JP2013033967A - 基板処理装置の異常検出方法、及び基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置の異常検出方法、及び基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板処理装置を構成する部品を監視する機能において、部品より収集されるデータの異常を簡単に検出するための異常検出方法を提供する。
【解決手段】基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、基板に処理を施す基板処理装置100において、前記各部品から受信するデータを取得し、前記データを監視することにより基板処理装置100の異常を検出する方法であって、前記各部品のうち一つの部品に対して複数の項目のうち一つの項目を選択し、当該項目に関するデータを検出する条件を規定する検出条件2や当該検出条件2を満たす時間範囲を規定する判定条件3を設定し、前記項目に関するデータが検出条件2を満たしたら、前記判定条件を満たしているかどうかを判定する。
【選択図】図10

Description

本発明は、半導体ウェハ等の基板を処理するための基板処理装置や少なくとも一台の基板処理装置に接続される群管理装置やこれらで構成される基板処理システムに関し、特に、前記基板処理装置を構成する部品を監視する機能において、当該部品より収集されるデータの異常を検出するための異常検出方法に関する。
以下、ロギング機能を有する基板処理装置の一つである半導体製造装置を例に説明する。半導体製造装置では、基板としてのウェハを処理したときの生産データ、例えば、成膜時の基板温度、ガス流量、処理室内圧力等を一定のあるいは可変の時間間隔でロギングし、部品の過去の状態をグラフィカルに表示するトレースロギング機能を有している。グラフィカルに表示する機能のほかに、各値の上下限値を設定し、規定の範囲から外れた場合にアラームを発報する機能もある。
以下に装置の異常を検出する機能として、従来からある上下限値チェック機能を以下に説明する。図5に、加熱手段としての加熱装置に用いられるヒータの昇温時の温度変化の様子を示す。
また、図5のように温度が変化している加熱装置に対して、例えば、図6のような上下限値が設定されている。
このような設定では、上下限値設定”1”(丸1)では、昇温開始後00:00:00〜00:03:50の間、温度が575℃〜610℃の範囲内に入っていることを確認し、もし範囲内から外れた場合はアラームを発報する。次に、上下限値設定”2”(丸2)で、昇温開始後00:03:50〜00:06:45間、温度が575℃〜810℃に上昇する直線(下限)と610℃〜850℃に上昇する直線(上限)の範囲内に入っていることを確認する。上下限値設定“3”(丸3)も同様に、昇温開始後00:06:45〜00:08:00の間、温度が810℃〜840℃に上昇する直線(下限)と850℃〜875℃に上昇する直線(上限)の範囲内に
入っていることを確認する。また、昇温開始後00:08:00以降は、温度が840℃〜875℃の範囲内に入っていることを確認する。このようにして処理時間の経過とともに上下限値を設定しておき、その設定範囲内に値が入っているか確認する方法が、従来から行われてきた上下限チェック方法である。
装置のレシピ処理時間は装置の状態によって変化することがある。例えば、RecipeSTART〜HeatUpSTARTの間に、ウェハを移載する動作が入っていると、移載枚数により移載にかかる時間が変化するし、規定圧力まで処理室の一種であるチャンバを真空引きする動作が入っていると、チャンバ内に付着している付着物により真空引きする時間が装置の状態によって変わることがある。そのような場合、図7に示すように従来技術では時間軸もLimit軸も固定的に設定しているため、このような処理時間がずれた場合に対応できない。
一方、ある値Aに対して値Aとは異なる値Bは、どのような値であるかを確認する場合がある。例えば、図8のようにヒータの設定値(値A)が目標値に達してから、1分以内に、モニタ温度(値B)が目標値の範囲内に入っているかを確認する場合などである。従来技術では、このように値を元にして、他の値を確認することができない。
従来技術の問題点として、1.各値に予め時間的にも値的にも固定的な上下限値で設定しておかなければならず、加熱装置の処理時間がずれたりした場合に、そういう変化に対応して柔軟な対応ができない。2.値Aと値Bの関連をチェックしたいということができない。という二点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、従来の上下限値チェック方法よりも簡単に異常を検出できる異常検出方法、及び装置の状態変化に合わせて柔軟に対応しやすい上下限値チェック機能を備えた基板処理装置や群管理装置やこの群管理装置に複数接続される基板処理装置を含む基板処理システムを提供することにある。
本発明の第1の手段は、レシピを実行することにより基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、基板に処理を施す基板処理装置において、前記各部品から受信するデータを取得し、前記データを監視することにより基板処理装置の異常を検出する方法であって、前記各部品のうち一つの部品に対して複数の項目のうち一つの項目を選択し、当該項目に関するデータを検出する条件を規定する検出条件や当該検出条件を満たす時間範囲を規定する判定条件を設定し、前記項目に関するデータが検出条件を満たしたら、前記レシピが開始してから前記検出条件を満たすまでの時間を算出し、前記算出した時間が前記時間範囲に入っているかどうかを判断することを特徴とする。
本発明の第2の手段は、レシピを実行することにより基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、基板に処理を施す基板処理装置において、前記各部品から受信するデータを取得し、前記データを監視することにより基板処理装置の異常を検出する方法であって、前記各部品のうち一つの部品に対して複数の項目のうち一つの項目を選択して、当該項目に関するデータを検出する条件を規定する検出条件を設定し、当該検出条件とは別に項目を選択して、この項目に関するデータを規定する判定条件を設定し、前記検出条件を満たした時間を基準に遅れた時間を示す遅れ時間を設定し、前記項目に関するデータが検出条件を満たしたら、前記レシピが開始してから前記検出条件を満たすまでの時間を算出し、この時間から設定した遅れ時間を加えた時間が前記判定条件を満たしているか判断することを特徴とする。
本発明の第3の手段は、複数のイベントを時系列に発生させながら基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、基板に処理を施す基板処理装置において、前記イベントが発生する際に前記各部品から受信するデータを取得し、前記データを監視することにより基板処理装置の異常を検出する方法であって、前記各イベントのうちどのイベ
ントが発生した基準となる時刻を規定する検出条件と、前記イベントを実行する際に動作する複数の部品のうち任意の部品に対して複数の項目のうち一つの項目を選択して、当該選択された項目に関するデータが所定の範囲内に入っているか規定する判定条件と、前記検出条件で規定した時刻を基準にした時間を示すディレー時間とを設定し、前記検出条件で規定したイベントの発生を検出した時刻を基準時間とし、この基準時間に設定したディレー時間を加えた時間を計算し、前記計算した時間における前記判定条件で選択された項目に関するデータが前記所定の範囲内に入っているかを判断することを特徴とする。
