JP2013117008A - 洗浄液組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車、機械、精密機器、電気、電子、光学等の各種工業分野において扱われる部品に付着した、極性の低い汚れと極性の高い汚れが複合した汚れを洗浄して除去することができる洗浄液組成物を提供する。
【解決手段】本発明の洗浄液組成物は、(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、(B)アニオン性界面活性剤、(C)非イオン性界面活性剤、及び(D)水を含み、前記(A)の含有量が洗浄液組成物に対して60.0質量%〜85.0質量%であり、前記(B)の含有量が洗浄液組成物に対して8.0質量%〜15.0質量%であり、前記(C)の含有量が洗浄液組成物に対して2.0質量%〜5.0質量%であり、前記(D)の含有量が洗浄液組成物に対して1.0質量%〜20.0質量%であり、前記(B)と前記(C)との合計含有量が洗浄液組成物に対して10.0質量%〜20.0質量%であり、前記(B)と前記(C)との含有量比((B)/(C))が2.0〜5.0であり、前記(A)、前記(B)、及び前記(C)からなる組成物に水を添加した混合液の濁度により測定した飽和水分量が10質量%以上である。
【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄液組成物に関し、特に、自動車、機械、精密機器、電気、電子、光学、等の各種工業分野において扱われる部品に付着した、極性の低い汚れと極性の高い汚れが複合した汚れを洗浄して除去することができる洗浄液組成物に関する。
自動車、機械、精密機器、電気、電子、光学、等の各種工業分野において扱われる部品(以下、「部品」とする)は、その加工の際に、(i)鉱物油等を主体とする油性加工油、鉱物油等に界面活性剤を加えて水に乳化させた水溶性加工油等、極性の低いものから極性の高いものまで様々な加工油、(ii)微粒子、などが使用される。特に、切削や研削加工などを中心に水溶性加工油が多く使用されており、また、複数の加工工程を経て製造される部品には、工程毎に使用される加工油も異なるため、極性の低いものから極性の高いものまで様々な汚れが複合して付着する場合が多い。また、切断、研削、研磨等の機械加工を行う際には、前記部品を冶具に固定するための仮止め用接着剤としてワックスが使用される。そして、前記部品の機械加工が終了すると、前記部品に付着したワックスは除去される。前記ワックスは用途に応じて、極性の低いものから極性の高いものまで種々のものが使用される。
このような極性の低いものから極性の高いものまで様々な汚れが複合して付着した部品を洗浄する場合には、トリクロロエチレンや塩化メチレン等の塩素系溶剤、水系洗浄剤、水系洗浄剤に水溶性溶剤を配合した準水系洗浄剤、炭化水素系洗浄剤、イソプロパノールなどのアルコール系洗浄剤、グリコールエーテル系洗浄剤等が使用されている。しかしながら、いずれにおいても、極性の低いものから極性の高いものまで様々な汚れが複合して付着した部品に対して、洗浄力、乾燥性、安全性、経済性、有害性等の要求項目を全て満たすことはできていない。
さらに、これらの洗浄剤の洗浄力等の特性をより向上させることを目的として、ジエチレングリコールジエチルエーテル及び3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールからなる洗浄剤組成物が提案されているが(例えば、特許文献1参照)、水の溶解度に上限がなく、洗浄力を維持するためには、水を除去する設備が必要であり、経済性に劣る。
さらに、本発明者により、芳香族炭化水素、界面活性剤、及び水を含有する洗浄液組成物も検討されている(例えば、特許文献2及び3参照)。しかしながら、これらの洗浄液組成物には、依然として、極性の高い汚れに対する洗浄力に改善の余地がある。
特開2011−68858号公報 特開2002−256285号公報 特開2004−143409号公報
そこで、本発明の目的は、部品に付着した、極性の低い汚れと極性の高い汚れが複合した汚れを洗浄して除去することができる洗浄液組成物を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意研究を行った結果、芳香族炭化水素よりも水の受容性が高い直鎖飽和脂肪族炭化水素をベースにして、界面活性剤と水とを配合した飽和含水量が高いマイクロエマルジョン型洗浄液組成物を用いることにより、極性の高い汚れの洗浄力を向上して、部品に付着した、極性の低い汚れと極性の高い汚れが複合した汚れを洗浄して除去することができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明の洗浄液組成物は、(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、(B)アニオン性界面活性剤、(C)非イオン性界面活性剤、及び(D)水を含み、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の含有量が洗浄液組成物に対して60.0質量%〜85.0質量%であり、前記(B)アニオン性界面活性剤の含有量が洗浄液組成物に対して8.0質量%〜15.0質量%であり、前記(C)非イオン性界面活性剤の含有量が洗浄液組成物に対して2.0質量%〜5.0質量%であり、前記(D)水の含有量が洗浄液組成物に対して1.0質量%〜20.0質量%であり、前記(B)アニオン性界面活性剤と前記(C)非イオン性界面活性剤との合計含有量((B)+(C))が洗浄液組成物に対して10.0質量%〜20.0質量%であり、前記(B)アニオン性界面活性剤と前記(C)非イオン性界面活性剤との含有量比((B)/(C))が2.0〜5.0であり、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、前記(B)アニオン性界面活性剤、及び前記(C)非イオン性界面活性剤からなる組成物に水を添加した混合液の濁度により測定した飽和水分量が、10質量%以上であることを特徴とする。
前記洗浄液組成物は、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、前記(B)アニオン性界面活性剤、及び前記(C)非イオン性界面活性剤からなる組成物に水を添加した混合液の濁度により測定した飽和水分量が、10質量%以上であると、炭化水素中に水分が高分散している状態となり、極性の低い汚れの洗浄力を維持しながら、極性の高い汚れの洗浄力を向上させて、部品に付着した汚れ、特に、極性の低い汚れと極性の高い汚れとが複合した汚れを洗浄して除去することができる。
なお、本明細書において、「直鎖飽和脂肪族炭化水素」とは、分岐数が0の飽和脂肪族炭化水素を意味する。
また、本明細書において、「飽和水分量」とは、直鎖飽和脂肪族炭化水素、アニオン性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤からなる組成物に水を添加した混合液の濁度(JIS K0101)が100NTUであるときの前記組成物に加えた水分量(前記組成物と前記水との混合液に対する質量%)を意味する。ここで、前記混合液の濁度は、濁度計(商品名:携帯用濁度計2100P型、製造会社名:セントラル科学(株))を用いて測定される。
本発明の洗浄液組成物は、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、前記(B)アニオン性界面活性剤、及び前記(C)非イオン性界面活性剤からなる組成物に水を添加した混合液の濁度により測定した飽和水分量が、前記(D)水の洗浄液組成物に対する含有量以上であることが好ましい。
本発明の洗浄液組成物は、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の炭素数が9〜13であり、前記(B)アニオン性界面活性剤がジアルキルコハク酸エステル塩であり、前記(C)非イオン性界面活性剤がソルビタン脂肪酸エステルであることが好ましい。
本発明によれば、部品に付着した、極性の低い汚れと極性の高い汚れが複合した汚れを洗浄して除去することができる。
実験例2における、水濃度と、濁度及びミセルの平均粒径との関係を示すグラフである。 水溶性加工油の洗浄試験に用いた爪付き波型保持器の写真である。 模擬粒子の洗浄試験の評価基準が◎である判定見本であり、(a)が洗浄前、(b)が洗浄後を示す。 模擬粒子の洗浄試験の評価基準が○である判定見本であり、(a)が洗浄前、(b)が洗浄後を示す。 フラックス洗浄試験の未洗浄品の見本である。 フラックス洗浄試験の評価基準が◎(残渣なし)である判定見本である。 フラックス洗浄試験の評価基準が×(白色残渣あり)である判定見本である。
以下に本発明の実施形態について詳細に説明する。
(洗浄液組成物)
本発明の洗浄液組成物は、少なくとも、(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、(B)アニオン性界面活性剤、(C)非イオン性界面活性剤、及び(D)水を含み、さらに必要に応じて、その他の成分を含む。
<(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素>
前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の炭素数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、9〜13が好ましく、10〜13がより好ましく、10〜12が特に好ましい。
前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の炭素数が、9未満であると、洗浄液組成物の引火点が低くなって危険となることがあり、13を超えると、洗浄液組成物の粘度が高くなり、洗浄効率が低下することがある。一方、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の炭素数が、前記より好ましい範囲内、又は、前記特に好ましい範囲内であると、安全性と洗浄効率の両立の点で有利である。
なお、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素に、他の成分として後述するアルキルベンゼン及び/又はアルキルナフタレンを混合してもよい。
