JP2013091442A - 位置調整式ステアリング装置 - Google Patents
位置調整式ステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013091442A JP2013091442A JP2011235233A JP2011235233A JP2013091442A JP 2013091442 A JP2013091442 A JP 2013091442A JP 2011235233 A JP2011235233 A JP 2011235233A JP 2011235233 A JP2011235233 A JP 2011235233A JP 2013091442 A JP2013091442 A JP 2013091442A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- tube
- shaft
- screw shaft
- nut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Abstract
【解決手段】固定ブラケット15とステアリングコラム6とを連結する連結機構16を備える。連結機構16は、第1軸線C1の回りに揺動可能に連結された揺動部材17と、揺動部材17に軸方向移動不能に支持された第1部材としてのねじ軸18と、固定ブラケット15に第2軸線C2の回りに回転可能に支持された第2部材としてのナット19とを備える。チルト調整を達成するためのねじ軸18とナット19が、それぞれ、チルト中心軸線CCに平行な第1軸線C1および第2軸線C2の回りに揺動可能である。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1では、ステアリングコラムの下端が、チルト中心回りに揺動可能に車体によって支持されている。また、ステアリングコラムの上方部位が、固定ブラケットに揺動可能に支持された電動ボックス内でチルト傾動する。具体的には、電動ボックスによって回転可能に且つ軸方向移動不能に支持された螺軸を、ステアリングコラムに固定された調整ナットが螺合している。電動モータによって螺軸を回転駆動することにより、前記調整ナットが上下方向に移動し、ステアリングコラムがチルト傾動する。
そこで、本発明の目的は、電動モータの小型化を達成することができる位置調整式ステアリング装置を提供することである。
また、請求項2のように、前記ステアリングコラムは、ロアーチューブ(9;9A)を含み、前記連結機構は、前記揺動部材を挿通して、前記ロアーチューブの側部に連結された第1支軸(21)と、前記固定ブラケットを挿通して、前記第2部材の側部に連結された第2支軸(22)と、を含み、前記第1軸線が、前記第1支軸の中心軸線であり、前記第2軸線が、前記第2支軸の中心軸線であってもよい。
請求項3の発明によれば、ステアリングコラムにおいて、第1支軸よりも軸方向の下方に延びる部分を有するロアーチューブを第1チューブおよび第2チューブに分割することにより、ロアーチューブを車両衝突時の衝撃吸収に用いることができるので、設計の自由度を向上することができる。第1チューブと第2チューブとは、チルト調整時に相対摺動させる必要がなく、相対摺動に伴う摩擦発生のおそれがないので、電動モータの負荷を増大させるおそれはない。
図1は、本発明の一実施形態に係る位置調整式ステアリング装置1の概略構成の模式図である。図1を参照して、位置調整式ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2と、ラックアンドピニオン機構等の転舵機構3と、一端に操舵部材2を連結し、操舵部材2の回転を中間軸4等を介して転舵機構3に伝達するステアリングシャフト5と、ステアリングシャフト5を図示しない軸受を介して回転可能に支持する筒状のステアリングコラム6とを備えている。
ステアリングコラム6の軸方向X1の下方部位が、チルト中心軸線CCの回りに揺動可能に支持されている。ステアリングコラム6のハウジング10から延設された被支持部としてのステー11が、車体12に固定された固定ブラケット13によって、ピボット軸14を介して揺動可能に支持されている。ピボット軸14の中心軸線がチルト中心軸線CCである。
第1支軸21は、揺動部材20のねじ孔にねじ込まれて、ロアーチューブ9の両側部に設けられた被支持孔に、先端の丸軸部が嵌合されたボルト等により構成されている。揺動部材17は、第1支軸21を介して、ロアーチューブ9に揺動可能に連結されている。
第2部材としてのナット19は、固定ブラケット15によって、チルト中心軸線CCに平行な第2軸線C2の回りに揺動可能に支持されている。第2軸線C2は、固定ブラケット15に取り付けられた第2支軸22の中心軸線に相当する。
第2支軸22によって、ナット19の共通軸線K1の回りの回転が規制されている。また、第2支軸22は、固定ブラケット15に対する、ナット19の共通軸線K1上での移動を規制する第2規制部材として機能する。
減速機構25は、揺動部材17によって回転可能に支持された駆動ギヤ26と、ねじ軸18の軸方向の中間部に一体回転可能に連結された被動ギヤ27とを備えている。駆動ギヤ26および被動ギヤ27として、例えば互いに噛合する一対の傘歯車機構を用いてもよい。
第2部材としてのナット19は、一対の平坦な側部191,192を有している。ナット19の一方の側部191は、固定ブラケット15の一方の側板29に設けられたボス32の端面と対向している。ナット19の他方の側部192は、固定ブラケット15の底板31に設けられたボス33の端面に対向している。
丸軸部22bの外周と被支持孔35の内周との間に、ブッシュ36が嵌合されている。これにより、ナット19は、ブッシュ36および第2支軸22を介して、固定ブラケット15に、第2支軸22の回りに(第2軸線C2の回りに)揺動可能に連結されている。ブッシュ36の一端に設けられたフランジ36aが、ナット19の各側部191と対応するボス32,33の端面との間に介在しているので、第2支軸22に対するナット19の回転抵抗が一層に少なくなり、ナット19が第2軸線C2の回りにスムーズに回転できるようになっている。
また、ねじ軸18の中途部に設けられたセレーション部56が被動ギヤ27の内周に一体回転可能に圧入されている。主体部17の挿通孔42の被動ギヤ収容部47の下部は、カバー57によって閉塞されている。ねじ軸18は、カバー57に設けられた挿通孔58を挿通している。
