ると、チョッピング制御情報選定部45により選定されたチョッピング制御情報から、受け取った印字速度で印字を行う際のON時間、補正値、およびチョッピング周期を特定する。次に、チョッピング設定部42は、特定したON時間、補正値、およびチョッピング周期を用いて、補正後通電時間、チョッピング制御の有無、ON時間、OFF時間を求める。
図6は、熱転写リボンまたは感熱紙のチョッピング制御情報が選定された場合における補正後通電時間、チョッピング制御の有無、ON時間、OFF時間の算出結果を示す図である。チョッピング設定部42は、特定したON時間および補正値を用いて、印字設定部41により設定された通電時間を補正して補正後通電時間を算出する。本実施の形態では、チョッピング設定部42は、以下に示す式(1)を用いて、補正後通電時間を算出する。
補正後通電時間=通電時間/ON時間*補正値・・・式(1)
これにより、チョッピング設定部42は、印字速度設定部47から受け取った印字速度が3〜7ipsの場合(つまり、チョッピング制御を行なう場合)に、1ラインの印字周期内にサーマルヘッド12に対して電力を供給する時間(補正後通電時間)を、チョッピング制御を行なわない場合の通電時間より長く設定することができる。一方、チョッピング設定部42は、印字速度設定部47から受け取った印字速度が7〜12の場合、1ラインの印字周期内にサーマルヘッド12に対して電力を供給する時間(補正後通電時間)が、印字周期を超えてしまうため、印字不能となる。
また、チョッピング設定部42は、特定したON時間およびチョッピング周期を用いて、チョッピング周期内においてサーマルヘッド12に対する電力の供給を停止するOFF時間を算出する。例えば、チョッピング設定部42は、特定したON時間が6μsecであり、特定したチョッピング周期が16μsecである場合、特定したチョッピング周期(16μsec)から特定したON時間(6sec)を減算した10μsecをOFF時間として算出する。
さらに、チョッピング設定部42は、印字速度設定部47から受け取った印字速度が3〜7ipsである場合には、チョッピング制御が有と判断し、印字速度設定部47から受け取った印字速度が7〜12ipsの場合、チョッピング制御を無と判断する。
サーマルヘッド制御部43は、サーマルヘッド12に対してストローブ信号を出力して、サーマルヘッド12による印字を制御するものである。
より具体的には、サーマルヘッド制御部43は、チョッピング設定部42によりチョッピング制御が有と判断された場合、印字速度設定部47により設定された印字速度で印字する場合の印字周期内において、チョッピング制御情報選定部45により選定されたチョッピング制御情報が示すチョッピング周期でストローブ信号を出力することにより、チョッピング制御を行なうものである。なお、本実施形態では、サーマルヘッド制御部43は、印字速度設定部47により設定された印字速度で印字する場合の印字周期内において、チョッピング設定部42により算出された補正後通電時間、ストローブ信号を出力する。
一方、サーマルヘッド制御部43は、チョッピング設定部42によりチョッピング制御が無と判断された場合、印字速度設定部47により設定された印字速度で印字する場合の印字周期内において、印字設定部41により読み出された通電時間、ストローブ信号を出力するものとする。
次に、図7を用いて、本実施形態にかかるラベルプリンタ1による印字処理の流れについて説明する。図7は、本実施形態にかかるラベルプリンタによる印字処理の流れを示すフローチャートである。
まず、印字速度設定部47は、画像メモリ30に印字データが展開されると、ヘッドコントローラ40によりサーマルヘッド12を制御して印字する際の印字速度を設定する(ステップS701)。
印字設定部41は、印字速度設定部47によって印字速度が設定されると、通電時間記憶部44から、設定された印字速度および連続紙2の種類と対応付けられた通電時間を読み出す(ステップS702)。
次いで、チョッピング制御情報選定部45は、チョッピング制御情報記憶部46に記憶されたチョッピング制御情報から、印字する連続紙2のチョッピング制御情報を選定する(ステップS703)。
次に、チョッピング設定部42は、チョッピング制御情報選定部45により選定されたチョッピング制御情報から、印字速度設定部47により設定された印字速度で印字を行う際のON時間、補正値、およびチョッピング周期を特定する(ステップS704)。さらに、チョッピング設定部42は、特定したON時間、補正値、およびチョッピング周期を用いて、補正後通電時間、チョッピング制御の有無、ON時間、OFF時間を算出する(ステップS705)。