前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ノルマルへプタン(炭素数7)、ノルマルオクタン(炭素数8)、ノルマルノナン(炭素数9)、ノルマルデカン(炭素数10)、ノルマルウンデカン(炭素数11)、ノルマルドデカン(炭素数12)、ノルマルトリデカン(炭素数13)、ノルマルテトラデカン(炭素数14)、ノルマルペンタデカン(炭素数15)、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ノルマルデカン(炭素数10)、ノルマルウンデカン(炭素数11)、ノルマルドデカン(炭素数12)が、安全性と洗浄効率の両立の点で、好ましい。
−(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の含有量−
前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の含有量としては、洗浄液組成物に対して、60.0質量%〜85.0質量%である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、75.0質量%〜80.0質量%が好ましい。
前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の含有量が、洗浄液組成物に対して、60.0質量%以上であると、極性の低い汚れに対する洗浄力を向上させることができ、85.0質量%以下であると、極性の高い汚れに対する洗浄力を向上させることができる。また、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の含有量が、洗浄液組成物に対して、75.0質量%未満であると、極性の低い汚れに対する洗浄力が低下することがあり、80.0質量%超であると、極性の高い汚れに対する洗浄力が低下することがある。
<(B)アニオン性界面活性剤>
前記(B)アニオン性界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、石油スルホネート、ロート油等のスルホン酸塩、硫酸エステル塩、カルボン酸塩、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、(i)炭素数8〜22の炭化水素のスルホン酸塩(スルホン酸塩)、(ii)炭素数8〜18の硫酸化油(硫酸エステル塩)、(iii)炭素数8〜18のアルキル硫酸塩(硫酸エステル塩)、(iv)アルキル基の炭素数が6〜13のジアルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキル基の炭素数が6〜13のスルホコハク酸アルキル二塩、アルキル基の炭素数が6〜13のポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸二塩等のコハク酸塩類(カルボン酸塩)が、安定な可溶化型W/Oエマルジョン形成の点で、好ましく、特に、ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が6〜13のジアルキルスルホコハク酸エステル塩(ジアルキルコハク酸エステル塩)が、安定な可溶化型W/Oエマルジョン形成の点で、好ましく用いられる。
また、前記スルホン酸塩として、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩以外の物質を用いると、環境への排出量等の把握に関する措置(PRTR)の対象物質ではなくなるため、管理が容易となる。
なお、ここでいう塩は、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、炭素数1〜5のアルカノールアミン塩、などであるが、塩を形成していない酸自体を用いることもできる。
−(B)アニオン性界面活性剤の含有量−
前記(B)アニオン性界面活性剤の含有量としては、洗浄液組成物に対して、8.0質量%〜15.0質量%である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、9.0質量%〜15.0質量%が好ましい。
前記(B)アニオン性界面活性剤の含有量が、洗浄液組成物に対して、8.0質量%以上であると、極性の高い汚れに対する洗浄力を向上させることができ、15.0質量%以下であると、極性の低い汚れに対する洗浄力を向上させることができる。また、前記(B)アニオン性界面活性剤の含有量が、洗浄液組成物に対して、9.0質量%未満であると、極性の高い汚れに対する洗浄力が低下することがある。
<(C)非イオン界面活性剤>
前記(C)非イオン(ノニオン)界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリアルキレングリコール類、脂肪酸エステル類、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、脂肪酸エステル類が、安定な可溶化型W/Oエマルジョン形成の点で、好ましい。
−ポリアルキレングリコール類−
前記ポリアルキレングリコール類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、などが挙げられる。
前記ポリアルキレングリコール類を用いると、熱安定性を向上させることができ、前記脂肪酸エステル類を用いると、洗浄力を向上させることができる。
