JP2013121387A - ナースコールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】患者からの呼び出しに対して担当看護師以外の看護師が応答した場合に、次の連絡先に対して容易に呼び出しを行うことができるようにする。
【解決手段】ナースコール子機4,5からの呼び出しに対して応答が行われた後、所定の操作が行われたときに、その呼び出しを行った患者の担当看護師およびその連絡先を特定する担当看護師特定部28と、特定した担当看護師を呼び出すための呼出ボタンを表示させる表示制御部29とを備え、担当看護師以外の看護師が呼び出しに対して応答した場合に、当該看護師が、患者に対する適切な対応方法を担当看護師に相談したいときに、自分が応答した患者を呼出履歴の中から選択して呼出ボタンを押すだけで、担当看護師に対する呼び出しを行うことができるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ナースコールシステムに関し、特に、患者からの呼び出しに看護師が応答することによって、患者と看護師とが離れた場所から通話を行うことができるように成されたナースコールシステムに用いて好適なものである。
一般に、病院や介護施設などでは、患者や被介護者(以下、単に「患者」と言う)と医師や看護師、介護師(以下、単に「看護師」と言う)との連絡に、ナースコールシステムが用いられている。近年のナースコールシステムは、看護師が携帯するための携帯端末を備え、患者のナースコール子機から看護師の携帯端末に対して呼び出しを行うことができるようになされたものが多くなっている。
ところで、病院等の運用では、特定の患者に対して特定の看護師を担当に設定することが多い。このような運用に対応するために、患者からの呼び出しを優先的に担当看護師の携帯端末に報知するようにしたナースコールシステムも提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ナースコール親機から担当看護師の携帯端末に呼び出しを行うことができるようにしたナースコールシステムも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−238902号公報 特開2006−60412号公報
しかしながら、患者に対して担当看護師が設定されていても、その患者からの呼び出しに対して担当看護師が常に応答するとは限らない。例えば、担当看護師が他の業務で手が離せず応答できないときに、他の看護師が代わりに応答する場合がある。また、患者の病室の近くを通りかかっている他の看護師が応答する場合もある。
このような場合に、患者からの呼び出しに応答した他の看護師は、その患者に対する適切な対応方法を担当看護師に相談したいと思うことがある。その場合、担当看護師の携帯端末に呼び出しを行う必要がある。ところが、従来は、担当看護師に対する呼び出しを容易に行うことができないという問題があった。すなわち、看護師は、ナースコール親機を操作して所定の情報画面を順次表示させることによって、担当看護師が誰であるか、担当看護師が所持する携帯端末の内線番号が何番であるかを調べ、それによって把握した内線番号に電話をかけるといった面倒な操作を行うことが必要であった。
また、実際に応答した看護師が独自の判断で患者に対する処置を行った場合には、その患者の担当看護師が、応答した看護師に対して処置の内容を事後的に確認したいと思うことがある。ところが、従来は、応答した看護師に対する呼び出しも容易に行うことができないという問題があった。すなわち、担当看護師は、ナースコール親機を操作して所定の情報画面を順次表示させることによって、実際に応答した看護師が誰であるか、応答した看護師が所持する携帯端末の内線番号が何番であるかを調べ、それによって把握した内線番号に電話をかけるといった面倒な操作を行うことが必要であった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、患者からの呼び出しに対して担当看護師以外の看護師が応答した場合に、次の連絡先に対して容易に呼び出しを行うことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、ナースコール子機からの呼び出しに対して応答が行われたときまたはその後に所定の操作が行われたときに、担当看護師記憶部および連絡先記憶部を参照することにより、その呼び出しを行った患者の担当看護師およびその連絡先を特定し、特定した担当看護師を呼び出すための呼出ボタンを画面表示させるようにしている。
本発明の他の態様では、ナースコール子機からの呼び出しに対する応答後に所定の操作が行われたときに、呼出履歴記憶部および連絡先記憶部を参照することにより、ナースコール子機からの呼び出しに対して応答を行った看護師である応答看護師およびその連絡先を特定し、担当看護師を呼び出すための呼出ボタンに代えてまたは加えて、応答看護師を呼び出すための第2の呼出ボタンを画面表示させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、担当看護師以外の看護師が呼び出しに対して応答した場合に、当該看護師が、患者に対する適切な対応方法を担当看護師に相談したいときには、所定の操作を行うことによって画面表示された呼出ボタンを操作するだけで、次の連絡先である担当看護師に対する呼び出しを容易に行うことができる。
本発明の他の態様によれば、担当看護師以外の看護師が呼び出しに対して応答した場合に、担当看護師が、代わりに応答してくれた看護師に対して処置の内容を事後的に確認したいときには、所定の操作を行うことによって画面表示された第2の呼出ボタンを操作するだけで、次の連絡先である応答看護師に対する呼び出しを容易に行うことができる。