本発明の第4の手段は、複数をイベントが時系列に発生させながら基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、基板に処理を施す基板処理装置において、前記イベントが発生する際に前記各部品から受信するデータを取得し、前記データを監視することにより基板処理装置の異常を検出する方法であって、前記各イベントのうちどのイベ
ントが発生した基準となる時刻を規定する検出条件と、前記検出条件で設定されたイベントとは異なるイベントが発生する時刻が所定の時間範囲内に入っているか規定する判定条件とを設定し、前記検出条件で設定されたイベントが発生してから、前記判定条件で設定されたイベントが発生する時間が所定の範囲内に入っているかを判断することを特徴とする。
また、本発明は、上記第1の手段から第4の手段を備える基板処理装置や群管理装置やこの群管理装置に接続される複数の基板処理装置を含む基板処理システムも含む。
本発明において、イベントとは、レシピを制御するパラメータ(温度、ガス流量、圧力)や実際に検出されるこれら温度等のデータのようなアナログデータではなく、例えば、バルブの開閉状態(バルブ開(ON),バルブ閉(OFF))、レシピが実行されたかどうかなどのデータ、レシピのステップがあるステップから次のステップへ進んだことを示すデータなどのディジタルデータを示す。部品とは、例えば、制御部(搬送制御部、温度制御部等)や各センサや各アクチュエータなどの基板処理装置を構成する全てのものを示す。項目とは、ある部品に対して設定される又は測定される項目のことをいい、例えば、熱電対については、モニタ値(実測値)が該当し、MFC(Mass Flow Controller)では設定値やモニタ値(実測値)やバルブ電圧などが該当する。
本発明によれば、従来の上下限値チェックの方法では検知できなかった異常状態を検知できるとともに、従来できなかった複数の値の相関の異常を検知することができる。また、チャンバ状態によりイベント遷移タイミングが変化するような処理を行う場合でも、そのような外乱に左右されず適切な判断をすることができる。更に、従来の上下限チェック方法ではできなかった装置の動作タイミングの異常を検知することできる。
本発明の実施形態に係る基板処理装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置を示す透視側面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理システムの構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る基板処理システムの詳細な構成を示すブロック図である。 ヒータ温度制御時に変化の様子を示す図である。 従来の上下限値の設定を示す図である。 従来の上下限値設定の問題点の一つを示す図である。 従来の上下限値設定の別の問題点を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置で実施されるレシピの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る異常検出プログラムを説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る異常検出プログラムを説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係る異常検出プログラムを説明する図である。 本発明の第4の実施形態に係る異常検出プログラムを説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る異常検出を行う第1の設定画面を示す図である。 第1の設定例による本発明の第1の実施形態に係る異常検出方法を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る異常検出を行う第2の設定画面を示す図である。 第2の設定例による本発明の第1の実施形態に係る異常検出方法を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る異常検出を行う第1の設定画面を示す図である。 第1の設定例による本発明の第2の実施形態に係る異常検出方法を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る異常検出を行う第2の設定画面を示す図である。 第2の設定例による本発明の第2の実施形態に係る異常検出方法を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る異常検出方法を説明する他の実施例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る異常検出を行う第1の設定画面を示す図である。 第1の設定例による本発明の第3の実施形態に係る異常検出方法を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係る異常検出を行う第2の設定画面を示す図である。 第2の設定例による本発明の第3の実施形態に係る異常検出方法を説明する図である。 本発明の第4の実施形態に係る異常検出を行うための設定画面を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る異常検出方法を説明する図である。
本発明を実施する最良の形態において、基板処理装置は、一例として、半導体装置(IC)の製造方法における処理装置を実施する半導体製造装置として構成されている。なお、以下の説明では、基板処理装置として基板に酸化、拡散処理やCVD処理などを行なう縦型の装置(以下、単に処理装置という)を適用した場合について述べる。図1は、本発明に適用される基板処理装置の斜視図として示されている。また、図2は図1に示す基板処理装置の側面透視図である。
図1および図2に示されているように、シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納したウエハキャリアとしてフープ(基板収容器。以下ポッドという。)110が使用されている本発明の基板処理装置100は、筐体111を備えている。筐体111の正面壁111aの正面前方部にはメンテナンス可能なように設けられた開口部としての正面メンテナンス口103が開設され、この正面メンテナンス口103を開閉する正面メンテナンス扉104、104がそれぞれ建て付けられている。筐体111の正面壁111aにはポッド搬入搬出口(基板収容器搬入搬出口)112が筐体111の内外を連通するように開設されており、ポッド搬入搬出口112はフロントシャッタ(基板収容器搬入搬出口開閉機構)113によって開閉されるようになっている。ポッド搬入搬出口112の正面前方側にはロードポート(基板収容器受渡し台)114が設置されており、ロードポート114はポッド110を載置されて位置合わせするように構成されている。ポッド110はロードポート114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、ロードポート114上から搬出されるようになっている。
