JP2013106936A - 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents
遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013106936A JP2013106936A JP2012216164A JP2012216164A JP2013106936A JP 2013106936 A JP2013106936 A JP 2013106936A JP 2012216164 A JP2012216164 A JP 2012216164A JP 2012216164 A JP2012216164 A JP 2012216164A JP 2013106936 A JP2013106936 A JP 2013106936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing member
- game board
- closing
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】遊技機用可変入賞装置10は、開閉部材21と連動可能に構成されると共に駆動源40の駆動力を受けて開閉部材21を前後に変位させる構成をなし、閉鎖位置のときには閉鎖部21aを遊技盤2の前方側に突出させて誘導口20を閉鎖し、開放位置のときには閉鎖部21aを閉鎖位置のときよりも後退させて誘導口20を開放するように開閉部材21を変位させる伝達機構30を備えている。そして、伝達機構30は、開閉部材21の上方又は下方若しくは側方において被作用部21aを遊技盤2の後面2cよりも前方側の範囲で動作させるように構成され、開閉部材21は、開放位置にあるときに、当該開閉部材21の後端部21cが遊技盤2の後面2cと同位置又は当該後面2cの前方に位置するように構成されている。
【選択図】図7
Description
また、近年の遊技機では、遊技者の興趣を高めることを目的として、遊技領域内の中央部付近に配置される液晶表示装置や役物(いわゆるセンター役物)などが大型化する傾向があり、これら入賞装置等の他の部品は、機能を充実させつつ、よりコンパクトに構成することが求められている。更に、このような要求は、遊技盤上の領域(遊技領域)に限られるものではなく、液晶表示装置や役物などに必要な主要部品(制御基板等)の配置の制約を極力抑えるために、遊技盤の後方領域においても各部品のコンパクト化が望まれている。
少なくとも前記遊技盤の前面の前方側において前記誘導口を閉鎖可能な閉鎖部を備え、前記閉鎖部が前記誘導口を閉鎖する閉鎖位置と前記閉鎖部が前記閉鎖位置のときよりも遊技球が進入しやすい開放位置とで変位する開閉部材と、
駆動力を生じさせる駆動源と、
前記開閉部材と連動可能に構成されると共に前記駆動源の駆動力を受けて前記開閉部材を前後に変位させる構成をなし、前記閉鎖位置のときには前記閉鎖部を遊技盤の前方側に突出させて前記誘導口を閉鎖し、前記開放位置のときには閉鎖部を閉鎖位置のときよりも後退させて前記誘導口を開放するように前記開閉部材を変位させる伝達機構と、
を備え、
前記開閉部材は、前記伝達機構から作用を受ける被作用部が形成されており、
前記伝達機構は、前記開閉部材の上方又は下方若しくは側方において前記被作用部を前記遊技盤の後面よりも前方側の範囲で動作させるように構成され、
前記開閉部材は、前記開放位置にあるときに当該開閉部材の後端が前記遊技盤の後面と同位置又は当該後面の前方に位置するように構成されていることを特徴とする。
この構成では、伝達機構の作用を受けて動作する開閉部材が遊技盤の後面から前方側の領域において開放位置と閉鎖位置とに変位することになり、特に、開閉部材は、後方側に退避した開放位置のときでも後端が遊技盤の後面と同位置またはこれよりも前方に位置するようになっているため、開閉部材が遊技盤の後側に配置される部品と干渉することがなくなり、ひいては、装置を全体的に遊技盤の後面よりも前方に配置しやすくなるため、遊技盤後方のスペースを入賞装置以外の他の用途に有効に利用することができる。
また、伝達機構についても、上記のように配置される開閉部材の上方又は下方若しくは側方で当該開閉部材を動作させるように配置されているため、伝達機構が後方側に嵩張ることがなく、入賞装置全体として前後方向のコンパクト化(特に後方領域の削減)を図りやすくなる。
このようにすると、開閉部材の被作用部、及び伝達機構における被作用部に作用する部分が誘導口の下方に入り込むことがなく、誘導口から入賞した遊技球がこれら部分と接触することがなくなり、球噛みや球詰まりなど遊技球の円滑な流下を妨げる虞がない。また、遊技盤の前方側から開閉部材を不正に開放する操作が行いにくくなり、不正開放操作による不正賞球獲得を効果的に防止することができる。
この構成では、開放位置のときに開閉部材の後端を遊技盤後面に収めつつも、前端については完全に遊技盤内に収めることなく遊技盤前側の領域を利用して配置することができるため、開閉部材の前後方向の幅を大きく形成することができる。このように前後方向の幅を大きく形成すると、閉鎖位置のときに、開閉部材をより前方位置まで及ぼすことができ、誘導口をより確実に閉鎖すると共に開閉部材上方においてより円滑に遊技球を流下させることができる。
また、開放位置のときに開閉部材の前端が遊技盤前側にある程度突出して配置されるため、開放位置から閉鎖位置までの開閉部材の移動距離が短縮され、開放状態となっている誘導口を閉鎖するまでに要する時間を短縮することができる。従って、開閉部材を閉鎖する制御の開始後に余分な遊技球が誘導口内に進入してしまうことを抑制することができる。
