JP5407726B2 - 足場支持台、足場、足場設置方法 - Google Patents

足場支持台、足場、足場設置方法 Download PDF

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本発明は、足場支持台、足場、及びリニューアル工法に関し、特に、建物の室内に設置された机、椅子、事務機器等の障害物を移動させることなく設置し、障害物の上方の天井部に対して行う各種の工事に有効な足場支持台、足場、及び足場設置方法に関する。
建物の室内の天井部に対して、天井板の張り替え、配管、配線等の交換、増設等の各種の工事を行う場合、室内に設置されている机、椅子、事務機器等の障害物を避けて足場を設置し、この足場を利用することにより、障害物を移動させることなく障害物の上方の天井部に対して各種の工事を行っている。
例えば、障害物の両外側に障害物を避けて一対の脚立を設置し、両脚立の上部間に障害物を跨いだ状態で足場板を架け渡し、障害物の上部を養生シートで覆い、この状態で障害物の上方の天井部に対して各種の工事を行っている。
しかし、上記のような構成の足場にあっては、脚立及び足場板の重量が非常に重いため、作業者が現場に搬入して設置する作業、及び工事の完了後に現場から撤去して搬出する作業に非常に手間がかかる。
足場の他の例が特許文献1、2に記載されている。特許文献1に記載の足場は、移動式の足場であって、鉛直に設けられる4本の支柱と、4本の支柱のうちの隣接する2本の支柱の上端間に水平に取り付けられる上部横材と、上部横材の上部に取り付けられるパイプ材と、パイプ材の上部に掴み金具を介して取り付けられる長方形板状の複数の足場板と、上部横材と各支柱との間に斜めに取り付けられる補強筋交いとを備えている。
また、特許文献2に記載の足場は、移動式の足場であって、折り畳み可能な2枚の作業床と、2枚の作業床を支持する4本の脚部と、各脚部の下端に設けられるキャスターと、各脚部と各作業床との間に斜めに取り付けられる斜杆と、各作業床の2本の脚部間に取り付けられる横杆と、2枚の作業床の2本の脚部間に取り付けられる連結杆とを備えている。
実開平7−19488号公報 実公平7−35998号公報
特許文献1、2に記載の足場は、移動可能に構成されているので、作業者が工事現場へ搬入して設置する作業、工事の完了後に工事現場から撤去して搬出する作業に手間がかるようなことはない。
しかし、特許文献1に記載の足場は、2本の支柱間に補強筋交いが斜めに取り付けられ、また、特許文献2に記載の足場は、作業床と脚物との間に斜めに斜杆が取り付けられ、2本の脚部間に横杆及び連結杆が水平に取り付けられているため、それらが邪魔になり、室内に設置されている障害物の大きさ、高さによっては設置できないことがある。その場合、障害物を移動させて設置し、工事の完了後に足場を撤去し、障害物を元の位置に戻さなければならず、それらの作業に非常に手間がかかる。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、室内の工事現場に容易に搬入して設置し、工事の完了後に室内から容易に撤去して搬出することができるとともに、室内に設置されている障害物を移動させることなく室内に設置できる足場支持台、足場、及び足場設置方法を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、建物の室内における天井部の工事に用いられる足場支持台であって、上部が開口する箱状をなすとともに、周囲を覆う複数の側板のうちの少なくとも一部の側板が鉛直状態から水平状態に展開可能な支持台本体と、前記側板を水平に展開した状態に支持する支持部材とを備えていることを特徴とする。
本発明の足場支持台によれば、支持台本体は、上部が開口する箱状に形成されているので、工事用の資材や道具等を室内の現場に搬入する場合に、それらを支持台本体の内部に収納した状態で室内の所定の位置に搬入することにより、室内の所定の位置への設置を容易に行うことができる。また、室内に設置した状態で、支持台本体の側板を鉛直状態から水平状態に展開させ、支持部材によって水平に展開した状態に支持することにより、側板を室内の天井部に対する各種の工事の作業床として用いることができる。さらに、室内に設置されている障害物を避けて設置できるので、障害物を移動させることなく、室内の天井部に対して各種の工事を行うことができる。