筐体111内の前後方向の略中央部における上部には、回転式ポッド棚(基板収容器載置棚)105が設置されており、回転式ポッド棚105は複数個のポッド110を保管するように構成されている。すなわち、回転式ポッド棚105は垂直に立設されて水平面内で間欠回転される支柱116と、支柱116に上中下段の各位置において放射状に支持された複数枚の棚板(基板収容器載置台)117とを備えており、複数枚の棚板117はポッド110を複数個宛それぞれ載置した状態で保持するように構成されている。筐体111内におけるロードポート114と回転式ポッド棚105との間には、ポッド搬送装置(基板収容器搬送装置)118が設置されており、ポッド搬送装置118は、ポッド110を保持したまま昇降可能なポッドエレベータ(基板収容器昇降機構)118aと搬送機構としてのポッド搬送機構(基板収容器搬送機構)118bとで構成されており、ポッド搬送装置118はポッドエレベータ118aとポッド搬送機構118bとの連続動作により、ロードポート114、回転式ポッド棚105、ポッドオープナ(基板収容器蓋体開閉機構)121との間で、ポッド110を搬送するように構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部における下部には、サブ筐体119が後端にわたって構築されている。サブ筐体119の正面壁119aにはウエハ200をサブ筐体119内に対して搬入搬出するためのウエハ搬入搬出口(基板搬入搬出口)120が一対、垂直方向に上下二段に並べられて開設されており、上下段のウエハ搬入搬出口120、120には一対のポッドオープナ121、121がそれぞれ設置されている。ポッドオープナ121はポッド110を載置する載置台122、122と、ポッド110のキャップ(蓋体)を着脱するキャップ着脱機構(蓋体着脱機構)123、123とを備えている。ポッドオープナ121は載置台122に載置されたポッド110のキャップをキャップ着脱機構123によって着脱することにより、ポッド110のウエハ出し入れ口を開閉するように構成されている。
サブ筐体119はポッド搬送装置118や回転式ポッド棚105の設置空間から流体的に隔絶された移載室124を構成している。移載室124の前側領域にはウエハ移載機構(基板移載機構)125が設置されており、ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125aおよびウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bとで構成されている。図1に模式的に示されているようにウエハ移載装置エレベータ125bは耐圧筐体111右側端部とサブ筐体119の移載室124前方領域右端部との間に設置されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびウエハ移載装置125aの連続動作により、ウエハ移載装置125aのツイーザ(基板保持体)125cをウエハ200の載置部として、ボート(基板保持具)217に対してウエハ200を装填(チャージング)および脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
移載室124の後側領域には、ボート217を収容して待機させる待機部126が構成されている。待機部126の上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202の下端部は、炉口シャッタ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。
図1に模式的に示されているように、耐圧筐体111右側端部とサブ筐体119の待機部126右端部との間にはボート217を昇降させるためのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設置されている。ボートエレベータ115の昇降台に連結された連結具としてのアーム128には蓋体としてのシールキャップ219が水平に据え付けられており、シールキャップ219はボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。 ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50〜125枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
図1に模式的に示されているように移載室124のウエハ移載装置エレベータ125b側およびボートエレベータ115側と反対側である左側端部には、清浄化した雰囲気もしくは不活性ガスであるクリーンエア133を供給するよう供給ファンおよび防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134が設置されており、ウエハ移載装置125aとクリーンユニット134との間には、図示はしないが、ウエハの円周方向の位置を整合させる基板整合装置としてのノッチ合わせ装置135が設置されている。クリーンユニット134から吹き出されたクリーンエア133は、ノッチ合わせ装置135およびウエハ移載装
置125a、待機部126にあるボート217に流通された後に、図示しないダクトにより吸い込まれて、筐体111の外部に排気がなされるか、もしくはクリーンユニット134の吸い込み側である一次側(供給側)にまで循環され、再びクリーンユニット134によって、移載室124内に吹き出されるように構成されている。
次に、本発明の基板処理装置100の動作について説明する。図1および図2に示されているように、ポッド110がロードポート114に供給されると、ポッド搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放され、ロードポート114の上のポッド110はポッド搬送装置118によって筐体111の内部へポッド搬入搬出口112から搬入される。搬入されたポッド110は回転式ポッド棚105の指定された棚板117へポッド搬送装置118によって自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、棚板117から一方のポッドオープナ121に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、棚板117から一方のポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載されるか、もしくは直接ポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載される。この際、ポッドオープナ121のウエハ搬入搬出口120はキャップ着脱機構123によって閉じられており、移載室124にはクリーンエア133が流通され、充満されている。例えば、移載室124にはクリーンエア133として窒素ガスが充満することにより、酸素濃度が20ppm以下と、筐体111の内部(大気雰囲気)の酸素濃度よりも遥かに低く設定されている。
載置台122に載置されたポッド110はその開口側端面がサブ筐体119の正面壁119aにおけるウエハ搬入搬出口120の開口縁辺部に押し付けられるとともに、そのキャップがキャップ着脱機構123によって取り外され、ウエハ出し入れ口を開放される。ポッド110がポッドオープナ121によって開放されると、ウエハ200はポッド110からウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてピックアップされ、図示しないノッチ合わせ装置135にてウエハを整合した後、移載室124の後方にある待機部126へ搬入され、ボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aはポッド110に戻り、次のウエハ110をボート217に装填する。