更に、開放位置のときに開閉部材の一部を遊技盤前面の前方に突出させたままとしているので、開放位置から閉鎖位置に変位する際に、開閉部材の前端が遊技盤の前面の開口端或いはこの付近の部材に引っ掛かりにくくなり、開放状態が意図せずに維持されてしまうことをより確実に防ぐことができる。
この構成では、開閉部材が開放位置にあるときには、誘導口に向けて流下してきた遊技球が開閉部材に接触する前に、或いは開閉部材に接触することなく庇部に接触しやすくなるため、開閉部材に対して遊技球による直接的な衝撃が加わることを抑制ないし防止することができる。従って、開閉部材やこれと連動する伝達機構等に対して遊技球の接触に起因するダメージが加わりにくくなり、製品の寿命を確実に延ばすことができる。
また、開放位置のときには、開閉部材の前端を遊技盤前面の前方側にある庇部の下方位置でとどめておくことができるため、この構成でも、開放位置から閉鎖位置までの開閉部材の移動距離が短縮され、開放状態となっている誘導口を閉鎖するまでに要する時間を短縮することができる。従って、開閉部材を閉鎖する制御の開始後に余分な遊技球が誘導口内に進入してしまうことを抑制することができる。
開閉部材は、閉鎖位置のときに前端が前飾り板との間に遊技球の半径よりも小さい幅だけ離間するように配置されるように構成してもよい。
この構成では、開閉部材の上方側となる領域を含む前飾り板が形成され、開閉部材が閉鎖位置のときに前端を前飾り板に当接させず離間するように配置されているため、開放位置のときに後方への移動距離を短縮することができ、ひいては、伝達機構が後方側に嵩張ることがなく、入賞装置全体として前後方向のコンパクト化(特に後方領域の削減)を図りやすくなる。また、開閉部材が閉鎖位置に移動したときに、前端が前飾り板に衝突しないため、破損し難くなり、製品寿命の長期化を図りやすくなる。
また、前飾り板が配置されているため、開閉部材の前方を覆うことで開閉部材への直接的な不正防止効果が高まるのは言うまでもなく、開閉部材の前端が離間した状態であっても誘導口をより確実に閉鎖すると共に開閉部材上方においてより円滑に遊技球を流下させることができる。また、開放位置から閉鎖位置までの開閉部材の移動距離が短縮され、開放状態となっている誘導口を閉鎖するまでに要する時間を短縮することができる。従って、開閉部材を閉鎖する制御の開始後に余分な遊技球が誘導口内に進入してしまうことを抑制することができる。
以下、本発明に係る遊技機用可変入賞装置10及びそれを備えた遊技機1を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図1は、第1実施形態に係る遊技機用可変入賞装置10を備えた遊技機1を例示する正面図であり、まず、図1を参照して遊技機1の構成を概説する。
図1に示す遊技機1は、いわゆるパチンコ機として構成されるものであり、木板(ベニヤ板)、アクリル板等によって構成される遊技盤2の盤面(前面2b)に沿って遊技球Bの発射を誘導するガイドレール5が設けられ、このガイドレール5等によって区画された形態で遊技領域が形成されている。また、遊技盤2の中央付近には、各種表示を行い得る液晶表示部3が配置され、この液晶表示部3の下方には、始動誘導口7が配置されている。そして、液晶表示部3の下方側において、始動誘導口7の横方向に、本発明に係る遊技機用可変入賞装置10が配置されている。なお、遊技機1には、遊技盤2の前方において当該遊技盤2の盤面(前面2b)とほぼ平行に透明板(ガラス板等)が配置され、ガイドレール5等によって区画された遊技領域内において透明板と遊技盤2との間を遊技球が流下するように構成されている。
次に、第1実施形態に係る遊技機用可変入賞装置10について説明する。
図1に示すように、遊技機用可変入賞装置10(以下、入賞装置10ともいう)は、遊技盤2に固定されて用いられるものであり、その一部が遊技盤2の前方側から視認可能となるように露出した状態で配置されている。この入賞装置10は、図1及び図4に示すように遊技盤2の前面2b(盤面)の前方側において上方側に開放した開口形態で配される誘導口20を備えている。この誘導口20は、後述する開閉部材21によって開閉される構成をなしており、開閉部材21が開放位置となったときに開放状態となり、前面2bに沿って流下する遊技球を内部に誘導することができるようになっている。なお、図1等に示す入賞装置の代表例では、誘導口20が大入賞口として機能するアタッカーとしての例を示すが、遊技球が入賞し得る構成であれば電動チューリップや役物等の様々な入賞装置に適用できることは勿論である。
なお、図4、図7、図8、図9及び図10では、遊技盤2の前面2b(盤面)及び後面2cの位置を二点鎖線にて仮想的に示している。
図2〜図6に示すように、入賞装置10は、遊技盤2に直接的に固定されると共に遊技盤2の前方側に当該遊技盤2の前面2bに沿って流下する遊技球を下方側に進入させつつ取り込む誘導口20が形成されてなる筐体80と、遊技盤2の前面2bの前方側において誘導口20を閉鎖可能な閉鎖部21aを備え、閉鎖部21aが誘導口20を閉鎖する閉鎖位置とその閉鎖位置のときよりも遊技球が進入しやすい開放位置とで変位する開閉部材21と、駆動力を生じさせる駆動源40とを備えている。更に、入賞装置10は、開閉部材21と連動可能に構成されると共に駆動源40の駆動力を受けて開閉部材21を前後に変位させる構成をなし、閉鎖位置のときには閉鎖部21aを遊技盤2の前方側に突出させて誘導口20を閉鎖し、開放位置のときには閉鎖部21aを閉鎖状態のときよりも後退させて誘導口20を開放するように開閉部材21を変位させる伝達機構30(第1伝達部材31、第2伝達部材32)と、誘導口20から内部に進入した遊技球を検出する球検出部62とを備えている。
