JP2013142318A - オイルジェット構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】オイルジェットのための加工を削減する。
【解決手段】オイルポンププレート50は、オイルポンプケースの接合面に接合され固定されるために複数のボルトがそれぞれ挿入されるボルト用孔52を備えるボス部を複数有し、オイルポンププレート50とオイルポンプケース5との接合面には、オイルポンプから吐出されたオイルが供給されるオイルジェット用通路が形成され、ボス部63は、ボルト用孔52がオイルジェット用通路に連通しタイミングチェーンとクランクシャフトスプロケットとの噛み合い部に向くジェット用孔63aが周壁63cに形成される。
【選択図】図7
【解決手段】オイルポンププレート50は、オイルポンプケースの接合面に接合され固定されるために複数のボルトがそれぞれ挿入されるボルト用孔52を備えるボス部を複数有し、オイルポンププレート50とオイルポンプケース5との接合面には、オイルポンプから吐出されたオイルが供給されるオイルジェット用通路が形成され、ボス部63は、ボルト用孔52がオイルジェット用通路に連通しタイミングチェーンとクランクシャフトスプロケットとの噛み合い部に向くジェット用孔63aが周壁63cに形成される。
【選択図】図7
Description
本発明は、オイルポンプから吐出されるオイルを内燃機関の動力を伝達するスプロケットと動力伝達用チェーンとの噛み合い部に噴射する技術に関する。
特許文献1には、オイルポンプ室を閉じてオイルポンプを構成する蓋体であるオイルポンププレートにオイルジェットを設ける技術が開示されている。この技術では、オイルポンププレートを固定するためのボルト用孔の他にオイルジェット(オイルジェットボス)を設けている。
しかしながら、前述の技術では、ボルト用孔の孔あけ加工の他にオイルジェットのための加工が必要となっていた。
そこで、本発明の目的は、オイルジェットのための加工を削減することである。
そこで、本発明の目的は、オイルジェットのための加工を削減することである。
前記課題を解決するために、(1)本発明の一態様では、内燃機関の動力が歯車を介して伝達される動力伝達用チェーンに対向して配置されたケースに該ケースに設けたオイルポンプ室が蓋体によって閉じられて構成され前記内燃機関にオイルを吐出するオイルポンプを備え、前記オイルポンプから吐出されたオイルを前記動力伝達用チェーンと前記歯車との噛み合い部に向けて噴射する噴射孔を前記蓋体に設けたオイルジェット構造において、前記蓋体は、前記ケースの接合面に接合され固定されるために複数のボルトがそれぞれ挿入されるボルト用孔を備えるボス部を複数有し、前記蓋体と前記ケースとの接合面には、前記オイルポンプから吐出されたオイルが供給されるオイル供給路が形成され、前記複数のボス部のうちの何れは、前記ボルト用孔が前記オイル供給路に連通しかつ周壁に前記動力伝達用チェーンと前記歯車との噛み合い部に向く前記噴射孔が形成されることを特徴とするオイルジェット構造を提供できる。
(2)本発明の一態様では、前記噴射孔は、前記動力伝達用チェーンに向く。
(3)本発明の一態様では、前記噴射孔は、前記歯車に向く。
(4)本発明の一態様では、前記噴射孔は、前記動力伝達用チェーンと前記歯車との噛み合い部に向く。
(3)本発明の一態様では、前記噴射孔は、前記歯車に向く。
(4)本発明の一態様では、前記噴射孔は、前記動力伝達用チェーンと前記歯車との噛み合い部に向く。
(1)の態様の発明によれば、噴射孔を形成したボス部がボルト固定のための機能に加えてオイルジェットの機能をも持つようになるため、孔あけ加工を1箇所分削減できる。よって、本発明では、加工工程を短縮でき、部品の製造効率を向上させることができる。
また、(1)の態様の発明によれば、噴射孔を形成したボス部がボルト固定のための機能に加えてオイルジェットの機能をも持つようになるため、蓋体に別途オイルジェットを形成する必要がなくなり、蓋体を小型化できる。よって、本発明では、重量低減、レイアウトの簡素化が可能になる。
また、(1)の態様の発明によれば、噴射孔を形成したボス部がボルト固定のための機能に加えてオイルジェットの機能をも持つようになるため、蓋体に別途オイルジェットを形成する必要がなくなり、蓋体を小型化できる。よって、本発明では、重量低減、レイアウトの簡素化が可能になる。
