JP2013119394A - コンテナおよびコンテナ用資材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成する資材の数が少なくて組立て作業が容易であり、且つ上下の荷重に対する強度が高いコンテナおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 連続する金属材を折り曲げることで、2本の底部フレーム11と、その両端部から垂直に立ち上がる合計4本の支柱フレーム12とが形成される。支柱フレーム12の上端部には予め端部フレーム20が固定されている。上部フレーム40にはV字形状の側部フレーム50が固定されている。側部フレーム50の下端部が掛止部60において底部フレーム11に掛止され、側部フレーム50が2つの支柱フレーム12の上に設置された後に、端部フレーム20と上部フレーム40とが連結金具70で連結されて、コンテナ1が組み立てられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属材で形成されたコンテナに係り、特に少ない資材で簡単に効率よく組立てることができるコンテナおよびその製造に使用されるコンテナ用資材に関する。
各種の荷物を収納して輸送や保管するためのコンテナは、使用する直前に組立てて、使用後は解体して廃棄しまたは資材を再利用するのが一般的である。
以下の特許文献1に記載されたコンテナは、複数の梁材を使用し、それぞれの梁材が受け具を介在させて連結されるとともに、梁材と梁材の間にスチールワイヤロープが張られることで、立方体形状の骨格が形成される。
特許文献2に記載されたコンテナは、プラスチックや金属で形成されたパレットの上に、3枚の固定側板が立て付けられて側方に開口部を有する立方体が形成され、この開口部が移動側板によって塞がれる構造である。
特開平11−301777号公報 特開2003−40271号公報
特許文献1に記載されたコンテナは、複数の横梁と複数の縦梁を連結する構造であるため、組立てに使用する梁材の数が多く、また梁材を連結するための複数の受け具が必要であり、さらにスチールワイヤロープも必要であるため、部品数が非常に多く、組立て作業も煩雑である。
特許文献2に記載されたコンテナは、立方体のそれぞれの面がパレットと固定側板および移動側板で構成されているため、面の数だけ板材が必要になり、部品数が多くなる。またそれぞれの板材を組み合わせる組立て作業も煩雑である。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、組立て前の資材の数を減らすことができ、また組立て前の資材の保管も容易であり、さらに組立て作業が容易なコンテナを提供することを目的としている。
さらに本発明は、上記コンテナの製造に使用するコンテナ用資材を提供することを目的としている。
本発明のコンテナは、1本の金属材で、底部フレームと、前記底部フレームの両端部から連続する2本の支柱フレームとが形成されて、前記底部フレームとそれぞれの前記支柱フレームとの境界部で、前記金属材がほぼ垂直に折り曲げられており、
前記金属材が複数設けられ、複数の前記底部フレームが互いに平行に配置され、複数の前記支柱フレームが互いに平行に配置されて、前記底部フレームどうしが底敷きフレームで連結されていることを特徴とするものである。
本発明のコンテナは、底部フレームと支柱フレームが連続する金属材で形成されているため、組立てに使用する資材の数が少ない。また、金属材を折り曲げて底部フレームと支柱フレームとを構成しているため、組立て作業が容易である。また、底部フレームと支柱フレームとが連続する金属材で構成されているため、上下方向の荷重に対する強度を高くでき、複数のコンテナを上下に重ねて積んだときに、コンテナの内部に収納した荷物を十分に保護することができる。
本発明のコンテナは、前記金属材は、互いに直交する第1の板部と第2の板部とを有する断面L字材であり、前記境界部で、第2の板部に切り込みが形成され、第1の板部がほぼ垂直に折り曲げられているものである。
また、複数の前記底部フレームの同じ端部から立ち上がる支柱フレームの上端部に端部フレームが渡されて、前記端部フレームと、それぞれの支柱フレームの上端部とが固定されている構造とすることが好ましい。
