JP2013143526A - 半導体装置及びその製造方法、電子装置 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法、電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サーマルインターフェイスマテリアル(TIM)を用いないで半導体チップとヒートスプレッダとを接合しながら、半導体チップに接する部分で素早く熱を拡散させることができるようにし、TIMが介在することによる熱抵抗の増加を抑えることができるようにする。
【解決手段】半導体装置を、開口部3Aを有するヒートスプレッダ3と、開口部に設けられた半導体チップ4と、少なくとも半導体チップの表面上に設けられ、半導体チップとヒートスプレッダとを接合し、かつ、半導体チップが発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層5とを備えるものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法、電子装置に関する。
例えばコンピュータなどの電子装置では、ヒートスプレッダを用いて半導体チップからの熱を拡散させる熱拡散構造を有する。
例えば、半導体チップの表面上に、例えばはんだなどのサーマルインターフェイスマテリアル(TIM;Thermal Interface Material)によって、ヒートスプレッダを接合し、半導体チップからの熱を、TIM及びヒートスプレッダを介して、拡散させるようにしている。
特開平11−67991号公報 特開2005−183942号公報 特開平7−58256号公報
ところで、半導体チップの発熱量の増加に対応するためには、半導体チップに接する部分で素早く熱を拡散させることが重要である。つまり、半導体チップの表面とヒートスプレッダの裏面との間にTIMが介在することによる熱抵抗の増加を抑えることが重要である。
しかしながら、従来は、半導体チップの表面とヒートスプレッダの裏面との間にTIMを介在させ、このTIMを比較的低い温度で溶融させることで、半導体チップの表面上にヒートスプレッダを接合するようにしている。このようにして半導体チップの表面上にヒートスプレッダを接合する場合、TIMとして用いることができる材料が限定されてしまう。また、半導体チップの表面にTIMが接することになり、このTIMを介して半導体チップからの熱を拡散させることになる。このため、半導体チップに接する部分で素早く熱を拡散させることが難しい。また、TIMが介在することによる熱抵抗の増加を抑えるのも難しい。
そこで、TIMを用いないで半導体チップとヒートスプレッダとを接合しながら、半導体チップに接する部分で素早く熱を拡散させることができるようにし、TIMが介在することによる熱抵抗の増加を抑えることができるようにしたい。
本半導体装置は、開口部を有するヒートスプレッダと、開口部に設けられた半導体チップと、少なくとも半導体チップの表面上に設けられ、半導体チップとヒートスプレッダとを接合し、かつ、半導体チップが発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層とを備えることを要件とする。
本電子装置は、配線基板と、開口部を有するヒートスプレッダと、開口部に設けられた半導体チップと、少なくとも半導体チップの表面上に設けられ、半導体チップとヒートスプレッダとを接合し、かつ、半導体チップが発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層と、半導体チップを実装するパッケージ基板とを備え、配線基板上に実装された半導体装置とを備えることを要件とする。
本半導体装置の製造方法は、開口部を有するヒートスプレッダの開口部に半導体チップを配置する工程と、少なくとも半導体チップの表面上に、半導体チップとヒートスプレッダとを接合し、かつ、半導体チップが発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層を形成する工程とを備えることを要件とする。
したがって、本半導体装置及びその製造方法、電子装置によれば、TIMを用いないで半導体チップとヒートスプレッダとを接合しながら、半導体チップに接する部分で素早く熱を拡散させることができ、TIMが介在することによる熱抵抗の増加を抑えることができるという利点がある。
