JP2013082911A - 水系粘・接着剤用の粘着付与剤、粘着付与樹脂エマルジョン、水系粘・接着剤組成物、及び、粗面への接着方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軟化点が150〜185℃である重合ロジンエステル(A)と、ガラス転移温度が−60〜0℃、かつ、酸価が30〜100mgKOH/g、及び/又は、水酸基価が85〜115mgKOH/gであるロジンエステル(B)を含有する水系粘・接着剤用の粘着付与剤を用いる。
【選択図】なし
Description
不均化触媒としては、例えばヨウ素、硫黄、活性炭を担体としたパラジウム、白金、ニッケル触媒が挙げられる。
本発明に使用する(B)成分は、JIS K 7121に規定した示差走査熱量測定(熱流束DSC)によるガラス転移温度が−60〜0℃の範囲である。ガラス転移温度が−60〜0℃の範囲であることにより、粘・接着剤の粗面及びオレフィン系樹脂に対する接着力を維持しつつ、保持力や定荷重剥離性などの性能の両立が可能である。より好ましくは、−40〜0℃の範囲である。更に好ましくは、−20〜0℃の範囲である。
更に本発明の粘着付与樹脂エマルジョンは、上記水系粘・接着剤用の粘着付与剤に含まれる上記(A)成分と上記(B)成分をそれぞれ乳化した後、混合して得られるものでもある。この場合、本発明の粘着付与剤を含む粘着剤にはほとんど溶剤が含まれることはなく、工程に溶剤を使用しないので溶剤が揮発することなく作業ができ、作業環境が良くなる。また、溶融させた高粘度の樹脂を取り扱わなくて済むのでハンドリング性が向上し、混合作業の効率が良くなる。これに加えて、(A)成分と(B)成分とをそれぞれ乳化することで、(A)成分と(B)成分の混合比率を後から自由に変えることができる。
上記高圧乳化法は、粘着付与剤を液体状態とした上で、乳化剤と水を予備混合して、高圧乳化機を用いて微細乳化した後、必要に応じて溶剤を除去する方法である。粘着付与剤を液体状態とする方法は、加熱のみでも、溶剤に溶解してから加熱しても、可塑剤等の非揮発性物質を混合して加熱してもよいが、本発明の粘着付与樹脂を使用した粘着剤を乾燥させた後、粘着剤層に溶剤が残存する可能性があり、環境への影響・作業環境・ハンドリング性が良くなる点で溶剤を使用しない加熱のみが好ましい。なお、溶剤としては、トルエン、キシレン、メチルシクロヘキサン、酢酸エチル等の粘着付与剤成分を溶解できる有機溶剤が挙げられる。
攪拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素導入管を備えた反応容器に、窒素ガス気流下、水43.4部及びポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム塩(アニオン性乳化剤:商品名「ハイテノール073」、第一工業製薬(株)製)0.92部からなる水溶液を仕込み、70℃に昇温した。次いで、アクリル酸ブチル90部、アクリル酸2−エチルヘキシル7部及びアクリル酸3部からなる混合物と、過硫酸カリウム(重合開始剤)0.24部、pH調整剤(重曹)0.11部及び水8.83部からなる開始剤水溶液の1/10量を反応容器に添加し、窒素ガス気流下にて70℃、30分間予備重合反応を行った。次いで、上記混合物と上記開始剤水溶液の残りの9/10量を2時間にわたり反応容器に添加して乳化重合を行い、その後70℃で1時間保持して重合反応を完結させた。こうして得られたアクリル系重合体エマルジョンを室温まで冷却した後100メッシュ金網を用いてろ過し、固形分47.8%のアクリル系重合体エマルジョンを得た。
攪拌装置、コンデンサー、温度計および窒素導入管・水蒸気導入管を備えた反応容器に、重合ロジン100部(樹脂酸ダイマー65%、酸価145mgKOH/g、軟化点140℃)、ペンタエリスリトール14部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を3時間吹き込み、重合ロジンエステル1を得た。得られた重合ロジンエステル1の軟化点を下記の方法により測定した。その結果を表1に示す。
JIS K 2531の環球法により測定した。
製造例1と同様の反応装置に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)100部、ペンタエリスリトール14部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を5時間吹き込み、重合ロジンエステル2を得た。得られた重合ロジンエステル2の軟化点を製造例2と同様に測定した。その結果を表1に示す。
製造例1と同様の反応装置に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)85部、ガムロジン15部(酸価160mgKOH/g、軟化点70℃)、ペンタエリスリトール13.8部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を3時間吹き込み、重合ロジンエステル3を得た。得られた重合ロジンエステルの軟化点を製造例2と同様に測定した。その結果を表1に示す。
製造例1と同様の反応装置に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)80部、ガムロジン20部(製造例4と同一のもの)、ペンタエリスリトール13.5部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を3時間吹き込み、重合ロジンエステル4を得た。得られた重合ロジンエステル4の軟化点を製造例2と同様に測定した。その結果を表1に示す。
製造例1と同様の反応装置に、重合ロジン(製造例2と同一のもの)50部、ガムロジン50部(製造例4と同一のもの)、ペンタエリスリトール13部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、0.1MPaの水蒸気を3時間吹き込み、重合ロジンエステル5を得た。得られた重合ロジンエステル5の軟化点を製造例2と同様に測定した。その結果を表1に示す。
製造例2と同様の反応容器に、不均化ロジン(酸価160mgKOH/g、軟化点75℃)100部、ジエチレングリコール54部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル1を得た。得られたロジンエステル1の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を下記方法により測定した。その結果を表2に示す。