複数の支柱フレームの上端部どうしが端部フレームで連結されていると、複数の金属材を一緒に折り曲げることができ、それぞれの底部フレームと支柱フレームを、歪んだり曲がったりせずに形成することが可能になる。
本発明のコンテナは、前記底部フレームの一方の端部から立ち上がる支柱フレームの上端部と、他方の端部から立ち上がる支柱フレームの上端部とを繋ぐ上部フレームが設けられており、
前記上部フレームは、互いに直交する上板部と側板部とを有し、前記上板部がそれぞれの支柱フレームの上端部に載せられた状態で、前記端部フレームと前記上部フレームとが連結金具で連結されているものとなる。
前記連結金具は、前記端部フレームと前記上部フレームの上に設置される連結板部と、前記端部フレームと前記上部フレームのそれぞれに形成された穴部に挿入される挿入爪部とを有しているものである。
上記連結金具を使用することで、端部フレームと上部フレームとを強固に固定することが可能である。
さらに本発明のコンテナは、前記上部フレームに上端が固定されて前記上部フレームから斜めに延びる側部フレームが設けられており、前記側部フレームの下端部に設けられた掛止爪部が、前記底部フレームに形成された掛止穴に挿入されて掛止されている構造にできる。
前記のように、連結金具を用いることで、上部フレームと端部フレームとを強固に連結させることができる。そのため、側部フレームの下端を掛止爪部で底部フレームに掛止させるという簡単な組立て方法であっても、全体の強度を確保することができる。
次に、本発明のコンテナ用資材は、互いに平行に配置された少なくとも2本の金属材と、前記金属材どうしを連結している複数の底敷きフレームとを有し、
前記金属材は、前記底敷きフレームで連結された中央領域と、前記中央領域から両方向に延びる側部領域とに区分され、前記中央領域と前記側部領域との境界部で前記金属材が折曲げ可能とされており、
前記中央領域は、折曲げ後に底部フレームとなり、前記側部領域は、折曲げ後に前記底部フレームからほぼ垂直に立ち上がる支柱フレームになることを特徴とするものである。
本発明のコンテナ用資材は、連続する金属材からコンテナの底部フレームと支柱フレームとが構成されるため、資材の数を減らすことができる。また少なくとも2本の金属材どうしが底敷きフレームで連結された組立体は、金属材を折り曲げる前の時点で平面構造であるため、複数の資材を運搬し保管する際の設置スペースが嵩張ることがなく設置スペースを有効に使用することが可能になる。
本発明のコンテナ用資材では、前記金属材が、互いに直交する第1の板部と第2の板部とを有する断面L字材であり、前記境界部で、第2の板部に切り込みが形成され、第1の板部がほぼ垂直に折曲げ可能とされているものが好ましい。
また、複数の前記金属材の端部どうしを連結する端部フレームが設けられているものが好ましい。
さらに本発明のコンテナ用資材は、前記金属材が折曲げられた後に、同じ金属材から折り曲げられた支柱フレームの上端部どうしを連結する上部フレームと、前記上部フレームに上端が連結されて下端が前記底部フレームに固定される側部フレームと、前記端部フレームと前記上部フレームと連結する連結金具とを有するものとなる。
上部フレームと側部フレームとを予め固定しておくことで、コンテナの組み立てに使用される資材の総数をさらに減らすことができ、資材の保管とコンテナの組立て作業が容易になる。
本発明のコンテナは、金属材を折り曲げて底部フレームとこれに連続する支柱フレームを形成することができるので、組立て作業が容易である。
さらに、底部フレームとこれから立ち上がり支柱フレームとが一体に連続しているため、組立て後のコンテナに、上下の荷重に対する十分な強度を持たせることができる。
本発明のコンテナ用資材は、底部フレームと支柱フレームとが連続する金属材から構成されるため、組立て前に、金属材を平面的に並べて積み上げておくことができ、組立て前の資材の保管スペースを狭くでき、また組立て前の資材の運搬も容易である。
本発明の実施の形態のコンテナを示す斜視図、 図1のII矢視から見たコンテナの側面図、 図1のIII矢視から見たコンテナの端面図、 コンテナを構成するコンテナ用資材の組立て前の状態を示す分解斜視図、 金属材を折り曲げて、底部フレームから支柱フレームを立ち上がらせた状態を示す斜視図、 図5に示す底部フレームと支柱フレームとの境界領域VIでの折り曲げ状態を示す部分斜視図、 底部フレームに側部フレームの下端部が掛止された状態を示す部分斜視図、 端部フレームと上部フレームとを連結金具で連結する組立て工程を示す分解斜視図、 端部フレームと上部フレームとが連結金具で連結された状態を示す斜視図、 (A)(B)(C)は、金属材の中央領域と側部領域との境界部の他の実施の形態を示す拡大斜視図、 (A)(B)は、本発明の他の実施の形態のコンテナの構造を模式的に示す斜視図、
