JP2008159946A - 半導体モジュールの冷却装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の半導体モジュールの冷却装置は、絶縁基板の他側面の全面を放熱板に接合していたので、絶縁基板と放熱板との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力が大きく、絶縁基板に反り変形が発生していた。前記パワー半導体素子111と冷却器103との間に介在する部品数が多く、該冷却装置の構成部品の数が多くなっていた。
【解決手段】半導体モジュールの冷却装置1は、絶縁基板12の一側面に電極板13を介してパワー半導体素子11を接合して構成される半導体モジュール2と、開口部32aが形成され、該開口部32aの周縁部に前記絶縁基板12が嵌合可能な嵌合凹部32bを備えた冷却器3の天板32とを備え、前記絶縁基板12の他側面側の周縁部を前記天板32の嵌合凹部32bに接合して構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】半導体モジュールの冷却装置1は、絶縁基板12の一側面に電極板13を介してパワー半導体素子11を接合して構成される半導体モジュール2と、開口部32aが形成され、該開口部32aの周縁部に前記絶縁基板12が嵌合可能な嵌合凹部32bを備えた冷却器3の天板32とを備え、前記絶縁基板12の他側面側の周縁部を前記天板32の嵌合凹部32bに接合して構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、絶縁基板の一側面に電極板を介して半導体素子を接合して構成される半導体モジュールの冷却装置およびその製造方法に関する。
一般的に、従来のIGBTモジュール等のパワー半導体モジュールは、絶縁基板の一面側に電極板を介してパワー半導体素子を実装し、該絶縁基板の他面側に電極板を介して放熱板を接合して構成されており、該パワー半導体素子の放熱板を冷却器の天板に接合して、パワー半導体が発した熱を、該放熱板を通じて冷却器へ伝導させて放熱するように構成している。
このようなパワー半導体モジュールとしては、例えば特許文献1に示すようなものがある。
このようなパワー半導体モジュールとしては、例えば特許文献1に示すようなものがある。
また、図10に示すように、パワー半導体素子111を備えたパワー半導体モジュール102は冷却器103の上に接合されることで、全体的にパワー半導体モジュールの冷却装置101を構成しているが、パワー半導体素子111は、絶縁基板112の上面にろう付け材122を介して上部電極板113を接合するとともに、下面にろう付け材122を介して下部電極板114を接合して構成されたDBA(Direct Brazed Aluminum)104、および放熱板115を介して、冷却器103に接合されている。
これにより、パワー半導体素子111にて生じた熱が、前期DBA104および放熱板115を通じて冷却器103に伝達し、放熱されることとなる。
また、前記冷却器103においては、冷却器本体131の内部に形成される冷却水通路103a内に多数の冷却フィン132を形成して、冷却水通路103a内を流れる冷却水による冷却効率を向上させている。
特開2002−95267号公報
これにより、パワー半導体素子111にて生じた熱が、前期DBA104および放熱板115を通じて冷却器103に伝達し、放熱されることとなる。
また、前記冷却器103においては、冷却器本体131の内部に形成される冷却水通路103a内に多数の冷却フィン132を形成して、冷却水通路103a内を流れる冷却水による冷却効率を向上させている。
前述のごとく、前記パワー半導体素子111と冷却器103との間にはDBA104および放熱板115が介装されており、前記パワー半導体素子111ははんだ121を介して前記DBA104の上部電極板113と接合され、前記放熱板115の上面はろう付け材122を介して前記DBA104の下部電極板114と接合され、該放熱板115の下面はろう付け材122を介して冷却器103の上面と接合されている。
このように、パワー半導体モジュール102と冷却器103とを接合して構成したパワー半導体モジュールの冷却装置101においては、絶縁基板の他側面の略全面を、下部電極を介して放熱板に接合していたので、絶縁基板の他側面における接合面積が大きくなっており、絶縁基板と放熱板との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力が大きく、絶縁基板に反り変形が発生することとなっていた。
また、前記パワー半導体素子111と冷却器103との間に、前記上部電極板113、絶縁基板112、下部電極板114、および放熱板115が介在していて、該冷却装置101の構成部品の数が多くなってしまうという問題があった。
このように、パワー半導体モジュール102と冷却器103とを接合して構成したパワー半導体モジュールの冷却装置101においては、絶縁基板の他側面の略全面を、下部電極を介して放熱板に接合していたので、絶縁基板の他側面における接合面積が大きくなっており、絶縁基板と放熱板との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力が大きく、絶縁基板に反り変形が発生することとなっていた。
また、前記パワー半導体素子111と冷却器103との間に、前記上部電極板113、絶縁基板112、下部電極板114、および放熱板115が介在していて、該冷却装置101の構成部品の数が多くなってしまうという問題があった。
上記課題を解決する半導体モジュールの冷却器およびその製造方法は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、半導体モジュールの冷却装置は、絶縁基板の一側面に電極板を介して半導体素子を接合して構成される半導体モジュールと、開口部が形成され、該開口部の周縁部に前記絶縁基板が嵌合可能な嵌合凹部を備えた冷却器の天板とを備え、前記絶縁基板の他側面側の周縁部を前記天板の嵌合凹部に接合して構成される。
これにより、従来のように絶縁基板の他側面の全面を、下部電極を介して放熱板に接合する場合に比べて、絶縁基板の他側面における接合面積が小さくなり、絶縁基板と天板との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力を低減して、絶縁基板の反り変形を抑えることが可能となる。
また、絶縁基板の冷却器側には、従来存在していた電極板や放熱板が存在しないので、構成部品の数を減少させることができる。
即ち、請求項1記載の如く、半導体モジュールの冷却装置は、絶縁基板の一側面に電極板を介して半導体素子を接合して構成される半導体モジュールと、開口部が形成され、該開口部の周縁部に前記絶縁基板が嵌合可能な嵌合凹部を備えた冷却器の天板とを備え、前記絶縁基板の他側面側の周縁部を前記天板の嵌合凹部に接合して構成される。
これにより、従来のように絶縁基板の他側面の全面を、下部電極を介して放熱板に接合する場合に比べて、絶縁基板の他側面における接合面積が小さくなり、絶縁基板と天板との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力を低減して、絶縁基板の反り変形を抑えることが可能となる。
また、絶縁基板の冷却器側には、従来存在していた電極板や放熱板が存在しないので、構成部品の数を減少させることができる。
また、請求項2記載の如く、前記絶縁基板の他側面には、個別に形成された複数の冷却フィンが接合される。
これにより、絶縁基板の他側面には各単体の冷却フィンが直接ろう付けされることとなるため、他側面の全面にわたって放熱板が接合されていた従来の絶縁基板の場合に比べて、絶縁基板における他側面側の他部材との接合面積を小さくすることができるとともに、絶縁基板にかかる応力を分散させることができ、絶縁基板にかかる応力を低減して、絶縁基板に生じる反りを抑えることが可能となる。
また、前記絶縁基板の他側面に直接接合される複数の冷却フィンが、冷却器の内部に侵入するとともに、絶縁基板の他側面が冷却器内に面することとなって、冷却器内を流れる冷却水により、冷却フィンのみならず絶縁基板の他側面も冷却されるため、従来のように絶縁基板を下部電極や放熱板を介して冷却器に接合した場合に比べて、パワー半導体素子の冷却効率が向上する。
これにより、絶縁基板の他側面には各単体の冷却フィンが直接ろう付けされることとなるため、他側面の全面にわたって放熱板が接合されていた従来の絶縁基板の場合に比べて、絶縁基板における他側面側の他部材との接合面積を小さくすることができるとともに、絶縁基板にかかる応力を分散させることができ、絶縁基板にかかる応力を低減して、絶縁基板に生じる反りを抑えることが可能となる。
また、前記絶縁基板の他側面に直接接合される複数の冷却フィンが、冷却器の内部に侵入するとともに、絶縁基板の他側面が冷却器内に面することとなって、冷却器内を流れる冷却水により、冷却フィンのみならず絶縁基板の他側面も冷却されるため、従来のように絶縁基板を下部電極や放熱板を介して冷却器に接合した場合に比べて、パワー半導体素子の冷却効率が向上する。
また、請求項3記載の如く、前記絶縁基板と電極板とを接合する接合材と、前記絶縁基板と前記天板の嵌合凹部とを接合する接合材と、前記絶縁基板と冷却フィンとを接合する接合材とに、同種の接合材を用いた。
これにより、前記電極板、天板、および冷却フィンを同時に絶縁基板にろう付けすることが可能となり、前記各部材の接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置の生産性を向上することが可能となる。
これにより、前記電極板、天板、および冷却フィンを同時に絶縁基板にろう付けすることが可能となり、前記各部材の接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置の生産性を向上することが可能となる。
また、請求項4記載の如く、前記絶縁基板と電極板との接合、前記絶縁基板と天板との接合、および前記絶縁基板と冷却フィンとの接合が同時に行われる。
これにより、前記電極板、天板、および冷却フィンの接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置の生産性を向上することが可能となる。
これにより、前記電極板、天板、および冷却フィンの接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置の生産性を向上することが可能となる。
また、請求項5記載の如く、前記天板の嵌合凹部形成側面における、該嵌合凹部の外周側周辺部位に凹溝を形成した。
前記凹溝が形成された部分の天板は他部に比べて薄肉化されていて剛性が低くなっているため、絶縁基板の周縁部と天板の嵌合凹部との接合部に応力が発生すると、該接合部の近傍に位置する凹溝が変形することとなる。これにより、該接合部に生じた応力を低減することができる。
前記凹溝が形成された部分の天板は他部に比べて薄肉化されていて剛性が低くなっているため、絶縁基板の周縁部と天板の嵌合凹部との接合部に応力が発生すると、該接合部の近傍に位置する凹溝が変形することとなる。これにより、該接合部に生じた応力を低減することができる。
また、請求項6記載の如く、前記冷却フィンは、薄板状部材を凹凸形状に折り畳むように屈曲させて、垂直部、底部、および頂部を備えた形状に形成され、前記頂部とその両側に位置する垂直部とで略矩形状または略三角形状のフィンが形成され、前記底部が絶縁基板に接合される。
これにより、前記冷却フィンの表面積を大きくすることができ、冷却効率を向上させることができる。
また、冷却フィンを薄板状部材にて形成することで、冷却フィンの底部と絶縁基板との接合により生じる応力を減少させることができる。
これにより、前記冷却フィンの表面積を大きくすることができ、冷却効率を向上させることができる。
また、冷却フィンを薄板状部材にて形成することで、冷却フィンの底部と絶縁基板との接合により生じる応力を減少させることができる。
また、請求項7記載の如く、半導体モジュールの冷却装置の製造方法は、絶縁基板の一側面に電極板を介して半導体素子を接合して構成される半導体モジュールにおける、前記絶縁基板の他側面側の周縁部を、開口部が形成され、該開口部の周縁部に前記絶縁基板が嵌合可能な嵌合凹部を備えた冷却器の天板における、前記嵌合凹部に接合して、半導体モジュールの冷却器を構成する。
これにより、絶縁基板の他側面の全面を冷却器の天板に接合する場合に比べて、絶縁基板と天板との接合面積が小さくなり、絶縁基板と天板との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力を低減して、絶縁基板の反り変形を抑えることが可能となる。
これにより、絶縁基板の他側面の全面を冷却器の天板に接合する場合に比べて、絶縁基板と天板との接合面積が小さくなり、絶縁基板と天板との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力を低減して、絶縁基板の反り変形を抑えることが可能となる。
また、請求項8記載の如く、前記絶縁基板の他側面に、個別に形成された複数の冷却フィンを接合する。
これにより、絶縁基板の他側面には各単体の冷却フィンが直接ろう付けされることとなるため、他側面の全面にわたって放熱板が接合されていた従来の絶縁基板の場合に比べて、絶縁基板における他側面側の他部材との接合面積を小さくすることができるとともに、絶縁基板にかかる応力を分散させることができ、絶縁基板にかかる応力を低減して、絶縁基板に生じる反りを抑えることが可能となる。
また、前記絶縁基板の他側面に直接接合される複数の冷却フィンが、冷却器の内部に侵入するとともに、絶縁基板の他側面が冷却器内に面することとなって、冷却器内を流れる冷却水により、冷却フィンのみならず絶縁基板の他側面も冷却されるため、従来のように絶縁基板を下部電極や放熱板を介して冷却器に接合した場合に比べて、パワー半導体素子の冷却効率が向上する。
これにより、絶縁基板の他側面には各単体の冷却フィンが直接ろう付けされることとなるため、他側面の全面にわたって放熱板が接合されていた従来の絶縁基板の場合に比べて、絶縁基板における他側面側の他部材との接合面積を小さくすることができるとともに、絶縁基板にかかる応力を分散させることができ、絶縁基板にかかる応力を低減して、絶縁基板に生じる反りを抑えることが可能となる。
また、前記絶縁基板の他側面に直接接合される複数の冷却フィンが、冷却器の内部に侵入するとともに、絶縁基板の他側面が冷却器内に面することとなって、冷却器内を流れる冷却水により、冷却フィンのみならず絶縁基板の他側面も冷却されるため、従来のように絶縁基板を下部電極や放熱板を介して冷却器に接合した場合に比べて、パワー半導体素子の冷却効率が向上する。
また、請求項9記載の如く、前記絶縁基板と電極板とを接合する接合材と、前記絶縁基板と前記天板の嵌合凹部とを接合する接合材と、前記絶縁基板と冷却フィンとを接合する接合材とに、同種の接合材を用いる。
これにより、前記電極板、天板、および冷却フィンを同時に絶縁基板にろう付けすることが可能となり、前記各部材の接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置の生産性を向上することが可能となる。
これにより、前記電極板、天板、および冷却フィンを同時に絶縁基板にろう付けすることが可能となり、前記各部材の接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置の生産性を向上することが可能となる。