第1および第2の実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。 第1の実施形態によるナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。 連絡先記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 担当看護師記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 第1の実施形態における呼出履歴画面から呼出画面への画面遷移例を示す図である。 第1の実施形態によるナースコール親機の動作例を示すフローチャートである。 呼出履歴を表示させる処理の変形例を示す図である。 呼出履歴を表示させる処理の変形例を示す図である。 呼出ボタンを表示させる処理の変形例を示す図である。 呼出ボタンを表示させる処理の変形例を示す図である。 第2の実施形態によるナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態における呼出履歴画面から呼出画面への画面遷移例を示す図である。 第2の実施形態によるナースコール親機の動作例を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、本発明による第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態によるナースコールシステムの全体構成例を示す図である。なお、ここでは病院に設置される看護支援用のナースコールシステムを例にとって説明するが、本実施形態のナースコールシステムは、病院に設置されるものに限定されない。例えば、介護施設等に設置される場合にも適用可能である。
図1に示すように、第1の実施形態によるナースコールシステムは、ナースコール親機1、制御機2、廊下灯3、壁埋込形子機4、ハンド形子機5、ハンディナースコール主装置6、無線基地局7および携帯端末(例えば、PHS端末)8を備えて構成されている。
ナースコール親機1は、患者(ナースコール子機)からの呼び出しに対する応答の操作または患者の呼び出しの操作を行うためのものであり、例えばナースセンタに設置される。ナースコール親機1は、この応答や呼び出しを行うためのハンドセット1aを備えている。制御機2は、ナースコール親機1と廊下灯3との間に配置され、通話やデータの送受信に関する制御を行う。
廊下灯3は、病室内の患者名が表示されるとともに、病室内の患者が看護師の呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことが表示されるようになっている。この廊下灯3は、病室内の患者が看護師を呼び出したときに、廊下を歩いている看護師が応答するための復旧ボタンを備えている。
壁埋込形子機4は、病室の各ベッドサイドの壁に埋め込み設置される。この壁埋込形子機4は、廊下灯3に接続されている。ハンド形子機5は、壁埋込形子機4に接続される。壁埋込形子機4およびハンド形子機5は、特許請求の範囲におけるナースコール子機に相当する。以下では、壁埋込形子機4およびハンド形子機5をまとめてナースコール子機4,5と記す。
壁埋込形子機4は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が呼び出されたときに応答するための復旧ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカ、ハンド形子機5を接続するための接続端子を備えている。ハンド形子機5は、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクおよびスピーカを備えている。
ハンディナースコール主装置6は、看護師が所持する携帯端末8を用いた通話やデータの送受信に関する制御を行う。このハンディナースコール主装置6は、例えば病院内の通信センタに設置され、ナースコール親機1と接続されている。無線基地局7は、携帯端末8との間で通話やデータの無線通信をするためのものであり、ハンディナースコール主装置6と接続されている。
以上のように構成されたナースコールシステムは、患者が使用するナースコール子機4,5からの呼び出しに対し、ナースセンタに設置されたナースコール親機1、病室の外壁などに設置された廊下灯3、病室内のベッドサイドに設置された壁埋込形子機4、看護師が所持する携帯端末8で応答可能に成されている。
図2は、第1の実施形態によるナースコール親機1の機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、第1の実施形態によるナースコール親機1は、患者情報記憶部11、連絡先記憶部12、担当看護師記憶部13、呼出履歴記憶部14、第1通信インタフェース部21、第2通信インタフェース部22、呼出受付部23、応答受付部24、呼出実行部25、操作受付部26、情報記録部27、担当看護師特定部28および表示制御部29を備えている。
なお、上記各機能ブロック21〜29は、ハードウェア構成、DSP、ソフトウェアの何れによっても実現することが可能である。例えばソフトウェアによって実現する場合、上記各機能ブロック21〜29は、実際にはコンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
したがって、コンピュータが上記本実施形態の機能を果たすように動作させるプログラムを例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できるものである。上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、不揮発性メモリカード等を用いることができる。また、上記プログラムをインターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードすることによっても実現できる。
患者情報記憶部11は、患者に関する情報(氏名、年齢、性別、症状、病室の部屋番号、患者が使用しているベッドを識別するベッド番号、患者を識別するための患者ID、使用するナースコール子機を識別するための子機IDなどの各種情報)を記憶する。