JIS K 7121に規定した示差走査熱量測定(熱流束DSC)により測定した。
DSC測定機器:理学電気(株)製 DSC8230B
JIS K 0700に準ずる電位差滴定法で測定した。
JIS K 0700に準ずる電位差滴定法で測定した。
製造例2と同様の反応容器に、不均化ロジン(製造例7と同一のもの)100部、トリエチレングリコール54部仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で10時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル2を得た。得られたロジンエステル2の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、ガムロジン(製造例4と同一のもの)100部、ジエチレングリコール54部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で10時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル3を得た。得られたロジンエステル3の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、ガムロジン(製造例4と同一のもの)100部、トリエチレングリコール54部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で8時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル4を得た。得られたロジンエステル4の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、不均化ロジン(製造例7と同一のもの)100部、ダイマージオール44部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル5を得た。得られたロジンエステル5の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、水素化ロジン(酸価150mgKOH/g、軟化点65℃)100部、ダイマージオール22部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル6を得た。得られたロジンエステル6の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、ガムロジン(製造例4と同一のもの)100部、フマル酸20部を添加し200℃にて反応させた後、2‐エチルヘキサノール55部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に200℃で2時間反応させた後、さらに240℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル7を得た。得られたロジンエステル7の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、不均化ロジン(製造例7と同一のもの)100部、2エチルヘキサノール44部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に200℃で2時間反応させた後、さらに240℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル8を得た。得られたロジンエステル8の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、不均化ロジン(製造例7と同一のもの)100部、ダイマージオール60部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル9を得た。得られたロジンエステル9の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、ガムロジン(製造例9と同一のもの)100部、ジエチレングリコール27部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル10を得た。得られたロジンエステル10の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、水素化ロジン(製造例12と同一のもの)100部、ダイマージオール30部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル11を得た。得られたロジンエステル11の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
製造例2と同様の反応容器に、水素化ロジン(製造例12と同一のもの)100部、2エチルヘキサノール22部を仕込んだ後、窒素ガス気流下に250℃で2時間反応させた後、さらに280℃まで昇温し同温度で12時間反応させ、エステル化を完了させた。その後、減圧下に水分等を除去し、ロジンエステル12を得た。得られたロジンエステル12の特性(ガラス転移温度、酸価、水酸基価)を製造例7と同様に測定した。その結果を表2に示す。
TEG:トリエチレングリコール
2EH:2−エチルヘキサノール
製造例2で得られた重合ロジンエステル1、100部をトルエン70部に80℃にて3時間かけて溶解させた後、アニオン性乳化剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)を固形分換算で3部および水140部を添加し、1時間攪拌した。次いで、高圧乳化機(マントンガウリン社製)により30MPaの圧力で高圧乳化して乳化物を得た。次いで、70℃、2.93×10−2MPaの条件下に6時間減圧蒸留を行い、固形分50%の粘着付与樹脂エマルジョン1を得た。
製造例19において、重合ロジンエステル1を製造例3の重合ロジンエステル2に代えた他は製造例19と同様に行い、粘着付与樹脂エマルジョン2を得た。
製造例19において、重合ロジンエステル1を製造例4の重合ロジンエステル3に代えた他は製造例19と同様に行い、粘着付与樹脂エマルジョン3を得た。
製造例19において、重合ロジンエステル1を製造例5の重合ロジンエステル4に代えた他は製造例19と同様に行い、粘着付与樹脂エマルジョン4を得た。
