JP2013032749A - 電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機 - Google Patents

電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】ディフューザからリターンへの曲がり部での流速を低減させ、さらに流れをスムーズに転向させることにより曲がり損失を低減し、電動送風機効率を向上させることにある。また、この送風機を用いた電動送風機効率が向上することで、吸込仕事率、すなわち出力を向上させた電気掃除機を提供する。
【解決手段】仕切板と、該仕切板の一面に設けられた複数のリターンガイドベーンと、前記仕切板の他面に設けられた複数のディフューザベーンと、電動機と、を有する電動送風機において、前記仕切板の他面には凹部が設けられ、前記複数のディフューザベーンのうち隣り合うディフューザと、前記仕切板とにより流路が設けられ、前記凹部は、前記流路内から前記仕切板外周端部に至るまで設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動送風機及びそれを搭載した電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機用の電動送風機としては、例えば、特開2007−270633号公報(特許文献1)に開示されているものがある。
特開2007−270633号公報に開示されている構造は、電動送風機は、電動機と、この電動機の回転軸に取り付けられた遠心羽根車と、遠心羽根車の周囲に位置するディフューザベーンを有すると共に遠心羽根車からの吹き出し風を整流するディフューザと、遠心羽根車とディフューザを覆うファンケーシングとを備え、ディフューザのディフューザベーン間に形成された通路底面の外周側かつ外周端近傍に、ディフューザの負荷側と反負荷側とを連通する貫通穴を設けたものが記載されている。
特許文献1で開示されている従来技術によると、遠心羽根車からの吹き出し風の一部を、圧力の高い側に位置する貫通穴を通して、ディフューザの裏面に導くことで、ディフューザのディフューザベーン間の通路内での圧力の差を均一化し、電動送風機の高効率化を図っている。
また、その他の従来技術として、例えば特許第4625722号公報(特許文献2)に開示されているものがある。
特許第4625722号公報に開示されている構造は、電動機と、吸込み開口を有するシュラウド及び電動機の回転軸に固定されるハブとを有する遠心羽根車と、電動機と遠心羽根車の間に位置し、遠心羽根車側にディフューザベーンを、反遠心羽根車側にリターンガイドベーンを有するディフューザと、遠心羽根車及びディフューザを内包するファンケーシングとを備え、ディフューザは、ディフューザベーン側とリターンガイドベーン側とを仕切る仕切板に、ディフューザベーンの外周端からそのディフューザベーンの外周側の面に沿って内方に切れ込んだ凹部を具備し、ディフューザベーンのシュラウド側の入口から出口までのベーン長をディフューザベーンのハブ側の入口から出口までのベーン長よりも長くなるように、ディフューザベーンのシュラウド側外径をハブ側外径よりも大きくしたことが記載されている。また、特許文献2で開示されている従来技術によると、ディフューザのハブ側とシュラウド側の流れがディフューザからリターンへの曲がり部で、流路面積を確保でき、ディフューザベーンからリターンガイドベーンへの通気抵抗を低減することができる。
特開2007−270633号公報 特許第4625722号公報
ディフューザは遠心羽根車からの吹き出し風を減速させることで動圧を静圧に回復されるように設けられているが、特許文献1ではディフューザのディフューザベーン間に形成された通路底面の外周側かつ外周端近傍に、負荷側と反負荷側とを連通する貫通穴を設けているため、その貫通穴からの空気の流れがディフューザの主流の減速を阻害する恐れがあった。また、貫通穴からの流れにより、反負荷側のリターンへの流れを阻害する恐れがあった。
さらに、ディフューザから流出した流れは、ディフューザとファンケーシングとの隙間、及びディフューザベーン間に形成された通路底面の外径側に設けられた流路で曲げられリターン側に流入する。貫通穴によりディフューザ出口部と反負荷側のリターン入口部で空気の流れが乱され、この曲がり部での空気流れの損失が増加し、電動送風機効率が低下する恐れがあった。
特許文献2では、ディフューザからの流出した流れは径方向の速度成分を有しているため、ディフューザベーンの外周端からそのディフューザベーンの外周側の面に沿って内方に切れ込んだ切込部では、剥離が発生し易く、切込部に有効に流れることができない。すなわち、切込部では剥離が生じ空気流が流れていかないため、曲がり部の流速が速くなり曲がり損失が増加し電動送風機効率が低下する恐れがあった。
