JP2017022540A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチセンサ方式の操作部に対する誤操作を削減する。【解決手段】電子機器100は、姿勢検出手段107の出力から電子機器100が縦位置と判定され、かつ、第1のグリップ部が電子機器100の上側となる姿勢と判定された場合は、横位置と判定された場合とは異なる重み付けを各タッチ検出手段101に行い、姿勢検出手段の107出力から電子機器100が縦位置と判定され、かつ、第1のグリップ部が電子機器100の下側となる姿勢と判定された場合は、横位置と判定された場合と同一の重み付けを各タッチ検出手段101に行う。【選択図】図1
Description
本発明は、タッチセンサ方式の操作部を有する電子機器及びその制御方法に関する。
特許文献1には、操作部としてタッチセンサを搭載する電子機器が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載された電子機器では、電子機器の姿勢が縦位置か横位置かを判定し、その判定結果を用いて操作部に対する誤操作を防止しようとしている。そのため、ある姿勢では正常な操作として判定された操作が、別の姿勢では誤操作として判定されてしまうことが生じる可能性がある。
そこで、本発明は、タッチセンサ方式の操作部に対する誤操作を削減できるようにすることを目的とする。
本発明に係る電子機器は、操作部と、前記操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器の端部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも前記端部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整手段と、前記感度調整手段によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて前記操作部における操作された部分を判定する判定手段と、第1のグリップ部と、前記第1のグリップ部とは異なる姿勢で前記電子機器を把持するための第2のグリップ部と、前記電子機器の姿勢を検出する姿勢検出手段とを有し、前記姿勢検出手段の出力から前記電子機器が縦位置と判定され、かつ、前記第1のグリップ部が前記電子機器上側に来る姿勢と判定された場合は、前記タッチセンサに含まれる複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する場合には横位置と判定された場合とは異なる重み付けを各タッチ検出手段に行い、前記姿勢検出手段の出力から前記電子機器が縦位置と判定され、かつ、前記第1のグリップ部が前記電子機器下側に来る姿勢と判定された場合は、前記タッチセンサに含まれる複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する場合に横位置と判定された場合と同一の重み付けを各タッチ検出手段に行うことを特徴とする。
本発明に係る電子機器によれば、タッチセンサ方式の操作部に対する誤操作を削減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明の実施形態は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は実施形態1における電子機器100が有する構成要素の一例を説明するためのブロック図である。図2(a)及び(b)は、実施形態1における電子機器100の外観の一例を示す図であり、図2(c)は、サブ電子ダイアル205の内部に配置されたタッチセンサ電極102a、102b、102c、102dの一例を示す図である。実施形態1における電子機器100は、レンズ交換式の一眼レフカメラなどの撮像装置に限るものではなく、他の電子機器であってもよい。実施形態1における電子機器100は、複数のグリップを有し、複数のグリップのいずれかを握りながら操作できる電子機器であれば、どのような電子機器でもよい。
図1は実施形態1における電子機器100が有する構成要素の一例を説明するためのブロック図である。図2(a)及び(b)は、実施形態1における電子機器100の外観の一例を示す図であり、図2(c)は、サブ電子ダイアル205の内部に配置されたタッチセンサ電極102a、102b、102c、102dの一例を示す図である。実施形態1における電子機器100は、レンズ交換式の一眼レフカメラなどの撮像装置に限るものではなく、他の電子機器であってもよい。実施形態1における電子機器100は、複数のグリップを有し、複数のグリップのいずれかを握りながら操作できる電子機器であれば、どのような電子機器でもよい。
図1において、電子機器100は、CPU(Central Processing Unit)103、静電容量センサIC101、タッチセンサ電極102、表示部105、メモリ104、電源部106、姿勢検出部107を有する。図1では、CPU103と静電容量センサIC101は別構成としたが、静電容量センサICがCPU103に内蔵される構成でも構わない。
タッチセンサ電極(以下、電極ともいう)102a〜dは、ユーザの指による接触または近接を検出する電極であり、基板の銅箔パターン等の導電体で構成される。図1では、タッチセンサ電極102a〜dが4つある場合を説明するが、タッチセンサ電極の数は4つに限るものではない。タッチセンサ電極の数は2つでも2つ以上でもよい。
静電容量センサIC101(以下、センサIC101)は、タッチセンサ電極102a〜dで変化する静電容量値の検出を行う。タッチセンサ電極102a〜dでの静電容量変化は、ユーザが指を接触させることや、近接させることにより生じる。センサIC101では、タッチセンサ電極102a〜dの容量変化を定期的にモニタすることができる。
さらに、センサIC101は、閾値を設定することができ、所定の閾値以上の容量変化があった場合に、CPU103に割り込みを通知することができる。