この一方(上段または下段)のポッドオープナ121におけるウエハ移載機構125によるウエハのボート217への装填作業中に、他方(下段または上段)のポッドオープナ121には回転式ポッド棚105から別のポッド110がポッド搬送装置118によって搬送されて移載され、ポッドオープナ121によるポッド110の開放作業が同時進行される。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、炉口シャッタ147によって閉じられていた処理炉202の下端部が、炉口シャッタ147によって、開放される。続いて、ウエハ200群を保持したボート217はシールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されることにより、処理炉202内へ搬入(ローディング)されて行く。
ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に任意の処理が実施される。処理後は、図示しないノッチ合わせ装置135でのウエハの整合工程を除き、概上述の逆の手順で、ウエハ200およびポッド110は筐体の外部へ払出される。
次に、本実施形態の基板処理装置100を用いた基板処理システム300の一例を図3及び4に基づいて説明する。
図3に示すように、基板処理システム300は、群管理装置302、上述した少なくとも1台(本図においては2台)の基板処理装置100、管理装置302と少なくとも1台(本図においては2台)の基板処理装置100とを接続する例えばLAN(Local Area Network)などの通信回線304を有する。尚、群管理装置302は、入力手段342や表示画面344を備えている表示部310等を有する一般的なパソコンの形態としているが、特にパソコンと同じ形態に限られない。基板処理装置100の前面には、表示画面352を備えた表示部350が設けられている。
図4は、本実施形態におけるコントローラのハードウェア構成を図示している。
図4に示すように、群管理装置302は、制御部306、記憶部308及び表示部310を有する。制御部306は、記憶部308及び表示部310との間におけるデータの入出力を行なう。また制御部306は、第1のデータ収集プログラムを有し、該データ収集プログラムに従って、通信回線304を介して基板処理装置100に対するデータの入出力を行なうようになっている。記憶部308は、制御部306から出力されたデータを記憶(格納)し、また該記憶部308に記憶されているデータを制御部306に出力する。表示部310は、後述する表示画面344を有し、制御部306から出力されたデータを該表示画面344に表示する。この表示部310を操作することにより、基板処理装置100において収集するデータの種類、データ収集の周期及びアラーム発生条件等の設定が行なわれる。
基板処理装置100は、メイン制御システム312とサブ制御システム316を有する。主制御部(メイン制御システム)312には記憶手段としての記憶部314及び副制御部(サブ制御システム)316等が接続されている。副制御部316は、搬送制御部(搬送コントローラ)318、温度制御部(温度コントローラ)320及びガス制御部(ガスコントローラ)322を有する。搬送制御部318にはフォトセンサ326及びカセットセンサ328が接続され、温度制御部320には温度センサ330が接続され、ガス制御部322にはPLC(Programmable Logic Controller)ユニット324を介してバルブI/Oユニット332及びインタロックI/Oユニット334に接続されている。なお、PLCユニット324は、ガス制御部322を介さずに主制御部312に接続されていてもよい。尚、主制御部312の表示部350には図示されていない入力手段が接続されている。
副制御部316は、主制御部312より出力された各制御部(搬送制御部318、温度制御部320及びガス制御部322)に関する設定データにより各アクチュエータ(図示省略)を動作させ、また各センサ(フォトセンサ326、カセットセンサ328及び温度センサ330)より出力される検出データに基づいて再度各アクチュエータの動作を制御するようになっている。
搬送制御部318は、フォトセンサ326より出力される検出データ(位置検出データ)に基づいてアクチュエータ(図示省略)を作動させ搬送ロボットの動作を制御する。また、搬送制御部318は、カセットセンサ328より出力される検出データ(ポッド(カセット)の載置状態を検出するデータ)に基づいてアクチュエータ(図示省略)を作動させポッドの動作を制御する。温度制御部320は、温度センサ330より出力される検出データ(温度検出データ)に基づいてヒータ(図示省略)を制御し、また主制御部312の要求に応じて該検出データを主制御部312に出力するようになっている。ガス制御部322は、PCLユニット324を介して炉内に供給するガス流量を制御する。より具体的には、ガス制御部322は、後述するマスフローコントローラより出力される検出データ(ガス流量検出データ)に基づいて、流量調整バルブ(図示省略)を制御し、また主制御部312の要求に応じて該検出データを主制御部312に出力するようになっている。PLCユニット324は、バルブI/Oユニット332より出力されるバルブ開閉検出データやインタロックI/Oユニット334より出力されるインタロック信号などを用いて例えばシーケンスプログラム等によりバルブの開閉制御を行なう。ここで、インタロックとは装置の誤操作や誤作動に対する防御回路をいう。
なお、各センサ(フォトセンサ326、カセットセンサ328及び温度センサ330)及び各入出力装置(バルブI/Oユニット332及びインタロックI/Oユニット334)から副制御部316に出力される各検出データは、アナログ信号でもよいし、ディジタル信号(例えばRS−232CやDeviceNet等の通信リンクを用いた信号)でもよい。また、図示しないI/O制御ユニットを介して各センサ(フォトセンサ326、カセットセンサ328及び温度センサ330)の入出力(I/O)を制御するようにしてもよい。このI/O制御ユニットは、主制御部312に直接接続してもよいし、副制御部316を介して主制御部312に接続するようにしてもよい。
記憶部314は、主制御部312から出力されたデータを収集(記憶)し、また該記憶部314に記憶されているデータを制御部312に出力する。また、この記憶部314にはユーザにより設定されたレシピや各装置を制御する制御パラメータ等のデータが格納されている。
主制御部312は、副制御部316より出力される各センサ(フォトセンサ326、カセットセンサ328及び温度センサ330など)の検出データを監視し、該検出データに基づいて各制御部(搬送制御部318、温度制御部320及びガス制御部322など)に関する設定データ等を副制御部316に出力する。また、主制御部312は、第2のデータ収集プログラムを有し、該第2のデータ収集プログラムに従って副制御部316より出力される各センサ(フォトセンサ326、カセットセンサ328及び温度センサ330など)の検出データを取得したときの時刻データに対応付けて(タイムスタンプを刻印して)記憶部314に収集(記憶)するようになっている。また、主制御部312は、この収集データ(副制御部316より出力される各センサ(フォトセンサ326、カセットセンサ328及び温度センサ330など)の検出データ)を時刻データ(タイムスタンプ)と共に必要に応じて不揮発性記憶手段(図示省略)に格納する(トレースデータを収集する)ようになっている。さらに、主制御部312は、群管理装置302の制御部306からの要求に応じて、記憶部314に記憶された収集データ等を群管理装置302に出力するようになっている。したがって、群管理装置302の制御部306は、この収集データ等により基板処理装置100の主制御部312の動作状態を監視及び制御するようになっている。
