JP2013025503A - 電子機器及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents

電子機器及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 Download PDF

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    • H03K2217/960705Safety of capacitive touch and proximity switches, e.g. increasing reliability, fail-safe

Abstract

【課題】グリップを握った状態でのタッチセンサの誤操作を減らす。
【解決手段】電子機器は、操作部と、前記操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器の端部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記端部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整手段と、前記感度調整手段によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する判定手段と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、タッチセンサ方式の操作部材を有する電子機器及びその制御方法に関するものである。
従来から、撮像装置には十字キーやダイヤルなどの設定項目を選択するための操作部材が搭載されている。近年は、表示デバイスとしてタッチパネルを搭載する製品が普及しており、ユーザは表示された設定項目をタッチするだけで、その項目を選択/設定することが可能となる。また、操作部材としてタッチセンサを搭載する製品もあり、撮像装置において動画撮影を行う場合のユーザインターフェースとしても期待が高まっている。従来のメカ方式の操作部材で動画撮影中の設定を行うと操作音が雑音として記録されてしまうが、タッチセンサを用いた操作部材では記録される操作音を低減することができる。
タッチパネル、タッチセンサの方式には静電容量方式、抵抗膜方式、光学方式等の方式があり、いずれの方式にも短所、長所があり、用途に応じて広く用いられている。その中でも、静電容量方式は精度よく検出することができ、多くの機器に採用されている。特許文献1では、握ったことを検知するための検出センサと、位置情報を検知するための検出センサをそれぞれもつ。握ったことを検知する検出センサの出力値が所定の閾値よりも低かったら、例えば手袋などをつけていたなら、位置情報を検知するための検出センサの出力値を増幅するといった技術が開示されている。
特願2008−052508号公報
しかしながら、一眼レフカメラのように、カメラをグリップした状態で操作する場合には、タッチセンサの配置による複数センサへの不用意な操作対策や、指の届きやすい、届きにくいといったことに起因する誤操作への対策が必要となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、グリップを握った状態でのタッチセンサの誤操作を減らすことを可能にした電子機器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、操作部と、前記操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器の端部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記端部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整手段と、前記感度調整手段によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する判定手段と、を有する。
本発明によれば、グリップを握った状態でのタッチセンサの誤操作を減らすことができる。
本発明に係る一実施形態の撮像装置のブロック図。 本実施形態の撮像装置の外観図。 グリップを握った状態でのタッチセンサ操作と検出感度調整方法の説明図。 グリップを握った状態でのタッチセンサ操作と検出感度調整処理のフローチャート。 複数の電極を同時にタッチした場合のタッチセンサ操作と検出感度調整方法の説明図。 複数の電極をグループに分類した説明図。 タッチセンサ操作の検出閾値を電極ごとに変更する場合の説明図。
以下に、本発明を実施するための形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
<装置構成>図1及び図2を参照して、本発明の電子機器を適用した実施形態の撮像装置(本実施形態では、レンズ交換式の一眼レフカメラを例に挙げる)の機能及び外観について説明する。なお、本発明は撮像装置に限られず、グリップを握りながら操作できる様々な装置に適用可能である。
図1において、撮像装置(以下、カメラ)100は、主要な構成として、CPU103、静電容量センサIC101、タッチセンサ電極102、表示部105、メモリ104、電源部106、姿勢検出部107、グリップ検出部108を備える。図1では、CPU103と静電容量センサIC101は別構成としたが、静電容量センサICがCPU103に内蔵される構成でも構わない。
タッチセンサ電極(以下、単に電極ともいう)102は、ユーザの指による接触または近接を検出する電極であり、基板の銅箔パターン等の導電体で構成される。図1では、説明の便宜上タッチセンサ電極は4つ表記しているが、これに限られず、複数のタッチセンサ電極を持つ構成も含まれる。
静電容量センサIC(以下、センサIC)101は、タッチセンサ電極102で変化する静電容量値の検出を行う。タッチセンサ電極102での静電容量変化は、ユーザが指を接触させることや、近接させることにより生じる。センサIC101では、タッチセンサ電極102の容量変化を定期的にモニタすることができる。更には、センサIC101は閾値を設定することができ、所定の閾値以上の容量変化があった場合に、CPU103に割り込みを通知することができる。CPU103は、センサIC101からの割り込み通知を受けて、センサIC101に対して読み出し処理を行う。読み出し状態により、CPU103はどの電極に容量変化があるかを検知することができ、操作方向の判定を行う。ただし、この閾値の設定により、割り込み通知を発生する機能は必須ではなく、センサIC101では定期的に静電容量変化をモニタできればよい。また、前述したように、センサIC101の機能はCPU103に含まれる構成でも構わない。
CPU103は、タッチセンサ電極102の検出結果に応じて、表示部105の情報を更新する。
さらに、CPU103はカメラの動作を制御する。CPU103は、メモリ104に記録されたプログラムを、RAMなどの揮発性メモリのワークエリアに展開し、実行することで後述するフローチャートの各種処理を実行する。
表示部105は、TFTやLCD等で構成され、カメラの動作状態の表示等を行う。
メモリ104は、不揮発性メモリや揮発性メモリ等で構成され、後述する判定処理などのプログラムの格納や、カメラの状態を一時的に記憶しておくために用いられる。
電源部106は、カメラを駆動するための電源である。図1では矢印を省略しているが、電源を必要とする各ブロックへと電源供給を行う。
姿勢検出部107は、カメラの姿勢を検出するためのもので、カメラを正位置に構えているか、縦位置に構えているかを検出することができる。加速度センサや縦横検出センサ等で構成される。
グリップ検出部108は、カメラを保持した時にグリップしたかどうかを検出するための検出部である。複数のグリップ部を持つことで、ユーザがどの位置をグリップしているかを検出することができる。グリップ検出部108は、フォトインタラプタやタッチセンサ等で構成される。
撮像部109は、CCDやCMOSなどからなるイメージセンサ、撮影レンズ、絞り、シャッター幕などを備え、被写体像を光電変換して電気信号として取り込む。
記録媒体110は、撮像された画像データを記録する半導体メモリカードなどからなり、カメラに着脱可能な記録媒体である。ただし内蔵メモリであってもよい。
操作部111は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部111には、図2に示すように、少なくとも、レリーズボタン201、メイン電子ダイヤル202、モードダイヤル203、サブ電子ダイヤル205、セットボタン206、電源スイッチ208が含まれる。
図2は、本実施形態のカメラを正面から見た外観図(a)、背面から見た外観図(b)及びサブ電子ダイヤル内部の拡大図(c)である。本実施形態ではサブ電子ダイヤルにタッチセンサ電極102を配置した例を説明する。図1と共通する部分は、同じ符号を付して示している。また、タッチセンサ電極102が配置される部位はサブ電子ダイヤルに限定するものではない。
図2(a)、(b)に示すように、レリーズボタン201は、撮影の準備指示及び撮影指示を行うための操作部材であり、ユーザがこのボタンを半押しすることで、被写体の輝度の測定や合焦を行う。また、このボタンを全押しすることでシャッターが切られ画像の撮影が行われる。
メイン電子ダイヤル202は回転操作部材であり、ユーザはこのメイン電子ダイヤル202を回すことでシャッタ速度や絞りなどの設定値の設定を行い、拡大モードでの拡大倍率の微調整等を行う。
サブ電子ダイヤル205は回転操作部材であり、ユーザは、このサブ電子ダイヤル205を回すことで絞りや露出補正などの設定値の設定を行ったり、画像表示状態での画像の1枚送り操作などを行う。
セットボタン206はメイン電子ダイヤル202やサブ電子ダイヤル205などで選択した項目や設定値を決定するための操作部材である。
モードダイヤル203は回転操作部材であり、ユーザが再生モードや撮影モードなどのカメラの動作モードを選択する際に使用する操作部材である。
グリップ部204は撮影の際にカメラを保持するために握る部分となる。カメラの設定や画像閲覧においても、グリップ部204を握った状態で操作しやすい構造となっている。
表示部105aはLCDやTFT等で構成される。表示部105aはカメラの設定情報等を表示するための表示部であり、カメラモードやISO感度設定、シャッタスピード、絞り、ホワイトバランス設定、フォーカス設定、ドライブモード設定、撮影可能枚数、電池残量等が表示される。
表示部105bはTFT等で構成される。表示部105bには、表示部105aで表示できる設定情報のほか、メニュー表示や撮影画像/撮影動画の表示、ライブビュー画像の表示などを行うことができる。
ファインダ207は光学ファインダ方式、電子ビューファインダ方式等で構成される。被写体や構図の確認、フォーカス位置の確認、カメラの設定等を確認できる。
電源スイッチ208はカメラの電源のON及びOFFを行うための操作部材である。
電源部106には電池やDCカプラ等が挿入され、レギュレータやDCDCコンバータを介して、所望の電圧に変換した後、各ブロックに電源として供給される。
図2(c)に示すように、サブ電子ダイヤル205の内部にタッチセンサ電極102a、102b、102c、102dが配置されている。各電極はプリント基板の銅箔配線等で構成され、図示のような電極形状を持つプリント基板が内蔵される。図2では、電極数は4つで説明するが、4つに限定されるものではない。さらに、電極形状は図2で示す円弧状のものに限定されるものではない。
ユーザは、各電極上をタッチすることで、表示部105aや表示部105bでの設定値の選択等を行うことができる。タッチセンサ電極102a、102b、102c、102dは十字方向キーの上、右、下、左に相当し、操作することができる。例えば、表示部105bに表示されるカーソルを上に動かしたい場合、電極102aをタッチすることで、カーソルを動かすことができる。
操作部材として、タッチセンサを用いることで、動画撮影中の設定項目の変更において、動画の音声として一緒に記録されてしまう操作音を低減することができる。また、録音レベルの調節を行う際も、メイン電子ダイヤル202やサブ電子ダイヤル205で設定を行うと、操作音に応じて録音レベルのインジケータが変化してしまうが、タッチセンサを用いることで正確な録音レベルのインジケータ表示が可能となる。
カメラは撮影の際にグリップ部204を握った状態で、撮影条件の設定等を行うことが多い。また、メニュー操作もグリップ部204を握った状態で行うことが多い。その際、タッチセンサの操作はグリップしている手の親指で操作することが多くなる。グリップした状態では、グリップ位置からの距離や操作部材(サブ電子ダイヤル表面やタッチセンサ電極)の形状に応じてタッチセンサへのタッチしやすさが変化する。例えば、電極102bはタッチしやすいが電極102dはタッチしにくいといったことが考えられる。また、電極102dをタッチする場合は、グリップしているが故に親指の腹の部分が電極102c等に重なってしまい、押し方によっては電極102cの静電容量が大きく出力されて、誤動作してしまうことが考えられる。
そこで、グリップ位置からの距離や、操作部材(サブ電子ダイヤル表面やタッチセンサ電極)の形状に応じて、タッチしやすいか否かの観点から、タッチしにくい電極の感度を相対的に高くすることを考える。具体的には、各電極で検出される静電容量値に対して、電極ごとに所定倍することで、タッチしにくい電極の感度を相対的に高くする。
<タッチセンサ操作と検出感度調整)>図3を参照して、カメラをグリップした状態で各電極をタッチした時に静電容量値が変化する様子、及び、電極ごとにタッチしにくい電極の静電容量値を所定倍する補正方法について説明する。図3(a1)、図3(b1)、図3(c1)、図3(d1)は、各電極を親指301でタッチする様子を示した模式図である。図3(a2)、図3(b2)、図3(c2)、図3(d2)は、各電極で検出される静電容量値302の例を示している。図3(a3)、図3(b3)、図3(c3)、図3(d3)は、各電極で検出される静電容量値を所定倍したときの静電容量値の例を表している。
センサIC101は検出閾値303を超える静電容量値を検出した場合、CPU103に割り込みを通知する。CPU103はこの割り込み通知を受けて、ユーザが指を接触ないしは近接させたことを検出することができる。その後、CPU103はセンサIC101と通信を行い、各電極の静電容量値302を取得し、タッチされた位置を判定する。このタッチ位置を判定する前に、各電極の静電容量値を所定倍してから位置判定を行う。なお、CPU103にセンサIC101の機能を内蔵する場合は前述の限りではない。また、図3ではCPU103が所定の電極の静電容量値を相対的に増幅させ、タッチ位置の判定を行う例を説明するが、相対的に増幅する電極をセンサIC101に設定することで、センサIC101側で各電極の静電容量値を所定倍する構成としてもよい。
図3(a1)は電極102a、すなわち上方向キーをタッチした場合の説明図である。グリップ部204を握った状態で、親指301で電極102aをタッチしようとすると、親指301の腹部分で電極102bに近接してしまう可能性がある。この場合、タッチの仕方によって、ユーザは上方向キーを押したつもりが、右方向に動作してしまうことが考えられる。このとき各電極で検出される静電容量値は、図3(a2)のようになり、ユーザが意識してタッチしている電極102aとユーザが無意識にタッチしている電極102bの静電容量値がほぼ等しくなってしまうことが考えられる。そこで、図3(a3)に示すように、CPU103において、電極102aで得られた静電容量値を所定倍(本実施の形態では1.3倍)して、相対的に電極102bで得られる静電容量値よりも電極102aで得られる静電容量値を高くする。これにより、ユーザが意図している方向に動作するようにする。
図3(b1)は電極102b、すなわち右方向キーをタッチした場合の説明図である。電極102bをタッチする場合は、グリップ部204を握った状態でも、各電極で得られる静電容量値はほぼ理想通りの分布になると考えられる(図3(b2))。これは、グリップした状態でも、電極102bをタッチする場合は他の電極に指が被らず理想的にタッチできるためである。そのため、電極102bの静電容量値はそのままの値をもって、操作方向の判定を行う。
図3(c1)は電極102c、すなわち下方向キーをタッチした場合の説明図である。電極102aをタッチする場合と同様に、グリップ部204を握った状態で、親指301で電極102cをタッチしようとすると、親指301の腹部分で電極102bに近接してしまう可能性がある。この場合、タッチの仕方によって、ユーザは下方向キーを押したつもりが、右方向に動作してしまうことが考えられる。このとき各電極で検出される静電容量値は、図3(c2)のようになり、ユーザが意識してタッチしている電極102cとユーザが無意識にタッチしている電極102bの静電容量値がほぼ等しくなってしまうことが考えられる。そこで、図3(c3)に示すように、CPU103において、電極102cで得られた静電容量値を所定倍(本実施の形態では1.3倍)して、相対的に電極102bで得られる静電容量値よりも電極102cで得られる静電容量値を高くする。これにより、ユーザが意図している方向に動作するようにする。
図3(d1)は電極102d、すなわち左方向キーをタッチした場合の説明図である。グリップ部204を握った状態で、親指301で電極102dをタッチしようとすると、親指301の腹部分で電極102cや電極102bに近接してしまう可能性がある。この場合、タッチの仕方によって、ユーザは左方向キーを押したつもりが、下方向や右方向に動作してしまうことが考えられる。このとき各電極で検出される静電容量値は、図3(d2)のようになり、ユーザが意識してタッチしている電極102dとユーザが無意識にタッチしている電極102cの静電容量値がほぼ等しくなってしまうことが考えられる。そこで、図3(d3)に示すように、CPU103において、電極102dで得られた静電容量値を所定倍(本実施の形態では1.5倍)して、相対的に電極102cで得られる静電容量値よりも電極102dで得られる静電容量値を高くする。なお、図3(c3)にて説明したように、図3(d3)の場合は電極102cも所定倍されてしまう。そこで、電極102dの増幅率を電極102cや電極102aの増幅率よりも大きくすることで、ユーザが意図している方向、すなわち左方向に動作するようにする。
図3では、電極のタッチしやすさの分類として、最もタッチしにくい電極を電極102d、次にタッチしにくい電極を電極102a/電極102c、タッチしやすい電極を電極102bと分類した。この分類に基づき、得られる静電容量値を増幅する際の増幅率は、例えば、電極102dは1.5倍、電極102a/電極102cは1.3倍、電極102bは1.0倍などとする。
しかし、グリップ位置に対して、タッチセンサ電極の配置や、指が接触する外形構造等により、タッチのしやすさは変わるため、適宜静電容量値の補正方法を変える必要があり、前述の増幅率の関係に限ったものでなく、適宜チューニングする必要がある。
また、カメラは正位置での撮影だけでなく、縦位置に構えて撮影することもある。縦位置の場合は縦位置用のグリップ部を持つカメラも多くあり、そういったカメラでは、縦位置を検出した場合に所定倍する電極の分類を変えることも考えられる。縦位置に構えたことを検出するのは、姿勢検出部107で行い、加速度センサ、縦横検出センサ等で行う。さらには、グリップ部にグリップしたことを検出するための検出手段を設けることで、より正確にグリップ位置を知ることができ、グリップ位置に依らず、誤動作の少ないタッチセンサ操作を実現することができる。
<動作説明>図4を参照して、タッチセンサ操作と検出感度調整処理について説明する。図4の処理は、CPU103が、メモリ104に記録されたプログラムを、RAMなどの揮発性メモリのワークエリアに展開し、実行することで実現される。なお、ここでは、CPU103で実行される処理として説明するが、センサIC101で実行される構成であってもよい。
図4において、ステップS400では、CPU103は、センサIC101からの割り込み通知待ちをしている。センサIC101は検出される静電容量値が所定閾値を上回る、または、下回るタイミングでCPU103に割り込み通知を出力する。なお、図4ではセンサIC101が出力する割り込み通知を利用する例を示すが、CPU103が定期的に静電容量値をモニタする方法で所定閾値を上回る、または、下回るタイミングを監視してもよい。
ステップS401では、CPU103は、各電極の検出ステータスの確認、静電容量値の取得を行い、どの電極が検出閾値303(以下、閾値)を上回ったか(下回ったか)と、各電極の静電容量値を取得する。
ステップS402では、CPU103は、姿勢検出部107からの情報をもとにカメラ100の姿勢検出を行う。カメラが縦位置に構えられている場合はステップS410へ移行し、正位置に構えられている場合はステップS403に移行する。なお、図4では正位置を0°としたときに、光軸を回転軸に反時計回りに90°回転した状態を縦位置として説明する。正位置の場合は、前述したように、電極のタッチしやすさの分類を、最もタッチしにくい電極を電極102d、次にタッチしにくい電極を電極102a/電極102c、タッチしやすい電極を電極102bと分類する。一方で、反時計回りに90°回転した縦位置状態では、電極のタッチしやすさの分類を、最もタッチしにくい電極を電極102a、次にタッチしにくい電極を電極102b/電極102d、タッチしやすい電極を電極102cと分類する。
ステップS403では、CPU103は、電極102aの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102aの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS401で取得した静電容量値を1.3倍する(ステップS404)。ここでは、電極102aの増幅率を1.3倍としているが、数値はこれに限ったものではない。
ステップS405では、CPU103は、電極102cの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102cの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS401で取得した静電容量値を1.3倍する(ステップS406)。ここでは、電極102cの増幅率を1.3倍としているが、数値はこれに限ったものではない。
ステップS407では、CPU103は、電極102dの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102dの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS401で取得した静電容量値を1.5倍する(ステップS408)。ここでは、電極102dの増幅率を1.5倍としているが、数値はこれに限ったものではない。電極102dの増幅率を電極102aや102cの増幅率に比べて大きくするのは、図3で説明したように、電極102dにタッチした際に電極102cにも指が重なる可能性があるためで、増幅率に差をつけることで確実に電極102dを識別するためである。
なお、電極102bはタッチしやすい位置に配置されているため、静電容量値はステップS401で取得した値をそのまま使用する。
ステップS410では、CPU103は、電極102aの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102aの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS401で取得した静電容量値を1.5倍する(ステップS411)。ここでは、電極102aの増幅率を1.5倍としているが、数値はこれに限ったものではない。ステップS408と同様に、縦位置に構えた場合に他の電極よりもタッチしにくい位置にあるため、増幅率を他の電極よりも大きくする。
ステップS412では、CPU103は、電極102bの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102bの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS401で取得した静電容量値を1.3倍する(ステップS413)。ここでは、電極102bの増幅率を1.3倍としているが、数値はこれに限ったものではない。
ステップS414では、CPU103は、電極102dの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102dの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS401で取得した静電容量値を1.5倍する(ステップS415)。ここでは、電極102dの増幅率を1.5倍としているが、数値はこれに限ったものではない。
なお、縦位置の場合の電極102cはタッチしやすい位置に配置されているため、静電容量値はステップS401で取得した値をそのまま使用する。
ステップS409では、CPU103は、各電極の静電容量値の中で1番大きい静電容量値(C1とする)と、2番目に大きい静電容量値(C2とする)を算出し、さらにその容量比(C2/C1)を算出する。ステップS409では、CPU103は、所定倍に増幅する補正をした結果がある場合は補正した静電容量値をもって算出する。この容量比は1に近いほど、2つの電極にまたがってタッチしていることを示し、容量比が小さくなる(0に近いほど)ほど、1つの電極を明確にタッチしていることを示す。
ステップS416では、CPU103は、ステップS409で算出した容量比(C2/C1)が0.6未満か否かを判定している。容量比が0.6未満の場合は1つの電極をある程度明確にタッチしていると判断し、ステップS417に移行し、所定動作を実行する。一方で、容量比が0.6以上の場合は2つ以上の電極にまたがってタッチしている可能性があり、ユーザの意図した方向とは別の方向に誤動作する可能性があるため、ステップS417には遷移せずに終了する。この際、操作を受付けなかったことを示すために警告音を鳴らしたり、警告を表示したりしても良い。なお、ステップS416は必要に応じて省略することも可能とする。また、ステップS416の0.6という比較値はこの値に限定されるものではなく、誤動作を減らした上で、ストレスなく操作ができるような値に、適宜変更可能なものとする。
なお、図4では各電極の静電容量値が閾値を超えた場合に夫々の電極の静電容量値を補正しているが、各電極のうち1つでも閾値を超えた場合に夫々の電極の静電容量値に補正をかける構成をとってもよい。
また、グリップ検出部108の検出結果に応じて、グリップ検出がある場合は図4の処理を実施し、グリップ検出がない場合は各電極の静電容量値の補正をせずに比較するような構成をとってもよい。こうすることで、グリップしていない場合、例えば、ユーザがカメラを持っていない手の人差し指でタッチセンサ操作を行う場合などに、余計な補正をせずに済む。
図5を参照して、図4のステップS416で説明した2つ以上の電極にまたがってタッチしている場合の誤操作対策について、より詳細に説明する。
図5(a1)は親指301が電極102aと電極102bの両方にまたがってタッチした場合の模式図である。そのときの各電極で検出される静電容量値302の例を図5(a2)に示す。各電極で検出される静電容量値を所定倍したときの静電容量値の例を図5(a3)に表している。図5(a3)のように、所定倍した後の静電容量値のうち、1番目に大きい容量値(電極102aの容量値C1)と2番目に大きい容量値(電極102bの容量値C2)の容量比(C2/C1)を算出すると、0.6よりも大きくなる(具体的な数値は省略)。この場合、ユーザの指が2つの電極にまたがってタッチしていると判定し、タッチ入力は無効と判定する。
一方、図5(b1)は親指301で電極102aを意識してタッチした場合の模式図である。また、そのときの各電極で検出される静電容量値の例を図5(b2)に示し、各電極で検出される静電容量値を所定倍したときの静電容量値の例を図5(b3)に表している。容量比は図5(a3)の場合と異なり、0.6以下になっており(具体的な数値は省略)、電極102aをタッチしたと認識する。これにより、ユーザが意識して所定の電極をタッチした場合は、誤動作がなく、ユーザが所望する方向に動作することが可能となる。
図5(c1)にはセットボタン206を押した場合の模式図である。そのときの各電極で検出される静電容量値の例を図5(c2)に示し、各電極で検出される静電容量値を所定倍したときの静電容量値の例を図5(c3)に表す。セットボタン206を押した場合には、押し方にもよるが、例えば図5(c2)のように電極102b、電極102cの静電容量値が他の電極に比べて若干大きく検出されると考える。その場合、前述した方法に則り、各電極の静電容量値を所定倍すると、各電極の静電容量値は図5(c3)のようになる。この場合も、図5(a3)の場合と同様、1番大きい静電容量値と2番目に大きい静電容量値の容量比が0.6以上となり、動作しないように制御する。これにより、ユーザがセットボタン206を押した場合はユーザが意図しない方向に誤動作することなく、セットボタン206の処理が実行される。
カメラでは撮影をする際にファインダ207を覗き込むような動作になるため、タッチセンサ(サブ電子ダイヤル205)に顔が接触する可能性がある。また、カメラを持ち運ぶ際にタッチセンサ部に手や体が触れることがある。こういった場合でも、セットボタン206の場合同様、静電容量値の比が0.6以上になり、誤動作を低減することができる。例えば、タッチセンサに顔が接触した場合、すなわち4つ全ての電極の静電容量値が一様に検出されると仮定する。このときの補正後の静電容量値を考えると、電極102dの静電容量値は電極102bの静電容量値の1.5倍の静電容量値となり、電極102a、及び、電極102cの静電容量値は電極102bの静電容量値の1.3倍の静電容量値となる。1番大きい静電容量値は電極102dとなり、2番目に大きい静電容量値は電極102a、乃至は、電極102cの静電容量値となり、その比は約0.86(=1.3/1.5)となる。ステップS416で比較する比較値を、この0.86よりも小さくすることで、タッチセンサに顔を接触させた場合や体の一部が触れた場合の誤動作を極力防ぐことが可能となる。
以上により、一眼レフカメラのように、カメラをグリップした状態で操作する場合でも、複数配置されたタッチセンサの同時押しなどの不用意な操作対策や、指の届きやすい、届きにくいといったことに起因する誤操作を極力抑えることが可能となる。
[実施形態2]図6を参照して、実施形態2について説明する。
図6(a)は図2(c)と同様に、サブ電子ダイヤル205に配置されるタッチセンサ電極を表している。図3ではタッチされた電極の位置を検出するために、検出閾値303を用いてデジタル的に検出する手段を説明した。図6(a)ではユーザがタッチすることで検出される得られる静電容量値をアナログ的に検出し、タッチ位置を判定する例を示す。
図6(a)のようなタッチセンサ電極形状(102e、102f、102g、102h)を用いると、ユーザの指が円周上どの位置にあるかをより細かく検出することができる。このような電極形状を用いて十字方向の動作キーとして使用する場合は、円周方向の315°〜45°を上方向、45°〜135°を右方向、135°〜225°を下方向、225°〜315°を左方向といったように、動作する領域を分類して使用する。前述したように、グリップ部204を握った状態でタッチセンサを操作する場合は、タッチしやすい領域、タッチしにくい領域がある。このタッチしにくいという問題を解決するため、グリップした状態でタッチしにくい領域を広くとる。一方で、タッチしやすい領域はその分狭くすることで、どの電極もタッチのしやすさという面で均一にする。これにより、タッチのしにくさに起因する誤動作を極力抑えることができる。
また、カメラは縦位置で撮影を行うことがあるため、姿勢検出部107で縦位置を検出した場合は、上方向、右方向、下方向、左方向の領域を変更することで縦位置に構えた場合でもタッチしにくいという問題を解決できる。図6では説明を省略するが、図4のステップS409の処理を加えることで、さらに誤動作を抑えることができる。
図6(b)に別のタッチセンサ電極形状(102a1〜102a4、102b1〜102b〜3、102c1〜102c4、102d1〜102d6)を示す。図6(b)はタッチセンサ電極を細分化して配置した場合であり、正位置にカメラを構えた場合、電極102a1〜102a4のいずれかをタッチすると上方向として認識する。または、電極102a1〜102a4の静電容量値の和が検出閾値を超えた場合に上方向として認識する。ここで着目する点は、左方向に相当する電極数が、他の方向よりも多い電極数で構成されている点であり、上方向、右方向に相当する電極数は右方向に相当する電極数よりも多い電極数で構成されている点である。このように電極数の割当数に強弱をつけることで、タッチしにくい領域の面積を大きくする。この方法を用いても、タッチのしにくさに起因する誤動作を極力抑えることができる。
また、カメラは縦位置で撮影を行うことがあるため、姿勢検出部107で縦位置を検出した場合は、上方向、右方向、下方向、左方向に割り当てる電極数を変更することで縦位置に構えた場合でもタッチしにくいという問題を解決できる。図6では説明を省略するが、図4のステップS409の処理を加えることで、さらに誤動作を抑えることができる。
本実施形態によっても、実施形態1と同様に、不用意な操作対策や、指の届きやすい、届きにくいといったことに起因する誤操作を極力抑えることが可能となる。
[実施形態3]図7を参照して、実施形態3について説明する。
図7(a1)は上方向に相当する電極(102a)をタッチした場合の模式図である。そのときの各電極の静電容量値を図7(a2)に示す。図7(b1)は右方向に相当する電極(102b)をタッチした場合の模式図である。そのときの各電極の静電容量値を図7(b2)に示す。図7(c1)は下方向に相当する電極(102c)をタッチした場合の模式図である。そのときの各電極の静電容量値を図7(b3)に示す。図7(d1)は左方向に相当する電極(102d)をタッチした場合の模式図である。そのときの各電極の静電容量値を図7(d3)に示す。
図7では、電極ごとに異なる検出閾値701を設定する。カメラをグリップしたときにタッチしにくい電極の検出閾値よりも、タッチしやすい電極の検出閾値を高く設定する。これにより、タッチのしにくさに起因する誤動作を極力抑えることができる。
また、カメラは縦位置で撮影を行うことがあるため、姿勢検出部107で縦位置を検出した場合は、各電極に設定する検出閾値を変更することで縦位置に構えた場合でもタッチしにくいという問題を解決できる。図6では説明を省略するが、図4のステップS409の処理を加えることで、さらに誤動作を抑えることができる。
以上説明した各実施形態によれば、ユーザが手で持った状態で、タッチセンサで構成された複数の操作部材を操作する一眼レフカメラなどの撮像装置において、グリップ部より近い側よりも遠い側の操作部材のタッチ検出感度を高くする。これにより、タッチセンサの配置による複数センサの不用意押し対策や、指の届きやすい、届きにくいといったことに起因する誤操作を極力抑えることが可能となる。
なお、上述の各実施形態では、単一の操作部材であるサブ電子ダイヤル205に対して、どの部分が操作されたかを判定するために複数のタッチセンサ電極102a〜102dを配した例を説明した。しかしこれに限るものではなく、サブ電子ダイヤル205の代わりに、上ボタン、下ボタン、左ボタン、右ボタンといった別個の操作部材を設け、これら複数の操作部材に対して複数のセンサ電極を配してもよい。このようにして上述の各実施形態を適用すれば、上ボタン、下ボタン、左ボタン、右ボタンといった複数の操作部材のうち、どのボタンが操作されたのかをより正確に判別することが可能となる。
また、上述の各実施形態では、電子機器の例として一眼レフカメラなどの撮像装置を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、ユーザが手で持ちながらタッチセンサで構成された操作部材を操作可能な電子機器であれば適用可能である。すなわち、PDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、音楽プレーヤ、ゲーム機、電子ブックリーダなどに適用可能である。
また、一眼レフカメラのように明確にグリップ部と言える部分がない機器であっても、ユーザは電子機器の端部を把持して操作部材を操作すると想定される。そのため、ユーザが電子機器を手に持った状態で、タッチセンサで構成された複数の操作部材を操作可能な電子機器において、電子機器の筺体端部より近い側よりも遠い側の操作部材のタッチ検出感度を高くすることで上述の効果が得られる。、また、タッチ検出感度を高くする方法として、上述の実施形態1では、電極で得られた静電容量値を所定倍する処理を行ったが、相対的なタッチ検出感度に差を付けられるならば他の方法によって感度を調整してもよい。例えば、各電極から静電容量センサICまでの間にアンプ回路を設けておき、電子機器の筺体端部から近い側よりも遠い側の操作部材のタッチ検出用の電極の出力値を電気的に増幅してもよい。逆に、電子機器の筺体端部から遠い側よりも近い側の操作部材のタッチ検出用の電極の出力値を、静電容量センサIC101までの間に設けたアンプ回路、あるいは静電容量センサIC101、CPU103で低減してもよい。
また、上述の各実施形態では、タッチセンサの形式として静電容量方式の例を説明した。静電容量方式は、タッチセンサに直接タッチしなくとも、近接しただけで容量値に変化があるので本願の課題が特に顕著であり、本願発明の効果が高い。ただし、他の方式のタッチセンサであっても、筺体の端部から遠い側の操作部材をタッチする指の腹などで実際にタッチや押下が起きてしまい本願のような課題が生じる場合がある。従って本願は静電容量方式のタッチセンサに限らず、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式に適用可能である。
なお、CPU103の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
[他の実施形態]本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (18)

  1. 操作部と、
    前記操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、
    前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器の端部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記端部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整手段と、
    前記感度調整手段によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する判定手段と、を有することを特徴とする電子機器。
  2. 複数の操作部と、
    前記複数の操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、
    前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器の端部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記端部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整手段と、
    前記感度調整手段によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記複数の操作部のうち操作された操作部を判定する判定手段と、を有することを特徴とする電子機器。
  3. 操作部と、
    前記操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、
    前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器のグリップ部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記グリップ部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整手段と、
    前記感度調整手段によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する判定手段と、を有することを特徴とする電子機器。
  4. 複数の操作部と、
    前記複数の操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、
    前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器のグリップ部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記グリップ部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整手段と、
    前記感度調整手段によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記複数の操作部のうち操作された操作部を判定する判定手段と、を有することを特徴とする電子機器。
  5. 前記感度調整手段は、前記遠い側に配置されたタッチ検出手段からの出力値を増幅することで感度を調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記感度調整手段は、前記近い側に配置されたタッチ検出手段からの出力値を低減することで感度を調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記感度調整手段は、前記近い側に配置されたタッチ検出手段へのタッチがあったと判断するための閾値を高くすることで感度を調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記判定手段は、前記感度調整手段によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値のうち、1番大きい出力値に対する2番目に大きい出力値の比が閾値以上である場合には当該出力値による操作は無効とすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記電子機器の姿勢を検出するための姿勢検出手段を更に有し、
    前記感度調整手段は、前記姿勢検出手段から検出される電子機器の姿勢に応じて感度を高くするタッチ検出手段を変更することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 前記グリップ部を保持しているか否かを検出するためのグリップ検出手段を更に有し、
    前記感度調整手段は、前記グリップ部が保持されていることが検出されない場合は前記調整を行わないことを特徴とする請求項3または4に記載の電子機器。
  11. 前記電子機器は、被写体像を撮像する撮像装置であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電子機器。
  12. 前記タッチ検出手段は、静電容量方式のタッチセンサ電極であること特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電子機器。
  13. 操作部と、
    前記操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、を有する電子機器の制御方法であって、
    前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器の端部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記端部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整工程と、
    前記感度調整工程によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する判定工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  14. 複数の操作部と、
    前記複数の操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、を有する電子機器の制御方法であって、
    前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器の端部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記端部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整工程と、
    前記感度調整工程によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記複数の操作部のうち操作された操作部を判定する判定工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  15. 操作部と、
    前記操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、を有する電子機器の制御方法であって、
    前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器のグリップ部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記グリップ部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整工程と、
    前記感度調整工程によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する判定工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  16. 複数の操作部と、
    前記複数の操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、を有する電子機器の制御方法であって、
    前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器のグリップ部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも、前記グリップ部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整工程と、
    前記感度調整工程によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記複数の操作部のうち操作された操作部を判定する判定工程と、を有することを特徴とする制御方法。
  17. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるプログラム。
  18. コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された電子装置の各手段として機能させるプログラムを格納した記憶媒体。
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