図1ないし図3に示す本発明の実施の形態のコンテナ1を構成する各資材は、全て金属製であり、例えば圧延鋼板で形成されている。
図1に示すように、コンテナ1は、横方向(X方向)に間隔を空けて縦方向(Y方向)に向けて平行に延びる一対の底部フレーム11と、それぞれの底部フレーム11の縦方向(Y方向)の両端部から垂直に立ち上がる合計4本の支柱フレーム12とを有している。2本の底部フレーム11の下面に、一対の底敷きフレーム30が設けられている。底敷きフレーム30は、縦方向(Y方向)に間隔を空けて、横方向(X方向)に向けて平行に延びている。それぞれの底敷きフレーム30は、2本の底部フレーム11の下面に溶接されて固定されている。
横方向(X方向)に対向する2本の支柱フレーム12の上端部に端部フレーム20が渡されており、2本の支柱フレーム12の上端部と端部フレーム20とが溶接で固定されている。端部フレーム20は2本設けられ、縦方向(Y方向)に間隔を空け、横方向(X方向)に向けて互いに平行に延びている。
コンテナ1の上部には一対の上部フレーム40が設けられている。一対の上部フレーム40は、横方向(X方向)に間隔を空け、縦方向(Y方向)に向けて互いに平行に延びている。それぞれの上部フレーム40に、下方に向けて斜めに延びる一対の側部フレーム50の上端部が固定されている。上部フレーム40が、縦方向(Y方向)に対向する2本の支柱フレーム12の上部に設置され、この上部フレーム40から延びる2本の側部フレーム50の下端部が、掛止部60を介して底部フレーム11に掛止されている。
コンテナ1の上部の4箇所の角部に、連結金具70が設けられている。直角に交わる端部フレーム20の端部と上部フレーム40の端部とが、前記連結金具70によって連結されている。
次に、コンテナ1を構成する各資材の構造の詳細と、コンテナ1の製造方法とを説明する。
図1に示されている底部フレーム11と、その両端部から垂直に立ち上がる一対の支柱フレーム12は、図4に示される1本の金属材10から構成されている。金属材10は、縦方向(Y方向)に延びる第1の板部10aと、同じく縦方向(Y方向)に延びる第2の板部10bとが、互いに直角に連続している断面L字材である。2本の金属材10は、縦方向(Y方向)に向けて平行に配置されている。
図4に示すように、縦方向(Y方向)の両端部において、2本の金属材10の端部どうしを連結している端部フレーム20は、側板部21と上板部22および内板部23がそれぞれ直角に形成されたチャンネル材である。
端部フレーム20の側板部21が、それぞれの金属材10の端部において、第1の板部10aの外面(図4の下面)に重ねられ、図8に示すように、端部フレーム20の側板部21と金属材10の第1の板部10aとが、溶接部21aにおいて固定されている。
図6に示すように、底敷きフレーム30は、底板部31とその両側縁から垂直に立ち上がる一対の垂直部32と、それぞれの垂直部32の上縁部から左右外側に向けて直角に延びる一対の固定部33とを有している。底敷きフレーム30の端部30aにおいて、一対の固定部33のそれぞれが、金属材10の第1の板部10aの下面に設置されて、第1の板部10aとそれぞれの固定部33とが溶接されて固定されている。
図4に示すように、コンテナ1が組み立てられる前の資材では、2本の金属材10の縦方向のそれぞれの端部どうしが端部フレーム20で連結され、それぞれの端部フレーム20の内側で、2本の金属材10どうしが2本の底敷きフレーム30で連結されて、長方形状で平面的な骨格構造となっている。
図3と図4では、一方の金属材10の第2の板部10bの外面と、他方の金属材10の第2の板部10bの外面との間の距離、すなわち、長方形状の骨格構造の幅寸法がW0で示されている。これに対し、図3と図6に示すよう、底敷きフレーム30の長さ寸法は、W0−2×W1である。すなわち、底敷きフレーム30の端部30aは、金属板10の第2の板部10bの外面よりも寸法W1だけ内側に位置している。
