JP6586927B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技領域を流下してきた遊技球を受け止めて入球口へと案内する球受けガイド部材を備えた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、遊技盤の前面で開放した入球口から前後方向に進退する球受けガイド部材を備え、球受けガイド部材が入球口から前側に突出したときに遊技球を受け止めて入球口の奥側の入球確定部へ案内するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−131379号公報(図6)
しかしながら、上述した従来の遊技機では、多くの遊技球が同時に球受けガイド部材に受け止められると、入球口で球詰まりが発生するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、入球口での球詰まりを抑制することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤の前面で開放し且つ奥側に遊技球の入球を確定させる入球確定部を有した前面開放入球部と、前記前面開放入球部の奥側に退避した退避位置と、前記前面開放入球部の開口から前側に突出した突出位置との間を移動可能であって、前記突出位置に配置されたときに、前記遊技領域を流下してきた遊技球を下方から受け止めて前記入球確定部へ案内可能な球受け部を有する球受けガイド部材と、を備えた遊技機において、前記球受けガイド部材の上方には、前記球受けガイド部材が前記突出位置から前記退避位置に移動するときに、前記球受けガイド部材とすれ違う方向に移動しながら前記球受けガイド部材に受け止められた遊技球を前側に押し出してその遊技球の入球を阻む押出部材が備えられ、前記球受けガイド部材の前端部には、先細り形状の尖り部が備えられると共に、前記押出部材には、前記球受けガイド部材が前記退避位置に配置されたときに、前記球受け部の上方に配置される押出突起が設けられ、前記尖り部の頂点と前記押出突起とを左右方向にずらして配置し、前記球受け部は、後方に下るように傾斜する上面を有する緩傾斜部と、前記緩傾斜部から後方に延び、前記緩傾斜部よりも急勾配で後方に下るように傾斜する上面を有する急傾斜部とを有し、前記急傾斜部の上面は、左右方向で前記押出突起に対して前記尖り部の頂点が配置された側が広くなっていることを特徴とする。
請求項1の発明では、球受けガイド部材が突出位置から退避位置へ移動するときに、球受けガイド部材に受け止められた遊技球は、押出部材により前側に押し出されて入球が阻まれる。このように、本発明によれば、複数の遊技球が球受けガイド部材に受け止められた場合であっても、一部の遊技球については、前側に押し出して入球を阻むので、前面開放入球部での球詰まりを抑制することが可能となる。
また、球受けガイド部材の尖り部の頂点と、押出部材の押出突起とが、左右方向にずらして配置されているので、尖り部と押出突起との間で遊技球が詰まることを抑制可能となる。
本発明の第1実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 遊技盤の正面図 複合入賞ユニットの斜視図 複合動入賞ユニットの分解斜視図 サイド始動入賞口ユニットの斜視図 ソレノイドがオフしたときのサイド始動入賞口ユニットの側断面図 ソレノイドがオンしたときのサイド始動入賞口ユニットの側断面図 球受けガイド部材の平面図 突出位置に配置された球受けガイド部材周辺の側断面図 退避位置に配置された球受けガイド部材周辺の側断面図 第2実施形態に係る球受けガイド部材周辺の側断面図 退避位置に配置された球受けガイド部材周辺の側断面図 (A)第3実施形態に係る球受けガイド部材が退避位置に配置されたときの球受けガイド部材周辺の側面図、(B)突出位置に配置された球受けガイド部材周辺の側面図 変形例に係る球受けガイド部材周辺の側断面図 (A)変形例に係る球受けガイド部材が退避位置に配置されたときの球受けガイド部材周辺の側断面図、(B)突出位置に配置された球受けガイド部材周辺の側断面図
[第1実施形態]
以下、本発明をパチンコ遊技機に適用した第1実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機10(以下、単に、遊技機10という。)は、前面が前面枠10Zにて覆われており、その前面枠10Zに形成されたガラス窓10Wを通して遊技盤11の遊技領域R1が視認可能になっている。
前面枠10Zのうちガラス窓10Wより下方には、上皿26及び下皿27が上下2段にして設けられ、下皿27の右側には操作ノブ28が設けられている。操作ノブ28を回動操作すると、上皿26に収容された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。
図2に示すように、遊技領域R1は全体が略円形状となっていて、ガイドレール12により囲まれている。遊技盤11のうち遊技領域R1の中央には、遊技盤表示窓11Hが貫通形成され、この遊技盤表示窓11Hを通して、表示装置13の表示画面13Gが前方に臨んでいる。
遊技盤表示窓11Hの開口縁には、表示装飾枠23が取り付けられている。表示装飾枠23は、遊技盤11の前面側から遊技盤表示窓11Hに嵌め込まれて遊技盤11の前面から突出し、遊技領域R1を流下する遊技球が表示装飾枠23の内側に進入することを規制している。