また、(1)の態様の発明によれば、オイル供給路と噴射孔を形成したボス部とが対向する位置関係になるため、該ボス部のボルト用孔に挿入されたボルトの締結力によって蓋体とケースとの接合面におけるオイル供給路周囲のシール性を向上させることができる。
また、(2)の態様の発明によれば、動力伝達用チェーンに向く噴射孔を有するオイルジェット構造を提供できる。
また、(2)の態様の発明によれば、動力伝達用チェーンに向く噴射孔を有するオイルジェット構造を提供できる。
また、(3)の態様の発明によれば、歯車に向く噴射孔を有するオイルジェット構造を提供できる。
また、(4)の態様の発明によれば、動力伝達用チェーンと歯車との噛み合い部に向く噴射孔を有するオイルジェット構造を提供できる。
また、(4)の態様の発明によれば、動力伝達用チェーンと歯車との噛み合い部に向く噴射孔を有するオイルジェット構造を提供できる。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態は、本発明を適用したオイルジェット(チェーンジェット)構造である。
図1は、オイルジェット構造を備えたエンジンの構成例を示す斜視図である。
図1中、1は車両に搭載されるエンジン、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はオイルパン、5はオイルポンプケースである。
本実施形態は、本発明を適用したオイルジェット(チェーンジェット)構造である。
図1は、オイルジェット構造を備えたエンジンの構成例を示す斜視図である。
図1中、1は車両に搭載されるエンジン、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はオイルパン、5はオイルポンプケースである。
図1に示すように、シリンダブロック2には、クランク軸6が軸支されている。このクランク軸6には、一端部6aにクランクシャフトスプロケット7が取り付けられている。また、クランク軸6には、一端部6aにクランクシャフトスプロケット7よりも軸端側になるように後述のインナロータが取り付けられている。
シリンダヘッド3には、2つのカム軸8,9が並列に軸支されている。これら各カム軸8,9には、一端にカムスプロケット10,11が取り付けられている。そして、これら2つのカムスプロケット10,11とその下方に位置するクランクシャフトスプロケット7には、タイミングチェーン12が巻き掛けられている。
シリンダヘッド3には、2つのカム軸8,9が並列に軸支されている。これら各カム軸8,9には、一端にカムスプロケット10,11が取り付けられている。そして、これら2つのカムスプロケット10,11とその下方に位置するクランクシャフトスプロケット7には、タイミングチェーン12が巻き掛けられている。
また、エンジン1には、エンジン1の下部には、オイルパン4が設けられている。さらに、エンジン1には、タイミングチェーン12が配置されている側にオイルポンプケース取付面13が形成されている。このオイルポンプケース取付面13には、タイミングチェーン12を覆うオイルポンプケース5が取り付けられている。
図2及び図3は、オイルポンプケース5の構成例を示す図である。ここで、図2は、オイルポンプケース5の内側(裏面側)の構成を示す斜視図であり、図3は、オイルポンプケース5の外側(表面側)の構成を示す斜視図である。
図2及び図3は、オイルポンプケース5の構成例を示す図である。ここで、図2は、オイルポンプケース5の内側(裏面側)の構成を示す斜視図であり、図3は、オイルポンプケース5の外側(表面側)の構成を示す斜視図である。
図2に示すように、オイルポンプケース5は、その内側に配置されクランク軸6によって駆動されオイルをエンジン1に送るオイルポンプ30と、オイルポンプ30に接続されオイルパン4内に貯留されているオイルを吸い込むためのオイルストレーナ14と、オイルポンプ30が吐出したオイルを濾過するオイルフィルタ15とを有している。
ここで、図4乃至図6には、オイルポンプ30の構成例を示す。図4は、オイルポンプ30のオイルポンプケース5側の構成を示す図である。また、図5は、オイルポンプ30のオイルポンププレート50の内側(裏面側)の構成を示す図である。また、図6は、オイルポンプ30のオイルポンププレート50の外側(表面側)の構成を示す図である。
ここで、図4乃至図6には、オイルポンプ30の構成例を示す。図4は、オイルポンプ30のオイルポンプケース5側の構成を示す図である。また、図5は、オイルポンプ30のオイルポンププレート50の内側(裏面側)の構成を示す図である。また、図6は、オイルポンプ30のオイルポンププレート50の外側(表面側)の構成を示す図である。