以下、各構成要素について詳述する。
開閉部材21は、図5、図6等に示すように、長手状且つ略板状に構成されており、図2(A)、図4(A)に示すように、筐体80に形成された誘導口20を閉塞し得るように当該筐体80に保持されている。この開閉部材21は、図2(A)(B)及び図4(A)(B)に示すように、遊技盤2の前面2bの前方側に突出して誘導口20を閉鎖する位置(閉鎖位置(図2(A)、図4(A)))と、その閉鎖位置のときよりも誘導口20に遊技球が進入しやすくなる位置(開放位置(図2(B)図4(B)))とで変位するようになっている。
筐体80は、開閉部材21、駆動源40、第1伝達部材31、第2伝達部材32及び球検出部62等を収容すると共に入賞装置10の外殻をなすものであり、例えば樹脂材料などによって箱状に構成されている。この筐体80は、図2〜図6に示すように、遊技盤2に固定される台板部材85と、台板部材85の前側に配置され、上部に遊技球を受け入れる誘導口20が形成されてなる前ケース体81と、台板部材85の後側に配置され、駆動源40及び伝達機構30が収容される後ケース体82と、後ケース体82の下側に配置され、駆動源40及び第1伝達部材31を下方側から支持する下ケース体83とを備えている。そして、これらがねじ等の締結部材によって一体的に組付けられている(図5及び図6等を参照)。また、前ケース体81の前方側には、前面に図柄等が施される前飾り部材87が設けられ、前ケース体81に一体的に組み付けられている。
図5、図6に示すように、駆動源40は、通電可能なコイルを備えたコイル部41と、プランジャ42と、ばね部材43とを備えている。そして、図3(B)、図7、図8のように、開閉部材21及び第2伝達部材32の下方側で且つ遊技盤2の前面2bよりも後側の領域に配置されている。そして、コイル部41によってプランジャ42を駆動することにより、後述する第1伝達部材31を後述する第1回動位置と第2回動位置とで変位させるように機能している。
伝達機構30は、開閉部材21と連動可能に構成され、駆動源40の駆動力を受けて動作するとともに、開閉部材21を閉鎖位置と開放位置とで変位させるように構成されている。この伝達機構30は、駆動源40側に配されてこの駆動源40からの作用を受けて動作する第1伝達部材31と、第1伝達部材31の作用を受けて変位すると共に開閉部材21に対して駆動力を伝達する第2伝達部材32とを備えている。
次に、以上のような構成を有する入賞装置10の動作について概略を説明する。このような入賞装置10において、コイル部41が通電されていないときには、ばね部材43の付勢によってプランジャ42が突出位置に維持され、これにより第1伝達部材31が、図9(A)及び図10(A)に示すような回動位置(上述の第1回動位置)で維持されることになる。そして、このように第1伝達部材31が第1回動位置にあるときには、第2伝達部材32の被作用部32eが第1伝達部材31の作用部31cに連動して保持されるため、第2伝達部材32は、図9(A)及び図10(A)に示すような回動位置(上述の第3回動位置)で維持されることになる。そして、このように第2伝達部材32が第3回動位置にあるときには、前方側にある第2伝達部材32の作用部32dに対応する前方位置で開閉部材21の被作用部21bが保持されるため、開閉部材21は、図9(A)、図10(A)、図11(A)、図12(A)に示すように遊技盤2の前方側に大きく突出して誘導口20を閉鎖する閉鎖位置で維持されることになる。
第1実施形態に係る入賞装置10では、伝達機構30は、開閉部材21の上方又は下方若しくは側方において被作用部21bを遊技盤2の後面2cよりも前方側の範囲で動作させるように構成されている。そして、このような構成により、開閉部材21は、開放位置のときでも後端部21cが遊技盤2の後面2cと同位置又はこれよりも前方に位置するようになっている。
この構成では、伝達機構30の作用を受けて動作する開閉部材21が遊技盤2の後面2cから前方側の領域において開放位置と閉鎖位置とに変位することになり、特に、開閉部材21は、後方側に退避した開放位置のときでも後端が遊技盤2の後面2cと同位置またはこれよりも前方に位置するようになっているため、開閉部材21が遊技盤2の後側に配置される部品と干渉することがなくなり、ひいては、装置を全体的に遊技盤2の後面2cよりも前方に配置しやすくなるため、遊技盤2後方のスペースを入賞装置10以外の他の用途に有効に利用することができる。
また、伝達機構30についても、上記のように配置される開閉部材21の上方又は下方若しくは側方で当該開閉部材21を動作させるように配置されているため、伝達機構30が後方側に嵩張ることがなく、入賞装置10全体として前後方向のコンパクト化(特に後方領域の削減)を図りやすくなる。
このようにすると、開閉部材21の被作用部21b、及び伝達機構30における被作用部21bに作用する部分が誘導路60に入り込むことがなく、誘導路60に入賞した遊技球がこれら部分と接触することがなくなり、球噛みや球詰まりなど遊技球の円滑な流下を妨げる虞がない。また、遊技盤2の前方側から開閉部材21を不正に開放する操作が行いにくくなり、不正開放操作による不正賞球獲得を効果的に防止することができる。
この構成では、開放位置のときに開閉部材21の後端を遊技盤2後面2bに収めつつも、前端については完全に遊技盤2内に収めることなく遊技盤2前側の領域を利用して配置することができるため、開閉部材21の前後方向の幅を大きく形成することができる。このように前後方向の幅を大きく形成すると、閉鎖位置のときに、開閉部材21をより前方位置まで及ぼすことができ、誘導口20をより確実に閉鎖すると共に開閉部材21上方においてより円滑に遊技球を流下させることができる。
また、開放位置のときに開閉部材21の前端が遊技盤2前側にある程度突出して配置されるため、開放位置から閉鎖位置までの開閉部材21の移動距離が短縮され、開放状態となっている誘導口20を閉鎖するまでに要する時間を短縮することができる。従って、開閉部材21を閉鎖する制御の開始後に余分な遊技球が誘導口20内に進入してしまうことを抑制することができる。
更に、開放位置のときに開閉部材21の一部を遊技盤2前面2bの前方に突出させたままとしているので、開放位置から閉鎖位置に変位する際に、開閉部材21の前端が遊技盤2の前面2bの開口端或いはこの付近の部材に引っ掛かりにくくなり、開放状態が意図せずに維持されてしまうことをより確実に防ぐことができる。
この構成では、開閉部材21が開放位置にあるときには、誘導口20に向けて流下してきた遊技球が開閉部材21に接触する前に、或いは開閉部材21に接触することなく庇部86に接触しやすくなるため、開閉部材21に対して遊技球による直接的な衝撃が加わることを抑制ないし防止することができる。従って、開閉部材21やこれと連動する伝達機構30等に対して遊技球の接触に起因するダメージが加わりにくくなり、製品の寿命を確実に延ばすことができる。
また、開放位置のときには、開閉部材21の前端を遊技盤2前面2bの前方側にある庇部86の下方位置でとどめておくことができるため、この構成でも、開放位置から閉鎖位置までの開閉部材21の移動距離が短縮され、開放状態となっている誘導口20を閉鎖するまでに要する時間を短縮することができる。従って、開閉部材21を閉鎖する制御の開始後に余分な遊技球が誘導口20内に進入してしまうことを抑制することができる。
次に、本発明における第2実施形態に係る遊技機用入賞装置について説明する。なお、以下の説明では、上述した第1実施形態と異なる部分について主に述べ、重複する部分については同番号の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
第2実施形態の構成では、開閉部材121の上方側となる領域を含む前飾り板187aが形成され、閉鎖部121a(開閉部材121)が閉鎖位置のときに前端121fを前飾り板187aに当接させず離間するように配置されているため、開放位置のときに後方への移動距離を短縮することができ、ひいては、伝達機構30が後方側に嵩張ることがなく、入賞装置100全体として前後方向のコンパクト化(特に後方領域の削減)を図りやすくなる。
また、前飾り板187aが配置されているため、閉鎖部121a(開閉部材121)の前端121fが離間した状態であっても誘導口20をより確実に閉鎖すると共に開閉部材121上方においてより円滑に遊技球を流下させることができる。また、開放位置から閉鎖位置までの開閉部材121の移動距離が短縮され、開放状態となっている誘導口20を閉鎖するまでに要する時間を短縮することができる。従って、開閉部材121を閉鎖する制御の開始後に余分な遊技球が誘導口20内に進入してしまうことを抑制することができる。
上記第1実施形態では、開閉部材21の被作用部21bが、開閉部材21の下面側における後端部21c付近(後部側)かつ中央部付近から下方側に突出するように形成される構成を例示したが、後端部21cよりもある程度前の位置等のその他の位置に形成される構成としてもよい。
2…遊技盤
2b…前面(盤面)
2c…後面
10,100…遊技機用可変入賞装置(入賞装置)
20…誘導口
21,121…開閉部材
21a,121a…閉鎖部
21b,121b…被作用部
21c,121c…後端部
21d…上側摺動部
21e…下側摺動部
121f…前端
30…伝達機構
31…第1伝達部材
31a…回転軸
31b…延出部
31c…作用部
31d…嵌合部
32…第2伝達部材
32a…回転軸孔
32b…第1延長部
32c…第2延長部
32d…作用部
32e…被作用部
40…駆動源
41…コイル部
42…プランジャ
43…ばね部材
50…誘導樋
51…下流側誘導樋
51a…下側壁部
52…上流側誘導樋
52a…上側壁部
60…誘導路
60a…排出部
62…球検出部
62a…遊技球通過孔
62b…上面部
62c…下面部
80…筐体
81…前ケース体
81a…板部
81b…案内孔
81c…周壁部
81d…収容部
81e…上壁部
81f…左側ガイド部
81g…右側ガイド部
81h…レール部
82…後ケース体
82a…周壁部
82b…下側ガイド部
82c…誘導突起部
82d…前側開口部
82e…後側開口部
82f…左側ガイド部
82g…右側ガイド部
82h,82i,82j…リブ
83…下ケース体
83a…貫通孔
85…台板部材
85a…台板
85b…突出部
85c…貫通孔
85d…上側ガイド部
86…庇部
87,187…前飾り部材
87a,187a…前飾り板
87b…取付部
87c…孔部
88…締結部材
B…遊技球
r…遊技球の半径
Claims (6)
- 遊技機の遊技盤に直接又は他部材を介して間接的に固定され、前記遊技盤の前面と直交する前後方向において少なくとも前記遊技盤の前方側に、前記遊技盤の前面に沿って流下する遊技球を下方側に進入させつつ取り込む誘導口が形成されてなる筐体と、