製造例19において、重合ロジンエステル1を製造例6の重合ロジンエステル5に代えた他は製造例19と同様に行い、粘着付与樹脂エマルジョン5を得た。
(水系粘着剤組成物1の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例7で得られたロジンエステル1を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、ホモディスパー(特殊機化工業社製)を用いて4000rpmにて1分間混合し、増粘剤プライマルASE−60(ロームアンドハース社製)0.5部を添加し、アンモニア水を適量加え、増粘させて水系粘着剤組成物1を得た。
(水系粘着剤組成物2の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例8で得られたロジンエステル2を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物2を得た。
(水系粘着剤組成物3の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例9で得られたロジンエステル3を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物3を得た。
(水系粘着剤組成物4の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例10で得られたロジンエステル4を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物4を得た。
(水系粘着剤組成物5の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例11で得られたロジンエステル5を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物5を得た。
(水系粘着剤組成物6の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例12で得られたロジンエステル6を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物6を得た。
(水系粘着剤組成物7の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例13で得られたロジンエステル7を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物7を得た。
(水系粘着剤組成物8の調製)
製造例20で得られた粘着付与樹脂エマルジョン2を80部と製造例7で得られたロジンエステル1を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物8を得た。
(水系粘着剤組成物9の調製)
製造例20で得られた粘着付与樹脂エマルジョン2を80部と製造例8で得られたロジンエステル2を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物9を得た。
(水系粘着剤組成物10の調製)
製造例20で得られた粘着付与樹脂エマルジョン2を80部と製造例10で得られたロジンエステル4を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物10を得た。
(水系粘着剤組成物11の調製)
製造例20で得られた粘着付与樹脂エマルジョン2を80部と製造例12で得られたロジンエステル6を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物11を得た。
(水系粘着剤組成物12の調製)
製造例21で得られた粘着付与樹脂エマルジョン3を80部と製造例7で得られたロジンエステル1を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物12を得た。
(水系粘着剤組成物13の調製)
製造例21で得られた粘着付与樹脂エマルジョン3を80部と製造例8で得られたロジンエステル2を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物13を得た。
(水系粘着剤組成物14の調製)
製造例21で得られた粘着付与樹脂エマルジョン3を80部と製造例10で得られたロジンエステル4を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物14を得た。
(水系粘着剤組成物15の調製)
製造例21で得られた粘着付与樹脂エマルジョン3を80部と製造例12で得られたロジンエステル6を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物15を得た。
(水系粘着剤組成物16の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を60部と製造例7で得られたロジンエステル1を40部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物16を得た。
(水系粘着剤組成物17の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を70部と製造例7で得られたロジンエステル1を30部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物17を得た。
(水系粘着剤組成物18の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例14で得られたロジンエステル8を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物18を得た。
(水系粘着剤組成物19の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例15で得られたロジンエステル9を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物19を得た。
(水系粘着剤組成物20の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例16で得られたロジンエステル10を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物20を得た。
