JP2013093850A - マルチビット遂次比較型adc - Google Patents

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Abstract

【課題】いくつかの逐次比較サイクルでサイクル当たり1つよりも多いビットに変換するアナログ/デジタル変換器(ADC)を提供する。
【解決手段】システムは、容量性サブDAC回路410及び比較器430を含み、スイッチS2は、1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル中に容量性サブDAC回路を隔離し、かつ1つ又はそれよりも多くの最終サイクル中にサブDAC回路を融合し、逐次比較型レジスタ(SAR)440は、デジタル出力信号又はDACデジタル信号を発生させる。また、システムは、DAC回路を含み、アナログ入力信号及びDACアナログ信号のうちの少なくとも一方で入力キャパシタCinを予充電し、プログラマブル利得増幅器420は、誤差信号を増幅し、マルチビットADCは、増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換し、SARは、マルチビットデジタル信号を使用してDACデジタル信号又はデジタル出力信号を発生させる。
【選択図】図4

Description

本発明の開示は、一般的にアナログ/デジタル変換(ADC)に関し、より具体的には、マルチビット遂次比較型ADCに関する。
アナログ/デジタル変換(ADC)は、多くの場合に、アナログ信号をデジタル的に表すことができるようにアナログ信号をサンプリングするのに使用される。アナログ信号のデジタル表現の必要性は、デジタル通信受信機のような様々な用途において生じる。
ADCを実行する様々な技術は、当業技術で公知である。2つの一般的な技術として、遂次比較(SA)ADC及びフラッシュADC回路がある。「SA ADC」回路は、一般的に、連続した段階を通じてアナログ入力信号を処理することによってデジタル表現を生成し、各段階では、比較を行ってアナログ入力信号の連続的により正確なデジタル表現を取得する。典型的なフラッシュADC回路においては、アナログ入力信号値は、複数の比較器を使用して様々な基準レベルと全て一度に比較される。全ての他の条件が同じ場合に、フラッシュADC回路においては「SA ADC」のように複数の段階の代わりに同時に単一の段階で信号を異なる基準レベルと比較するので、フラッシュADC回路は、典型的には、「SA ADC」回路よりも短い待ち時間にアナログ信号のデジタル表現を生成することができる。従って、フラッシュADC技術は、高速用途により適切であると一般的に考えられている。
いくつかの遂次比較サイクルでサイクル当たり1つよりも多いビットを処理することによってアナログ信号をデジタル信号に変換する例を提供する。システムは、容量性サブDAC回路及び比較器を含むことができる。スイッチは、1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル中に容量性サブDAC回路を隔離し、かつ1つ又はそれよりも多くの最終サイクル中にサブDAC回路を融合することができる。遂次比較型レジスタ(SAR)は、デジタル出力信号又はDACデジタル信号を発生させることができる。別の例において、システムは、DAC回路を含むことができる。入力キャパシタは、アナログ入力信号及びDACアナログ信号のうちの少なくとも一方に対して予充電することができる。プログラマブル利得増幅器は、誤差信号を増幅することができる。マルチビットADCは、増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換することができる。SARは、マルチビットデジタル信号を使用してDACデジタル信号又はデジタル出力信号を発生させることができる。
本発明の技術の様々な構成は、本発明の開示から当業者に容易に明らかになることが理解され、本発明の技術の様々な構成は、例示的に図示して説明される。認められるように、本発明の技術は、他のかつ異なる構成が可能であり、いくつかのその詳細は、全てが本発明の技術の範囲から逸脱することなく様々な他の点において修正が可能である。従って、要約、図面、及び詳細説明は、本質的に例示的であり、限定的ではないと見なすものとする。
フラッシュアナログ/デジタル変換器(ADC)回路の例のブロック図である。 パイプラインADC回路の例のブロック図である。 遂次比較(SA)ADC回路の例のブロック図である。 スイッチドキャパシタ「SA ADC」回路の例のブロック図である。 電荷再分配型スイッチドキャパシタ「SA ADC」回路の例のブロック図である。 一度に2ビットを計算するように構成された付加的なハードウエアによる6ビットADCの実施例を示すブロック図である。 いくつかのサイクルに向けて4つの6ビットアレイに8ビットDACアレイを分割することによる8ビットADCの実施例を示すブロック図である。 その後のサイクルにおける電圧−間隔分割の例を示す図である。 判断誤差に対する耐性を可能にする改良型電圧−間隔分割方式の例を示す図である。 フラッシュADCを使用するマルチビット「SA ADC」の例のブロック図である。 「SA ADC」を作動させる方法の例の流れ図である。 「SA ADC」を作動させる別の例示的な方法の流れ図である。 SAアナログ/デジタル変換を行うための装置の例のブロック図である。 SAアナログ/デジタル変換を行うための装置の例のブロック図である。 SAアナログ/デジタル変換を行うための装置の例のブロック図である。 SAアナログ/デジタル変換を行うための装置の例のブロック図である。 SAアナログ/デジタル変換を行うための装置の例のブロック図である。 SAアナログ/デジタル変換を行うための装置の例のブロック図である。 SAアナログ/デジタル変換を行うための装置の例のブロック図である。 SAアナログ/デジタル変換を行うための装置の例のブロック図である。
以下に説明する詳細説明は、本発明の技術の様々な構成の説明として意図したものであり、本発明の技術を実施することができる唯一の構成を表すことを意図していない。添付の図面は、本明細書で組み込まれて詳細説明の一部を形成する。詳細説明は、本発明の技術を完全に理解することを目的として特定の詳細を含むものである。しかし、本発明の技術は、これらの特定の詳細がなくても実施することができることは当業者には明らかであろう。一部の例において、公知の回路要素及び構成要素は、本発明の技術の概念を不明瞭にすることを回避するためにブロック図の形態に示されている。同様の構成要素は、理解しやすいように同一要素番号でラベル付けされる。
概要
高データ転送速度及び配置密度の需要の増大に伴って、特にギガヘルツ(GHz)範囲で送信される信号において、高速かつ精密なADC回路の需要は、常に伸びている。「SA ADC」回路に関して、より小さいチップ面積及びより低い消費電力の高速回路を使用する実施が望まれている。
本発明の開示の一態様では、より優れた「SA ADC」回路は、より高速、より低い消費電力、及びより小さい所要面積の要件を満たすことが必要とされる。広義かつ一般的に、一態様では、本発明の開示は、アナログ/デジタル変換器(ADC)回路、方法、装置、及びシステムを提供する。広義かつ一般的に、一態様では、本発明の開示は、比較段階の数を低減することによって変換を加速するために「SA ADC」のループ内でマルチビット量子化を用いる技術を説明する。この技術の2つの実施例を本明細書で開示する。
容量性電荷再分配型「SA ADC」に対応する第1の実施例では、DAC回路の容量要素(例えば、容量性アレイ)は、いくつかのサブDAC回路(例えば、部分配列)にグループ分けされ、各サブDAC回路は、2つ又はそれよりも多くのビットが各段階で抽出することができるように、数回の比較を並行して行うことを可能にするそれぞれの比較器に結びつけることができる。その後の段階(例えば、最終段階のような最後の数段階)で、キャパシタの部分配列の全ては、固有のフィードバックDACを形成するために互いに融合することができる。その結果、有利な態様では、開示する技術は、所要のキャパシタ要素(例えば、基本のキャパシタ)の総数は増えないが、一度に数ビットを抽出することができる。
第2の実施例では、比較器回路は、PGA回路及びフラッシュADC回路で置換され、増幅器の利得は、変換の各段階で徐々に増大する。従って、より粗い量子化を段階の第1の部分(すなわち、サイクル、例えば、SAサイクル時間)において行うことができ、より細かい量子化を段階の最終部分(例えば、最終の1つ又はそれよりも多くの段階)に利用することができる。SAループにおいてマルチビット量子化を用いる利点は、上述の一方又は他方の実施例を用いて、一部の判断誤差にSA位相の段階の第1の部分において耐えることを可能にする点を含むことができ、これは、段階の次の部分において補正することができる。判断誤差耐性は、各段階で行われる比較の回数を僅かに増すことによって技術に何らかの冗長性を提供することによって達成することができる。
ナイキスト速度ADCは、時間間隔にわたる何らかの平均化された値を使用するのではなく、明確な時点(例えば、サンプリングインスタント)で信号の値を定量化するのに使用されるADCを指すことができる。ナイキスト速度ADCは、適用された変換技術に基づいて(1)フラッシュADC、(2)パイプラインADC、(3)アルゴリズムADC、及び(4)「SA ADC」を含む4つの主要なタイプで分類することができる。これらに対して以下で詳細に説明する。
フラッシュADC
フラッシュアナログ/デジタル変換処理は、デジタル通信システム及びデジタル信号及び画像処理システムを含む様々な用途においては使用することができる。ADCの1つの手法は、特に高データ転送速度が関わっている時にフラッシュADCと呼ぶことができる。一般的なフラッシュADCシステムにおいて、アナログ入力信号がサンプリングされ、サンプリングされた信号の振幅は、一般的に一斉にデジタル表現を発生させるために複数のアナログ基準信号と比較される。例えば、nビットフラッシュADCにおいて、以下に説明する図1に示すように、復号の後でADCのnビット出力コードを示す温度コード(例えば、デジタル信号)を生成するために、入力信号は、同時に(2n−1)個の等間隔の基準レベル(例えば、電圧基準レベル)と比較される。
図1は、本発明の開示のある一定の構成によるフラッシュADC回路100の例のブロック図である。フラッシュADC回路100は、基準電圧分割回路120、比較器回路130、及び温度復号器140を含む。基準電圧分割回路120は、基準電圧分割回路120のポート110及び112に適用された基準電圧Vrefをいくつかの(すなわち、n個、例えば、6個、8個、16個のような)副基準電圧に分割する、Vr(0)−Vr(2n−1)。副基準電圧の各々は、入力アナログ信号Vinと比較器回路130の比較器により比較される。比較結果Q(0)−Q(2n−1)は、温度復号器140によって受信されてnビット出力信号142に変換される。
このアーキテクチャの欠点は、比較器回路130は多くの比較器を有する必要があり、比較器のオフセット電圧は、入力信号の最小有効ビット(LSB)の値の1/2よりも小さい必要があるという点である。そうでなければ、比較器回路130の出力コード142は、温度信号として保証することができず、変換の単調性を保証することができない。従って、このアーキテクチャの適用は、低分解能(例えば、6ビット未満)変換に制限される可能性がある。
パイプラインADC
より高い分解能をもたらすために、変換は、パイプラインADCを通じていくつかの段階で達成することができ、パイプラインの各ステージは、図2に示して以下に説明するように1つ又はそれよりも多くのビットを抽出することができる。
図2は、本発明の開示のある一定の構成によるパイプラインADC回路200の例のブロック図である。パイプラインADC回路200は、いくつかのステージ(例えば、ステージ210、220、及び230)、及びデジタル結合回路240を含む。各ステージ(例えば、ステージ210、220、又は230の1つ)において、入力信号(例えば、Vin、V1、V2、又はVm−1の1つ)をまずサンプリングし、次に、粗いコードQi(例えば、Q1、Q2、Qm)を取得するために粗いADC(例えば、低分解能の小型フラッシュADC(212、222、又は232の1つのような))により定量化することができる。信号(すなわち、Qi)のこのデジタル推定値は、次に、フィードバックDAC(例えば、214又は224の一方によりアナログドメイン(例えば、信号Vdac1又はVdac2)に再変換することができ、次に、ステージ(例えば、Vin、V1、V2、又はVm−lの1つ)のサンプリングされた入力信号から減算することができる。残留電圧Vi(例えば、V1、V2、又はVm−1)を取得するために減算の結果を利得ステージGi(例えば、利得ステージG1−216又はG2−226)で増幅することができ、残留電圧Viは、i番目の利得ステージGiの出力での量子化誤差のイメージと解釈することができる。パイプラインの次のステージでこの量子化誤差を評価することによって推定値を精緻化することができる。しかし、パイプライン(すなわち、ステージ230)の最終ステージに対して、この残留電圧がそれ以上処理されないので、残留電圧(例えば、Vm)を発生させるために量子化された信号をアナログに再変換して戻すことはできない。
ADCの入力信号電圧(例えば、Vin)の範囲が、例えば、0VとVrefの間に存在すると仮定すれば、かつこの範囲も各ステージ内の粗いADC(例えば、212、222、又は232の1つ)の入力電圧の範囲に対応する場合に、各DAC(例えば、214又は224)の出力範囲も、0とVrefの間に存在し、各ステージ内の出力電圧Vdaciは、Qi*Vrefに等しく、Qiは、i番目のステージのADCの出力コードである(すなわち、DACの入力コードでもある)。従って、以下が得られる。
Vi=G1*(VinVdacl)=G1(Vin−Q1*Vref)
V2=G2*(V1−Vdac2)=G2(V1−Q2*Vref)
V3=G3*(V2−Vdac3)=G3(V2 − Q3*Vref)
これらの方程式を逆転すると以下が得られる。
Vin=Vref*Q1+Vl/G1
Vi=Vref*Q2+V2/G2
V2=Vref*Q3+V3/G3
これらの方程式を結合すると、以下になる。
Vin=Vref*(Q1+Q2/G1)+V2/(G1*G2)
他方、3dパイプラインステージも考慮した場合に、以下が得られる。
Vin=Vref*(QI+Q2/G1+Q3/(Gl*G2))+V3/(G1*G2*G3)
実際的には、残余増幅器216及び226の利得GL及びG2は、アナログ利得(例えば、キャパシタ値の比)であるが、名目上整数に、一般的には2の累乗にさえに対応し(不一致及び利得誤差を無視して)、従って、異なるステージからの出力を結合するデジタル回路内の乗率としてデジタルドメインに簡単にマップすることができる。従って、出力コードが、デジタルドメインにおいて、K1=1、K2=K1/G1=1/G1、及びK3=K2/G2=1/(G1*G2)として、
Code=K1*Qi+K2*Q2+K3*Q3
のように計算された場合に、以下が得られる。
Vin=Vref*Code+V3/(G1*G2*G3)
これは、出力コードが入力信号電圧に比例しており、従って、入力信号電圧を表すことができることを示しており、量子化誤差は、最終段の残余を表すV3/(G1*G2*G3)に比例する(これは実施する必要はない)。各ステージ内で実行された利得は、一般的に2kに対応し、kは、ステージにおいて解かれたビット数であり、従って、入力を基準にする量子化誤差は、ステージの数を上げた時に徐々に小さくなる。例えば、2ビットがステージ当たりに分解された場合に、残余を各ステージにおいて4だけ増幅することができる。
パイプラインADC回路200に対して、精度は、粗いADCの精度(すなわち、比較器の閾値)により制限されず、その理由は、冗長技術を用いることにより、第1のステージ内の判断での小さい誤差は、以下のステージにおいて補正することができるからである。しかし、この精度は、各ステージのフィードバック経路内のDAC(例えば、214又は224)の精度により、及び残留電圧増幅器Gi(例えば、216又は226)の利得の精度により強力に抑制される。その点を考慮すると、例えば、10ビット分解能が所望され、しかも、2ビットは第1のステージから抽出される。これは、第1のステージの残留電圧Viが8ビットの精度で評価されることを意味し、これは、第1の利得ステージ216の利得Giの利得誤差が大雑把に1/256=0.4%より優れた精度を有することを示している。それによって高速で作動する時に、主として残留電圧増幅器の設定に厳しい制約が課せられる可能性がある。
アルゴリズムADC
アルゴリズムADC
アルゴリズムADCは、パイプラインADCと類似のものであり、相違点として、実行されるのは単一のステージのみであり、これは、タイムシェアリングにより、パイプラインの第1、第2…、最終ステージの機能を連続的に実行する。従って、時間kでの増幅器の出力は、時間ステップk+1で同じブロックの入力として作用する。それによってアルゴリズムADCによりサンプリングすることができるデータの収量が低減されるが、その理由は、同じブロックが、入力電圧の新しいサンプルを取る前に連続的に変換アルゴリズムの異なる段階を実行するからである。従って、アルゴリズムADCは、所要面積が小さい用途に向けて良好に適するが、高速作業に適さない。
「SA ADC」
「SA ADC」の利点は、残余増幅が不要であるという点であり、その理由は、図3に示して以下に説明するように変換が単一のステージにおいては達成されるからである。
図3は、本発明の開示のある一定の構成による「SA ADC」回路300の例のブロック図である。ADC回路300は、入力サンプラ310、フィードバックDAC320、比較器330、及びSAR340を含むことができる。入力サンプラ310は、スイッチS1及びキャパシタCinを含むことができ、サンプリングされた入力信号電圧を発生させるために入力信号電圧(例えば、Vin)をサンプリングするように構成されることができ、サンプリングされた入力信号電圧は、比較器330により、フィードバックDAC320の出力信号と比較することができる。SAR340は、サンプリングされた入力信号電圧をどれと比較することができるかに関してフィードバックDAC320の連続した入力コードを生成する。SAR340は、比較結果を受信し、受信した比較結果に基づいて出力コード342を判断する。
ADC回路300の作動は、サンプリングされた入力信号電圧を最も良好に近似し、一般的に結果として二分法が得られるDACレベルを見つけることを含む。一態様では、ADC回路300の作動は、DACにサンプリングされた入力信号電圧を最も良好に近似するレベルを見つけることで構成される。例えば、ADC回路300の入力信号電圧の範囲及びフィードバックDAC320の出力範囲がゼロとVrefの間に存在し、ADC回路300及びフィードバックDAC320の分解能は8ビットであるというシナリオを考慮してみる。このシナリオにおいて、作動の開始時に、入力電圧は、0とVrefの間の範囲であることが既知である。第1の段階で、フィードバックDAC320にDACコード1000 0000を適用することによって入力信号電圧をVrefY2と比較する。得られるビット(例えば、比較器330の出力)が高い場合に、入力信号電圧は、Vref/2よりも高く、従って、Vref/2とVrefの間に存在することが分っており、高くない場合に、入力信号電圧はゼロとVref/2の間に存在する。不確実性(すなわち、入力電圧があることが既知である時の間隔)は、従って、2倍低減される。例えば、第1のビットがゼロであった場合に、フィードバックDAC320に適用された次のコードは、電圧Vref/4を発生させるために0100 0000であり、入力電圧は、次に、電圧Vref/4と比較される。第2のビットが低い場合に、入力電圧はゼロからVref4までの間隔にあることが既知であり、第2のビットが低くなかった場合に、Vref/4とVref/2間の間隔において、不確実性は、同じく2倍低減される。最後の場合には、例えば、フィードバックDAC320に適用された第3のコードは、0110 0000であり、それによって3/8*Vrefのような電圧レベルが生成される。その結果、各段階で、1ビットが解かれ、不確実性は2で割算される。このような「SA ADC」の実施例は、本明細書に説明する図4に示すようにスイッチドキャパシタに基づくものである。
「SA ADC」のスイッチドキャパシタ実施
図4は、本発明の開示のある一定の構成によるスイッチドキャパシタ「SA ADC」回路400の例のブロック図である。ADC回路400は、DAC410、スイッチS1、S2、及びS3、キャパシタンスCiを有する入力キャパシタCin、増幅器420、比較器430、及びSAR440を含むことができる。予充電段階1中に、スイッチS1及びS3は閉成され、入力キャパシタCinは、入力信号Vinに入力キャパシタCinの1つの電極を接続することによって入力電圧Vinに予充電され、一方、キャパシタCinの他の電極は、増幅器420の仮想接地Vgndに結びつけられ、増幅器420は、この段階において、フィードバック経路の周りでスイッチS3により閉ループ内に設定される。増幅器420の正の入力が電圧Vgndに結合された時に、この増幅器のオフセット電圧が無視されると仮定すれば、増幅器420又は仮想接地の負の入力は、従って、同じ電圧Vgndにある。予充電段階の終わりで、スイッチS1及びS3が開成し、入力キャパシタCinにわたって電荷Q=Ci*(Vin−Vgnd)が凍結され、一方、増幅器は開ループ内に設定され、SA位相を行うために、比較器(例えば、比較器の第1のステージとして)として作用する。入力キャパシタCinは、次に、スイッチ52を閉成することにより、DAC410に結合される。キャパシタCinにわたって電圧差(Vin−Vgnd)が一定のままであることが強制されるので(放電路がないので)、増幅器420(ここでは比較器として作用する)の負の入力に結合されるキャパシタCinの電極上の電圧は、Vdac−Vin+Vgndに等しく、比較器(すなわち、開ループ内に設定された増幅器420)の第1のステージの両方の入力間の差誤差電圧Verrorは、従って、Veerror=Vdac−Vinに等しい。VinとVdac間の差は、従って、キャパシタCinにわたって一定の電荷(従って、定電圧)を維持しながらキャパシタCinの右側電極の上で電圧をVinからVdacに切り換えることによって直接に達成される。
ADC回路400は、品目430及び440(制御された構成要素A)が取りわけ上述の機能の一部又は全部を実行することを可能にするためにスイッチS1、S2、S3、及び制御された構成要素Aを制御するように構成された位相コントローラモジュール495を含むことができる。増幅器420は、時にスイッチド増幅器又は増幅器回路という場合がある。
容量性DACに基づく電荷再分配による「SA ADC」のスイッチドキャパシタ実施
図5は、本発明の開示のある一定の構成による電荷再分配スイッチドキャパシタ「SA ADC」回路500の例のブロック図である。図5では、簡潔さを期すために、ADC回路500の対応する比較器SAR及び位相コントローラ回路は図示されていない。増幅器520は、図4の増幅器420と類似のものである。ADC回路500において、入力キャパシタ(図4の入力キャパシタCinのような)に適用すべき電圧Vdacを生成する代わりに、SA段階において、図4の入力キャパシタCinは、容量性DAC510をもたらすために、キャパシタの群(例えば、キャパシタアレイCin1、(Cin2)...、CinN)に分解される。キャパシタアレイ(例えば、Cin1、...、又はCinN)は、正の基準電圧Vrefp又は負の基準電圧Vrefn(例えば、ゼロ又は接地電位を含む)に独立して接続することができ、そのために、DAC510は、Vrefp又はVrefnに結びつけられるアレイ内のキャパシタアレイの数の制御で達成される。キャパシタアレイの各々は、任意数の同一基本キャパシタで製造することができ、そのために、キャパシタアレイは、単体のキャパシタ又は二成分のキャパシタ、又はその両方によって形成することができる。
「SA ADC」の1つの利点は、情報がこの残留誤差電圧の符号であるように、残留電圧を定量化するために正確に残留電圧(すなわち、図4のDAC410の入力電圧VinとVdac間の電圧差)を再増幅する必要がないという点である。更に、一態様では、フラッシュADC(図1を参照されたい)とは異なり、入力信号電圧が同じ比較器(図4の比較器430)により常に異なるレベルと比較されるので、適合に関する問題が異なる比較器の間にない。「SA ADC」において、比較器のオフセットがあれば、結果として単にADCの特性の全体的なオフセットになるであろうが、その分解能には影響を与えるものではない。正確な分解能要件に対して、比較器は、低いノイズであり、かつヒステリシスレベルは1つのLSBに劣る。SAの精度は、基本的に、一般的に電荷再分配ADC内のキャパシタアレイのキャパシタ間の適合により定義されたフィードバックDAC(例えば、容量性DAC510)の精度で判断される。上述の理由から、SAは、一般的に、高速(例えば、1GS/s台)での作動を伴う用途に使用することができる。多くの「SA ADC」回路に交互配置することによってADC回路の高速化(例えば、GS/sの数十分の一)をもたらすことさえ可能である。
しかし、「SA ADC」の欠点は、SA段階当たり1ビットしか計算されないので、変換当たりの所要のステップ数が「SA ADC」のビット数に対応するという点である。従って、8ビット「SA ADC」に対して、何らかの時間が予充電段階にも割り当てられるので、各SA段階に割り当てられるのは、変換時間の1/8未満である。高速ADC(例えば、1GS/s及びそれ以上)に対して、これより厳しい制約がDACの設定及び比較器の速度に課せられ、その結果、電力消費量が影響を受ける。比較すると、パイプラインADCは、各クロックサイクルで変換を提供し、各ステージでマルチビット量子化を行うことができる。
一態様では、DAC510は、図4のDAC410の機能性を含む。
本発明の開示内の様々な構成により、SAサイクル(又はSA段階)当たり1つよりも多いビットを処理することによって「SA ADC」内の段階の数を低減する解決法が得られる。マルチビット「SA ADC」をもたらす例示的な解決法を図6に示すと共に以下に説明する。
6ビットADCの例
図6は、本発明の開示のある一定の構成による一度に2ビットを計算するように構成された付加的なハードウエアによる6ビットADCの例を示すブロック図である。6ビットADC600は、いくつか(例えば、3個)の6ビット電荷再分配DAC610、スイッチド増幅器回路620、比較器630、及びSAR640を含むことができる。6ビット電荷再分配DAC610(以下「DAC610」)の容量性アレイ612の各々は、第1の段階において入力信号電圧Vinに予充電される基本キャパシタのアレイを含むことができる。
予充電段階後に、各DAC610の作動は、上述の図4のDAC410の作動と類似である。第1の段階中、入力信号電圧Vinは、3つの容量性アレイ612上で同時にサンプリングされる。ADC回路600が6ビットADCとして作動する時に、出力コードは、0と63の間に存在する。2ビットがSARサイクル当たりに処理されるので、入力信号電圧が含まれることが既知である間隔における不確実性は、各段階において4で割算され、従って、出力コードが常駐する間隔も4で割算される。最初に、出力コードに対して、間隔[0、64[内の値が使用される。[m,n[という表記は、mとnの間、かつmを含みnを除外すると理解することができる。4で不確実性を割算するために、入力信号電圧は、第1のSARサイクル中に、同時に3つのDAC610及び比較器630によりDACコード16、32、及び48に対応する電圧と比較される。これは、3つのDAC610にコード16、32、及び48を適用することによって達成される。入力信号電圧が39と40の間に存在する場合に、3つの比較器630は、信号が16より大きく、32より大きく、かつ48未満のコードに対応することを示している。従って、第1のSAR段階の後に、コードは、間隔[32、48[内にあることが見出され、間隔[32、48[は、初めの間隔[0、64[よりも4倍小さい。第2のSARサイクルで、得られる間隔[32、48[は、同じく4で割算される。これは、3つのDAC610にコード36、40、及び44を適用することによって達成される。入力信号電圧が39と40の間にコードに対応するので、3つの比較器は、次に、コードが36をよりも大きく、40を下回り、44を下回り、従って、間隔[36、40[にあることを示すことになり、間隔[36、40[は、同じく第1のSARサイクルから生じる間隔よりも4倍小さい。