少なくとも前記遊技盤の前面の前方側において前記誘導口を閉鎖可能な閉鎖部を備え、前記閉鎖部が前記誘導口を閉鎖する閉鎖位置と前記閉鎖部が前記閉鎖位置のときよりも遊技球が進入しやすい開放位置とで変位する開閉部材と、
駆動力を生じさせる駆動源と、
前記開閉部材と連動可能に構成されると共に前記駆動源の駆動力を受けて前記開閉部材を前後に変位させる構成をなし、前記閉鎖位置のときには前記閉鎖部を遊技盤の前方側に突出させて前記誘導口を閉鎖し、前記開放位置のときには閉鎖部を閉鎖位置のときよりも後退させて前記誘導口を開放するように前記開閉部材を変位させる伝達機構と、
を備え、
前記開閉部材は、前記伝達機構から作用を受ける被作用部が形成されており、
前記伝達機構は、前記開閉部材の上方又は下方若しくは側方において前記被作用部を前記遊技盤の後面よりも前方側の範囲で動作させるように構成され、
前記開閉部材は、前記開放位置にあるときに当該開閉部材の後端が前記遊技盤の後面と同位置又は当該後面の前方に位置するように構成されていることを特徴とする遊技機用可変入賞装置。 - 前記開閉部材は、前記被作用部を自身の後部側に形成し、
前記伝達機構は、前記開閉部材を変位させるときに前記被作用部を前記遊技盤の前面と後面との間の厚み内で変位させるように作用することを特徴とする請求項1に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記開閉部材は、前記開放位置のときに前端が前記遊技盤の前面よりも前方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機用可変入賞装置。
- 前記筐体には、前記遊技盤の前面に沿って配置される板状の台板が設けられており、
前記台板には、前記開閉部材の上方側において前方側に突出する庇部が設けられており、
前記庇部は、前記開閉部材が開放位置となったときに当該開閉部材の前端を上方で被覆するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記筐体には、前記遊技盤の前方側において前記開閉部材の上方側となる領域を含み該遊技盤の前面と略平行に配置される板状の前飾り板が設けられており、
前記開閉部材は、前記閉鎖位置のときに前端が前記前飾り板との間に遊技球の半径よりも小さい幅だけ離間するように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置が前記遊技盤に配置されていることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012216164A JP6021251B2 (ja) | 2011-10-25 | 2012-09-28 | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011233866 | 2011-10-25 | ||
JP2011233866 | 2011-10-25 | ||
JP2012216164A JP6021251B2 (ja) | 2011-10-25 | 2012-09-28 | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013106936A true JP2013106936A (ja) | 2013-06-06 |
JP6021251B2 JP6021251B2 (ja) | 2016-11-09 |
Family
ID=48704324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012216164A Expired - Fee Related JP6021251B2 (ja) | 2011-10-25 | 2012-09-28 | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6021251B2 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014104285A (ja) * | 2012-11-29 | 2014-06-09 | Heiwa Corp | 入賞装置及び当該入賞装置を備えた遊技機 |
JP2014138636A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2015066166A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2015066168A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2015107289A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2015144757A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2017046839A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | サミー株式会社 | 弾球遊技機の遊技盤 |