また、前記ポリアルキレングリコール類として、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、及びポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル以外の物質を用いると、環境への排出量等の把握に関する措置(PRTR)の対象物質ではなくなるため、管理が容易となる。
前記ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマーとしては、
HO−(CO)−(CO)−(CO)−H、又は、
HO−(CO)−(CO)−(CO)−H
で表される化合物であり、ポリプロピレングリコール(疎水基)分子量が3500以下であり、総分子中のエチレンオキシドの含有量が50質量%以下であることが好ましい。なお、aは2〜160が、bは10〜60が、cは2〜160が好ましい。
前記ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、
−O−(CO)−(CO)−Hで表される化合物であり、Rは炭素数6〜16のアルキル基、n及びmは2〜16が好ましい。
−脂肪酸エステル類−
前記脂肪酸エステル類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、エチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシ脂肪酸エステル類、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ソルビタン脂肪酸エステルが、安定な可溶化型W/Oエマルジョン形成の点で、好ましい。
−(C)非イオン界面活性剤の含有量−
前記(C)非イオン界面活性剤の含有量としては、洗浄液組成物に対して、2.0質量%〜5.0質量%である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、3.0質量%〜5.0質量%が好ましい。
前記(C)非イオン界面活性剤の含有量が、洗浄液組成物に対して、2.0質量%以上であると、極性の高い汚れに対する洗浄力を向上させることができ、5.0質量%以下であると、極性の低い汚れに対する洗浄力を向上させることができる。
また、前記(C)非イオン界面活性剤の含有量が、洗浄液組成物に対して、3.0質量%未満であると、極性の高い汚れに対する洗浄力が低下することがある。
<(B)アニオン界面活性剤と(C)非イオン界面活性剤との質量比((B)/(C))>
前記(B)アニオン界面活性剤と(C)非イオン界面活性剤との質量比((B)/(C))としては、2.0〜5.0である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、2.0〜4.0が好ましい。
前記質量比((B)/(C))が、2.0〜5.0であると、極性の高い汚れに対する洗浄力を向上させることができる。
また、前記質量比((B)/(C))が、2.0未満であると、極性の高い汚れに対する洗浄力が低下することがある。
<(B)アニオン界面活性剤と(C)非イオン界面活性剤との合計含有量((B)+(C))>
前記(B)アニオン界面活性剤と(C)非イオン界面活性剤との合計含有量((B)+(C))としては、洗浄液組成物に対して、10.0質量%〜20.0質量%である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、12.0質量%〜20.0質量%がより好ましい。
前記合計含有量((B)+(C))が、10.0質量%以上であると、極性の高い汚れに対する洗浄力を向上させることができ、20.0質量%以下であると、極性の低い汚れに対する洗浄力を向上させることができる。
また、前記合計含有量((B)+(C))が、12.0質量%未満であると、極性の高い汚れに対する洗浄力が低下することがある。
<(D)水>
前記(D)水の含有量としては、洗浄液組成物に対して1.0質量%〜20.0質量%である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、洗浄液組成物に対して、5.0質量%〜20.0質量%が好ましく、5.0質量%〜15.0質量%がより好ましく、5.0質量%〜10.0質量%が特に好ましい。
前記(D)水の含有量が、洗浄液組成物に対して、1.0質量%以上であると、極性の高い汚れであり、かつ、ワックス以外の汚れに対する洗浄力を向上させることができ、20.0質量%以下であると、極性の低い汚れであり、かつ、ワックス以外の汚れに対する洗浄力を向上させることができる。
また、前記(D)水の含有量が、洗浄液組成物に対して、5.0質量%未満であると、極性の高いワックスに対する洗浄力が低下することがあり、15.0質量%超であると、安定性が悪くなることがある。一方、前記(D)水の含有量が、前記より好ましい範囲、又は、特に好ましい範囲内であると、極性の高い汚れに対する洗浄力及び極性の低い汚れに対する洗浄力のいずれも高くできる点で有利である。
また、前記(D)水の含有量が飽和水分量以下であると、リンス不良となるのを防止することができる。ここで、前記飽和水分量は、濁度(JIS K0101)で規定しており、100NTU以下であれば、水の含有量は飽和水分量以下と定義される。