連絡先記憶部12は、看護師と当該看護師が所持する携帯端末8の連絡先に関する情報(内線番号など)とを関連付けて記憶する。例えば、連絡先記憶部12は、図3に示すように、看護師を識別するための看護師ID、看護師の氏名、看護師が使用する携帯端末8の内線番号をテーブル情報として記憶する。
担当看護師記憶部13は、患者とその担当看護師とを関連付けて記憶する。例えば、担当看護師記憶部13は、図4に示すように、患者を識別するための患者IDと患者の氏名、看護師を識別するための看護師IDと看護師の氏名をテーブル情報として記憶する。
呼出履歴記憶部14は、ナースコール子機4,5からの呼び出しを行った患者と、その呼出に対して応答を行った看護師とを関連付けて呼出履歴として記憶する。ここで、呼び出しを行った患者は、呼出受付部23によって特定される(詳しくは後述する)。また、応答を行った看護師は、応答受付部24によって特定される(詳しくは後述する)。
第1通信インタフェース部21は、制御機2との間で通信を行うものである。第2通信インタフェース部22は、ハンディナースコール主装置6との間で通信を行うものである。
呼出受付部23は、ナースコール子機4,5からの呼び出しを受け付けて、所定の報知処理を行う。すなわち、呼出受付部23は、ナースコール子機4,5から廊下灯3および制御機2を介して送られてくる呼出信号を、第1通信インタフェース部21を介して受信する。そして、受信した呼出信号によって伝えられる子機情報(呼び出しを行ったナースコール子機4,5を特定するための子機IDなど)に基づいて、患者情報記憶部11を参照することにより、呼び出しを行った患者を特定する。さらに、特定した患者の患者情報を表示制御部29に供給し、ディスプレイ(図示せず)に表示させる。また、特定した患者の患者情報を情報記録部27に供給し、呼出履歴記憶部14に記憶させる。
また、呼出受付部23は、受信した呼出信号を呼出実行部25に供給し、携帯端末8への呼び出しを指示する。この指示を受けて、呼出実行部25は、呼出信号を第2通信インタフェース部22を介してハンディナースコール主装置6に送信する。これにより、ハンディナースコール主装置6によって無線基地局7を介して複数の携帯端末8に対する呼び出しが行われる。
応答受付部24は、ナースコール親機1、廊下灯3、壁埋込形子機4または携帯端末8からの応答を受け付けて、所定の応答処理を行う。例えば、看護師が患者からの呼び出しに応答するためにハンドセット1aをオフフックすると、オフフックされたことを操作受付部26が受け付ける。応答受付部24は、ハンドセット1aがオフフックされたことを示す信号を操作受付部26から受けて、上述した呼出受付部23および呼出実行部25による呼出動作を停止させる。
また、看護師が患者からの呼び出しに応答するために廊下灯3または壁埋込形子機4の復旧ボタンを押下すると、復旧信号が制御機2を介してナースコール親機1に送信され、第1通信インタフェース部21を介して応答受付部24に供給される。応答受付部24は、この復旧信号を第1通信インタフェース部21から受けて、上述した呼出受付部23および呼出実行部25による呼出動作を停止させる。
また、看護師が患者からの呼び出しに応答するために携帯端末8をオフフックすると、応答信号がハンディナースコール主装置6を介してナースコール親機1に送信され、第2通信インタフェース部22を介して応答受付部24に供給される。応答受付部24は、この応答信号を第2通信インタフェース部22から受けて、上述の呼出受付部23および呼出実行部25による呼出動作を停止させる。
また、応答受付部24は、携帯端末8から送られてくる応答信号を受信した場合、その受信した応答信号によって伝えられる端末情報(応答を行った携帯端末8を特定するための端末IDあるいは内線番号など)に基づいて、連絡先記憶部12を参照することにより、応答を行った看護師を特定する。そして、特定した看護師の情報(看護師の氏名や内線番号)を情報記録部27に供給し、呼出履歴記憶部14に記憶させる。
呼出実行部25は、携帯端末8に対する呼び出しを実行する。上述のように、呼出実行部25は、ナースコール子機4,5から送られてくる呼出信号を呼出受付部23から受けて、携帯端末8に対する呼び出しを実行する。この場合の呼び出しは、複数の携帯端末8に対して行う。
ここで呼び出しの対象とする複数の携帯端末8は、連絡先記憶部12に記憶されている全ての携帯端末8でも良いし、チームナーシングのためにグルーピングされた特定の複数の携帯端末8でも良い。後者の場合は、グループに属する複数の看護師と、そのグループが担当する患者とを関連付けて記憶しておく必要がある。そして、呼出信号によって特定される患者が属するグループに登録されている複数の看護師が所持する携帯端末8に対して呼び出しを実行する。
また、呼出実行部25は、ナースコール親機1のディスプレイに表示されている呼出ボタン(詳しくは後述する)を押下する操作を操作受付部26が受け付けたときにも、携帯端末8に対する呼び出しを実行する。この場合の呼び出しは、担当看護師特定部28によって特定される看護師が所持する携帯端末8に対して行う。ここで呼び出しの対象とする携帯端末8は、患者(ナースコール子機4,5)からの呼び出しに対して担当看護師以外の看護師によって応答が行われた後に、更に次の連絡先として特定される担当看護師の携帯端末である。なお、これについては詳細を後述する。
操作受付部26は、ナースコール親機1に対するユーザの操作を受け付ける。例えば、操作受付部26は、看護師がハンドセット1aをオフフックして患者からの呼び出しに応答する操作を受け付け、当該応答操作が行われたことを応答受付部24に通知する。この通知を受けて応答受付部24は、上述したように、呼出受付部23および呼出実行部25による呼出動作を停止させる。
また、操作受付部26は、担当看護師以外の看護師により行われた応答の後における次の連絡先として、ナースコール親機1のディスプレイに表示されている担当看護師に対する呼出ボタンを押下する操作を受け付け、当該呼出操作が行われたことを呼出実行部25に通知する。この通知を受けて呼出実行部25は、担当看護師が所持する携帯端末8に対する呼び出しを実行する。なお、担当看護師が所持する携帯端末8の内線番号は、担当看護師特定部28により特定する。