2本の金属材10が端部フレーム20と底敷きフレーム30とで連結された骨格構造の資材は、図4に示すように平面に展開した状態で、複数個が上積みされて保管される。2本の金属材10の第1の板部10aの下面に固定されている底敷きフレーム30が前記のように短いために、資材が上積みされたときに、底敷きフレーム30が、その下に位置する骨格構造の一方の金属材10の第2の板部10bと他方の金属材10の第2の板部10bとの間に入り込む。そのため、図4に示す骨格構造を上積みしたときに嵩ばらないようになっている。
図4に示すように、骨格構造の2本の金属材10には、底部フレーム11となる中央領域11Aと、その両側に位置する支柱フレーム12となる側部領域12Aとの境界部において、第2の板部10bに切り込み13が形成されている。コンテナ1を製造するときは、図6に示すように、中央領域11Aと、その両側に位置する側部領域12Aとの境界部において、金属材10の第1の板部10aが折り曲げられる。このとき、切り込み13を介して分離されている中央領域11Aの金属材10の第2の板部10bの内側に、側部領域12Aの金属材の第2の板部10bが重ねられる。
2本の金属材10のそれぞれにおいて、側部領域12Aが中央領域11Aから垂直に折り曲げられると、図5に示すように、2本の底部フレーム11と、その両端部から垂直に立ち上がる4本の支柱フレーム12が形成される。
図4と図8に示すように、上部フレーム40は、側板部41と上板部42および内板部43が互いに直角に連続するチャンネル材である。それぞれの上部フレーム40に、側部フレーム50が固定されている。図4に示すように、側部フレーム50は、主板部51とその両側縁から直角に連続する一対の副板部52,52とを有するチャンネル材である。側部フレーム50は、下端部50aにおいてV字形状に折り曲げられており、その2つの上端部50bが上部フレーム40に固定されている。この固定部では、側部フレーム50の主板部51が、上部フレーム40の側板部41の内面に当てられて、溶接されて固定されている。
図4に示すように、掛止部60には掛止板61が設けられている。側部フレーム50の下端部50aにおいて、掛止板61が側部フレーム50の主板部51の外面に当てられて、溶接で固定されている。掛止板61の下端部には掛止爪部62が一体に形成され、掛止爪部62の上端部にスリット63が形成されている。
上部フレーム40は、縦方向(Y方向)に間隔を空けて対向する2つの支柱フレーム12の上端部の間に渡される。図8に示すように、上部フレーム40の端部では、上板部42が支柱フレーム12の第2の板部10bの上端に載せられて、上部フレーム40の側板部41が支柱フレームの第2の板部10bの外側に設置され、上部フレーム40の内板部43が、第2の板部10bの内側に設置される。
図7に示すように、底部フレーム11の第1の板部10aと第2の板部10bとの境界部において、第1の板部10aに掛止穴14が加工されている。上部フレーム40が2つの支柱フレーム12の上端部に設置されるときに、側部フレーム50の下端部50aに固定された掛止板61の掛止爪部62が、第1の板部10aの上方から掛止穴14に挿入され、第1の板部10aの下側へ突出した掛止爪部62が、第2の板部10bの外面に沿うように上向きに折り曲げられ、掛止部60において、側部フレーム50の下端部50aが底部フレーム11に掛止される。
図8に示すように、連結金具70は、平坦状の連結板部71と、連結板部71から折り曲げられた一対の挿入爪部72,73と、同じく連結板部71から折り曲げられた一対の外当て板部74,75とを有している。一対の挿入爪部72,73は、その面が互いに直交して位置しており、一対の外当て板部74,75もその面が互いに直交して位置している。
図8に示すように、コンテナ1の上部の4つの角部では、端部フレーム20の上板部22に長穴部24が形成され、上部フレーム40の上板部42に長穴部44が形成されている。連結金具70の挿入爪部72が長穴部24に挿入され、挿入爪部73が長穴部44に挿入され、同時に、外当て板部74が端部フレーム20の側板部21の外面に当てられ、外当て板部75が上部フレーム40の側板部41の外面に当てられる。図9に示すように、連結板部71が、端部フレーム20の上板部22の上面および上部フレーム40の上板部42の上面に設置されることで、端部フレーム20と上部フレーム40とが連結される。
