JP2013132287A - 冷凍枝豆及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】喫食時の食感(特に、歯切れ)が優れた加熱調理用の冷凍枝豆およびその製造方法を提供する。
【解決手段】糊化度が45〜85%の状態まで加熱した後、凍結してなる冷凍枝豆および該冷凍枝豆の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、冷凍枝豆に関し、より詳細には糊化度が45〜85%である冷凍枝豆に関する。また本発明は、上記冷凍枝豆の製造方法に関する。
茹でた枝豆を簡便に食べるため、また市場において枝豆を広く流通させるため、冷凍枝豆が利用されている。しかしながら、冷凍枝豆は、一般に生鮮枝豆に比べて食感が良くなく、特に、食べたときの歯切れが悪い。枝豆を始めとする野菜の食感には、噛んだ際にかかる力の大きさ(硬さ)だけでなく、噛んでいる間の力の変化(歯切れ)も重要である(非特許文献1)。
冷凍野菜の食感改善方法としては、いくつかの軟化防止技術が知られている。例えば、特許文献1には、糖(主に、トレハロース)が含まれた溶液に野菜を浸漬して、冷凍耐性を高める方法が開示されている。また特許文献2には、カルシウム塩(主に、乳酸カルシウム)が含まれた溶液に野菜を浸漬して、野菜の細胞質を強化してから冷凍する方法が開示されている。また、非特許文献2には、野菜を冷凍する前に、浸透圧等で一部水分を脱水して野菜を半乾燥し、組織中の自由水を少なくして氷結晶を減少させる方法が開示されている。しかしながら、これらの技術は主に野菜の硬さを改善することを目的として用いられており、野菜(特に、枝豆)の歯切れの向上についてはほとんど効果が見られない。
また、枝豆ではないが、馬鈴薯(特に、さやか品種)について、澱粉が完全糊化しない条件下でブランチングした後、凍結する方法が開示されている(特許文献3)。これにより、特にさやか品種に限り、解凍後の馬鈴薯の食感(歯応え)及び風味が優れたものとなるが、歯切れの向上については示されていない。また、一度糊化度を100%とした米を糊化度50〜98%に転化した後で凍結する冷凍米飯の製造方法も開示されているが(特許文献4)、同様に歯切れが向上することは示されていない。また、さつまいもに関しては、簡易α化率30〜70%の半生状態のままで冷凍する方法が開示されている(特許文献5)。しかしながら、当該方法は、加熱時間が短いほど野菜が硬い(食感が残り、型崩れを生じない)という事象に起因して得られたものであり、歯切れの改善効果が得られることは示されていない。特に、当該冷凍さつまいもは加熱調理を行うことなくそのままサラダ等に和えて食されることから、喫食時のさつまいもの硬さのみが要求されている。
このように冷凍枝豆の食感(特に、歯切れ)を向上させる技術は、本発明者らの知る限りにおいてこれまで報告されておらず、枝豆以外の野菜において食感改善技術が開示されているのみである。しかしながら、当該技術の多くは野菜の硬さのみに着目しており、枝豆のような豆類食品に求められる歯切れの向上については何ら示されていない。
特開平10−327794号公報 特開平4−190756号公報 特開2001−112410号公報 特開平6−141796号公報 特開平10−201444号公報
園芸学研究3(4),425−428,2004 日本食品保蔵科学会誌34(5),261−266,2008
本発明は、喫食時の食感(特に、歯切れ)が優れた冷凍枝豆を提供することを目的とする。また本発明は、そのような冷凍枝豆を製造する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、凍結前の枝豆の糊化度が重要であることを見出し、当該糊化度が45〜85%である場合に食感の良い冷凍枝豆が得られることが判明した。本発明者らは、これらの知見に基づいてさらに検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は以下に関する。