また、操作受付部26は、呼出履歴をディスプレイに表示させるための操作を受け付け、当該操作が行われたことを表示制御部29に通知する。この通知を受けて表示制御部29は、呼出履歴記憶部14を参照し、呼出履歴をディスプレイに表示させる。
また、操作受付部26は、ナースコール子機4,5からの呼び出しに対する応答後に行われた所定の操作を受け付ける。そして、所定の操作が行われたことを担当看護師特定部28に通知する。ここでいう所定の操作とは、例えば、表示制御部29によってディスプレイに表示されている呼出履歴の中から特定の患者を選択する操作である。
情報記録部27は、ナースコール子機4,5からの呼び出しを行った患者と、その呼出に対して応答を行った看護師とを関連付けて呼出履歴として呼出履歴記憶部14に記憶させる処理を行う。呼出履歴として記憶させる情報は、例えば、呼出日時、呼び出しを行った患者の部屋番号、ベッド番号および氏名(これらは呼出受付部23が受け付けた呼出信号および患者情報記憶部11の情報から特定される)、呼出種別(これは呼出受付部23が受け付けた呼出信号から特定される)、応答を行った看護師の氏名および内線番号(これらは応答受付部24が受け付けた応答信号および連絡先記憶部12の情報から特定される)などである。
担当看護師特定部28は、ナースコール子機4,5からの呼び出しに対する応答後に所定の操作が行われたときに、呼び出しを行った患者の担当看護師とその連絡先(携帯端末8の内線番号)を特定する。具体的には、担当看護師特定部28は、呼出履歴として表示された患者一覧の中から特定の患者を選択する操作が行われたときに、当該選択された患者の担当看護師を担当看護師記憶部13を参照して特定し、当該特定した担当看護師の連絡先を連絡先記憶部12を参照して特定する。
そして、担当看護師特定部28は、特定した連絡先を含む担当看護師の情報を表示制御部29に供給する。これに応じて表示制御部29は、担当看護師の氏名や内線番号などの情報と共に、当該担当看護師に対する呼び出しを行うための呼出ボタンを、次の連絡先を示す呼出画面としてディスプレイに表示させる。
図5は、第1の実施形態における呼出履歴画面から呼出画面への画面遷移例を示す図である。図5(a)は、表示制御部29により表示される呼出履歴、つまり呼び出しを行った患者の一覧画面である。ユーザが呼出履歴の中から特定の患者を選択する操作を行うと、担当看護師特定部28は、上述したように担当看護師およびその連絡先を特定し、特定した連絡先を含む担当看護師の情報を表示制御部29に供給する。これに応じて表示制御部29は、次の連絡先である担当看護師を呼び出すための呼出画面をポップアップ形式でディスプレイに表示させる。その呼出画面を示すのが図5(b)である。
例えば、患者からの呼び出しに対して担当看護師以外の看護師が応答した場合において、その患者に対する適切な対応方法を担当看護師に相談したいと思うことがある。そのようなときに、応答の終了後に、図5(a)に示す呼出履歴をディスプレイに表示させ、応答した患者を選択する操作を行うと、その患者の担当看護師が図5(b)に示す呼出画面に表示される。この呼出画面に表示されている呼出ボタン51を押下すれば、呼出実行部25により担当看護師の携帯端末8に対する呼び出しが行われ、担当看護師と通話を行うことができるようになる。
表示制御部29は、ナースコール親機1のディスプレイに対して各種情報を表示させる。例えば、表示制御部29は、呼出受付部23がナースコール子機4,5からの呼び出しを受け付けたときに、呼び出しを行った患者の患者情報を呼出受付部23から取得してディスプレイに表示させる。
また、表示制御部29は、呼出履歴を表示させるための操作を操作受付部26が受け付けたときに、呼出履歴記憶部14に記憶された情報に基づいて、図5(a)に示すような呼出履歴を表示させる。また、表示制御部29は、呼出履歴の中から特定の患者を選択する操作を操作受付部26が受け付けたときに、担当看護師特定部28により特定された担当看護師を呼び出すための呼出ボタン51を含む図5(b)のような呼出画面を表示させる。
次に、上記のように構成した第1の実施形態によるナースコールシステムの動作を説明する。図6は、第1の実施形態によるナースコール親機1の動作例を示すフローチャートである。この図6に示すフローチャートは、呼出履歴を表示させるための操作を操作受付部26が受け付けたときに開始する。ここでは、ある患者からの呼び出しに対して、担当看護師以外の看護師が応答を行った後、担当看護師に対応方法の助言を求めるために呼出履歴を表示させたとする。
呼出履歴を表示させるための操作を操作受付部26が受け付けた場合、表示制御部29は、呼出履歴記憶部14に記憶されている情報に基づいて、図5(a)に示すような呼出履歴をナースコール親機1のディスプレイに表示させる(ステップS1)。呼出履歴が表示された状態で、操作受付部26は、呼出履歴の中から特定の患者を選択する操作が行われたか否かを判定する(ステップS2)。
特定の患者を選択する操作が行われていないと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26は引き続き、呼出履歴の表示を閉じる操作が行われたか否かを判定する(ステップS3)。ここで、呼出履歴の表示を閉じる操作が行われた場合、図6に示すフローチャートの処理は終了する。一方、呼出履歴の表示を閉じる操作が行われていない場合、処理はステップS2に戻る。
ステップS2において、特定の患者を選択する操作が行われたと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26はその旨を担当看護師特定部28に通知する。担当看護師特定部28は、ステップS2で選択された患者(担当看護師以外の看護師が呼び出しに対して応答を行った患者)の担当看護師を担当看護師記憶部13を参照して特定し(ステップS4)、当該特定した担当看護師の連絡先を連絡先記憶部12を参照して特定する(ステップS5)。そして、特定した連絡先を含む担当看護師の情報を表示制御部29に供給する。
