JP2018014699A - 撮像装置および撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置および撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 撮影者の特定の表情検出した場合に、好適な画像を記録する撮像装置を提供する。【解決手段】 撮像装置は、第1の撮像手段と第2の撮像手段を有し、第1の撮像手段から得られた画像データから、第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、第1の撮像手段から得られた第1の数の画像データを記録し、第1の撮像手段から得られた画像データから、第1の条件を満たす被写体が検出されずに、第2の撮像手段から得られた画像データから、第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、第1の撮像手段から得られた第1の数よりも多い第2の数の画像データを記録する。【選択図】 図1

Description

本発明は、画像から所定の条件を満たす被写体を検出すると自動で撮像した画像を記録する撮像装置およびその制御方法に関する。
近年、カメラやビデオカメラといった撮像装置では、撮影画像から人物の顔を検出し、検出された顔領域に対して自動でフォーカスを合わせて撮影するものや、人物の特定の表情(例えば、笑顔)を検出すると自動で撮影するものが普及している。
また、携帯電話やタブレットPCなどでは、撮影者本人が画面を見ながら自身を記録する、いわゆる自撮りを容易にするために、通常の撮影画像を記録するカメラ部に対面する位置にもう一つのカメラ部を備えたものが多くなっている。
特許文献1には、互いに逆方向を向くことで被写体と撮影者を撮像できる2つのカメラ部を備え、2つのカメラ部から得られたそれぞれの画像に含まれる顔が特定の表情になったか否かを判定し、判定結果に応じて画像を記録する構成が開示されている。
具体的には、それぞれのカメラ部で撮像した画像から検出した顔が、ある特定の表情となった際に撮影を行なうものであって、いずれか一方、もしくは、両方の顔が笑顔であることが検出できた場合に、その笑顔の被写体を含む画像を記録する。
特開2011−055251号公報
しかしながら、撮影者を笑顔にする出来事が起きるのと同時に撮影者が笑顔になるとは限らず、このような出来事が終わってから撮影者が笑顔になるケースも少なくない。そのため、撮影者の笑顔を検出したことに応じて、そのときに撮像された被写体の画像を記録する構成の場合には、必ずしも撮影者の望むシーンが記録できるとは限らない。
本発明は上述した問題を解決するためのものであり、撮影者の特定の表情検出した場合に、好適な画像を記録できるようにする撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願請求項1に記載の撮像装置は、第1の撮像手段と、第1の撮像手段が撮像する方向と異なる方向を撮像する第2の撮像手段と、第1の撮像手段および第2の撮像手段のそれぞれから得られた画像データから、第1の条件を満たす被写体を検出する検出手段と、第1の撮像手段から得られた画像データから、第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、第1の撮像手段から得られた第1の数の画像データを記録し、第1の撮像手段から得られた画像データから、第1の条件を満たす被写体が検出されずに、第2の撮像手段から得られた画像データから、第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、第1の撮像手段から得られた第1の数よりも多い第2の数の画像データを記録する制御手段を有し、第1の撮像手段から得られた第2の数の画像データは、第1の条件を満たす被写体が検出された画像データよりも前に撮像された画像データを含むことを特徴とする。
本発明によれば、撮影者の特定の表情検出した場合に、好適な画像を記録する撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置100のブロック図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置100の外観図である。 本発明の実施形態に係るフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の本実施形態に係る撮像装置100のハードウェアブロック図である。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)101は、撮像装置100のメインメモリであり、撮影画像データや、後述する画像処理を施した画像データ等を一時的に保持する。データバス102は、各回路がDRAM101へアクセスするためのバスである。
第1のレンズユニット103は、撮影者がメインとして被写体を撮影するためのレンズを含むレンズユニットである。第1の撮像素子104は、第1のレンズユニット103を介して入射した光を電気信号に変換するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子であり、変換した電気信号をさらにデジタルデータに変換してDRAM101へ送信する。第2レンズユニット105は、第1のレンズユニット103と反対方向を向くレンズユニットであり、第1のレンズユニット103が被写体に向けられた場合に、第2のレンズユニット105は撮影者を向くように配置される。第2の撮像素子106は、第2のレンズユニット105を介して入射した光を電気信号に変換するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子であり、変換した電気信号をさらにデジタルデータに変換してDRAM101へ送信する。
信号処理回路107は、第1の撮像素子104および第2の撮像素子106によって生成され、DRAM101へ一時的に保持された撮像データを読み出し、ノイズリダクション、現像処理、画像補正処理、および、リサイズ等の画像処理を行う。顔検出回路108は、カメラ信号処理部107によって生成された撮影画像データから人物の顔を検出する。
表情検出回路109は、前記顔検出部108によって抽出された人物の表情を検出する表情検出部である。モニター110は、LCDや有機ELで構成され、DRAM101に一時的に保持されている画像データを読み込み、画像を表示する。メディアI/F111は、DRAM101に一時的に保持されている画像データを読み込み、この画像データを記録媒体200へ書き込む。
制御バス112は、CPU113が撮像装置100の各ブロックへ制御指示を行うためのバスである。メインCPU113は、撮像装置100全体を統括し、制御を行う。プログラムバス114は、CPU113と、ROM115、RAM116、タイマー117および操作部118を接続する。ROM115は、CPU113が読み出して実行するためのプログラムを格納する。タイマー117はCPU113へ割り込み信号を発生させるためのもので、CPU113へ経過時間や時刻を通知することが可能である。操作部118は、撮影者が撮像装置100の動作指示を行うためのボタン、十字キーやタッチパネル等を供える。動画生成回路119は、DRAM101に保持された画像データより動画像を生成する。
図2は、本発明に係る撮像装置100の外観図である。
撮影者がメインとして被写体を撮影するための第1のレンズユニット103が配置された面を撮像面とする。その撮像面に対して、反対側となるモニター110が配置された面を表示面とし、その表示面には主に撮影者を撮影するための第2のレンズユニット105が配置されている。撮像装置100の上面にはシャッターボタン、表示面にはメニューを操作するための十字キー等の操作部118が配置されている。
次に、本実施形態における撮像装置の撮影動作について説明する。図3は撮像動作のフローチャートであり、CPU113がROM115から読み出したプログラムに従って図3に示すフローチャートを実行する。
CPU113は、ユーザーによって所定の撮像モードが設定されると、本フローチャートに従って処理を開始する。
ステップS301において、CPU113は第1のレンズユニット103、第1の撮像素子104、第2のレンズユニット105、および第2の撮像素子106に対して撮像を開始させ、連続的に画像データを生成する。
第1のレンズユニット103および第2のレンズユニット105を介して取り込まれた被写体像は、それぞれ第1の撮像素子104および第2の撮像素子106へ入力され、それぞれ画像データに変換される。これらの画像データはデジタルデータに変換され、第1の画像データおよび第2の画像データとしてDRAM101に蓄積される。
信号処理回路107は、DRAM101に蓄積された第1および第2の画像データを読み出し、ノイズ除去、現像処理、画像補正処理、およびリサイズ等の画像処理を行ない、DRAM101へ再度蓄積する。
モニター110は、信号処理回路107によってDRAM101へ再蓄積された第1お画像データを読み込み、これに基づく画像を表示する。あるいは、モニター110は、第1の画像データと第2の画像データの両方をDRAM101から読み出し合成し、PinP画像として表示する事もできる。
尚、本実施形態では、画像データの取り込みは、1/60sec毎に行なわれるものとし、第1の画像データは60枚、第2画像データは1枚だけ蓄積するものとする。よって、第2画像データは、1/60sec毎に蓄積データが更新されるが、第1の画像データは、1sec前までの60枚の画像データが蓄積されていることとなる。このとき、第1の画像データの最後の1枚を除いた残りの59枚の画像データは、第2の画像データが撮像されるタイミングよりも前に撮像されて生成された画像データとなる。
ステップS302において、CPU113はDRAM101上の第1の画像データの蓄積量を判断する。信号処理回路107によって処理された第1の画像データがDRAM101に60枚以上ある場合は、ステップS304へ進み、無い場合は、ステップS301へ戻る。
ステップS303において、CPU113は、顔検出回路に顔検出処理を行わせる。顔検出回路108は、DRAM101に信号処理回路107により処理された蓄積された第1の画像データおよび第2の画像データに対し顔検出処理を行う。第1および第2の画像データの双方から顔が検出された場合は、ステップ305へ進み、それ以外の場合は、ステップS301へ戻る。
ステップS304において、CPU113は、表情検出回路109に、DRAM101に蓄積された第1の画像データに対して第1の条件を満たす被写体の検出処理を行わせる。ここで、第1の条件は、例えば笑顔であるとする。すなわち、表情検出回路109は第1の画像データから検出された顔領域に対して笑顔検出を行い、CPU113はいずれかの画像から笑顔が検出された場合にはステップS308へ進み、検出されなかった場合にはステップS305に進む。
ステップS308において、CPU113は、メディアI/F111に、DRAM101に蓄積された画像のうち、笑顔で判定された画像、もしくは、笑顔と判定された画像の直後に撮像されて得られた画像データを記録媒体200に記録させる。そして、CPUはステップS309に進む。なお、笑顔と判定された画像が複数ある場合には、笑顔としての評価値が最も高い画像データを記録するようにすればよい。
ステップS305において、CPU113は、表情検出回路109にDRAM101に蓄積された第1の画像データに対して、第1の条件と異なる第2の条件を満たす被写体の検出処理を行わせる。ここで、第2の条件は、例えば泣き顔であるとする。すなわち、表情検出回路109は第1の画像データから検出された顔領域に対して泣き顔検出を行い、CPU113は泣き顔が検出された場合にはステップS306へ進み、検出されなかった場合にはステップS301に戻る。
ステップS306において、CPU113は、表情検出回路109に第2の画像データに対して第1の条件、すなわち笑顔の検出処理を行わせる。CPU113は笑顔が検出された場合にはステップS307へ進み、検出されなかった場合にはステップS301に戻る。
ステップS307において、CPU113は、メディアI/F111に、DRAM101に蓄積された画像のうち、笑顔と判定された第2の画像データと、この第2の画像データと並行して記憶された60枚の第1の画像データを記録媒体200に記録させる。なお、ステップS307にて記録する画像データは、ステップS308で記録する画像データと、記録媒体上の異なるフォルダ内に格納するようにしてもよい。また、画像データの記録とともに、第1の画像データおよび第2の画像データの表情の検出結果を負荷情報として記録しても良い。
ステップS309において、CPU113は、撮影者から撮影を継続する旨を示す指示があるかを判定し、指示があればステップS301へ戻り、なければ本フローチャートを狩猟する。
以上説明したように、被写体を撮像して得られた第1の画像データが笑顔である場合には、第1の画像データを1枚だけ記録し、第1の画像データが泣き顔、かつ、第2の画像データが笑顔である場合には、第1の画像データは60枚の画像データを記録する。このように、撮影者が第1の条件を満たす場合には、その表情のきっかけとなる出来事を漏れなく記録するため、少なくとも第1の条件を満たすと判定された画像よりも前のタイミングに撮像された画像を含む複数の画像データを記録する。
尚、本実施形態では、画像データの取り込みは1/60sec毎としたがこれを限定されるわけではなく、メモリへの書き込み速度やメモリの容量に応じて適応的に変更することができる。
また、第2の画像データから笑顔が検出された場合に、第1の画像データは60枚、第2画像データは1枚だけ蓄積する例をあげて説明を行ったが、画像データを記録する数を変更することも可能である。ステップS308で記録される第1の画像データの数よりも、ステップS307で記録される第1の画像データのほうが多ければよい。
また、ステップS307において、多数の第1の画像データを記録する代わりに、動画生成回路119がこれらの第1の画像データから1つの動画データを生成し、生成した動画データを記録するようにしてもよい。
また、ステップS306の処理は省略することもできる。例えば、第1の画像データから第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、第1の画像データを第1の数だけ記録する。これに対し、第2の画像データから第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、この第2の画像データよりも前に撮像されて得られた、第1の数よりも多くの第2の数だけ第1の画像データを記録するようにしてもよい。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 撮像装置
101 DRAM
103 第1のレンズユニット
104 第1の撮像素子
105 第2のレンズユニット
106 第2の撮像素子
107 信号処理回路
108 顔検出回路
109 表情検出回路
113 CPU
200 記録媒体

Claims (8)

  1. 第1の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段が撮像する方向と異なる方向を撮像する第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段のそれぞれから得られた画像データから、第1の条件を満たす被写体を検出する検出手段と、
    前記第1の撮像手段から得られた画像データから、前記第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、前記第1の撮像手段から得られた第1の数の画像データを記録し、前記第1の撮像手段から得られた画像データから、前記第1の条件を満たす被写体が検出されずに、前記第2の撮像手段から得られた画像データから、前記第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、前記第1の撮像手段から得られた前記第1の数よりも多い第2の数の画像データを記録する制御手段を有し、
    前記第1の撮像手段から得られた前記第2の数の画像データは、前記第1の条件を満たす被写体が検出された画像データよりも前に撮像された画像データを含むことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の条件は笑顔であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の撮像手段から得られた画像データから、前記第1の条件とは異なる第2の条件を満たす被写体が検出され、かつ、前記第2の撮像手段から得られた画像データから、前記第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、前記第1の撮像手段から得られた前記第2の数の画像データを記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の条件は、第1の表情であり、前記第2の条件は、第2の表情であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の表情は笑顔であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記第2の表情は泣き顔であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の数は1であり、前記第2の数は複数であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 第1の撮像手段と、前記第1の撮像手段が撮像する方向と異なる方向を撮像する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段および前記第2の撮像手段のそれぞれから得られた画像データから、第1の条件を満たす被写体を検出する検出手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記第1の撮像手段から得られた画像データから、前記第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、前記第1の撮像手段から得られた第1の数の画像データを記録する工程と、
    前記第1の撮像手段から得られた画像データから、前記第1の条件を満たす被写体が検出されずに、前記第2の撮像手段から得られた画像データから、前記第1の条件を満たす被写体が検出された場合には、前記第1の撮像手段から得られた前記第1の数よりも多い第2の数の画像データを記録する工程を有し、
    前記第1の撮像手段から得られた前記第2の数の画像データは、前記第1の条件を満たす被写体が検出された画像データよりも前に撮像された画像データを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110213493A (zh) * 2019-06-28 2019-09-06 Oppo广东移动通信有限公司 设备成像方法、装置、存储介质及电子设备

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