JP2017192588A (ja) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2018068368A (ja) * | 2016-10-24 | 2018-05-10 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018192294A (ja) * | 2018-08-20 | 2018-12-06 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2019037527A (ja) * | 2017-08-25 | 2019-03-14 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2019088715A (ja) * | 2017-11-16 | 2019-06-13 | サミー株式会社 | 遊技機 |
JP2019195403A (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 株式会社モリックス | 入賞装置 |
JP2020081777A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2020081769A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006345925A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Heiwa Corp | 弾球遊技機 |
JP2007229362A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Fujishoji Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2009082395A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Sammy Corp | 入球ユニット、遊技装置体、遊技機 |
JP2009268505A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-19 | Toyomaru Industry Co Ltd | パチンコ機 |
JP2010207265A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Fujishoji Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2011250821A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Sansei R&D:Kk | 遊技機 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012216164A patent/JP6021251B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006345925A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Heiwa Corp | 弾球遊技機 |
JP2007229362A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Fujishoji Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2009082395A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Sammy Corp | 入球ユニット、遊技装置体、遊技機 |
JP2009268505A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-19 | Toyomaru Industry Co Ltd | パチンコ機 |
JP2010207265A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Fujishoji Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2011250821A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Sansei R&D:Kk | 遊技機 |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014104285A (ja) * | 2012-11-29 | 2014-06-09 | Heiwa Corp | 入賞装置及び当該入賞装置を備えた遊技機 |
JP2014138636A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2015066166A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2015066168A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2015107289A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-11 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2015144757A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-13 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2017046839A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | サミー株式会社 | 弾球遊技機の遊技盤 |
