JP2013049289A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部にインク流路35が形成された可撓性材料からなるインク供給チューブ(チューブ体32A,32B)をプリンタの装置本体(フレーム)内で湾曲させながら所定の引き回し方向へ誘導するインク供給チューブ誘導装置34であって、インク供給チューブの湾曲部32a,32bに係合して湾曲部32a,32bをプリンタの装置本体内において変形不能に保持する湾曲保持部36,37を有し、当該湾曲保持部36,37を介してインク供給チューブを引き回し方向に誘導する。
【選択図】図3
Description
図1に示すように、液体噴射装置としてのプリンタ10は、略箱状をなす装置本体としてのフレーム11を有しており、このフレーム11内の下部には、その長手方向(図1に示す主走査方向X)に沿ってプラテン12が架設されている。プラテン12は、ターゲットとしての紙Pを支持する支持台であり、紙送り機構13が有する紙送りモータ14の駆動力に基づき、紙Pを主走査方向Xと直交する副走査方向Yに沿って給送するようになっている。なお、以下の説明において「前後方向」「左右方向」「上下方向」を示す場合は、図1における副走査方向Yの手前側(紙Pが給送される方向)を前方とした場合の「前後方向」「左右方向」「上下方向」を示すものとする。
6cへと向かう引き回し方向へ湾曲する際に、その湾曲部32bをフレーム11内において変形不能に(すなわち、その湾曲状態を維持するように)保持するものである。第2湾曲保持部37は、側面視略四半円弧状をなすように湾曲した内縁部45と、この内縁部45より大きな曲率半径で湾曲した外縁部46とを有する中空ブロック状に形成されている。また、第2湾曲保持部37は、その全体形状が、第1湾曲保持部36よりも大きな曲率半径で湾曲した中空ブロック状に形成されており、その内縁部45が第1湾曲保持部36の外縁部41に対応した形状に形成されている。そして、第1湾曲保持部36と第2湾曲保持部37とを上下方向に重ねて組み付けた際には、第2湾曲保持部37の内縁部45上に第1湾曲保持部36の外縁部41が係合するようになっている。
さて、大容量インクタンク31に上流端(一端)を接続されたインク供給チューブ32は、その下流端(他端)側がフレーム11の挿通孔33からプリンタ10内に挿入される。そして、プリンタ10内において、インク供給チューブ32は、キャリッジ16の前面16aに沿うように(キャリッジ16の前面16aに平行に)キャリッジ16の移動方向(図1における右方向)に引き回され、その下流端側の部分がインク供給チューブ誘導装置34における湾曲保持部36,37の各挿通路42,47内に挿通される。すると、図3に示すように、インク供給チューブ32(第1チューブ32A、第2チューブ32B)は、湾曲部32a,32bが挿通路42,47の内面と係合した湾曲状態となり、その湾曲部32a,32bが変形不能な状態に保持される。
側面16b(右側面)に支持固定される。その後、図2に示すように、インク供給チューブ32(第1チューブ32A,第2チューブ32B)の各チューブ体35a〜35hの下流端をそれぞれ対応するインク色のインクカートリッジ21に接続すると、インク供給チューブ32の引き回しが完了する。
(1)上記実施形態では、インク供給チューブ32の湾曲部32a,32bが、各湾曲保持部36,37によってプリンタ10の装置本体(フレーム11)内に変形不能に保持されている。従って、インク供給チューブ32を装置本体(フレーム11)内で湾曲させながら引き回す際に、インク供給チューブ32をインク供給チューブ誘導装置34に誘導されるようにして大きなスペースを要することなく効率的に引き回すことができる。
ブ32がキャリッジ16に保持されるため、インク供給チューブ誘導装置34よりも上流側(キャリッジ16の前面16aに沿って引き回される部分)のインク供給チューブ32の姿勢を安定させることができ、キャリッジ16の往復移動に伴いインク供給チューブ32が円滑に可撓する構成にできる。その一方、インク供給チューブ32においてインク供給チューブ誘導装置34よりも下流側(キャリッジ16の上面16cに沿って引き回される部分)はキャリッジ16の往復移動にも不撓状態とされるため、インク供給チューブ32の下流端と各インクカートリッジ21との接続部分に不要な負荷が加わらず、その接続状態を安定保持できる。