第3及び最終のSARサイクルで、間隔[36、40[は、コード37、38及び39と同時に比較することによってLSBを取得するために、同じく4で割算される。比較器630は、この場合に、入力信号電圧がコード37、38、及び39に対応するDAC610の電圧よりも高く、従って、39と40の間の入力コードに対応することを示し、39と40間の入力コードは、端数を切り捨てると、ADC回路600の出力コード642に対して39という値が出る。規範的なSAサイクル当たりの1ビットの実行において、64個の基本キャパシタで製造された単一の比較器及び単一の6ビット容量性DACが使用される。一方、ADC回路600において、2ビットが各サイクルで計算される場合に、3つの6ビット容量性DAC610及び3つの比較器630は、並行して作動され、これは、所要面積及び電力消費量に関して大きな欠点である。
ADC600は、図6に示す構成要素の一部又は全部を制御する位相コントローラブロック(品目495のような)を含むことができる。
アナログ/デジタル変換の代替法として以下で開示する態様の利点は、開示する態様が、容量性DACの地域を増大していくつかの完全なDACを並列に作動させることなく、サイクル当たりに1つよりも多いビットを処理することを可能にするという点である。開示する態様の別の利点は、アルゴリズムの第1の段階での小さい判断誤差を最終の1つ又はそれよりも多くの段階で補正することができるようにSAアルゴリズムの冗長性を含むことである。
スイッチド容量性アレイを有するADC
各々が異なるnビットコードを使用する並列のいくつかのnビットDAC及びいくつかの比較器(例えば、図6のADC600に使用されるように、並列の3つの完全な6ビットDACが6ビットADCをもたらすのに使用された)を有する代わりに、nビット「SA ADC」回路をもたらすために、容量性アレイ全体をSAサイクルの第1の部分に向けてより低い分解能を有するより小型のアレイに分割し、かつ図7に示して以下に説明するように1つ又はそれよりも多くの最終SAサイクルに向けて融合することができる。一態様では、容量性アレイ全体が、少なくとも1つの最終SAサイクルに向けて融合される。
図7は、本発明の開示のある一定の構成によるいくつかのサイクルに向けて4つの6ビットアレイに8ビットDACアレイを分割することによる8ビットADCの例を示すブロック図である。8ビットADC回路700(以下「ADC700」)は、6ビット容量性電荷再分配サブDAC(以下「サブDAC710」)、スイッチSM11、SM12、SM21、SM22、SM31、及びSM32、スイッチド増幅器720、比較器730、及びSAR740を含むことができる。入力信号電圧が接地電位(すなわち、0V=Vrefn)からVrelbの範囲であるADC700の作動は、少なくとも第1のSA段階に対して、SA段階当たり2ビットを計算することに基づくものである。本明細書に説明する例において、入力信号電圧Vinは、141.2/256*Vrefに対応するので、141の8ビット出力コード742が見出されることが予想される。8ビットADCをもたらすために、従って、8ビットDACが必要とされ、256個の基本キャパシタは、各々64個の基本キャパシタ(簡潔さを期すために、2個のみを図示)を含む4つのサブDAC710にグループ分けされる。サイクル当たりの2ビットを計算するために、サイクル当たり3回の比較が行われる。しかし、図6の構成を使用する予定であれば必要とされるように、並列の3つの8ビットDACを有する代わりに、256個の基本キャパシタを有する8ビットDACの全体的なアレイは、各々6ビットDACとして作動する4つのサブDAC710に分割される。あらゆるサイクルで、3つの異なるコードを4つのサブDAC710のうちの3つで実行することができ、結果として3つの比較ビットが得られる。実行を簡素化するために、1つの比較器730は、3つの比較器が使用される最初のサイクル中に各サブDAC710が入力コードで作動することができるように、各サブDAC710、50に関連している。
入力電圧信号は、まず4つの6ビットサブDAC710にサンプリングされる。図6に関して説明するように、第1の6ビットが計算される。第1のSAサイクルに向けて、4で入力電圧信号上の不確実性を割算するために、入力電圧信号を以下の基準、すなわち、1/4*Vref、2/4*Vref、及び3/4*Vrefと比較することができる。これは、コード16=1/4*64、32=2/4*64、及び48=3/4*64を4つのサブDAC710のうちの3つに適用することによって達成することができる(例えば、SAR740によって生成されるCode_dad、Code_dac2、及びCode_dac3として)。入力電圧信号が141.2/256*Vref=35.3/64に等しいので、入力信号電圧は、次に、2/4*Vrefと3/4*Vref間の間隔にあることが見出され、従って、対応する6ビットコードは、32〜48の範囲にあることが予想される。
第2のSAサイクルで、2/4*Vref=32/64*Vrefと3/4*Vref=48/64*Vref間の間隔は、4つのサブDAC710のうち3つにコード36,40、及び44を実行することにより、同じく4で割算される。入力信号電圧が35.3/64*Vrefであるので、求めるべき6ビットコードの間隔は、範囲[32、36[に限定される。
第3のSAサイクルで、入力信号電圧は、3つの異なるサブdac710にコード33、34、及び35を適用することによって33/64*Vref、34/64*Vref及び35/64*Vrefと比較される。入力信号電圧は、次に、35/64*Vrefと36/64*Vref、35/64*Vref間、従って、140/256*Vrefと144/256*Vref間の間隔にあることが見出され、従って、出力コード742は、間隔[140、144[にあり、これは、6つの最上位のビット(MSB)が3つの段階の後に判断されたことを示している。2つの最終ビット(すなわち、LSB)を求めるために、4つのサブDAC710は、相互接続スイッチSM11、SM21及びSM31を通じて単一の8ビットDACに融合される。この時点で、ADC700は、一度に1ビットを計算する規範的なSARとして作動する。2で間隔[140、144[を割算するために、最初に、142に対応する8ビットコードが適用される。これは、4つのサブDAC710のうちの2つにコード35を適用することによって達成され、コード36が、他の2つのサブDAC710に適用され、その結果、サブDAC710によって形成された8ビットDAC全体に対してコード142=35+35±36+36が得られる。
サブDAC710の出力はスイッチSM11、SM21、及びSM31を通じて相互接続されるので、比較器730の入力ポートは、共に実質的に短絡し、従って、比較器730は、ゼロ又は無視することができるオフセットである場合は同じ結果を出す。従って、比較器730のいずれも、信号が142/256*Vrefよりも小さい又は大きいかを判断するのに使用することができる。この段階の終わりに、入力電圧が142/256*Vrefよりも小さいことが分かり、従って、求めるべき8ビット出力コード742は、範囲[140、142[に常駐することが予想される。
本発明の開示のある一定の構成において、より高い精度は、例えば、スイッチSM12、SM22、及びSM32によってノイズ及びオフセット電圧を平均化するために並列に比較器730を相互接続することによって取得することができる(出力ノード及び一部の内部ノードは、を相互に接続することができるが、簡潔さを期すために図7には示されていない)。
最終SA段階に対して、コード141は、サブDAC710のうちの3つにコード35を適用することによって使用され、一方、コード36は、最終1つに使用され、その結果、コード141=35+35+35+36が得られる。比較結果は、次に、入力電圧が141/256と142/256の間の範囲にあることを示し、結果として、141の8ビットコード、すなわち、推定値が得られる。
上述の例において、8つの段階の代わりに5つの段階でキャパシタの数を増加させなくても出力コード742の8ビットが得られ、その理由は、段階当たり2ビットが段階1、2、及び3に対しては得られ、段階当たり単一のビットが最後の2段階4及び5に対しては得られるからである。
一態様では、比較器730が同じオフセット値を有することが重要であると考えられるが、入力を共に短絡させた時に、出力を比較することによって比較器730間の相対的なオフセットが観測される場合がある。入力が共に短絡状態である間に1つの比較器の出力が他の比較器よりも一般的に高い場合に、これは、その特定の比較器のオフセットが他の比較器より低いことを示している。例えば、これらのオフセット誤差は、オフセットを調節するフィードバックループにより補正することができる。一例において、DACを含むフィードバックループを出力ノードと各スイッチド増幅器720の入力ノードの間に配置することができる。このフィードバックループは単に図面を複雑化しないために図7に図示していないが、その存在は、上述の文から理解される。
上述の例において、出力コードは、特定の回数の判断によって達成されるが、冗長性は達成されない。一態様では、実施例において行われた全ての判断が正確であった場合に、このような冗長性が処理内に含まれる必要性はない。
スイッチド容量性アレイ及び冗長性を有するADC
早期の段階で行われた間違った判断を補正する可能性を含むことが望ましい場合がある。例えば、第1の段階において、比較結果が誤って信号がVref/2=128/256*Vref未満であることを示す場合に、128に等しいか又はそれよりも大きい出力コード値に最後に収束することは不可能である。判断誤差耐性を可能にするために、行うべき比較の回数を増すことによって何らかの冗長性が追加される。冗長性を追加するために、各ステップで第4のコードを使用するために、図7の第4のサブDAC710及び図7の比較器730の1つから恩典を得ることができる。以下に説明する図8及び図9に示す比較レベルを使用することによって従来のかつ更に別の比較を行うことができる。
スイッチド容量性アレイを有するADCに関する付加的な説明
一態様では、図7内のADC回路700は、制御された構成要素Bが取りわけ上述の機能の一部又は全部を実行することを可能にするために少なくともスイッチSM11、SM12、SM21、SM22、SM31、及びSM32、スイッチド増幅器720、比較器730、及びSAR740(制御された構成要素B)のような図7に示す構成要素の一部を制御する位相コントローラモジュール795を含むことができる。制御接続は、単に図面を複雑化しないために明示的に図7に示していないが、このような接続は、795と制御された構成要素Bの各々間に存在し(図4と同様に)、これらの接続は示されたと見なしている。
一実施例では、各サブDAC710は、図5の品目510を含むことができ、かつ二成分のキャパシタ、単体のキャパシタ、又は両方の組合せを含むことができる。別の実施例では、各サブDAC710は、図4に示す構成要素Sl、52、410、及びCinを含むことができる。
一態様では、スイッチド増幅器720及び比較器730を併せて、比較器735と見ることができる。簡潔さを期すために、1つの比較器735のみが、図7において破線の箱で識別される。スイッチド増幅器720の各々は、前置増幅器として見ることができ、第1の段階中(スイッチ増幅器720内の各シャントスイッチ725が閉成された時)に、前置増幅器は、前置増幅器の入出力を短絡させるので自動ゼロ圧調節増幅器として作用することができる。第2の段階中(スイッチド増幅器720内の各シャントスイッチ725が開成された時)に、前置増幅器は、高い利得を有する固定利得増幅器として作用することができるが、利得は正確である必要がない。一態様では、比較器730は、ラッチを用いて実施することができる。
代替構成において、出力ノードスイッチ(図7に示していないが入力ノードスイッチSM12、SM22、及びSM32と類似)を比較器730の出力に配置することができ、出力ノードスイッチが閉成される時に、比較器730の出力が共に短絡する。出力ノードスイッチは、単に図面を複雑化することを回避するために図示していないが、比較器730の入力の代わりに比較器730の出力であることを除き、SM12、SM22、及びSM32と全く同様に図7において配置することができる。
一態様では、ADC回路700は、複数のスライス780、SM11、SM12、SM21、SM22、SM31、及びSM32のような複数のスイッチ、SAR740、及び位相コントローラモジュール795を含むと見ることができる。各スライス780は、DAC710、増幅器720、及び比較器730を含むことができる。1つの有利な実施例では、SARサイクル当たりにいくつかのビットを使用してSAR740からnビット出力コード742を発生させるために、2からpの電力まで1を減算することによってスライス780の最少数(代替的に、比較器730の最少数)を取得することができ、pは、(2P)−1と表すことができ、ここで、n及びpは、正の整数であり、pはnを下回り、pは、1より大きい。冗長性を有するために、スライス780の最少数(又は比較器730の最少数)は、(2p)−1より大きい。例えば、nが8であり、pは2であり、冗長性は使用されない場合に、スライス780の最少数(代替的に、比較器730の最少数)は3であり、これは(22)−1から計算される。図7に示す実施例では、nは8であり、pは2であり、冗長性を有する。従って、図7において、スライス780(又は比較器730の数)の数は、3より大きく、この実施例では、ADC回路700はもう1枚のスライス(又は別の比較器)を有し、従って、ADC回路700のスライスの数(又は比較器の数)は4である。一態様では、スライスの数及び比較器の数は等しい。1つの有利な態様では、必要なスライスの最大数(又は比較器の最大数)は、(2n)−1よりも小さい。
電圧間隔分割方式
図8は、本発明の開示のある一定の構成によるその後のサイクルにおける電圧−間隔分割の例を示す図である。図8に示す電圧間隔DVは、特定の段階後に、入力信号電圧があると判断された間隔を示している。換言すると、入力信号電圧は、V1及びV2=V1±DVの間に存在すると判断することができ、ここで、例えば、V1=(32/64)*Vref及びV2=(48/64)*Vrefである。しかし、出力コードの1つ又はそれよりも多くの中間値に対して行われた以前の判断の1つ又はそれよりも多くが間違っていた場合に、入力信号電圧は、V1を僅かに下回る可能性がある。従来の手法では、各段階の後に、電圧間隔DVは、3つの位置の電圧間隔の数を低減し、従って、入力電圧信号を3つの比較レベルV1+1*DV/4、V1+2*DV/4、V1+3*DV/4と比較することによって4で更に割算される。判断結果により、調査すべき間隔は、[V1、V1+1*DV/4[、[V1+l*DV/4、V1+2*DV/4[、[V1+2*DV/4、V1+3*DV/4[、又は[V1+3*DV/4、V2[になる。従って、調査する次の間隔は、現在のものに常に含まれることになる。この手法では、早期の段階において行われた間違った判断を補正する余裕がない。この実施例では、4つの電圧間隔があって、誤差信号分割間隔の数は4である。
図9は、本発明の開示のある一定の構成による判断誤差に対する耐性を可能にする改良型電圧間隔分割方式の例を示す図である。前の間違った判断の修正が可能にするために、図9の電圧間隔DVは、4つの位置で電圧間隔DVを切ることにより、4つの区画に分割され、従って、図8に関して上述したように、入力電圧信号を3つのレベルの代わりに4つのレベルと比較することができる。現在の間隔内の4つの等間隔のレベル[V1、V2[は、図9に示すように、レベルV1+DV/8、V1+3*DV/8、V1+5*DV/8、及びV2+7*DV/8に対応する。信号電圧レベルは、次に、比較器からの結果を考慮した後に、幅DV/4のより小さい間隔にあると判断される。例えば、信号がV1+DV/8より大きくてV1+3/8*DVより小さい場合に、幅DV/4の同等の間隔にあると判断され、幅DV/4は、次に、次のSA段階中に調査されることになる。ここで、比較により信号がV1+DV/8よりも小さいことが見出された場合に、入力信号電圧は、理論的に、DV/4の代わりに幅DV/8の間隔[V1、V1+DV/8[にあることが予想される。従って、別のビットは、この場合に向けて予め得られる。V1>V1+7/8*DVの場合に、同じ状況が発生する。この場合に、信号は、理論的に、DV/4の代わりに幅DV/8の間隔[V1+7/8*DV、V2[=[V2−DV/8、V2[にあることが予想される。しかし、信号に基づいていくつかのSA段階を有することが有用ではない場合がある。更に、以前の間違った判断のためにあらゆる誤差を補正することが有用である場合がある。従って、V1n<V1+dV/8と判断した場合に、調査すべき次の間隔は、幅DV/8の間隔[V1、V1+DV/8[の代わりに幅DV/4の間隔[V1−DV/8、V1+DV/8[になる。図9の改良型分割方式を使用し、信号が[V1−DV/8、V1[間の間隔にあるが前の段階において間違った比較のためにまずV1つよりも多いと判断された場合に、このような間違った判断は、次の段階において補正することができる。信号が間隔[V2、V2+DV/8[にあるがV2より小さいことが先に判明していた場合に、類似の補正も可能である。従って、より多くの比較を用いることにより、何らかの冗長性が追加され、ADC回路は、一部の判断誤差に対していくらかの程度で耐性になる。
上述の改良型分割方式がどのように機能するかを示すために、入力信号電圧が、161.2/256*Vref=40.3/64*Vrefであるシナリオを考慮してみる。第1の段階(すなわち、そこでV1=0)で、入力信号電圧(例えば、図7のVin)は、図7の4つの異なるサブDAC710にコード1/8*64=8,3/8*64=24、5/8*64=40、7/8*64=56を適用することによって1/8*Vref、3/8*Vref、5/8*Vref、及び7/8*Vrefに等しい4つの基準電圧と比較される。入力信号電圧が比較される対応する基準電圧は、8/64*Vref、24/64*Vref、40/64*Vref、及び56/64*Vrefである。入力信号電圧が40.3/64*Vrefであるので、理論的には、入力信号電圧は、第1の段階の後に、40/64*Vrefと56/64*Vref間に間隔にあることが判明することが予想される。しかし、入力電圧信号が40/64*Vrefの閾値に近いので、この判断は、何らかのオフセット又は設定誤差のために誤って行われる可能性がある。対応する比較器がVin<40/64*Vrefを示す場合に、調査すべき次の電圧間隔は、従って、[24/64*Vref、40/64*Vref[であると誤って判断され、これは、入力信号電圧レベル(すなわち、40.3/64*Vref)を含まない。次の4つの比較レベルは、次に、この間隔において等間隔であり、かつコード24+1/8*16=26、24+3/8*16=30、24+5/8*16=34、及び24+7/8*16=38に対応し、対応する比較レベルは、26/64*Vref、30/64*Vref、34/64*Vref、及び38/64*Vrefにある。信号が40.3/64*Vrefであるので、この時にこれ以上の判断誤差がない場合に、信号は、38/64*Vrefよりも大きいことが見出され、従って、調査すべき次の間隔は、間隔[38/64*Vref、42/64*Vref[であり、これは、ここで、第1の段階での間違った判断が以下の段階で補正されることを示す入力信号を含む。
更に別の比較段階を続行すると、調査すべき次の間隔は、間隔[38/64*Vref、42/64*Vref[であり、これは、4つの比較レベルを選択することにより、4で割算される。しかし、以前と同様に次の閾値、すなわち、38/64+1/8*4/64*Vref(すなわち、38.5/64*Vref)、38/64+3/8*4/64*Vref(すなわち、39.5/64*Vref)、38/64+5/8*4/64*Vref(すなわち、40.5/64*Vref)、及び38/64+7/8*4/64*Vref(すなわち、41.5/64*Vref)を選択することは、不可能であり、その理由は、図7の6ビットDAC710の代わりに各128の基本キャパシタが形成された7ビットサブDACを必要とすることになるからである。それにも関わらず、間隔[38/64*Vref、42/64*Vref[を精緻化するためにVref/64で離間した4つの基準レベルを選択するために、4つの選択レベルは、38/64*Vref、39/64*Vref、40/64*Vref、及び41/64*Vref、又は39/64*Vref、40/64*Vref、41/64*Vref、及び42/64*Vrefを含むことができる。コード38/64*Vrefが前の段階に使用されたので、コード39、40、41、及び42、及び全4つのサブDAC(例えば、サブDAC710)を適用することによって電圧39/64*Vref、40/64*Vref、41/64*Vref、及び42/64*Vrefに対して4回の比較が行われる。信号は、次に、40/64*Vref=160/256*Vrefと41/64*Vref=164/256*Vref間の間隔にあると判断される。
最終段階で、4つのサブDACは、互いに融合され、2つのサブDACにコード40を他の2つのサブDACにコード41を適用することによってコード40+40+41+41=162が使用される。入力電圧は、161.2/256*Vrefであるので、比較器からの対応するビットは低い。間隔は、次に、[160/256*Vref,162/256*Vref[に限定され、従って、サブDACのうちの3つにコード40をかつ最終サブDACにコード41を適用することにより入力信号電圧を161/256*Vrefの基準レベルと比較することによって最終ビットが得られる。入力信号電圧は、161/256*Vrefよりも高いので、比較器から対応するビットは高く、入力電圧は、間隔[161l/256*Vref、162/256*Vref[にあると判断することになる。従って、コード161は、図7のSAR740の出力コード742として供給される。第1のSA段階で発生して以下の段階でその後補正された誤差にも関わらず、コード161は、予想される値に対応する。上述の事例は、いくつかのサブDACに容量性DACアレイを分割することによって達成可能な冗長性の適用単一の実施例を表している。「SA ADC」当たりに抽出すべきビットの総数、容量性DACが再分割されるサブDACの数などに基づいて、他の可能性が存在する場合がある。例えば、サイクル又は冗長符号付き桁(RSD)(設計者が誤差を補正するために冗長性に対して0.5ビットを入れることができる場合)当たり1.5ビットと類似の技術は、良好な冗長性でサイクル当たり単一ビットを抽出するために1回の代わりにサイクル当たり2回の比較を使用し、従って、ADC回路(例えば、図7のADC回路700)をSA段階の第1の1つ又はそれよりも多くの段階において主に判断誤差に対して耐性にすることによって導出することができる。図9に示す実施例では、誤差信号分割間隔の数は、5つの電圧間隔があるので5である。
フラッシュADCを使用するマルチビット量子化
一態様では、いくつかのサブDACにDACを分割して最終ビットを抽出するためにSA段階の終わりでサブDACを融合する代替法は、単一の再分配DACをマルチビットフラッシュADCと共に使用することである。マルチビットフラッシュは、特定の段階でより精密に誤差電圧を定量化することができ、従って、以下で図10に関して説明するように、一度に1つよりも多いビットが抽出される。
図10は、本発明の開示のある一定の構成によるフラッシュA/D変換器を使用するマルチビット「SA ADC」回路1000の例のブロック図である。マルチビット「SA ADC」1000(以下「ADC1000」)は、DAC1010、スイッチS1、S2、及びS3、入力キャパシタCin、PGA1020、フラッシュADC1030、及びSAR1040を含むことができる。フラッシュADCは、入力信号電圧Vinの現在の推定で、次の段階に向けてこの推定を精緻化するために、誤差(Vdac−Vin)を定量化するのに使用される。現在の推定における誤差は、SA段階の初めで大きく、その後のSA段階に対して小さくなる場合がある。従って、作動中に、大きな入力振幅をSA段階の最初にフラッシュADC1030に適用する場合があり、振幅は、SA段階の経過と共に徐々に小さくなる場合がある。この問題を軽減する1つの方法は、フラッシュADC1030の前にPGA1020を導入することによるものである。
一態様により、ADC1000は、0とVrefの間のレベルを発生させるために8ビットDACアレイ(例えば、DAC1010)を使用する8ビットADCを含むことができる。DAC1010は、例えば、容量性アレイ内の電荷再分配により、又は外部的に適切な電圧レベルの選択を行う抵抗分割器によって達成することができる。入力信号電圧が図7のADC700に関して上述した実施例の場合と同様に161.2/256*Vrefであるシナリオを考慮する。作動の最初に予充電の段階1中に、入力キャパシタCin(例えば、キャパシタアレイ)は、キャパシタCinの左の電極に適用された入力信号電圧Vinに予充電され、一方、例えば、右の電極(例えば、図10のえばerrノード)は、スイッチ53を通じて明確な電圧供給源、例えば、接地電位に結びつけられる。
SA段階(すなわち、第1のSARサイクル)の開始時に、入力キャパシタCinは、スイッチ53を通じて電圧供給源(例えば、接地電位)から切り離され、従って、強制的に高インピーダンス状態になる。入力キャパシタCinの左の電極は、Vdac(すなわち、DAC1010の出力信号)に52を通じて結合され、一方、所定のDACコード1012は、SAR1040を通じてDAC1010の入力ポートに適用される。例えば、DACコード1012がSARにより最初にゼロに設定された場合に、0/256*Vref=0のDAC出力電圧Vdacは、DAC1010の出力ポートで表示されている。この場合に、入力キャパシタCinの右の電極上で適用される誤差電圧Verrは、Vdac−Vin=0−Vin=−Vinに等しく、従って、PGAの入力範囲は、−Vrefと0の間に存在する。PGA1020は、反転構成であり、従って、負の利得を有する。PGA1020のプログラマブル利得がこの段階において−1に設定された場合に(例えば、簡潔さを期すために、図10では図示しないSAR1040の制御モジュールにより)、フラッシュの入力範囲は、0とVin,max=Vrefの間に存在する。サイクル当たり2ビットを抽出するために、冗長性なしで、この範囲は、フラッシュADC1020の比較閾値レベルを1/4*Vref(すなわち、64/256*Vref)、2/4*Vref(すなわち、128/256*Vref)、及び3/4*Vref(すなわち、192/256*Vref)に設定することによって3で割算される。入力信号電圧が161.2/256*Vrefであるので、128/256*Vrefと192/256*Vrefの間に出力コードに向けて調査すべき間隔は、[128、192[であり、2つのMSBは、「10」であると判断され、DACに適用される次のDACコード1012は、128であり、二値語「10000000」に対応する。
誤差電圧Verrorは、次のSARサイクル中に、128/256*Vref−Vin、従って、0−Vref/4と0の間に存在する。フラッシュADCの入力範囲が0とVrefの間に存在するので、PGA1020の次の利得は、完全に入力範囲を抽出するために−4(先に抽出された2ビットに対応)の値に設定される。入力電圧が161.2/256*Vrefであるので、得られる誤差電圧−Verrorは(l28−161.2)/256*Vref=−33.2/256*Vrefであり、それによって−4のプログラマブル利得で乗算すると、フラッシュADC1030に対して132.8/256*Vrefの入力電圧が出て、従って、128/256*Vrefと192/256*Vrefの間の値になる。従って、次の2ビットは、「10」であると判断される。
第3のSARサイクルで、DAC1010に適用されたDACコード1012は、SAR1040により「10100000」に設定され、右で0で満たされた4つの得られたビットに対応し、これは、10進値160に対応する。第3のSARサイクル中に誤差電圧は、次に、(160−161.2)/256*Vref=−l.2/256*Vrefである。このサイクルでの誤差の範囲は、従って、−Vref/l6と0の間に存在し、従って、4つの得られたビットを補正するために第3のSARサイクルで−16のPGA1020利得により増幅される。フラッシュADC1030の入力電圧は、従って、16*1.2/256*Vref=19.2/256*Vrefであり、これは、0とVref/4の間の間隔にあり、従って、次の2ビットは、「00」であると判断される。
第4のSARサイクルで、DAC1010上で適用されたDACコード1012は、「10100000」であり、これは、終わりで2つの補足的な0で得られた6ビットに対応する。この特定の場合では、実際には、前のサイクルと同じコード(1.2/256*Vref)であり、その理由は、前の段階で判断されるビットは「00」であったからである。しかし、6ビットが処理されていたので、この誤差の範囲は、−VrefZ64と0の間に存在し、従って、フラッシュADC1030の入力範囲に適合するために−64で乗算される。フラッシュADC1030の入力電圧は、次に、64*l.2/256*Vref=76.8/256*Vrefになる。この電圧がVref/4と2*Vref/4の間に存在するので、2つの最終ビットは、「01」であると判断され、求められると予想された値であるコード161に対応する10100001の出力コード1042が得られる。上述の技術において、2ビットが各SA段階で判断されるので、8ビットが、4つのSA段階において得られる。上述の技術の原理は、異なる数の比較器及びフラッシュADCのビットで様々なADCを包含するように一般化することができる。
プログラマブル利得及び冗長性を有するフラッシュADCを使用するマルチビット量子化
図10のADC1000の説明において、比較の最少回数のみ(サイクル当たり2ビットの場合は3回)が行われ、比較器(図10のフラッシュADC1030に対して内部)のオフセット電圧、閾値電圧の値、又は図10のPGA1020上で実行された利得に対する誤差の補正は与えられない。しかし、ここでもまた図9に関して説明するように、比較レベルの数を増すことによって何らかの冗長性を処理に追加することができる。例えば、3つの代わりに4つの比較レベルを有するフラッシュADCを使用することにより、サイクル当たり2ビットを冗長性を用いて抽出することができる。例えば、3つの代わりに4つの比較レベル又は閾値を使用することにより、これらのレベルを1/8*Vref、3/8*Vref、5/8*Vref、及び7/8*Vrefで設定することができ、従って、4つの間隔(図9に示すように)の代わりに5つの得られる間隔(図9に示すように)を判断することができ、第1のSAR段階で一部の誤差を補正することができる。これらの補助判断レベルは、プログラムされた利得を増大させながらフラッシュADCの入力で誤差の分岐を回避することを可能にすることができる。
フラッシュADCを使用するマルチビット量子化に関する付加的な説明
一態様では、図10内のADC回路1000は、制御された構成要素Cが取りわけ上述の機能の一部又は全部を実行することを可能にするように、少なくともスイッチS1、S2、及びS3、PGA1020、フラッシュADC1030、及びSAR1040(制御された構成要素C)のような図10に示す構成要素の一部を制御する位相コントローラモジュール1095を含むことができる。制御接続は、単に図面を複雑化しないために明示的に図10に図示していないが、このような接続は、制御された構成要素Cの1095と各々の間に存在し(図4と同様に)、これらの接続は、示されたと見なしている。1つの有利な実施例では、フラッシュADC1030は、あらゆるADCにより置換することができる。
本発明の開示の更なる説明
本発明の開示(例えば、図7)の態様は、容量性DACアレイをいくつかのサブDACに分解すること提供するものであり、各サブDACは遂次比較段階を加速するために、かつ所要の段階の数を低減するために第1の遂次比較段階中に異なるコードに使用され、一方、最終1つ又はそれよりも多くの段階に対して、異なるサブDAC(例えば、全くサブDACの)は、最サブのビットを取得するために互いに融合される。
本発明の開示(例えば、図10)の態様は、一度に1つよりも多いビットを判断するためにマルチビットフラッシュADC(比較器の代わりに)及びフラッシュADCの前のプログラマブル利得増幅器(PGA)回路を有するSARを提供する。
一態様では、付加的な比較器の使用(又は、付加的な比較の使用)により、一部の判断誤差(閾値、オフセット、設定値、利得誤差などによる)に対する耐性をもたらすことができる。これらの付加的な比較器(又は、付加的な比較)は、図7及び図10に示すADC回路のような遂次比較型ADCに利用することができる。
広義にかつ一般的に、一態様では、本発明の開示は、いくつかの遂次比較(SA)サイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路を提供する。nビットADC回路は、以下のもの、すなわち、1つ又はそれよりも多くの容量性サブDAC回路を含むデジタル/アナログ変換器(DAC)回路、いくつかのスイッチ、1つ又はそれよりも多くの比較器、及びSAレジスタ(SAR)回路のうちの1つ又はそれよりも多くを含むことができる。nビットDAC回路は、各々が誤差信号を取得するためにアナログ入力信号に予充電されるように構成された対応する数の容量要素を含むことができる。対応する数の容量要素は、いくつかの容量性サブDAC回路にグループ分けすることができる。比較器の各々は、容量性サブDAC回路の1つに結合することができる。スイッチは、SAサイクルの1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル中に容量性サブDAC回路を隔離し、かつSAサイクルの1つ又はそれよりも多くの最終サイクル中に容量性サブDAC回路を融合するように構成することができる。SAR回路は、複数の比較器の各々から出力信号を受信し、かつデジタル出力信号又はいくつかのDACデジタル信号を発生させるように構成することができる。一態様では、比較器の数は、1よりも大きい正の整数を表している。一態様では、nビットADCの数nは、正の整数を表している。SAサイクルは、第1の部分及び第2の部分を含むことができ、第1の部分は、1つ又はそれよりも多くの最初のサイクルを含むことができ、第2の部分は、1つ又はそれよりも多くの最終サイクルを含むことができ、第1の部分は、第2の部分に先行する。一態様では、SAサイクルは、1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル及び1つ又はそれよりも多くの最終サイクルから構成することができる。一態様では、1つ又はそれよりも多くの最初のサイクルは、複数のサイクルを含む。
広義にかつ一般的に、一態様では、本発明の開示は、いくつかのSAサイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するnビットADC回路を提供する。nビットADC回路は、以下のもの、すなわち、DAC回路、入力キャパシタ、プログラマブル利得増幅器(PGA)回路、マルチビットフラッシュADC回路、及びSAR回路のうちの1つ又はそれよりも多くを含むことができる。DAC回路は、DACデジタル信号をDACアナログ信号に変換することによってDACアナログ信号を発生させるように構成することができる。入力キャパシタは、アナログ入力信号又はDACアナログ信号の1つ又はそれよりも多くに予充電されるように構成することができる。PGA回路は、アナログ入力信号とDACアナログ信号の間の差を含む誤差信号を増幅するように構成することができる。PGA回路の利得構成は、SAサイクルの一部中に変更することができる。マルチビットフラッシュADC回路は、マルチビットデジタル信号に増幅された誤差信号を変換するように構成することができる。SAR回路は、マルチビットデジタル信号を使用してSAサイクルの一部で1つ又はそれよりも多くのDACデジタル信号又はデジタル出力信号を発生させるように構成することができる。
一実施例では、遂次比較サイクルという用語は、順次的(又は遂次的)であり、かつ近似である値を供給することができるサイクルを指すことができる。一実施例では、遂次比較サイクルという用語は、順次的(又は遂次的)であり、かつ反復的サイクルを指すことができる。一実施例では、遂次比較型レジスタという用語は、遂次計算近似値に基づいて最終値を生成するレジスタを指すことができる。一実施例では、遂次比較という用語は、遂次計算近似値に基づいて最終値を生成することを指すことができる。一実施例では、遂次比較サイクルにより、検索範囲は、上半分及び下半分にまず分割される。次に、比較の結果は、検索の次の段階が上半分又は下半分かを判断する。次に、判断に基づいて、上半分又は下半分は、別の上半分及び下半分に分割され、処理は、最終結果が見出されるまで続く。一実施例では、遂次比較法において、初期近似値は粗く、遂次比較サイクルが進行する時に精密になり、先に詳細に説明されているように、時間と共に最終コードに到達する。これらは例であり、これらの用語はこれらの例に限定されない。
条項を使用した本発明の開示の解説
本発明の開示の態様の様々な例は、便宜上付番した条項(1、2、3のような)として説明される。これらは、例示的に示しているものであり、本発明の技術を限定しない。図及び参照番号の識別は、単に例示及び例証の目的で以下に示すものであり、これらの条項は、それらの識別により限定されない。
1.いくつかの遂次比較サイクルでサイクル当たり1つよりも多いビットを処理することによってアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路(例えば、図7の700)であって、対応する数の容量要素を含むnビットデジタル/アナログ(DAC)回路(例えば、図7の710の一部又は全部)を含み、容量要素の各々が、誤差信号を取得するためにアナログ入力信号に予充電されるように構成され、対応する数の容量要素が、いくつかの容量性サブDAC回路(例えば、図7の710)にグループ分けされ、nビットアナログ/デジタル変換器が、更に、各々が容量性サブDAC回路の1つに結合された複数の比較器(例えば、図7の730の一部又は全部)と、遂次比較サイクルの1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル中に容量性サブDAC回路を隔離し、かつ遂次比較サイクルの1つ又はそれよりも多くの最終サイクル中に容量性サブDAC回路を融合するように構成された複数の第1のスイッチ(例えば、SM11、SM21及び図7のSM31)と、複数の比較器から出力信号を受信し、かつデジタル出力信号及びいくつかのDACデジタル信号(例えば、上の図7を参照して上述したようなCode−dacl(5:0)、Code_dac2)のうちの少なくとも一方を発生させるように構成された遂次比較型レジスタ(SAR)回路(例えば、図7の740)とを含み、nが、1よりも大きい正整数を表すことを特徴とするnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
2.誤差信号が、アナログ入力信号と基準信号の間の差を含むことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
3.対応する数の容量要素が、2nに実質的に等しいことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
4.複数の第2のスイッチ(例えば、図7のSMl2、SM22、及びSM32)を更に含み、複数の第2のスイッチの各々が複数の比較器の2つの隣接する比較器を相互接続するように構成可能であることを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
5.容量性サブDAC回路の各々の出力と複数の比較器の対応する1つの入力の間に結合された増幅器回路(例えば、図7の720)を更に含み、容量性サブDAC回路の各々が、DACデジタル信号(例えば、先に図7を参照して上述したようなCode−dacl(5:0)、Code_dac2)の1つを受信するように構成され、容量性サブDAC回路の各々のビット数が、デジタル出力信号のビット数よりも小さいことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
6.複数のシャントスイッチ(例えば、図7の725の一部又は全部)を更に含み、複数のシャントスイッチの各々が、容量要素の対応する1つ又はそれよりも多くが予充電された時増幅器回路の対応する1つの入力及び出力を短絡させるために閉じるように構成され、複数のシャントスイッチの各々が、増幅器回路の対応する1つの入力が比較に向けて待機である時に、互いに増幅器回路の入力及び対応する1つの出力から切り離すために開くように構成されることを特徴とする条項5に記載のnビットADC回路。
7.SAR回路が、1つ又はそれよりも多くの最終サイクルの前のサイクル中に遂次比較サイクル当たり1つよりも多いビットを計算するように構成されることを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
8.nが8であり、容量性サブDAC回路の各々が、6ビットDAC(例えば、図7内の710)を含み、1つ又はそれよりも多くの最終サイクルが、遂次比較サイクルの最終2サイクルを含むことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
9.nビットADC回路が、8サイクル未満でデジタル出力信号を計算するように構成され、nビットADC回路が、遂次比較サイクルの第1の3サイクルの各々中にデジタル出力信号の2ビットを計算するように構成され、nが8であることを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
10.複数の比較器の各々が、数回の比較を行うように構成され、複数の比較器の1つ又はそれよりも多くが、nビットADC回路が閾値レベル、オフセット電圧、設定時間、及び利得値(例えば、図9)の少なくとも1つに関連付けられた判断誤差を含む判断誤差に対して耐性であることを可能にするために数回の比較に加えて1回又はそれよりも多くの比較を行うように構成されることを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
11.いくつかの遂次比較サイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路(例えば、図10の1000)であって、DACデジタル信号をDACアナログ信号に変換することによってDACアナログ信号を発生させるように構成されたデジタル/アナログ変換器(DAC)回路(例えば、図10の1010)と、アナログ入力信号及びDACアナログ信号のうちの少なくとも一方に予充電されるように構成された入力キャパシタ(例えば、図10のCin)と、アナログ入力信号とDACアナログ信号の間の差を含む誤差信号を増幅するように構成されたプログラマブル利得増幅器(PGA)回路(例えば、図10の1020)であって、PGA回路が、少なくとも遂次比較サイクルの一部中にPGA回路の利得を変えるように構成されたプログラマブル利得増幅器(PGA)回路と、マルチビットデジタル信号に増幅された誤差信号を変換するように構成されたマルチビットフラッシュADC回路(例えば、図10の1030)と、マルチビットデジタル信号を使用し、少なくとも遂次比較サイクルの一部においてDACデジタル信号及びデジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させるように構成された遂次比較型レジスタ(SAR)回路(例えば、図10の1040)とを含み、nが、1よりも大きい正の整数を表すことを特徴とするnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
12.DAC回路が、単一の電荷再分配型容量DACを含むことを特徴とする条項11に記載のnビットADC回路。
13.PGA回路の入力ポートで誤差信号を供給するように構成された複数のスイッチを更に含むことを特徴とする条項11に記載のnビットADC回路。
14.PGA回路に制御信号を供給するように構成された制御回路を更に含み、PGA回路が、更に制御信号に応答してPGA回路の利得を変えるように構成されることを特徴とする条項11に記載のnビットADC回路。
15.SAR回路が、遂次比較サイクル当たり1つよりも多いビットを計算するように構成されることを特徴とする条項11に記載のnビットADC回路。
16.マルチビットフラッシュADC回路が、数回の比較を行うことによって増幅された誤差信号を変換するように構成され、マルチビットフラッシュADC回路が、更に、数回の比較に加えて1回又はそれよりも多くの比較を行うことにより、nビットADC回路が閾値レベル、オフセット電圧、設定時間、及び利得値の少なくとも1つに関連付けられた判断誤差を含む判断誤差に対して耐性であることを可能にするように構成されることを特徴とする条項11に記載のnビットADC回路。
17.アナログ入力信号をデジタル出力信号に変換する方法(例えば、図11の1100)であって、サイクル当たり1つよりも多いビットを処理するために遂次比較型A/D変換器(ADC)回路を作動する段階を含み、サイクルが、遂次比較サイクルであり、作動する段階(例えば、図11の1120)が、1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル中に複数の分解容量性サブDAC回路としてADC回路の容量性デジタル/アナログ(DAC)アレイを作動する段階(例えば、図11の1130)と、1つ又はそれよりも多くの最終サイクル中に容量性DACアレイの複数の分解容量性サブDAC回路を融合する段階(例えば、図11の1140)とを含むことを特徴とする方法。
18.遂次比較型ADC回路を作動する段階が、数回の比較を行って判断誤差を低減する段階を含み、比較回数が、比較の最少回数をよりも大きく、比較の最少回数が、(2P)−1であり、pが、サイクル当たりビット数であり、pが、1よりも大きい整数であることを特徴とする条項17に記載の方法。
19.遂次比較型ADC回路を作動する段階が、アナログ入力信号と1つのサイクルに関連して計算された信号の間の差を含む誤差信号を生成し、比較の少なくとも1つにおいて誤差信号を利用する段階を含み、比較の最少回数が、第1の数の誤差信号分割間隔に関連付けられ、比較回数が、誤差信号分割間隔の第2の数に関連しており、誤差信号分割間隔の第2の数が、誤差信号分割間隔の第1の数よりも大きいことを特徴とする条項18に記載の方法。
20.アナログ入力信号をデジタル出力信号に変換する方法(例えば、図12の1200)であって、サイクル当たりに1つよりも多いビットを処理するために遂次比較型A/D変換器(ADC)回路を作動する段階を含み、サイクルが、遂次比較サイクルであり、作動する段階(例えば、図12の1210)が、第1のデジタル信号を第1のアナログ信号に変換する段階(例えば、図12の1215)と、アナログ入力信号と第1のアナログ信号の間の差を含む誤差信号を増幅する段階(例えば、図12の1220)と、増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換する段階(例えば、図12の1230)と、少なくともサイクルの一部において、マルチビットデジタル信号に基づいてデジタル信号及びデジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させる段階(例えば、図12の1240)とを含み、増幅に関連の利得が、サイクルの少なくとも一部中に増大することを特徴とする方法。
21.増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換する段階が、数回の比較を行う段階を含み、増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換する段階が、更に別の回数の比較を行って判断誤差を低減する段階を含むことを特徴とする条項20に記載の方法。
22.いくつかのサイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するアナログ/デジタル変換器(ADC)回路であって、いくつかの容量性サブDAC回路にグループ分けされた予充電されるように構成された対応する数の容量要素を含むデジタル/アナログ(DAC)回路と、容量性サブDAC回路に結合された複数の比較器と、サイクルの最終部分中に容量性サブDAC回路を融合するように構成された複数の第1のスイッチと、比較器の少なくとも一部から出力信号を受信し、かつデジタル出力信号及び1つ又はそれよりも多くのデジタル信号のうちの少なくとも一方を発生させるように構成された処理回路とを含むことを特徴とするアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
23.いくつかのサイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するアナログ/デジタル変換器(ADC)回路であって、DACデジタル信号をDACアナログ信号に変換するように構成されたデジタル/アナログ変換器(DAC)回路と、アナログ入力信号及びDACアナログ信号のうちの少なくとも一方に予充電されるように構成されたキャパシタと、誤差信号を増幅するように構成された増幅器回路と、増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換するように構成されたマルチビットADC回路と、マルチビットデジタル信号を使用してDACデジタル信号及びデジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させるように構成された処理回路とを含むことを特徴とするアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
本発明の開示の態様の様々な例は、便宜上付番した条項(1、2、3のような)として説明される。これらは例示的に示しているものであり、本発明の技術を限定しない。図及び参照番号の識別は、単に例示及び例証の目的で以下に示すものであり、これらの条項は、それらの識別により限定されない。
1.いくつかの遂次比較サイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路(例えば、図13の1300)であって、いくつかの容量性サブDAC回路にグループ分けされた容量要素を予充電するための手段(例えば、図13の1310)と、容量性サブDAC回路に結合された比較を行うための手段(例えば、図13の1320)と、遂次比較サイクルの1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル中に容量性サブDAC回路を隔離し、かつ遂次比較サイクルの1つ又はそれよりも多くの最終サイクル中に容量性サブDAC回路を融合するための手段(例えば、図13の1330)と、複数の比較器から出力信号を受信するための手段(例えば、図13の1340)と、デジタル出力信号及びいくつかのDACデジタル信号のうちの少なくとも一方を発生させるための手段(例えば、図13の1350)とを含み、nが、1よりも大きい正の整数を表すことを特徴とするnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
2.誤差信号が、アナログ入力信号と基準信号の間の差を含むことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
3.容量要素が、2n要素を実質的に含むことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
4.比較を行うための手段が、複数の比較器を含み、nビットADC回路が、複数の比較器の2つの隣接比較器を相互接続するための手段を含むことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
5.予充電するための手段と比較を行うための手段の間に結合された増幅を行うための手段を更に含み、容量性サブDAC回路の各々が、DACデジタル信号の1つを受信するように構成され、容量性サブDAC回路の各々のビット数が、デジタル出力信号のビット数よりも小さいことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
6.増幅を行うための手段が、増幅器回路を含み、nビットADC回路が、遮断するための手段を含み、遮断するための手段が、容量要素の対応する1つ又はそれよりも多くが予充電された時増幅器回路の対応する1つの入力及び出力を短絡させるように構成され、かつ増幅器回路の対応する1つの入力が比較に向けて待機状態である時に増幅器回路の対応する1つの入力及び出力を互いに切り離すために開成するように構成されることを特徴とする条項5に記載のnビットADC回路。
7.生成するための手段が、1つ又はそれよりも多くの最終サイクルの前のサイクル中に遂次比較サイクル当たり1つよりも多いビットを計算するように構成されることを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
8.nが8であり、容量性サブDAC回路の各々が、6ビットDACを含み、1つ又はそれよりも多くの最終サイクルが、遂次比較サイクルの最終2サイクルを含むことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
9.nビットADC回路が、8サイクル未満でデジタル出力信号を計算するように構成され、nビットADC回路が、遂次比較サイクルの第1の3サイクルの各々中にデジタル出力信号の2ビットを計算するように構成され、nが8であることを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
10.比較を行うための手段が、複数の比較器を含み、複数の比較器の各々が、数回の比較を行うように構成され、複数の比較器の1つ又はそれよりも多くが、nビットADC回路が閾値レベル、オフセット電圧、設定時間、及び利得値の少なくとも1つに関連付けられた判断誤差を含む判断誤差に対して耐性であることを可能にするために比較の回数に加えて1回又はそれよりも多くの比較を行うように構成されることを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
11.いくつかの遂次比較サイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路であって、DACデジタル信号をDACアナログ信号に変換することによってDACアナログ信号を発生させるための手段(例えば、図14の1410)と、アナログ入力信号及びDACアナログ信号のうちの少なくとも一方でキャパシタを予充電するための手段(例えば、図14の1420)と、アナログ入力信号とDACアナログ信号の間の差を含む誤差信号を増幅するための手段であって、増幅するための手段が、遂次比較サイクルの少なくとも一部中に増幅するための手段の利得を変えるように構成される増幅するための手段(例えば、図14の1430)と、マルチビットデジタル信号に増幅された誤差信号を変換するための手段(例えば、図14内の1440)と、遂次比較サイクルの少なくとも一部でマルチビットデジタル信号に基づいてDACデジタル信号及びデジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させるための手段(例えば、図14内の1450)とを含み、nが、1よりも大きい正の整数を表すことを特徴とするnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
12.DACアナログ信号を発生させる手段が、単一の電荷再分配型容量性DACを含むことを特徴とする条項1に記載のnビットADC回路。
13.増幅するための手段の入力ポートで誤差信号を供給するように構成されたスイッチングの手段を更に含むことを特徴とする条項11に記載のnビットADC回路。
14.増幅するための手段に制御信号を供給するように構成された制御するための手段を更に含み、増幅するための手段が、更に、制御信号に応答して増幅するための手段の利得を変えるように構成されることを特徴とする条項11に記載のnビットADC回路。
15.DACデジタル信号及びデジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させるための手段が、遂次比較サイクル当たりに1つよりも多いビットを計算するように構成されることを特徴とする条項11に記載のnビットADC回路。
16.増幅された誤差信号を変換するための手段が、数回の比較を行うことによって増幅された誤差信号を変換するように構成され、増幅された誤差信号を変換するための手段が、更に、数回の比較に加えて1つ又はそれよりも多くの比較を行うことによってnビットADC回路が閾値レベル、オフセット電圧、設定時間、及び利得値の少なくとも1つに関連付けられた判断誤差を含む判断誤差に対して耐性であることを可能にするように構成されることを特徴とする条項11に記載のnビットADC回路。
17.いくつかの遂次比較サイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換する装置であって、遂次比較サイクルの1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル中に複数の分解された容量性サブDAC回路として容量性デジタル/アナログ(DAC)アレイを作動するための手段(例えば、図15Aの1510)と、遂次比較型サイクルの1つ又はそれよりも多くの最終サイクル中に容量性DACアレイの複数の分解された容量性サブDAC回路を融合するための手段(例えば、図15Aの1520)とを含むことを特徴とする装置。