CPU103は、センサIC101からの割り込み通知を受けて、センサIC101に対して読み出し処理を行う。読み出し状態により、CPU103はどの電極に容量変化があるかを検知することができ、操作方向の判定を行う。
ただし、この閾値の設定により、割り込み通知を発生する機能は必須ではなく、センサIC101では定期的に静電容量変化をモニタできればよい。また、前述したように、センサIC101の機能は、CPU103に含まれる構成でも構わない。
CPU103は、タッチセンサ電極102a〜dの検出結果に応じて、表示部105の情報を更新する。さらに、CPU103は、電子機器100の動作を制御する。CPU103は、メモリ104に記録されたプログラムを、RAMなどの揮発性メモリのワークエリアに展開し、実行することで後述するフローチャートの各種処理を実行する。
表示部105は、TFT液晶やTN液晶等で構成され、カメラの動作状態の表示等を行う。
メモリ104は、不揮発性メモリや揮発性メモリ等で構成され、後述する判定処理などのプログラムの格納や、電子機器100の状態を一時的に記憶しておくために用いられる。
電源部106は、電子機器100を駆動するための電源である。図1では、矢印を省略しているが、電源を必要とする各ブロックへと電源供給を行う。
姿勢検出部107は、電子機器100の姿勢を検出するためのもので、電子機器100を正位置に構えているか、縦位置に構えているかを検出することができる。加速度センサや縦横検出センサ等で構成される。
撮像部108は、CCDやCMOSなどからなるイメージセンサ、撮影レンズ、絞り、シャッタ幕などを有し、被写体像を光電変換して電気信号として取り込む。
記録媒体109は、撮像された画像データを記録する半導体メモリカードなどからなり、電子機器100に着脱可能な記録媒体である。ただし、記録媒体109は、内蔵メモリであってもよい。
操作部110は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部である。操作部110には、図2に示すように、少なくとも、第1のレリーズボタン201a、第1のメイン電子ダイアル202a、モードボタン203、サブ電子ダイアル205、セットボタン206、電源スイッチ208が含まれる。さらに図2に示すように第2のレリーズボタン201b、第2のメイン電子ダイアル202bが含まれる。
図2は電子機器100を正面から見た外観図(a)、背面から見た外観図(b)及びサブ電子ダイアル内部の拡大図(c)である。実施形態1では、サブ電子ダイアルにタッチセンサ電極102a〜dを配置した例を説明する。図1と共通する部分は、同じ符号を付して示している。
また、タッチセンサ電極102a〜dが配置される部位は、サブ電子ダイアルに限定するものではない。
図2(a)及び図2(b)に示すように、第1および第2のレリーズボタン201aおよび201bは、撮影の準備指示及び撮影指示を行うための操作部であり、ユーザがこのボタンを半押しすることで、被写体の輝度の測定や合焦を行う。また、このボタンを全押しすることでシャッタが切られ画像の撮影が行われる。
第1のメイン電子ダイアル202aおよび第2のメイン電子ダイアル202bは、回転操作部である。ユーザは、第1のメイン電子ダイアル202a若しくは第2のメイン電子ダイアル202bを回すことで、シャッタ速度や絞りなどの設定値の設定を行うことも、拡大モードでの拡大倍率の微調整を行うこともできる。
サブ電子ダイアル205は、回転操作部である。ユーザは、サブ電子ダイアル205を回すことで、絞りや露出補正などの設定値の設定を行うことも、画像表示状態での画像の1枚送り操作などを行うこともできる。
セットボタン206は、第1のメイン電子ダイアル202a、第2のメイン電子ダイアル202bまたはサブ電子ダイアル205で選択した項目や設定値を決定するための操作部である。
モードボタン203は、ユーザが露出モードを変更するための操作部である。ユーザは、モードボタン203を押し下げたのちに第1のメイン電子ダイアル202aまたは第2のメイン電子ダイアル202bを回転操作して所定の露出モードを選択する。
第1のグリップ部204aおよび第2のグリップ部204bは、撮影の際に電子機器100を保持するために握る部分となる。電子機器100を横位置で保持する場合には第1のグリップ部204aを把持し、電子機器100を縦位置で保持する場合には第2のグリップ部204bを把持する。
電子機器100の設定や画像閲覧においても、第1のグリップ部204aおよび第2のグリップ部204bを握った状態で操作しやすい構造となっている。
また、第1のグリップ部204aを把持した状態では第1のレリーズボタン201aおよび第1のメイン電子ダイアル202aを操作し、第2のグリップ部204bを恥じした状態では第2のレリーズボタン201bおよび第2のメイン電子ダイアル202bを操作する。
サブ電子ダイアル205およびセットボタン206はどちらのグリップ部を把持した場合でも共通に操作できる。
表示部105aはTN液晶やTFT液晶等で構成される。表示部105aは電子機器100の設定情報等を表示するための表示部であり、カメラモードやISO感度設定、シャッタスピード、絞り、ホワイトバランス設定、フォーカス設定、ドライブモード設定、撮影可能枚数、電池残量等が表示される。
表示部105bはTFT液晶等で構成される。表示部105bには、表示部105aで表示できる設定情報のほか、メニュー表示や撮影画像/撮影動画の表示、ライブビュー画像の表示などを行うことができる。
ファインダ207は光学ファインダ方式、電子ビューファインダ方式等で構成される。被写体や構図の確認、フォーカス位置の確認、電子機器100の設定等を確認できる。
電源スイッチ208は電子機器100の電源のON及びOFFを行うための操作部である。
電源部106には電池やDCカプラ等が挿入され、レギュレータやDCDCコンバータを介して、所望の電圧に変換した後、各ブロックに電源として供給される。