(A)、(B)は、本実施形態の半導体装置及び電子装置の構成を示す模式図であって、(A)は断面図、(B)は(A)の符号Xで示す部分の拡大図である。 本実施形態の半導体装置の構成の一部分を拡大して示す模式的断面図である。 (A)〜(F)は、本実施形態にかかる半導体装置及び電子装置の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は平面図、(D)は断面図、(E)は断面図、(F)は平面図である。 (A)〜(E)は、本実施形態にかかる半導体装置及び電子装置の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は(B)の符号Xで示す部分を拡大して示す断面図、(D)は断面図、(E)は断面図である。 (A)〜(F)は、本実施形態の変形例にかかる半導体装置及び電子装置の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は平面図、(D)は断面図、(E)は断面図、(F)は断面図である。 (A)〜(F)は、本実施形態の変形例にかかる半導体装置及び電子装置の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は平面図、(D)は断面図、(E)は断面図、(F)は断面図である。 (A)〜(F)は、本実施形態の変形例にかかる半導体装置及び電子装置の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は平面図、(D)は断面図、(E)は断面図、(F)は断面図である。 (A)〜(F)は、本実施形態の変形例にかかる半導体装置及び電子装置の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は平面図、(D)は断面図、(E)は断面図、(F)は断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の変形例にかかる半導体装置及び電子装置の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は断面図、(B)は平面図である。 (A)〜(D)は、本実施形態の変形例にかかる半導体装置及び電子装置の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は断面図、(B)は平面図、(C)は断面図、(D)は断面図である。 従来の半導体装置及び電子装置の構成を示す模式図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかる半導体装置及びその製造方法、電子装置について、図1〜図11を参照しながら説明する。
本実施形態にかかる電子装置は、例えばコンピュータなどの電子装置である。なお、電子装置を電子機器ともいう。
本電子装置は、図1(A)、図1(B)に示すように、配線基板1と、配線基板1上に実装された半導体パッケージ2とを備える。
なお、配線基板1を、回路基板、回路配線基板、プリント基板又はプリント配線板ともいう。また、半導体パッケージ2を、半導体モジュール又は半導体装置ともいう。
ここで、半導体パッケージ2は、開口部3Aを有するヒートスプレッダ3と、開口部3Aに設けられた半導体チップ4と、半導体チップ4及びヒートスプレッダ3の表面上に設けられた熱拡散用接合層5と、半導体チップ4を実装するパッケージ基板6とを備える。
ここでは、ヒートスプレッダ3は、その開口部3Aに露出した面が半導体チップ4の側面に接しており、かつ、その表面が熱拡散用接合層5に接している。これにより、半導体チップ4が発生した熱を、半導体チップ4の側面から直接拡散させるとともに、半導体チップ4の表面から熱拡散用接合層5を介して拡散させることができる。
本実施形態では、ヒートスプレッダ3は、ダイヤモンド・金属複合材料からなる。ここでは、ヒートスプレッダ3は、ダイヤモンド・銅複合材料(例えば約600W/m・K)からなる。また、本実施形態では、ヒートスプレッダ3は、金属層と、金属層の一の表面上に設けられ、表面(外表面)に露出しているダイヤモンド片とを備える。ここでは、金属層の一の表面の全面にダイヤモンド片が設けられている。そして、ヒートスプレッダ3のダイヤモンド片が露出している側の表面が、半導体チップ4の表面側、即ち、熱拡散用接合層5を設ける側になっている。
このように、ヒートスプレッダ3の熱拡散用接合層5を設ける側の表面の全面にダイヤモンド片が露出している。また、ダイヤモンドは熱伝導率が極めて高い(約1000〜2000W/m・K)。これにより、ヒートスプレッダ3の熱拡散用接合層5を設ける側の表面で面内方向の熱伝導率が極めて高くなるため、十分な熱拡散効果が得られることになる。また、後述の多結晶ダイヤモンドからなる熱拡散用接合層5と確実に接合することが可能となる。