また、請求項10記載の如く、前記絶縁基板と電極板との接合、前記絶縁基板と天板との接合、および前記絶縁基板と冷却フィンとの接合を同時に行う。
これにより、前記電極板、天板、および冷却フィンの接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置の生産性を向上することが可能となる。
これにより、前記電極板、天板、および冷却フィンの接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置の生産性を向上することが可能となる。
また、請求項11記載の如く、前記天板の嵌合凹部形成側面における、該嵌合凹部の外周側周辺部位に凹溝を形成する。
前記凹溝を形成した部分の天板は他部に比べて薄肉化されていて剛性が低くなっているため、絶縁基板の周縁部と天板の嵌合凹部との接合部に応力が発生すると、該接合部の近傍に位置する凹溝が変形することとなる。これにより、該接合部に生じた応力を低減することができる。
前記凹溝を形成した部分の天板は他部に比べて薄肉化されていて剛性が低くなっているため、絶縁基板の周縁部と天板の嵌合凹部との接合部に応力が発生すると、該接合部の近傍に位置する凹溝が変形することとなる。これにより、該接合部に生じた応力を低減することができる。
本発明によれば、絶縁基板の他側面の全面を冷却器の天板に接合する場合に比べて、絶縁基板と天板との接合面積が小さくなり、絶縁基板と天板との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力を低減して、絶縁基板の反り変形を抑えることが可能となる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1に示すパワー半導体モジュールの冷却装置1は、パワー半導体モジュール2と冷却器3とを接合して構成されており、該パワー半導体モジュール2のパワー半導体素子11からの発熱を冷却器3へ放熱して冷却するものである。
前記パワー半導体モジュール2は、パワー半導体素子11、上部電極13、および絶縁基板12を積層して構成されており、前記絶縁基板12の上面に上部電極13がろう付け材22を介して接合され、前記上部電極13の上面にパワー半導体素子11がはんだ21を介して接合されている。
前記パワー半導体モジュール2は、パワー半導体素子11、上部電極13、および絶縁基板12を積層して構成されており、前記絶縁基板12の上面に上部電極13がろう付け材22を介して接合され、前記上部電極13の上面にパワー半導体素子11がはんだ21を介して接合されている。
前記冷却器3は、上面が開口した箱体に形成され、内部に冷却水が流れる冷却器本体31と、該冷却器本体31の上面を閉塞する天板32とを備えており、該冷却器本体31と天板32とがろう付け材22により接合されている。
図1、図2に示すように、前記天板32には開口部32aが形成されており、天板32の一側面(図1における上面)における前記開口部32aの周縁部には、嵌合凹部32bが形成されている。
前記嵌合凹部32bは、前記絶縁基板12の外形と略同じ形状で略同じ大きさか若干大きく形成されており、該絶縁基板12の周縁部が嵌合凹部32bに嵌合可能となっている。
前記嵌合凹部32bは、前記絶縁基板12の外形と略同じ形状で略同じ大きさか若干大きく形成されており、該絶縁基板12の周縁部が嵌合凹部32bに嵌合可能となっている。
また、絶縁基板12の周縁部と嵌合凹部32bとの間にはろう付け材22が介装されており、該ろう付け材22により絶縁基板12の周縁部と嵌合凹部32bとが接合されている。
また、前記絶縁基板12の他側面(図1における下面)には、複数の冷却フィン14・14・・・が取り付けられており、該冷却フィン14・14・・・は前記天板32の開口部32aから冷却器本体31内へ向けて突出している。
前記冷却フィン14・14・・・は前記ろう付け材22により前記絶縁基板12に接合されている。
また、前記絶縁基板12の他側面(図1における下面)には、複数の冷却フィン14・14・・・が取り付けられており、該冷却フィン14・14・・・は前記天板32の開口部32aから冷却器本体31内へ向けて突出している。
前記冷却フィン14・14・・・は前記ろう付け材22により前記絶縁基板12に接合されている。
前記絶縁基板12は、例えば熱伝導率が高く(例えば90w/m・k以上)で高強度なセラミックス材(Si3N4等)にて構成され、前記上部電極13、天板32、および冷却フィン14・14・・・は、例えば熱伝導放熱性が高い銅材(Cu)にて構成され、前記ろう付け材22は、例えばチタン(Ti)を添加した銀材(Ag)にて構成されている。
このように、パワー半導体素子11から冷却器3の間にかけて介在される部材に熱伝導性が良い部材を用いることで、パワー半導体素子11で発生した熱を効率良く冷却器3へ伝達させるようにしている。
このように、パワー半導体素子11から冷却器3の間にかけて介在される部材に熱伝導性が良い部材を用いることで、パワー半導体素子11で発生した熱を効率良く冷却器3へ伝達させるようにしている。