本発明の目的は、ディフューザからリターンへの曲がり部での流速を低減させ、さらに流れをスムーズに転向させることにより曲がり損失を低減し、電動送風機効率を向上させることにある。また、この送風機を用いた電動送風機効率が向上することで、吸込仕事率、すなわち出力を向上させた電気掃除機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、仕切板と、該仕切板の一面に設けられた複数のリターンガイドベーンと、前記仕切板の他面に設けられた複数のディフューザベーンと、電動機と、を有する電動送風機において、前記仕切板の他面には凹部が設けられ、前記複数のディフューザベーンのうち隣り合うディフューザと、前記仕切板とにより流路が設けられ、前記凹部は、前記流路内から前記仕切板外周端部に至るまで設けられていることを特徴とする電動送風機にある。
また、本発明の特徴とするところは、電動機と、吸込み開口を有するシュラウド及び前記電動機の回転軸に固定されるハブとを有する遠心羽根車と、前記電動機と前記遠心羽根車の間に位置し、前記遠心羽根車側にディフューザベーンを、反遠心羽根車側にリターンガイドベーンを有するディフューザと、前記遠心羽根車及びディフューザを内包するファンケーシングとを具備してなり、前記ディフューザは、ディフューザベーン側とリターンガイドベーン側とを仕切る仕切板に、ディフューザベーンの外周端からそのディフューザベーンの外周側の面に沿って内方に切れ込んだ切込部を具備し、前記ディフューザベーンと前記仕切板で形成される流路のハブ面側の前記仕切板の外周端部から流路入口側に向かった凹部を設けた電動送風機にある。
また、発明の特徴とするところは、電動機と、吸込み開口を有するシュラウド及び前記電動機の回転軸に固定されるハブとを有する遠心羽根車と、前記電動機と前記遠心羽根車の間に位置し、前記遠心羽根車側にディフューザベーンを、反遠心羽根車側にリターンガイドベーンを有するディフューザと、前記遠心羽根車及びディフューザを内包するファンケーシングとを具備してなり、前記ディフューザは、ディフューザベーン側とリターンガイドベーン側とを仕切る仕切板に、ディフューザベーンの外周端からそのディフューザベーンの外周側の面に沿って内方に切れ込んだ切込部を具備し、前記ディフューザベーンと前記仕切板で形成される流路のハブ面側の前記仕切板に周方向に隣接する前記ディフューザベーンの重なり部の長さの略1/5の位置より下流側から外周端までで、外周端の流路幅の略1/3より小さい幅を有する凹部を1個または複数個設けた電動送風機にある。
さらに、発明の特徴とするところは、電動送風機及び集塵部を有する掃除機本体と、被清掃面への開口を有する吸口と、前記掃除機本体及び前記吸口とを結ぶ管路とを備え、前記電動送風機によって、前記吸口の室内から前記集塵部に空気を吸引する電気掃除機において、上記に記載した何れかの電動送風機を用いた電気掃除機にある。
本発明によれば、ディフューザベーンと仕切板で形成される流路のハブ面を形成する仕切板の外周端部から流路入口側に向かった凹部を設けることにより、この凹部から縦渦を発生させることができる。この縦渦によって、空気流は切込部に流れ込みやすくなり、切込部の流路面積を十分に確保することができ曲がり部の流速を低下させることができるので曲がり損失を低減することができる。
また、ディフューザの流路内では主流流れがディフューザベーンの負圧面側に偏って流れやすいために、圧力面側に剥離が生じ易い。しかし、仕切板の外周端から流路入口側に向った凹部が、流路内の境界層が薄くなるように働くため剥離を抑制することができる。このため、ディフューザの静圧回復量が増加しディフューザの性能を向上させることができる。すなわち、電動送風機の高効率化を図ることができる。
また、切込部に空気流が流れ易くなるため剥離による損失そのものを低減することができるとともに、曲がり部で流れをスムーズに転向させることができるようになるので曲がり損失を低減することができる。
さらに、この電動送風機を搭載したことにより、吸込仕事率、すなわち出力を向上させた電気掃除機を提供することができる。
本発明によるディフューザの一実施例の平面図である。 本発明によるディフューザの一実施例の斜視図である。 本発明によるディフューザの流路の断面図である。 本発明による凹部の中央断面の展開図である。 本発明による凹部の断面形状である。 本発明によるディフューザの他の流路の断面図である。 本発明の一実施例におけるディフューザの平面図である。 本発明の一実施例おけるディフューザの斜視図である。 本発明の一実施例おけるディフューザの斜視図である。 本発明の一実施例おけるディフューザの斜視図である。 本発明の一実施例における電動送風機の縦断面図である。 図13の電気掃除機における掃除機本体の縦断面図である。 本発明の一実施例における電機掃除機の外観斜視図である。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照し説明する。
電気掃除機は、図13の外観斜視図に示すように、電動送風機および集塵フィルタを内蔵する電気掃除機本体100と、一端が電気掃除機本体100に回転自在に接続されたホース101と、ホース101の他端に一端が設けられたホース手元部102と、ホース手元部102の他端に一端が設けられた延長管103と、延長管103の他端に取り付けられた吸口104とから構成されている。ホース手元部102は、電気掃除機本体100内の電動送風機を制御するためのスイッチ操作部105を備える。
次に、図12に示す電気掃除機における掃除機本体100の縦断側面図を用いて、電気掃除機本体100について説明する。
電気掃除機本体100は、下ケース106、上ケース107及び集塵蓋108により外郭が構成される。集塵蓋108には吸込口109が形成され、その内側には、前記吸込口109に接合される集塵袋110を収容する集塵室111が形成されている。集塵室111の後方には、電動送風機室112が後続し、電動送風機113が収納されている。この電動送風機113の吸気側は、補助フィルタ114を介して集塵室111と連通している。電動送風機113の排気側は、排気室及び排気フィルタを介して排気口115から外部へ開放される。
次に、図11を参照して電動送風機113について説明する。この電動送風機113は、送風機200と電動機201に大別される。送風機200は、遠心羽根車202と、該遠心羽根車202を収納するファンケーシング203及び、ディフューザ204と該ディフューザ204の裏面にリターンガイド205を持つ静止流路部とを含み構成される。遠心羽根車202は吸込み開口を有し、回転軸206に固定されている。
電動機201は、ハウジング207及びエンドブラケット208から成る電動機ケースと、前記電動機ケース内に収納される回転軸206を有する回転子209及び固定子巻線210が巻装された固定子211から構成される。ハウジング207とエンドブラケット208には軸受212が保持され、回転軸206を支持している。
送風機200は、回転軸206の端部にナット213によって固定された遠心羽根車202と、遠心羽根車202の外周側に配置された複数のディフューザベーン204aを有するディフューザ204と、該ディフューザ204の背面側に形成された複数枚のリターンガイドベーン205aを有するリターンガイド205と共に、仕切板214と一体に配置されている。仕切板214には、ディフューザベーン204aの外周端からそのディフューザベーン204aの外周側の面に沿って内方に切れ込んで、その終端が隣接するディフューザベーン204aの外周端に一致する切込部が設けられ、リターンガイド205側に流すための略三角形の形状をした切込部の流路215が形成されている。
遠心羽根車202と、ディフューザ204と、リターンガイド205とを内包し、中央に空気吸込口203aを有し、電動機ケースに接続されるファンケーシング203とから構成されている。
次に、電動送風機113内における空気の流れを説明する。電動機201を駆動して遠心羽根車202を回転させるとファンケーシング203の空気吸込口203aからファンケーシング203内へ空気が流入する。遠心羽根車202内で昇圧及び増速され、遠心羽根車202から吐出された空気流はディフューザベーン204aの間を通過し、ファンケーシング203の内面に当たって、ファンケーシング203の内周と仕切板214の切込部の流路215において、子午面で見て流れが180度方向転換する。
すなわち、外向き流れから内向き流れに方向転換する。内向きに方向に転換した流れは、リターンガイドベーン205aの翼間を通過した後に、ハウジング207へ導入される。このとき、ハウジング207内へ導入された空気流は、ハウジング207内に形成された空気流路を通り、回転子209、固定子巻線210、ブラシ216を冷却してハウジング207の排気口207aから外部へ排出される。
本発明が対象とする掃除機用電動送風機の遠心羽根車202の外径はおおよそφ60mm〜φ120mmの範囲にあり、羽根出口高さはおおよそ6〜12mmの範囲にあり、羽根の板厚はおおよそ0.5〜1.5mmの範囲にあり、羽根枚数はおおよそ6〜9枚の範囲にあり、入力はおおよそ500W〜1500Wの範囲にあり、最高回転数はおおよそ毎分35、000〜50、000回転の範囲にある。
上記のような電動送風機113において効率向上を図るには、ディフューザ204から吐出された空気流の損失を防ぎながらリターンガイド205に流れを転向させる事が重要である。
本発明の一実施例を図1から図4を用い説明する。図1は本発明によるディフューザ204の一実施例の平面図、図2はディフューザ204の斜視図、図3はディフューザ204流路の断面図、図4は凹部217の中央断面の展開図である。