本願発明の洗浄剤組成物は予め水分量を調整し、そのまま洗浄対象物を接触させて用いることもできるが、水分量の少ない組成物を一旦調整しておき、洗浄前にさらに適宜水分を加えて水分量を調整して用いることもできる。洗浄剤組成物の水分量を使用時に追加調整する方法により、保管及び輸送時の品質変動を抑えながら高い洗浄力を得ることができる。
<(E)その他の成分>
前記(E)その他の成分としては、混合乃至添加しても、本発明の効果を損なわない成分である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、他の洗浄液成分、各種の添加剤、などが挙げられる。
前記他の洗浄液成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、本発明で特定する炭化水素以外の炭化水素(例えば、トリメチルベンゼン、エチルトルエン、テトラメチルベンゼン等のアルキルベンゼン、例えば、メチルナフタレン、エチルナフタレン、ジメチルナフタレン等のアルキルナフタレン)、各種のアルコール、ケトン、エステル、ポリエーテル、塩素を含有しないハイドロフルオロカーボン、N−メチルピロリドン、シクロヘキサノン、などが挙げられる。
前記添加剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、防錆剤、酸化防止剤、防腐剤などが挙げられる。
前記防錆剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(i)ペンタエリスリトールモノエステル、ソルビタンモノオレート等の脂肪酸エステル系防錆剤;(ii)アミン、アミン塩等のアミン系防錆剤;(iii)芳香族カルボン酸、アルケニルコハク酸、ナフテン酸塩等のカルボン酸系防錆剤;(iv)石油スルホネート等の有機スルホン酸系防錆剤;(v)有機リン酸エステル系防錆剤;(vi)酸化パラフィン系防錆剤;などが挙げられる。
前記(E)その他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、洗浄液組成物に対して、10.0質量%以下が好ましく、5.0質量%以下がより好ましく、1.0質量%以下が特に好ましい。
前記(E)その他の成分の含有量が、洗浄液組成物に対して、10質量%超であると、極性の高い汚れに対する洗浄力が低下することがある。一方、前記(E)その他の成分の含有量が、前記より好ましい範囲内、又は、前記特に好ましい範囲内であると、安定な可溶化型W/Oエマルジョン形成の点で有利である。
<飽和水分量>
前記飽和水分量としては、10質量%以上である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10質量%〜35質量%が好ましく、また、前記(D)水の洗浄液組成物に対する含有量以上であることが好ましい。
前記飽和水分量が、10質量%以上であると、極性の高い汚れに対する洗浄力を向上させることができる。
また、前記飽和水分量が、10質量%未満であると、極性の高い汚れに対する洗浄力が低下することがあり、35質量%超であると、極性の低い汚れに対する洗浄力が低下することがある。
また、前記飽和水分量が、前記(D)水の洗浄液組成物に対する含有量以上であると、リンス不良となるのを防止することができる。
<洗浄液組成物に形成されたミセルの平均粒径>
前記洗浄液組成物には、ミセルが形成されている。
前記ミセルの平均粒径(Z−Average、散乱光基準の平均粒径)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10nm以下が好ましい。
前記ミセルの平均粒径が、10nm超であると、リンス不良となることがある。
前記ミセルの平均粒径は、ゼータ電位・粒子径・分子量測定装置(商品名:ゼータサイザーナノ、製造会社名:スペクトリス(株))により測定される。
なお、前記洗浄液組成物のミセルの粒径が10nm以下であると、前記洗浄液組成物は、可溶化型W/Oエマルジョン型と見なされる。
<洗浄液組成物の洗浄対象物への接触方法>
前記洗浄液組成物を洗浄対象物である部品に接触させることで洗浄することができる。
前記洗浄液組成物を前記洗浄対象物に接触させる方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、公知の方法のいずれをも使用することができる。
前記洗浄液組成物を前記洗浄対象物に接触させる方法の具体例としては、例えば、(i)洗浄液組成物を含浸させたスポンジにより拭き取る方法、(ii)洗浄液組成物への浸漬及び/又はスプレーを用いた方法、などが挙げられる。
前記浸漬による方法においては、洗浄効果を高めるために、同時に、攪拌、揺動、超音波、又はエアバブリング、などを組み合わせることが好ましい。
また、前記洗浄液組成物は界面活性剤を含有するので、界面活性剤の除去や乾燥性を高めることを目的として、洗浄対象物を洗浄した後に、前記洗浄液組成物に含まれる直鎖飽和脂肪族炭化水素よりも低沸点の炭化水素、特に、脂肪族炭化水素によるリンスを行うことが好ましい。
以下に実施例により本発明の実施態様を例示するが、本発明はそれらの実施例に限定されるものではない。
(実験例1〜6)