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方における左右方向の中央部には、センター始動入賞口14A,大入賞口15及びアウト口16が、上から順に並べて設けられている。大入賞口15は、前方に開口した横長の開口部を有し、常にはその開口部が回動扉15Tにて閉塞されている。また、センター始動入賞口14Aは、ポケット構造をなし、その上面の開口部に遊技球が入球すると当否判定が行われて、その当否判定結果が表示画面13Gにて表示される。そして、当否判定結果が当りになると、複数ラウンドに亘って所定期間(例えば、10秒)、回動扉15Tが前方に倒れて大入賞口15に遊技球が入賞可能となる大当り遊技が実行される。
表示装飾枠23の右側には、始動ゲート18とサイド始動入賞口14Bとが上から順に設けられている。サイド始動入賞口14Bは、遊技球が1つだけ通過可能な幅を有して前方に向けて開口し、その下端部には前後方向にスライド可能な球受けガイド部材140が備えられている。球受けガイド部材140は、常にはサイド始動入賞口14Bの開口縁より後方に位置している。始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、遊技球が始動ゲート18を通過すると当否判定が行われ、その当否判定結果が当りになると、球受けガイド部材140が前方にスライドし、上方から流下する遊技球を受け止めてサイド始動入賞口14Bへと案内する。サイド始動入賞口14Bに遊技球が入賞すると、当否判定が行われ、その当否判定結果が大当りの場合には、上述した大当り遊技が実行され、当否判定結果が小当りの場合には、後述する特別入賞口17を開放する。
表示装飾枠23の右下には、遊技盤11の前面から突出した球受ブロック150が備えられ、その球受ブロック150の上面が転動路151になっている。転動路151は、遊技球1つ分の幅をなして左右方向に延びかつ左側に緩やかに下っている。そして、転動路151は、表示装飾枠23の右側の流下領域を流下してきた遊技球を受け止め、表示装飾枠23の下方領域へと案内する。
図3に示すように、転動路151における終端寄り位置には、転動路151の一部を遊技球複数個分に亘って切り欠くことで特別入賞口17が形成され、通常は可動扉17Tにて閉塞されている。そして、上述したサイド始動入賞口14Bへの遊技球の入賞に起因して行われる当否判定で小当りになると、可動扉17Tが開いて特別入賞口17に遊技球が入賞可能になる小当り遊技が実行される。
なお、センター始動入賞口14A、サイド始動入賞口14B、大入賞口15、特別入賞口17に遊技球が入球すると、所定数の賞球が上皿26に払い出される。また、上記の入賞口の何れにも入球しなかった遊技球は、遊技領域R1の下端に配置されたアウト口16に取り込まれる。
ここで、本実施形態では、サイド始動入賞口14Bが本発明の「前面開放入球部」に相当する。以下、サイド始動入賞口14Bについて詳説する。
図3に示すように、サイド始動入賞口14Bは、複合入賞ユニット25の一部として備えられている。具体的には、複合入賞ユニット25は、全体が透明な樹脂で構成された支持ベース153に複数の部品を組み付けてなり、サイド始動入賞口14Bは、支持ベース153の後面にサイド始動入賞口ユニット30を重ねて固定することにより、支持ベース153に組み付けられる。なお、図4に示すように、支持ベース153は、転動路151を挟んで前後方向で対向するフロントプレート154とバックプレート160とを有し、サイド始動入賞口ユニット30はバックプレート160の後面に重ねられる。バックプレート160には、サイド始動入賞口14Bの開口部分を構成するプレート開口160A(本発明の「前面開放入球部の開口」に相当する。)が貫通形成されている。そして、遊技盤11に貫通形成された図示しないユニット取付孔の開口縁にバックプレート160の外縁部が前側から重ねられてビス留めされている。
図5に示すように、サイド始動入賞口ユニット30は、ハウジング31に、球受けガイド部材140と、ソレノイド32と、ソレノイド32の動力を球受けガイド部材140に伝達するための直動リンク33及び第1回動レバー40と、が組み付けられた構造になっている。
ソレノイド32は、励磁用コイルの外側をケースで覆ってなるボディ32Aに対して前後方向に直動するプランジャ32Bを備えている。プランジャ32Bの前端部には、側方に張り出したフランジ部32Fが設けられ、このフランジ部32Fとボディ32Aとの間に、図示しない圧縮コイルばねが備えられている。プランジャ32Bは、ソレノイド32がオフしているとき、圧縮コイルばねによって可動ストロークの前端に配置され(図6参照)、ソレノイド32がオンしているとき、圧縮コイルばねの付勢力に抗して可動ストロークの後端に配置される(図7参照)。
図6及び図7に示すように、直動リンク33は、プランジャ32Bに取り付けられて、プランジャ32Bと一体に前後方向に直動する。即ち、直動リンク33は、ソレノイド32がオフした状態で、可動ストロークの前端に配置され、ソレノイド32がオンすると、可動ストロークの後端に配置される。詳細には、直動リンク33は、フランジ部32Fに装着されるジャケット34と、ジャケット34から前方に突出した連結盤35とで構成されている。ジャケット34は、前後方向に扁平な形状をなし、上方に開放してフランジ部32Fを受容する受容溝34M(図5参照)を有している。連結盤35は、上下方向に扁平な形状をなし、ジャケット34の上下方向の中間位置に配置されている。連結盤35には、後側から順に、第1連結孔36と第2連結孔37が上下方向に貫通形成されている。