図1から図4に示すように、ディフューザ204とリターンガイド205とを仕切る仕切板214のディフューザベーン204aの外周端側にディフューザベーン204aから流出した空気をリターンガイド205側に流す切込部の流路215が形成されている。
ディフューザベーン204と仕切板214で形成される流路のディフューザのハブ面214aを形成する仕切板214には、外周端部から流路入口側に向かった凹部217が設けられている。図3に示すようにディフューザ204の流路のほぼ中央部に略三角形状の凹部217が設けている。ディフューザベーン204aの前縁で定義される入口スロート218から仕切板214の外周端部まで、図4に示すように深さが徐々に深くなるように形成されている。
また、ディフューザのハブ面214aと対向してディフューザベーン204aを挟み込む反対側の壁面としてシュラウド板219を備えている。なお図1にはシュラウド板219を省略している。
ディフューザ204への入流流れ220は、ディフューザベーン204aと仕切板214及びシュラウド板219で囲まれた流路内で減速させられて、ファンケーシング203の内面に当たって、曲がり部の切込部の流路215を通って軸方向に転向した流出流れ221となる。
ディフューザ204からの流出した流れ221は径方向の速度成分を有しているため、リターンガイド205側に流すための略三角形の形状をした切込部の流路215では、剥離が発生し易いが、入口スロート218側からディフューザのハブ面214aを形成する仕切板214の外周端部に向かって深さが徐々に深くなる凹部217を設けることにより、特に外周端で強い縦渦を発生させることができる。この縦渦によって、空気流は切込部の流路215に流れ込みやすくなり、切込部の流路215の面積を十分に確保することができ曲がり部の流速を低下させることができるので曲がり損失を低減することができる。
また、ディフューザ204の流路内では主流流れがディフューザベーン204aの負圧面204b側に偏って流れやすいために、圧力面204c側に剥離が生じ易い。しかし、仕切板214の外周端から入口スロート218側に向って徐々に深さを浅くした凹部217が、流路内の境界層が薄くなるように働くため剥離を抑制することができる。このため、ディフューザ204の静圧回復量が増加しディフューザ204の性能を向上させることができる。
さらに、縦渦により切込部の流路215に空気流が流れ易くなるため剥離による損失そのものを低減することができるとともに、曲がり部で流れをスムーズに転向させることができるようになるので曲がり損失を低減することができる。
したがって、電動送風機113のディフューザ204の静圧回復量の増加と、ディフューザ204からリターンガイド205までの静止流路部での流れの改善が図られ、電動送風機113の高効率化が達成でき、この電動送風機113を搭載した電気掃除機の仕事率を増加させることができる。
本一実施例では、仕切板214に設けた凹部217の断面形状は略三角形状としている。図5はディフューザ204の流路の断面形状を示す。図に示したように、凹部217の断面形状を略四角形状、略円形状、略台形形状としている。このような形状においても、本一実施例と同様な効果が得られる。すなわち、外周端部の凹部217により、縦渦を発生させることができ空気流は切込部の流路215に流れ込みやすくなり、切込部の流路215の面積を十分に確保することができる。これによって、曲がり部の流速を低下させることができるので曲がり損失を低減することができる。
図3、図5は流路中付近に凹部217を設けているが、圧力面204c側に寄せることで、流路内で剥離が生じ易い圧力面側の境界層を薄くすることができるので剥離を抑制し、ディフューザ204性能を向上させることができる。
また、図6にディフューザ204の凹部217の中央断面の展開図を示す。図は、入口スロート218からの凹部217の深さを一様としたものである。このような形状においても、本一実施例と同様な効果が得られる。すなわち、切込部の流路215での剥離を抑制することができ、切込部の流路215の面積を確保することができる。それによって、曲がり部の流速が低下し曲がり損失を低減でき、送風機効率が向上する。
次に、本発明の一実施を図7、図8を用い説明する。図7は、ディフューザ204の一実施例の平面図、図8はディフューザ204の斜視図である。上記実施例と基本的な構成は同じであるので同一要素については同一符号を用い、その説明を省略する。
本実施例では、ディフューザベーン204aの前縁部で定義される入口スロート218と隣接するディフューザベーン204aの後縁部で定義される出口スロート222で囲まれた重なり長さ部223を持ち、ディフューザベーン204aと仕切板214で形成される流路のディフューザのハブ面214a側の仕切板214に周方向に隣接するディフューザベーン204aの重なり長さ部223の長さの略1/5の位置より外周端までで、外周端側の出口スロート222の径の略1/3の幅を有する凹部を設けている。