容量30mLのスクリュー管瓶に(A)炭化水素(直鎖飽和脂肪族炭化水素:ノルマルウンデカン、ノルマルドデカン;芳香族炭化水素:アルキルベンゼン(化合物名:炭素数9〜11のアルキルベンゼン、商品名:EMクリーン2000E、製造会社名:JX日鉱日石エネルギー(株))、アルキルナフタレン(化合物名:炭素数12〜13のアルキルナフタレン、商品名:EMクリーン5000E、製造会社名:JX日鉱日石エネルギー(株)))と、(B)アニオン性界面活性剤(ジアルキルコハク酸エステル塩:ジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸ナトリウム)と、(C)非イオン性界面活性剤(ソルビタン脂肪酸エステル:ソルビタントリオレエート)とを表1に示すように混合した混合液の濁度が100NTUになるまで水を添加したときの水濃度(飽和水分量(質量%))を表1に示す。
また、実験例2における、水濃度と、濁度及びミセルの平均粒径との関係を示すグラフを図1に示す。
なお、濁度の測定は、濁度計(商品名:携帯用濁度計2100P型、製造会社名:セントラル科学(株))を用いて行った。ミセルの平均粒径の測定は、ゼータ電位・粒子径・分子量測定装置(商品名:ゼータサイザーナノ、製造会社名:スペクトリス(株))を用いて測定した。
(実施例1〜10、比較例1〜6)
表2−1〜表2−8に示すように各成分を配合した洗浄液組成物について、下記に示すように、(i)水溶性加工油の洗浄試験、(ii)模擬粒子の洗浄試験、(iii)油性加工油の洗浄試験、(iv)フラックス洗浄試験、(v)飽和水分量(質量%)の測定試験、を行った。
<(i)水溶性加工油の洗浄試験>
(1)まず、下記水溶性加工油(i)〜(vi)を蒸留水で2倍(50%)に希釈した。
(i)Castrol Hysol X(分類:A1種2号;製造会社名:BPジャパン(
株))
(ii)Castrol Alusol B(分類:A2種2号;製造会社名:BPジャパン(株))
(iii)Castrol Syntilo 81(分類:A3種1号;製造会社名:BPジャパン(株))
(iv)ケミック ケミクールEA(分類:A1種2号;製造会社名:(株)ケミック)
(v)ケミック ケミクールEX−630(分類:A3種1号;製造会社名:(株)ケミック)
(vi)出光ダフニーアクアクールCC(分類:A1種1号;製造会社名:出光興産(株))
(2)次に、模擬部品(図2に示す爪付波型保持器(SUS製))を、脱脂後、希釈した水溶性加工油(i)〜(vi)に完全に浸漬させ、温風乾燥機(商品名:SPHH−201、製造会社名:ESPEC)を用いて風乾させ(40℃、3時間)、秤量した。
(3)次に、所定の洗浄液組成物中で、超音波洗浄器(商品名:W−113、製造会社名:本多電子(株))を用いて、超音波洗浄(28kHz、25℃)を3分間行い、25℃で1分間揺動させてノルマルデカンでリンスした。
(4)温風乾燥機(商品名:SPHH−201、製造会社名:ESPEC)を用いて、80℃で20分間乾燥した後の重量から残留油分を求めた。
(5)下記評価基準に従って、評価した。その結果を表2−1及び2−2に示す。
○:残留油分(残油量)が0.001g未満
×:残留油分(残油量)が0.001g以上
<(ii)模擬粒子の洗浄試験>
(1)まず、上記水溶性加工油 (iii)及び(vi)の10質量%水溶液を調製した。
(2)次に、脱脂後の鉄板(SPCC−SB、JIS G3141、30mm×30mm×1mm、#240番にて研磨)に、調製した水溶性加工油の10質量%水溶液の一滴分を塗布した。
(3)次に、水溶性加工油の10質量%水溶液を塗布した鉄板に、鉄粉(電解鉄、製造会社名:関東化学(株))を0.02g散布し、鉄板の縁から5mm程度まで延ばし広げ、温風乾燥機(商品名:SPHH−201、製造会社名:ESPEC)を用いて120℃で3時間乾燥後、テストピースを調製した。
(4)調製したテストピースを、室温の各洗浄液組成物が50mL入ったビーカーに入れ、超音波洗浄器(商品名:W−113、製造会社名:本多電子(株))を用いて、超音波洗浄(45kHz)を3分間行った。
(5)洗浄後、テストピースを各洗浄液組成物から取り出し、液切り後に残留する鉄粉を目視観察した。
(6)下記評価基準に従って、評価した。その結果を表2−3及び2−4に示す。
◎:鉄粉が確認できない。
○:数個の鉄粉が残留。
△:数十個の鉄粉が残留。
×:数百個の鉄粉が残留。
図3は、模擬粒子の洗浄試験の評価基準が◎である判定見本であり、(a)が洗浄前、(b)が洗浄後を示し、図4は、模擬粒子の洗浄試験の評価基準が○である判定見本であり、(a)が洗浄前、(b)が洗浄後を示す。
<(iii)油性加工油の洗浄試験>
(1)まず、脱脂後の鉄板(SPCC−SB、JIS G3141、30mm×30mm×1mm、#240番にて研磨)の重量を測定した。
(2)次に、重量を測定した鉄板を、工業用汎用油(商品名:レータス150、製造会社名:JX日鉱日石エネルギー(株))に完全に浸漬させ、温風乾燥機(商品名:SPHH−201、製造会社名:ESPEC)を用いて120℃で3時間乾燥し、室温にて冷却し、秤量した。
(3)秤量した鉄板を、室温の各洗浄液組成物が100mL入ったビーカーに2分間浸漬させた(揺動なし、超音波洗浄なし、浸漬のみ)。
(4)浸漬させた鉄板(テストピース)を各洗浄液組成物から取り出し、リンス液(ノルマルデカン)に10秒間浸漬させた。