また、前記パワー半導体モジュールの冷却装置1を構成する絶縁基板12、上部電極13、冷却フィン14・14・・・、および天板32は、図3に示すように、絶縁基板12と上部電極13との間、絶縁基板12の周縁部と天板32の嵌合凹部32bとの間、および絶縁基板12と冷却フィン14・14・・・との間に、それぞれろう付け材22を介在させた状態で所定の温度および雰囲気に曝し、ろう付け材22を溶融させてろう付けにより接合する。
この場合、例えば、ろう付け材22は箔状のものを用い、各部材を真空炉内でろう付け材22の融点以上に加熱することで、絶縁基板12へのチタン(Ti)の拡散性を促進させながらろう付けを行う。
また、ろう付けを行う場合、各部材は、下方から上部電極13、絶縁基板12、および天板32の順に積層され、前記冷却フィン14・14・・・は絶縁基板12の他側面にろう付け材22を介して立った状態に載置される。
この場合、例えば、ろう付け材22は箔状のものを用い、各部材を真空炉内でろう付け材22の融点以上に加熱することで、絶縁基板12へのチタン(Ti)の拡散性を促進させながらろう付けを行う。
また、ろう付けを行う場合、各部材は、下方から上部電極13、絶縁基板12、および天板32の順に積層され、前記冷却フィン14・14・・・は絶縁基板12の他側面にろう付け材22を介して立った状態に載置される。
つまり、パワー半導体モジュールの冷却装置1を構成する場合、上部電極13と絶縁基板12、前記天板32と絶縁基板12、および前記冷却フィン14・14・・・と絶縁基板12を、それぞれ接合するろう付け材22として同種類のろう付け材を用い、上部電極13と絶縁基板12との接合、前記天板32と絶縁基板12との接合、および前記冷却フィン14・14・・・と絶縁基板12との接合を同時に行うようにしている。
前述のように、各部材を同種類のろう付け材22を用いてろう付けすることができるのは、上部電極13と絶縁基板12、前記天板32と絶縁基板12、および前記冷却フィン14・14・・・と絶縁基板12の接合が、全て同じセラミックス材(Si3N4等)と銅材(Cu)との接合となることによる。
また、同種類のろう付け材22を用いてろう付けすることで、各部材を同時にろう付けすることが可能となり、各部材の接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置1の生産性を向上することが可能となっている。
また、同種類のろう付け材22を用いてろう付けすることで、各部材を同時にろう付けすることが可能となり、各部材の接合工程を削減してパワー半導体モジュールの冷却装置1の生産性を向上することが可能となっている。
また、前記パワー半導体素子11は、上部電極13、絶縁基板12、冷却フィン14・14・・・、および天板32を接合した後に、はんだ21により前記上部電極13に接合する。
その後、さらに前記冷却器3の冷却器本体31と天板32とをろう付け材22により接合する。
ただし、前記冷却器本体31と天板32とは、上部電極13、絶縁基板12、冷却フィン14・14・・・、および天板32を接合する際に同時に接合することもできる。
また、図4に示すように、絶縁基板12と上部電極13および冷却フィン14・14・・・とを先に接合しておき、上部電極13と冷却フィン14・14・・・とが接合された状態の絶縁基板12を前記天板32に接合することも可能である。
その後、さらに前記冷却器3の冷却器本体31と天板32とをろう付け材22により接合する。
ただし、前記冷却器本体31と天板32とは、上部電極13、絶縁基板12、冷却フィン14・14・・・、および天板32を接合する際に同時に接合することもできる。
また、図4に示すように、絶縁基板12と上部電極13および冷却フィン14・14・・・とを先に接合しておき、上部電極13と冷却フィン14・14・・・とが接合された状態の絶縁基板12を前記天板32に接合することも可能である。
このようにして各部材が接合されたパワー半導体モジュールの冷却装置1においては、前記絶縁基板12と天板32との接合は、該絶縁基板12の周縁部(詳細に言うと、他側面の周縁部および外周面)と天板32の嵌合凹部32とを接合することで行われており、絶縁基板12の他側面の大部分(天板32の開口部32aに相当する部分)は天板32と接合されていない。
従って、従来のように絶縁基板12の他側面の全面を、下部電極を介して放熱板に接合する場合に比べて、絶縁基板12の他側面における接合面積が小さくなり、絶縁基板12と天板32との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力を低減して、絶縁基板の反り変形を抑えることが可能となっている。
絶縁基板の冷却器側には、従来存在していた電極板や放熱板が存在しないので、構成部品の数を減少させることができる。
従って、従来のように絶縁基板12の他側面の全面を、下部電極を介して放熱板に接合する場合に比べて、絶縁基板12の他側面における接合面積が小さくなり、絶縁基板12と天板32との線膨張係数の差に伴って両者間に生じる応力を低減して、絶縁基板の反り変形を抑えることが可能となっている。
絶縁基板の冷却器側には、従来存在していた電極板や放熱板が存在しないので、構成部品の数を減少させることができる。