また、本発明において、前記支持台本体は、上下方向に伸縮可能なフレームと、該フレームの周囲を覆う前記複数の側板と、該フレームの底部を覆う底板とを備え、前記複数の側板が前記フレームの伸縮に追従して上下方向に移動可能に構成されていることとしてもよい。
本発明の足場支持台によれば、支持台本体のフレームを伸縮させることにより、フレームの伸縮に追従して側板を上下方向に移動させることができるので、側板を任意の高さに調整でき、側板からなる作業床を任意の高さに設置できる。
さらに、本発明において、前記フレームは、前記底板に固定される下フレームと、下フレームに上下方向にスライド可能に支持される上フレームとを備え、該上フレームの周囲に前記複数の側板が設けられ、該複数の側板が該上フレームと一体に上下方向に移動可能に構成されていることとしてもよい。
本発明の足場支持台によれば、下フレームに対して上フレームを上下方向にスライドさせることにより、上フレームと一体に複数の側板が上下方向に移動し、複数の側板を上下方向の所定の位置に位置決めすることができる。従って、例えば、室内に設置されている障害物の高さに応じて上フレームを上下方向に移動させることにより、各種の高さの障害物に側板を対応させることができる。
さらに、本発明は、建物の室内における天井部の工事に用いられる足場であって、請求項1から3の何れか1項に記載の複数の足場支持台と、該複数の足場支持台の鉛直状態から水平状態に展開された前記側板の上部間に架け渡される床材からなる作業床とを備えていることを特徴とする。
本発明の足場によれば、複数の足場支持台を室内に設置し、各足場支持台の側板を鉛直状態から水平状態に展開させ、支持部材によって側板を水平に展開した状態に支持し、この状態で、複数の足場支持台の水平に展開させた側板の上部間に床材を架け渡して作業床を構成することにより、作業床を用いて天井部に対して各種の工事を行うことができる。
さらに、本発明において、隣接する足場支持台間を連結部材によって連結したこととしてもよい。
本発明の足場によれば、隣接する足場支持台間を連結部材によって連結しているので、隣接する足場支持台間の間隔を固定することができ、作業床を利用して天井部に対して各種の工事を行う場合に、隣接する足場支持台間の間隔が変化して床材が側板の上部間から外れるのを防止でき、作業の安全性を確保することができる。
さらに、本発明は、建物の室内における天井部のリニューアル工法であって、請求項1から3の何れか1項に記載の足場支持台を室内に設置し、該足場支持台の前記側板を鉛直状態から水平状態に展開させ、該側板を作業床として天井部におけるリニューアル工事を行うことを特徴とする。
さらに、本発明は、建物の室内における天井部のリニューアル工法であって、請求項1から3の何れか1項に記載の複数の足場支持台を室内に設置し、該複数の足場支持台の前記側板を鉛直状態から水平状態に展開させ、該複数の足場支持台の側板の上部間に床材を架け渡し、該床材を作業床として天井部におけるリニューアル工事を行うことを特徴とする。
以上、説明したように、本発明の足場支持台、足場、及びリニューアル工法によれば、室内の工事現場に搬入して設置する作業、工事完了後に室内から撤去して搬出する作業を容易に、短時間で、効率よく行うことができる。
本発明による足場支持台の一実施の形態を示した斜視図である。 図1の足場支持台の側板を鉛直状態から水平状態に展開した状態を示した説明図である。 本発明による足場の一実施の形態を示した平面図である。 図3のA矢視図である。 本発明による足場の他の実施の形態を示した平面図である。 図5のB矢視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4には、本発明による足場支持台及び足場の一実施の形態が示されている。この足場支持台1及び足場15は、建物の室内の天井部20に対して行う各種の工事(例えば、天井板の張替え工事、配管、配線の交換、増設工事等のリニューアル工事)に用いられるものであって、室内の床21上に設置された机、椅子、各種の事務機器等の障害物25を移動させることなく、障害物25の上方の天井部21に対して各種の工事を行うのに有効なものである。