詳細には、図5及び図6に示すように、連結盤35は、ジャケット34から突出し且つ左右方向で対向した1対の側部対向壁35S,35S(図5及び図6には、一方の側部対向壁36Sのみが示されている。)と、それら1対の側部対向壁35S,35Sの間を連絡する前端連絡壁35A、中間連絡壁35B、後端連絡壁35Cとで構成されている。そして、前端連絡壁35Aと中間連絡壁35Bとの間に上述の第2連結孔37が形成され、中間連絡壁35Bと後端連絡壁35Cとの間に第1連結孔36が形成されている。
図5に示すように、第1回動レバー40は、左右方向に延びた第1回動シャフト41の両側部から1対の第1アーム42,42(図5には、一方の第1アーム42のみが示されている。)が下方に延びた門形形状をなしている。第1回動レバー40は、第1回動シャフト41の両端から突出した支軸41Jがハウジング31に回転自在に支持されることで、第1回動シャフト41の中心軸回りに回動可能となっている。
図6に示すように、第1回動レバー40には、第1回動シャフト41から上方に突出して第1連結孔36に受容される連結突部43が設けられている。第1連結突部43は、直動リンク33の移動に伴って前後に移動する。具体的には、図6から図7への変化に示すように、ソレノイド32がオンして直動リンク33が後方に移動すると、第1連結突部43が第1連結孔36の内周面の前側部分(即ち、中間連絡壁35B)に押されて後方へ移動する。これにより、第1回動レバー40が図5の時計方向に回動し、第1アーム42の下端部が前方へ移動する。反対に、ソレノイド32がオフして直動リンクが前方へ移動すると、図7から図6への変化に示すように、第1連結突部43が第1連結孔36の内周面の後側部分(即ち、後端連絡壁35C)に押されて前方へ移動し、第1回動レバー40が反時計回りに回動する。このとき、第1アーム42の下端部が後方へ移動する。
図5に示すように、球受けガイド部材140は、前後方向に長く且つ上下方向に薄くなった扁平構造をなして、直動リンク33の下方位置に配置されている。図8に示すように、球受けガイド部材140は、上方から見たときに前方に開放した略「コ」の字状のスライドベース141と、スライドベース141の両側辺141H,141Hの前端部同士を連絡するガイドプレート142とを備えている。そして、スライドベース141とガイドプレート142とに囲まれた部分に、遊技球を1つだけ受容可能な幅の入賞ガイド孔145が形成されている。
図5及び図8に示すように、ガイドプレート142の両側部には、左右方向の外側へ下るように傾斜した上面を有するサイド傾斜部142K,142Kが形成され、それらサイド傾斜部142K,142Kに挟まれた部分(即ち、ガイドプレート142における左右方向の中央部)に、球受け部143が形成されている。球受け部143は、後方に下るように緩やかに傾斜した上面を有する緩傾斜部143Aと、前後方向で緩傾斜部143Aと入賞ガイド孔145とに挟まれ且つ緩傾斜部143Aよりも急勾配で後方へ下るように傾斜した上面を有する急傾斜部143Bと、で構成されている(図6参照)。そして、ガイドプレート142に下方から受け止められた遊技球は、ガイドプレート142の左右方向の両端部では、サイド傾斜部142K,142Kによってガイドプレート142の側方に落とされ、ガイドプレート142の左右方向の中央部、即ち、球受け部143では、緩傾斜部143A、急傾斜部143Bを経て入賞ガイド孔145へ案内されるようになっている。
図8に示すように、ガイドプレート142の前端部には、前側が先細りとなった三角形状の尖り部144が形成されている。尖り部144の頂点144Tは、ガイドプレート142の左右方向の中央からずれた位置に配置されている。なお、本実施形態では、尖り部144の頂点144Tは、前方から見たときにガイドプレート142の右側部分に配置されている。
球受け部143における急傾斜部143Bの上面は、左右方向で尖り部144の頂点144Tが配された側の面積が大きくなるような非対称な形状となっている。具体的には、急傾斜部143Bの上面は、前側に膨出し且つ左右対称な三日月の左側の後端部を切除した形状をなし、右側部分の面積が左側部分の面積よりも大きい左右非対称形状になっている。そして、本実施形態では、急傾斜部143Bの上面によって誘導傾斜部143Mが形成されている。
スライドベース141の両側辺141H,141Hの上部には、外側に開放した連結凹部141A,141Aが陥没形成されている。連結凹部141A,141Aには、1対の第1アーム42,42の下端部における互いの対向面から突出したアーム突部42T,42Tが係合している。これにより、第1回動レバー40が回動して第1アーム42が前後方向に移動したときに、その第1アーム42の動きに伴って球受けガイド部材140も前後方向に移動するようになっている。以下では、図6に示した球受けガイド部材140の位置を「退避位置」と、図7に示した球受けガイド部材140の位置を「突出位置」と呼ぶことにする。
図5及ぶ図6に示すように、ハウジング31は、大箱部31Aの上に小箱部31Bを備えた構造になっていて、小箱部31Bに直動リンク33を前後動可能に収容し、大箱部31Bに球受けガイド部材140を前後動可能に収容する。大箱部31Aと小箱部31Bは、前端部で連通し、第1回動レバー40は、大箱部31Aと小箱部31Bとに跨って収容されている。図6及び図7に示すように、ハウジング31の前面の下側部分には、バックプレート160のプレート開口160A(図4参照)に連通する前面開口31Zが形成され、球受けガイド部材140は、退避位置でバックプレート160の前面より後側に配置され、突出位置でバックプレート160よりも前方に突出する。また、小箱部31Bの後端部には後側に開放した後端開口31Kが形成され、その後端開口31Kの開口縁から後側に取付片39(図4参照)が延設されている。そして、上述したソレノイド32は、小箱部31Bの後端開口31Kからプランジャ32Bが小箱部31A内に突入するように、取付片39に固定されている。なお、図6及び図7では、取付片39は省略して示されている。
大箱部31Aの前後方向の中央部には、下方に開放した入賞孔146が形成されていて、大箱部31Aの下部には、入賞孔146を通過した遊技球を検出するための球検出センサ146Sが取り付けられている。また、大箱部31Aの底壁のうち入賞孔146より前側部分には、後下がりに傾斜した誘導スロープ147が形成されている。誘導スロープ147は、球受けガイド部材140の前後位置に拘わらず、入賞ガイド孔145の下方に配置される。従って、球受けガイド部材140の入賞ガイド孔145に受容された遊技球は、入賞孔146を通過し、入賞が確定するようになっている。
なお、本実施形態では、スライドベース141のうち入賞ガイド孔145が形成された部分によってガイド領域R2が形成され、球受け部143が形成された部分によって球受け領域R3が形成されている(図8参照)。また、入賞ガイド孔145が「ガイド凹部」に相当し、入賞孔146が本発明の「入球確定部」に相当する。
図5及び図6に示すように、ハウジング31の小箱部31Bの前端部には、ソレノイド32からの動力を受けて回動する第2回動レバー50(本発明の「押出部材」に相当する。)が組み付けられている。第2回動レバー50は、直動リンク33の上方で左右方向に延び且つハウジング31に回動可能に支持された第2回動シャフト51と、第2回動シャフト51の両側部から下方へ延びて直動リンク33の連結盤35を左右方向に挟む1対の第2アーム52,52と、連結盤35の下方で1対の第2アーム52,52の下端部同士を連絡する連絡バー53と、を備えている。なお、本実施形態では、第2回動シャフト51が本発明に係る「押出部材」の「回動軸」に相当する。
第2アーム52は、ソレノイド32がオフした状態で、斜め前下方に下るように配置されている。また、連絡バー53は、ハウジング31の前面開口31Zの上端縁より下側に配置され、前面開口31Zに一部突入している。
連絡バー53の左右方向の中央部からは、押出突起54が前方に突出している。押出突起54を側方から見た形状は、前側に尖った略三角形状になっている。なお、押出突起54は、ソレノイド32がオフした状態で、バックプレート160の前面とほぼ同じ前後位置に配置される。
図6に示すように、第2回動シャフト51の前端部からは、回動規制突部57が下方に突出している。回動規制突部57は、ソレノイド32がオフした状態で、連結盤35の前端連絡壁35Aに上方から突き合わされる。これにより、ソレノイド32がオフした状態で、遊技球が衝突する等して第2回動レバー50を後側へ押す力が作用しても、回動規制突部57が前端連絡壁35Aと当接して、回動レバー50の回動が規制される。なお、詳細には、回動規制突部57は、下方へ向かうにつれて前後方向の幅が狭くなる先細り形状になっている。
第2回動シャフト51の後端部からは、係合突部56が下方に突出している。そして、係合突部56の先端部が連結盤35の第2連結孔37に受容されることで、直動リンク33の前後方向の移動に伴って第2回動レバー50が回動する。具体的には、図6から図7への変化に示すように、ソレノイド32がオンして直動リンク33が後側へ移動すると、連結盤35の前端連絡壁35Aが係合突部56を後側へ押し、第2回動レバー50が第2回動シャフト51を中心にして反時計方向に回動する。図7に示すように、直動リンク33が可動ストロークの後端位置に配置されると、係合突部35は、第2連結孔37の上方へ抜けて、前端連絡壁35Aの上方に配置される。この状態で、第2アーム52は、略鉛直に配置され、押出突起54の下面54Kは、略水平に配置される。なお、係合突部56と上述の回動規制突部57とは共に、第2回動レバー50の左右方向の中央部に配置され、係合突部56と回動規制突部57とは左右方向にずらして配置されている。
ここで、上述した回動規制突部57の第2回動シャフト51からの突出量は、係合突部56の第2回動シャフト51からの突出量よりも若干大きくなっていて、図7に示す状態で、回動規制突部57の下端部は、前端連絡壁35Aの前方に配置される。そして、ソレノイド32がオフすると、前端連絡壁35Aが回動規制突部57を前方に押し、第2回動レバー50が時計方向に回動する。直動リンク33が可動ストロークの前端位置に配置されると、第2回動レバー50は、図6に示す状態に戻る。
次に、サイド始動入賞口ユニット30の動作について説明する。サイド始動入賞口ユニット30は、通常は、ソレノイド32がオフした状態になっていて、図6に示すように、球受けガイド部材140は、退避位置に配置され、第2回動レバー50の下端部(押出突起54)は、球受けガイド部材140の球受け部143の上方に配置されている。
始動ゲート18(図2参照)を遊技球が通過したことに起因してソレノイド32がオンすると、図6から図7への変化に示すように、球受けガイド部材140が退避位置から突出位置に移動して、球受け部143がプレート開口160A(図4参照)から前方に突出する。このとき、第2回動レバー50は、第2回動シャフト51を中心にして押出突起54が後側へ向かうように回動すると共に、入賞ガイド孔145の上方に配置される。なお、バックプレート160の前方には、遊技球が1つだけ通過可能な間隔をあけてフロントプレート154(図4参照)が配置されているが、球受けガイド部材140の前端部は、前側が先細りとなった尖り部144で構成されているので、球受けガイド部材140がフロントプレート154との間に遊技球を挟み込んで球噛みを起こすことが抑制されている。