さらに、前記天板32の嵌合凹部32b形成側面(図1における上面)における、該嵌合凹部32bの外周側周辺部位には凹溝33が形成されており、該凹溝33が形成された部分の天板32の厚みが他部に比べて薄くなっている。
このように、凹溝33が形成された部分の天板32は他部に比べて薄肉化されていて剛性が低くなっているため、絶縁基板12の周縁部と天板32の嵌合凹部32bとの接合部に応力が発生すると、該接合部の近傍に位置する凹溝33が変形して、該接合部に生じた応力が低減することとなっている。
このように、凹溝33が形成された部分の天板32は他部に比べて薄肉化されていて剛性が低くなっているため、絶縁基板12の周縁部と天板32の嵌合凹部32bとの接合部に応力が発生すると、該接合部の近傍に位置する凹溝33が変形して、該接合部に生じた応力が低減することとなっている。
また、前記冷却フィン14・14・・・は、それぞれ個別に形成されており、絶縁基板12の他側面には各単体の冷却フィン14が直接ろう付けされているため、他側面の全面にわたって放熱板が接合されていた従来の絶縁基板の場合に比べて、絶縁基板12における他側面側の接合面積を小さくすることができるとともに、絶縁基板12にかかる応力を分散させることができ、絶縁基板12にかかる応力を低減して、絶縁基板12に生じる反りを抑えることが可能となっている。
さらに、各冷却フィン14・14・・・は別体に形成されているので、従来のように、各冷却フィンを冷却器本体と一体的に成形した場合に比べて、成形時の制約が少なくなり、放熱性や応力緩和性を勘案して冷却フィン14・14・・・を設計する際の自由度を大きくすることが可能となっている。
また、絶縁基板12の一側面側に接合される上部電極13は、該絶縁基板12との間に生じる応力をできるだけ少なくするため極力薄く形成している(例えば0.5mm程度以下)。
また、絶縁基板12の一側面側に接合される上部電極13は、該絶縁基板12との間に生じる応力をできるだけ少なくするため極力薄く形成している(例えば0.5mm程度以下)。
また、パワー半導体モジュールの冷却装置1においては、前記絶縁基板12の他側面に接合される複数の冷却フィン14・14・・・が、冷却器本体31の内部に天板32の開口部32aを通じて侵入しており、絶縁基板12の他側面は開口部32aを通じて冷却器本体31内に面している。
従って、冷却器本体31内を流れる冷却水により、絶縁基板12に直接接合される冷却フィン14・14・・・のみならず、該絶縁基板12の他側面も冷却されるため、従来のように絶縁基板12を下部電極や放熱板を介して冷却器に接合した場合に比べて、パワー半導体素子11の冷却効率が向上する。
従って、冷却器本体31内を流れる冷却水により、絶縁基板12に直接接合される冷却フィン14・14・・・のみならず、該絶縁基板12の他側面も冷却されるため、従来のように絶縁基板12を下部電極や放熱板を介して冷却器に接合した場合に比べて、パワー半導体素子11の冷却効率が向上する。
また、該絶縁基板12の他側面、該他側面と各冷却フィン14・14・・・との接合部、および天板32が、前記冷却水により同時に冷却されることとなるため、絶縁基板12や天板32の各部の温度に温度勾配が生じにくく、絶縁基板12と天板32との線膨張係数の差による応力も発生し難くなっている。
なお、本例においては、冷却器3における冷却器本体31と天板32とをろう付け材22を用いて接合しているが、接着材などのろう付け材22以外の接合材にて接合したり、冷却器本体31と天板32との間にガスケットを介装した状態で両者をボルト等の締結具により締結することで接合したりすることもできる。
また、冷却器本体31と天板32とを接合する際には、両者の接合部をパワー半導体素子11の放熱効率になるべく影響を与えない部位に設定することが好ましい。
また、冷却器本体31と天板32とを接合する際には、両者の接合部をパワー半導体素子11の放熱効率になるべく影響を与えない部位に設定することが好ましい。
また、本例では、前記上部電極13、天板32、および冷却フィン14・14・・・が全て同じ材質(例えばCu)にて構成されているが、上部電極13を銅材(Cu)にて構成し、天板32および冷却フィン14・14・・・をアルミ材(Al)にて構成するといったように、各部材を異種の材質にて構成することも可能である。
この場合、上部電極13を構成する銅材(Cu)の融点(1063℃)に対して、天板32および冷却フィン14・14・・・を構成するアルミ材(Al)の融点(660℃)の方が低いが、ろう付け材22として低融点材となる珪素(Si)添加アルミ材(Al)(融点:580℃程度)を用いるとともに、銅材(Cu)で構成される上部電極13の表面に、珪素(Si)添加アルミ材(Al)にて構成されるろう付け材22に対する濡れ性が良好なニッケル(Ni)等をメッキまたはメタライズして、前記絶縁基板12と各部材との接合を行う。
この場合、上部電極13を構成する銅材(Cu)の融点(1063℃)に対して、天板32および冷却フィン14・14・・・を構成するアルミ材(Al)の融点(660℃)の方が低いが、ろう付け材22として低融点材となる珪素(Si)添加アルミ材(Al)(融点:580℃程度)を用いるとともに、銅材(Cu)で構成される上部電極13の表面に、珪素(Si)添加アルミ材(Al)にて構成されるろう付け材22に対する濡れ性が良好なニッケル(Ni)等をメッキまたはメタライズして、前記絶縁基板12と各部材との接合を行う。
このように接合を行うことで、絶縁基板12と上部電極13との接合、絶縁基板12の周縁部と天板32の嵌合凹部32bとの接合、および絶縁基板12と冷却フィン14・14・・・との接合を同時に行うことが可能となっている。
また、これらの部材の接合は、各部材を真空炉内でろう付け材22の融点以上に加熱する、または接合部にフラックスを用いて大気中で各部材を加熱することで行うことができる。
また、これらの部材の接合は、各部材を真空炉内でろう付け材22の融点以上に加熱する、または接合部にフラックスを用いて大気中で各部材を加熱することで行うことができる。
また、図5に示すように、本例における各冷却フィン14・14・・・は板状部材にて構成されているが、図6に示すように、各冷却フィン14・14・・・をピン形状の部材にて構成することも可能である。
また、図7に示すように、冷却フィン14・14・・・は、薄板状部材を凹凸形状に折り畳むように屈曲させ、垂直部14a、底部14b、および頂部14cを備えた形状に形成することもできる。
この場合、前記頂部14cとその両側の垂直部14aとで略矩形状に突出するフィンが形成され、前記底部14bが絶縁基板12に接合されている。
この場合、前記頂部14cとその両側の垂直部14aとで略矩形状に突出するフィンが形成され、前記底部14bが絶縁基板12に接合されている。
このように、冷却フィン14・14・・・を、薄板状部材を凹凸形状に屈曲させて形成することで、該冷却フィン14・14・・・の表面積を大きくすることができ、冷却効率を向上させることができる。
なお、各底部14bは、絶縁基板12に対して面接合されているが、冷却フィン14・14・・・は薄板状部材にて形成されているので、底部14bを絶縁基板12に接合することにより当該接合部に生じる応力を減少させることができる。
なお、各底部14bは、絶縁基板12に対して面接合されているが、冷却フィン14・14・・・は薄板状部材にて形成されているので、底部14bを絶縁基板12に接合することにより当該接合部に生じる応力を減少させることができる。
さらに、図8に示すように、冷却フィン14・14・・・は、薄板状部材を凹凸形状に折り畳むように屈曲させて、図7に示すような、垂直部14a、底部14b、および頂部14cを備えた略矩形状のフィン形状を形成した後に、折り畳み方向に圧縮して形成することもできる。
この場合は、前記頂部14cとその両側の垂直部14aとで略「▽」状(三角形状)に突出するフィンが形成され、前記底部14bが絶縁基板12に接合されている。
この場合は、前記頂部14cとその両側の垂直部14aとで略「▽」状(三角形状)に突出するフィンが形成され、前記底部14bが絶縁基板12に接合されている。
このように、冷却フィン14・14・・・を、薄板状部材を凹凸形状に屈曲させた後に折り畳み方向に圧縮して形成することで、前述の図7に示した場合よりも、さらに冷却フィン14・14・・・の表面積を大きくすることができるとともに、絶縁基板12に接合される底部14bの面積を大きくして冷却フィン14・14・・・と絶縁基板12との接触面積を増加させることができるので、さらに冷却効率の向上を図ることができる。
なお、本例の場合も各底部14bは、絶縁基板12に対して面接合されているが、冷却フィン14・14・・・は薄板状部材にて形成されているので、底部14bを絶縁基板12に接合することにより当該接合部に生じる応力を減少させることができる。
なお、本例の場合も各底部14bは、絶縁基板12に対して面接合されているが、冷却フィン14・14・・・は薄板状部材にて形成されているので、底部14bを絶縁基板12に接合することにより当該接合部に生じる応力を減少させることができる。
また、本パワー半導体モジュールの冷却装置1においては、絶縁基板12の周縁部と天板32の嵌合凹部32bとを接合(図3参照)した後に、図9に示すように、絶縁基板12の他側面における天板32の開口部32aの部分にペースト状のはんだ21を流し込んで溶融・固化させ、絶縁基板12と天板32との接合部、および絶縁基板12と冷却フィン14・14・・・との接合部のシール面積を増大させるとともに、接合強度を補強することができる。
このように、前記接合部のシール面積を増大させて接合強度を補強することで、接合部の接合不良を低減して、本パワー半導体モジュールの冷却装置1の歩留まりおよび信頼性を向上させることが可能となる。
また、絶縁基板12の他側面における天板32の開口部32aの部分に流し込む部材は、柔らかい錫(Sn)を含有したはんだ21であるので、開口部32aの範囲に広く充填しても、該開口部32aの部分に生じる応力を緩和することができる。
このように、前記接合部のシール面積を増大させて接合強度を補強することで、接合部の接合不良を低減して、本パワー半導体モジュールの冷却装置1の歩留まりおよび信頼性を向上させることが可能となる。
また、絶縁基板12の他側面における天板32の開口部32aの部分に流し込む部材は、柔らかい錫(Sn)を含有したはんだ21であるので、開口部32aの範囲に広く充填しても、該開口部32aの部分に生じる応力を緩和することができる。