すなわち、本実施の形態の足場支持台1は、図1及び図2に示すように、上部が開口する四角形箱状の支持台本体2と、支持台本体2を移動可能に支持する4つの車輪12とを備え、支持台本体2の内部に後述する足場15の作業床17を構成する床材16、天井部21の工事に用いる各種の資材や道具等が収納されるようになっている。
支持台本体2は、上下方向に伸縮可能なフレーム3と、フレーム3の下面を覆う四角形板状の底板6と、フレーム3の周囲を覆う四角形板状の4枚の側板7とを備え、底板6と4枚の側板7とによって囲まれる内側の部分に上記の床材16、資材、道具等を収納する上部が開口した直方体状の空間11が形成され、底板6の底面の四隅に上記の車輪12がそれぞれ取り付けられている。
車輪12は、例えば、キャスターであって、この4つの車輪12によって支持台本体2が室内の床21上を移動可能に支持され、この4つの車輪12を介して足場支持台1を室内の床21上を移動させることにより、足場支持台1を室内の所定の位置に設置することができる。なお、車輪12は、必要に応じて取り付ければよい。
フレーム3は、底板6に固定される固定フレーム4と、固定フレーム4に上下方向にスライド可能に設けられる可動フレーム5と、可動フレーム5を固定フレーム4にスライド可能に案内する案内部材(図示せず)と、固定フレーム4と可動フレーム5とを連結するねじ、ピン等からなる連結部材(図示せず)とから構成されている。
可動フレーム5を固定フレーム4に沿って上下方向にスライドさせ、任意のスライド位置において、固定フレーム4と可動フレーム5とを連結部材によって連結することにより、フレーム3を任意の高さに設定することができる。
本実施の形態においては、固定フレーム4を、4本の縦材4aと上横材4bと下横材4cとを縦横に枠組みして構成し、可動フレーム5を、4本の縦材5aと上横材5bと下横材5cとを縦横に枠組して構成し、固定フレーム4の各縦材4aに可動フレーム5の各縦材5aを沿わせ、両フレーム4、5の両縦材4a、5aを案内部材によってスライド可能に案内することにより、固定フレーム4に対して可動フレーム5を上下方向にスライド可能に構成している。
可動フレーム5の周囲には、可動フレーム5の各側面5dを覆うように上記の4枚の側7板が設けられ、この4枚の側板7が可動フレーム5と一体に上下方向にスライドし、可動フレーム5のスライド位置に位置決めされるようになっている。
各側板7は、下端が可動フレーム5の各下横材5cにヒンジ等の連結手段9を介して回動自在に連結され、連結手段9を中心として可動フレーム5の各側面5dを覆った鉛直位置と各側面5dと直交する水平位置との間を回動可能に構成されている。
各側板7は、可動フレーム5の各側面5dを覆った鉛直状態において、上端がねじ、ピン、フック等の連結部材(図示せず)によって可動フレーム5の各上横材5bに連結され、これにより、各側板7が可動フレーム5の各側面5dを覆った鉛直状態に固定される。また、各側板7は、上端の連結部材による連結状態を解除することにより、下端の連結手段9を中心として図中下方に回動し、各側面5dを覆った鉛直状態から各側面5dと直交する水平状態に展開される。
各側板7と可動フレーム5の各上横材5bとの間には一対の支持部材10、10が設けられ、この一対の支持部材10、10によって各側板7が水平に展開された状態に支持される。支持部材10は、例えば、ワイヤ、チェーン等であって、一端が各側板7の裏面の中央部に連結され、他端が各上横材5bに連結されている。
上記のように構成した本実施の形態の足場支持台1は、単独で用いてもよいし、後述する足場15を構成する部材の一部として用いてもよい。
足場支持台1を単独で用いる場合には、足場支持台1の支持台本体2の内部に室内の天井部20の工事に用いる資材や道具等を収納し、足場支持台1を室内の床21上を移動させて、室内の障害物25を避けた障害物25の外側の所定の位置に設置する。
そして、その位置において、支持台本体2の内部に収納した資材や道具等を取り出し、各側板7の上端の連結部材による連結状態を解除し、各側板7を下端の連結手段9を中心として鉛直状態から水平状態に展開させ、支持部材10によって水平に展開させた状態に支持する。
これにより、足場支持台1の水平に展開させた側板7を作業床8として利用することができ、作業者が作業床8の上部に乗り、障害物25の上方の天井部20に対して各種の工事を行うことができる。
この場合、室内に設置されている障害物25の高さに応じて、支持台本体2のフレーム3の可動フレーム5を上下方向にスライドさせてフレーム3の高さを調整し、可動フレーム5の各側面5dを覆っている4枚の側板7を上下方向の任意の位置に位置決めすることにより、4枚の側板7を水平に展開させた場合に、4枚の側板7を障害物25の上面よりも上方に位置させることができ、4枚の側板7が障害物25と干渉するのを避けることができる。
また、必要に応じて底板6の上部に錘(図示せず)を載せておき、水平に展開させた側板7を作業床8として用い、作業床8の上部で作業者が天井部20に対して各種の作業を行う際に、足場支持台1が作業者等の重みによって浮き上るのを防止するように構成してもよい。
そして、天井部20に対する各種の工事が完了した後に、各側板7を水平状態から鉛直状態に戻し、可動フレーム5を固定フレーム4に沿って下方にスライドさせてフレーム3を元の高さに戻し、支持台本体2の内部に余った資材等を収納し、支持台本体2を室内の床21上を移動させることにより、足場支持台1を室内の工事現場から撤去し、室外に搬出させることができる。
上記のように構成した本実施の形態の足場支持台1にあっては、室内の所定の位置に設置する場合に、支持台本体2の内部に天井部20の工事に用いる資材や道具等を収納し、この状態で室内の床21上を移動させて所定の位置に設置できるので、室内へ搬入して所定の位置に設置する作業、室内の所定の位置から撤去して室外に搬出する作業を容易に、短時間で、効率よく行うことができる。
また、足場支持台1は、構造が簡単な支持台本体2と車輪12とによって構成されているので、製作費を安く抑えることができる。
なお、上記の説明においては、フレーム3を、固定フレーム4と可動フレーム5とによって構成し、可動フレーム5を固定フレーム4に沿ってスライド可能に構成することにより、フレーム3を伸縮可能に構成したが、他の方法(シリンダ、ジャッキ等)によってフレーム3を伸縮可能に構成してもよい。
また、上記の説明においては、フレーム3を固定フレーム4と、一つの可動フレーム5とによって構成したが、固定フレーム4と複数の可動フレーム(図示せず)によってフレーム3を構成し、各可動フレームを固定フレーム4に対してスライド可能に構成してもよい。
次に、本実施の形態の足場15について説明する、本実施の形態の足場15は、図3及び図4に示すように、障害物25の外側の四隅に設置される上記の4つの足場支持台1と、隣接する2つの足場支持台1、1の水平に展開させた側板7、7の上部間に障害物25を跨いだ状態で架け渡される床材16と、障害物25の対角線の延長線上に位置する2つの足場支持台1、1のフレーム3、3間を連結するワイヤ、丸棒、板材等からなる連結部18とから構成されている。
また、本実施の形態においては、室内の床21上に4組の机、椅子からなる平面視四角形状の障害物25が左右に間隔をおいて2箇所に設置され、各障害物25a、25bの外側の四隅に各障害物25a、25bを囲むように4つの足場支持台1が設置され、図中上側の左右の2つの足場支持台1a、1bの側板7a、7bの上部と下側の左右の2つの足場支持台1a、1bの側板7a、7bの上部との間に複数の床材16からなる作業床17が架け渡されている。この場合、一方の障害物25aの図中右側の2つの足場支持台1a、1bは他方の障害物25bの図中左側の2つの足場支持台1a、1bを兼ね備えている。
そして、上記のような構成の足場1を室内の所定の位置に設置するには、まず、各足場支持台1の支持台本体2の内部に、床材16、天井部の工事に用いる資材や道具等を収納し、各足場支持台1を車輪12を介して室内の床21上を移動させて、各障害物25a、25bの外側の四隅に各障害物25a、25bを囲むように設置し、各障害物25a、25bの対角線の延長線上に位置する2つの足場支持台1a、1bのフレーム3、3間をワイヤ、丸棒等からなる連結部材18によって連結し、隣接する2つの足場支持台1a、1bの間隔を所定の寸法に固定する。
この場合、各障害物25a、25bの高さに応じて、各足場支持台1のフレーム3の可動フレーム5を上方向にスライドさせ、フレーム3を上方向に伸長させることにより、各足場支持台1の4枚の側板7を上方向の所定の位置に位置決めし、その位置において、固定フレーム4と可動フレーム5とを連結部材によって連結する。
そして、各足場支持台1の4枚の側板7のうち、各障害物の25a、25b四隅の沿う2枚の側板7の上端の連結部材による連結状態を解除し、2枚の側板7を鉛直状態から水平状態に展開させ、支持部材10によって水平に展開した状態に支持し、2枚の側板7を各障害物の25a、25b上面よりも上方に配置する。
次に、各障害物25a、25bの図中上下に配置した両側板7a、7bの上部間に、長方形板状の複数の床材16を隣接する床材16間に隙間が形成されないように各障害物25a、25bを跨いだ状態で架け渡し、複数の床材16によって各障害物25a、25bの上方を覆う四角形板状の作業床17を構成する。
ここで、床材16は、例えば、プラスチック、紙、木、金属等から形成される板状をなすものであって、本実施の形態においては、ハニカム構造の段ボールによって構成している。
各床材16は、その上部に載せられる天井部20の工事に用いられる資材や道具、及びその上部に乗って作業を行う作業者の重量等を受けても、湾曲して両側板7、7の上部間から脱落したり、破損等することがないように、所定の強度に設定されている。
各床材16は、図中上下の側板7a、7bの上部間に架け渡したままの状態としてもよいし、隣接する床材16、16間を粘着テープ等で分離可能に接合してもよいし、各床材16の両端を粘着テープ等で両側板7a、7bに分離可能に接合してもよい。
そして、上記のように設置した本実施の形態の足場15の作業床17を利用することにより、各障害物25a、25bの上方の天井部20に対して各種の工事を行うことができる。そして、天井部20に対する各種の工事が完了した後に、作業床17を構成する床材16を取り外し、2つの足場支持台1a、1bのフレーム3、3間を連結している連結部材18を取り外し、各足場支持台1の各側板7を水平状態から鉛直状態に戻し、各足場支持台1の支持台本体2のフレーム3の可動フレーム5を下方にスライドさせてフレーム3を元の高さに戻し、支持台本体2の内部に床材16、残材、道具等を収納し、各足場支持台1を床上を移動させて工事現場から撤去し、室外に搬出させる。
上記のように構成した本実施の形態の足場15にあっては、足場支持台1を室内の床21上を移動可能に構成するとともに、足場支持台1の支持台本体2の内部に、足場15の作業床を構成する床材16、工事用の資材や道具等を収納するように構成したので、室内の工事現場に設置する場合に、作業者が容易に、短時間で、効率よく設置することができる。
また、各足場支持台1の各側板7は、水平状態に展開した状態に上方から支持部材10によって支持されているので、各側板7の下方の各障害物25a、25aと各側板7を支持する支持部材10とが干渉するようなことはなく、各障害物25a、25bを移動させることなく、足場15を設置することができる。
図2には、本発明による足場15の他の実施の形態が示されている。この足場15は、各障害物25a、25bの外側に四隅に設置される4つの足場支持台1のうち、一方の障害物25aの図中左側の上下の2つの足場支持台1a、1a、及び他方の障害物25bの図中右側の上下の2つの足場支持台1a、1aを上記の実施の形態の足場支持台1によって構成し、一方の障害物25aの図中右側の上下の2つの足場支持台1c、1c(他方の障害物25bの図中左側の上下の2つの足場支持台1c、1cを、可動フレーム5の各側面5dを覆う各側板7を、その上端を可動フレーム5の各上横材5bに連結手段9を介して回動自在に連結し、各側板7を図中上方に回動させるように構成したものであって、その他の構成は前記実施の形態に示すものと同様である。
そして、この場合にも、各側板7は、各側板7の表面(上面)と可動フレーム5の各上横材5bとの間に設けられる支持部材(図示せず)により、上方から水平に展開された状態に支持されるようになっている。