図2(c)に示すように、サブ電子ダイアル205の内部にタッチセンサ電極102a、102b、102c、102dが配置されている。各電極はプリント基板の銅箔配線等で構成され、図示のような電極形状を持つプリント基板が内蔵される。図2では、電極数は4つで説明するが、4つに限定されるものではない。さらに、電極形状は図2で示す円弧状のものに限定されるものではない。
ユーザは、各電極上をタッチすることで、表示部105aや表示部105bでの設定値の選択等を行うことができる。タッチセンサ電極102a、102b、102c、102dは十字方向キーの上、右、下、左に相当し、操作することができる。例えば、表示部105bに表示されるカーソルを上に動かしたい場合、電極102aをタッチすることで、カーソルを動かすことができる。
操作部として、タッチセンサを用いることで、動画撮影中の設定項目の変更において、動画の音声として一緒に記録されてしまう操作音を低減することができる。また、録音レベルの調節を行う場合も、メイン電子ダイアル202やサブ電子ダイアル205で設定を行うと、操作音に応じて録音レベルのインジケータが変化してしまうが、タッチセンサを用いることで正確な録音レベルのインジケータ表示が可能となる。
電子機器100は、撮影の際にグリップ部204を握った状態で、撮影条件の設定等を行うことが多い。また、メニュー操作もグリップ部204を握った状態で行うことが多い。その場合、タッチセンサの操作はグリップしている手の親指で操作することが多くなる。グリップした状態では、グリップ位置からの距離や操作部(サブ電子ダイヤル表面やタッチセンサ電極)の形状に応じてタッチセンサへのタッチしやすさが変化する。
例えば、第1のグリップ部204aを把持した状態では電極102bはタッチしやすいが電極102dはタッチしにくいといったことが考えられ、第2のグリップ部204bを把持した状態では電極102cはタッチしやすいが電極102aはタッチしにくいといったことが考えられる。
また、第1のグリップ部204aを把持した状態で電極102dをタッチする場合は、グリップしているが故に親指の腹の部分が電極102c等に重なってしまい、押し方によっては電極102cの静電容量が大きく出力されて、誤動作してしまうことが考えられとともに、第2のグリップ部204bを把持した状態で電極102aをタッチする場合は、グリップしているが故に親指の腹の部分が電極102d等に重なってしまい、押し方によっては電極102dの静電容量が大きく出力されて、誤動作してしまうことが考えられる。
そこで、グリップ位置からの距離や、操作部(サブ電子ダイヤル表面やタッチセンサ電極)の形状に応じて、タッチしやすいか否かの観点から、タッチしにくい電極の感度を相対的に高くすることを考える。具体的には、各電極で検出される静電容量値に対して、電極ごとに所定倍することで、タッチしにくい電極の感度を相対的に高くする。
次に、図3を参照して、電子機器100をグリップした状態で各電極をタッチした場合に静電容量値が変化する様子、及び、電極ごとにタッチしにくい電極の静電容量値を所定倍する補正方法を説明する。図3は、第1のグリップ部204aを把持した状態を説明している。
図3(a1)、図3(b1)、図3(c1)及び図3(d1)は、各電極を親指301でタッチする様子を示した模式図である。図3(a2)、図3(b2)、図3(c2)及び図3(d2)は、各電極で検出される静電容量値302の例を示している。図3(a3)、図3(b3)、図3(c3)及び図3(d3)は、各電極で検出される静電容量値を所定倍したときの静電容量値の例を表している。
センサIC101は検出閾値303を超える静電容量値を検出した場合、CPU103に割り込みを通知する。CPU103はこの割り込み通知を受けて、ユーザが指を接触若しくは近接させたことを検出することができる。その後、CPU103はセンサIC101と通信を行い、各電極の静電容量値302を取得し、タッチされた位置を判定する。このタッチ位置を判定する前に、各電極の静電容量値を所定倍してから位置判定を行う。なお、CPU103にセンサIC101の機能を内蔵する場合は前述の限りではない。
また、図3ではCPU103が所定の電極の静電容量値を相対的に増幅させ、タッチ位置の判定を行う例を説明するが、相対的に増幅する電極をセンサIC101に設定することで、センサIC101側で各電極の静電容量値を所定倍する構成としてもよい。
図3(a1)は、電極102a、すなわち上方向キーをタッチした場合の説明図である。第1のグリップ部204aを握った状態で、親指301で電極102aをタッチしようとすると、親指301の腹部分で電極102bに近接してしまう可能性がある。この場合、タッチの仕方によって、ユーザは上方向キーを押したつもりが、右方向に動作してしまうことが考えられる。このとき各電極で検出される静電容量値は、図3(a2)のようになり、ユーザが意識してタッチしている電極102aとユーザが無意識にタッチしている電極102bの静電容量値がほぼ等しくなってしまうことが考えられる。
そこで、図3(a3)に示すように、CPU103において、電極102aで得られた静電容量値を所定倍(実施形態1では1.3倍)して、相対的に電極102bで得られる静電容量値よりも電極102aで得られる静電容量値を高くする。これにより、ユーザが意図している方向に動作するようにする。
図3(b1)は電極102b、すなわち右方向キーをタッチした場合の説明図である。電極102bをタッチする場合は、グリップ部204を握った状態でも、各電極で得られる静電容量値はほぼ理想通りの分布になると考えられる(図3(b2))。これは、第1のグリップ部204aを把持した状態でも、電極102bをタッチする場合は他の電極に指が被らず理想的にタッチできるためである。そのため、電極102bの静電容量値はそのままの値をもって、操作方向の判定を行う。