図3を参照して、揺動部材17の主体部17は、ねじ軸18が挿通された挿通孔42の延びる方向(共通軸線K1の方向)に対して交差する方向に延びる延設筒60を設けている。延設筒60内には、被動ギヤ27と噛み合う駆動ギヤ26と、駆動ギヤ26の支軸61とが収容されている。延設筒60の開口端部に蓋部材62が固定されている。
本実施形態によれば、チルト調整を達成するためのねじ軸18(第1部材)およびナット19(第2部材)が、それぞれ、チルト中心軸線CCに平行な第1軸線C1および第2軸線C2の回りに揺動可能であるので、チルト調整に伴って、第1軸線C1と第2軸線C2との距離が可変されても、チルト中心軸線CCと第1軸線C1との距離D1(図1参照)は一定に維持される。
次いで、図4は本発明の別の実施形態の位置調整式ステアリング装置1Aの概略構成の模式図である。本実施の形態が図1の実施の形態と主に異なるのは、下記である。すなわち、ステアリングコラム6Aのロアーチューブ9Aが、第1支軸21が連結された第1コラムチューブ101と、第1コラムチューブ101の下端に嵌合し、ハウジング10Aと一体に形成された第2コラムチューブ102とにより構成されている。
また、各ボス32,33のねじ孔34にねじ込まれた支軸22によって、第2軸線C2の回りに回転可能に、支持部材67が支持されている。その支持部材67に、第2部材としてのねじ軸18Bの一端181が、回転可能に且つ軸方向移動不能に支持されている。支持部材67の両側部671,672に、被支持孔68が形成されている。その被支持孔68に、ブッシュ36が外嵌された支軸22の丸軸部22bが挿入されている。
本発明は各前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、チルト調整用の電動モータとテレスコピック調整用の電動モータを別々に設けてもよい。その他、本発明の請求項記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
Claims (3)
- 車体に固定された固定ブラケットと、
ステアリングシャフトを回転可能に支持し、チルト中心軸線の回りに揺動可能に支持されたステアリングコラムと、
固定ブラケットとステアリングコラムとを連結する連結機構と、を備え、
前記連結機構は、前記ステアリングコラムに、前記チルト中心軸線に平行な第1軸線の回りに揺動可能に連結された揺動部材と、前記揺動部材によって前記揺動部材の揺動に伴って前記第1軸線の回りに揺動可能に支持された第1部材と、前記固定ブラケットによって、前記チルト中心軸線に平行な第2軸線の回りに揺動可能に支持された第2部材と、を含み、
前記第1部材および前記第2部材の何れか一方および他方は、前記第1軸線および前記第2軸線の双方に直交する共通軸線上に嵌合されて電動モータの駆動による相対回転に伴ってチルト調整を達成するねじ軸およびナットであり、
前記揺動部材に対する前記第1部材の前記共通軸線上の移動を規制する第1規制部材と、前記固定ブラケットに対する前記第2部材の前記共通軸線上の移動を規制する第2規制部材と、を備える位置調整式ステアリング装置。 - 請求項1において、前記ステアリングコラムは、ロアーチューブを含み、
前記連結機構は、前記揺動部材を挿通して、前記ロアーチューブの側部に連結された第1支軸と、前記固定ブラケットを挿通して、前記第2部材の側部に連結された第2支軸と、を含み、
前記第1軸線が、前記第1支軸の中心軸線であり、
前記第2軸線が、前記第2支軸の中心軸線である位置調整式ステアリング装置。 - 請求項2において、前記ロアーチューブは、前記第1支軸が連結された第1チューブと、前記第1チューブの下端に嵌合する第2チューブとを含み、
車両の衝突時に、前記第1チューブが前記第2チューブに対して摺動して衝撃を吸収する位置調整式ステアリング装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011235233A JP5835610B2 (ja) | 2011-10-26 | 2011-10-26 | 位置調整式ステアリング装置 |
US13/652,912 US8862331B2 (en) | 2011-10-26 | 2012-10-16 | Controller for steering apparatus |
EP12188950.5A EP2586677B1 (en) | 2011-10-26 | 2012-10-18 | Controller for steering apparatus |
CN201210411731.6A CN103072625B (zh) | 2011-10-26 | 2012-10-24 | 用于转向设备的控制器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011235233A JP5835610B2 (ja) | 2011-10-26 | 2011-10-26 | 位置調整式ステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013091442A true JP2013091442A (ja) | 2013-05-16 |
JP5835610B2 JP5835610B2 (ja) | 2015-12-24 |
Family
ID=48614913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011235233A Expired - Fee Related JP5835610B2 (ja) | 2011-10-26 | 2011-10-26 | 位置調整式ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5835610B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0637058U (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-17 | 日本精工株式会社 | 電動式ステアリング位置調節装置 |
JPH1148987A (ja) * | 1997-08-05 | 1999-02-23 | Asmo Co Ltd | ステアリング装置 |