1 パワー半導体モジュールの冷却装置
2 パワー半導体モジュール
3 冷却器
11 パワー半導体素子
14 冷却フィン
21 はんだ
22 ろう付け材
31 冷却器本体
32 天板
32a 開口部
32b 嵌合凹部
33 凹溝
2 パワー半導体モジュール
3 冷却器
11 パワー半導体素子
14 冷却フィン
21 はんだ
22 ろう付け材
31 冷却器本体
32 天板
32a 開口部
32b 嵌合凹部
33 凹溝
Claims (11)
- 絶縁基板の一側面に電極板を介して半導体素子を接合して構成される半導体モジュールと、
開口部が形成され、該開口部の周縁部に前記絶縁基板が嵌合可能な嵌合凹部を備えた冷却器の天板とを備え、
前記絶縁基板の他側面側の周縁部を前記天板の嵌合凹部に接合して構成される、
ことを特徴とする半導体モジュールの冷却装置。 - 前記絶縁基板の他側面には、個別に形成された複数の冷却フィンが接合される、
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュールの冷却装置。 - 前記絶縁基板と電極板とを接合する接合材と、前記絶縁基板と前記天板の嵌合凹部とを接合する接合材と、前記絶縁基板と冷却フィンとを接合する接合材とに、同種の接合材を用いた、
ことを特徴とする請求項2に記載の半導体モジュールの冷却装置。 - 前記絶縁基板と電極板との接合、前記絶縁基板と天板との接合、および前記絶縁基板と冷却フィンとの接合が同時に行われる、
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体モジュールの冷却装置。 - 前記天板の嵌合凹部形成側面における、該嵌合凹部の外周側周辺部位に凹溝を形成した、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の半導体モジュールの冷却装置。 - 前記冷却フィンは、薄板状部材を凹凸形状に折り畳むように屈曲させて、垂直部、底部、および頂部を備えた形状に形成され、
前記頂部とその両側に位置する垂直部とで略矩形状または略三角形状のフィンが形成され、前記底部が絶縁基板に接合される、
ことを特徴とする請求項2〜請求項5の何れかに記載の半導体モジュールの冷却装置。 - 絶縁基板の一側面に電極板を介して半導体素子を接合して構成される半導体モジュールにおける、前記絶縁基板の他側面側の周縁部を、
開口部が形成され、該開口部の周縁部に前記絶縁基板が嵌合可能な嵌合凹部を備えた冷却器の天板における、前記嵌合凹部に接合して、
半導体モジュールの冷却器を構成する、
ことを特徴とする半導体モジュールの冷却装置の製造方法。 - 前記絶縁基板の他側面に、個別に形成された複数の冷却フィンを接合する、
ことを特徴とする請求項7に記載の半導体モジュールの冷却装置の製造方法。 - 前記絶縁基板と電極板とを接合する接合材と、前記絶縁基板と前記天板の嵌合凹部とを接合する接合材と、前記絶縁基板と冷却フィンとを接合する接合材とに、同種の接合材を用いる、
ことを特徴とする請求項8に記載の半導体モジュールの冷却装置の製造方法。 - 前記絶縁基板と電極板との接合、前記絶縁基板と天板との接合、および前記絶縁基板と冷却フィンとの接合を同時に行う、
ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の半導体モジュールの冷却装置の製造方法。 - 前記天板の嵌合凹部形成側面における、該嵌合凹部の外周側周辺部位に凹溝を形成する、
ことを特徴とする請求項7〜請求項10の何れかに記載の半導体モジュールの冷却装置の製造方法。
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JP2006348465A JP2008159946A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 半導体モジュールの冷却装置およびその製造方法 |
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JP2010219215A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Allied Material Corp | 放熱構造体 |
JP5370481B2 (ja) * | 2009-05-11 | 2013-12-18 | トヨタ自動車株式会社 | 熱交換器、半導体装置、及び、これらの製造方法 |
JP2017017133A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 昭和電工株式会社 | 液冷式冷却装置 |
CN111883523A (zh) * | 2019-05-02 | 2020-11-03 | 奥迪股份公司 | 半导体构件、机动车和用于制造半导体构件的方法 |
-
2006
- 2006-12-25 JP JP2006348465A patent/JP2008159946A/ja active Pending
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