図9に示すように、球受けガイド部材140が突出位置に配置された状態で、球受けガイド部材140の球受け部143の上方から遊技球が流下してくると、その遊技球は、球受け部143に受け止められて入賞ガイド孔145へと誘導される。なお、第2回動レバー50の下端部(押出突起54)と球受け部143との間には、遊技球が1つ通過可能な隙間が形成されていて、球受け部143に受け止められた遊技球は、第2回動レバー50と干渉することなく入賞ガイド孔145へ移動可能となっている。
ここで、上述したように、尖り部144の頂点144Tは、左右方向の一方側(前方から見た右側)に寄せて配置されている(図8参照)ので、尖り部144の頂点144Tが配された側(前方から見て右側)を流下してきた遊技球は、頂点144Tから離れた側(前方から見て左側)を流下してきた遊技球よりも、球受け部143に受け止められ易くなっている。そして、球受け部143の急傾斜部143Bは、尖り部144の頂点144T側の面積が広くなるような左右非対称形状になっているので、球受け部143は、尖り部144の頂点144Tが配された側で受け止めた遊技球を入賞ガイド孔145へと案内させ易くなっている。
図9に示すように、入賞ガイド孔145に受容された遊技球は、ハウジング31の誘導スロープ147によって入賞孔146へと案内される。ここで、第2回動レバー50の下端部(押出突起54)と誘導スロープ147との間には、遊技球が1つ通過可能な隙間が形成されていて、入賞ガイド孔145に受容された遊技球は、第2回動レバー50と干渉することなく入賞孔146へ移動可能となっている。
ソレノイド32がオンした状態で所定条件が成立すると、ソレノイド32がオフする。ソレノイド32がオフすると、図10に示すように、球受けガイド部材140が突出位置から退避位置に移動し、球受け部143がバックプレート160の前面より後側に引っ込んだ状態となる。また、第2回動レバー50は、押出突起54が前側へ向かうように回動すると共に、球受け部143の上方に配置される。このとき、第2回動レバー50の下端部(押出突起54)と球受け部143との間の間隔は、遊技球1つ分より狭くなっている。
ここで、入賞ガイド孔145に受容された遊技球がある場合、第2回動レバー50(押出突起54)は、その遊技球の上方を通過する。従って、入賞ガイド孔145に受容された遊技球は、そのまま、入賞を許容される。一方、球受け部143上に遊技球がある場合、第2回動レバー50(押出突起54)は、その遊技球を前方に押し出して、バックプレート160のプレート開口160A(図4参照)から排出する。このように、本実施形態では、第2回動レバー50が、いったん入賞ガイド孔145に受容された遊技球については、そのまま入賞を許容し、球受け部143に受け止められたものの入賞ガイド孔145に未受容の遊技球については、入賞を規制するようになっている。
なお、上述したように、押出突起54は、球受けガイド部材140における左右方向中央の上方に配置されているので、球受け部143上の遊技球を真っ直ぐ前方に押し出すことが可能となる。特に、本実施形態では、図4に示すように、フロントプレート160の前面開口160Aの両側の開口縁に、遊技球を鉛直方向下方へ案内するガイド突状160T,160Tを備えた構成となっているので、球受け部143から押し出した遊技球がガイド突状160Tと干渉することが抑制され、遊技球の押し出しをスムーズに行うことが可能となる。
また、球受けガイド部材140の前端に位置する尖り部144の頂点144Tは、左右方向で押出突起54からずれた位置に配置されているので、球受け部143上にある遊技球を押し出す際に、尖り部144と押出突起54との間で遊技球が詰まることが抑制可能となる。しかも、押出突起54の下面54Kは、球受けガイド部材140が突出位置に配置されたときには、略水平になっていて(図9参照)、球受けガイド部材140が退避位置へ向かう過程で後下がりに傾斜する(図10参照)。ここで、球受けガイド部材140が退避位置にあるときの押出突起54の下面54Kの傾斜は、球受け部143の緩傾斜部143Aよりも急になっているので、押出突起54と球受け部143との間で球詰まりが発生し難くなっている。
さらに、尖り部144を左右非対称にしたことで、球受け部143の緩傾斜部143Aの上面は、左側と右側とで面積が異なる。これにより、例えば、球受け部143に受け止められた遊技球が入賞ガイド孔145へ移動した後、緩傾斜部143Aのうち左右方向で面積が広い側(右側)に後続の遊技球が受け止められた場合には、その後続の遊技球は、多少揺れた状態を維持するので、後続の遊技球が球受け部143上に配置される時間を稼ぐことが可能となる。また、緩傾斜部143Aのうち左右方向で面積が広い側(右側)から狭い側(左側)へ後続の遊技球を移動させて後続の遊技球を球受け部143から落下させることも可能となる。さらに、緩傾斜部143Aのうち左右方向で面積が狭い側(左側)で後続の遊技球が受け止められた場合には、第2回動レバー50で前側に押し出すことなく球受け部143から落下させることも可能となる。なお、緩傾斜部143Aのうち左右方向で面積が狭い側(左側)の大きさは、流下してくる遊技球を受け止めることができない大きさであってもよい。
本実施形態の遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、遊技機10の作用効果について説明する。
本実施形態の遊技機10では、球受けガイド部材140が突出位置から退避位置へ移動するときに、球受けガイド部材140の球受け領域R3(球受け部143)にある遊技球については、第2回動レバー50により前側に押し出されて入賞が阻まれる。一方、球受け領域R3の後側に位置するガイド領域R2(入賞ガイド孔145)にある遊技球については、第2回動レバー50に押し出されることなく入賞が許可される。
このように、本実施形態の遊技機10によれば、複数の遊技球が球受けガイド部材140に受け止められた場合であっても、一部の遊技球については、前側に押し出して入賞を阻むので、サイド始動入賞口14Bでの球詰まりを抑制することが可能となる。本実施形態の構成は、例えば、遊技球を所定個数だけ入賞させたい場合(具体的には、入賞する遊技球が所定個数より多い又は少ないときに、開発者が意図している設計とは異なるような有利又は不利が生じたり、遊技者又は遊技店側が有利又は不利となる場合が挙げられる。)に、特に効果を発揮するものである。
また、本実施形態では、球受けガイド部材140の後退に伴って前方に回動する第2回動レバー50によって遊技球を前側に押し出すので、遊技球を勢いよく前側に押し出すことが可能となる。この構成では、複数の遊技球が球受け部143上にある場合であっても、それら複数の遊技球を押し出すことが可能となる。さらに、本実施形態では、球受けガイド部材140に、遊技球を受容して入賞孔146へ案内可能な入賞ガイド孔145によってガイド領域R2が形成されているので、ガイド領域R2内の遊技球と第2回動レバー50との干渉を避け易くすることが可能となる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を図11〜図12に基づいて説明する。本実施形態は、上記第1実施形態を変形したものであり、図11に示すように、第2回動レバー50の代わりに、ハウジング31に固定された押出突部60を備えている。押出突部60は、ハウジング31の前面開口31Zの上縁部から後側に突出すると共に下方に迫り出し、誘導スロープ147との間に遊技球が通過可能な間隔をあけて配置される。図11に示すように、球受けガイド部材140が突出位置に配置された状態では、押出突部60は、入賞ガイド孔145の上方に配置され、球受け部143との間に遊技球が通過可能な隙間を有する。なお、押出突部60のうち下方に迫り出した部分の前面は、後下がりに傾斜した傾斜面60Kとなっていて、押出突部60と球受け部143との間の球噛み防止が図られている。
図12に示すように、球受けガイド部材140が退避位置に配置されると、押出突部60は、球受け部143の上方に配置される。このとき、押出突部60と球受け部143との間の間隔は遊技球1個分よりも小さくなっていて、サイド始動入賞口14B(第1実施形態の図4参照)に遊技球が入球困難となっている。
本実施形態では、球受けガイド部材140が突出位置から退避位置へ移動するときに、球受け部143上に遊技球があると、その遊技球は、押出部材60によって前方に押し出されて入賞を規制される。一方、入賞ガイド孔145に遊技球があると、その遊技球は、押出部材60の下方を潜るように移動して入賞を許容される。これにより、サイド始動入賞口14B(第1実施形態の図4参照)での球詰まりを抑制することが可能となる。即ち、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態を図13に基づいて説明する。本実施形態は、上記第1実施形態を変形したものであり、主として、「球受けガイド部材」及び「第2回動レバー」の構成が異なっている。
図13(A)に示すように、本実施形態の球受けガイド部材140Vは、全体が上下方向に扁平な平板状をなし、入賞ガイド孔145を有さない点が、上記第1実施形態の球受けガイド部材140(図6参照)と異なっている。なお、球受けガイド部材140Vの上部には、後下がりに傾斜したガイド面140Gが形成されている。
また、本実施形態の第2回動レバー50Vは、上記第1実施形態の第2回動レバー50と同様の形状になっていて、左右方向に延びた第2回動シャフト51Vを中心にして回動し、下端部に配置された押出突起54Vが前後方向に移動する。本実施形態の第2回動レバー50Vでは、球受けガイド部材140Vが退避位置に配置されたときに、第2アーム52Vが略鉛直に配置されて、押出突起54Vが第2回動シャフト51Vの下方に配置される(図13(A)参照)。この状態で、第2回動レバー50Vの下端部(押出突起54V)と球受けガイド部材140Vとの間の間隔d1(第2隙間)は、遊技球の直径Dよりも小さくなっている。
球受け部材140Vが突出位置に配置されると、図13(B)に示すように、第2アーム51Vは、後側へ下るように傾斜し、押出突起54Vは、球受けガイド部材140Vのガイド面140Gとの間隔を広げるように第2回動シャフト51Vより後側に配置される。この状態で、第2回動レバー50Vの下端部(押出突起54V)と球受けガイド部材140Vのガイド面140Gとの間の間隔d2(第1隙間)は、遊技球の直径Dより大きくなっている。
本実施形態では、球受けガイド部材140Vが退避位置にあるとき、第2回動レバー50Vと球受けガイド部材140Vとの間を遊技球が通過不能となっていて(図13(A)参照)、球受けガイド部材140Vが突出位置へ移動すると、第2回動レバー50が後側に回動し、第2回動レバー50Vと球受けガイド部材140Vとの間の間隔が広がる(図13(B)参照)。そして、球受けガイド部材140Vによって受け止められた遊技球は、サイド始動入賞口14B(第1実施形態の図4参照)の奥側へと移動して、入賞可能となっている。