・ 上記実施形態におけるインク供給チューブ誘導装置34は、装置本体(フレーム11)内に配置されるタイプのインクタンクからインクカートリッジ21へインクを供給するインク供給チューブを誘導する装置として具体化してもよい。
・ 上記実施形態では、インクカートリッジ21がキャリッジ16に搭載されたオンキャリッジタイプのインクジェット式プリンタに具体化したが、これに限らず、オフキャリッジタイプのインクジェット式プリンタに具体化してもよい。すなわち、オンキャリッジタイプ及びオフキャリッジタイプの何れのタイプのインクジェット式プリンタにおいてもプリンタ内の限られたスペース内で効率良く可撓性を有するインク供給チューブ32を湾曲させながら引き回しする場合に、上記実施形態のインク供給チューブ誘導装置34は好
適である。
上記液体噴射装置において、前記液体流路形成体は、前記装置本体の側壁を通して、前記装置本体の外から前記装置本体内に引き入れられる。
上記液体噴射装置において、前記液体流路形成体を通す口は、前記主走査方向と交差する方向に延びる前記側壁に形成されている。
上記液体噴射装置において、前記液体流路形成体は、前記装置本体内において、前記キャリッジに沿うように前記主走査方向に引き回される。
上記液体噴射装置は、前記キャリッジを移動させるためのキャリッジモータをさらに備え、前記装置本体は前記主走査方向において互いに対向するように配置される第1の側壁と第2の側壁とを有し、前記第1の側壁には前記液体流路形成体を通す口が形成され、前記キャリッジモータは前記装置本体の前記第2の側壁側となる位置に配置される。
Claims (7)
- 内部に液体流路が形成された可撓性材料からなる液体流路形成体を液体噴射装置の装置本体内で湾曲させながら所定の引き回し方向へ誘導する液体流路形成体誘導装置であって、前記液体流路形成体の湾曲部に係合して当該湾曲部を前記液体噴射装置の装置本体内において変形不能に保持する湾曲保持部を有し、当該湾曲保持部を介して前記液体流路形成体を前記引き回し方向に誘導する液体流路形成体誘導装置。
- 前記湾曲保持部は、前記液体噴射装置の装置本体内で往復移動するキャリッジに支持され、その支持状態において、前記液体流路形成体の湾曲部を保持することを特徴とする請求項1に記載の液体流路形成体誘導装置。
- 前記湾曲保持部は、前記キャリッジの側面のうち当該キャリッジの移動方向と直交する側面に支持され、その支持状態において、前記液体流路形成体を前記キャリッジの側面から前記キャリッジの上面へと向かう引き回し方向へ誘導することを特徴とする請求項2に記載の液体流路形成体誘導装置。
- 前記液体流路形成体は、その内部に前記液体流路が複数並設されており、前記湾曲部は、各液体流路の曲率半径が互いに異なることになる方向へ湾曲させられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の液体流路形成体誘導装置。
- 前記液体流路形成体は、内部に少なくとも一つの液体流路が形成された第1液体流路形成体と、当該第1液体流路形成体とは別体構成とされて内部に少なくとも一つの液体流路が形成された第2液体流路形成体とを含んで構成され、
前記湾曲保持部は、前記第1液体流路形成体の湾曲部を保持する第1湾曲保持部と、前記第2液体流路形成体の湾曲部を保持する第2湾曲保持部とを含んで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の液体流路形成体誘導装置。 - 前記液体流路形成体は、前記液体噴射装置の装置本体外に配設された液体貯留部に一端が接続される一方、前記液体噴射装置の装置本体内で往復移動するキャリッジ上の液体受容体に他端が接続されることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の液体流路形成体誘導装置。
- 内部に液体流路が形成された可撓性材料からなる液体流路形成体を液体噴射装置の装置本体内で湾曲させながら所定の引き回し方向へ誘導する液体流路形成体誘導装置であって、液体噴射装置の装置本体内で往復移動するキャリッジの移動方向に平行な前記キャリッジの前面に沿って並列に配置された複数の前記液体流路形成体を、前記キャリッジの移動方向に直交する前記キャリッジの側面において湾曲させて固定し、さらに前記キャリッジの移動方向に平行な前記キャリッジの上面に沿って並列に誘導することを特徴とする液体流路形成体誘導装置。
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