18.作動するための手段及び融合するための手段が、数回の比較を行って判断誤差を低減するための手段(例えば、図15Bの1530)を含み、比較の回数が、比較の最少回数をよりも大きく、比較の最少回数が、(2P)−1であり、pが、遂次比較サイクル当たりに利用されるビットの数であり、pが、1よりも大きい整数であることを特徴とする条項17に記載の装置。
19.作動するための手段及び融合するための手段が、アナログ入力信号と遂次比較サイクルの1つに関連して計算された信号の間の差を含む誤差信号を生成し、比較の少なくとも1つにおいて誤差信号を利用するための手段(例えば、図15Bの1540)を含み、比較の最少回数が、第1の数の誤差信号分割間隔に関連付けられ、比較の回数が、誤差信号分割間隔の第2の数に関連しており、誤差信号分割間隔の第2の数が、誤差信号分割間隔の第1の数よりも大きいことを特徴とする条項18に記載の装置。
20.いくつかの遂次比較サイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換する装置であって、第1のデジタル信号を第1のアナログ信号に変換するための手段(例えば、図16Aの1610)と、アナログ入力信号と第1のアナログ信号の間の差を含む誤差信号を増幅するための手段(例えば、図16Aの1620)と、増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換するための手段(例えば、図16A内の1630)と、少なくともサイクルの一部でマルチビットデジタル信号に基づいてデジタル信号及びデジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させるための手段(例えば、図16Aの1640)とを含み、増幅するための手段に関連の利得が、遂次比較サイクルの少なくとも一部中に増大することを特徴とする装置。
21.マルチビットデジタル信号に増幅された誤差信号を変換するための手段が、数回の比較を行うための手段(例えば、図16Aの1650)を含み、マルチビットデジタル信号に増幅された誤差信号を変換するための手段が、判断誤差を低減するために追加回数の比較を行うための手段を含むことを特徴とする条項18に記載の装置。
22.いくつかのサイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するアナログ/デジタル変換器(ADC)回路であって、いくつかの容量性サブDAC回路にグループ分けされた容量要素を予充電するための手段(例えば、図17の1710)と、容量性サブDAC回路に結合された比較を行うための手段(例えば、図17内の1720)と、サイクルの最終部分中に容量性サブDAC回路を融合するための手段(例えば、図17内の1730)と、デジタル出力信号及び1つ又はそれよりも多くのデジタル信号のうちの少なくとも一方を発生させるための手段(例えば、図17の1740)とを含むことを特徴とする装置。
23.いくつかのサイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するアナログ/デジタル変換器(ADC)回路であって、DACデジタル信号をDACアナログ信号に変換するための手段(例えば、図18内の1810)と、アナログ入力信号及びDACアナログ信号のうちの少なくとも一方でキャパシタを予充電するための手段(例えば、図18の1820)と、誤差信号を増幅するための手段(例えば、図18の1830)と、マルチビットデジタル信号に増幅された誤差信号を変換するための手段(例えば、図18内の1840)と、マルチビットデジタル信号に基づいてDACデジタル信号及びデジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させるための手段(例えば、図18内の1850)とを含むことを特徴とするアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
他の注釈
一態様では、本明細書の節のいずれも独立節のいずれか1つ又は従属節のいずれか1つに従属することができる。一態様では、節(例えば、従属節又は独立節)のいずれもいずれかの他の節(例えば、従属節又は独立節)と組み合わせることができる。一態様では、条項は、節、文、語句、又は段落に記載の単語(例えば、段階、作動、手段、又は構成要素)の一部又は全部を含むことができる。一態様では、条項は、1つ又はそれよりも多くの節、文、語句、又は段落に説明された単語の一部又は全部を含むことができる。一態様では、条項、文、語句、又は段落の各々の単語の一部を除外することができる。一態様では、付加的な単語又は要素は、節、文、語句、又は段落に追加することができる。一態様では、本発明の技術は、本明細書に説明する構成要素、要素、機能、又は作動の一部を利用せずに実施することができる。一態様では、本発明の技術は、付加的な構成要素、要素、機能、又は作動を利用して実施することができる。
一態様では、本明細書に説明又は主張するあらゆる方法、命令、コード、手段、論理回路、構成要素、ブロック、及びモジュールなど(例えば、ソフトウエア又はハードウエア)は、図面(例えば、流れ図、ブロック図)において表すことができ、このような図面(明示的に示されたか否かに関わらず)は、引用により明示的に本明細書に組み込まれ、かつこのような図面は(明示的に示されていないとしても)、新規事項を形成することなく本発明の開示に追加することができる。簡潔さを期すために、節/説明/特許請求の範囲の一部(ただし必ずしも全てというわけではない)は、図面において明示的に表されているが、節/説明/条項のいずれも、明示的に示す図面と同様に図面中で表すことができる。例えば、各作動又は段階が矢印により次の作動又は段階に接続されるように、方法に関する節、文、又は条項のいずれかのために流れ図を示すことができる。別の例において、ブロック図は、要素の各手段が要素のモジュール(例えば、アクションを実行するモジュール)として表することができるように、要素(例えば、アクションを実行するための手段)に向けて手段を有する節、文、又は条項のいずれに対しても示すことができる。
当業者は、本明細書に説明する様々な例示的なブロック、モジュール、要素、構成要素、方法、作動、段階、及びアルゴリズムのような品目が、電子ハードウエア、又はハードウエア及びソフトウエアの組合せとして実施することができることを認めるであろう。
ハードウエア及びソフトウエアの互換性を示すために、様々な例示的なブロック、モジュール、要素、構成要素、方法、作動、段階、及びアルゴリズムのような品目は、機能性に関して一般的に説明した。このような機能性がハードウエア又はソフトウエアとして実施されるか否かは、システム全体に課せられる特定の用途及び設計制約条件に依存する。当業者は、各特定の用途に向けて説明した機能性を異なる方法で実施することができる。
一態様では、「手段」、ブロック、モジュール、要素、構成要素、又はプロセッサは、1つ又はそれよりも多くの機能又は作動を行うための品目(例えば、ブロック、モジュール、要素、構成要素、又はプロセッサのうちの1つ又はそれよりも多く)とすることができる。一態様では、そのような品目は、装置、ハードウエア、又はその一部とすることができる。実施例では、品目は、機能を実行するか又は作動を実行するように構成された1つ又はそれよりも多くの回路として実施することができる。回路は、1つ又はそれよりも多くの回路及び/又は論理回路を含むことができる。回路は、アナログ及び/又はデジタルとすることができる。回路は、電気的及び/又は光学的とすることができる。回路は、トランジスタを含むことができる。実施例では、1つ又はそれよりも多くの品目は、処理システム(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など)として実施することができる。一実施例では、例えば、品目は、機能を実行するか又は作動を実行する命令の形態の構造を含むことができ、命令は、機械可読媒体、別のデバイス、又はその部分上に符号化又は記憶され、命令は、ソフトウエア、アプリケーション、サブルーチン、又はその一部とすることができる。当業者は、命令、回路、及び処理システムを実施する方法を認識するであろう。
単数形の要素への言及は、特に断らない限り「唯一無二である」ではなく「1つ又はそれよりも多く」を意味することを意図している。例えば、クロック信号は、1つ又はそれよりも多くのクロック信号を指すことができ、制御信号は、1つ又はそれよりも多くの制御信号を指すことができ、入力信号は、1つ又はそれよりも多くの入力信号を指すことができ、出力信号は、1つ又はそれよりも多くの出力信号を指すことができ、信号は、差動電圧信号を指すことができる。
特に断らない限り、「一部」という用語は、1つ又はそれよりも多くを指す。男性(例えば、彼の)の代名詞は、女性及び中性(例えば、彼女及びその)を含み、その逆も同様である。見出し及び小見出しは、あるとしても便宜上使用しており、本発明を限定しない。
「例示的」という単語は、「例示又は例証として機能すること」を意味するために本明細書に使用される。「例示的」であるとして本明細書に説明するあらゆる態様又は設計は、必ずしも他の態様又は設計に優って好適又は有利と解釈すべきではない。一態様では、本明細書に説明する様々な代替構成及び作動は、少なくとも同等であると考えることができる。
「態様」のような語句は、このような態様が本発明の技術に不可欠であること、又はこのような態様が、主題の全ての構成に適用されることを意味しない。態様に関連する開示内容は、全ての構成又は1つ又はそれよりも多くの構成に適用することができる。態様は、1つ又はそれよりも多くの実施例を提供することができる。態様のような語句は1つ又はそれよりも多くの態様を指すことができ、その逆も同様である。「実施形態」のような語句は、このような実施形態が本発明の技術に不可欠であること、又はこのような実施形態が本発明の技術の全ての構成に適用されるように意図しているものではない。実施形態に関連する開示は、全ての実施形態又は1つ又はそれよりも多くの実施形態に適用することができる。実施形態は、1つ又はそれよりも多くの実施例を提供することができる。実施形態のような語句は、1つ又はそれよりも多くの実施形態を指すことができ、その逆も同様である。「構成」のような語句は、このような構成が本発明の技術に不可欠であること、又はこのような構成が本発明の技術の全ての構成に適用されることを意味しない。構成に関連する開示は、全ての構成又は1つ又はそれよりも多くの構成に適用することができる。構成は、1つ又はそれよりも多くの実施例を提供することができる。構成のような語句は、1つ又はそれよりも多くの構成を指すことができ、その逆も同様である。
本発明の開示の一態様では、アクション又は機能が品目によって実行されると説明される時に(例えば、受信、判断、供給、生成、変換、表示、通知、受諾、選択、制御、送信、報告、送付、又はあらゆる他のアクション又は機能)、このようなアクション又は機能は、直接又は間接にその品目によって実行することができることが理解される。一態様では、モジュールがアクションを実行すると説明される時に、モジュールは、直接にアクションを実行することを理解することができる。一態様では、モジュールがアクションを実行する説明する時に、例えば、このようなアクションを容易にするか、可能にするか、又は引き起こすことによってモジュールは間接的にアクションを実行することを理解することができる。
一態様では、特に断らない限り、全ての測定値、値、定格値、位置、マグニチュード、サイズ、及び以下の特許請求の範囲を含む本明細書に定められる他の仕様は、概算であり正確なものではない。一態様では、関連する機能及び関連する当業技術において慣習的であるものと一致する適切な範囲を有することが意図される。
一態様では、「結合された」などの用語は、直接に結合されることを指すことができる。別の態様では、「結合された」などの用語は、間接的に結合されることを指すことができる。
本発明の開示で用いられる「上部」、「底部」、「前部」、「後部」などのような用語は、普通の重力座標系ではなく任意の座標系で理解すべきである。従って、上面、底面、前面、及び後面は、重力座標系において上方、下方、斜め、又は水平に拡張することができる。
様々な品目は、全て、本発明の技術の範囲から逸脱することなく個別に配置することができる(例えば、異なる順番に配置又は異なる方法で分割することができる)。本発明の開示の一態様では、特許請求の範囲に説明される要素は、1つ又はそれよりも多くのモジュール又はサブモジュールによって実施することができる。
開示する段階、作動、又は処理の特定の順番又は階層は、例示的な手法の例示であることが理解される。設計優先項目に基づいて、段階、作動、又は処理の特定の順番又は階層を再編成することができることが理解される。段階、作動、又は処理の一部を同時に実行することができる。付随する方法に関する特許請求の範囲は、あるとしても、サンプル的な順番で様々な段階、作動、又は処理の要素を提供するものであり、提供する特定の順番又は階層に限定されることを意図していない。
本発明の開示は、あらゆる当業者が本明細書に説明する様々な態様を実施することを可能にするために提供するものである。本発明の開示では、本発明の技術の様々な実施例を示しており、本発明の技術は、これらの実施例に限定されない。開示する実施形態に対する様々な修正は、当業者に容易に明らかであると思われるので、本明細書で定義する一般的な原理を他の実施形態にも適用することができる。
一態様では、トランジスタは、バイポーラ接合型トランジスタ、電界効果トランジスタなどを指すことができる。一態様では、図7及び図10は、特定の数のビット、サブDAC、スイッチ、増幅器、比較器、SAR、DAC、PGA、及び他の構成要素による構成の実施例を提供する。しかし、本発明の技術はこれらの例示的な数に限定されず、他の数のビット又は構成要素で実施することができる。
当業者に公知か又は後で公知になる本発明の開示を通じて説明する様々な態様の要素に対する全ての構造的及び機能的均等物は、引用により本明細書に明示的に組み込まれると共に特許請求の範囲によって包含されるように意図している。更に、本明細書で開示するいずれのものもこのような開示が明示的に特許請求の範囲に説明されるか否かに関わらず、一般大衆に捧げることを意図したものではない。いずれの特許請求の範囲の要素も「のための手段」という語句を使用して要素が明示的に説明されるか、又は方法に関する特許請求の範囲の場合には「のための段階」という語句を使用して要素が説明されていない限り、「35 U.S.C.§112」第6項の規定により解釈されるものとする。更に、「含む」、「有する」のような用語が使用される範囲で、このような用語は、「comprise」が特許請求の範囲内の転換語として使用された時に解釈されるような用語「comprise」と同様に包含的であると意図される。