球受けガイド部材140Vが突出位置から退避位置へと移動すると、第2回動レバー50Vが前側に回動し、第2回動レバー50Vと球受けガイド部材140Vとの間の間隔が狭まる(図13(B)から図13(A)への変化を参照)。このとき、球受けガイド部材140Vの前側部分の上に位置する遊技球については、第2回動レバー50Vによって前側に押し出されて入賞を規制され、球受けガイド部材140Vの後側部分の上に位置する遊技球については、そのまま入賞を許容される。これにより、サイド始動入賞口14Bでの球詰まりを抑制することが可能となる。即ち、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。また、第2回動レバー50Vの回動により遊技球を前側に押し出す構成となっているので、遊技球を勢いよく前側に押し出すことが可能となる。
なお、第2回動レバー50Vは、本発明の「押出部材」及び「回動レバー」に相当する。また、球受けガイド部材140のうち、突出位置に配置されたときに第2回動レバー50Vの回動範囲との間隔が遊技球1つ分となる臨界位置P1よりも前側の部分によって球受け領域R2が形成され、臨界位置P1より後側の部分によってガイド領域R3が形成されている。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、本発明の「前面開放入賞部」に係るサイド始動入賞口14Bは、遊技球が1つだけ入球可能な幅に形成されていたが、遊技球が複数入球可能な幅に形成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、尖り部144の頂点144Tが球受けガイド部材140の左右方向中央からずれた位置に配置され、押出突起54が球受けガイド部材140の左右方向中央の上方に配置された構成になっていたが、尖り部144の頂点144Tが球受けガイド部材140の左右方向中央に配置され、押出突起54が球受けガイド部材140の左右方向中央からずれた位置の上方に配置された構成であってもよい。本構成によっても、押出突起54と尖り部144との間の球詰まりを抑制することが可能となる。
(3)上記第1〜第2実施形態では、「ガイド凹部」が球受けガイド部材140を貫通する入賞ガイド孔145によって構成されていたが、図14に示すように、球受けガイド部材140に前後方向に延びるガイド溝145Mを形成し、そのガイド溝145Mによって構成されてもよい。
(4)上記第1及び第3実施形態では、球受けガイド部材140,140V及び第2回動レバー50,50Vは、同じ駆動源(ソレノイド32)によって駆動される構成であったが、別々の駆動源によって駆動される構成であってもよい。この場合、第2回動レバー50,50Vは、球受けガイド部材140,140Vの動きに同期して駆動される。
(5)上記実施形態では、本発明の「押出部材」が、前後方向に回動する構成であったが、前後方向に移動する構成であればよく、例えば、直動する構成であってもよい。具体的な例としては、図15(A)及び図15(B)に示すように、直動リンク33と一体に移動する押出直動突部61が挙げられる。即ち、球受けガイド部材140が突出位置から退避位置へ移動する際に、遊技球が、例えば、1個分通過して、後続の遊技球が入球しないような構成であればよい。
(6)上記実施形態では、本発明の「前面開放入球口」が、入球によって遊技者に賞球を付える入賞口で構成されていたが、例えば、入球した遊技球を使用して演出等を行う演出用役物の入球口で構成されてもよい。
(7)上記実施形態では、球受けガイド部材140は、球受け部143で遊技球を受け止めてから入賞ガイド孔145に案内するように構成されていたが、球受け部143を介さずに遊技球が直に入賞ガイド孔145へ入球可能な構成であってもよい。
なお、上記実施形態及び他の実施形態(1)〜(7)には、以下の[1]〜[7]の構成が含まれている。
[1]
遊技球が流下可能な遊技盤の前面で開放し且つ奥側に遊技球の入球を確定させる入球確定部を有した前面開放入球部と、
前記前面開放入球部の奥側に退避した退避位置と、前記前面開放入球部の開口から前側に突出した突出位置との間を移動可能であって、前記突出位置に配置されたときに、前記遊技領域を流下してきた遊技球を下方から受け止めて前記入球確定部へ案内可能な球受けガイド部材と、を備えた遊技機において、
前記球受けガイド部材には、前記球受けガイド部材の前端部に位置して遊技球を受け止め可能な球受け領域と、前記球受け領域の後側に位置して遊技球を前記入球確定部へ案内するガイド領域とが設けられ、
前記球受けガイド部材の上方には、前記球受けガイド部材が前記突出位置から前記退避位置に移動するときに、前記ガイド領域にある遊技球の上方に配置されてその遊技球の入球を許容する一方、前記球受け領域にある遊技球を前側に押し出してその遊技球の入球を阻む押出部材を備えたことを特徴とする遊技機。
[1]の構成によれば、球受けガイド部材が突出位置から退避位置へ移動するときに、球受けガイド部材の球受け領域にある遊技球については、押出部材により前側に押し出されて入球が阻まれる。一方、球受け領域の後側に位置するガイド領域にある遊技球については、押出部材に押し出されることなく入球が許可される。このように、本発明によれば、複数の遊技球が球受けガイド部材に受け止められた場合であっても、一部の遊技球については、前側に押し出して入球を阻むので、前面開放入球部での球詰まりを抑制することが可能となる。
[2]