以上のように、コンテナ1を製造するための資材は、図4に示す2本の金属材10に2本の端部フレーム20と2本の底敷きフレーム30が固定された骨格構造が1組と、上部フレーム40と側部フレーム50とが連結されたものが2組と、4個の連結金具70だけである。このように資材の種類が少ないため、組立て前の資材管理が容易である。
コンテナ1の組立て作業は、図5と図6に示すように、2本の金属材10のそれぞれにおいて、底部フレーム11となる中央領域11Aと支柱フレーム12となる側部領域12Aとの境界部を折り曲げる工程と、側部フレーム50の下端部を掛止部60を介して底部フレーム11に掛止させて、上部フレーム40をY方向に対向する支柱フレーム12の上端部に設置する工程と、4箇所の角部に連結金具70を取り付ける工程のみである。よって、組立て作業が簡単である。
完成後のコンテナ1は、底部フレーム11とその両側から立ち上がる支柱フレーム12とが、同じ金属材10で一体に形成されているため、強度が高く、特に上下方向の荷重に対する強度が高い。また、底部フレーム11と支柱フレーム12との相対位置が精度良く確定するため、外形寸法のばらつきが少ない。
なお、前記コンテナ1では、図8と図9に示すように、4つの角部に設けられた連結金具70の連結板部71に上方に突出する突起部76が一体に隆起成形されている。また、図6に示すように、底敷きフレーム30の両端部において、底板部31に嵌合穴34が形成されている。
このコンテナ1は上下に重ねて保管することができる。このとき、上に載せられるコンテナ1の2本の底敷きフレーム30に形成された合計4箇所の嵌合穴34が、その下に位置するコンテナ1の4箇所に設けられた連結金具70の突起部76に嵌合する。その結果、複数個が重ねられて保管されるときに、上下のコンテナ1の位置ずれが生じにくくなる。
また、コンテナ1は、2本の底敷きフレーム30の上に、木製や金属製の底板を設置し、その上に内容物を設置してもよい。また、図1に示すように、一対の端部フレーム20と一対の上部フレーム40とで囲まれた開口部からコンテナ1の内部に内容物が入れられた後に、その開口部が木製や金属製の天井板で塞がれてもよい。また、木材や金属材の他に、プラスチック材や厚紙材なども適宜使用可能である。
次に、本発明の他の実施の形態を説明する。以下の他の実施の形態において、図1ないし図9に示した実施の形態と同じ機能を発揮する部分には図1ないし図9と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
図10(A)に示す実施の形態では、金属材10の中央領域11Aを構成する第2の板部10b1と、側部領域12Aを構成する第2の板部10b2との境界部に切り込み13aが形成されているが、中央領域11Aの第2の板部10b1よりも、側部領域12Aの第2の板部10b2の方が、微小距離δxだけ、X方向の内側から立ち上がっている。
図6に示したのと同様に、金属材10の側部領域12Aを中央領域11Aから垂直に折り曲げるときに、側部領域12Aの第2の板部10b2が、中央領域11Aの第2の板部10b1の内側に重なりやすくなり、側部領域12Aを折り曲げて支柱フレーム12を形成する作業が容易になる。
図10(B)に示す実施の形態では、中央領域11Aの第2の板部10b1と側部領域12Aの第2の板部10b3との間に切り込み13bが形成されているが、この切り込み13bで分離された側部領域12Aの第2の板部10b3の端部に、内側へ向けて曲げられた曲げ片10b4が形成されている。これによっても、金属材10の側部領域12Aを中央領域11Aから垂直に折り曲げるときに、側部領域12Aの第2の板部10b3が、中央領域11Aの第2の板部10b1の内側に重なりやすくなる。
また、図10(C)に示すように、切り込み13bで分離された側部領域12Aの第2の板部10b3の上端の角部のみを内側へ向けて折り曲げて曲げ片10b5を形成してもよい。
次に、図11(A)に示すコンテナ101は、底部フレーム11どうしを連結する底敷きフレーム30が3本設けられている。また、上部フレーム40,40の中央部どうしを連結する中央連結フレーム45が設けられている。さらに、斜めに延びる側部フレーム50,50の間に、上下に垂直に延びる側部フレーム55が設けられている。
図11(B)に示すコンテナ102は、底敷きフレーム30が4本設けられ、上部に2本の中央連結フレーム45a,45bが、さらに両側部に2本の垂直に延びる側部フレーム55a,55bが設けられている。
1,101,102 コンテナ
10 金属材
10a 第1の板部
10b 第2の板部
11 底部フレーム
12 支柱フレーム
13 切り込み
14 長穴
20 端部フレーム
21 側板部
22 上板部
23 内板部
24 長穴部
30 底敷きフレーム
34 嵌合穴
40 上部フレーム
41 側板部
42 上板部
43 内板部
50 側部フレーム
60 係止部
61 掛止板
63 掛止爪部
70 連結金具
71 連結板部
72,73 挿入爪部
76 突起部

Claims (10)

  1. 1本の金属材で、底部フレームと、前記底部フレームの両端部から連続する2本の支柱フレームとが形成されて、前記底部フレームとそれぞれの前記支柱フレームとの境界部で、前記金属材がほぼ垂直に折り曲げられており、
    前記金属材が複数設けられ、複数の前記底部フレームが互いに平行に配置され、複数の前記支柱フレームが互いに平行に配置されて、前記底部フレームどうしが底敷きフレームで連結されていることを特徴とするコンテナ。
  2. 前記金属材は、互いに直交する第1の板部と第2の板部とを有する断面L字材であり、前記境界部で、第2の板部に切り込みが形成され、第1の板部がほぼ垂直に折り曲げられている請求項1記載のコンテナ。
  3. 複数の前記底部フレームの同じ端部から立ち上がる支柱フレームの上端部に端部フレームが渡されて、前記端部フレームと、それぞれの支柱フレームの上端部とが固定されている請求項1または2記載のコンテナ。
  4. 前記底部フレームの一方の端部から立ち上がる支柱フレームの上端部と、他方の端部から立ち上がる支柱フレームの上端部とを繋ぐ上部フレームが設けられており、
    前記上部フレームは、互いに直交する上板部と側板部とを有し、前記上板部がそれぞれの支柱フレームの上端部に載せられた状態で、前記端部フレームと前記上部フレームとが連結金具で連結されている請求項3記載のコンテナ。
  5. 前記連結金具は、前記端部フレームと前記上部フレームの上に設置される連結板部と、前記端部フレームと前記上部フレームのそれぞれに形成された穴部に挿入される挿入爪部とを有している請求項4記載のコンテナ。
  6. 前記上部フレームに上端が固定されて前記上部フレームから斜めに延びる側部フレームが設けられており、前記側部フレームの下端部に設けられた掛止爪部が、前記底部フレームに形成された掛止穴に挿入されて掛止されている請求項4または5記載のコンテナ。
  7. 互いに平行に配置された少なくとも2本の金属材と、前記金属材どうしを連結している複数の底敷きフレームとを有し、
    前記金属材は、前記底敷きフレームで連結された中央領域と、前記中央領域から両方向に延びる側部領域とに区分され、前記中央領域と前記側部領域との境界部で前記金属材が折曲げ可能とされており、
    前記中央領域は、折曲げ後に底部フレームとなり、前記側部領域は、折曲げ後に前記底部フレームからほぼ垂直に立ち上がる支柱フレームになることを特徴とするコンテナ用資材。
  8. 前記金属材は、互いに直交する第1の板部と第2の板部とを有する断面L字材であり、前記境界部で、第2の板部に切り込みが形成され、第1の板部がほぼ垂直に折曲げ可能とされている請求項7記載のコンテナ用資材。
  9. 複数の前記金属材の端部どうしを連結する端部フレームが設けられている請求項7または8記載のコンテナ用資材。
  10. 前記金属材が折曲げられた後に、同じ金属材から折り曲げられた支柱フレームの上端部どうしを連結する上部フレームと、前記上部フレームに上端が連結されて下端が前記底部フレームに固定される側部フレームと、前記端部フレームと前記上部フレームと連結する連結金具とを有する請求項9記載のコンテナ用資材。
JP2011266716A 2011-12-06 2011-12-06 コンテナ Active JP5903256B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05201488A (ja) * 1992-01-22 1993-08-10 Hitachi Ltd 部品収納箱及び部品収納箱用の梁部材
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