サーマルヘッド制御部43は、チョッピング設定部42によりチョッピング制御が有と判断された場合(ステップS706:Yes)、印字速度設定部47により設定された印字速度で印字する場合の印字周期内において、チョッピング制御情報選定部45により選定されたチョッピング制御情報が示すチョッピング周期でストローブ信号を出力して、チョッピング制御を行なう(ステップS707)。
一方、サーマルヘッド制御部43は、チョッピング設定部42にチョッピング制御が無しと判断された場合(ステップS706:No)、印字速度設定部47により設定された印字速度で印字する場合の印字周期内において、印字設定部41により読み出された通電時間、ストローブ信号を出力する通常の印字を行う(ステップS708)。
図8は、サーマルヘッドの解像度が305dpiでありかつチョッピング制御を行なった場合における印字速度、印字周期、休止時間および休止時間割合を印字用紙毎に示す図である。図9は、サーマルヘッドの解像度が305dpiでありかつチョッピング制御を行なわなかった場合における印字速度、印字周期、休止時間および休止時間割合を印字用紙毎に示す図である。図10は、チョッピング制御を行なった場合のストローブ信号およびチョッピング制御を行なわなかった場合のストローブ信号を示す図である。
本実施形態にかかるラベルプリンタ1においては、図8〜10に示すように、チョッピング制御を行なった場合の休止時間(サーマルヘッド12に対してストローブ信号が出力されていない時間)および休止時間割合(1ラインの印字周期内における補正後通電時間に対する休止時間の割合)が、チョッピング制御を行なわなかった場合の休止時間および休止時間割合(1ラインの印字周期内における通電時間に対する休止時間の割合)より短くなっている。
つまり、本実施形態のラベルプリンタ1によれば、チョッピング制御を行なう場合に、1ラインの印字周期内にサーマルヘッド12に対して電力を供給する時間(補正後通電時間)を、チョッピング制御を行なわない場合に、1ラインの印字周期内にサーマルヘッド12に対して電力を供給する時間(通電時間)より長くすることにより、1ラインの印字周期内におけるサーマルヘッド12の休止時間を十分に短くすることができるので、連続紙2への印字が低温環境において行われる場合であっても、スティッキング現象や熱転写リボンと受容紙との貼り付きを防止することができる。
また、本実施形態のラベルプリンタ1によれば、印字速度毎にチョッピング周期を設定することにより、印字速度に応じたチョッピング周期でチョッピング制御を行なうことができるので、印字速度を加速中においても、スティッキング現象や熱転写リボンと受容紙との貼り付きを防止することができる。
さらに、本実施形態にかかるラベルプリンタ1においては、チョッピング制御を行なった場合の休止時間および休止時間割合およびチョッピング制御を行なわなかった場合の休止時間および休止時間割合が、印字用紙毎に異なる。
また、熱転写リボンおよび感熱紙は、印字に必要な通電時間およびスティッキング現象や熱転写リボンと受容紙との貼り付きが発生するタイミングが異なる。しかし、本実施形態にかかるラベルプリンタ1によれば、印字に用いる印字用紙に応じてチョッピング制御情報を選定し、選定したチョッピング制御情報が示すチョッピング周期に従って、チョッピング制御を行なうことにより、チョッピング制御を行なった場合の休止時間および休止時間割合およびチョッピング制御を行なわなかった場合の休止時間および休止時間割合を、印字用紙毎に異ならせることができるので、印字に用いるサプライ(例えば、熱転写リボンや受容紙など)が変ってもスティッキング現象の発生や熱転写リボンと受容紙との貼り付きを防止することができる。
例えば、本実施形態のラベルプリンタ1においては、熱転写リボンを用いかつ印字速度:3ipsで印字する場合、チョッピング制御を行なわなかった場合の休止時間割合が71%であるのに対し、チョッピング制御を行なった場合の休止時間割合が14%に減少している。また、本実施形態のラベルプリンタ1においては、例えば、熱転写リボンを用いかつ印字速度:3.5ipsで印字する場合、チョッピング制御を行なわなかった場合の休止時間割合が67%であるのに対し、チョッピング制御を行なった場合の休止時間割合が25%に減少している。
一方、本実施形態のラベルプリンタ1においては、感熱紙を用いかつ印字速度:3ipsで印字する場合、チョッピング制御を行なわなかった場合の休止時間割合が76%であるのに対し、チョッピング制御を行なった場合の休止時間割合が24%に減少している。また、本実施形態のラベルプリンタ1においては、感熱紙を用いかつ印字速度:3.5ipsで印字する場合、チョッピング制御を行なわなかった場合の休止時間割合が72%であるのに対し、チョッピング制御を行なった場合の休止時間割合が33%に減少している。
