JP2018073127A - タッチ検出感度調整装置 - Google Patents

タッチ検出感度調整装置 Download PDF

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Yasuhiro Fujioka
康弘 藤岡
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Abstract

【課題】好適なタッチ検出感度を設定することができるタッチ検出感度調整装置を提供する。
【解決手段】操作判定部33は、ステアリングホイールに設けられたグリップ把持検出センサ16で検出される検出信号Saを基に、ユーザがグリップを把持したときの把持状態、すなわち手袋装着の有無や両手操作又は片手操作を判定する。閾値調整部34は、操作判定部33の判定結果を基に、タッチ操作装置9のタッチ検出感度閾値Kを調整する。これにより、タッチ操作装置9のタッチ検出感度閾値Kが、グリップ操作時の手袋の装着有無や両手操作又は片手操作に応じた適切な値に設定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、タッチ操作のタッチ検出感度を調整するタッチ検出感度調整装置に関する。
従来、車内のカーナビゲーションシステムのディスプレイを、運転席の手元に配置されたタッチ操作装置(タッチパッド)を介して遠隔操作可能な車両が周知である(特許文献1等参照)。この種のタッチ操作装置は、人体の指等のタッチ操作を静電容量の変化を通じて検出する静電容量式が多い。
特開2009−301300号公報
静電容量式のタッチ操作装置でタッチ有無の誤判定を防止するには、タッチ検出感度が低い方がよい。しかし、タッチ検出感度を低い値に設定しておくと、その背反として、例えば手袋をしたままのタッチ操作のとき、この操作が検出し難くなってしまう問題が発生する。よって、タッチ操作の操作状況に応じた好適なタッチ検出感度を設定することができる技術の開発ニーズがあった。
本発明の目的は、好適なタッチ検出感度を設定することができるタッチ検出感度調整装置を提供することにある。
前記問題点を解決するタッチ検出感度調整装置は、移動体に搭載されたステアリングホイールのグリップ把持検出センサの把持検出部で検出される検出信号を基に、ユーザが前記ステアリングホイールのグリップを把持したときの把持状態を判定する操作判定部と、前記グリップ把持検出センサとは別体に形成されたタッチ面への接近状態又は接触状態により対象機器への入力を受け付けるタッチ操作装置のタッチ検出感度閾値を、前記操作判定部の判定結果を基に調整する閾値調整部とを備えた。
本構成によれば、ユーザがステアリングホイールのグリップを把持したときの把持状態を操作判定部により判定し、その判定結果を基に、タッチ操作装置のタッチ検出感度閾値を調整する。よって、ユーザによるグリップの把持状態に応じた好適なタッチ検出感度を設定することが可能となる。これにより、ユーザに操作意志がなくタッチ操作が不意に検出されてしまうことを防ぐ誤操作防止と、ユーザがタッチ面をタッチ操作したときに確実に操作検出がなされる検出感度確保とを両立することが可能となる。
前記タッチ検出感度調整装置において、前記操作判定部は、前記グリップの把持が手袋を装着した状態での操作か否かを判定し、前記閾値調整部は、前記操作判定部での判定の結果、前記グリップを把持する手に手袋が装着されていると判定されていれば、予め定められた基準値を前記タッチ検出感度閾値として設定することが好ましい。この構成によれば、手袋を装着した状態でタッチ面を操作するとき、タッチ面のタッチ検出感度閾値を、手袋装着に適した値に設定しておくことが可能となるので、手袋を装着したままのタッチ操作において、その検出感度を確保することが可能となる。
前記タッチ検出感度調整装置において、前記操作判定部は、前記グリップが片手での把持であるか両手での把持であるかを判定し、前記閾値調整部は、前記操作判定部での判定の結果、(A)前記グリップが片手での把持であり、かつ前記手袋を非装着、(B)前記グリップが両手での把持であり、かつ前記手袋を非装着、(C)前記グリップが両手での把持であり、かつ前記手袋を装着、のいずれかであれば、前記基準値よりも高い値を前記タッチ検出感度閾値として設定することが好ましい。この構成によれば、素手/手袋及び片手/両手の各組み合わせの操作において、それぞれ最適なタッチ検出感度閾値に設定することが可能となる。
前記タッチ検出感度調整装置において、前記グリップ把持検出センサは、静電容量の変化によりグリップ操作を検出する静電容量センサであり、前記操作判定部は、前記グリップ把持検出センサの前記把持検出部としての電極で検出される検出電極数、位置及び感度の少なくとも1つのパラメータを基に、前記把持状態を判定することが好ましい。この構成によれば、ユーザによるグリップの把持状態を判定するにあたり、検出電極数、位置、感度等の種々のパラメータを用いて判定を行うことが可能となるので、グリップ把持操作の状態を詳細に判定することが可能となる。
前記タッチ検出感度調整装置において、前記タッチ面においてタッチ操作を検出するタッチ検出部の出力信号を基に、ユーザが前記タッチ面をタッチ操作したときの操作状態を判定するタッチ判定部を備え、前記閾値調整部は、前記操作判定部の判定結果、又は前記タッチ判定部の判定結果を用いて、前記タッチ検出感度閾値を調整することが好ましい。この構成によれば、グリップの把持操作とタッチ面のタッチ操作とのいずれからであっても、タッチ検出感度閾値の調整が可能となるので、タッチ検出感度閾値を早期に好適な値に設定することが可能となる。
本発明によれば、タッチ操作装置において、好適なタッチ検出感度を設定することができる。
第1実施形態の運転席の概要を示す斜視図。 タッチ検出感度調整装置の構成図。 タッチ検出感度調整装置の電気構成図。 ステアリングホイールが把持操作されたときのタッチ検出感度調整装置の作動図。 タッチ検出感度閾値の設定パターンをまとめた表。 第2実施形態のタッチ検出感度調整装置の構成図。 タッチ操作装置がタッチ操作されたときのタッチ検出感度調整装置の作動図。 タッチ検出感度閾値の設定パターンをまとめた表。
(第1実施形態)
以下、タッチ検出感度調整装置の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両1の運転席には、車両1を操舵するときに操作するステアリングホイール2が設けられている。車内のセンタークラスター3には、車載された対象機器4を操作するときのインターフェースとなるディスプレイ5が設けられている。ディスプレイ5は、例えばタッチパネルであることが好ましい。対象機器4には、例えばカーナビゲーション装置、エアコン装置、オーディオ装置等があり、これら装置の選択や設定の画面がディスプレイ5に表示される。ユーザは、ディスプレイ5をタッチ操作したり、ディスプレイ5の周囲に設けられたスイッチ類6を操作したりすることにより、対象機器4を作動させる。
車両1は、ディスプレイ5における選択及び決定を遠隔操作することにより対象機器4を作動させるタッチ操作装置9を備える。タッチ操作装置9は、いわゆる静電容量式のタッチパッドであって、指等によってタッチ操作される。タッチ操作装置9は、例えば運転席横のコンソールボックス10に設けられている。タッチ操作装置9のタッチ面11が指等でなぞり操作されると、ディスプレイ5のカーソルが動き、タッチ面11がタップ操作や押し込み操作(以降、併せてタッチ操作と記す)されると、カーソル上のアイコン等が決定に移行される。
図2に示すように、車両1は、タッチ操作装置9のタッチ操作時の感度(タッチ検出感度)を調整可能なタッチ検出感度調整装置14を備える。本例のタッチ検出感度調整装置14は、タッチ面11がタッチ操作されているか否かの判断基準となるタッチ検出感度閾値Kを調整するためのものである。
ステアリングホイール2には、ユーザによるグリップ15の把持を検出可能なグリップ把持検出センサ16が設けられている。グリップ把持検出センサ16は、静電容量の変化によりグリップ操作を検出する静電容量センサであって、例えばグリップ15を把持するユーザの手が手袋あり又は手袋なしのいずれであることや、片手又は両手のいずれであるのかを検出する。
グリップ把持検出センサ16は、グリップ15に触れる人体を検知可能な把持検出部19(本例は電極20)と、電極20から入力する検出信号Saを基にグリップ把持検出センサ16の作動を制御するコントローラ21とを備える。電極20は、円環状のグリップ15のほぼ一帯に配置されるように、左右それぞれに配置されるように略半円状のものが一対設けられ、各々がコントローラ21に接続されている。コントローラ21は、配線22を通じてタッチ操作装置9と電気接続されている。
図3に示すように、グリップ把持検出センサ16のコントローラ21は、グリップ把持検出センサ16の作動を制御する制御部25と、グリップ把持検出センサ16において信号の送受信を可能にする通信部26とを備える。タッチ操作装置9は、タッチ面11に触れる人体を検知可能なタッチ検出部27(本例は電極28)と、タッチ操作装置9の作動を制御する制御部29と、タッチ操作装置9において信号の送受信を可能にする通信部30とを備える。グリップ把持検出センサ16及びタッチ操作装置9は、通信部26,30同士が配線22を通じて電気接続されている。
タッチ検出感度調整装置14は、移動体31に搭載されたステアリングホイール2のグリップ把持検出センサ16の把持検出部19(本例は電極20)で検出される検出信号Saを基にユーザがグリップ15を把持したときの把持状態を判定する操作判定部33を備える。操作判定部33は、グリップ把持検出センサ16の制御部25に設けられている。操作判定部33は、グリップ把持検出センサ16の電極20から入力する検出信号Saを基に、電極20の静電容量の変化から、ユーザがステアリングホイール2のグリップ15を把持したときの把持状態を判定する。本例の操作判定部33は、グリップ15の把持が手袋を装着した状態での操作か否かを判定するとともに、グリップ15が片手での把持であるか両手での把持であるかを判定する。操作判定部33は、グリップ把持検出センサ16の電極20で検出される検出電極数、位置及び感度の少なくとも1つのパラメータを基に、把持状態を判定する。
タッチ検出感度調整装置14は、グリップ把持検出センサ16とは別体に形成されたタッチ面11への接近状態又は接触状態により対象機器4への入力を受け付けるタッチ操作装置9のタッチ検出感度閾値Kを、操作判定部33の判定結果を基に調整する閾値調整部34を備える。閾値調整部34は、タッチ操作装置9の制御部29に設けられている。
閾値調整部34は、操作判定部33での判定の結果、グリップ15を把持する手に手袋が装着されていると判定されていれば、予め定められた基準値をタッチ検出感度閾値Kとして設定する。なお、予め定められた基準値とは、手袋を装着していてもタッチ操作を検出可能なレベルの値であることが好ましい。
閾値調整部34は、操作判定部33での判定の結果、次の(A)〜(C)のいずれかであれば、前述の基準値よりも高い値を前記タッチ検出感度閾値Kとして設定する。
(A)前記グリップが片手での把持であり、かつ前記手袋を非装着
(B)前記グリップが両手での把持であり、かつ前記手袋を非装着
(C)前記グリップが両手での把持であり、かつ前記手袋を装着
本例の閾値調整部34は、手袋なしの片手操作、手袋なしの両手操作、又は手袋ありの両手操作のいずれかの判定結果のとき、タッチ検出感度閾値Kを高く設定しておく。閾値調整部34は、手袋ありの片手操作の判定結果のとき、タッチ検出感度閾値Kを低く設定する。
次に、図4及び図5を用いて、タッチ検出感度調整装置14の作用及び効果を説明する。
図4に示すように、ユーザ(運転者)がステアリングホイール2のグリップ15を把持したとき、この把持操作がグリップ把持検出センサ16(電極20)で検出され、その検出信号Saが制御部25に出力される。グリップ把持検出センサ16が静電容量センサの場合、ユーザによるグリップ15の把持により、グリップ把持検出センサ16の電極20の静電容量が変化し、電極20は静電容量の変化量に応じた検出信号Saを制御部25に出力する。
操作判定部33は、グリップ把持検出センサ16から入力する検出信号Saを基に、グリップ15の把持操作が手袋を装着した操作か否かの判定と、グリップ15の把持操作が両手又は片手のどちらの操作であるかの判定とを実行する。本例の場合、操作判定部33は、グリップ把持検出センサ16の電極20の静電容量変化から、グリップ15の把持操作の片手/両手及び素手/手袋の判定を実行する。
ここで、例えば静電容量変化を検出してから一定時間内の変化値が大きければ、素手操作であると判定可能であり、静電容量変化を検出してから一定時間内の変化値が小さければ、手袋操作であると判定可能である。また、グリップ15に左右一対設けられた電極20のうち、片方の電極20のみで把持操作が検出されれば、片手操作と判定可能であり、両方の電極20で把持操作が検出されれば、両手操作と判定可能である。操作判定部33は、その判定結果を表す判定結果情報Sr(素手/手袋情報、片手/両手情報)を、配線22を通じてタッチ操作装置9に出力する。
図5に示すように、閾値調整部34は、操作判定部33から取得した判定結果情報Srを基に、グリップ15の把持操作の片手/両手及び素手/手袋の各組み合わせに応じたタッチ検出感度閾値Kを設定する。本例の場合、閾値調整部34は、操作判定部33による判定結果が、「手袋なしで片手操作」、「手袋なしで両手操作」、「手袋ありで両手操作」であるとき、タッチ検出感度閾値Kを高い値の素手指閾値(タッチ検出感度が低い状態)に設定する。こうすることで、ユーザに操作意志がないにも拘わらずタッチ操作が検出されてしまう誤検出防止を優先する。なお、グリップ15が把持操作されていないときも、タッチ操作の誤検出防止を優先するために、タッチ検出感度閾値Kが素手指閾値に設定されていることが好ましい。
一方、閾値調整部34は、操作判定部33の判定結果が、「手袋ありで片手操作」であるとき、タッチ検出感度閾値Kを低い値の通常閾値(タッチ検出感度が高い状態)に設定する。こうすることで、手袋ありのタッチ操作時の検出精度を確保する。なお、本例の場合、通常閾値を一般的なタッチ操作の検出感度(デフォルト値)とし、素手指閾値を通常よりも低めの検出感度としている。閾値調整部34は、タッチ検出感度閾値Kの変更後、例えば車両電源が電源オフとなるまで、その変更値を保持する。
さて、本例の場合、ユーザがステアリングホイール2のグリップ15を把持したときの把持状態を操作判定部33により判定し、その判定結果を基に、タッチ操作装置9のタッチ検出感度閾値Kを調整する。よって、ユーザによるグリップ15の把持状態に応じた適切なタッチ検出感度を設定することができる。これにより、ユーザに操作意志がなくタッチ操作が不意に検出されてしまうことを防ぐ誤操作防止と、ユーザがタッチ面11をタッチ操作したときに確実に操作検出がなされる検出感度確保とを両立することができる。
操作判定部33は、グリップ15の把持が手袋を装着した状態での操作か否かを判定し、閾値調整部34は、操作判定部33での判定の結果、グリップ15を把持する手に手袋が装着されていると判定されていれば、予め定められた基準値をタッチ検出感度閾値Kとして設定する。よって、手袋を装着した状態でタッチ面11を操作するとき、タッチ面11のタッチ検出感度を、手袋装着に適した値に設定しておくことが可能となるので、手袋を装着したままのタッチ操作において、その検出感度を確保することができる。
操作判定部33は、グリップ15が片手での把持であるか両手での把持であるかを判定し、閾値調整部34は、操作判定部33での判定の結果、前述の(A)〜(C)のいずれかであれば、基準値よりも高い値をタッチ検出感度閾値Kとして設定する。よって、素手/手袋及び片手/両手の各組み合わせの操作において、それぞれ最適なタッチ検出感度閾値Kに設定することが可能となる。
グリップ把持検出センサ16は、静電容量センサであって、操作判定部33は、グリップ把持検出センサ16の電極20で検出される検出電極数、位置及び感度の少なくとも1つのパラメータを基に、把持状態を判定する。よって、ユーザによるグリップ15の把持状態を判定するにあたり、検出電極数、位置、感度等の種々のパラメータを用いて判定を行うことが可能となるので、グリップ把持操作の状態を詳細に判定することができる。
操作判定部33は、グリップ15の把持が手袋を装着した操作か否かを判定する。よって、手袋をした状態でタッチ面11をタッチ操作するとき、タッチ検出感度閾値Kはその操作態様に適した値に設定された状況下となっているので、手袋をしたままのタッチ操作であっても、その操作を確実に検出することができる。
操作判定部33は、グリップ15の把持が片手又は両手のどちらの操作かを判定する。よって、グリップ把持操作が両手の場合には、タッチ面11にタッチ操作は行われないとして、タッチ検出感度閾値Kをそのままにしておき、グリップ把持操作が片手の場合(本例は手袋ありの状態が前提)には、空いた方の手でタッチ操作が行われる可能性があるとして、タッチ検出感度閾値Kを変更させることができる。
閾値調整部34は、「手袋なしの片手操作」、「手袋なしの両手操作」、又は「手袋ありの両手操作」のいずれかの判定結果のとき、タッチ検出感度閾値Kを高く設定し、「手袋ありの片手操作」の判定結果のとき、タッチ検出感度閾値Kを低く設定する。よって、素手/手袋及び片手/両手の各組み合わせの操作において、それぞれ最適なタッチ検出感度閾値Kに設定することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図6〜図8に従って説明する。第2実施形態は、タッチ操作装置9のタッチ面11の出力を基にタッチ検出感度閾値Kを調整する実施例である。本例の場合、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図6に示すように、タッチ検出感度調整装置14は、ユーザがタッチ面11をタッチ操作したときの操作状態を判定するタッチ判定部41を備える。タッチ判定部41は、タッチ操作装置9の制御部29に設けられている。タッチ判定部41は、タッチ操作装置9のタッチ検出部27(本例は電極28)の出力信号Sbを基に、タッチ面11のタッチ操作が手袋あり又は手袋なしのいずれのタッチ操作であるかを判定する。
閾値調整部34は、操作判定部33の判定結果、又はタッチ判定部41の判定結果を用いて、タッチ検出感度閾値Kを調整する。この場合、閾値調整部34は、操作判定部33の判定結果、又はタッチ判定部41の判定結果のうち、先に得た判定結果を用いて、タッチ検出感度閾値Kを調整する。
図7に示すように、ユーザ(運転者)がタッチ操作装置9のタッチ面11をタッチ操作したとき、このタッチ操作がタッチ操作装置9の電極28で検出され、その出力信号Sbが制御部29に出力される。なお、ここでは、グリップ15の把持操作よりも、タッチ操作装置9のタッチ操作が先に実施されたとする。タッチ操作装置9のタッチ検出が静電容量センサの場合、ユーザのタッチ操作により、電極28の静電容量が変化し、その変化量に応じた出力信号Sbが制御部29に入力される。
タッチ判定部41は、電極28から入力する出力信号Sbを基に、タッチ面11のタッチ操作が手袋を装着した操作か否かの判定を実行する。本例の場合、タッチ判定部41は、タッチ操作装置9の電極28の静電容量変化から、タッチ操作の素手/手袋の判定を実行する。例えば、電極28で静電容量変化を検出してから一定時間内の変化値が大きければ、素手操作であると判定可能であり、電極28で静電容量変化を検出してから一定時間内の変化値が小さければ、手袋操作であると判定可能である。
図8に示すように、閾値調整部34は、タッチ操作の操作状態の判定結果を基に、タッチ操作が素手/手袋のそれぞれに応じたタッチ検出感度閾値Kを調整する。本例の場合、閾値調整部34は、「手袋なしのタッチ操作」のとき、タッチ検出感度閾値Kを高い値の素手指閾値に設定する。一方、閾値調整部34は、「手袋ありのタッチ操作」のとき、タッチ検出感度閾値Kを低い値の通常閾値に設定する。
このように、本例の場合、ユーザがタッチ面11をタッチ操作したときの操作状態を判定するタッチ判定部41をタッチ操作装置9(制御部29)に設ける。そして、閾値調整部34は、操作判定部33の判定結果、又はタッチ判定部41の判定結果を用いて、タッチ検出感度閾値Kを調整する。よって、グリップ15の把持操作とタッチ面11のタッチ操作とのいずれからであっても、タッチ検出感度閾値Kの調整が可能となるので、タッチ検出感度閾値Kを早期に好適な値に設定することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・各実施形態において、グリップ把持検出センサ16の電極20は、グリップ15の表面に貼り付けられてもよいし、グリップ15の内部に組み込まれてもよい。
・各実施形態において、手袋なしの操作のときや、手袋ありの両手操作のときには、タッチ検出感度(タッチ検出感度閾値K)を通常の感度に設定しておき、手袋ありの片手操作のときに、タッチ検出感度を通常よりも低い状態に切り替えてもよい。
・各実施形態において、グリップ把持状態の判定は、手袋のありなしの判定や片手両手操作の判定に限定されない。例えば、グリップ15の把持時間を計測して、把持時間に応じたタッチ検出感度閾値Kを設定するなど、種々の判定態様に変更可能である。
・各実施形態において、グリップ把持検出センサ16の電極20は、例えばグリップ15の形状に沿って1周延在する円環状に変更してもよい。また、グリップ把持検出センサ16の電極20は、3つ以上に区画された形状でもよい。
・各実施形態において、グリップ把持検出センサ16(把持検出部19)は、静電容量センサに限定されず、グリップ15の把持を検出できるものであればよい。
・各実施形態において、タッチ検出感度の予め定められた基準値は、通常感度に限定されず、種々の値が採用可能である。
・各実施形態において、タッチ検出感度閾値Kの設定パターンは、図5や図8に示した例に限定されない。すなわち、グリップ把持検出センサ16のグリップ15の把持状態に応じてタッチ検出感度閾値Kが変更されれば、その設定パターンは特に限定されない。
・各実施形態において、タッチ検出部27は、静電容量式に限定されず、例えば圧電センサなどの他の方式に変更可能である。
・各実施形態において、タッチ面11は、人体の接触状態を検出することに限らず、例えば人体の接近状態を検出することができるものも含む。
・各実施形態において、タッチ操作装置9は、コンソールボックス10に配置されることに限らず、例えばステアリングホイール2など、他の位置に配置してもよい。
・各実施形態において、タッチ操作装置9及びグリップ把持検出センサ16の接続は、有線に限らず、無線としてもよい。
・各実施形態において、ディスプレイ5は、カーナビゲーション装置のディスプレイに限らず、他の機器のものに変更してもよい。
・各実施形態において、対象機器4は、実施例で述べた例に限らず、種々のものに変更可能である。
・各実施形態において、タッチ検出感度調整装置14は、車両1に適用されることに限らず、他の装置やシステムにも適用可能である。
・各実施形態において、移動体31は、車両1以外の他のものに変更可能である。
・各実施形態において、タッチ操作装置9は、ディスプレイ5と別体であることに限定されず、例えばディスプレイ5に一体に組み込まれた構成としてもよい。
1…移動体の一例である車両、2…ステアリングホイール、4…対象機器、5…ディスプレイ、9…タッチ操作装置、11…タッチ面、14…タッチ検出感度調整装置、15…グリップ、16…グリップ把持検出センサ、19…把持検出部、20…把持検出部の一例である電極、31…移動体、33…操作判定部、34…閾値調整部、41…タッチ判定部、Sa…検出信号、Sb…出力信号、K…タッチ検出感度閾値。

Claims (5)

  1. 移動体に搭載されたステアリングホイールのグリップ把持検出センサの把持検出部で検出される検出信号を基に、ユーザが前記ステアリングホイールのグリップを把持したときの把持状態を判定する操作判定部と、
    前記グリップ把持検出センサとは別体に形成されたタッチ面への接近状態又は接触状態により対象機器への入力を受け付けるタッチ操作装置のタッチ検出感度閾値を、前記操作判定部の判定結果を基に調整する閾値調整部と
    を備えたことを特徴とするタッチ検出感度調整装置。
  2. 前記操作判定部は、前記グリップの把持が手袋を装着した状態での操作か否かを判定し、
    前記閾値調整部は、前記操作判定部での判定の結果、前記グリップを把持する手に手袋が装着されていると判定されていれば、予め定められた基準値を前記タッチ検出感度閾値として設定する
    請求項1に記載のタッチ検出感度調整装置。
  3. 前記操作判定部は、前記グリップが片手での把持であるか両手での把持であるかを判定し、
    前記閾値調整部は、前記操作判定部での判定の結果、次の(A)〜(C)のいずれかであれば、前記基準値よりも高い値を前記タッチ検出感度閾値として設定する
    (A)前記グリップが片手での把持であり、かつ前記手袋を非装着
    (B)前記グリップが両手での把持であり、かつ前記手袋を非装着
    (C)前記グリップが両手での把持であり、かつ前記手袋を装着
    請求項2に記載のタッチ検出感度調整装置。
  4. 前記グリップ把持検出センサは、静電容量の変化によりグリップ操作を検出する静電容量センサであり、
    前記操作判定部は、前記グリップ把持検出センサの前記把持検出部としての電極で検出される検出電極数、位置及び感度の少なくとも1つのパラメータを基に、前記把持状態を判定する
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のタッチ検出感度調整装置。
  5. 前記タッチ面においてタッチ操作を検出するタッチ検出部の出力信号を基に、ユーザが前記タッチ面をタッチ操作したときの操作状態を判定するタッチ判定部を備え、
    前記閾値調整部は、前記操作判定部の判定結果、又は前記タッチ判定部の判定結果を用いて、前記タッチ検出感度閾値を調整する
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のタッチ検出感度調整装置。
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JP2016212192A Pending JP2018073127A (ja) 2016-10-28 2016-10-28 タッチ検出感度調整装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113669846A (zh) * 2018-09-12 2021-11-19 奥克斯空调股份有限公司 触控灵敏度调整方法及空调器

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