本実施の形態の足場15は、例えば、一方の障害物25aの外側の四隅のうち、図中左側の上下に上記の実施の形態の足場支持台1a、1aを設置し、図中右側の上下に本実施の形態の足場支持台1c、1cを設置し、他方の障害物25bの外側の四隅のうち、図中右側の上下に上記の実施の形態の足場支持台1a、1aを設置し、図中左側の上下に本実施の形態の足場支持台1c、1cを設置する。
そして、一方の障害物25aの外側に設置した4つの足場支持台1のうち、上下の左右の足場支持台1a、1cの側板7a、7cの先端部同士を所定の長さ重合させ、他方の障害物25bの外側に設置した4つの足場支持台1のうち、上下の左右の足場支持台1a、1cの側板7a、7cの先端部同士を所定の長さ重合させる。
そして、先端部同士を重合させた図中上下の側板7a、7aの上部間、側板7c、7cの上部間にそれぞれ各障害物25a、25bを跨いだ状態で複数の床材16を架け渡し、各障害物25a、25bの上方を覆う複数の床材16からなる四角形板状の作業床17を構成し、この作業床17を利用して障害物の25a、25b上方の天井部20に対して各種の工事を行う。
そして、本実施の形態の足場15にあっても、前記実施の形態の足場15と同様の作用効果を奏する。
なお、前記の説明においては、障害物25の外側の四隅に4つの足場支持台1を設置し、隣接する2つの足場支持台1、1の側板7、7の上部間に床材16を架け渡して作業床17を構成したが、これに限らず、障害物25の形状によっては、障害物25の外側に5つ以上の足場支持台1、3つ以下の足場支持台1を設置し、隣接する2つの足場支持台1、1の側板7、7の上部間に床材16を架け渡して作業床17を構成するようにしてもよい。
また、前記の説明においては、足場支持台1を四角形箱状に形成したが、三角形箱状、五角形箱状、六角形箱状、八角形箱状等の多角形箱状に形成し、各側面にそれぞれ側板7を展開可能に設けてもよい。
1 足場足持台
1a 足場支持台
1b 足場支持台
2 支持台本体
3 フレーム
4 固定フレーム
4a 縦材
4b 上横材
4c 下横材
5 可動フレーム
5a 縦材
5b 上横材
5c 下横材
5d 側面
6 底板
7 側板
8 作業床
9 連結手段
10 支持部材
11 空間
12 車輪
15 足場
16 床材
17 作業床
18 連結部材
20 天井部
21 床
25 障害物

Claims (4)

  1. 建物の室内における天井部の工事に用いられる足場支持台であって、
    上部が開口する箱状の支持体本体と、
    前記支持体本体を移動可能に支持する車輪とを備え、
    前記支持台本体は、その内部に、足場の作業床を構成する床材、工事用の資材、及び工事に用いる道具を収納できるように構成されたことを特徴とする足場支持台。
  2. 建物の室内における天井部の工事に用いられる足場であって、
    請求項1に記載の複数の足場支持台と、該複数の足場支持台の上部間に架け渡される床材からなる作業床とを備えていることを特徴とする足場。
  3. 隣接する足場支持台間を連結部材によって連結したことを特徴とする請求項に記載の足場。
  4. 建物の室内における天井部のリニューアル工事における足場設置方法であって、
    請求項1から3の何れか1項に記載の複数の足場支持台の前記支持体本体の内部に天井部の工事に用いる床材、天井部の工事に用いる資材や道具を収納し、
    前記複数の足場支持台を前記車輪を介して前記室内の床上を移動させて、前記室内に存在する障害物を囲む4隅に設置し、
    複数の床材によって前記障害物の上方を覆うように前記足場支持台の上部間に架け渡すことにより四角形板状の作業床を設置し、
    前記作業床を利用した天井部に対する各種の工事が完了した後に、前記作業床を構成する床材を取り外し、
    前記支持台本体の内部に前記床材、前記資材の残材、及び前記道具を収納し、
    前記複数の足場支持台を車輪を介して前記室内の床上を移動させて工事現場から撤去し室外に搬出させる、
    ことを特徴とする足場設置方法
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