JP2013032107A - 車両用前照灯制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前照灯の点灯状態に運転者の意思を的確に反映させる。
【解決手段】車両用前照灯制御装置10は、車両に備えられたロー側前照灯20およびハイ側前照灯21と、車両の乗員により操作されて信号を出力する操作スイッチ13と、操作スイッチ13から出力された信号に基づいてロー側前照灯20およびハイ側前照灯21の点灯状態を制御する点灯制御部35とを備える。操作スイッチ13は、車両のステアリングハンドルS上に設けられ、点灯制御部35は、ロー側前照灯20の点灯時に乗員により操作スイッチ13がオン操作された場合にはロー側前照灯20の点灯輝度を増大させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用前照灯制御装置に関する。
従来、例えば車両の前照灯の点灯状態を自動的に制御することを許可する自動オートライトスイッチのオン状態において、車両周囲の照度が所定値未満のときに前照灯を自動的に点灯させ、前照灯の点灯状態において車両周囲の照度が所定値以上になった場合に前照灯を自動的に消灯させるヘッドライト制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このヘッドライト制御装置では、自動オートライトスイッチのオン状態において前照灯を自動的に点灯させるときに、基本的に前照灯の配光はハイビームに設定され、前方車両が検出されたときや、前方周囲環境が十分に明るいときなどに、ロービームに切替えられる。また、車両が走行している道路形状が急カーブやワインディングロードなどのときに、ロービームへの切替制限が行なわれて、前方周囲環境が明るくてもハイビームが維持されるようになっている。
特開2007−112280号公報
しかしながら、上記従来技術に係るヘッドライト制御装置によれば、前照灯の自動的な配光の切替えに運転者の意思が反映されていないことから、運転者に違和感を与えてしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、前照灯の点灯状態に運転者の意思を的確に反映させることが可能な車両用前照灯制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の請求項1に係る車両用前照灯制御装置は、車両に備えられた前照灯(例えば、実施の形態でのロー側前照灯20、ハイ側前照灯21)と、前記車両の乗員により操作されて信号を出力する操作手段(例えば、実施の形態での操作スイッチ13、操作検出部31)と、前記操作手段から出力された前記信号に基づいて前記前照灯の点灯状態を制御する制御手段(例えば、実施の形態での点灯制御部35)と、を備え、前記操作手段は、前記車両のステアリング(例えば、実施の形態でのステアリングハンドルS)上に設けられたスイッチ手段(例えば、実施の形態での操作スイッチ13)を備え、前記制御手段は、前記前照灯の点灯時に前記乗員により前記スイッチ手段がオン操作された場合には前記前照灯の輝度を増大させる。
さらに、本発明の請求項2に係る車両用前照灯制御装置では、前記制御手段は、前記乗員による前記スイッチ手段の前記オン操作の終了時または該終了時から所定時間経過後に前記前照灯の輝度を増大前の輝度に戻す。
また、本発明の請求項3に係る車両用前照灯制御装置は、車両に備えられた前照灯(例えば、実施の形態でのロー側前照灯20、ハイ側前照灯21)と、前記車両の外部の環境を検出して検出結果の信号を出力する外部環境検出手段(例えば、実施の形態での雨滴センサ14、雨量検出部32)と、前記外部環境検出手段から出力された前記信号に基づいて前記前照灯の点灯状態を制御する制御手段(例えば、実施の形態での点灯制御部35)と、を備え、前記外部環境検出手段は、雨滴センサ(例えば、実施の形態での雨滴センサ14)を備え、前記制御手段は、前記前照灯の点灯時に前記雨滴センサにより所定閾値以上の雨量が検知された場合には前記前照灯の輝度を増大させる。
また、本発明の請求項4に係る車両用前照灯制御装置は、車両に備えられた前照灯(例えば、実施の形態でのロー側前照灯20、ハイ側前照灯21)と、前記車両の乗員の状態を検出して検出結果の信号を出力する乗員状態検出手段(例えば、実施の形態での乗員カメラ16、驚愕表情検出部33)と、前記乗員状態検出手段から出力された前記信号に基づいて前記前照灯の点灯状態を制御する制御手段(例えば、実施の形態での点灯制御部35)と、を備え、前記乗員状態検出手段は、前記乗員の前方に配置されて、前記乗員の表情を検知し、検知結果の表情が驚愕表情であるか否かを判定する表情判定手段(例えば、実施の形態での驚愕表情検出部33)を備え、前記制御手段は、前記前照灯の点灯時に前記表情判定手段により前記乗員の表情が前記驚愕表情であると判定された場合には前記前照灯の輝度を増大させる。
また、本発明の請求項5に係る車両用前照灯制御装置は、車両に備えられた前照灯(例えば、実施の形態でのロー側前照灯20、ハイ側前照灯21)と、前記車両の外部の環境を検出して検出結果の信号を出力する外部環境検出手段(例えば、実施の形態での外界センサ17、歩行者・物体検出部34)と、前記外部環境検出手段から出力された前記信号に基づいて前記前照灯の点灯状態を制御する制御手段(例えば、実施の形態での点灯制御部35)と、を備え、前記外部環境検出手段は、前記車両の進行方向前方に存在する歩行者を検出する歩行者検出手段(例えば、実施の形態での歩行者・物体検出部34)を備え、前記制御手段は、前記前照灯の点灯時に前記歩行者検出手段により前記歩行者が検出された場合には前記前照灯の輝度を増大させる。
本発明の請求項1に係る車両用前照灯制御装置によれば、前照灯の輝度の増大に車両の乗員の意思を的確に反映させることができ、車両の乗員に違和感を与えること無しに車両周囲に対する乗員の視認性を増大させることができる。
さらに、車両外部の歩行者や他車両の乗員に対してハイビームによる眩惑を防止しつつ、車両の存在を的確に認知させることができる。
さらに、本発明の請求項2に係る車両用前照灯制御装置によれば、車両の乗員の意思に応じて、増大した前照灯の輝度を増大前の輝度に適切に戻すことができる。
これにより、過剰な電力消費を防止することができると共に、前照灯の劣化を抑制することができる。
また、本発明の請求項3に係る車両用前照灯制御装置によれば、雨天時における前方視界の悪化時において、所望の視界を確保する動作を、車両の乗員に違和感を与えること無しに、適切に実行することができる。
また、本発明の請求項4に係る車両用前照灯制御装置によれば、車両の運転時に乗員の驚愕表情が検知された場合には、例えば車両が物体や歩行者に接触または衝突する可能性がある場合などのように、進行方向前方において危険事象の発生が迫っていると判断して、前照灯の輝度を増大させる。
これにより、車両の乗員に違和感を与えること無しに、例えば進行方向前方の外界や外界に存在する物体や歩行者に対する乗員の視認性を増大させたり、例えば進行方向前方に存在する他車両や歩行者に対して車両の存在を認知させることができる。
また、本発明の請求項5に係る車両用前照灯制御装置によれば、車両の乗員に違和感を与えること無しに、車両の進行方向前方に存在する歩行者に対する乗員の視認性を増大させ、かつ、車両の進行方向前方に存在する歩行者に対して、ハイビームによる眩惑を防止しつつ車両の存在を認知させることができる。
本発明の実施の形態に係る車両用前照灯制御装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る車両用前照灯制御装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る車両用前照灯制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両用前照灯制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両用前照灯制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両用前照灯制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る車両用前照灯制御装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用前照灯制御装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による車両用前照灯制御装置10は、例えば図1および図2(A),(B)に示すように、ライトスイッチ11と、照度センサ12と、操作スイッチ13と、雨滴センサ14と、ワイパースイッチ15と、乗員カメラ16と、外界センサ17と、通電制御器18と、バッテリ19と、車両前部の左右に設けられたロー側前照灯20およびハイ側前照灯21と、制御装置22とを備えて構成されている。
また、制御装置22には、例えば、車両のダッシュボードの上部に配置されたダッシュボードディスプレイや、車両のフロントウィンドウ上を表示画面として表示を行なうヘッドアップディスプレイや、車両のインストルメントパネルに表示画面が配置されたディスプレイなどからなる表示器23が接続されている。
ライトスイッチ11は、例えばステアリングハンドルSの近傍に突設されたスイッチレバーなどであって、車両の乗員の操作に応じてロー側前照灯20およびハイ側前照灯21の各点灯状態を制御する各種の信号(例えば、ロー側前照灯20またはハイ側前照灯21の点灯を指示する信号や、照度センサ12の出力に応じたロー側前照灯20またはハイ側前照灯21の自動的な点灯制御の実行を指示する信号など)を出力する。
照度センサ12は、車両の外界の照度を検出し、検出結果の信号を出力する。
操作スイッチ13は、例えば車両のステアリングハンドルS上に設けられたプッシュスイッチなどであって、車両の乗員の所定操作(例えば、押下、押圧操作、オン操作など)に応じた信号を出力する。
雨滴センサ14は、降雨や降雪による車両の外部の雨滴量を検出し、検出結果の信号を出力する。
ワイパースイッチ15は、例えばステアリングハンドルSの近傍に突設されたスイッチレバーなどであって、車両の乗員の操作に応じてワイパーWの作動状態を制御する各種の信号を出力する。
乗員カメラ16は、少なくとも車両の座席に着座した乗員の前方に配置されて、乗員の顔を撮像対象として撮像領域内に含み、撮像により得られる乗員の顔を含む顔画像を出力する。