JP2003276613A (ja) * | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Aisin Seiki Co Ltd | チルト位置調整装置 |
JP2006264547A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Aisin Seiki Co Ltd | ステアリング装置 |
US20060266151A1 (en) * | 2005-05-25 | 2006-11-30 | Admiral Tool And Manufacturing Company, Inc. | Power adjust tilt-telescope steering column |
JP2009298298A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Aisin Seiki Co Ltd | ステアリング装置 |
-
2011
- 2011-10-26 JP JP2011235233A patent/JP5835610B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0637058U (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-17 | 日本精工株式会社 | 電動式ステアリング位置調節装置 |
JPH1148987A (ja) * | 1997-08-05 | 1999-02-23 | Asmo Co Ltd | ステアリング装置 |
JP2003276613A (ja) * | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Aisin Seiki Co Ltd | チルト位置調整装置 |
JP2006264547A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Aisin Seiki Co Ltd | ステアリング装置 |
US20060266151A1 (en) * | 2005-05-25 | 2006-11-30 | Admiral Tool And Manufacturing Company, Inc. | Power adjust tilt-telescope steering column |
JP2009298298A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Aisin Seiki Co Ltd | ステアリング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5835610B2 (ja) | 2015-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070137381A1 (en) | Tilt-telescopic steering column apparatus | |
JP5076908B2 (ja) | ステアリングコラム装置 | |
US7354069B2 (en) | Steering apparatus | |
JP2017081515A (ja) | 車両のステアリング装置 | |
JP2009096409A (ja) | 電動チルトステアリング装置 | |
CN101855122B (zh) | 转向设备 | |
JP2016118241A (ja) | アクチュエータ、及び車両用転舵装置 | |
JP5614290B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP5835610B2 (ja) | 位置調整式ステアリング装置 | |
JP5347636B2 (ja) | シート調整装置及びそのシート調整装置を備えた車両用シート装置 | |
JP4858414B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP5603783B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP5076383B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP2008057595A (ja) | ステアリング装置 | |
JP4254273B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP2011046310A (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP2019023050A (ja) | 車両のステアリング装置 | |
JP2014015120A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2013028298A (ja) | 電動チルトステアリングコラム装置 | |
KR20100009798A (ko) | 자동차의 틸트식 조향 컬럼 | |
JP5119796B2 (ja) | ステアリングコラム装置 | |
JP5176553B2 (ja) | 電動チルト式ステアリング装置 | |
JP2008087583A (ja) | ステアリング装置及びステアリング装置の組立方法 | |
KR102524793B1 (ko) | 자동차용 틸팅-텔레스코픽 스티어링 컬럼 | |
KR102524799B1 (ko) | 정밀 작동 가능한 자동차용 틸팅-텔레스코픽 스티어링 컬럼 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140923 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150702 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151008 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5835610 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |