JP2009090951A - ステアリングスイッチシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は車載装置の操作性を向上することを目的とする。
【解決手段】操作スイッチ11〜15への運転者の接触による接触検出手段21からの信号出力値が所定の閾値を超える値であると、操作スイッチ11〜15への運転者の接触をスイッチ操作として確定する操作スイッチ確定手段22を設け、閾値を操作スイッチ11〜15のそれぞれに対して設定するとともに、ステアリングの中心に近い操作スイッチ14、15は、非接触状態における信号出力値と閾値との差の絶対値が小さくなるように設定したので、運転者の指の付け根から操作スイッチ14、15が離れて配置されているため、十分に操作スイッチ14、15に指を接触させることができなかったとしても、操作スイッチ確定手段22は運転者の操作スイッチ14、15への接触を正確に検出でき、車載装置の操作性を向上することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ステアリングスイッチシステムに関するものである。
近年、車両運転時の安全性を向上させるため、運転者が車両運転中にステアリングから手を離さずに車載装置の操作を行うことを可能とするステアリングスイッチシステムが開発されている。
以下、図面を参照しながら従来のステアリングスイッチシステムについて説明する。図9(a)は従来のステアリングスイッチシステムの概略ブロック回路図であり、図9(b)は同システムを搭載したステアリング1を示す図である。
図9(a)に示すように、従来のステアリングスイッチシステムは、電極にて構成された複数の操作スイッチ2と、この操作スイッチ2への運転者の接触を検出するとともに、接触状態を信号として出力する接触検出手段3と、この接触検出手段3から出力される信号が入力されるとともに、信号が所定の閾値を超える値であると、操作スイッチへの運転者の接触をスイッチ操作として確定する操作スイッチ確定手段4とを備えた構成となっていた。
そして、このように構成されたステアリングスイッチシステムにおける複数個の操作スイッチ2を、図9(b)に示すようにステアリング1に配置し、さらにその配置位置としてステアリング1を把持した状態の運転者の親指が届く範囲内とすることで、運転者がステアリング1から手を離さずに種々の車載装置の操作を行うことを可能としたものであった。
なお、この出願に関する先行技術文献としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開2006−347215号公報
しかしながら、上述したように、従来のステアリングスイッチシステムでは、ステアリング1上に複数個の操作スイッチ2を配置させるため、操作スイッチ2の配置位置によっては、運転者は指を接触させにくいものとなっていた。
例えば、ステアリング1の中心に近い位置に配置された操作スイッチ2は、ステアリング1を把持した状態の運転者の親指の付け根からの距離が遠いため、運転者の親指は届きにくく、運転者は指を十分に接触させにくいものであった。
このため、操作スイッチ確定手段4は、操作スイッチ2と指との接触を、運転者のスイッチ操作として確定できず、運転者は思うように車載装置を操作できない可能性があるという問題が生じていた。
そこで、本発明は、ステアリングスイッチの操作性を向上させることを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、ステアリングに配置され、電極にて構成された複数の操作スイッチと、この操作スイッチへの運転者の接触を検出するとともに、接触状態を信号として出力する接触検出手段と、この接触検出手段から出力される信号が入力されるとともに、前記信号が所定の閾値を超える値であると、前記操作スイッチへの前記運転者の接触をスイッチ操作として確定する操作スイッチ確定手段とを備え、前記閾値は前記複数の操作スイッチのそれぞれに対して設定されるとともに、前記ステアリングの中心に近い操作スイッチほど、この操作スイッチの非接触状態における前記接触検出手段の信号出力値と前記閾値との差の絶対値が小さくなるように設定された構成とした。
この構成により本発明は、ステアリングスイッチの操作性を向上させることができる。
これは、閾値を複数の操作スイッチのそれぞれに対して設定するとともに、ステアリングの中心に近い操作スイッチほど、この操作スイッチの非接触状態における接触検出手段の信号出力値と閾値との差の絶対値が小さくなるように設定したことによる。
すなわち、本発明によると、運転者がステアリングを把持した状態の親指の付け根から遠い位置に配置された操作スイッチは、親指の付け根から近い位置に配置された操作スイッチに比べ、指との接触を検知する感度が高くなる。したがって、運転者が親指の付け根から遠い位置に配置された操作スイッチを操作する際に、所望の操作スイッチが運転者の親指の付け根の位置から離れているため、運転者が指を十分に接触させることができなくとも、所望の操作スイッチは比較的感度が高く設定されており、操作スイッチ確定手段は指と操作スイッチとの接触を正しくスイッチ操作として確定することができる。
この結果、車載装置を意図するとおりに操作することができるのである。
以下、本発明の実施の形態におけるステアリングスイッチシステムについて図面を用いて説明する。
図1において示すように、本実施の形態におけるステアリングスイッチシステムを搭載したステアリング5は、略円環状の把持部6と、この把持部6の内周側に備えられたスポーク部7とで構成される。
右側スイッチ群8及び左側スイッチ群9は、スポーク部7の左右両端付近にそれぞれ運転者と対向するように設けられており、これら右側スイッチ群8及び左側スイッチ群9には各々5個ずつの操作スイッチ11、12、13、14、15、及び操作スイッチ16、17、18、19、20が設けられている。これら計10個の操作スイッチ11〜20は、それぞれエアコンやオーディオ等の各種車載装置の操作と対応しており、運転者は指で操作スイッチ11〜20に接触することによりその操作スイッチ11〜20の操作対象となる各種車載装置を操作することができる。
なお、この右側スイッチ群8に設けられた5個の操作スイッチ11〜15は、運転者がステアリング5の把持部6を把持した状態で右手の親指が届く範囲に配置されている。同様に、左側スイッチ群9に設けられた5個の操作スイッチ16〜20は、運転者がステアリング5の把持部6を把持した状態で、左手の親指が届く範囲に配置されている。したがって、運転者はステアリング5の把持部6を把持した状態のまま、右手の親指で右側スイッチ群8に、左手の親指で左側スイッチ群9に接触することにより各種車載装置を操作することができる。
また、右側スイッチ群8は電極にて構成されており、図2に示すように、運転者の操作スイッチ11〜15への接触による静電容量の変化を、この操作スイッチ11〜15に接続された接触検出手段21が検出している。すなわち、本実施の形態におけるステアリングスイッチシステムでは、上記の静電容量の変化を接触検出手段21が検知することにより、操作スイッチ11〜15への運転者の接触状態を検出する仕組みとなっている。さらに、接触検出手段21では、上記の静電容量の変化による検出電圧の変動を信号として出力している。なお、本実施の形態において接触検出手段21から出力される信号とは接触検出手段21からの出力電圧(以後、電位Vn(n=1〜5)という)である。また、左側スイッチ群9については、右側スイッチ群8と同様の構成となっているため、説明を省略する。
操作スイッチ確定手段22には、接触検出手段21から出力された電位Vnが入力される。この操作スイッチ確定手段22は、図3に示すように、運転者が操作スイッチ11〜15のいずれかに接触した際の電位Vnが、破線で示される所定の閾値を超えた場合、この接触を運転者のスイッチ操作であると確定し、確定した操作スイッチ信号を出力する。その結果、運転者が接触した操作スイッチに対応した各種車載装置が所定動作を実行する仕組みとなっている。なお、本実施の形態では電位Vnが所定の閾値を超えて下回った場合に運転者のスイッチ操作であると確定したが、これに限らず、例えば、接触により電位Vnが上がる操作スイッチの場合は、電位Vnが所定の値を超えて上回った場合に運転者のスイッチ操作であると確定し、この場合の所定の値を閾値と定めても良い。また、左側スイッチ群9については、右側スイッチ群8と同様の構成となっているため、説明を省略する。
ここで、スイッチ操作を確定するための閾値を、操作スイッチ11〜15の全ての操作スイッチに対して同じ値を設定してしまうと以下のような問題が発生する。
例えば、図1において示されるように、操作スイッチ11及び12に比べ、操作スイッチ14及び15は、ステアリング把持時の運転者の親指の付け根から離れた位置に配置されているため、比較的運転者の親指が届きにくいものとなっており、これら操作スイッチ14及び15に対しては運転者は十分に親指を接触させることができない場合がある。このような場合、操作スイッチ14及び15の閾値が操作スイッチ11及び12の閾値と同様に設定されていると、操作スイッチ14及び15は、操作スイッチ11及び12に比べ、電位Vnが閾値を超えにくくなるため、運転者の接触が検出されにくくなる。この結果、操作スイッチ14及び15は、操作スイッチ確定手段22にてスイッチ操作の確定がされにくくなり、操作性の悪いものとなってしまう。
そこで、本発明のステアリングスイッチシステムでは、閾値を操作スイッチ11〜20のそれぞれに対して設定するとともに、ステアリング5の中心に近い操作スイッチほど、操作スイッチの非接触状態における信号出力値と閾値との差の絶対値が小さくなるように設定したのである。
すなわち、本実施の形態では、図4の点線の長さで示されるように、ステアリング5の中心から近い操作スイッチ14及び15における非接触状態の信号出力値と閾値との差の絶対値を最も小さいものとし、操作スイッチ13における非接触状態の信号出力値と閾値との差の絶対値を次に小さいものとし、ステアリング5の中心から遠い操作スイッチ11及び12における非接触状態の信号出力値と閾値との差の絶対値を最も大きいものとしている。
このように操作スイッチ11〜20のそれぞれに対して閾値を設定したことの効果と操作スイッチ確定手段22の動作について、以下に具体的な例を用いて説明する。
まず、図5(a)に示されるように、運転者が操作スイッチ12を操作しようとし、指23を操作スイッチ12に接触させた場合、操作スイッチ確定手段22に入力される操作スイッチ12の電位V2は、図5(b)のグラフに示されるように低下する。ここで、操作スイッチ12に対応する閾値は、図5(a)の破線部に示される値にて設定されており、操作スイッチ確定手段22に入力される電位はこの閾値を下回るため、操作スイッチ確定手段22は運転者の指23が操作スイッチ12に接触したものと判定し、操作スイッチ12のオン信号を出力する。この結果、操作スイッチ12に対応した車載装置の所定の動作が実行される。なお、操作スイッチ12に対応する閾値は、図5(b)に示されるように予め設定した最大閾値VOに係数K2を乗じ、これにより求められた値を非接触状態における操作スイッチ12の電位V2から減じたものである。操作スイッチ12は指23から最も近いため、本実施の形態では係数K2を1.0としている。
次に、運転者が操作スイッチ13を操作しようとした場合について述べる。
図6(a)に示されるように、運転者が操作スイッチ13を操作しようと、指23を操作スイッチ13に接触させた時、操作スイッチ13は操作スイッチ12に比べステアリング5の中心から近い位置に配置されているため、必然的に操作スイッチ13は操作スイッチ12よりも指23の付け根から離れた位置に配置されていることになる。したがって、図5(a)で示されるように操作スイッチ12のみを操作した場合に比べ、図6(a)で示されるように運転者が操作スイッチ13を操作しようとした場合は、運転者は指23を操作スイッチ13に対しては十分に接触させることができず、また、操作スイッチ13への指23の接触とともに操作スイッチ12にも指23を接触させてしまうことがある。このような場合、操作スイッチ13の電位V3及び操作スイッチ12の電位V2は図6(b)のグラフに示されるように低下する。すなわち、操作スイッチ13の電位V3が低下するとともに、操作スイッチ12の電位V2も低下している。ここで、操作スイッチ12の電位V2は、操作スイッチ12に対応する閾値(非接触状態における操作スイッチ12の電位V2からK2・VOを減じたもの)を下回っていないため、操作スイッチ確定手段22から操作スイッチ12オン信号が出力されることはない。一方、操作スイッチ13に対応する閾値は操作スイッチ12に対応する閾値よりも高い値で設定されており、操作スイッチ13の電位V3は、それに対応する閾値を下回っているため、操作スイッチ確定手段22は運転者の指23が操作スイッチ13に接触したものと判定し、操作スイッチ13のオン信号を出力する。
この結果、運転者が指23を操作スイッチ13に対して十分に接触させることができなくとも、操作スイッチ確定手段22は、操作スイッチ13への指23の接触を運転者のスイッチ操作として確定することができる。これにより、操作スイッチ13に対応した車載装置の所定の動作を実行させることが可能となり、車載装置の操作性を向上させることができる。
なお、操作スイッチ13に対応する閾値は、操作スイッチ12に対応する閾値と同様、予め設定したVOに係数K3(=0.8)を乗じ、これにより求められた値を非接触状態における操作スイッチ13の電位V3から減じたもので求められる。すなわち、操作スイッチ13の非接触状態における電位と操作スイッチ13に対応する閾値との差の絶対値であるK3・VO(=0.8VO)は、操作スイッチ12の非接触状態における電位と操作スイッチ12に対応する閾値との差の絶対値であるK2・VO(=1.0VO)よりも小さいものとなっている。
最後に、運転者が操作スイッチ14を操作しようとした場合について述べる。
図7(a)に示されるように、操作スイッチ14は、操作スイッチ13及び操作スイッチ12に比べ、ステアリング5の中心から最も近くに配置されているため、運転者にとって操作スイッチ14は操作スイッチ13及び操作スイッチ12よりも指23を接触させるのが難しいものとなっている。したがって、図7(a)で示されるように、運転者が操作スイッチ14を操作しようとした場合は、運転者は指23を操作スイッチ14に対してさらに十分に接触させることができず、また、操作スイッチ14への接触とともに操作スイッチ13にも指23を接触させてしまうため、この場合の操作スイッチ14の電位V4と操作スイッチ13の電位V3の変化は図7(b)のグラフで示されるように変化する。ここで、操作スイッチ13の電位V3は、操作スイッチ13に対応する閾値を下回っていないため、操作スイッチ確定手段22から操作スイッチ13のオン信号が出力されることはない。一方、操作スイッチ14の電位V4の変位は、図5(b)で示される操作スイッチ12の電位V2の変化量や、図6(b)で示される操作スイッチ13の電位V3の変化量に比べ小さいものではあるが、操作スイッチ14に対応する閾値が、操作スイッチ12に対応する閾値や、操作スイッチ13に対応する閾値に比べ高い値で設定されているため、操作スイッチ14の電位V4は操作スイッチ14に対応する閾値を下回っている。
この結果、操作スイッチ確定手段22は、操作スイッチ14のオン信号を出力することができる。従って、運転者が指23を操作スイッチ13に対して十分に接触させることができなくとも、操作スイッチ13に対応した車載装置の所定の動作を実行させることが可能となり、車載装置の操作性を向上させることができるのである。
なお、操作スイッチ14に対応する閾値は、操作スイッチ12、13にそれぞれ対応する閾値と同様に求められ、操作スイッチ14に対応する閾値においては係数K4を0.5としている。したがって、操作スイッチ14の非接触状態における電位と操作スイッチ14に対応する閾値との差の絶対値であるK4・VO(=0.5VO)は、操作スイッチ12の非接触状態における電位と操作スイッチ12に対応する閾値との差の絶対値であるK2・VO(=1.0VO)、及び操作スイッチ13の非接触状態における電位と操作スイッチ13に対応する閾値との差の絶対値であるK3・VO(=0.8VO)よりも小さいものとなっている。すなわち、本実施形態におけるステアリングスイッチシステムでは、操作スイッチ12及び操作スイッチ13に比べて、ステアリング5の中心に近い操作スイッチ14は、操作スイッチの非接触状態における信号出力値と閾値との差の絶対値が小さくなるように設定されている。
なお、操作スイッチ11〜20のそれぞれに対して閾値の設定したことの効果と操作スイッチ確定手段22の動作について、特に右側スイッチ群の操作スイッチ12、13、14について述べたが、操作スイッチ11、15や左側スイッチ群の操作スイッチ16〜20についても同様に閾値が設定されるものであり、また同様の効果を有するものである。
また、本実施の形態で述べた係数K2、K3、K4の数値は一例であり、操作スイッチの数、配置等に応じて適宜決定すればよい。
次に、操作スイッチ11〜20の操作確定動作について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図8のフローチャートは右側スイッチ群8(操作スイッチ11から15)の操作確定動作について説明するが、左側スイッチ群9の操作確定動作も同様である。また、図8に示すフローチャートは操作スイッチ確定手段22に内蔵されたマイクロコンピュータ(図示せず)により実行される。
図8のフローチャートが実行されると、まずマイクロコンピュータに内蔵された変数メモリである番号nに初期値として1を代入する(ステップ番号S11)。なお、この動作を図8のフローチャートではn←1と示す。
次に、マイクロコンピュータはステアリング5に内蔵された舵角センサ(図示せず)の出力からステアリング5が回された角度を求め、所定値と比較する(S13)。なお、舵角センサはステアリング5を右に回した時と左に回した時で区別できるように、直進時の角度(=0°)に対して正負の角度を出力するようにしている。従って、ここでは所定値より大きくステアリング5を回しているか否かを判断するので、ステアリング角度の絶対値と所定値を比較するようにしている。
もし、ステアリング角度の絶対値が所定値より大きければ(S13のYes)、ステアリング5を右、または左に大きく回している状態であるので、操作スイッチ確定手段22は全ての操作スイッチ11〜15のオフ信号を出力する(S15)。このような動作により、ステアリング5を所定の角度以上に回している場合は、たとえ操作スイッチ11〜15のいずれかがオン状態であったとしても全てオフにして出力していることになる。すなわち、操作スイッチ確定手段22はいずれの操作スイッチ11〜15も接触していないとして確定している。その結果、ステアリング5を大きく切っている間に、任意の操作スイッチ11〜15に意図せず触れてしまうことによるエアコンやオーディオ等の誤動作を防止している。S15の後はS13に戻る。
一方、ステアリング5の角度の絶対値が所定値以下であれば(S13のNo)、次に番号nの操作スイッチ1n(n=1〜5)の電位Vnが閾値を超えたか否かを判断する(S17)。ここで、閾値は図5(b)、図6(b)、および図7(b)で説明した通り、操作スイッチ11〜15に応じてそれぞれあらかじめ決定されている。
もし、番号nの操作スイッチ1nの電位Vnが閾値を超えていなければ(S17のNo)、操作スイッチ1nは操作されていないので、操作スイッチ確定手段22は番号nの操作スイッチ1nのオフ信号を出力する(S19)。その後、後述するS31にジャンプする。
一方、番号nの操作スイッチ1nの電位Vnが閾値を超えていれば(S17のYes)、次に番号n以外の他の任意の操作スイッチの電位が閾値を超えているか否かを順次調べる(S21)。もし、他の任意の操作スイッチの電位が閾値を超えていれば(S21のYes)、操作スイッチ11〜15の内、複数に同時に触れていることになる。この場合は、意図しない操作スイッチ11〜15に触れている可能性があるので、前記した誤動作を防止するために操作スイッチ確定手段22は全ての操作スイッチ11〜15のオフ信号を出力する(S23)。その後、後述するS31にジャンプする。
一方、他の操作スイッチの電位が全て閾値を超えていなければ(S21のNo)、操作スイッチ確定手段22は番号nの操作スイッチ1nのオン信号を出力する(S29)。これにより、操作スイッチ確定手段22は番号nの操作スイッチ1nがオンであると確定した操作スイッチ信号を出力することになる。この際、既にいずれかの操作スイッチ11〜15のオン信号が出力されていれば、操作スイッチ確定手段22はS29の動作によって自動的に前記オン信号をオフにするようにしている。これにより、複数の操作スイッチ11〜15について同時にオン信号を出力してしまうことを防止している。
次に、マイクロコンピュータは次の操作スイッチの状態を調べるために、番号nに1を加算する(S31)。その後、番号nが6になったか否かを判断する(S33)。もし、番号nが6でなければ(S33のNo)、S13に戻り、次の操作スイッチ1nに対して操作状態判断等の動作を繰り返す。一方、番号nが6になれば(S33のYes)、操作スイッチ11〜15は5つしかないので、番号nを初期値の1に戻すため、S11にジャンプする。これらのことから、もし右側スイッチ群8に配された操作スイッチ11〜15が5つでなければ、S33において右側スイッチ群8に配された操作スイッチの数量+1と番号nを比較すればよい。
以上の動作を繰り返すことで、操作スイッチ確定手段22は順次操作スイッチ11〜15の操作状態に応じたオンオフ信号を出力している。
なお、図8のフローチャートのS23では、操作スイッチ11〜15の内、複数が同時に操作されている場合は、全ての操作スイッチ11〜15のオフ信号を出力するようにしているが、これは、あらかじめ決定された優先順位に従って、優先順位の高い1つの操作スイッチのみを選択し、そのオン信号を出力するようにしてもよい。この場合、優先順位は同時に操作される全ての組み合わせに対して決定し、マイクロコンピュータに内蔵された不揮発性メモリ等に記憶しておく。
本発明によるステアリングスイッチシステムは、操作スイッチと運転者の指との接触を正確に検出できるため、特に、多数の操作スイッチを搭載した車両のステアリングスイッチシステムに有効である。
本実施の形態におけるステアリングスイッチを搭載したステアリングの正面図 本実施の形態におけるステアリングスイッチの概略ブロック回路図 本実施の形態におけるステアリングスイッチの任意の操作スイッチに接触した際の電位の変化を示す図 本実施の形態におけるステアリングスイッチの各操作スイッチとステアリングの中心との距離を示す図 本実施の形態におけるステアリングスイッチのステアリングの中心から最も遠い位置に配置された操作スイッチに指を接触させている時の図、およびその信号出力値の変化を示す図であり、(a)は、操作スイッチに指を接触させた状態図、(b)は、その時の信号出力値変化特性図 本実施の形態におけるステアリングスイッチのステアリングの中心から次に遠い位置に配置された操作スイッチに指を接触させている時の図、およびその信号出力値の変化を示す図であり、(a)は、操作スイッチに指を接触させた状態図、(b)は、その時の信号出力値変化特性図 本実施の形態におけるステアリングスイッチのステアリングの中心から最も近い位置に配置された操作スイッチに指を接触させている時の図、およびその信号出力値の変化を示す図であり、(a)は、操作スイッチに指を接触させた状態図、(b)は、その時の信号出力値変化特性図 本実施の形態におけるステアリングスイッチの操作スイッチ確定手段の動作を示すフローチャート (a)従来のステアリングスイッチシステムの概略ブロック回路図、(b)従来のステアリングスイッチシステムを搭載したステアリングの正面図
符号の説明
5 ステアリング
6 把持部
7 スポーク部
8 右側スイッチ群
9 左側スイッチ群
11、12、13、14、15、16、17、18、19、20 操作スイッチ
21 接触検出手段
22 操作スイッチ確定手段

Claims (4)

  1. ステアリングに配置され、電極にて構成された複数の操作スイッチと、
    この操作スイッチへの運転者の接触を検出するとともに、接触状態を信号として出力する接触検出手段と、
    この接触検出手段から出力される信号が入力されるとともに、前記信号が所定の閾値を超える値であると、前記操作スイッチへの前記運転者の接触をスイッチ操作として確定する操作スイッチ確定手段とを備え、
    前記閾値は前記複数の操作スイッチのそれぞれに対して設定されるとともに、
    前記ステアリングの中心に近い操作スイッチほど、この操作スイッチの非接触状態における前記接触検知手段の信号出力値と前記閾値との差の絶対値が小さくなるように設定されたステアリングスイッチシステム。
  2. 前記運転者が2つ以上の前記操作スイッチに同時に接触し、これら2つ以上の前記操作スイッチへの接触により前記接触検出手段から出力される前記信号出力値がそれぞれの前記操作スイッチに対して設定された前記閾値を超えた場合は、前記操作スイッチ確定手段はいずれの前記操作スイッチも接触していないとして確定するようにした請求項1に記載のステアリングスイッチシステム。
  3. 前記運転者が2つ以上の前記操作スイッチに同時に接触し、これら2つ以上の前記操作スイッチへの接触により前記接触検出手段から出力される前記信号出力値がそれぞれの前記操作スイッチに対して設定された前記閾値を超えた場合、前記操作スイッチ確定手段は予め設定された優先順位に従って1つの前記操作スイッチを選択し、この1つの前記操作スイッチを接触したとして確定するようにした請求項1に記載のステアリングスイッチシステム。
  4. 前記ステアリングが所定の角度以上回された場合は、前記操作スイッチ確定手段はいずれの前記操作スイッチも接触していないとして確定するようにした請求項1に記載のステアリングスイッチシステム。
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