なお、主制御部312と副制御部316との通信にはSECS/HSMSなどの半導体製造装置専用のプロトコルやTCP/IP及びXML/SOAPなどのプロトコルが用いられる。
更に、主制御部312は、後述する異常検出プログラム1(異常検出プログラム1-1,1-2,1-3,1-4の総称)によって、基板処理装置100の異常を検出することができる。これら異常検出プログラム1は装置のプロセスレシピRUN又は主制御部312の電源ONより開始される。表示画面より検出条件や判定条件やディレー時間等の条件が入力される(規定される)。入力後、前記異常検出プログラムが実行されると、第2のデータ収集プログラムより検出されるデータのうち所定のチェック項目に関するデータが前記検出条件を満たすかどうかチェックされる。前記検出条件を満たしたら前記判定条件を満たすかどうかチェックされる。尚、本実施例では、異常検出プログラム1は主制御部312に組み込まれるようにしてあるが、群管理装置302に組み込んでも構わない。
図9は、本発明において実行されるレシピの一部を示したものである。ここで、図9を基に本発明の基板処理装置100の動作について説明する。RecipeSTARTは、プロセスレシピの実行開始を示す。TransSTART、TransENDはそれぞれボート217が処理炉202内への搬入開始及び終了を示す。また、HeatUpSTART、HeatUpCOMPは所定の温度への処理炉202の加熱開始及び終了を示す。以後は、この温度に一定に保たれた状態でボート217に装填されたウェハ200に処理が施され、処理が終了したら処理炉202の降温処理及びボート217の搬出処理が施され、その後、前記ボート217に装填されたウェハ200は外部へ払いだされる。また、右側の時刻は、図5等に横軸の時間と適応している。これらRecipeSTART(実際には、レシピ実行を示すディジタルデータ)等もイベントとして扱われる。また、温度(CH1〜CH4)が所定の温度に設定されている。ここで、温度(CH1)は、縦方向に複数のゾーン(本実施例では4つ)に分割されたヒータのうち一番上のゾーンの温度を示す。以下、温度(CH2)、温度(CH3)、温度(CH4)の順に下側の温度を示す。尚、項目としては、これらに限らず追加変更等は容易に行える。これらのデータは前記第1および第2のデータ収集プログラムにより収集されるデータであり、後述する異常検出プログラム1によって検証されるデータである。
本発明は、例えば、上記基板処理装置100が図9に示されたようなレシピを実行するとともに異常検出プログラム1が実行されるので、前記基板処理装置100を構成する複数の部品から受信するデータを取得し、前記データを監視し、予め設定された所定の条件を満たしたら前記データを異常検出するための読み込みを開始して、該読み込まれたデータが予め設定された条件を満たすか否か判定することにより前記基板処理装置100の異常を検出することができる。ここで、前記異常検出プログラム1を利用した異常検出方法についていくつか実施例を挙げて説明する。
図10は本発明の第1の実施形態に係る異常検出プログラム1-1を示すフローチャートである。ここでは、Timestamp,データ項目1,データ項目2,・・・,データ項目nを列項目とした表形式のデータとして処理フローを説明する。
(ステップ1)では、処理フラグを初期化する。(ステップ2)では、最初のTimestampのデータ(Timestamp,データ項目1,データ項目2,・・・,データ項目nを列項目とした表形式のデータ)を1行読み込む。(ステップ3)では、上下限値チェックの検出条件種別を上記データ項目から判別する。検出条件2が指示値(SetPoint)12と指定されている場合は、(ステップ4)に進む。安定条件(STB)13が指定されている場合は(ステップ5)に進む。(ステップ4)では、(ステップ2)で読み込んだデータの中から検出条件2に指定されたチェック対象項目11を探し、その値が指示値(SetPoint)12で設定した値(SetPoint値)と比べて、以上(≧)、大きい(>)、小さい(<)、以下(≦)のどの状態になっているかをチェックし(尚、本フローでは実施例として、「検索条件項目≧SetPoint値」になっていることを確認する。)、検出条件2を満たしていたら(ステップ6)へ進む。(ステップ5)では、(ステップ2)で読み込んだデータの中から検出条件2に指定されたチェック対象項目11を探し、その値が「Low≧検出条件項目≧Up」の検出条件2が継続して成立している時間を計測し、その計測時間がTimeより長いと判定したら(ステップ6)へ進む。(ステップ6)では、検出フラグをONにする。(ステップ7)では、検出フラグがONであれば、判定期間フラグをONにし、また、検出フラグOFFであれば、判定期間フラグはそのままにして、(
ステップ8)へ進む。(ステップ8)では、判定フラグがOFFの場合、判定処理をせずに、ステップ2に戻り次のTimestampのデータを読み込み、後は上記の処理を実行する。判定期間フラグがONであれば、LowLim≦Timestamp≦Uplimになっているかをチェックし、成立していれば「判定OK」と判断し、不成立であれば「判定NG」と判断する。これらの一連の処理を上下限値チェックするデータの先頭行から最終行まで順次(ステップ2)でデータを読み込みながら繰り返し処理をする。
以上のフローチャートを用い、基板処理装置の異常検出を行う実施例を図14〜図17を用いて説明する。
あるヒータ温度(TEMP_VALUE_CH1)に対して図14のように上下限チェック条件が主制御部312の表示画面352にて設定される。すると図15に示すような上下限値チェックが行われる。尚、図15は、主制御部312の表示画面352に表示するようにしても良い。ここで、TEMP_VALUE_CH1は、温度(CH1)として図9に示された複数のゾーンに分割されたヒータで一番上のゾーンの温度実測値(前記一番上のゾーンの温度を測定する熱電対の温度モニタ値)を示す。
図14の設定画面354では、チェック対象項目11として、“TEMP_VALUE_CH1”が選択されている。データを検出する条件である検出条件2として、750℃以上が設定されている。検出したデータが異常かどうか判定する条件である判定条件2として、下限値”00:05:00“、上限値として”00:07:00“が設定されている。尚、これらの時間は、昇温が始まってからの時刻(相対時刻)である。検出条件(DETECTION Condition)2を設定する画面上で、Itemはチェック対象項目(対象)11、Setpointは指示値12、STBは安定条件13を意味する。
図14の条件設定でチェックを実行すると、“TEMP_VALUE_CH1”の値が、昇温開始から検出条件2である750℃以上になるポイント(時刻)を検出し、昇温開始からそのポイントまでの経過時間を算出する。その時間が判定時間3の下限値(”00:05:00“)と上限値(”00:07:00“)の範囲内に入っているかを判断する。範囲内に入っている場合はOK判定となり、外れている場合(例えば、”00:04:00“で750℃に既に到達したり、逆に”00:07:00“経っても750℃に到達しなかったりした場合)はNG判定となりアラームを発報する。尚、この説明では条件の設定を「750℃”以上“」として説明したが、この条件は「750℃”以下“」と設定することもできるし、「750℃”を超える”」や「750℃”未満”」という設定も選択できる。
あるヒータ温度(TEMP_VALUE_CH1)に対して図16のように上下限チェック条件が主制御部312の表示画面352にて設定される。すると図17に示すような上下限値チェックが行われる。尚、図17は、主制御部312の表示画面352に表示するようにしても良い。
図16の条件設定では、チェック対象項目11として、“TEMP_VALUE_CH1”が選択されている。データを検出する条件である検出条件2として、840℃から860℃の範囲内に1分間連続して収まっているポイント(時刻)が設定されている。検出したデータが異常かどうか判定する条件である判定条件3として、下限値”00:08:30“、上限値として”00:09:30“が設定されている。尚、これらの時間は、昇温が始まってからの時刻(相対時刻)である。
図16の設定画面355でチェックを実行すると、“TEMP_VALUE_CH1”の値が、840℃から860℃の範囲内に1分間連続して収まっているポイントを検出し、昇温開始からそのポイントまでの経過時間を算出する。その時間が判定条件の下限値(”00:08:30“)と上限値(”00:09:30“)の範囲内に入っているかを判断する。
この異常検出方法の利用パターンは、以下のようなケースが考えられる。本実施形態に係る基板処理装置は通常同じレシピを繰り返し実行するので、加熱装置に用いられるヒータは、図15若しくは図17のような同じ昇温カーブを描くはずである。従って、加熱装置が正常に動作していれば、昇温開始からある温度(本実施形態では850℃)に到達するまでにかかる時間は一定となる。
加熱装置の制御異常で必要以上に早く温度が上がってしまった場合や、加熱装置を長く使用していくうちにヒータ性能劣化などにより昇温速度が遅くなった場合など、温度変化の過渡期の性能に異常がある場合に、この異常検出方法で簡単に検出することができる。
図11は本発明の第二の実施形態に係る異常検出プログラム1-2を示すフローチャートである。ここでのデータも実施例1に用いたデータと同様である。また、(ステップ1)から(ステップ6)までも同じ処理を行うので説明を省略する。(ステップ7)では、検出フラグがONであれば、ディレー時間4を計測するために、時間カウンタ2で検出フラグがONしてからの時間を計測する。その計測した時間がDelayTime(ディレー時間)4より以上になったら、判定期間フラグをONする。また、検出フラグがOFFの場合、また、時間カウンタ2で計測した時間がDelayTime(ディレー時間)4より小さい場合は、判定期間フラグをONにしない。(ステップ8)では、判定期間フラグがOFFのときは、判定処理をせずに、(ステップ2)に戻り次のデータを読み込む。判定期間フラグがONの場合、判定条件種別を判断する。判定条件3が指示値(SetPoint)12と指定されている場合は、(ステップ9)に進む。安定条件(STB)13が指定されている場合は(ステップ10)に進む。(ステップ9)では、読み込んだデータの中から判定条件3に指定されたチェック対象項目11を探し、その値が指示値(SetPoint)12と比べて、以上(≧)、大きい(>)、小さい(<)、以下(≦)のどの状態になっているかをチェックし(尚、本フローでは実施例として、「検索条件項目≧SetPoint値」になっていることを確認する。)、判定条件3が成立していれば「判定OK」と判断し、不成立であれば「判定NG」と判断する。(ステップ10)では、(ステップ2)で読み込んだデータの中から判定条件3に指定されたチェック対象項目11を探し、その値が「Low≧検出条件項目≧Up」の判定条件3が継続して成立している時間を計測し、その計測時間がTimeより長い場合は、「判定OK」と判断し、短い場合は、「判定NG」と判断する。これらの一連の処理を上下限値チェックするデータの先頭行から最終行まで順次(ステップ2)でデータを読み込みながら繰り返し処理をする。
以上のフローチャートを用い、基板処理装置の異常検出を行う実施例を図18〜図21を用いて説明する。
あるヒータ温度(TEMP_VALUE_CH1)に関して図18のように上下限チェック条件が主制御部312の表示画面352にて設定される。すると図19に示すような上下限値チェックが行われる。尚、図19は、主制御部312の表示画面352に表示するようにしても良い。図18では、図14や図17と異なり、検出条件2と判定条件3とディレー時間4を用いた設定画面356になっている。
この図18の設定画面356では、検出条件2として、チェック対象項目11に、“TEMP_SET_CH1”が選択され、この温度が760℃以上と設定されている。判定条件3として、チェック対象項目11に、“TEMP_VALUE_CH1”が選択され、この温度が840℃以上と設定されている。更に、ディレー時間4として、例えば、+00:02:30が設定されている。このディレー時間4は、検出条件2を満たした時間からの時刻である。このヒータが正常な場合には、760℃に設定された時間から2分30秒の間に少なくとも840℃以上になっているため、このように設定している。
図18の条件設定でチェックを実行すると、“TEMP_SET_CH1”(図19では点線で示す。)の値が、検出条件2である760℃以上になるポイント(時刻)を検出し、このポイントから設定画面で示されるディレー+00:02:30で示されるように2分30秒経過後に、“TEMP_VALUE_CH1”の値が、判定条件3である840℃以上になっているか判断する。
あるヒータ温度(TEMP_VALUE_CH1)に関して図20のように上下限チェック条件が主制御部312の表示画面352にて設定される。すると図21に示すような上下限値チェックが行われる。尚、図21は、主制御部312の表示画面352に表示するようにしても良い。
図20の設定画面357において、検出条件2は、チェック対象項目11として、“TEMP_VALUE_CH1”が選択され、この “TEMP_VALUE_CH1”の温度が760℃以上と設定されている。判定条件3は、チェック対象項目11として、“TEMP_VALUE_CH2”が選択され、この温度が、840℃と860℃の間で1分30秒間安定する時間と設定される。更に、
ディレー時間4として”00:01:30“が設定される。
図20の条件設定でチェックを実行すると、“TEMP_VALUE_CH1”の値が、検出条件2である760℃以上となるポイントを検出し、そのポイントから00:01:30時間を経過したポイントから“TEMP_VALUE_CH2”の値が、判定条件3である840℃〜860℃の範囲内に1分30秒間連続して収まっているかを判断する。
このような異常検知方法の利用パターンは、以下のようなケースが考えられる。ヒータの温度設定値をランピングして上げていったときに、設定値を変更してもすぐにヒータ温度が追従することはなくある程度遅れを持って変化する。その遅れ具合を判断するために、温度設定値がある値になってから、ある時間経過後の温度モニタ値が想定している温度
になっているかを判断するために、このような異常検出方法が用いられる。
また、別の例としては、加熱装置には複数のゾーン(本実施例は4ゾーン)制御ヒータが使用されており、ゾーン間の温度偏差も加熱装置性能としては重要である。このような場合、基準ゾーンの温度(例えば、CH1)がある温度になったときに、他のゾーンの温度もある範囲の温度になっていないといけないといった場合に、このような検出方法が用いられる。
また、本実施の形態では、温度データにのみ着目しているが、一般的な真空処理装置等では、チャンバの排気動作とヒータ昇温動作を同時に開始する。ヒータ温度が所定の温度になるまでにチャンバ内圧力が規定の圧力以下になっていかないといけないといった装置運用上の制限事項のチェックにも用いることができる。このときの実施例を図22に示す。
図12は本発明の第三の実施形態に係る異常検出プログラム1-3を示すフローチャートである。本実施例においてデータ及び(ステップ1)と(ステップ2)は、実施例1や実施例2と同じなので説明を省略する。(ステップ3)では、検出条件2であるEventが発生したかチェックする。Eventが発生した場合は、検出フラグをONにして(ステップ4)へ進む。Eventが発生していない場合はそのまま(ステップ4)へ進む。(ステップ4)では、検出フラグがONであれば、ディレー時間4を計測するために、時間カウンタ2で検出フラグがONしてからの時間を計測する。その計測した時間がDelayTime以上の場合、判定期間フラグをONにして(ステップ5)へ進む。検出フラグがOFFの場合、また、検出フラグがONしてからの時間がDelaytime(ディレー時間4)より小さい場合はそのまま(ステップ5)へ進む。(ステップ5)では、判定期間フラグがONかOFFか判定される。判定期間フラグがONの場合は(ステップ6)へ進み、判定期間フラグがOFFの場合は(ステップ2)へ進む。(ステップ6)では、(ステップ2)で読み込んだデータの中から判定条件3に指定されたチェック対象項目11を探し、その値が「Low≧検出条件項目≧Up」の判定条件3を満たしているか判定する。判定条件3を満たしていたら「判定OK」と判断し、満たしていない場合は、「判定NG」と判断する。これらの一連の処理を上下限値チェックするデータの先頭行から最終行まで順次(ステップ2)でデータを読み込みながら繰り返し処理をする。
以上のフローチャートを用い、基板処理装置の異常検出を行う実施例を図23、図24を用いて説明する。
基板処理装置はレシピに従って、バルブやポンプ、サブ制御システム316であるサブコントローラ等の基板処理装置を構成する部品を動作させ基板(ウェハ)に処理を行う。この動作一つ一つをイベントと称する。例えば、後述する「スロー排気バルブをOPEN」という動作を一つのイベントと呼ぶ。「ポンプを起動する」というのも一つのイベントである。上記部品の動作は、このようなイベントの発生が時系列で並んでいると見ることができる。例えば、レシピでは、あるイベントが発生したとき、またはあるイベントが発生した後n秒経過したときに、上記部品のある値(本実施の形態では、圧力)が規定値に設定される。
あるヒータ温度(TEMP_VALUE_CH1)に関して図23のように上下限チェック条件が主制御部312の表示画面352にて設定される。図23の設定画面358において、検出条件2としてイベント(Event)である「HeatUp_START」項目が指定されており、ディレー時間4として、+00:04:15が設定されている。判定条件3として、「TEMP_VALUE_CH1」イベントが指定され、下限値として840、上限値として860が設定されている。図23の条件設定でチェックを実行すると、例えば、図24のようにHeatUp_STARTイベントが発生した後、ディレー時間(4分15秒)後に判定条件である「TEMP_VALUE_CH1」の
温度が840℃〜860℃の範囲内に収まっているかを判断する。尚、図24は、主制御部312の表示画面352に表示するようにしても良い。
この方法であれば、HeatUp_STARTイベントの前に移載動作などがあり、この移載動作によりレシピ開始後の加熱装置の動作時間にズレが生じても、チェックはHeatUpイベント以降の動作には時間のズレが無いので、正しくチェックを行うことができる。
また、図25において、検出条件2として「メイン排気バルブOPEN」イベントが指定されており、ディレー時間4として、+00:03:00が設定されている。判定条件3として、「ChamberPress」項目が指定され、下限値として0、上限値として1×10Paが設定されている。
図25の設定画面359では、例えば、図26のように真空排気装置の装置性能として、「メイン排気バルブをOPEN」した後、ディレー時間4である3分以内に「チャンバ内圧力」が10Pa以下になるという判断ができる。尚、図26は、表示部312の表示画面に表示するようにしても良い。
つまり、検出条件2としてイベントを指定(今の場合「メイン排気バルブOPEN」イベントを指定)する。指定されたディレー時間後、検査項目(今の場合、Press)が1×10Pa以下になっているかを確認する。確認した結果、1×10Pa以下になっていればOK判定とし、1×10Pa以下に達していなければNG判定とする。
この異常検出方法を用いれば、例えばメイン排気バルブを開ける前のイベントが何らかの原因で時間が遅れたとしても、そのような外乱に左右されず正常かどうかの判断をすることができる。
図13は本発明の第4の実施形態に係る異常検出プログラム1-4を示すフローチャートである。ここでのデータも実施例1〜実施例3に用いたデータと同様である。(ステップ1)では、処理フラグを初期化する。ここで、実施例1から実施例3とは異なり、“イベントA検出フラグ“、”イベントB検出フラグ“、“判定期間フラグ“3つある。それぞれをOFFと設定する。(ステップ2)では最初のTimestampのデータを一行読み込む。(ステップ3)では、イベントAが既に発生済みを示す“イベントA検出フラグ“がONの場合、(ステップ4)へ進む。また、“イベントA検出フラグ“がOFFの場合、イベントAが発生しているかチェックし、発生していたらイベントA検出フラグをONにするとともに、この行のTimestampを記憶(これを”TimestampA“とする)し、(ステップ2)へ戻る。(ステップ4)では、イベントBが既に発生済みを示す”イベントB検出フラグ“がONの場合、次の(ステップ5)へ進む。また、“イベントB検出フラグ“がOFFの場合、イベントBが発生しているかチェックし、発生していたらイベントB検出フラグをONにするとともに、この行のTimestampを記憶(これを”TimestampB“とする)し、判定期間フラグをONにして、次の(ステップ5)へ進む。(ステップ5)では、判定期間フラグがOFFの時は、判定処理を行わずに、ステップ2に戻り次のデータを読み込む。また、判定期間フラグがONの時は、イベントBの発生Timestamp−イベントAの発生Timestampを計算し、その計算結果がLower≦計算結果≦Upperの条件を満たしていたら「判定OK」と判断し、満たしていない場合は、「判定NG」と判断する。
以上のフローチャートを用い、基板処理装置の異常検出を行う実施例を図27、図28を用いて説明する。
あるイベントが指示されてからそのイベントが終了するまでを示した図28と図28に関する設定を行なう設定画面である図27を用いる。尚、図27は、主制御部312の表示画面に表示するようにしても良い。
図27において、他の実施例において検出条件2に当たるあるイベント(イベントA)と他の実施例において判定条件3に当たるあるイベント(イベントB)が設定され、判定時間として、下限値1sec、上限値3secが設定されている。図27の設定画面においてチェックを実行すると、図28のようにイベントAが発生した後、イベントBが発生するまでの時刻が1〜3秒の範囲内に収まっているかチェックされる。
具体的に、図28では、イベントA(例えば「バルブA
OPEN指示」イベント)の発生時刻を求め、この時刻を00:00:00と算出する。次に、イベントB(例えば「バルブA OPENセンサ ON」イベント)の発生時刻を求め、これのイベントAからの相対時間を求め、その時間が判定時間で設定した上下限値(1秒から3秒)範囲内に入っているかを確認する。上下限値の範囲内であればOK判定となり、範囲外であればNG判定となる。
この異常検知方法を用いれば、例えば、メイン排気バルブを開ける前のイベントが何らかの原因で時間が遅れたとしても、当該イベントの時間(例えば、OPEN指示をしたOPENセンサがONするまでの時間)は、そのような外乱に左右されずに正常かどうかの判断をすることができる。
本発明における異常検出方法は、基板処理装置の現在値を逐次チェックし、生産中(基板処理中)の異常を即座に見つけるということもできるし、また、基板処理装置の稼動状態をロギングデータとしてデータベースやファイルなどに一旦蓄積し、基板処理後(又は1日の生産の最後)に、蓄積しておいた生産履歴データを取り出してチェックするということもできる。要するに作業者の目的に応じて柔軟に対応できる。
また、本発明において異常が検出された後は、発生した異常の内容によって、予め装置に設定された処理(アラーム処理)が行われる。このアラーム処理は、アラーム名称毎にどのように処理するかを指定される。
1 異常検出プログラム
2 検出条件(DETECTION Condition)
3 判定条件(CHECK Condition)
4 ディレー時間(Delay Time)
11 チェック対象項目(Item)
12 指示値(SetPoint)
13 安定条件(STB)
100 基板処理装置
200 ウェハ
202 処理炉
300 基板処理システム
302 群管理装置
304 通信回線
306 制御部
308 記憶部
310 表示部
312 メイン制御システム
314 記憶部
316 サブ制御システム
318 搬送制御部
320 温度制御部
322 ガス制御部
324 PLCユニット
342 入力手段
344 表示画面
350 表示部
352 表示画面
354 設定画面
355 設定画面
356 設定画面
357 設定画面
358 設定画面
359 設定画面
360 設定画面

Claims (6)

  1. レシピを実行することにより基板に処理を施す基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、各部品からデータを取得し、前記データを監視することにより基板処理装置の異常を検出する方法であって、
    前記各部品のうち一つの部品に対して複数の項目のうち一つの項目を選択し、当該項目に関するデータを検出する条件を規定する検出条件や当該検出条件を満たす時間範囲を規定する判定条件を設定し、
    前記項目に関するデータが検出条件を満たしたら、前記レシピが開始してから前記検出条件を満たすまでの時間を算出し、
    前記算出した時間が前記時間範囲に入っているかどうかを判断する基板処理装置の異常検出方法。
  2. レシピを実行することにより基板に処理を施す基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、各部品からデータを取得し、前記データを監視する制御部を備えた基板処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記各部品のうち一つの部品に対して複数の項目のうち一つの項目を選択し、当該項目に関するデータを検出する条件を規定する検出条件及び前記検出条件を満たすべき時間範囲を規定する判定条件を設定し、
    前記項目に関するデータが検出条件を満たしたら、前記レシピが開始してから前記検出条件を満たすまでの時間を算出し、
    前記算出した時間が前記時間範囲に入っているかどうかを判断する基板処理装置。
  3. 複数のイベントを時系列に発生させながら、基板に処理を施す基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、各部品からデータを取得し、前記データを監視することにより基板処理装置の異常を検出する方法であって、
    前記複数のイベントのうち異常を検出する対象となるイベントが設定される検出条件と、
    前記データが取得される複数の項目のうち少なくとも一つの項目を選択して、前記選択された項目に関するデータが所定の範囲内に入っているか規定する判定条件と、
    前記検出条件に設定された前記イベントが発生した時刻を基準時間とし、この基準時間からの経過時間を示すディレー時間とを設定し、
    異常検出対象の前記イベントが発生した場合に、前記基準時間に前記ディレー時間を加えた時間を計算し、
    前記検出条件に設定された前記イベントを実行する際に動作する前記複数の部品のうち任意の部品から取得されるデータのうち前記判定条件に規定された項目に関するデータが、前記計算した時間において前記判定条件を満たすか判断する基板処理装置の異常検出方法。
  4. 複数のイベントを時系列に発生させながら、基板に処理を施す基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、各部品からデータを取得し、前記データを監視する制御部を備えた基板処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記複数のイベントのうち異常を検出する対象となるイベントが設定される検出条件と、
    前記データが取得される複数の項目のうち少なくとも一つの項目を選択して、前記選択された項目に関するデータが所定の範囲内に入っているか規定する判定条件と、
    前記検出条件に設定された前記イベントが発生した時刻を基準時間とし、この基準時間からの経過時間を示すディレー時間とを設定し、
    異常検出対象の前記イベントが発生した場合に、前記基準時間に前記ディレー時間を加えた時間を計算し、
    前記検出条件に設定された前記イベントを実行する際に動作する前記複数の部品のうち任意の部品から取得されるデータのうち前記判定条件に規定された項目に関するデータが、前記計算した時間において前記判定条件を満たすか判断する基板処理装置。
  5. 複数のイベントを時系列に発生させながら、基板に処理を施す基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、各部品からデータを取得し、前記データを監視することにより基板処理装置の異常を検出する方法であって、
    異常を検出する対象となる部品を動作させる前記複数の部品のうち任意の部品から取得されるデータとして第一のイベントが設定される検出条件と、
    前記検出条件で設定された前記第一のイベントとは異なるイベントであって、前記任意の部品を動作させる第二のイベント及び所定の経過時間範囲を規定する判定条件とを設定し、
    前記検出条件で設定された前記第一のイベントが発生した時刻から、前記判定条件で設定された前記第二のイベントが発生するまでの時刻が、前記判定条件で設定された前記所定の経過時間範囲内に入っているかを判断する基板処理装置の異常検出方法。
  6. 複数のイベントを時系列に発生させながら、基板に処理を施す基板処理装置を構成する複数の部品を動作させることにより、各部品からデータを取得し、前記データを監視する制御部を備えた基板処理装置であって、
    前記制御部は、
    異常を検出する対象となる部品を動作させる前記複数の部品のうち任意の部品から取得されるデータとして第一のイベントが設定される検出条件と、
    前記検出条件で設定された前記第一のイベントとは異なるイベントであって、前記任意の部品を動作させる第二のイベント及び所定の経過時間範囲を規定する判定条件とを設定し、
    前記検出条件で設定された前記第一のイベントが発生した時刻から、前記判定条件で設定された前記第二のイベントが発生するまでの時刻が、前記判定条件で設定された前記所定の経過時間範囲内に入っているかを判断する基板処理装置。
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