〔1〕糊化度が45〜85%である、冷凍枝豆。
〔2〕枝豆を糊化度45〜85%の状態まで加熱した後、凍結してなる、〔1〕に記載の冷凍枝豆。
〔3〕加熱調理用である、〔1〕又は〔2〕に記載の冷凍枝豆。
〔4〕枝豆を糊化度90〜100%の状態まで加熱調理することを特徴とする、〔3〕に記載の冷凍枝豆。
〔5〕加熱調理がボイル又は電子レンジにより行われることを特徴とする、〔3〕又は〔4〕に記載の冷凍枝豆。
〔6〕枝豆を加熱調理することが記載されている包装体と、〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の冷凍枝豆とを含む、冷凍食品。
〔7〕枝豆を糊化度90〜100%の状態まで加熱調理することが包装体に記載されていることを特徴とする、〔6〕に記載の冷凍食品。
〔8〕ボイル又は電子レンジにより枝豆を加熱調理することが包装体に記載されていることを特徴とする、〔6〕又は〔7〕に記載の冷凍食品。
〔9〕枝豆を糊化度45〜85%の状態まで加熱する工程、及び該工程により加熱した枝豆を凍結する工程を含む、冷凍枝豆の製造方法。
〔10〕冷凍枝豆が加熱調理用である、〔9〕に記載の製造方法。
〔11〕枝豆を糊化度90〜100%の状態まで加熱調理することを特徴とする、〔10〕に記載の製造方法。
〔12〕加熱調理がボイル又は電子レンジにより行われることを特徴とする、〔10〕又は〔11〕に記載の製造方法。
本発明によれば、喫食時の食感(特に、歯切れ)が優れた冷凍枝豆を提供することができる。また、本発明の方法を用いることにより、喫食時の食感(特に、歯切れ)が優れた冷凍枝豆を製造することができる。
図1は、枝豆の糊化度を測定するβ−アミラーゼ・プルラナーゼ法のフローを示す図である。枝豆の糊化度は、検体試料の分解率を完全糊化試料の分解率で割ることにより得られた値を百分率(%)で表したものである。 図2は、枝豆の凍結前加熱を検討する際に行われた枝豆処理のフローを示す図である。 図3は、枝豆の凍結前加熱の検討に際して測定された枝豆の物性(歯切れ)を示すグラフである。グラフの横軸は各種処理された枝豆のサンプル番号を示し、縦軸は歯切れの値を示す。 図4は、枝豆の糊化度と歯切れとの関係を示すグラフである。グラフの横軸は各種処理された枝豆のサンプル番号を示し、左側の縦軸は測定された歯切れの値を示し、右側の縦軸は枝豆の糊化度を示す。 図5は、味緑及び湯あがり娘についての枝豆の糊化度と官能評価結果との関係を示すグラフである。グラフの横軸は各種処理された枝豆のサンプル番号を示し、左側の縦軸は官能評価の評点を示し、右側の縦軸は枝豆の糊化度を示す。 図6は、枝豆の加熱方法を検討する際に行われた枝豆処理のフローを示す図である。
本発明は、糊化度が45〜85%である冷凍枝豆を提供する。本発明の冷凍枝豆は、好ましくは、枝豆を糊化度45〜85%の状態まで加熱し、その後、加熱された枝豆を凍結することにより得ることができる。
本発明において冷凍枝豆とは、冷凍してある状態の枝豆をいい、加熱等により解凍した後、そのままで喫食することができるように冷凍してある枝豆をいう。本発明の冷凍枝豆は、莢付きの枝豆であってもよいし、莢の付いていない枝豆であってもよいが、保存安定性、喫食時の風味及び製造時の簡便性の観点から、本発明では莢付き枝豆の方が好ましい。