図3(c1)は電極102c、すなわち下方向キーをタッチした場合の説明図である。電極102aをタッチする場合と同様に、第1のグリップ部204aを握った状態で、親指301で電極102cをタッチしようとすると、親指301の腹部分で電極102bに近接してしまう可能性がある。この場合、タッチの仕方によって、ユーザは下方向キーを押したつもりが、右方向に動作してしまうことが考えられる。
このとき、各電極で検出される静電容量値は、図3(c2)のようになり、ユーザが意識してタッチしている電極102cとユーザが無意識にタッチしている電極102bの静電容量値がほぼ等しくなってしまうことが考えられる。そこで、図3(c3)に示すように、CPU103において、電極102cで得られた静電容量値を所定倍(実施形態1では1.3倍)して、相対的に電極102bで得られる静電容量値よりも電極102cで得られる静電容量値を高くする。これにより、ユーザが意図している方向に動作するようにする。
図3(d1)は電極102d、すなわち左方向キーをタッチした場合の説明図である。第1のグリップ部204aを握った状態で、親指301で電極102dをタッチしようとすると、親指301の腹部分で電極102cや電極102bに近接してしまう可能性がある。この場合、タッチの仕方によって、ユーザは左方向キーを押したつもりが、下方向や右方向に動作してしまうことが考えられる。
このとき、各電極で検出される静電容量値は、図3(d2)のようになり、ユーザが意識してタッチしている電極102dとユーザが無意識にタッチしている電極102cの静電容量値がほぼ等しくなってしまうことが考えられる。そこで、図3(d3)に示すように、CPU103において、電極102dで得られた静電容量値を所定倍(実施形態1では1.5倍)して、相対的に電極102cで得られる静電容量値よりも電極102dで得られる静電容量値を高くする。
なお、図3(c3)にて説明したように、図3(d3)の場合は電極102cも所定倍されてしまう。そこで、電極102dの増幅率を電極102cや電極102aの増幅率よりも大きくすることで、ユーザが意図している方向、すなわち左方向に動作するようにする。
図3では、電極のタッチしやすさの分類として、最もタッチしにくい電極を電極102d、次にタッチしにくい電極を電極102a/電極102c、タッチしやすい電極を電極102bと分類した。この分類に基づき、得られる静電容量値を増幅する場合の増幅率は、例えば、電極102dは1.5倍、電極102a/電極102cは1.3倍、電極102bは1.0倍などとする。
しかし、グリップ位置に対して、タッチセンサ電極の配置や、指が接触する外形構造等により、タッチのしやすさは変わるため、適宜静電容量値の補正方法を変える必要があり、前述の増幅率の関係に限ったものでなく、適宜チューニングする必要がある。
また、電子機器100は正位置での撮影だけでなく、縦位置に構えて撮影することもある。縦位置の場合は縦位置用のグリップ部を持つカメラも多くあり、そういったカメラでは、縦位置を検出した場合に所定倍する電極の分類を変えることも考えられる。縦位置に構えたことを検出するのは、姿勢検出部107で行い、加速度センサ、縦横検出センサ等で行う。
図4を参照して、電子機器100をグリップした状態で各電極をタッチした場合に静電容量値が変化する様子、及び、電極ごとにタッチしにくい電極の静電容量値を所定倍する補正方法を説明する。図4は第2のグリップ部204bを把持し、電子機器100を縦位置にした状態を説明しているため、電極102の位置が図3に対して90度左回転している。
図4(a1)、図4(b1)、図4(c1)、図4(d1)は、各電極を親指301でタッチする様子を示した模式図である。図4(a2)、図4(b2)、図4(c2)、図4(d2)は、各電極で検出される静電容量値302の例を示している。図4(a3)、図4(b3)、図4(c3)、図4(d3)は、各電極で検出される静電容量値を所定倍したときの静電容量値の例を表している。
センサIC101は検出閾値303を超える静電容量値を検出した場合、CPU103に割り込みを通知する。CPU103はこの割り込み通知を受けて、ユーザが指を接触若しくは近接させたことを検出することができる。その後、CPU103はセンサIC101と通信を行い、各電極の静電容量値302を取得し、タッチされた位置を判定する。このタッチ位置を判定する前に、各電極の静電容量値を所定倍してから位置判定を行う。なお、CPU103にセンサIC101の機能を内蔵する場合は前述の限りではない。
また、図4ではCPU103が所定の電極の静電容量値を相対的に増幅させ、タッチ位置の判定を行う例を説明するが、相対的に増幅する電極をセンサIC101に設定することで、センサIC101側で各電極の静電容量値を所定倍する構成としてもよい。
図4(a1)は、電極102b、すなわち上方向キーをタッチした場合の説明図である。第1のグリップ部204aを握った状態で、親指301で電極102bをタッチしようとすると、親指301の腹部分で電極102cに近接してしまう可能性がある。この場合、タッチの仕方によって、ユーザは上方向キーを押したつもりが、右方向に動作してしまうことが考えられる。このとき各電極で検出される静電容量値は、図4(a2)のようになり、ユーザが意識してタッチしている電極102bとユーザが無意識にタッチしている電極102cの静電容量値がほぼ等しくなってしまうことが考えられる。
そこで、図4(a3)に示すように、CPU103において、電極102bで得られた静電容量値を所定倍(実施形態1では1.3倍)して、相対的に電極102cで得られる静電容量値よりも電極102bで得られる静電容量値を高くする。これにより、ユーザが意図している方向に動作するようにする。
図4(b1)は、電極102c、すなわち右方向キーをタッチした場合の説明図である。電極102cをタッチする場合は、グリップ部204を握った状態でも、各電極で得られる静電容量値はほぼ理想通りの分布になると考えられる(図4(b2))。これは、第2のグリップ部204bを把持した状態でも、電極102cをタッチする場合は他の電極に指が被らず理想的にタッチできるためである。そのため、電極102cの静電容量値はそのままの値をもって、操作方向の判定を行う。
図4(c1)は、電極102d、すなわち下方向キーをタッチした場合の説明図である。電極102bをタッチする場合と同様に、第1のグリップ部204aを握った状態で、親指301で電極102dをタッチしようとすると、親指301の腹部分で電極102cに近接してしまう可能性がある。この場合、タッチの仕方によって、ユーザは下方向キーを押したつもりが、右方向に動作してしまうことが考えられる。
このとき、各電極で検出される静電容量値は、図4(c2)のようになり、ユーザが意識してタッチしている電極102dとユーザが無意識にタッチしている電極102cの静電容量値がほぼ等しくなってしまうことが考えられる。そこで、図4(c3)に示すように、CPU103において、電極102dで得られた静電容量値を所定倍(実施形態1では1.3倍)して、相対的に電極102cで得られる静電容量値よりも電極102dで得られる静電容量値を高くする。これにより、ユーザが意図している方向に動作するようにする。
図4(d1)は電極102a、すなわち左方向キーをタッチした場合の説明図である。第1のグリップ部204aを握った状態で、親指301で電極102aをタッチしようとすると、親指301の腹部分で電極102dや電極102cに近接してしまう可能性がある。この場合、タッチの仕方によって、ユーザは左方向キーを押したつもりが、下方向や右方向に動作してしまうことが考えられる。
このとき各電極で検出される静電容量値は、図4(d2)のようになり、ユーザが意識してタッチしている電極102aとユーザが無意識にタッチしている電極102dの静電容量値がほぼ等しくなってしまうことが考えられる。そこで、図4(d3)に示すように、CPU103において、電極102aで得られた静電容量値を所定倍(実施形態1では1.5倍)して、相対的に電極102dで得られる静電容量値よりも電極102aで得られる静電容量値を高くする。
なお、図4(c3)にて説明したように、図4(d3)の場合は電極102dも所定倍されてしまう。そこで、電極102aの増幅率を電極102dや電極102bの増幅率よりも大きくすることで、ユーザが意図している方向、すなわち左方向に動作するようにする。
図4では、電極のタッチしやすさの分類として、最もタッチしにくい電極を電極102a、次にタッチしにくい電極を電極102b/電極102d、タッチしやすい電極を電極102cと分類した。この分類に基づき、得られる静電容量値を増幅する場合の増幅率は、例えば、電極102aは1.5倍、電極102b/電極102dは1.3倍、電極102cは1.0倍などとする。
ただし、電子機器100の姿勢が縦位置であっても必ずしも第2のグリップ部204bが把持されているとは限らない。図5(a)〜図5(d)は電子機器100の姿勢とグリップの状態との関係の一例を説明するための図である。図5(a)は第1のグリップ部204aを把持して電子機器100を横位置に構えた状態であり、この状態では図3に示した処理を施すことが好適である。また、図5(b)は第2のグリップ部204bを把持して電子機器100を縦位置に構えた状態であり、この状態では図4に示した処理を施すことが好適である。
図5(c)は第1のグリップ部204aを把持して第1のグリップ部204aが上に来るような縦位置に構えた状態である。姿勢検出手段の出力からは図5(b)の状態との区別をつけることはできない。このことから姿勢検出手段の出力によって第1のグリップ部204aが上になる縦位置と判定された場合は第1のグリップ部204aを把持した場合でも第2のグリップ部204bを把持した場合でも不都合がないようにチューニングする必要があることがわかる。
また、図5(d)は第1のグリップ部204aを把持して第1のグリップ部204aが下に来るような縦位置に構えた状態である。図から明らかなように第1のグリップ部204aが下に来る縦位置と判定された場合には第1のグリップ204aを把持している場合に適した処理を施す必要があることがわかる。
図6は、実施形態1における電子機器100を横位置または縦位置でグリップした状態での検出感度調整処理を説明するためのフローチャートである。図6の処理は、CPU103が、メモリ104に記録されたプログラムを、RAMなどの揮発性メモリのワークエリアに展開し、実行することで実現される。
なお、ここでは、CPU103で実行される処理として説明するが、センサIC101で実行される構成であってもよい。
図6において、ステップS600では、CPU103は、センサIC101からの割り込み通知待ちをしている。
センサIC101は、検出される静電容量値が所定閾値を上回る、または、下回るタイミングでCPU103に割り込み通知を出力する。
なお、図6ではセンサIC101が出力する割り込み通知を利用する例を示すが、CPU103が定期的に静電容量値をモニタする方法で所定閾値を上回る、または、下回るタイミングを監視してもよい。
ステップS601では、CPU103は、各電極の検出ステータスの確認、静電容量値の取得を行い、どの電極が検出閾値303(以下、閾値)を上回ったか(下回ったか)と、各電極の静電容量値を取得する。
ステップS602では、CPU103は、姿勢検出部107からの情報をもとに電子機器100の姿勢検出を行う。電子機器100が縦位置に構えられている場合はステップS610へ移行し、横位置に構えられている場合はステップS603に移行する。
横位置の場合は、前述したように、電極のタッチしやすさの分類を、最もタッチしにくい電極を電極102d、次にタッチしにくい電極を電極102a/電極102c、タッチしやすい電極を電極102bと分類する。
一方で、反時計回りに90°回転した縦位置状態では、電極のタッチしやすさの分類を、最もタッチしにくい電極を電極102a、次にタッチしにくい電極を電極102b/電極102d、タッチしやすい電極を電極102cと分類する。
ステップS603では、CPU103は、電極102aの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102aの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS601で取得した静電容量値を1.3倍する(ステップS604)。ここでは、電極102aの増幅率を1.3倍としているが、数値はこれに限ったものではない。
ステップS605では、CPU103は、電極102cの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102cの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS601で取得した静電容量値を1.3倍する(ステップS606)。ここでは、電極102cの増幅率を1.3倍としているが、数値はこれに限ったものではない。
ステップS607では、CPU103は、電極102dの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102dの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS601で取得した静電容量値を1.5倍する(ステップS608)。ここでは、電極102dの増幅率を1.5倍としているが、数値はこれに限ったものではない。
電極102dの増幅率を電極102aや102cの増幅率に比べて大きくするのは、図3で説明したように、電極102dにタッチした場合に電極102cにも指が重なる可能性があるためで、増幅率に差をつけることで確実に電極102dを識別するためである。なお、電極102bはタッチしやすい位置に配置されているため、静電容量値はステップS601で取得した値をそのまま使用する。
ステップS610では、第1のグリップ部204aが上にあるか下にあるかを判定し、第1のグリップ部204aが下にある場合はステップS603に移行する。他方、第1のグリップ204aが上にある場合はステップS611に移行する。
ステップS611では、CPU103は、電極102aの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102aの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS601で取得した静電容量値を1.3倍する(ステップS612)。ここでは、電極102aの増幅率を1.3倍としているが、数値はこれに限ったものではない。ステップS608と同様に、縦位置に構えた場合に他の電極よりもタッチしにくい位置にあるため、増幅率を他の電極よりも大きくする。
ステップS613では、CPU103は、電極102bの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102bの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS601で取得した静電容量値を1.1倍する(ステップS614)。ここでは、電極102bの増幅率を1.1倍としているが、数値はこれに限ったものではない。
ステップS615では、CPU103は、電極102dの静電容量値が閾値を超えたか否かを判定する。電極102dの静電容量値が閾値を超えている場合は、ステップS601で取得した静電容量値を1.3倍する(ステップS616)。ここでは、電極102dの増幅率を1.3倍としているが、数値はこれに限ったものではない。なお、縦位置の場合の電極102cはタッチしやすい位置に配置されているため、静電容量値はステップS601で取得した値をそのまま使用する。
ステップS609では、CPU103は、各電極の静電容量値の中で1番大きい静電容量値(C1とする)と、2番目に大きい静電容量値(C2とする)を算出し、さらにその容量比(C2/C1)を算出する。ステップS609では、CPU103は、所定倍に増幅する補正をした結果がある場合は補正した静電容量値をもって算出する。この容量比は1に近いほど、2つの電極にまたがってタッチしていることを示し、容量比が小さくなる(0に近いほど)ほど、1つの電極を明確にタッチしていることを示す。
ステップS617では、CPU103は、ステップS609で算出した容量比(C2/C1)が0.6未満か否かを判定している。容量比が0.6未満の場合は1つの電極をある程度明確にタッチしていると判断し、ステップS618に移行し、所定動作を実行する。
一方で、容量比が0.6以上の場合は2つ以上の電極にまたがってタッチしている可能性があり、ユーザの意図した方向とは別の方向に誤動作する可能性があるため、ステップS618には遷移せずに終了する。この場合、操作を受付けなかったことを示すために警告音を鳴らしたり、警告を表示したりしてもよい。
なお、ステップS617は必要に応じて省略することも可能とする。また、ステップS617の0.6という比較値はこの値に限定されるものではなく、誤動作を減らした上で、ストレスなく操作ができるような値に、適宜変更可能なものとする。
また、図6では、各電極の静電容量値が閾値を超えた場合に夫々の電極の静電容量値を補正しているが、各電極のうち1つでも閾値を超えた場合に夫々の電極の静電容量値に補正をかける構成をとってもよい。
以上説明したように、実施形態1によれば、電子機器100をグリップした状態で操作する場合でも、複数配置されたタッチセンサの同時押しなどの不用意な操作対策や、指の届きやすい、届きにくいといったことに起因する誤操作を極力抑えることが可能となる。
[実施形態2]
図7は実施形態2における電子機器100が有する構成要素の一例を説明するためのブロック図である。図8(a)及び(b)は実施形態2における電子機器100の外観の一例を示す図であり、図8(c)はサブ電子ダイアル205の内部に配置されたタッチセンサ電極102a、102b、102c、102dの一例を示す図である。実施形態2における電子機器100は、レンズ交換式の一眼レフカメラなどの撮像装置に限るものではなく、他の電子機器であってもよい。実施形態2における電子機器100は、複数のグリップを有し、複数のグリップのいずれかを握りながら操作できる電子機器であれば、どのような電子機器でもよい。
図7は実施形態2における電子機器100が有する構成要素の一例を説明するためのブロック図である。図8(a)及び(b)は実施形態2における電子機器100の外観の一例を示す図であり、図8(c)はサブ電子ダイアル205の内部に配置されたタッチセンサ電極102a、102b、102c、102dの一例を示す図である。実施形態2における電子機器100は、レンズ交換式の一眼レフカメラなどの撮像装置に限るものではなく、他の電子機器であってもよい。実施形態2における電子機器100は、複数のグリップを有し、複数のグリップのいずれかを握りながら操作できる電子機器であれば、どのような電子機器でもよい。
図7および図8において、図1および図2に示す構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。実施形態2における電子機器100は、実施形態1における電子機器100と異なり、縦位置グリップ禁止スイッチ209を有する。縦位置グリップ禁止スイッチ209は、縦位置用操作部の操作を禁止するためのスイッチである。
縦位置グリップ禁止スイッチ209が許可側に設定されている場合は第1のレリーズボタン201aを操作しても、第2のレリーズボタン201bを操作しても同じ動作となり、第1および第2のメイン電子ダイアル202aおよび202bのどちらを操作しても同じ設定を行うことができる。
一方、縦位置グリップ禁止スイッチ209が禁止側に設定されている場合には第2のレリーズボタン201bを押し下げても電子機器100は反応しない。また、第2の電子ダイアル202bを操作しても電子機器100の設定を変えることはできず、その他第2のグリップ部204bを把持した状態での操作用に設けられた操作部はすべて使用することができない。
縦位置グリップ禁止スイッチ209が禁止側に設定されている場合には電子機器100の姿勢に関わらずタッチセンサの検出感度調整は第1のグリップ部204aを把持した場合に好適となるように調整される。
図9は実施形態2における電子機器100を横位置または縦位置でグリップした状態での検出感度調整処理を説明するためのフローチャートである。以下では、図6を参照して説明した検出感度調整処理と異なる部分を説明し、図6を参照して説明した検出感度調整処理と同様の部分については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
ステップS900において、縦位置グリップ禁止スイッチ209の状態判定を行う。縦位置グリップ禁止スイッチ209が許可側に設定されている場合(ステップS900でNO)、ステップS602に進み、縦位置検出の判定を行う。縦位置グリップ禁止スイッチ209が禁止側に設定されている場合には(ステップS900でYES)、縦位置検出を行わずに第1のグリップ部204aのみが把持されるものとしてステップS603に移行する。
以上述べたように、実施形態2では、縦位置グリップ禁止スイッチ209の状態を判定することにより、より適切なご操作防止を図ることが可能となる。
[実施形態3]
図10は実施形態3における電子機器100が有する構成要素の一例を説明するためのブロック図である。実施形態3における電子機器100は、レンズ交換式の一眼レフカメラなどの撮像装置に限るものではなく、他の電子機器であってもよい。実施形態3における電子機器100は、複数のグリップを有し、複数のグリップのいずれかを握りながら操作できる電子機器であれば、どのような電子機器でもよい。
図10は実施形態3における電子機器100が有する構成要素の一例を説明するためのブロック図である。実施形態3における電子機器100は、レンズ交換式の一眼レフカメラなどの撮像装置に限るものではなく、他の電子機器であってもよい。実施形態3における電子機器100は、複数のグリップを有し、複数のグリップのいずれかを握りながら操作できる電子機器であれば、どのような電子機器でもよい。
図10において、図1および図7に示す構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。実施形態3における電子機器100は、実施形態1及び2における電子機器100と異なり、着脱可能なグリップ部であるバッテリグリップ120を有する。バッテリグリップ120は、バッテリ121を有する。ユーザは、バッテリグリップ120を握りながら操作できる電子機器100を操作することができる。実施形態3における電子機器100は、実施形態1及び2における電子機器100と異なり、電子機器100ではなくバッテリグリップ120が縦位置グリップ禁止スイッチ209を有する。
バッテリグリップ120が電子機器100に装着されているか否かは、CPU103によって検出され、バッテリグリップ120の有無に適した制御がCPU103によってなされる。
図11は実施形態3における電子機器100を横位置または縦位置でグリップした状態での検出感度調整処理を説明するためのフローチャートである。以下では、図6及び図9を参照して説明した検出感度調整処理と異なる部分を説明し、図6及び図9を参照して説明した検出感度調整処理と同様の部分については同一の符号を付し、それらの説明を省略する。
ステップS1100において、バッテリグリップ120の装着状態判定を行う。バッテリグリップ120の装着が検出された場合には(ステップS1100でYES)、ステップS900に進み、縦位置グリップ禁止スイッチ209の状態判定を行う。バッテリグリップ120の装着が検出されない場合には(ステップS1100でNO)、縦位置グリップがないものとしてステップS603に移行する。
なお、バッテリグリップ120の装着判定は、電子機器100とバッテリグリップ120の接続部に電極を設けて検出してもよいし、装着部にスイッチを設けて検出してもよい。あるいはバッテリグリップ120に内蔵された不図示のマイコンとCPU103との通信によって検出することも可能である。
[実施形態4]
実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理及び方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)などがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態4では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPUなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態4では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理及び方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理及び方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)などがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態4では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPUなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態4では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理及び方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1〜3で説明した様々な機能、処理及び方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態4におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも一つを含む。実施形態4におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non−transitory(非一時的)な記憶媒体である。
100 電子機器
Claims (3)
- 操作部と、
前記操作部へのタッチ入力を検出するための複数のタッチ検出手段と、
前記複数のタッチ検出手段のうち、電子機器の端部から近い側に配置されたタッチ検出手段の感度よりも前記端部から遠い側に配置されたタッチ検出手段の感度が高くなるように調整する感度調整手段と、
前記感度調整手段によって調整された前記複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて前記操作部における操作された部分を判定する判定手段と、
第1のグリップ部と、
前記第1のグリップ部とは異なる姿勢で前記電子機器を把持するための第2のグリップ部と、
前記電子機器の姿勢を検出する姿勢検出手段と
を有し、
前記姿勢検出手段の出力から前記電子機器が縦位置と判定され、かつ、前記第1のグリップ部が前記電子機器上側に来る姿勢と判定された場合は、前記タッチセンサに含まれる複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する場合には横位置と判定された場合とは異なる重み付けを各タッチ検出手段に行い、
前記姿勢検出手段の出力から前記電子機器が縦位置と判定され、かつ、前記第1のグリップ部が前記電子機器下側に来る姿勢と判定された場合は、前記タッチセンサに含まれる複数のタッチ検出手段からの出力値に基づいて、前記操作部における操作された部分を判定する場合に横位置と判定された場合と同一の重み付けを各タッチ検出手段に行う
ことを特徴とする電子機器。 - 縦位置操作部の機能の有効無効を切り替えるスイッチを有し、
縦位置操作部の機能が無効となっている場合は、前記姿勢検出手段の出力によらず横位置と判定された場合と同一の重み付けを各タッチ検出手段に行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記第2のグリップ部は、前記電子機器に対して脱着自在に構成され、
前記第2のグリップ部の装着が検出されない場合は、前記姿勢検出手段の出力によらず横位置と判定された場合と同一の重み付けを各タッチ検出手段に行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015138244A JP2017022540A (ja) | 2015-07-10 | 2015-07-10 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015138244A JP2017022540A (ja) | 2015-07-10 | 2015-07-10 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017022540A true JP2017022540A (ja) | 2017-01-26 |
Family
ID=57888438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015138244A Pending JP2017022540A (ja) | 2015-07-10 | 2015-07-10 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017022540A (ja) |
-
2015
- 2015-07-10 JP JP2015138244A patent/JP2017022540A/ja active Pending
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