表題、背景技術、発明の概要、図面の簡単な説明、及び要約は、本発明の開示に本明細書により組み込まれて本発明の開示又は特許請求の範囲を限定するのではなく本発明の開示の例示的な例として示されている。更に、発明を実施するための形態において、説明は、例示的な例を示し、様々な特徴は、本発明の開示を合理化する目的のために様々な実施形態において共にグループ分けされていることを見ることができる。この開示の方法は、主張する主題が各特許請求の範囲において明示的に説明されている特徴よりも多い特徴が必要であるという意図を反映するとは解釈しないものとする。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、発明の主題は、単一の開示する構成又は作動の全て未満の特徴に存在する。従って、以下の特許請求の範囲は、詳細説明に組み込まれ、各特許請求の範囲は、個別に主張する主題として自立している。
特許請求の範囲は、本明細書に説明する態様に限定されず、言語による特許請求の範囲と一致する完全な範囲を与えられるものとしてかつ全ての法的均等物を包含するものとする。それにも関わらず、特許請求の範囲のいずれも「35 U.S.C.§101、102、又は103」の要件を満足しない主題を包含することを意図しておらず、また、そのように解釈すべきではない。このような主題のあらゆる想定外の包含をここに否定する。
100 フラッシュADC回路
120 基準電圧分割回路
130 比較器回路
140 温度復号器
Vref 基準電圧

Claims (23)

  1. いくつかの遂次比較サイクルのサイクル当たりに1つよりも多いビットを処理することによってアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するためのnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路であって、
    容量要素の各々が、誤差信号を取得するためにアナログ入力信号に予充電されるように構成されて、いくつかの容量性サブDAC回路にグループ分けされた対応する数の容量要素を含むデジタル/アナログ(DAC)回路と、
    各々が前記容量性サブDAC回路の1つに結合された複数の比較器と、
    遂次比較サイクルの1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル中に前記容量性サブDAC回路を隔離し、かつ該遂次比較サイクルの1つ又はそれよりも多くの最終サイクル中に該容量性サブDAC回路を融合するように構成された複数の第1のスイッチと、
    前記複数の比較器から出力信号を受信し、かつ前記デジタル出力信号及びいくつかのDACデジタル信号のうちの少なくとも一方を発生させるように構成された遂次比較型レジスタ(SAR)回路と、
    を含み、
    nが、1よりも大きい正の整数を表す、
    ことを特徴とするnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
  2. 前記誤差信号は、前記アナログ入力信号と基準信号の間の差を含むことを特徴とする請求項1に記載のnビットADC回路。
  3. 容量要素の前記対応する数は、2nに実質的に等しいことを特徴とする請求項1に記載のnビットADC回路。
  4. 各々が前記複数の比較器の2つの隣接するものを相互接続するように構成可能な複数の第2のスイッチを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のnビットADC回路。
  5. 前記容量性サブDAC回路の各々の出力と前記複数の比較器の対応する1つの入力との間に結合された増幅器回路を更に含み、
    前記容量性サブDAC回路の各々は、前記DACデジタル信号の1つを受信するように構成され、
    前記容量性サブDAC回路の各々のビット数が、前記デジタル出力信号のビット数よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載のnビットADC回路。
  6. 複数のシャントスイッチを更に含み、該複数のシャントスイッチの各々が、容量要素の対応する1つ又はそれよりも多くが予充電される時に前記増幅器回路の対応する1つの入力及び出力を短絡させるために閉じるように構成され、該複数のシャントスイッチの各々が、該増幅器回路の該対応する1つの該入力が比較に向けて待機状態である時に該増幅器回路の該対応する1つの該入力及び該出力を互いに切り離すために開くように構成されることを特徴とする請求項5に記載のnビットADC回路。
  7. 前記SAR回路は、前記1つ又はそれよりも多くの最終サイクルの前のサイクル中に遂次比較サイクル当たり1つよりも多いビットを計算するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のnビットADC回路。
  8. nが8であり、前記容量性サブDAC回路の各々が、6ビットDACを含み、
    前記1つ又はそれよりも多くの最終サイクルは、前記遂次比較サイクルの最終の2サイクルを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のnビットADC回路。
  9. 8サイクル未満で前記デジタル出力信号を計算するように構成され、
    前記遂次比較サイクルの最初の3サイクルの各々中に前記デジタル出力信号の2ビットを計算するように構成され、
    nが8である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のnビットADC回路。
  10. 前記複数の比較器の各々は、数回の比較を行うように構成され、
    前記複数の比較器の1つ又はそれよりも多くは、nビットADC回路が、閾値レベル、オフセット電圧、設定時間、及び利得値のうちの少なくとも1つに関連付けられた判断誤差を含む判断誤差に対して耐性であることを可能にするために、前記数回の比較に加えて1回又はそれよりも多くの比較を行うように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のnビットADC回路。
  11. いくつかの遂次比較サイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するためのnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路であって、
    DACデジタル信号をDACアナログ信号に変換することによってDACアナログ信号を発生させるように構成されたデジタル/アナログ変換器(DAC)回路と、
    前記アナログ入力信号及び前記DACアナログ信号のうちの少なくとも一方に対して予充電されるように構成された入力キャパシタと、
    前記アナログ入力信号と前記DACアナログ信号間の差を含む誤差信号を増幅するように構成され、遂次比較サイクルの少なくとも一部のサイクル中にPGA回路の利得を変えるように構成されたプログラマブル利得増幅器(PGA)回路と、
    前記増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換するように構成されたマルチビットフラッシュADC回路と、
    前記マルチビットデジタル信号を使用して、前記遂次比較サイクルの少なくとも一部において、DACデジタル信号及び前記デジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させるように構成された遂次比較型レジスタ(SAR)回路と、
    を含み、
    nが、1よりも大きい正の整数を表す、
    ことを特徴とするnビットアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
  12. 前記DAC回路は、単一電荷再分配型容量DACを含むことを特徴とする請求項11に記載のnビットADC回路。
  13. 前記PGA回路の入力ポートで前記誤差信号を供給するように構成された複数のスイッチを更に含むことを特徴とする請求項11に記載のnビットADC回路。
  14. 前記PGA回路に制御信号を供給するように構成された制御回路を更に含み、
    前記PGA回路は、更に、前記制御信号に応答して該PGA回路の前記利得を変えるように構成される、
    ことを特徴とする請求項11に記載のnビットADC回路。
  15. 前記SAR回路は、遂次比較サイクル当たり1つよりも多いビットを計算するように構成されることを特徴とする請求項11に記載のnビットADC回路。
  16. 前記マルチビットフラッシュADC回路は、数回の比較を行うことによって前記増幅された誤差信号を変換するように構成され、
    前記マルチビットフラッシュADC回路は、更に、前記数回の比較に加えて1回又はそれよりも多くの比較を行うことにより、nビットADC回路が閾値レベル、オフセット電圧、設定時間、及び利得値のうちの少なくとも1つに関連付けられた判断誤差を含む判断誤差に対して耐性であることを可能にするように構成される、
    ことを特徴とする請求項11に記載のnビットADC回路。
  17. アナログ入力信号をデジタル出力信号に変換する方法であって、
    遂次比較サイクルであるサイクル当たりに1つよりも多いビットを処理するために遂次比較型アナログ/デジタル変換器(ADC)回路を作動する段階、
    を含み、
    前記作動する段階は、
    1つ又はそれよりも多くの最初のサイクル中に複数の分解容量性サブDAC回路として前記ADC回路の容量性デジタル/アナログ(DAC)アレイを作動する段階と、
    1つ又はそれよりも多くの最終のサイクル中に前記容量性DACアレイの前記複数の分解容量性サブDAC回路を融合する段階と、
    を含む、
    ことを特徴とする方法。
  18. 前記遂次比較型ADC回路を作動する前記段階は、数回の比較を行って判断誤差を低減する段階を含み、
    前記比較の回数は、比較の最少回数をよりも大きく、
    前記比較の最少回数は、(2P)−1であり、
    pは、サイクル当たりの前記ビット数であり、
    pは、1よりも大きい整数である、
    ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記遂次比較型ADC回路を作動する前記段階は、前記アナログ入力信号と1つのサイクルに関連して計算された信号との間の差を含む誤差信号を生成し、前記比較の少なくとも1つにおいて該誤差信号を利用する段階を含み、
    前記比較の最少回数は、第1の数の誤差信号分割間隔に関連付けられ、
    前記比較の回数は、第2の数の誤差信号分割間隔に関連付けられ、
    前記誤差信号分割間隔の第2の数は、前記誤差信号分割間隔の第1の数よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. アナログ入力信号をデジタル出力信号に変換する方法であって、
    遂次比較サイクルであるサイクル当たりに1つよりも多いビットを処理するために遂次比較型アナログ/デジタル変換器(ADC)回路を作動する段階、
    を含み、
    前記作動する段階は、
    第1のデジタル信号を第1のアナログ信号に変換する段階と、
    アナログ入力信号と前記第1のアナログ信号の間の差を含む誤差信号を増幅する段階と、
    前記増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換する段階と、
    前記サイクルの少なくとも一部において、前記マルチビットデジタル信号に基づいてデジタル信号及び前記デジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させる段階と、
    を含み、
    前記増幅する段階に関連付けられた利得が、前記サイクルの少なくとも一部のサイクル中に増大する、
    ことを特徴とする方法。
  21. 前記増幅された誤差信号を前記マルチビットデジタル信号に変換する前記段階は、数回の比較を行う段階を含み、
    前記増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換する前記段階は、追加の回数の比較を行って判断誤差を低減する段階を含む、
    ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. いくつかのサイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するためのアナログ/デジタル変換器(ADC)回路であって、
    予充電されるように構成されていくつかの容量性サブDAC回路にグループ分けされた対応する数の容量要素を含むデジタル/アナログ(DAC)回路と、
    前記容量性サブDAC回路に結合された複数の比較器と、
    サイクルの最終部分中に前記容量性サブDAC回路を融合するように構成された複数の第1のスイッチと、
    前記比較器の少なくとも一部から出力信号を受信し、かつデジタル出力信号及び1つ又はそれよりも多くのデジタル信号のうちの少なくとも一方を発生させるように構成された処理回路と、
    を含むことを特徴とするアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
  23. いくつかのサイクルでアナログ入力信号をデジタル出力信号に変換するためのアナログ/デジタル変換器(ADC)回路であって、
    DACデジタル信号をDACアナログ信号に変換するように構成されたデジタル/アナログ変換器(DAC)回路と、
    アナログ入力信号及び前記DACアナログ信号のうちの少なくとも一方に対して予充電されるように構成されたキャパシタと、
    誤差信号を増幅するように構成された増幅器回路と、
    前記増幅された誤差信号をマルチビットデジタル信号に変換するように構成されたマルチビットADC回路と、
    前記マルチビットデジタル信号を使用してDACデジタル信号及び前記デジタル出力信号のうちの少なくとも一方を発生させるように構成された処理回路と、
    を含むことを特徴とするアナログ/デジタル変換器(ADC)回路。
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