図4乃至図6に示すように、オイルポンプ30は、クランク軸6に固定されたインナロータ31とこのインナロータ31の周りで回転してオイルポンプ室32を拡縮するアウタロータ33とがオイルポンプケース5内に収容されて構成されている。
そのため、図4に示すように、オイルポンプケース5の内側には、オイルポンプケース5を取り付けるためのオイルポンププレート取付面34が形成されている。
そのため、図4に示すように、オイルポンプケース5の内側には、オイルポンプケース5を取り付けるためのオイルポンププレート取付面34が形成されている。
オイルポンププレート取付面34には、オイルポンプケース5にオイルポンププレート50を固定するボルトが螺合する雌ねじ穴35が複数形成されている。また、オイルポンププレート取付面34には、一部にオイルジェット用通路溝36が形成されている。
オイルジェット用通路溝36は、オイルポンププレート取付面34の一部形状にほぼ沿うように延びている。そして、オイルジェット用通路溝36は、一端がオイルポンプケース5の外側に形成されているオイルギャラリ16に連通口37を介して連通し、他端が一の雌ねじ孔35まで達している。
オイルジェット用通路溝36は、オイルポンププレート取付面34の一部形状にほぼ沿うように延びている。そして、オイルジェット用通路溝36は、一端がオイルポンプケース5の外側に形成されているオイルギャラリ16に連通口37を介して連通し、他端が一の雌ねじ孔35まで達している。
また、オイルポンププレート取付面34の内側には、インナロータ31及びアウタロータ33の周囲に吸込ポート用溝38及び吐出ポート用溝39がそれぞれ形成されている。本実施形態では、吸込ポート用溝38は下方、吐出ポート用溝39は上方それぞれに形成されている。
このようなオイルポンププレート取付面34に対してオイルポンププレート50が取り付けられている。
このようなオイルポンププレート取付面34に対してオイルポンププレート50が取り付けられている。
図5に示すように、オイルポンププレート50の内側には、オイルポンププレート取付面34に接合される接合面51が該オイルポンププレート取付面34と同様な形状とされて形成されている。この接合面51には、オイルポンププレート取付面34の雌ねじ穴35に対応して、オイルポンプケース5にオイルポンププレート50を固定するボルトが挿入されるボルト用孔52が複数形成されている。また、接合面51には、一部にオイルジェット用通路溝53が形成されている。
オイルジェット用通路溝53は、その接合面51の一部形状にほぼ沿うように延びている。このオイルジェット用通路溝53は、一端が、オイルポンププレート取付面34のオイルジェット用通路溝36の連通口37に対向し、他端が、オイルポンププレート50の外側に設けたオイルジェット用ボス部62のボルト用孔に連通している。このオイルジェット用通路溝53とオイルポンププレート取付面34のオイルジェット用通路溝36とによってオイルジェット用通路が形成される。
また、オイルポンププレート50の接合面51の内側には、クランク軸6の端部が挿入される挿通孔54が形成されている。さらに、オイルポンププレート50の内側には、この挿通孔54の周囲に位置するよう吸込ポート用溝55及び吐出ポート用溝56がそれぞれ形成されている。本実施形態では、吸込ポート用溝55は、挿通孔54の下方に形成され、吐出ポート用溝56は、挿通孔54の上方に形成されている。このオイルポンププレート50の吸込ポート用溝55とオイルポンプケース5側の吸込ポート用溝38とによって吸込ポートが形成され、オイルポンププレート50の吐出ポート用溝56とオイルポンプケース5側の吐出ポート用溝39とによって吐出ポートが形成される。
また、図6に示すように、オイルポンププレート50の外側には、オイルポンプ30内にオイルを吸い込むためのオイル通路部57が形成されている。ここで、オイル通路部57には、オイルストレーナ14を取り付けるためのオイルストレーナ取付部58が形成されている。このオイル通路部57は、図5に示す連通口59を介して吸込ポートと連通している。
また、オイルポンププレート50の外側には、オイル通路部57の上方に、クランクシャフトスプロケット7に巻き掛けられているタイミングチェーン12の外周に沿って延びるチェーンガイド部66が形成されている。
さらに、オイルポンププレート50には、オイルポンプ30から吐出されたオイルをオイルフィルタ15に送るためのオイル通路部60が形成されている。このオイル通路部60は、図5に示す連通口61を介して吐出ポートと連通している。
さらに、オイルポンププレート50には、オイルポンプ30から吐出されたオイルをオイルフィルタ15に送るためのオイル通路部60が形成されている。このオイル通路部60は、図5に示す連通口61を介して吐出ポートと連通している。
また、オイルポンププレート50の外側には、ボルト用孔52の周壁をなすボス部62が複数形成されている。さらに、オイルポンププレート50の外側には、ボルト用孔52の周壁を構成するとともにジェット用孔63aを有するオイルジェット用ボス部63が形成されている。
図7には、オイルジェット用ボス部63の構成例を示す。図7は、図6に示すA−A線の断面図である。
図7には、オイルジェット用ボス部63の構成例を示す。図7は、図6に示すA−A線の断面図である。
図7に示すように、オイルジェット用ボス部63は、裏面のオイルジェット用通路溝53に連通し高さのある略円筒形状をなしている。このオイルジェット用ボス部63は、挿入されるボルト64よりも大きい内径のボルト用孔52を有し、端面63bがボルト64の座面と接触する接触面となる。そして、オイルジェット用ボス部63には、その周壁63cで端部寄りにジェット用孔63aが形成されている。ここで、ジェット用孔63aは、図6において下方に位置するクランクシャフトスプロケット7(具体的にはクランクシャフトスプロケット7とタイミングチェーン12との噛み合い部)に向く貫通孔として形成されている。
このオイルジェット用ボス部63は、図6において挿通孔54の上方に位置しており、オイルポンププレート50の裏面で挿通孔54との間に形成されている吐出ポート用溝56の制限を受けるものの該挿通孔54に対して比較的近傍に位置するように形成されている。
ここで、図8及び図9には、オイルポンプケース5におけるオイルポンプ30が取り付けられた部位の詳細を示す。図8は、オイルポンプケース5の内側からみた図であり、図9は、図8に示すB−B線の断面図である。
ここで、図8及び図9には、オイルポンプケース5におけるオイルポンプ30が取り付けられた部位の詳細を示す。図8は、オイルポンプケース5の内側からみた図であり、図9は、図8に示すB−B線の断面図である。
図8及び図9に示すように、クランクシャフトスプロケット7に巻き掛けられたタイミングチェーン12が上方に延在しているため、オイルポンププレート50の外側面から突出したオイルジェット用ボス部63は、クランクシャフトスプロケット7の上方かつタイミングチェーン12の内周に位置されている。また、図9に示すように、オイルポンプケース5とオイルポンププレート50との接合面に形成されたオイルジェット用通路65にオイルジェット用ボス部63のボルト用孔52が連通する。
また、図8に示すように、オイルポンプケース5の内側には、タイミングチェーン12を所定の張力でガイドするためのチェーンアジャスタ71及びチェーンテンショナ72が設けられている。
また、図8に示すように、オイルポンプケース5の内側には、タイミングチェーン12に沿って延びるチェーンガイド部73が形成されている。
また、図8に示すように、オイルポンプケース5の内側には、タイミングチェーン12に沿って延びるチェーンガイド部73が形成されている。
また、図3に示すように、オイルポンプケース5の外側には、オイルフィルタ15からのオイルが送り込まれるオイルギャラリ16が形成されている。本実施形態では、オイルギャラリ16は、斜め上方に向かって延びている。オイルジェット用通路65は、図4に示す連通口37を介してこのように形成されているオイルギャラリ16に連通している。
次に、前述の構成におけるオイルの流れを説明する。
次に、前述の構成におけるオイルの流れを説明する。
図2乃至図4には、矢印Cとしてオイルの流れを示す。この図2乃至図4に示すように、エンジン1の駆動によってオイルポンプ30が駆動されると、オイルパン4内に貯留されているオイルは、オイルストレーナ14を介して該オイルポンプ30の吸込ポートに吸い込まれ、オイルポンプ室32を介して吐出ポートに圧送される。そして、吐出ポートに圧送されたオイルは、オイル通路部60を介してオイルフィルタ15に送られる。オイルフィルタ15は、送られてきたオイルを濾過し、このオイルフィルタ15で濾過されたオイルは、オイルギャラリ16に送られてエンジン1の各部位に供給される。
このとき、オイルギャラリ16に送られたオイルの一部は、オイルギャラリ16の連通口37を介してオイルジェット用通路65に送られる。オイルジェット用通路65に送られたオイルは、図7及び図9に示す矢印Dのように、オイルジェット用ボス部63内でボルト64との隙間を通過し、ジェット用孔63aからクランクシャフトスプロケット7に向けて噴射される。
ここで、図10には、特許文献1に開示されているオイルポンププレート100が備えるオイルジェット101の構成を示す。
特許文献1に開示の技術では、図10に示すように、オイルジェット101に設けたジェット用孔101aからオイルを噴射させる。そして、特許文献1に開示の技術では、このようなオイルジェット101をボルト用孔とは別にオイルポンププレート100に設けている。そのため、特許文献1に開示の技術では、ボルト用孔の孔あけ加工の他にオイルジェットのための加工が必要となっていた。
特許文献1に開示の技術では、図10に示すように、オイルジェット101に設けたジェット用孔101aからオイルを噴射させる。そして、特許文献1に開示の技術では、このようなオイルジェット101をボルト用孔とは別にオイルポンププレート100に設けている。そのため、特許文献1に開示の技術では、ボルト用孔の孔あけ加工の他にオイルジェットのための加工が必要となっていた。
これに対して、本実施形態の構成では、複数のボス部のうちの一のボス部であるオイルジェット用ボス部63が、ボルト固定のための機能に加えて、ジェット用孔63aが形成されてオイルジェットの機能をも持つようになるため、孔あけ加工を1箇所分削減できる。よって、本実施形態の構成では、加工工程を短縮できて部品の製造性を向上させることができる。
なお、前述の実施形態では、エンジン1は、例えば、内燃機関を構成する。また、タイミングチェーン12は、例えば、動力伝達用チェーンを構成する。また、クランクシャフトスプロケット7は、例えば、歯車を構成する。また、オイルポンププレート50は、例えば、蓋体を構成する。また、オイルジェット用通路65は、例えば、オイル供給路を構成する。また、ジェット用孔63aは、例えば、噴射孔を構成する。
(本実施形態の変形例等)
本実施形態では、ジェット用孔63aは、クランクシャフトスプロケット7とタイミングチェーン12との噛み合い部に向くことに限定されない。すなわち、ジェット用孔63aは、クランクシャフトスプロケット7に向くものでも良く、タイミングチェーン12に向くものでも良い。
(本実施形態の変形例等)
本実施形態では、ジェット用孔63aは、クランクシャフトスプロケット7とタイミングチェーン12との噛み合い部に向くことに限定されない。すなわち、ジェット用孔63aは、クランクシャフトスプロケット7に向くものでも良く、タイミングチェーン12に向くものでも良い。
また、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1 エンジン、5 オイルポンプケース、7 クランクシャフトスプロケット、12 タイミングチェーン、30 オイルポンプ、50 オイルポンププレート、52 ボルト用孔、62 (通常の)ボス部、63 オイルジェット用ボス部、63a ジェット用孔、65 オイルジェット用通路
Claims (4)
- 内燃機関の動力が歯車を介して伝達される動力伝達用チェーンに対向して配置されたケースに該ケースに設けたオイルポンプ室が蓋体によって閉じられて構成され前記内燃機関にオイルを吐出するオイルポンプを備え、前記オイルポンプから吐出されたオイルを噴射する噴射孔を前記蓋体に設けたオイルジェット構造において、
前記蓋体は、前記ケースの接合面に接合され固定されるために複数のボルトがそれぞれ挿入されるボルト用孔を備えるボス部を複数有し、
前記蓋体と前記ケースとの接合面には、前記オイルポンプから吐出されたオイルが供給されるオイル供給路が形成され、
前記複数のボス部のうちの何れは、前記ボルト用孔が前記オイル供給路に連通しかつ周壁に前記噴射孔が形成されることを特徴とするオイルジェット構造。 - 前記噴射孔は、前記動力伝達用チェーンに向くことを特徴とする請求項1に記載のオイルジェット構造。
- 前記噴射孔は、前記歯車に向くことを特徴とする請求項1に記載のオイルジェット構造。
- 前記噴射孔は、前記動力伝達用チェーンと前記歯車との噛み合い部に向くことを特徴とする請求項1に記載のオイルジェット構造。
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