(水系粘着剤組成物21の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例17で得られたロジンエステル11を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物21を得た。
(水系粘着剤組成物22の調製)
製造例19で得られた粘着付与樹脂エマルジョン1を80部と製造例18で得られたロジンエステル12を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物22を得た。
(水系粘着剤組成物23の調製)
製造例22で得られた粘着付与樹脂エマルジョン4を80部と製造例7で得られたロジンエステル1を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物23を得た。
(水系粘着剤組成物24の調製)
製造例22で得られた粘着付与樹脂エマルジョン4を80部と製造例8で得られたロジンエステル2を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物24を得た。
(水系粘着剤組成物25の調製)
製造例22で得られた粘着付与樹脂エマルジョン4を80部と製造例10で得られたロジンエステル4を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物25を得た。
(水系粘着剤組成物26の調製)
製造例22で得られた粘着付与樹脂エマルジョン4を80部と製造例12で得られたロジンエステル6を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物26を得た。
(水系粘着剤組成物27の調製)
製造例23で得られた粘着付与樹脂エマルジョン5を80部と製造例14で得られたロジンエステル8を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物27を得た。
(水系粘着剤組成物28の調製)
製造例23で得られた粘着付与樹脂エマルジョン5を80部と製造例7で得られたロジンエステル1を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物28を得た。
(水系粘着剤組成物29の調製)
製造例23で得られた粘着付与樹脂エマルジョン5を80部と製造例8で得られたロジンエステル2を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物29を得た。
(水系粘着剤組成物30の調製)
製造例23で得られた粘着付与樹脂エマルジョン5を80部と製造例9で得られたロジンエステル3を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物30を得た。
(水系粘着剤組成物31の調製)
製造例23で得られた粘着付与樹脂エマルジョン5を80部と製造例10で得られたロジンエステル4を20部と製造例1で得られたアクリル系重合体のエマルジョン150部(固形分換算)を、上記水系粘着剤組成物1の調製と同様に行い、水系粘着剤組成物31を得た。
上記水系粘着剤組成物を厚さ38μmのポリエステルフィルム(商品名「S−100」、三菱化学ポリエステルフィルム(株)製)にサイコロ型アプリケーター(大佑機材(株)製)にて乾燥膜厚が60μm程度となるように塗布し、次いで105℃の循風乾燥機中で5分間乾燥させて試料テープ用フィルムを作製した。
上記試料フィルムから幅25mm×長さ150mmに切り取ったものを試料テープとし、これを軟質エーテル系ウレタンフォーム又はポリプロピレン(PP)板に重ね、重量10kgロールを1往復して貼り付けた。23℃にて剥離速度300mm/分で180°剥離を行い、その時の幅25mmあたりの接着力(g/25mm)を測定した。
上記試料フィルムから幅25mm×長さ25mmに切り取ったものを試料テープとし、これをステンレス板に重ね合わせ、重量2kgのローラーで1往復させて貼り合わせた。80℃で1kg荷重し、落下した時間(分)を測定した。落下するまでの時間が長い方が、保持力が強いといえる。
上記試料フィルムから幅25mm×長さ100mmに切り取ったものを試料テープとし、これをPE板に重ね合わせ、重量2kgのローラーで1往復させて貼り合わせた。試料テープ末端に200gの荷重をかけ、90度剥離となるように固定し、23℃で1時間あたりの剥離距離(mm)を測定した。1時間以内に落下したものはその時間(分)を測定した。
Claims (7)
- 軟化点が150〜185℃である重合ロジンエステル(A)と、ガラス転移温度が−60〜0℃、かつ、酸価が30〜100mgKOH/g、及び/又は、水酸基価が85〜115mgKOH/gであるロジンエステル(B)を含有することを特徴とする水系粘・接着剤用の粘着付与剤。
- 上記水系粘・接着剤が難接着基材に用いられることを特徴とする請求項1に記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤。
- 請求項1又は2に記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤を乳化して得られることを特徴とする粘着付与樹脂エマルジョン。
- 請求項1又は2に記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤に含まれる重合ロジンエステル(A)、及び、ロジンエステル(B)をそれぞれ乳化した後、混合して得られることを特徴とする粘着付与樹脂エマルジョン。
- 請求項1又は2に記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤を含有することを特徴とする水系粘・接着剤組成物。
- 請求項3又は4に記載の粘着付与樹脂エマルジョン、及び、アクリル系重合体エマルジョンを含有することを特徴とする請求項5に記載の水系粘・接着剤組成物。
- 粘・接着剤層を介して接着面と被接着面とを接着する接着方法であって、
接着面と被接着面の少なくとも一方が粗面であり、
粘・接着剤層が請求項1又は2に記載の水系粘・接着剤用の粘着付与剤を含むことを特徴とする粗面への接着方法。
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