本発明の冷凍枝豆の原料として用いられる枝豆については、その起源、産地、種類及び品種は特に制限されない。枝豆の種類は、種皮の違いから普通種、茶豆、黒豆に区別されるが、いずれのものも用いることができる。普通種の枝豆としては、例えば大袖の舞、サッポロミドリ、味緑、湯あがり娘等が挙げられる。茶豆の枝豆としては、例えば、白山、福成、越乃茶太郎等が挙げられる。黒豆の枝豆としては、例えば、丹波黒、紫ずきん、黒頭巾等が挙げられる。本発明では、枝豆の熟度、色調、豆の硬さ、莢の強さ、見栄え、加熱適性等において適切なものが好適に用いられる。
本発明において糊化度とは、枝豆中に含まれるデンプンがα化デンプンに変化した割合をいう。当該糊化度の測定は、βアミラーゼ・プルラナーゼ法(以下、「BAP法」と称する場合がある)を用いることができる。糊化度は、具体的には、既報(家政学雑誌32(9),653−659,1981)に準じて、以下の通り測定することができる。
試料に10倍重量の99%エタノールを加えホモゲナイズし、次いで濾過により固形分を回収する。これを再度繰り返した後、固形分にアセトンを加え攪拌、濾過し、固形分を減圧乾燥させ脱水粉末試料を得る。
脱水粉末試料1000mgに10mLの蒸留水を加え、よく攪拌して分散させる。一方を完全糊化試料とし、他方を検体試料として各2ml上清を分取する。完全糊化試料は10N−NaOH溶液を0.2mL加えて室温で30分間放置した後、1mLの2N酢酸を加える。その後、検体試料、完全糊化試料ともに0.8M酢酸緩衝液(pH6.0)にて25mlに定容する。
それぞれの試料から4mlずつ試験管に分取し、酵素溶液(β−アミラーゼ0.8U/ml,プルラナーゼ3.4U/ml)1mlを加え、40℃で30分間インキュベーションする。同時にブランク試験用に検体試料から4ml分取し、失活酵素溶液1mlを加えた区をつくる。各試料について、酵素反応終了後、100℃で5分間熱処理をし、酵素を失活させる。その後、1mlを分取しソモギーネルソン法で還元糖量を測定し、同じく0.5mlを分取しフェノール硫酸法で全糖量を測定する。尚、ブランク試験では還元糖量のみを測定する。
上記の通り測定された値を用いて次式により糊化度が算出される。尚、上記操作フローをまとめたものは図1に示される。
分解率(%)=(還元糖量/全糖量)×100
糊化度(%)=(検体試料の分解率/完全糊化試料の分解率)×100
本発明の冷凍枝豆は、例えば、枝豆を加熱工程に供して製造することができる。
原料の枝豆は、収穫直後、又は収穫後に所定期間(例えば、1〜7日間)保管された生鮮品を用いることができる。また、原料枝豆は、収穫後に凍結処理された凍結加工品を用いることもできる。その場合、枝豆を自然解凍、又は流水等により解凍してから加熱処理が行われる。本発明では、喫食時の枝豆の食感を改善するという観点から生鮮品を用いることが好ましい。
当該工程では、枝豆は、冷水又は温水等によって十分に洗浄してから加熱処理が行われる。加熱処理は、特に限定されないが、例えば、90〜100℃程度の熱水を用いてボイルすることにより行うことができる。また、蒸気を浴びせて、枝豆を蒸すことにより加熱することもできる。本発明では、枝豆に対する昇温効果の観点から、ボイルにより加熱することが好ましい。加熱処理は、当業者に周知の装置を用いて行うことができる。
枝豆は、その糊化度が45〜85%の状態になるまで加熱することができる。枝豆の糊化度の好ましい範囲は50〜85%、より好ましい範囲は50〜80%、さらに好ましい範囲は60〜80%である。このような糊化度の範囲は、枝豆の食感に特に必要な歯切れを良好な状態にさせ得ることから、冷凍枝豆の製造において枝豆にとって特有の糊化度であるといえる。枝豆の糊化度を上記範囲として、その後の凍結処理を行うことにより、その範囲を維持した状態での冷凍枝豆を製造することができる。また、枝豆の糊化度を上記範囲とすることにより、得られた冷凍枝豆に対して、喫食時に感じる好ましい歯切れを付与することができる。
枝豆の糊化度を上記範囲内にさせる加熱条件は、使用する枝豆の種類や品質等、又は加熱の方法等によって異なる。例えば、ボイルにより加熱する場合であれば、枝豆の加熱時間は、通常60〜150秒間、好ましくは90〜120秒間である。枝豆の品種として味緑を使用し、ボイルにより加熱する場合であれば、その加熱時間は、通常60〜120秒間、好ましくは90〜120秒間である。湯あがり娘を使用する場合は、ボイルによる加熱時間は、通常90〜150秒間、最も好ましくは120秒間である。また、蒸すことにより加熱する場合は、枝豆の加熱時間は、通常90〜180秒間、好ましくは120〜180秒間である。品種として湯あがり娘を使用し、蒸すことにより加熱する場合は、その加熱時間は、通常120〜180秒間、好ましくは150〜180秒間である。枝豆の加熱条件は、当業者により適宜設定することができる。
上記の通り枝豆を加熱した後、凍結工程に入る前に、好ましくは枝豆の冷却が行われる。枝豆の冷却方法は特に限定されないが、例えば水冷が行われる。水冷は、流水を用いて行ってもよく、0〜10℃程度の水槽に枝豆を浸漬させて行ってもよい。前記水層を用いる場合は、枝豆は、通常0.5〜10分間浸漬され、これにより加熱した枝豆を十分に冷却させることができる。冷却後の枝豆の温度(品温)は、通常10〜30℃である。
本発明の冷凍枝豆は、上記加熱工程を経た枝豆を凍結することにより製造することができる。枝豆の凍結には、例えば、IQF(Individual Quick Frozen、個別急速冷凍)装置、エアーブラスト、及びブロック凍結装置等、当業者に周知の装置を用いることができる。本発明では、凍結速度の観点から好ましくはIQFが用いられる。枝豆を凍結するときに設定される温度は、枝豆の種類や品質等によっても異なるが、通常−18℃以下である。凍結速度の観点から、クラックが生じない程度に、より低温で行う方が好ましい。枝豆の凍結は、使用する枝豆の品種や量によっても異なるが、通常30分以内に中心温度が−5℃以下であれば良い。尚、本発明においては、凍結工程は1回のみであることが好ましい。
以上のようにして製造された本発明の冷凍枝豆は、解凍しただけでは未だ枝豆自体に硬さが残っているため、加熱調理をしてから喫食することが好ましい。従って、本発明の冷凍枝豆は、好適には加熱調理用の冷凍枝豆である。
本発明の冷凍枝豆は糊化度が45〜85%であるため、これを解凍しても硬い食感が残ると考えられる。そのため、本発明の冷凍枝豆は、十分に糊化度を高めてから喫食することが好ましく、通常、枝豆の糊化度が90〜100%の状態になるまで加熱調理される。
本発明の冷凍枝豆の加熱調理は、特に限定されないが、例えば、ボイル、電子レンジ加熱、蒸し、オーブン加熱、焼き、過加熱蒸気等により行うことができる。本発明では、冷凍枝豆の加熱調理のしやすさから、ボイル又は電子レンジにより加熱調理することが好ましい。尚、本明細書において電子レンジとは、マイクロ波加熱により飲食品を加熱調理することのできる装置全般を意味し、オーブンレンジのような別の称呼が用いられる装置もこれに包含される。
本発明の冷凍枝豆を加熱調理する条件は、上記加熱工程と同様に、使用される枝豆の種類や品種等、又は加熱方法等によって異なり、特に限定されるものではない。また加熱調理は解凍してから実施しても凍結状態からでも良い。例えば、流水解凍後ボイルにより加熱調理する場合であれば、その加熱時間は、通常60〜150秒間、好ましくは90〜120秒間である。枝豆の品種として味緑を使用し、流水解凍後ボイルにより加熱する場合であれば、その加熱時間は、通常90〜150秒間、好ましくは90〜120秒間である。湯あがり娘を使用する場合は、流水解凍後のボイルによる加熱時間は、通常60〜120秒間、最も好ましくは90秒間である。また、電子レンジを用いて凍結状態から解凍、加熱調理する場合は、枝豆の種類や品種等によっても異なるが、通常、150gの枝豆に対して500W、3分30秒の条件で行うことができる。本発明の冷凍枝豆を加熱調理する条件は、枝豆の種類、品種等に応じて適宜設定することができる。
本発明の冷凍枝豆は、上記の通り加熱調理してから喫食することが好ましいため、これが一般消費者に対して認知されるよう、加熱調理することが必要である旨が記載された包装体を使用することが好ましい。従って、本発明は、枝豆(冷凍枝豆)を加熱調理することが記載されている包装体と本発明の冷凍枝豆とを含む冷凍食品を提供する。
本発明の冷凍食品の一態様において、本発明の冷凍枝豆は上記包装体の中に収容されている。包装体の中に入っている冷凍枝豆の重量は、特に限定されないが、例えば、50〜3000g程度であることが好ましい。本発明で用いられる包装体は、本発明の冷凍枝豆を密閉できる(多少(例えば、1〜10個程度)の空気穴は存在していてもよい)ものであれば特に限定されない。当該包装体の形態としては、例えば、袋、箱、ビン、缶、発泡スチロール等が挙げられる。市場における流通への利便性を考慮すると、当該包装体の形態は袋であることが好ましい。その場合、当該袋の材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタラート等が挙げられる。
本発明で用いられる包装体には、上記の通り本発明の冷凍枝豆の特徴を考慮して、枝豆を糊化度90〜100%の状態まで加熱調理することが記載されていることが好ましい。当該糊化度の好適な範囲は上記と同様である。
また、上記包装体に記載される加熱調理の方法は、特に限定されず、例えば、ボイル、電子レンジ加熱、蒸し、オーブン加熱、焼き、過加熱蒸気等を挙げることができる。これらのうち、冷凍枝豆の加熱調理のしやすさから、ボイル又は電子レンジにより加熱調理することが記載されていることが好ましい。尚、加熱調理を行う条件は各種方法や冷凍枝豆の品種等によって異なるため、個々の態様に応じて適宜設定された条件を包装体に記載することができる。
上記の通り説明された本発明の冷凍枝豆は、喫食時において好ましい食感(特に、歯切れ)を有する。本発明において枝豆の歯切れとは、枝豆を噛み切ったときの切れやすさの感覚をいう。通常は、実際に枝豆を喫食して官能的に評価をすることができる。或いは、本発明では、後述の実施例の通り、一般に市販されているテクスチャーアナライザーを利用して、理化学的に定量分析を行うこともできる。
以下、実施例により、本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(1)枝豆の凍結前加熱の検討
枝豆を凍結する前の加熱時間を30〜210秒間として、凍結後の枝豆を評価した。具体的には図2に示したフローに従って枝豆(品種:「味緑」(群馬県産))を処理し、加熱は98±2℃の熱水を用いたボイルにより行い、凍結前後の加熱時間を合計で210秒間となるようにした。枝豆の評価は、凍結された枝豆を解凍した後(評価1)、解凍した枝豆を加熱した後(評価2)、及び評価2で加熱した枝豆をさらに凍結した後(評価3)に行った。
評価1及び評価2では、枝豆の物性(歯切れ)及び糊化度を測定した。以下に、詳細な方法を示す。
(i)歯切れ
既報(園芸学研究3(4),425−428,2004)に準じて、枝豆の歯切れを測定した。具体的には、テクスチャーアナライザー(Stable Micro Systems社製、TA-XT plus)を用いて、薄皮を剥き半割にした枝豆を直径35mm円柱プランジャーで圧縮中の力を1秒間200点の速度で取りこんだ。各データポイントにおける力を2次微分し、得られた絶対値の総和を歯切れの測定値とした。
(ii)糊化度
図1に示したフローに従い、BAP法を用いて糊化度を測定した。酵素は、β−アミラーゼ(シグマケミカル)、プルラナーゼ(林原生物化学研究所)を使用し、ソモギ銅液及びネルソン液は和光純薬工業社より購入したものを使用した。吸光度測定は、UV−VIS分光光度計(U−3900、日立ハイテクノロジーズ)を用いて行った。
また、評価2及び評価3では、枝豆の官能評価を行った。その方法としては、一般的な冷凍枝豆製法をモデルとした検体VIIを基準(2点)とし、各テストで得られた枝豆を0.5刻みで1点(食感不良)〜5点(食感良)の範囲で評価した。尚、ここでは、枝豆の歯切れの感覚と、歯切れに硬さなどの他の要素も加えた総合的な感覚との2つの観点で枝豆の食感の良否を評価した。
以上により評価した結果を表1及び図3に示す。
Figure 2013132287
表1に示されたように、評価1で枝豆の歯切れが高い値であっても、全てが評価2でも高い値を維持するわけではないことがわかった。また、合計の加熱時間は全て同一である(即ち、同一の熱力価が負荷されている)にもかかわらず、凍結前の加熱の段階が異なる(即ち、凍結前における加熱の履歴が異なる)ことによって枝豆の食感が変わることが明らかになった。
評価2でも良い結果を示したものはII〜IVであり、その凍結前の糊化度は54.1〜76.5%であった。枝豆の糊化度と喫食時の歯切れとの関係を示したグラフを図4に示した。このグラフによれば、枝豆の糊化度は45〜85%の範囲内が好ましいと考えられた。尚、一旦解凍して加熱した後でさらに凍結した枝豆(評価3)は、いずれも軟化しており、官能評価の点数は低かった。
(2)枝豆品種の検討
上記(1)で使用した枝豆品種の味緑に加えて、湯あがり娘(群馬県産)についても評価を行った。上記(1)と同様に図2に示したフローに従って枝豆を加熱処理し、評価1〜3の3段階で評価を行った。
本試験では、評価1及び評価2で枝豆の糊化度を測定し、評価2及び評価3で枝豆の官能評価を行った。枝豆の糊化度の測定及び官能評価は、上記(1)に示した方法を用いて行った。但し、上記表1の官能評価において歯切れと食感総合との結果に相関関係が見られた為、ここでの官能評価は食感総合のみ行った。その結果を表2に示す。
Figure 2013132287
表2に示されたように、味緑の場合はII〜IVが良好な結果を示したが、湯あがり娘の場合はIII〜Vが良好な結果を示した。これにより、枝豆の品種が変わると、好ましい加熱時間の範囲も異なることがわかった。
しかし、糊化度については、味緑の場合は54.1〜76.5%、湯あがり娘の場合は50.3〜82.8%であり、それぞれの品種について糊化度と官能評価結果の関係のグラフを見たところ(図5)、いずれも糊化度が45〜85%の範囲が好ましいことがわかった。尚、湯あがり娘のI及びIIについては、糊化度が低すぎたため測定不可能であった。
尚、いずれの品種も一旦解凍して加熱した後でさらに凍結した枝豆(評価3)は、I〜VIすべて軟化しており、官能評価の点数は低かった。
(3)凍結前の加熱方法の検討
枝豆の品種として、味緑(群馬県産)、埼玉県産枝豆(ブランドなし)、及び湯あがり娘(群馬県産)を用い、特に湯あがり娘についてはボイルによる凍結前加熱と蒸すことによる凍結前加熱とを行って、図6に示したフローに従って枝豆の処理を行った。凍結された枝豆は、一旦流水解凍して、その後ボイルにより加熱して、上記(2)と同様に食感総合の官能評価を行った(但し、VIIは解凍後加熱をせずに評価した)。その結果を表3に示す。
Figure 2013132287
表3に示されたように、ボイルによる凍結前加熱においては、味緑は60〜120秒間、埼玉県産枝豆は60〜150秒間、湯あがり娘は90〜150秒間の加熱時間が好ましく、上記(2)の結果と同様に枝豆の品種が異なることによって好ましい加熱時間も変わることが明らかとなった。また、凍結前の加熱方法として枝豆を蒸した場合は、ボイルにより加熱した場合に比べて好ましい加熱時間が30秒間ほど長くなることがわかった(120〜180秒間)。これは、蒸すことによる加熱処理は、ボイルにより加熱する場合よりも、枝豆の昇温が遅いために生じることが考えられた。よって考えられる加熱条件は、例えば、ボイルにより加熱するのであれば通常60〜150秒間、好ましくは90〜120秒間である。また、蒸すことにより加熱するのであれば、通常90〜180秒間、好ましくは120〜180秒間である。
(4)枝豆の栽培時期及び栽培年度の検討
栽培時期(春作、秋作)及び栽培年度(2010年度、2011年度)が異なる枝豆をサンプルとして用いた。
2010年度に栽培された春作及び秋作の枝豆、並びに2011年度に栽培された春作の枝豆は、洗浄してから、上記(3)で良好と示された120秒加熱をした後、IQFを行った。その後、流水で10分間解凍し、サンプルの一部についてはBAP法を用いて枝豆の糊化度を調べた。残りのサンプルについては、90秒加熱を行い、枝豆の食感の官能評価を行った。
また、2010年度に栽培された春作の枝豆については、洗浄してから210秒加熱をした後、IQFを行った。その後、流水で10分間解凍し、サンプルの一部についてはBAP法を用いて枝豆の糊化度を調べ、残りのサンプルについてはそのままの状態で食感の官能評価を行った。
尚、BAP法による枝豆の糊化度の測定、及び枝豆の食感の官能評価は上記(1)に示した方法を用いて行った。
その結果を表4に示す。
Figure 2013132287
表4に示されたように、栽培年度や栽培時期が異なっても半加熱をしてから凍結した枝豆は歯切れのある良好な食感を示した。このときの枝豆の糊化度は表4に示されたとおりであり、いずれも45〜85%の範囲内であった。これに対し、完全加熱をしてから凍結した枝豆は、上記(1)〜(3)の結果と同様に豆が軟化した食感を示し、良好な評価結果は得られなかった。また、この場合の糊化度は94.3%であり、85%の糊化度を超えていた。
本発明は、一般消費者に対し、喫食時に好ましい食感(特に、歯切れ)を有する冷凍枝豆を提供することができる。また、本発明の製造方法は、冷凍枝豆を取り扱う食品製造業者に対して有用である。

Claims (12)

  1. 糊化度が45〜85%である、冷凍枝豆。
  2. 枝豆を糊化度45〜85%の状態まで加熱した後、凍結してなる、請求項1に記載の冷凍枝豆。
  3. 加熱調理用である、請求項1又は2に記載の冷凍枝豆。
  4. 枝豆を糊化度90〜100%の状態まで加熱調理することを特徴とする、請求項3に記載の冷凍枝豆。
  5. 加熱調理がボイル又は電子レンジにより行われることを特徴とする、請求項3又は4に記載の冷凍枝豆。
  6. 枝豆を加熱調理することが記載されている包装体と、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍枝豆とを含む、冷凍食品。
  7. 枝豆を糊化度90〜100%の状態まで加熱調理することが包装体に記載されていることを特徴とする、請求項6に記載の冷凍食品。
  8. ボイル又は電子レンジにより枝豆を加熱調理することが包装体に記載されていることを特徴とする、請求項6又は7に記載の冷凍食品。
  9. 枝豆を糊化度45〜85%の状態まで加熱する工程、及び該工程により加熱した枝豆を凍結する工程を含む、冷凍枝豆の製造方法。
  10. 冷凍枝豆が加熱調理用である、請求項9に記載の製造方法。
  11. 枝豆を糊化度90〜100%の状態まで加熱調理することを特徴とする、請求項10に記載の製造方法。
  12. 加熱調理がボイル又は電子レンジにより行われることを特徴とする、請求項10又は11に記載の製造方法。
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