(5)テストピースを各リンス液から取り出し、温風乾燥機(商品名:SPHH−201、製造会社名:ESPEC)を用いて70℃で40分間乾燥し、テストピースの質量を測定した。
(6)下記評価基準に従って、評価した。その結果を表2−5及び2−6に示す。
○:除去率が99質量%以上
×:除去率が99質量%未満
<(iv)フラックス洗浄試験>
(1)基板(ICB−96PU)に、卓上型リフローはんだ付け装置(商品名:RF−221、製造会社名:JAPAN PULSE LABORATORIES,INC)を用いて230℃でリフローした下記はんだペースト(クリームはんだ)(i)、または、半田ごてで付けた下記糸はんだ(ii)〜(vi)を、超音波洗浄器(商品名:W−113、製造会社名:本多電子(株))を用いて、超音波洗浄(28kHz)を2分間又は5分間行い、洗浄後の基板を実体顕微鏡(商品名:Stemi DV4、製造会社名:Carl Zeiss)にて目視観察した。
(i)はんだペースト(商品名:M705−330F−42−10.5、製造会社名:千住金属工業(株))
(ii)糸はんだ(商品名:スパークルハンダ70、製造会社名:千住金属工業(株))
(iii)糸はんだ(商品名:スパークルESC21、製造会社名:千住金属工業(株))
(iv)糸はんだ(商品名:RZ21 PF305、製造会社名:ニホンハンダ(株))
(v)糸はんだ(商品名:SO3X7C−56M、製造会社名:(株)光輝)
(vi)糸はんだ(商品名:LLS219α、製造会社名:ソルダーコート(株))
(2)下記評価基準に従って、評価した。その結果を表2−7及び2−8に示す。
◎:残渣なし
○:僅かに残渣あり
△:一部残渣あり
×:白色残渣あり
なお、図5は、フラックス洗浄試験の未洗浄品の見本であり、図6は、フラックス洗浄試験の評価基準が◎(残渣なし)である判定見本であり、図7は、フラックス洗浄試験の評価基準が×(白色残渣あり)である判定見本である。
<(v)飽和水分量(質量%)の測定試験>
(A)炭化水素と、(B)アニオン性界面活性剤と、(C)非イオン性界面活性剤とを表2−1〜表2−8に示す所定の濃度になるように混合した混合液の濁度が100NTUになるまで水を添加したときの濃度(飽和水分量(質量%))を測定した。測定結果を表2−1〜表2−8に示す。なお、濁度の測定は、濁度計(商品名:携帯用濁度計2100P型、製造会社名:セントラル科学(株))を用いて行った。
(実施例11〜53、比較例7〜40、参考例1〜6)
表3−1〜表3−11に示すように各成分を配合した洗浄液組成物について、下記に示すように、(vi)ワックス洗浄試験(攪拌)、(vii)ワックス洗浄試験(銅板)、(v)飽和水分量(質量%)の測定試験、を行った。
<(vi)ワックス洗浄試験(攪拌)>
前記洗浄液組成物とワックスを95:5(質量比)で混合し、24時間室温で攪拌し、透明均一になった場合を○、それ以外を×とした(溶解試験)。溶解試験の評価結果(攪拌)を表3−1〜表3−11に示す。なお、極性の低いワックスとしてパラフィンワックス(商品名:パラフィンワックス135、製造会社名:日本精鑞(株))を、極性の高いワックスとしてアクアワックス553(日化精工(株)製)を、また、その中間としてアルコワックス542M(日化精工(株)製)を用いた。
<(vii)ワックス洗浄試験(銅板)>
前記洗浄液組成物に、ワックスを付着させた銅板を浸して、2分間超音波(28kHz)を照射し、ノルマルデカンで30秒間リンスした後の銅板表面を目視観察した。ワックス等の残渣が無い場合を○、それ以外を×とした(洗浄試験)。洗浄試験の評価結果(銅板)を表3−1〜表3−11に示す。なお、ワックスとしては、パラフィンワックス(商品名:パラフィンワックス135、製造会社名:日本精鑞(株))、アルコワックス542M(日化精工(株)製)、及びアクアワックス553(日化精工(株)製)を用いた。
<(v)飽和水分量(質量%)の測定試験>
(A)炭化水素と、(B)アニオン性界面活性剤と、(C)非イオン性界面活性剤とを表3−1〜表3−11に示す所定の濃度になるように混合した混合液の濁度が10NTUになるまで水を添加したときの濃度(飽和水分量(質量%))を測定した。測定結果を表3−1〜表3−11に示す。なお、濁度の測定は、濁度計(商品名:携帯用濁度計2100P型、製造会社名:セントラル科学(株))を用いて行った。
なお、表3−9中において、(B)石油スルホネートは、石油スルホン酸ナトリウム(分子量400)を示し、(B)ロート油は、ひまし油スルホン酸ナトリウムを示す。
なお、表3−10中において、(B)石油スルホネートは、石油スルホン酸ナトリウム(分子量400)を示し、(B)ロート油は、ひまし油スルホン酸ナトリウムを示す。
なお、表3−11中における(A’)芳香族炭化水素は、炭素数13〜14のアルキルナフタレン及びジメチルナフタレンを99質量%含み、沸点範囲が260℃から275℃である芳香族炭化水素を示す。