これに応じて表示制御部29は、担当看護師の氏名や連絡先(携帯端末8の内線番号)などの情報と共に、当該担当看護師に対する呼び出しを行うための呼出ボタン51を、次の連絡先を示す呼出画面としてナースコール親機1のディスプレイに表示させる(ステップS6)。この呼出画面が表示された状態で、操作受付部26は、呼出ボタン51が押下されたか否かを判定する(ステップS7)。
呼出ボタン51を押下する操作が行われていないと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26は引き続き、呼出画面の表示を閉じる操作が行われたか否かを判定する(ステップS8)。ここで、呼出画面の表示を閉じる操作が行われた場合、図6に示すフローチャートの処理は終了する。一方、呼出画面の表示を閉じる操作が行われていない場合、処理はステップS7に戻る。
ステップS7において、呼出ボタン51を押下する操作が行われたと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26はその旨を呼出実行部25に通知する。これに応じて呼出実行部25は、ステップS5で担当看護師特定部28により特定された担当看護師の携帯端末8に対して呼び出しを実行する(ステップS9)。これにより、図6に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、患者からの呼び出しに対して看護師が応答した後、当該看護師が呼出履歴の中から当該患者を選択する操作を行ったときに、担当看護師特定部28がその患者の担当看護師およびその連絡先を特定し、特定した担当看護師を呼び出すための呼出ボタン51を表示制御部29がディスプレイに表示させるようにしている。
これにより、担当看護師以外の看護師が呼び出しに対して応答した場合に、当該看護師が、患者に対する適切な対応方法を担当看護師に相談したいときには、呼出履歴の中から患者を選択して、画面表示される呼出ボタン51を操作することにより、担当看護師に対して容易に呼び出しを行うことができる。
すなわち、ナースコール親機1を操作して、連絡先記憶部12や担当看護師記憶部13の情報を順次画面表示させることによって担当看護師と携帯端末8の内線番号を調べ、それによって把握した内線番号に電話をかけるといった面倒な操作は行う必要がなくなる。自分が応答した患者を呼出履歴の中から選択して呼出ボタン51を押すだけで、担当看護師に対する呼び出しを行うことができる。
なお、上記第1の実施形態では、担当看護師の呼出ボタン51を表示させるトリガとなる所定の操作が、呼出履歴の中から特定の患者を選択する操作である場合を例に挙げて説明した。そして、この呼出履歴は、看護師が表示のための操作を行ったときに表示されるという例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、ナースコール子機4,5からの呼び出しが発生したときにナースコール親機1のディスプレイにポップアップ表示される患者情報が、呼び出しに対する応答あるいはその後の通話の終了によって非表示とされたときに、呼出履歴を自動的に表示させるようにしてもよい。
すなわち、ナースコール親機1のディスプレイには、ナースコール子機4,5からの呼び出しがないときには、図7(a)に示すような待機画面が表示されている。この待機画面は、患者名を実際のベッドの配置と同じようにレイアウトして表示したものである。この状態でナースコール子機4,5からの呼び出しが行われると、呼び出しを行った患者の情報が、図7(b)のようにポップアップ画面として表示される。そして、看護師が呼び出しに対する応答を行ったとき、あるいはその後の通話が終了したときに、このポップアップ画面は消去される。このときに、図7(c)に示すように呼出履歴を自動的に表示させるようにしてもよい。
呼出履歴を表示させる別の例として、図8に示すように、患者名を実際のベッドの配置と同じようにレイアウトして表示した待機画面において、患者名と共に呼出履歴を常に表示させるようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態において、担当看護師の呼出ボタン51を表示させるトリガとなる所定の操作は、呼出履歴の中から特定の患者を選択する操作に限定されない。例えば、図7(a)に示す待機画面において、特定の患者を選択する操作を行ったときに、図9に示すような個人ポップアップ画面を表示させる。そして、この個人ポップアップ画面に担当看護師の呼出ボタン51を表示させるようにしてもよい。この場合における所定の操作は、待機画面において特定の患者を選択する操作ということになる。
別の例として、図7(b)に示した患者情報のポップアップ画面を、応答後に行われる通話中の際にも引き続き表示させておく。そして、通話を終了させる操作(例えば、ナースコール親機1のハンドセット1aをオンフックする操作)が行われたときに、図10のようにポップアップ画面に担当看護師の情報と呼出ボタン51とを追加して表示させるようにしてもよい。この場合における所定の操作は、通話を終了させる操作ということになる。
また、呼び出しに対する応答操作が行われたときに表示される図7(b)に示すポップアップ画面に対し、担当看護師の呼出ボタン51を追加して表示させるようにしてもよい。ただし、この場合は、応答後の通話中は担当看護師に対する呼び出しは行えないので、通話終了後も引き続き一定時間はポップアップ画面を表示させておく必要がある。この場合における所定の操作は、呼び出しに対する応答操作ということになる。
なお、通話が終了した後もポップアップ画面を表示させたままにしておくと、複数の呼び出しの発生に対応して複数のポップアップ画面が表示されているときに、どれが呼び出し中のもので、どれが通話終了済みのものなのかが一見して分かりにくくなる恐れがある。そこで、通話中はポップアップ画面に担当看護師の氏名と携帯端末8の内線番号を表示させて呼出ボタン51は表示させず(例えば、図10において呼出ボタン51がない状態)、通話終了時にポップアップ画面を消去するようにしてもよい。
この場合、呼出ボタン51のワンタッチ操作で担当看護師に対する呼び出しは行えなくなるものの、通話終了後に面倒な操作を行って担当看護師とその連絡先を一々調べる必要はない。そのため、従来に比べて担当看護師に対する呼び出しを容易に行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明による第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図11は、第2の実施形態によるナースコール親機1の機能構成例を示す図である。なお、この図11において、図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。また、ナースコール親機1を含むナースコールシステムの全体構成は、図1と同様である。
図11に示すように、第2の実施形態によるナースコールシステムは、応答看護師特定部31を更に備えている。また、第2の実施形態によるナースコールシステムは、図2に示した表示制御部29に代えて表示制御部32を備え、呼出実行部25に代えて呼出実行部33を備えている。
応答看護師特定部31は、ナースコール子機4,5からの呼び出しに対する応答後に所定の操作が行われたときに、当該呼び出しに対して応答を行った看護師(以下、応答看護師という)およびその連絡先を特定する。この場合における所定の操作は、第1の実施形態と同様、表示制御部32によってディスプレイに表示されている呼出履歴の中から特定の患者を選択する操作とする。
すなわち、応答看護師特定部31は、呼出履歴の患者一覧の中から特定の患者を選択する操作が行われたときに、連絡先記憶部12および呼出履歴記憶部14を参照することにより、当該選択された患者に対する応答看護師およびその連絡先を特定する。
表示制御部32は、第1の実施形態で説明した表示制御部29とほぼ同様の機能を有するが、以下の点において異なる。すなわち、第2の実施形態において、表示制御部32は、ナースコール子機4,5からの呼び出しに対する応答後に所定の操作が行われたときに、担当看護師を呼び出すための呼出ボタン51に加えて、応答看護師を呼び出すための第2の呼出ボタン52をナースコール親機1のディスプレイに表示させる。
呼出実行部33は、第1の実施形態で説明した呼出実行部25とほぼ同様の機能を有するが、以下の点において異なる。すなわち、第2の実施形態において、呼出実行部33は、ナースコール親機1のディスプレイに表示されている第2の呼出ボタン52を押下する操作を操作受付部26が受け付けたときに、携帯端末8に対する呼び出しを実行する。ここで呼び出しの対象とする携帯端末8は、応答看護師特定部31により特定された応答看護師の携帯端末である。
図12は、第2の実施形態における呼出履歴画面から呼出画面への画面遷移例を示す図である。図12(a)は、表示制御部32により表示される呼出履歴である。ユーザが呼出履歴の中から特定の患者を選択する操作を行うと、担当看護師特定部28は、担当看護師およびその連絡先を特定し、特定した連絡先を含む担当看護師の情報を表示制御部32に供給する。また、応答看護師特定部31は、上述したように応答看護師およびその連絡先を特定し、特定した連絡先を含む応答看護師の情報を表示制御部32に供給する。
これに応じて、表示制御部32は、次の連絡先である担当看護師および応答看護師を呼び出すための呼出画面をポップアップ形式でディスプレイに表示させる。その呼出画面を示すのが図12(b)である。図12(b)に示すように、第2の実施形態における呼出画面には、担当看護師を呼び出すための呼出ボタン51に加えて、応答看護師を呼び出すための第2の呼出ボタン52も表示されている。なお、図12(b)に示す呼出画面に示されている「対応者」が応答看護師に相当する。
なお、ナースコール子機4,5からの呼び出しに対して看護師の携帯端末8以外の機器(例えば、ナースコール親機1、廊下灯3、壁埋込形子機4)で応答が行われた場合は、応答看護師を一意に特定することができない。よって、この場合に表示制御部32は、第2の呼出ボタン52を、操作できない非アクティブ状態にして表示させる。あるいは非表示とする。それと同時に、携帯端末8以外の機器で応答が行われたことを表すメッセージを表示させるのが好ましい。
例えば、患者からの呼び出しに対して担当看護師以外の看護師が応答した場合において、応答した看護師が、その患者に対する適切な対応方法を担当看護師に相談したい場合には、第1の実施形態で説明したように呼出ボタン51を押下すればよい。呼出ボタン51を押下すれば、呼出実行部33により担当看護師の携帯端末8に対する呼び出しが行われ、担当看護師と通話を行うことができるようになる。
また、呼び出しを行った患者の担当看護師が、代わりに応答してくれた看護師に対して処置の内容を事後的に確認したい場合には、第2の呼出ボタン52を押下すればよい。第2の呼出ボタン52を押下すれば、呼出実行部33により応答看護師の携帯端末8に対する呼び出しが行われ、応答看護師と通話を行うことができるようになる。
次に、上記のように構成した第2の実施形態によるナースコールシステムの動作を説明する。図13は、第2の実施形態によるナースコール親機1の動作例を示すフローチャートである。この図13に示すフローチャートは、呼出履歴を表示させるための操作を操作受付部26が受け付けたときに開始する。ここでは、ある患者からの呼び出しに対して、担当看護師以外の看護師が応答を行った後に、当該患者の担当看護師または応答を行った応答看護師が呼出履歴を表示させたとする。
呼出履歴を表示させるための操作を操作受付部26が受け付けた場合、表示制御部32は、呼出履歴記憶部14に記憶されている情報に基づいて、図12(a)に示すような呼出履歴をナースコール親機1のディスプレイに表示させる(ステップS11)。呼出履歴が表示された状態で、操作受付部26は、呼出履歴の患者一覧の中から特定の患者を選択する操作が行われたか否かを判定する(ステップS12)。