外界センサ17は、例えば電磁波によるレーダ装置や撮像装置などにより構成されている。
例えばレーダ装置は、少なくとも車両の進行方向前方の領域を含む外界に設定された検出対象領域を走査するようにして電磁波の発信信号を発信し、この発信信号が車両の外部の物体や歩行者などによって反射されることで生じた反射信号を受信し、レーダ装置から外部の物体や歩行者までの距離などに係る検知信号を生成し、制御装置22に出力する。
また、例えば撮像装置は、少なくとも車両の進行方向前方の領域を含む外界に設定された撮像領域を撮像し、この撮像により得られた画像(前方画像)を制御装置22に出力する。
通電制御器18は、例えば、バッテリ19から各ロー側前照灯20およびハイ側前照灯21への電力供給の有無を切り替えるリレーと、各ロー側前照灯20およびハイ側前照灯21に流れる電流をPWM(パルス幅変調)などにより制御する電流制御器となどを備え、制御装置22から出力される制御信号に応じてロー側前照灯20およびハイ側前照灯21の各点灯状態(例えば、点灯の有無、点灯時の点灯輝度)を制御する。
制御装置22は、例えば、操作検出部31と、雨量検出部32と、驚愕表情検出部33と、歩行者・物体検出部34と、点灯制御部35と、表示制御部36とを備えて構成されている。
操作検出部31は、操作スイッチ13から出力された信号に基づき、車両に搭載された各種の車載機器を制御する制御信号を出力する。
例えば、操作検出部31は、操作スイッチ13に対する所定時間以上に亘る押下操作(長押し操作)を検出した場合には、ロー側前照灯20の点灯輝度を増大させることを指示する制御信号を出力する。
雨量検出部32は、少なくとも雨滴センサ14から出力される信号またはワイパースイッチ15から出力される信号に基づき、車両の外界の降雨または降雪による雨量が所定閾値以上であるか否かを判定する。
そして、この判定結果に応じて、車両の外界の雨量が所定の閾値以上である場合には、ロー側前照灯20の点灯輝度を増大させることを指示する制御信号を出力する。
驚愕表情検出部33は、乗員カメラ16から出力された顔画像に基づき、例えば予め記憶している所定のテンプレートとのマッチングなどの画像処理を行ない、乗員の表情が驚愕表情であるか否かを判定する。
そして、この判定結果に応じて、乗員の表情が驚愕表情である場合には、ロー側前照灯20の点灯輝度を増大させることを指示する制御信号を出力する。
歩行者・物体検出部34は、外界センサ17のレーダ装置から出力される検知信号または撮像装置から出力される画像データに基づき、車両の進行方向前方に歩行者や物体が存在するか否かを判定する。
そして、この判定結果に応じて、車両の進行方向前方に歩行者や物体が存在する場合には、ロー側前照灯20の点灯輝度を増大させることを指示する制御信号を出力する。
また、歩行者・物体検出部34は、車両の進行方向前方に存在する歩行者や物体を表示器23の表示画面上に表示させるためのデータを作成して、表示制御部36に出力する。
点灯制御部35は、バッテリ19からロー側前照灯20またはハイ側前照灯21への通電の有無を切り替える。
また、点灯制御部35は、バッテリ19からロー側前照灯20またはハイ側前照灯21への通電時には、各ロー側前照灯20およびハイ側前照灯21に流れる電流の電流値を設定して、例えば、この電流値を満たすようなPWM制御出力デューティー比(例えば、通電制御器18を構成するスイッチング素子のオン/オフ状態に対するオンの比率)を有する制御パルスにより通電制御器18を制御する。
点灯制御部35は、例えば、ライトスイッチ11から出力されたロー側前照灯20またはハイ側前照灯21の点灯を指示する信号に応じて、通電制御器18のリレーを駆動制御して、バッテリ19からロー側前照灯20またはハイ側前照灯21への通電の有無を切り替え、ロー側前照灯20またはハイ側前照灯21を点灯させる。
また、点灯制御部35は、例えば、ロー側前照灯20またはハイ側前照灯21の自動的な点灯制御の実行を指示する信号がライトスイッチ11から出力された状態において、照度センサ12から出力された信号により車両の外界の照度が所定値未満であることを検知した場合には、バッテリ19からロー側前照灯20またはハイ側前照灯21への通電の有無を自動的に切り替え、ロー側前照灯20またはハイ側前照灯21を自動的に点灯させる。
また、点灯制御部35は、例えば、ロー側前照灯20の点灯時に、操作検出部31および雨量検出部32および驚愕表情検出部33および歩行者・物体検出部34のうち少なくとも何れか1つからロー側前照灯20の点灯輝度を増大させることを指示する制御信号が出力された場合には、ロー側前照灯20の点灯輝度を増大させることを指示する制御信号を出力する。
例えば、点灯制御部35は、通電制御器18の電流制御器を構成するスイッチング素子のオン/オフ状態を制御するために出力する制御パルスにおいて、PWM制御出力デューティー比(例えば、通電制御器18を構成するスイッチング素子のオン/オフ状態に対するオンの比率)を増大させることによって、ロー側前照灯20に流れる電流を増大させる。