表2−1〜表2−8より、(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、(B)アニオン性界面活性剤、(C)非イオン性界面活性剤、及び(D)水を含み、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の含有量が洗浄液組成物に対して60.0質量%〜85.0質量%であり、前記(B)アニオン性界面活性剤の含有量が洗浄液組成物に対して8.0質量%〜15.0質量%であり、前記(C)非イオン性界面活性剤の含有量が洗浄液組成物に対して2.0質量%〜5.0質量%であり、前記(D)水の含有量が洗浄液組成物に対して1.0質量%〜20.0質量%であり、前記(B)アニオン性界面活性剤と前記(C)非イオン性界面活性剤との合計含有量((B)+(C))が洗浄液組成物に対して10.0質量%〜20.0質量%であり、前記(B)アニオン性界面活性剤と前記(C)非イオン性界面活性剤との含有量比((B)/(C))が2.0〜5.0であり、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、前記(B)アニオン性界面活性剤、及び前記(C)非イオン性界面活性剤からなる組成物に水を添加した混合液の濁度により測定した飽和水分量が、10質量%以上であると、部品に付着した、極性の低い汚れであり、かつ、ワックス以外の汚れと極性の高い汚れであり、かつ、ワックス以外の汚れが複合した汚れを洗浄して除去することができることが分かった。
さらに、表3−1〜表3−11より、(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、(B)アニオン性界面活性剤、(C)非イオン性界面活性剤、及び(D)水を含み、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の含有量が洗浄液組成物に対して60.0質量%〜85.0質量%であり、前記(B)アニオン性界面活性剤の含有量が洗浄液組成物に対して8.0質量%〜15.0質量%であり、前記(C)非イオン性界面活性剤の含有量が洗浄液組成物に対して2.0質量%〜5.0質量%であり、前記(D)水の含有量が洗浄液組成物に対して5.0質量%〜20.0質量%であり、前記(B)アニオン性界面活性剤と前記(C)非イオン性界面活性剤との合計含有量((B)+(C))が洗浄液組成物に対して10.0質量%〜20.0質量%であり、前記(B)アニオン性界面活性剤と前記(C)非イオン性界面活性剤との含有量比((B)/(C))が2.0〜5.0であり、前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、前記(B)アニオン性界面活性剤、及び前記(C)非イオン性界面活性剤からなる組成物に水を添加した混合液の濁度により測定した飽和水分量が、10質量%以上であると、部品に付着したワックスによる汚れ、特に、極性の低いワックスと極性の高いワックスとが複合した汚れを洗浄して除去することができることが分かった。
本発明の洗浄液組成物は、自動車、機械、精密機器、電気、電子、光学等の各種工業分野において扱われる部品に付着した、極性の低い汚れと極性の高い汚れが複合した汚れを洗浄して除去するのに好適に用いられる。

Claims (3)

  1. (A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、(B)アニオン性界面活性剤、(C)非イオン性界面活性剤、及び(D)水を含み、
    前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の含有量が洗浄液組成物に対して60.0質量%〜85.0質量%であり、
    前記(B)アニオン性界面活性剤の含有量が洗浄液組成物に対して8.0質量%〜15.0質量%であり、
    前記(C)非イオン性界面活性剤の含有量が洗浄液組成物に対して2.0質量%〜5.0質量%であり、
    前記(D)水の含有量が洗浄液組成物に対して1.0質量%〜20.0質量%であり、
    前記(B)アニオン性界面活性剤と前記(C)非イオン性界面活性剤との合計含有量((B)+(C))が洗浄液組成物に対して10.0質量%〜20.0質量%であり、
    前記(B)アニオン性界面活性剤と前記(C)非イオン性界面活性剤との含有量比((B)/(C))が2.0〜5.0であり、
    前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、前記(B)アニオン性界面活性剤、及び前記(C)非イオン性界面活性剤からなる組成物に水を添加した混合液の濁度により測定した飽和水分量が、10質量%以上であることを特徴とする洗浄液組成物。
  2. 前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素、前記(B)アニオン性界面活性剤、及び前記(C)非イオン性界面活性剤からなる組成物に水を添加した混合液の濁度により測定した飽和水分量が、前記(D)水の洗浄液組成物に対する含有量以上であることを特徴とする請求項1に記載の洗浄液組成物。
  3. 前記(A)直鎖飽和脂肪族炭化水素の炭素数が9〜13であり、
    前記(B)アニオン性界面活性剤がジアルキルコハク酸エステル塩であり、
    前記(C)非イオン性界面活性剤がソルビタン脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1に記載の洗浄液組成物。
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