熱拡散用接合層5は、半導体チップ4とヒートスプレッダ3とを接合し、かつ、半導体チップ4が発生した熱を拡散させるものである。ここでは、半導体チップ4の表面とヒートスプレッダ3の表面とが熱拡散用接合層5を介して接合されている。つまり、熱拡散用接合層5は、半導体チップ4の表面上からヒートスプレッダ3の表面上まで連なるように設けられている。また、半導体チップ4はヒートスプレッダ3の開口部3Aに嵌め込まれているが、ヒートスプレッダ3の開口部3Aと半導体チップ4との間に隙間が生じている場合もある。この場合、熱拡散用接合層5は、図2に示すように、ヒートスプレッダ3の開口部3Aと半導体チップ4との間の隙間に入り込む。この場合、半導体チップが発生した熱は、半導体チップ4の側面から熱拡散用接合層5及びヒートスプレッダ3を介して拡散することになる。また、熱拡散用接合層5は、図1(A)、図1(B)に示すように、半導体チップ4の表面に接しており、半導体チップ4が発生した熱を素早く拡散させることができるようになっている。ここでは、熱拡散用接合層5は、ヒートスプレッダ3と同等又はそれ以上の熱伝導率を有する。具体的には、熱拡散用接合層5は、多結晶ダイヤモンドからなる。なお、後述のように、多結晶ダイヤモンドは、気相合成法によって形成されるため、気相合成ダイヤモンドともいう。
このように、半導体チップ4の表面がダイヤモンドからなる熱拡散用接合層5によって覆われている。また、ダイヤモンドは熱伝導率が極めて高い(約1000〜2000W/m・K)。これにより、半導体チップ4の表面で面内方向の熱伝導率が極めて高くなるため、十分な熱拡散効果が得られることになる。また、ダイヤモンドは線膨張係数(熱膨張率)が低く(約2.3ppm/℃)、半導体チップ4を構成するシリコンやGaAsなどの半導体材料の線膨張係数(シリコン約3ppm/℃、GaAs約5.9ppm/℃)との差が小さい。これにより、温度変化によって半導体チップ4と熱拡散用接合層5との間に発生する熱応力を小さくすることができる。
また、熱拡散用接合層5には、フィン7が一体接合されている。つまり、熱拡散用接合層5の表面上に熱拡散用接合層5と同じ材料によって接合されたフィン7を備える。ここでは、フィン7も、熱拡散用接合層5と同じ材料からなる。具体的には、多結晶ダイヤモンドからなる熱拡散用接合層5の表面上に、多結晶ダイヤモンドからなるフィン7が、多結晶ダイヤモンドからなる層8[図4(C)参照]によって接合されている。ここでは、熱拡散用接合層5の裏面は半導体チップ4の表面及びヒートスプレッダ3の表面に接合されている。このため、多結晶ダイヤモンドからなるフィン7が、多結晶ダイヤモンドによって、半導体チップ4の表面及びヒートスプレッダ3の表面に接合されていることになる。つまり、半導体チップ4の表面及びヒートスプレッダ3の表面に、多結晶ダイヤモンドからなるフィン7が一体接合されていることになる。なお、フィン7を放熱部材又はヒートシンクともいう。また、フィン7の材料は、多結晶ダイヤモンドに限られるものではなく、例えば単結晶ダイヤモンドなどの他の材料であっても良い。また、フィン7は、熱拡散用接合層5上の全面にわたって設けても良いし、部分的に設けても良い。
なお、一体接合されたフィン7及び熱拡散用接合層5をヒートシンク(放熱部材)と見ることもできる。ここでは、熱拡散用接合層5は半導体チップ4及びヒートスプレッダ3の表面上に設けられているため、半導体チップ4及びヒートスプレッダ3にヒートシンクが接していることになる。特に、半導体チップ4の表面にヒートシンクが直接接していることになるため、半導体チップ4が発生した熱を、半導体チップ4の表面から素早く拡散させ、放熱させることが可能となる。なお、図示しないファン(冷却ファン)などを設けて送風し、フィン7に風を当てるのが好ましい。
また、半導体チップ4を、半導体素子ともいう。また、ヒートスプレッダ3、熱拡散用接合層5及びフィン7は、半導体チップ4の発熱による温度上昇を抑制するために半導体チップ4からの熱を放熱させるものである。このため、ヒートスプレッダ3、熱拡散用接合層5及びフィン7を、放熱構造、放熱装置又は半導体チップ用放熱装置ともいう。
本実施形態では、半導体チップ4は、はんだバンプ8を介してパッケージ基板6に電気的に接続されてパッケージ基板6上に実装されている。また、パッケージ基板6はBGA(Ball Grid Array)を有するパッケージ基板である。つまり、半導体パッケージ2はBGAパッケージである。そして、パッケージ基板6は、はんだバンプ9を介して配線基板1に電気的に接続されて配線基板1上に実装されている。
また、本実施形態では、半導体パッケージ2は、パッケージ基板6上に実装された半導体チップ4を、フィン7が一体接合された熱拡散用接合層5及びヒートスプレッダ3で封止した半導体パッケージである。また、半導体チップ4の周囲のパッケージ基板6上に例えば接着剤によってスペーサ10が取り付けられ、このスペーサ10上に例えば接着剤によってヒートスプレッダ3が取り付けられている。また、パッケージ基板6と半導体チップ4との間のはんだ接合部にはアンダーフィル11が充填されている。