1 ラベルプリンタ
2 連続紙
12 サーマルヘッド
17 CPU
19 ROM
20 RAM
40 ヘッドコントローラ
42 チョッピング設定部
43 サーマルヘッド制御部
45 チョッピング制御情報選定部
46 チョッピング制御情報記憶部
47 印字速度設定部
特開2007−98827号公報

Claims (6)

  1. 電力の供給を受けて発熱素子を発熱させて印字用紙に印字するサーマルヘッドを有し、前記印字用紙に印字する際に前記サーマルヘッドに対して周期的に電力を供給するチョッピング制御を行なうプリンタであって、
    前記チョッピング制御により前記サーマルヘッドに対して周期的に電力を供給するチョッピング周期を示すチョッピング制御情報を前記印字用紙毎に記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記チョッピング制御情報の中から印字を行う前記印字用紙のチョッピング制御情報を選定する選定手段と、
    前記選定されたチョッピング制御情報が示すチョッピング周期に従って、前記チョッピング制御を行なう制御手段と、
    を備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記印字用紙に印字する際の印字速度を設定する設定手段をさらに備え、
    前記チョッピング制御情報は、印字速度毎にチョッピング周期を示し、
    前記制御手段は、前記選定されたチョッピング制御情報が示すチョッピング周期のうち、前記設定された印字速度のチョッピング周期で前記チョッピング制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記チョッピング制御を行なう場合に、1ラインの印字周期内に前記サーマルヘッドに対して電力を供給する時間であり、前記チョッピング制御を行なわない場合に、1ラインの印字周期内に前記サーマルヘッドに対して電力を供給する時間より長い補正後通電時間を算出する算出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記チョッピング制御を行なう場合に、1ラインの印字周期内において、前記算出した補正後通電時間、前記サーマルヘッドに対して電力を供給することを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
  4. 電力の供給を受けて発熱素子を発熱させて印字用紙に印字するサーマルヘッドを有し、前記印字用紙に印字する際に前記サーマルヘッドに対して周期的に電力を供給するチョッピング制御を行なうプリンタを制御するコンピュータを、
    前記チョッピング制御により前記サーマルヘッドに対して周期的に電力を供給するチョッピング周期を示すチョッピング制御情報を前記印字用紙毎に記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記チョッピング制御情報の中から印字を行う前記印字用紙のチョッピング制御情報を選定する選定手段と、
    前記選定されたチョッピング制御情報が示すチョッピング周期に従って、前記チョッピング制御を行なう制御手段と、
    として機能させるためのプログラム。
  5. 前記コンピュータを、さらに、
    前記印字用紙に印字する際の印字速度を設定する設定手段として機能させ、
    前記チョッピング制御情報は、印字速度毎にチョッピング周期を示し、
    前記制御手段は、前記選定されたチョッピング制御情報が示すチョッピング周期のうち、前記設定された印字速度のチョッピング周期で前記チョッピング制御を行なうことを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記コンピュータを、さらに、
    前記チョッピング制御を行なう場合に、1ラインの印字周期内に前記サーマルヘッドに対して電力を供給する時間であり、前記チョッピング制御を行なわない場合に、1ラインの印字周期内に前記サーマルヘッドに対して電力を供給する時間より長い補正後通電時間を算出する算出手段として機能させ、
    前記制御手段は、前記チョッピング制御を行なう場合に、1ラインの印字周期内において、前記算出した補正後通電時間、前記サーマルヘッドに対して電力を供給することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
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