特定の患者を選択する操作が行われていないと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26は引き続き、呼出履歴の表示を閉じる操作が行われたか否かを判定する(ステップS13)。ここで、呼出履歴の表示を閉じる操作が行われた場合、図13に示すフローチャートの処理は終了する。一方、呼出履歴の表示を閉じる操作が行われていない場合、処理はステップS12に戻る。
ステップS12において、特定の患者を選択する操作が行われたと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26はその旨を担当看護師特定部28に通知する。担当看護師特定部28は、ステップS12で選択された患者(担当看護師以外の看護師が呼び出しに対して応答を行った患者)の担当看護師を担当看護師記憶部13を参照して特定し(ステップS14)、当該特定した担当看護師の連絡先を連絡先記憶部12を参照して特定する(ステップS15)。そして、特定した連絡先を含む担当看護師の情報を表示制御部32に供給する。
また、応答看護師特定部31は、連絡先記憶部12および呼出履歴記憶部14を参照することにより、ステップS12で選択された患者からの呼び出しに対して応答を行った応答看護師およびその連絡先を特定する(ステップS16)。そして、特定した連絡先を含む応答看護師の情報を表示制御部32に供給する。
これに応じて表示制御部32は、担当看護師の氏名や連絡先と共に呼出ボタン51を含み、かつ、応答看護師の氏名や連絡先と共に第2の呼出ボタン52を含んだ呼出画面をナースコール親機1のディスプレイに表示させる(ステップS17)。この呼出画面が表示された状態で、操作受付部26は、呼出ボタン51が押下されたか否かを判定する(ステップS18)。
呼出ボタン51を押下する操作が行われていないと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26は引き続き、第2の呼出ボタン52が押下されたか否かを判定する(ステップS19)。そして、第2の呼出ボタン52を押下する操作も行われていないと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26は引き続き、呼出画面の表示を閉じる操作が行われたか否かを判定する(ステップS20)。ここで、呼出画面の表示を閉じる操作が行われた場合、図13に示すフローチャートの処理は終了する。一方、呼出画面の表示を閉じる操作が行われていない場合、処理はステップS18に戻る。
ステップS18において、呼出ボタン51を押下する操作が行われたと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26はその旨を呼出実行部33に通知する。これに応じて呼出実行部33は、ステップS15で担当看護師特定部28により特定された担当看護師の携帯端末8に対して呼び出しを実行する(ステップS21)。これにより、図13に示すフローチャートの処理は終了する。
また、ステップS19において、第2の呼出ボタン52を押下する操作が行われたと操作受付部26にて判定した場合、操作受付部26はその旨を呼出実行部33に通知する。これに応じて呼出実行部33は、ステップS16で応答看護師特定部31により特定された応答看護師の携帯端末8に対して呼び出しを実行する(ステップS22)。これにより、図13に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、第2の実施形態では、患者からの呼び出しに対して看護師が応答した後、看護師が呼出履歴の中から当該患者を選択する操作を行ったときに、担当看護師特定部28がその患者の担当看護師およびその連絡先を特定し、特定した担当看護師を呼び出すための呼出ボタン51をディスプレイに表示させるようにしている。また、応答看護師特定部31が応答看護師およびその連絡先を特定し、特定した応答看護師を呼び出すための第2の呼出ボタン52をディスプレイに表示させるようにしている。
これにより、担当看護師以外の看護師が呼び出しに対して応答した場合に、当該看護師が、患者に対する適切な対応方法を担当看護師に相談したいときには、呼出履歴の中から患者を選択して、画面表示される呼出ボタン51を操作することにより、担当看護師に対して容易に呼び出しを行うことができる。また、呼び出しを行った患者の担当看護師が、代わりに応答してくれた看護師に対して処置の内容を事後的に確認したいときには、呼出履歴の中から患者を選択して、画面表示される第2の呼出ボタン52を操作することにより、応答看護師に対して容易に呼び出しを行うことができる。
なお、上記第2の実施形態では、呼出ボタン51および第2の呼出ボタン52の双方を表示させる例について説明したが、第2の呼出ボタン52のみを表示させるようにしてもよい。
また、第2の実施形態においても、看護師が表示のための操作を行ったときに呼出履歴が表示される例に限定されない。すなわち、図7のようにナースコール子機4,5からの呼び出しが発生したときにナースコール親機1のディスプレイにポップアップ表示された患者情報がその後に非表示とされたときに、呼出履歴を自動的に表示させるようにしてもよい。または、図8に示すように、患者名を実際のベッドの配置と同じようにレイアウトして表示した待機画面において、患者名と共に呼出履歴を常に表示させるようにしてもよい。
また、第2の実施形態においても、担当看護師の呼出ボタン51および応答看護師の第2の呼出ボタン52を含む呼出画面を表示させるトリガとなる所定の操作は、呼出履歴の中から特定の患者を選択する操作に限定されない。例えば、図7(a)に示す待機画面において、特定の患者を選択する操作を行ったときに表示される図9のような個人ポップアップ画面に対し、呼出ボタン51および第2の呼出ボタン52を表示させるようにしてもよい。
また、上記第1および第2の実施形態では、呼出履歴や呼出画面をナースコール親機1に表示させ、呼出ボタン51または第2の呼出ボタン52の操作によってナースコール親機1から担当看護師または応答看護師の携帯端末8に対して呼び出しを行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、携帯端末8がスマートフォンのように比較的大きなディスプレイを持ち、アプリケーションを実行可能な機能を有する場合、呼出履歴や呼出画面を携帯端末8に表示させ、呼出ボタン51または第2の呼出ボタン52の操作によって携帯端末8から担当看護師または応答看護師の携帯端末8に対して呼び出しを行うようにしてもよい。
この場合、例えば、患者情報記憶部11、連絡先記憶部12、担当看護師記憶部13、呼出履歴記憶部14はナースコール親機1が備え、担当看護師特定部28や応答看護師特定部31の機能を携帯端末8が備えるようにする。そして、携帯端末8とナースコール親機1との間で通信を行うことによって携帯端末8が必要な情報をナースコール親機1から取得し、呼出履歴や呼出画面を携帯端末8に表示させることが可能である。
また、携帯端末8にも呼出実行部の機能を持たせることにより、携帯端末8に表示された呼出画面上で呼出ボタン51または第2の呼出ボタン52が操作されたとき、担当看護師または応答看護師の携帯端末8に対する呼び出しを実行することが可能である。
その他、上記第1および第2の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール親機
4,5 ナースコール子機
8 携帯端末
11 患者情報記憶部
12 連絡先記憶部
13 担当看護師記憶部
14 呼出履歴記憶部
23 呼出受付部
24 応答受付部
25,33 呼出実行部
26 操作受付部
28 担当看護師特定部
29,32 表示制御部
31 応答看護師特定部

Claims (8)

  1. 患者が使用するナースコール子機からの呼び出しに対し、看護師が所持する携帯端末で応答可能に成されたナースコールシステムであって、
    上記看護師と当該看護師が所持する携帯端末の連絡先とを関連付けて記憶する連絡先記憶部と、
    上記患者とその担当看護師とを関連付けて記憶する担当看護師記憶部と、
    上記ナースコール子機からの呼び出しに対して応答が行われたときまたはその後に所定の操作が行われたときに、呼び出しを行った患者の担当看護師を上記担当看護師記憶部を参照して特定し、当該特定した担当看護師の連絡先を上記連絡先記憶部を参照して特定する担当看護師特定部と、
    上記ナースコール子機からの呼び出しに対して上記応答が行われたときまたはその後に上記所定の操作が行われたときに、上記担当看護師特定部により特定された担当看護師を呼び出すための呼出ボタンを表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とするナースコールシステム。
  2. 上記表示制御部により表示された上記呼出ボタンが操作されたときに、上記担当看護師特定部により特定された担当看護師の連絡先に対する呼び出しを行う呼出実行部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 上記表示制御部は、上記呼出ボタンに代えてまたは加えて、上記担当看護師特定部により特定された担当看護師およびその連絡先を表示させることを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
  4. 上記ナースコール子機からの呼び出しを行った患者と、その呼出に対して応答を行った看護師とを関連付けて呼出履歴として記憶する呼出履歴記憶部を更に備え、
    上記表示制御部は、上記呼出履歴記憶部に記憶された呼出履歴に基づいて上記呼び出しを行った患者の一覧を表示させ、
    上記担当看護師特定部は、上記一覧の中から特定の患者を選択する操作が上記所定の操作として行われたときに、当該選択された患者の担当看護師を上記担当看護師記憶部を参照して特定し、当該特定した担当看護師の連絡先を上記連絡先記憶部を参照して特定することを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
  5. 上記ナースコール子機からの呼び出しを行った患者と、その呼出に対して応答を行った看護師とを関連付けて呼出履歴として記憶する呼出履歴記憶部を更に備え、
    上記ナースコール子機からの呼び出しに対する応答後に所定の操作が行われたときに、上記ナースコール子機からの呼び出しに対して応答を行った看護師である応答看護師およびその連絡先を上記呼出履歴記憶部および上記連絡先記憶部を参照して特定する応答看護師特定部を、上記担当看護師特定部に代えてまたは加えて備え、
    上記表示制御部は、上記ナースコール子機からの呼び出しに対する応答後に上記所定の操作が行われたときに、上記担当看護師を呼び出すための呼出ボタンに代えてまたは加えて、上記応答看護師を呼び出すための第2の呼出ボタンを表示させることを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
  6. 上記呼出実行部は、上記第2の呼出ボタンが操作されたときに、上記応答看護師特定部により特定された応答看護師の連絡先に対する呼び出しを行うことを特徴とする請求項5に記載のナースコールシステム。
  7. 上記ナースコール子機からの呼び出しに対して上記携帯端末以外の機器で応答が行われた場合、上記表示制御部は、上記第2の呼出ボタンを、操作できない非アクティブ状態にして表示させるとともに、上記携帯端末以外の機器で応答が行われたことを表すメッセージを表示させることを特徴とする請求項5に記載のナースコールシステム。
  8. 上記表示制御部は、上記呼出履歴記憶部に記憶された呼出履歴に基づいて上記呼び出しを行った患者の一覧を表示させ、
    上記応答看護師特定部は、上記一覧の中から特定の患者を選択する操作が上記所定の操作として行われたときに、当該選択された患者に対する応答看護師およびその連絡先を上記呼出履歴記憶部および上記連絡先記憶部を参照して特定することを特徴とする請求項5に記載のナースコールシステム。
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