JP2017192588A (ja) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2018068368A (ja) * | 2016-10-24 | 2018-05-10 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2019037527A (ja) * | 2017-08-25 | 2019-03-14 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2019088715A (ja) * | 2017-11-16 | 2019-06-13 | サミー株式会社 | 遊技機 |
JP7037041B2 (ja) | 2017-11-16 | 2022-03-16 | サミー株式会社 | 遊技機 |
JP2019195403A (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 株式会社モリックス | 入賞装置 |
JP2018192294A (ja) * | 2018-08-20 | 2018-12-06 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2020081777A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP2020081769A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6021251B2 (ja) | 2016-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6021251B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP5947100B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP5868672B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP6045186B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP2012070975A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5815480B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6122643B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP2014028045A (ja) | 遊技機 | |
JP5763972B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5868719B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP2008125747A (ja) | 遊技機 | |
JP2006263263A (ja) | アタッカ装置 | |
JP4476239B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5887595B2 (ja) | 入賞装置および遊技機 | |
JP4476240B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4709871B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5815991B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6048698B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6057733B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP5261523B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2005160907A (ja) | 遊技機 | |
JP6586927B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5608261B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6083099B2 (ja) | 役物手段および遊技機 | |
JP5259760B2 (ja) | 弾球遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160421 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160422 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160930 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6021251 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |