JP2013136931A - 移動式防音装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が踏板12上で運搬、組立、及び解体作業を容易にすることができ、作業音発生位置をテント本体1、延長用帯状体2、踏板用マット3及び構築物19の壁面で完全に包囲し、作業音を遮音可能な移動式防音装置を提供することを目的とする。
【解決手段】テント本体1は高防音性、高遮音性を有するシート部材を材料とし、前側方を開放し、内側に成人男子が立った状態で作業が可能な空間部を有する略箱形形状に形成されている。左右側面7、8は、上端縁近傍から下端縁に亘り作業用出入り口13が開設されている。帯状扉14は、作業者出入り口13の上端部から下端部を内側から覆うように設けられている。鳩目16に取着される連結具30でテント本体1を足場5の架材に吊設する。腕杆26を構築物19の壁面近傍位置まで伸長させて、延長用帯状体2をテント本体1の一体的に取り付けている。
【選択図】図9

Description

本願発明は、作業者が足場を用いて構築物に対して作業する際に発生する作業音を、外部に極力漏らさないように遮音し、作業者が足場の所望場所に容易に設置及び移動が可能で、軽量な移動式防音装置に関する。
構築物の表面被膜やFRPを除去する表面補修にあたっては足場を構築物の外側に組立、作業者が足場を用いてグラインダー等の電動工具やエアー工具を用いるため、回転砥石等が旧塗膜を研削する切削音、吸気音及び破砕音等が発生する。近年、特に構築物の多い都市部で旧塗膜剥離作業を行うと、付近住民から騒音に関する苦情が出され、工事が一時停止或は中止に追い込まれることが多々あった。
工事現場から発生する騒音を外部に漏らさないようにするために、工事の行われる区域全体をパネル状構造体を用いて囲むことにより、工事現場により発生する騒音を外部へ漏れ出ることを防止したものが提案されている(例えば、特許文献1、2、3又4参照)。
特許文献1、2、3又は4の何れもに開示の発明は、地面或は床面に設置して工事区域全体を塀状に囲むため、作業者が地面や床面に立つ状態で行う土木工事には適用可能であるが、ビルや橋梁等の構築物壁面等の修理、特に足場がなければ作業のできない高所での作業には適用不可能であるという問題点があった。
工事区域全体を囲むパネルとしては、略矩形状面板の周縁に折曲線と該折曲線と係合する係止突起をコーナー部に設けたパネル(特許文献5参照)や、複数枚の鉄板と、鉄板を連結するパイプと内部に吸音材が収納された懸架式防音具と、鉄板と懸架式防音具とを離隔して空気層を形成するスペーサーとからなる防音壁(例えば、特許文献6参照)や、2枚のシートの一方向に所定間隔離隔して折曲部を設け、折曲部間にスタイロフォームやグラスウール等よりなる防音材が収納されてなる折り畳み式防音壁(例えば、特許文献7参照)が提案されている。
特許文献5〜7に開示のパネルや防音壁を用いて、足場に於ける作業者を個別的に囲むように設置すると仮定すると、作業者がパネルを足場まで持ち上げ、足場で組み立てる必要性がある。特許文献5〜7に開示のパネルや防音壁は、撓むことなく定型性を有し、且つ重量がある。そのため、足場に防音壁を設置する作業は、防音壁を足場の高さ以上に持ち上げなければならず、パネルを落下させた場合は極めて危険である。又、足場は支柱、布材、斜め材等を楔で連結して枠組を形成し、踏板を布材に設置して組み立てたものが一般に使用され、作業者及び作業用工具等に加えて重量を有する防音壁を設置することは支柱に大きな負荷が掛かり、たとえ防音壁の構築に成功したとしても支柱への負荷により安全面で課題を有し、又、撤去作業にも時間と手間を要し、作業者の作業位置に応じて防音壁の設置と撤去を繰り返すことは極めて困難で、足場への使用には不向きであるという問題点があった。
軽量で運搬が容易なものとしてシートを防音目的に利用することが提案されている。例えば、編織物等よりなる方形シートの一端縁に長さ方向に沿って所定間隔をおいて鳩目が穿設され、上下両辺には内外に並列する2列の鳩目が横方向に沿って穿設されていると共に外側方に面ファスナーを延設し、隣り合う別個のシートの端縁を当接させ対向する位置に穿設された鳩目間に連結具を挿通し面ファスナーで複数枚のシートを上下方向に連結して1枚の面積が拡大されたシートにして使用するものが提案されている(例えば、特許文献8参照)。
特許文献8に開示の防音シートを使用して作業音を遮音効果を奏するように足場に設置するには、予め地上でシートを所定長さに連結し、これら連結された幅の異なる2枚のシートを被研削材が表面に設けられた構築物壁面側に垂下しないように梁枠等を利用して交差させ、作業者を囲むように取り付けることが考えられる。しかしながら、上記シートの連結及び設置作業に手間を要し作業性が悪く、シートの隙間から漏音し、また、2枚の幅の異なるシートを梁部を利用して交差させて使用した場合に、作業者は踏板の長さ方向に沿ってシートで囲まれた作業用スペースへの出入が困難となるという問題点があった。
方形状シートの全周囲に近接して穿設された2孔を1組とする組の孔が所定間隔離隔して穿設され、該孔に結束紐を通して順次シートを連結し、工事中の釘や鉄筋片等の飛散を防止するために足場全体の外側を覆う足場囲い用のシートが提案されている(例えば、特許文献9参照)。
特許文献9に開示の発明であると、周囲への破片飛散防止のための面積が大なるシートを形成することはできるものの、小屋状に形成して作業者を内側で作業可能に被覆して騒音を遮音する作用はしないという問題点があった。
矩形状のシートの中央部にバンド体及び帯状体を重合して接合し帯状体には長さ方向に沿って開口部が開設され、開口部に表出するバンド体とシートとの隙間に連結用紐体が挿通された工事用シートが提案されている(例えば、特許文献10参照)。
特許文献10に開示のシートは2枚のシートを一面上に連結した場合に連結部からの漏音を防止する機能は有するが、作業者の全周囲を覆うことはできないという問題点があった。
多数階に踏板を設けた足場の最上階にシートを設け、降雨時の作業を可能にした発明が提案されている(例えば、特許文献11参照)。
特許文献11に開示の発明であると、屋根をシートで形成されているため作業者が構築物と作業用足場との範囲の降雨を回避できるという作用はあるものの、屋根以外は露呈されているため作業音の遮音効果はないという問題点があった。
又、防音性を有するシートを、足場全体を包みこむように取り付けると多量の防音シート及び取付部材が足場の大きさに比例して必要となり、莫大の費用がかかり非経済的であるという問題点があった。
実用新案登録第3168271号の登録実用新案公報 実公平2−35963号公報 特開2006−342592号公報 特開平9−111912号公報 特開2008−150799号公報 特開2010−236322号公報 実公平4−13325号公報 実用新案登録第3167735号の登録実用新案公報 特開2000−226934号公報 特開2001−107570号公報 特開2002−155631号公報
本願発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みて創案されたものであって、作業者が踏板上で運搬、組立、及び解体作業を容易にすることができ、作業音発生位置を少なくとも防音性及び遮音性を有するシート部材で完全に包囲することで、低コストで作業音を遮音可能な移動式防音装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本願発明のうち請求項1に記載の発明は、構築物の壁面に対して工事を行うために堅結式足場に設置され、作業音を外部に漏れ出ないように遮音する足場設置用の移動式防音装置であって、
テント本体と、延長用帯状体及び踏板用マットとよりなり、
前記テント本体と、前記延長用帯状体及び前記踏板用マットは、高防音性、高遮音性、自己消火性、可撓性、水密性及び耐薬品性を有するシート部材を材料とし、
前記テント本体は内側に成人男子が立った状態で作業が可能な高さを有し、天井面、左右側面、後側面を連設し前側方を開放した略箱形形状に形成し、
前記天井面及び左右側面の前側端縁には、所定前後幅を有する前記延長用帯状体との接合部を設け、
前記足場の真上階の架材に前記天井面を吊設可能に、前記天井面外側の左右端縁と後端縁及び前記接合部の内側端縁には、鳩目を具備する取付片を取り付け、
前記左右側面には前後幅方向の略中央位置に於いて、上端縁の近傍から下端縁に亘り形成された切目よりなる作業者出入り口を設け、
該作業者出入り口を塞ぎ前記作業者出入り口からの作業音を遮音可能に、前記左右側面の内側に帯状扉を設け、該帯状扉の略縦中心線上に前記作業者出入り口は位置し、
前記延長用帯状体は所定横幅で前記テント本体の前端縁の長さと略同じ長さの帯状に形成され、後側縁には前記テント本体の接合部と係合離脱可能な接合部を設け、
前記踏板用マットは、前記シート部材を用いて板状防音材を収納する袋状に形成され、
真上階の踏板より僅かばかり下方には、前方に伸長する腕杆を具備した伸縮管を支柱に対して90度の角度を有して着脱可能に取り付け、
作業者が作業をする踏板に前記踏板用マットを敷設し、
前記テント本体の前方開口部が構築物の壁面方に対向して開口するように、前記鳩目に取り付けた連結具を真上階の踏板の僅かばかり下方に設けられた架材に取り付けて前記テント本体を真上階の踏板と作業者が立つ踏板との間に吊設して設置し、
前記腕杆には前記延長用帯状体の対向短辺近傍部分が前記作業者が立つ踏板に重合当接するように掛け、
前記テント本体の前側端縁に設けた接合部と前記延長用帯状体の後側端縁に設けた接合部を係合接続し、
前記延長用帯状体の前側端縁は構築物の壁面に当接するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の踏板用マットが、上記シート部材を用いて板状防音材を収納する袋状体に形成され、該袋状体に板状防音材を封入したマットを列状に並設すると共に横方向に延設し、前記マット間の防音材収納部非形成部を折目として前記マットを重合することで折り畳み可能に形成したことを特徴とする。
本願発明は、シート部材を材料としているため軽量で折り畳み可能なため、運搬作業が容易で、簡単に所望位置に移動することができるという効果がある。
本願発明は、シート部材を前側方を開口した略箱形形状に形成し、天井部外側に取付片を設けて真上階の踏板下方に位置する架材に連結具を介して吊設し、テント本体の前側端縁に設けた接合部と延長用帯状体の後側端縁に設けた接合部を係合することで、作業音の発生する位置を作業者を含めて全方位から防音シートで囲むことができ、極めて装置の設置作業が簡単で、且つ全方位を隙間無く包囲するため作業音の漏れ出る量が極めて減少し、又、天候に関係なく作業ができるという効果がある。
本願発明は、シート部材を用い、内側の容積が作業者を包囲するように形成され、且つ、延長状帯状体を連設して前側方へ延長するようにしているので、使用するシート部材も部品点数も少なくて済み、製品の低コスト化により経済的であるという効果がある。
又、作業者出入り口を幅広な帯状扉で内側から閉じているため遮音効果が高い。
高防音性、高遮音性、自己消火性、可撓性、水密性及び耐薬品性を有するシート部材を材料とし、作業音の発生する構築物壁面及び作業者を作業姿勢とは無関係に全方位を隙間なく包み込む形状にすることで、天候に関係なく作業が可能で、作業音の外部への漏れを極めて限りなく0デシベルに近付け、しかも作業音発生由来に関係する箇所についてのみ設置し、作業位置の移動に応じて旧位置に設置されている防音装置を簡単な取り外し作業で解体取り外し、新作業位置に運搬し新たに設置することで防音装置の低コスト化及び設置及び取り外し作業の簡便化を実現した。
図1〜図9に示される実施例1について説明する。
移動式防音装置は、主としてテント本体1、延長用帯状体2、踏板用マット3及び伸縮管4を足場5に取り付けて構成されてなる。
図1を参照にしてテント本体1について説明する。テント本体1は高防音性、高遮音性、自己消火性、可撓性、水密性及び耐薬品性を有するシート部材を材料とし、天井面6、左右側面7、8、後側面9とよりなり前側方を開放し、天井面6、左右側面7、8、後側面9とより形成される内側に成人男子が立った状態で作業が可能な空間部を有する略箱形形状に形成されている。シート部材は高防音性、高遮音性、自己消火性、可撓性、水密性及び耐薬品性を満足していればよいが、肉薄でカッターで切断可能なシート、例えば東洋紡ST−1200(東洋紡績株式会社の商品名)や遮音シートJ(日東紡績株式会社の商品)やサンダムシリーズ(ゼオン化成株式会社の商品名)を使用することが好適である。天井面6は平視矩形状を呈し、前後幅が前側支柱10と後側支柱11との最短距離と略同一長さで、長手方向の長さは成人男性作業員が少なくとも1人立って自由な動作が可能な長さに形成されている。天井面6の後側端縁には後側面9を連続的に設け、左右側端縁には左右側面7、8を連設している。後側面9及び左右側面7、8の高さ方向長さは少なくとも上下踏板12、12間の垂直方向長さと同じか僅かばかり長いものに設定されている。左右側面7、8は、前後幅の略中央或は中央位置と前端縁との中途位置に於いて、上端縁近傍から下端縁に亘り切目が形成されたのれん状に形成され、前記切目を作業用出入り口13となしている。左右側面7、8の内側には帯状扉14、14を夫々吊設している。帯状扉14は、左右側面7、8の内側面のうち作業者出入り口13の上端部から下端部を内側から覆うように、帯状扉14の前後幅中央線が作業者出入り口13の開口縁と略一致するようにしている。テント本体1の天井面6の周縁には足場5の架材位置に対応した位置に取付片15が設けられている。取付片15には鳩目16が穿設されている。鳩目16には紐やフック等よりなる連結具30が挿通して取着されている。図1では、連結具30としてフックを用いた場合を図示している。テント本体1の前側端縁に於ける表面には、所定前後幅を有する接合部17を設けている。
図2、図3及び図12を参照にして延長用帯状体2について説明する。延長用帯状体2は、テント本体1の前側端縁長さと略同一長さを有する帯状に形成されている。延長用帯状体2の後側端縁に於ける裏面には、所定前後幅を有する接合部18が設けられている。テント本体1の接合部17と延長用帯状体2の接合部18とは係合離脱可能な関係に形成されている。延長用帯状体2の接合部18と接合部17を係合し、テント本体1の前側に延長用帯状体2を取り付けると、延長用帯状体2の前端縁が構築物19の壁面と当接するように延長用帯状体2の前後幅が設定されている。延長用帯状体2の裏面には、鳩目20が穿設された取付片21が取り付けられている。
図4及び図5を参照にして踏板用マット3について説明する。踏板用マット3は、主として高防音性、高遮音性、自己消火性、可撓性、水密性及び耐薬品性を有するシート部材を材料とする防音材収納部と、高防音性を有する板状防音材22とよりなる。表面側と裏面側に配設したシート部材の全周縁を接着した袋状体には、スタイロフォームやグラスウール等よりなる平坦な上下面を具備する板状防音材22が封入されてマット23を形成している。マット23を前後方向に2列で横方向(踏板12の長さ方向)に延設し、隣り合うマット23、23間の防音材収納部非形成部24を折目としてマット23、23を重合することで2つ折りに折り畳み可能に形成している。マット23、23を展開した状態で、前後幅は、後側支柱11と構築物19の壁面との間の最短距離と略同じに形成されている。
図5を参照にして伸縮管について説明する。伸縮管4は、外筒25の内側に腕杆26を収納し、腕杆26を前方へ伸長したり外筒25内に収納可能にすることで、伸縮管4が伸縮自在に形成されている。外筒25の後端部外面にはクランプ27を一体的に取り付けている。外筒25の前端部外面にはフック28を一体的に取り付けている。伸縮管4は鋼鉄等の高強度の金属を材料としていることが好適である。
次の作用及び効果について説明する。
図7及び図8に示すように、後側支柱11にクランプ27を緊締し、フック28を前後架材29に吊設し、伸縮管4を後側支柱11と前側支柱10との間に架設する。外筒25より腕杆26を構築物19の壁面近傍位置まで伸長する。
取付片15の鳩目16にフックや紐等の連結具30を挿通取着し、真上階の前後架材29や踏板12の下方に配設されている架材に取り付けて、テント本体1を上下の踏板12、12間に吊設する。延長用帯状体2は、前側端縁部が構築物19の壁面に当接するように腕杆26、26間に架け渡し、鳩目20に挿通された紐等の連結具を腕杆26に取り付け、接合部18を接合部17に係合してテント本体1に延長用帯状体2を一体的に取り付ける。足場5の踏板12には、後側支柱11から構築物19の壁面に亘り踏板用マット3が敷設されている。通常、作業者は構築物19の壁面より一定距離を有して離れた位置で壁面と向かい合って作業をするので、踏板用マット3の前端縁が構築物19の壁面に当接するように踏板12に敷設されていても、作業者の自重で踏板用マット3と共に落下するという危険な事態は生じない。
本実施例1では、作業者が移動式防音装置内で構築物19の壁面に対して研削作業等を行う。作業音は、構築物19、テント本体1、延長用帯状体2及び踏板用マット3で囲まれ、且つ作業者出入り口13が帯状扉13で閉塞されている内側空間部で作業を行う。つまり、作業者の全周囲が外部と遮断されているため、作業音が外部へ漏音しない。又、連結具30を架材等に取り付けること、伸縮管4を前後支柱10、11間に架設すること、延長用帯状体2を腕杆26に架け渡すこと、接合部17と接合部18を係合させること、及び踏板用マット3を踏板12上に敷設するという作業のみで移動式防音装置を設置できるので、設置及び移動作業が極めて簡便で作業性が向上するという効果がある。つまり、設置・取り外し作業が連結具の取付、取り外し、接合部の係合、離脱という極めて簡単な作業で足りるため、設置、移動作業が簡単で作業時間が短時間で済み作業性が向上する。又、左右側面に帯状扉14を具備した作業者出入り口13を形成しているので、作業者が自由に移動式防音装置内部に出入可能で、作業者出入り口13からの作業音の漏音量が少ないという効果がある。移動式防音装置は全体として小屋風に形成されているため、天候に左右されることなく降雨や降雪等の悪天候時でも作業ができるという効果がある。
取付片に連結具を取り付けた状態のテント本体の斜視図である。(実施例1) 延長用帯状体の切欠正面図である。(実施例1) 図2のA−A線拡大断面図である。(実施例1) 踏板用マットの斜視図である。(実施例1) 踏板用マットの中央拡大横断面図である。(実施例1) 伸縮管の説明図である。(実施例1) 足場に伸縮管を取り付けた状態を示す側面説明図である。(実施例1) 足場に伸縮管を取り付けた状態を示す切欠正面図である。(実施例1) 足場に移動式防音装置を設置した状態を示す一部省略側面説明である。(実施例1) 足場に移動式防音装置を設置した状態を示す一部省略正面説明図である。(実施例1)
1 テント本体
2 延長用帯状体
3 踏板用マット
4 伸縮管
5 足場
6 天井面
7 左側面
8 右側面
9 後側面
10 前側支柱
11 後側支柱
12 踏板
13 作業者出入り口
14 帯状扉
15 取付片
16 鳩目
17、18 接合部
19 構築物
22 板状防音材
23 マット
24 防音材収納部非形成部
26 腕杆
30 連結具

Claims (2)

  1. 構築物の壁面に対して工事を行うために堅結式足場に設置され、作業音を外部に漏れ出ないように遮音する足場設置用の移動式防音装置であって、
    テント本体と、延長用帯状体及び踏板用マットとよりなり、
    前記テント本体と、前記延長用帯状体及び前記踏板用マットは、高防音性、高遮音性、自己消火性、可撓性、水密性及び耐薬品性を有するシート部材を材料とし、
    前記テント本体は内側に成人男子が立った状態で作業が可能な高さを有し、天井面、左右側面、後側面を連設し前側方を開放した略箱形形状に形成し、
    前記天井面及び左右側面の前側端縁には、所定前後幅を有する前記延長用帯状体との接合部を設け、
    前記足場の真上階の架材に前記天井面を吊設可能に、前記天井面外側の左右端縁と後端縁及び前記接合部の内側端縁には、鳩目を具備する取付片を取り付け、
    前記左右側面には前後幅方向の略中央位置に於いて、上端縁の近傍から下端縁に亘り形成された切目よりなる作業者出入り口を設け、
    該作業者出入り口を塞ぎ前記作業者出入り口からの作業音を遮音可能に、前記左右側面の内側に帯状扉を設け、該帯状扉の略縦中心線上に前記作業者出入り口は位置し、
    前記延長用帯状体は所定横幅で前記テント本体の前端縁の長さと略同じ長さの帯状に形成され、後側縁には前記テント本体の接合部と係合離脱可能な接合部を設け、
    前記踏板用マットは、前記シート部材を用いて板状防音材を収納する袋状に形成され、
    真上階の踏板より僅かばかり下方には、前方に伸長する腕杆を具備した伸縮管を支柱に対して90度の角度を有して着脱可能に取り付け、
    作業者が作業をする踏板に前記踏板用マットを敷設し、
    前記テント本体の前方開口部が構築物の壁面方に対向して開口するように、前記鳩目に取り付けた連結具を真上階の踏板の僅かばかり下方に設けられた架材に取り付けて前記テント本体を真上階の踏板と作業者が立つ踏板との間に吊設して設置し、
    前記腕杆には前記延長用帯状体の対向短辺近傍部分が前記作業者が立つ踏板に重合当接するように掛け、
    前記テント本体の前側端縁に設けた接合部と前記延長用帯状体の後側端縁に設けた接合部を係合接続し、
    前記延長用帯状体の前側端縁は構築物の壁面に当接するようにしたことを特徴とする移動式防音装置。
  2. 上記踏板用マットが、上記シート部材を用いて板状防音材を収納する袋状体に形成され、該袋状体に板状防音材を封入したマットを列状に並設すると共に横方向に延設し、前記マット間の防音材収納部非形成部を折目として前記マットを重合することで折り畳み可能に形成したことを特徴とする請求項1に記載の移動式防音装置。
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