また、例えば、点灯制御部35は、ロー側前照灯20の点灯輝度を増大させる契機となった制御信号の出力元(例えば、操作検出部31および雨量検出部32および驚愕表情検出部33および歩行者・物体検出部34のうち何れか1つ)から、この制御信号の出力が停止された場合において、この停止時または停止時から一定時間経過後にロー側前照灯20の点灯輝度を増大前の点灯輝度に戻すことを指示する制御信号を出力する。
例えば、点灯制御部35は、他の出力元からロー側前照灯20の点灯輝度を増大させることを指示する制御信号が出力されていなければ、通電制御器18の電流制御器を構成するスイッチング素子のオン/オフ状態を制御するために出力する制御パルスにおいて、PWM制御出力デューティー比を増大前の値に戻す。
なお、表示制御部36は、歩行者・物体検出部34から出力されたデータに基づき、車両の進行方向前方に存在する歩行者や物体を表示器23の表示画面上に表示させる。
本実施の形態による車両用前照灯制御装置10は上記構成を備えており、次に、この車両用前照灯制御装置10の動作について説明する。
先ず、以下においては、操作スイッチ13から出力された信号に基づきロー側前照灯20の点灯輝度を制御する処理について説明する。
例えば図3に示すステップS01においては、ロー側前照灯20の点灯状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS02に進む。
そして、ステップS02においては、操作スイッチ13に対する所定時間以上に亘る押下操作(長押し操作)が検出されているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS03に進み、このステップS03においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1に設定して、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS04に進み、このステップS04においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1よりも大きい第2電流値I2(>I1)に設定して、エンドに進む。
なお、上述した図3に示すステップS02からステップS03においては、操作スイッチ13に対する押下操作(長押し操作)の実行が停止された場合にロー側前照灯20に流れる電流の電流値を第2電流値I2から通常の第1電流値I1に戻すことになる。
しかしながら、これに限定されず、例えば図4に示すように、ステップS02の判定結果が「NO」の場合には、ステップS03Aに進み、操作スイッチ13に対する押下操作(長押し操作)の実行が停止されてから一定時間経過したか否かを判定してもよい。
そして、ステップS03Aの判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、ステップS03Aの判定結果が「YES」の場合には、ステップS03に進み、このステップS03においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1に設定して、エンドに進む。
これにより、操作スイッチ13に対する押下操作(長押し操作)の実行が停止された場合であっても、一定時間経過するまでは第2電流値I2を維持し、一定時間経過後に第2電流値I2から通常の第1電流値I1に戻すことになる。
次に、以下においては、雨滴センサ14から出力される信号またはワイパースイッチ15から出力される信号に基づきロー側前照灯20の点灯輝度を制御する処理について説明する。
例えば図5に示すステップS11においては、ロー側前照灯20の点灯状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進む。
そして、ステップS12においては、操作スイッチ13に対する所定時間以上に亘る押下操作(長押し操作)が検出されているか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS13に進み、このステップS13においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1よりも大きい第2電流値I2(>I1)に設定して、エンドに進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS14に進む。
そして、ステップS14においては、ワイパースイッチ15から出力される信号に基づき、ワイパーWの作動中であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS15に進み、このステップS15においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1に設定して、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS16に進む。
そして、ステップS16においては、雨滴センサ14から出力される信号に基づき、降雨や降雪による車両の外部の雨滴量の情報を取得する。
次に、ステップS17においては、車両の外界の降雨または降雪による雨量が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS15に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS18に進む。
そして、ステップS18においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1以上、かつ第2電流値I2未満の第3電流値I3(I2>I3≧I1)に設定して、エンドに進む。
次に、以下においては、乗員カメラ16から出力された顔画像に基づきロー側前照灯20の点灯輝度を制御する処理について説明する。
例えば図6に示すステップS21においては、乗員カメラ16から出力された顔画像を取得する。
次に、ステップS22においては、顔画像に基づき乗員の表情を検知する。
次に、ステップS23においては、ロー側前照灯20の点灯状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS24に進む。
そして、ステップS24においては、操作スイッチ13に対する所定時間以上に亘る押下操作(長押し操作)が検出されているか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS25に進み、このステップS25においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1よりも大きい第2電流値I2(>I1)に設定して、エンドに進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS26に進む。
そして、ステップS26においては、乗員の表情は驚愕表情であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS25に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS27に進み、このステップS27においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1に設定して、エンドに進む。
次に、以下においては、外界センサ17の撮像装置から出力された画像(前方画像)に基づきロー側前照灯20の点灯輝度を制御する処理について説明する。
例えば図7に示すステップS31においては、外界センサ17の撮像装置から出力された画像(前方画像)を取得する。
次に、ステップS32においては、前方画像に基づき車両の進行方向前方に存在する歩行者を検出する。
次に、ステップS33においては、ロー側前照灯20の点灯状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS34に進む。
そして、ステップS34においては、操作スイッチ13に対する所定時間以上に亘る押下操作(長押し操作)が検出されているか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS35に進み、このステップS35においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1よりも大きい第2電流値I2(>I1)に設定して、エンドに進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS36に進む。
そして、ステップS36においては、車両の進行方向前方において走行路を横断する歩行者を検出したか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS35に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS37に進み、このステップS37においては、ロー側前照灯20に流れる電流の電流値を通常の第1電流値I1に設定して、エンドに進む。
上述したように、本実施の形態による車両用前照灯制御装置10によれば、ロー側前照灯20の点灯輝度の増大に車両の乗員の意思を的確に反映させることができ、車両の乗員に違和感を与えること無しに車両周囲に対する乗員の視認性を増大させることができる。
さらに、車両外部の歩行者や他車両の乗員に対してハイビームによる眩惑を防止しつつ、車両の存在を的確に認知させることができる。
さらに、車両の乗員の意思に応じて、ロー側前照灯20の増大した点灯輝度を増大前の点灯輝度に適切に戻すことができる。
これにより、過剰な電力消費を防止することができると共に、ロー側前照灯20の劣化を抑制することができる。
また、雨天時における前方視界の悪化時において、所望の視界を確保する動作を、車両の乗員に違和感を与えること無しに、適切に実行することができる。
また、車両の運転時に乗員の驚愕表情が検知された場合には、例えば車両が外部の物体や歩行者に接触または衝突する可能性がある場合などのように、進行方向前方において危険事象の発生が迫っていると判断して、ロー側前照灯20の点灯輝度を増大させる。
これにより、車両の乗員に違和感を与えること無しに、例えば進行方向前方の外界や外界に存在する物体や歩行者に対する乗員の視認性を増大させることができ、例えば進行方向前方に存在する他車両や歩行者に対して車両の存在を認知させることができる。
また、車両の乗員に違和感を与えること無しに、車両の進行方向前方に存在する歩行者に対する乗員の視認性を増大させ、かつ、車両の進行方向前方に存在する歩行者に対して、ハイビームによる眩惑を防止しつつ車両の存在を認知させることができる。
なお、上述した実施の形態に係る車両用前照灯制御装置10においては、操作スイッチ13を備えるとしたが、これに限定されず、例えば回転ダイヤルやタッチパッドなどの他の入力操作部材を備えてもよい。
また、操作スイッチ13を、ロー側前照灯20の点灯輝度を増大させるための専用の入力操作部材とした場合には、所定時間以上に亘る押下操作(長押し操作)に限定されず、単なる入力操作の有無のみに応じてロー側前照灯20の点灯輝度の増大を制御してもよい。
また、操作スイッチ13は、車両のステアリングハンドルS上に限定されず、例えばインストルメントパネル上などの他の箇所に配置されてもよい。
なお、上述した実施の形態に係る車両用前照灯制御装置10においては、操作スイッチ13および操作検出部31と、雨滴センサ14および雨量検出部32と、乗員カメラ16および驚愕表情検出部33と、外界センサ17および歩行者・物体検出部34との組み合わせのうち、少なくとも何れか1つの組み合わせのみを備えて、他の組み合わせは省略されてもよい。
この場合には、少なくとも何れか1つの組み合わせから出力される制御信号に応じてロー側前照灯20の点灯輝度の増大を制御すればよい。
なお、上述した実施の形態に係る車両用前照灯制御装置10においては、ライトスイッチ11により指示されるロー側前照灯20またはハイ側前照灯21に対する自動的な点灯制御の機能および照度センサ12は省略されてもよい。
なお、上述した実施の形態に係る車両用前照灯制御装置10において、点灯制御部35
は、各検出部31〜34から出力される制御信号に応じて、ロー側前照灯20の点灯輝度の増大を制御することに限定されず、ハイ側前照灯21の点灯輝度の増大を制御してもよい。
10 車両用前照灯制御装置
13 操作スイッチ(操作手段、スイッチ手段)
14 雨滴センサ(外部環境検出手段)
15 ワイパースイッチ
16 乗員カメラ(乗員状態検出手段)
17 外界センサ(外部環境検出手段)
20 ロー側前照灯(前照灯)
21 ハイ側前照灯(前照灯)
31 操作検出部(操作手段)
32 雨量検出部(外部環境検出手段)
33 驚愕表情検出部(乗員状態検出手段、表情判定手段)
34 歩行者・物体検出部(外部環境検出手段、歩行者検出手段)
35 点灯制御部(制御手段)

Claims (5)

  1. 車両に備えられた前照灯と、
    前記車両の乗員により操作されて信号を出力する操作手段と、
    前記操作手段から出力された前記信号に基づいて前記前照灯の点灯状態を制御する制御手段と、を備え、
    前記操作手段は、前記車両のステアリング上に設けられたスイッチ手段を備え、
    前記制御手段は、前記前照灯の点灯時に前記乗員により前記スイッチ手段がオン操作された場合には前記前照灯の輝度を増大させることを特徴とする車両用前照灯制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記乗員による前記スイッチ手段の前記オン操作の終了時または該終了時から所定時間経過後に前記前照灯の輝度を増大前の輝度に戻すことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯制御装置。
  3. 車両に備えられた前照灯と、
    前記車両の外部の環境を検出して検出結果の信号を出力する外部環境検出手段と、
    前記外部環境検出手段から出力された前記信号に基づいて前記前照灯の点灯状態を制御する制御手段と、を備え、
    前記外部環境検出手段は、雨滴センサを備え、
    前記制御手段は、前記前照灯の点灯時に前記雨滴センサにより所定閾値以上の雨量が検知された場合には前記前照灯の輝度を増大させることを特徴とする車両用前照灯制御装置。
  4. 車両に備えられた前照灯と、
    前記車両の乗員の状態を検出して検出結果の信号を出力する乗員状態検出手段と、
    前記乗員状態検出手段から出力された前記信号に基づいて前記前照灯の点灯状態を制御する制御手段と、を備え、
    前記乗員状態検出手段は、前記乗員の前方に配置されて、前記乗員の表情を検知し、検知結果の表情が驚愕表情であるか否かを判定する表情判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記前照灯の点灯時に前記表情判定手段により前記乗員の表情が前記驚愕表情であると判定された場合には前記前照灯の輝度を増大させることを特徴とする車両用前照灯制御装置。
  5. 車両に備えられた前照灯と、
    前記車両の外部の環境を検出して検出結果の信号を出力する外部環境検出手段と、
    前記外部環境検出手段から出力された前記信号に基づいて前記前照灯の点灯状態を制御する制御手段と、を備え、
    前記外部環境検出手段は、前記車両の進行方向前方に存在する歩行者を検出する歩行者検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記前照灯の点灯時に前記歩行者検出手段により前記歩行者が検出された場合には前記前照灯の輝度を増大させることを特徴とする車両用前照灯制御装置。
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