前記球受けガイド部材には、上方に開放した孔又は溝で構成され且つ遊技球を受容して前記入球確定部へ案内可能なガイド凹部と、前記ガイド凹部の前方に位置し且つ遊技球を下方から受け止めて前記ガイド凹部へと案内可能な球受け部とが形成され、
前記球受け領域と前記ガイド領域とは、前記球受け部が形成された領域と前記ガイド凹部が形成された領域とで構成されたことを特徴とする[1]に記載の遊技機。
[2]の構成では、ガイド凹部に受容された遊技球が球受け部上の遊技球よりも下方に配置されることで、押出部材との干渉を避けすことが可能となる。
[3]
前記押出部材は、前記球受けガイド部材の移動に伴って前後方向に移動し、前記球受けガイド部材が前記突出位置に配置されたときに、前記ガイド凹部の上方に配置され、前記球受けガイド部材が前記退避位置に配置されたときに、前記球受け部の上方に配置されることを特徴とする[2]に記載の遊技機。
[3]の構成によれば、球受けガイド部材が突出位置から退避位置へ移動するときに、押出部材が前側へ移動するので、遊技球を前側に押し出すことが可能となる。
[4] 前記押出部材は、左右方向に延びた回動軸を有して、前記球受けガイド部材の移動に伴って下端部が前後方向に移動するように回動する回動レバーであって、
前記回動レバーは、前記球受けガイド部材が前記突出位置に配置されたときに、前記ガイド領域の上方に配置されて前記球受けガイド部材との間に遊技球が通過可能な第1隙間を有し、前記球受けガイド部材が前記退避位置に配置されたときに、前記球受け領域の上方に配置されて前記球受けガイド部材との間に遊技球が通過不能な第2隙間を形成することを特徴とする[1]に記載の遊技機。
[4]の構成では、押出部材が、球受けガイド部材の移動に伴って上端部を中心に前後方向に回動する回動レバーで構成されているので、遊技球を前側に押し出すことが可能となる。
[5] 前記球受けガイド部材の前端部には、先細り形状の尖り部が備えられると共に、
前記押出部材には、前記球受けガイド部材が前記退避位置に配置されたときに、前記尖り部の上方に配置される押出突起が設けられ、
[5]の構成では、球受けガイド部材の尖り部の頂点と、押出部材の押出突起とが、左右方向にずらして配置されているので、尖り部と押出突起との間で遊技球が詰まることを抑制可能となる。
[6]
前記押出突起を、前記球受けガイド部材の左右方向の中央の上方に配置すると共に、
前記尖り部の頂点を、前記球受けガイド部材の左右方向の一方側に寄せて配置したことを特徴とする[5]に記載の遊技機。
[6]の構成では、押出部材と球受けガイド部材の左右方向の中心が同じ位置に配置され、押出突起が左右方向の中央に配置されているので、球受けガイド部材の球受け領域にある遊技球を真っ直ぐ前方に押し出すことが可能となる。そして、球受けガイド部材の尖り部は、頂点が左右の一方側に寄せて配置された左右非対称な形状となっているので、押出部材によって押し出された遊技球を下方へ落下させ易くすることが可能となる。
[7]
前記球受け領域の上面のうち前記ガイド領域側の端部に、後下がりに傾斜して遊技球を前記ガイド領域へ誘導する誘導傾斜部を形成すると共に、前記球受け領域の上面のうち前記誘導傾斜部の前方に配置された部分を平坦にするか又は前記誘導傾斜部よりも緩勾配で後下がりに傾斜させ、
前記誘導傾斜部の平面形状を、前記尖り部の頂点側の面積が広くなる左右非対称形状としたことを特徴とする[6]に記載の遊技機。
[7]の構成によれば、球受け領域のうち尖り部の頂点が配された側に受け止められた遊技球を誘導傾斜部によってガイド領域へと案内させやすくすることが可能となる。
10 遊技機
11 遊技盤
14B サイド始動入賞口(前面開放入球部)
50,50V 第2回動レバー(押出部材)
54,54V 押出突起
60 押出突部
140,140V 球受けガイド部材
143 球受け部
145 入賞ガイド孔(ガイド凹部)
R1 遊技領域
R2 球受け領域
R3 ガイド領域

Claims (1)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤の前面で開放し且つ奥側に遊技球の入球を確定させる入球確定部を有した前面開放入球部と、
    前記前面開放入球部の奥側に退避した退避位置と、前記前面開放入球部の開口から前側に突出した突出位置との間を移動可能であって、前記突出位置に配置されたときに、前記遊技領域を流下してきた遊技球を下方から受け止めて前記入球確定部へ案内可能な球受け部を有する球受けガイド部材と、を備えた遊技機において、
    前記球受けガイド部材の上方には、前記球受けガイド部材が前記突出位置から前記退避位置に移動するときに、前記球受けガイド部材とすれ違う方向に移動しながら前記球受けガイド部材に受け止められた遊技球を前側に押し出してその遊技球の入球を阻む押出部材が備えられ、
    前記球受けガイド部材の前端部には、先細り形状の尖り部が備えられると共に、
    前記押出部材には、前記球受けガイド部材が前記退避位置に配置されたときに、前記球受け部の上方に配置される押出突起が設けられ、
    前記尖り部の頂点と前記押出突起とを左右方向にずらして配置し、
    前記球受け部は、後方に下るように傾斜する上面を有する緩傾斜部と、前記緩傾斜部から後方に延び、前記緩傾斜部よりも急勾配で後方に下るように傾斜する上面を有する急傾斜部とを有し、
    前記急傾斜部の上面は、左右方向で前記押出突起に対して前記尖り部の頂点が配置された側が広くなっていることを特徴とする遊技機。
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