なお、電子装置や半導体パッケージ2の構成は、上述の実施形態のものに限られるものではなく、上述のヒートスプレッダ4及び熱拡散用接合層5を備えるものであれば良い。
次に、本実施形態の半導体装置及び電子装置の製造方法について、図3、図4を参照しながら説明する。
まず、図3(A)、図3(B)に示すように、ヒートスプレッダ3の開口部3Aに半導体チップ4を配置する。ここでは、ダイヤモンド・銅複合材料(ダイヤモンド・金属複合材料)からなるヒートスプレッダ3の中央部に設けられている開口部3Aに、半導体チップ4を嵌め込む。なお、開口部3Aを貫通穴ともいう。ここで、半導体チップ4のサイズは、縦約20mm×横約20mmである。また、ヒートスプレッダ3のサイズは、縦約40mm×横約40mmであり、その開口部3Aのサイズは、縦約20mm×横約20mmである。
次に、図3(C)、図3(D)に示すように、半導体チップ4の表面上及びヒートスプレッダ3の表面上に、半導体チップ4とヒートスプレッダ3とを接合し、かつ、半導体チップ4が発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層5を形成する。
ここでは、半導体チップ4の表面上及びヒートスプレッダ3の表面上に、気相合成法、即ち、CVD(chemical vapor deposition)法によって、多結晶ダイヤモンドを成長させて、例えば約1mmの厚さの多結晶ダイヤモンド層(熱拡散用接合層)5を形成する。このようにして多結晶ダイヤモンドを成膜することによって、半導体チップ4とヒートスプレッダ3とを接合し、かつ、半導体チップ4が発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層5が形成される。なお、多結晶ダイヤモンドを、CVDダイヤモンドともいう。
次いで、図3(E)、図3(F)に示すように、熱拡散用接合層5の表面上に、気相合成法によって形成される多結晶ダイヤモンドによってフィン7を接合する。
ここでは、まず、多結晶ダイヤモンド層5上に、仮固定ジグ12を用いて、複数のフィン7を整列させて位置決めし、仮固定する。つまり、半導体チップ4及びヒートスプレッダ3の上方に、多結晶ダイヤモンド層5を介して、複数のフィン7を並べて配置する。ここでは、フィン7は、例えば厚さ約1mmの板状の多結晶ダイヤモンドからなる。このような板状の多結晶ダイヤモンドは、例えばCVD法によって予め作製しておけば良い。なお、複数のフィン7を、フィン群ともいう。
次に、図4(A)〜図4(C)に示すように、多結晶ダイヤモンド層5及び複数のフィン7の表面を覆うように、CVD法によって、多結晶ダイヤモンドを成長させて、例えば約1mmの厚さの多結晶ダイヤモンド層8を形成する。このようにして多結晶ダイヤモンドを成膜することによって、熱拡散用接合層5の表面上に、複数のフィン7を接合(一体接合)する。つまり、多結晶ダイヤモンド層5及び複数のフィン7を多結晶ダイヤモンド層8によって覆うことで、これらを一体化すると同時に、複数のフィン7をヒートスプレッダ3及び半導体チップ4に接合する。その後、仮固定ジグ12を取り除く。
このように、CVDダイヤモンド成膜プロセスを用いて、ダイヤモンド・金属複合材料からなるヒートスプレッダ3とCVDダイヤモンドからなるフィン7を、半導体チップ4に一体接合することで、TIMを用いないで半導体チップ4とヒートスプレッダ3を接合することができる。また、半導体チップ4の発熱を、これに直接接している高熱伝導率(>1000W/m・K)のダイヤモンドからなる熱拡散用接合層5及びフィン7を介して、素早く拡散させ、放熱させることが可能となる。つまり、高熱伝導率な材料を用いて半導体チップ4の直近から熱を素早く拡散させてヒートスポットを低減し、効率的に放熱させることが可能となる。これにより、半導体チップ4の発熱量の増加に対応することが可能となる。
次に、図4(D)に示すように、ヒートスプレッダ3及び複数のフィン7が多結晶ダイヤモンド層8によって接合された半導体チップ4を、パッケージ基板6上に実装する。ここでは、半導体チップ4にはんだバンプ8(はんだボール)を搭載し、スペーサ10を挟んで、例えば縦約45mm×横約45mmのサイズのパッケージ基板6上に実装する。これにより、半導体チップ4が、はんだバンプ8を介して、パッケージ基板6に電気的に接続される。そして、アンダーフィル11を充填し、パッケージ基板6の裏面側にはんだバンプ9(はんだボール)を搭載する。
このようにして、本実施形態の半導体装置としての半導体パッケージ2が完成する。
その後、上述のようにして作製された半導体パッケージ2を、配線基板1上に実装する。ここでは、図4(E)に示すように、半導体パッケージ2を、パッケージ基板6の裏面側に搭載されたはんだバンプ9を介して、配線基板1上に実装する。これにより、パッケージ基板6が、はんだバンプ9を介して、配線基板1に電気的に接続される。
このようにして、本実施形態の電子装置が完成する。
したがって、本実施形態にかかる半導体装置及びその製造方法、電子装置によれば、TIMを用いないで半導体チップ4とヒートスプレッダ3とを接合しながら、半導体チップ4に接する部分で素早く熱を拡散させることができ、TIMが介在することによる熱抵抗の増加を抑えることができるという利点がある。
例えば、図11に示すように半導体チップ100とヒートスプレッダ101をTIM102によって接合する従来の構造(図11参照)に代えて、TIM102を用いないで半導体チップ4の表面に接する熱拡散用接合層5によって接合することで、半導体チップ4の表面から素早く熱を拡散させることができる。このように、TIM102を用いないことで、熱伝達損失を低減し、低熱抵抗化を図ることができ、伝熱性能を向上させることができる。
また、例えば、図11に示すように、ヒートスプレッダ上にTIM106を挟んでヒートシンク103を設け、ヒートシンク103を締結部材104によって配線基板105に固定する従来の構造では、締結荷重のバラツキによってTIM102、106の厚さが不均一になって熱抵抗が増加する場合がある。また、半導体チップ100の動作時(稼働時)の面内温度分布や高発熱に起因する形状変化(例えば反り、歪など)によって熱抵抗が増加する場合もある。これに対し、上述の実施形態のように構成することで、TIM102、106が介在することによる熱抵抗の増加を抑えることができる。これにより、例えば200W級の発熱になると予想される将来の半導体チップ4の発熱量の増加に対応することが可能となる。
また、上述の実施形態では、ヒートシンクとしてのフィン7も一体化されているため、図11に示す従来の構造のようにヒートシンク103とヒートスプレッダ101との間に例えばグリースやシートなどのTIM106(約1〜50W/m・K)を設ける必要がない。また、図11に示す従来の構造のようにヒートシンク103をボルトなどの締結部材104によって配線基板105に固定する必要がない。このため、部品点数を削減することができる。また、TIM102、106が劣化したり、締結部材104がずれてきたりすることがないため、伝熱特性あるいは放熱特性の長期安定化を図ることができる。
また、図11に示す従来の構造のように銅板からなるヒートスプレッダ101を半導体チップ100の表面にはんだなどのTIM102(例えばIn−10Ag;約50W/m・K)によって接合する場合、この接合部に大きな熱応力が発生する。つまり、ヒートスプレッダ101を構成する銅の線膨張係数(約17ppm/℃)と半導体チップ100を構成するシリコンやGaAsなどの半導体材料の線膨張係数(シリコン約3ppm/℃、GaAs約5.9ppm/℃)とは差が大きいため、これらの接合部に大きな熱応力が発生する。これに対し、上述の実施形態では、半導体チップ4の表面に高熱伝導で低熱膨張な材料であるダイヤモンド(約1000〜2000W/m・K、約2.3ppm/℃)からなる熱拡散用接合層5が接しており、熱拡散用接合層5を構成するダイヤモンドと半導体チップ4を構成するシリコンやGaAsなどの半導体材料との間の線膨張係数の差が小さい。また、上述の実施形態では、ヒートスプレッダ3の表面、即ち、熱拡散用接合層5が接合される側の表面全面にダイヤモンド片が設けられており、ダイヤモンドからなる熱拡散用接合層5との間の線膨張係数の差が小さい。このため、これらの接合部に大きな熱応力が生じないようにすることができる。これにより、ヒートスプレッダ3と半導体チップ4とを接合する熱拡散用接合層5が剥がれてしまうのを防止することができる。
また、ヒートスプレッダを大型化することなく、即ち、ヒートスプレッダの重量を増加させることなく、半導体チップ4の表面に接するダイヤモンドからなる熱拡散用接合層5によって、半導体チップ4からの熱を面内方向に素早く拡散させることができ、例えば200W級の発熱がある場合にも対応することが可能となる。また、例えば半導体チップ4の表面に接合するヒートスプレッダに非常に高価なダイヤモンド板を用いる場合と比較して、安価に製造することができるため、コストを低く抑えることができ、生産性も優れている。また、半導体チップ4の表面に接合するヒートスプレッダにダイヤモンド板を用いる場合、その大きさは例えば縦約10mm×横約10mm程度が限界であり、ヒートスプレッダが大型化した場合に対応することができないのに対し、上述の実施形態のような構成を用いれば、これに対応することも可能である。
なお、本発明は、上述した各実施形態及び変形例に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上述の実施形態では、フィン7を設けているが、これに限られるものではなく、図5に示すように、フィン7を設けなくても良い。つまり、図5(A)、図5(B)に示すように、ヒートスプレッダ3の開口部3Aに半導体チップ4を嵌め込み、図5(C)、図5(D)に示すように、これらの表面上に熱拡散用接合層5を形成するだけでも良い。この場合、半導体パッケージ2は、図5(E)に示すように、開口部3Aを有するヒートスプレッダ3と、開口部3Aに設けられた半導体チップ4と、半導体チップ4及びヒートスプレッダ3の表面上に設けられた熱拡散用接合層5と、半導体チップ4を実装するパッケージ基板6とを備えるものとなる。この場合、電子装置は、図5(F)に示すように、配線基板1と、配線基板1上に実装された半導体パッケージ2とを備えるものとなる。
なお、熱拡散用接合層5は、ヒートスプレッダとして機能するため、熱拡散用接合層5とヒートスプレッダ3とをまとめてヒートスプレッダと見ることもできる。また、このように構成される半導体パッケージ2の熱拡散用接合層5上に、従来のヒートシンク(図11参照)を熱的に接続しても良い。この場合、電子装置は、配線基板1と、配線基板1上に実装された半導体パッケージ2と、半導体パッケージ2に熱的に接続されるヒートシンク(放熱部材)とを備えるものとなる。つまり、電子装置は、配線基板1上に実装された半導体パッケージ2に含まれる熱拡散用接合層5上にヒートシンクが熱的に接続されたものとなる。この場合、ヒートシンクは、例えばボルトによって配線基板1に固定すれば良い。ここで、ヒートシンクは、金属からなり、放熱フィンを備えるものとすれば良い。なお、図示しないファン(冷却ファン)などを設けて送風し、ヒートシンク、特に、放熱フィンに風を当てるのが好ましい。なお、半導体パッケージ2に熱的に接続される放熱部材は、このような放熱フィンを備えるヒートシンクに限られるものではない。
また、例えば、上述の実施形態では、熱拡散用接合層5は、半導体チップ4及びヒートスプレッダ3の表面上に設けられているが、これに限られるものではなく、少なくとも半導体チップ4の表面上に設けられていれば良い。この場合、上述の実施形態の半導体装置の製造方法は、少なくとも半導体チップ4の表面上に、半導体チップ4とヒートスプレッダ3とを接合し、かつ、半導体チップ4が発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層5を形成する工程を備えるものとなる。
例えば、図6(A)、図6(B)に示すように、ヒートスプレッダ3を、半導体チップ4よりも厚くし、図6(C)、図6(D)に示すように、熱拡散用接合層5を、半導体チップ4の表面上に設け、半導体チップ4の表面とヒートスプレッダ3の開口部4Aに露出している面とを熱拡散用接合層5を介して接合するようにしても良い。ここでは、図6(A)、図6(B)に示すように、ヒートスプレッダ3は、その開口部3Aに突出する突出部3Bを有する。この突出部3Bは、ヒートスプレッダ3の表面側、即ち、熱拡散用接合層5を設ける側に、開口部3Aの全周にわたって設けられている。そして、半導体チップ4を、ヒートスプレッダ3の裏面側、即ち、突出部3Bが設けられていない側から嵌め込み、図6(C)、図6(D)に示すように、半導体チップ4の表面とヒートスプレッダ3の開口部3Aに露出している突出部3Bの端面とを熱拡散用接合層5を介して接合するようにしている。例えば、ヒートスプレッダ3の開口部3Aに半導体チップ4を嵌め込んだ後、熱拡散用接合層5を形成する領域以外の領域に例えばメタルマスク13等のマスキングを施し、上述の実施形態の場合と同様に、CVDダイヤモンドを成膜することによって熱拡散用接合層5を形成すれば良い。ここでは、ヒートスプレッダ3の表面と熱拡散用接合層5の表面とは面一の状態となっている。この場合、半導体パッケージ2は、図6(E)に示すように、開口部3Aを有するヒートスプレッダ3と、開口部3Aに設けられた半導体チップ4と、半導体チップ4の表面上に設けられた熱拡散用接合層5と、半導体チップ4を実装するパッケージ基板6とを備えるものとなる。この場合、電子装置は、図6(F)に示すように、配線基板1と、配線基板1上に実装された半導体パッケージ2とを備えるものとなる。なお、この変形例では、上述の変形例(図5参照)の場合と同様に、フィン7を一体接合しないものとして説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、熱拡散用接合層5を形成した後に、上述の実施形態の場合と同様に、フィン7を一体接合しても良い。
また、上述の実施形態では、ヒートスプレッダ3をダイヤモンド・金属複合材料からなるものとしているが、これに限られるものではない。
例えば、ヒートスプレッダ3を、銅(Cu)やアルミ(Al)などの金属からなるもの(約400W/m・K)としても良いし、銅・タングステン(Cu−W)(約200W/m・K)や銅・モリブデン(Cu−Mo)(約200W/m・K)などの合金からなるものとしても良いし、ヒートスプレッダを構成する金属の中にダイヤモンド粒子を分散(埋め込んだ)させたものとしても良い。例えば図7に示すように、ヒートスプレッダ3を銅からなるものとし、熱拡散用接合層5も銅からなるものとしても良い。この場合、上述の変形例(図6参照)の場合と同様に、図7(A)、図7(B)に示すように、ヒートスプレッダ3を、開口部3Aに突出部3Bを有するものとし、ヒートスプレッダ3の開口部3Aに半導体チップ4を嵌め込んだ後、図7(C)、図7(D)に示すように、熱拡散用接合層5を形成する領域以外の領域に例えばメタルマスク13等のマスキングを施し、銅をスパッタリングして、銅からなる熱拡散用接合層5を形成すれば良い。この場合、熱拡散用接合層5は、ヒートスプレッダ3と同等の熱伝導率を有することになる。この場合、半導体パッケージ2は、図7(E)に示すように、開口部3Aを有するヒートスプレッダ3と、開口部3Aに設けられた半導体チップ4と、半導体チップ4の表面上に設けられた熱拡散用接合層5と、半導体チップ4を実装するパッケージ基板6とを備えるものとなる。この場合、電子装置は、図7(F)に示すように、配線基板1と、配線基板1上に実装された半導体パッケージ2とを備えるものとなる。なお、この変形例では、上述の変形例(図5、図6参照)の場合と同様に、フィン7を一体接合しないものとして説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、熱拡散用接合層5を形成した後に、上述の実施形態の場合と同様に、フィン7を一体接合しても良い。この場合、板状の銅からなるフィン7を、銅をスパッタリングすることで、銅からなる熱拡散用接合層5及びヒートスプレッダ3に一体接合すれば良い。この場合、熱拡散用接合層5の表面上に熱拡散用接合層5と同じ材料によって接合されたフィン7を備えることになる。なお、ここでは、熱拡散用接合層5を銅からなるものとしているが、これに限られるものではなく、銀(例えば約427W/m・K)からなるものとしても良い。この場合、熱拡散用接合層5は、ヒートスプレッダ3と同等又はそれ以上の熱伝導率を有することになる。
また、例えば図8に示すように、ヒートスプレッダ3を、CVDダイヤモンドからなるCVDダイヤモンド板としても良い。つまり、ヒートスプレッダ3を、多結晶ダイヤモンドからなる多結晶ダイヤモンド板としても良い。この場合、上述の実施形態の場合と同様に、図8(A)、図8(B)に示すように、ヒートスプレッダ3の開口部3Aに半導体チップ4を嵌め込んだ後、図8(C)、図8(D)に示すように、CVDダイヤモンドからなる熱拡散用接合層5を形成して、これらを接合するようにすれば良い。この場合、熱拡散用接合層5は、ヒートスプレッダ3と同等の熱伝導率を有することになる。この場合、半導体パッケージ2は、図8(E)に示すように、開口部3Aを有するヒートスプレッダ3と、開口部3Aに設けられた半導体チップ4と、ヒートスプレッダ3及び半導体チップ4の表面上に設けられた熱拡散用接合層5と、半導体チップ4を実装するパッケージ基板6とを備えるものとなる。この場合、電子装置は、図8(F)に示すように、配線基板1と、配線基板1上に実装された半導体パッケージ2とを備えるものとなる。なお、この変形例では、上述の変形例(図5〜図7参照)の場合と同様に、フィン7を一体接合しないものとして説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、熱拡散用接合層5を形成した後に、上述の実施形態の場合と同様に、フィン7を一体接合しても良い。
また、上述の実施形態では、図示しないファンなどを設けて送風し、フィン7に風を当てるのが好ましいとし、空冷式の放熱構造を例に挙げているが、これに限られるものではなく、例えば、水冷式の放熱構造としても良い。この場合、例えば図9(A)、図9(B)、図10(A)、図10(B)に示すように、熱拡散用接合層5の外周近傍領域以外の中央領域に、上述の実施形態の場合と同様の方法でフィン7を一体接合し、図10(C)、図10(D)に示すように、フィン7が覆われるように、半導体パッケージ2の外周近傍領域にカバー14(ジャケット)を取り付けるようにすれば良い。この場合、半導体パッケージ2は、図10(C)に示すように、開口部3Aを有するヒートスプレッダ3と、開口部3Aに設けられた半導体チップ4と、ヒートスプレッダ3及び半導体チップ4の表面上に設けられた熱拡散用接合層5と、熱拡散用接合層6上に一体接合されたフィン7と、半導体チップ4を実装するパッケージ基板6とを備えるものとなる。この場合、電子装置は、図10(D)に示すように、配線基板1と、配線基板1上に実装された半導体パッケージ2と、カバー14とを備えるものとなる。
1 配線基板
2 半導体パッケージ(半導体装置)
3 ヒートスプレッダ
3A 開口部
3B 突出部
4 半導体チップ
5 熱拡散用接合層
6 パッケージ基板
7 フィン(放熱部材)
8、9 はんだバンプ
10 スペーサ
11 アンダーフィル
12 仮固定ジグ
13 メタルマスク
14 カバー

Claims (11)

  1. 開口部を有するヒートスプレッダと、
    前記開口部に設けられた半導体チップと、
    少なくとも前記半導体チップの表面上に設けられ、前記半導体チップと前記ヒートスプレッダとを接合し、かつ、前記半導体チップが発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層とを備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記熱拡散用接合層は、前記半導体チップ及び前記ヒートスプレッダの表面上に設けられており、
    前記半導体チップの表面と前記ヒートスプレッダの表面とが前記熱拡散用接合層を介して接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ヒートスプレッダは、前記半導体チップよりも厚くなっており、
    前記熱拡散用接合層は、前記半導体チップの表面上に設けられており、
    前記半導体チップの表面と前記ヒートスプレッダの前記開口部に露出している面とが前記熱拡散用接合層を介して接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記熱拡散用接合層の表面上に前記熱拡散用接合層と同じ材料によって接合されたフィンを備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記熱拡散用接合層は、前記ヒートスプレッダと同等又はそれ以上の熱伝導率を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記熱拡散用接合層は、多結晶ダイヤモンドを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記ヒートスプレッダは、
    金属層と、
    前記金属層の少なくとも一の表面上に設けられ、表面に露出しているダイヤモンド片とを備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 配線基板と、
    開口部を有するヒートスプレッダと、前記開口部に設けられた半導体チップと、少なくとも前記半導体チップの表面上に設けられ、前記半導体チップと前記ヒートスプレッダとを接合し、かつ、前記半導体チップが発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層と、前記半導体チップを実装するパッケージ基板とを備え、前記配線基板上に実装された半導体装置とを備えることを特徴とする電子装置。
  9. 開口部を有するヒートスプレッダの前記開口部に半導体チップを配置する工程と、
    少なくとも前記半導体チップの表面上に、前記半導体チップと前記ヒートスプレッダとを接合し、かつ、前記半導体チップが発生した熱を拡散させる熱拡散用接合層を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 前記熱拡散用接合層を形成する工程において、気相合成法によって多結晶ダイヤモンドを含む熱拡散用接合層を形成することを特徴とする、請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記熱拡散用接合層の表面上に、気相合成法によって形成される多結晶ダイヤモンドによってフィンを接合する工程を備えることを特徴とする、請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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