ディフューザ204は遠心羽根車202からの吹き出し風を減速させることで動圧を静圧に回復されるように設けられているが、入口スロート218から出口スロート222までの重なり長さ部223で効率的に静圧回復を行い、出口スロート222以降では静圧回復は行われにくい。重なり長さ部223の出口スロート222側に近い位置ではディフューザブレード上を成長してきた厚い境界層が存在しているために、剥離が生じ易い。重なり長さ部の略1/5より外周端までに凹部を設けることで、境界層が集積し始めるあたりから凹部が始まり、出口流路幅の略1/3の幅としたことで、強い縦渦を発生させることができ、効果的に切込部の流路215での剥離を抑制することができ、曲がり部の流速を低下させ曲がり損失を低減することができる。
本実施例では、凹部217が1個であるが、これに捉われることがなく、図9に示すように、凹部217を複数個(図では2個)設けてもその効果は変わらない。また、図10に示すように、凹部217の断面形状を略四角形状としてもその効果は変わらない。重なり長さ部223の流路内の外周端側の凹部217で縦渦を発生させることができれば良い。
100 電気掃除機本体
101 ホース
102 ホース手元部
103 延長管
104 吸口
105 スイッチ操作部
106 下ケース
107 上ケース
108 集塵蓋
109 吸込口
110 集塵袋
111 集塵室
112 電動送風機室
113 電動送風機
114 補助フィルタ
115、207a 排気口
200 送風機
201 電動機
202 遠心羽根車
202a シュラウド
202b ハブ
202c ブレード
203 ファンケーシング
203a 空気吸込口
204 ディフューザ
204a ディフューザベーン
204b 負圧面
204c 圧力面
205 リターンガイド
205a リターンガイドベーン
206 回転軸
207 ハウジング
208 エンドブラケット
209 回転子
210 固定子巻線
211 固定子
212 軸受
213 ナット
214 仕切板
214a ディフューザのハブ面
215 切込部の流路
216 ブラシ
217 凹部
218 入口スロート
219 シュラウド板
220 入流流れ
221 流出流れ
222 出口スロート
223 重なり長さ部

Claims (4)

  1. 仕切板と、該仕切板の一面に設けられた複数のリターンガイドベーンと、前記仕切板の他面に設けられた複数のディフューザベーンと、電動機と、を有する電動送風機において、
    前記仕切板の他面には凹部が設けられ、
    前記複数のディフューザベーンのうち隣り合うディフューザと、前記仕切板とにより流路が設けられ、
    前記凹部は、前記流路内から前記仕切板外周端部に至るまで設けられていることを特徴とする電動送風機。
  2. 電動機と、吸込み開口を有するシュラウド及び前記電動機の回転軸に固定されるハブとを有する遠心羽根車と、前記電動機と前記遠心羽根車の間に位置し、前記遠心羽根車側にディフューザベーンを、反遠心羽根車側にリターンガイドベーンを有するディフューザと、前記遠心羽根車及びディフューザを内包するファンケーシングとを具備してなり、前記ディフューザは、ディフューザベーン側とリターンガイドベーン側とを仕切る仕切板に、ディフューザベーンの外周端からそのディフューザベーンの外周側の面に沿って内方に切れ込んだ切込部を具備し、
    前記ディフューザベーンと前記仕切板で形成される流路のハブ面側の前記仕切板の外周端部から流路入口側に向かった凹部を設けたことを特徴とする電動送風機。
  3. 電動機と、吸込み開口を有するシュラウド及び前記電動機の回転軸に固定されるハブとを有する遠心羽根車と、前記電動機と前記遠心羽根車の間に位置し、前記遠心羽根車側にディフューザベーンを、反遠心羽根車側にリターンガイドベーンを有するディフューザと、前記遠心羽根車及びディフューザを内包するファンケーシングとを具備してなり、前記ディフューザは、ディフューザベーン側とリターンガイドベーン側とを仕切る仕切板に、ディフューザベーンの外周端からそのディフューザベーンの外周側の面に沿って内方に切れ込んだ切込部を具備し、
    前記ディフューザベーンと前記仕切板で形成される流路のハブ面側の前記仕切板に周方向に隣接する前記ディフューザベーンの重なり部の長さの略1/5の位置より下流側から外周端までで、外周端の流路幅の略1/3より小さい幅を有する凹部を1個または複数個設けたことを特徴とする電動送風機。
  4. 電動送風機及び集塵部を有する掃除機本体と、被清掃面への開口を有する吸口と、前記掃除機本体及び前記吸口とを結ぶ管路とを備え、前記電動送風機によって、前記吸口の室内から前記集塵部に空気を吸引する電気掃除機において、
    前記電動送風機は、請求項1乃至3の何れかに記載の電動送風機であることを特徴とする電気掃除機。
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