JP2013025190A - 表示装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents

表示装置及び表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
容易且つ短時間で製造でき、印刷された絵柄の歪みが少なく、大量生産に適した表示装置を提供する。
【解決手段】
表示装置1は、基板8と、基板8上に設けられた紙シート2とからなる。紙シート2は、表面3に同じ幅の第1の表示aと第2の表示bと第3の表示cが連続的に繰り返して印刷されており、第1の表示aが印刷された第1の表示部3aと第2の表示bが印刷された第2の表示部3bが山折りによって基板8と略直角の方向に立設され、第3の表示cが印刷された第3の表示部3cが第2の表示部3bと第1の表示部3aに対して谷折りされて裏面5が基板8に貼設され、第1の表示部3aと第2の表示部3bの間に、硬質合成樹脂板6が接着されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、3方向から異なる絵柄を視認することができる表示装置及び表示装置の製造方法に関するものである。
従来、表示装置は、基板と、基板の表面に略同一間隔で突設された突条とからなる。基板の表面には、第3の絵柄が表示されている。突条の一方の側面には、第1の絵柄が表示されている。突条の他方の側面には、第2の絵柄が表示されている。この従来の表示装置は、正面から第3の絵柄を視認することができ、一方の側面側からは第1の絵柄を視認することができ、他方の側面側からは第2の絵柄を視認することができる。
従来の表示装置は、シートに、三種類の絵柄を連続的に繰り返して印刷し、第1の絵柄を印刷した第1の表示部と第2の絵柄を印刷した第2の表示部を山折りによって重ね合わせ、第3の絵柄を印刷した第3の表示部を第2の表示部に対して谷折りして形成されている。第1の表示部と第2の表示部の間には、L字形の芯材が挿入されている(例えば、特許文献1)。この芯材は、挿入部と舌片部とからなり、舌片部が挿入部に対して略直角に折り曲げられて略L字状に形成され、第1の表示部と第2の表示部の間に挿入部を挿入してから挿入部の両側を第1の表示部と第2の表示部の裏面に接着してシートに取り付けられている。
実用新案登録第3128099号公報
上記した表示装置は、芯材が略L字状に形成されているので、製造が容易ではない。即ち、シートに三種類の絵柄を連続的に繰り返して印刷した後、平板状のシートを作業台に載せて芯材を取り付けることができず、シートを手で把持して第1の表示部と第2の表示部を山折りにして重ね合わせ、重ね合わせた第1の表示部と第2の表示部の間に芯材の挿入部を挿入しなければならず、そのため、芯材の位置合わせ及び接着が難しく、製造が面倒で手間と時間がかかり、大量生産に適していないという問題点があった。また、上記した表示装置は、芯材を加工する手間もかかり、コストが嵩むという問題点があった。さらにまた、上記した表示装置は、舌片部を基板に接着することによって、基板に取り付けられるが、舌片部の存在により、シートが基板から離れた状態であり、シートが撓んで、正面から視認する第3の表示部の絵柄が歪むという問題点があった。
本願発明は上記問題点に鑑み発明されたものであって、製造が容易で、短時間で製造でき、印刷された絵柄の歪みが少なく、大量生産に適した表示装置及び表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
本願請求項1に係る表示装置は、上記目的を達成するため、基板と、基板上に設けられた紙シートとからなり、紙シートは、表面に同じ幅の第1の表示と第2の表示と第3の表示が連続的に繰り返して印刷されており、第1の表示が印刷された第1の表示部と第2の表示が印刷された第2の表示部が山折りによって基板と略直角の方向に立設され、第3の表示が印刷された第3の表示部が第2の表示部と第1の表示部に対して谷折りされて裏面が基板に貼設され、正面から第3の表示部が視認でき、一方側から第1の表示部が視認でき、他方側から第2の表示部が視認できる表示装置であって、第1の表示部と第2の表示部の間には、硬質合成樹脂板が接着されていることを特徴とする。
本願請求項2に係る表示装置は、上記目的を達成するため、硬質合成樹脂板は、下部が第1の表示部と第2の表示部の下端に位置し、上部が第1の表示部と第2の表示部の山折り部より短い位置に形成され、当該山折り部と硬質合成樹脂板の上部の間にスペースが形成されていることを特徴とする。
本願請求項3に係る表示装置は、上記目的を達成するため、前記紙シートが半光沢紙で形成されていることを特徴とする。
本願請求項4に係る表示装置の製造方法は、上記目的を達成するため、同じ幅の第1の表示と第2の表示と第3の表示を連続的に繰り返して紙シートの表面に印刷して紙シートに第1の表示部と第2の表示部と第3の表示部を形成する第1の工程と、第1の表示部と第2の表示部との境界線、第2の表示部と第3の表示部との境界線及び第3の表示部と第1の表示部との境界線にそれぞれ折れ線を形成する第2の工程と、第1の表示部及び第2の表示部の一方の裏面に硬質合成樹脂板の一方の面を接着する第3の工程と、第1の表示部と第2の表示部の間の折れ線を山折りにし、硬質合成樹脂板の他方の面を第1の表示部及び第2の表示部の他方の裏面に接着する第4の工程と、第2の表示部と第3の表示部の間の折れ線及び第3の表示部と第1の表示部の間の折れ線を谷折りにして第1の表示部及び第2の表示部を第3の表示部に対して略直角にする第5の工程と、第3の表示部の裏面を基板に貼設する第6の工程からなることを特徴とする。
本願発明に係る表示装置は、基板と、基板上に設けられた紙シートとからなり、紙シートは、表面に同じ幅の第1の表示と第2の表示と第3の表示が連続的に繰り返して印刷されており、第1の表示が印刷された第1の表示部と第2の表示が印刷された第2の表示部が山折りによって基板と略直角の方向に立設され、第3の表示が印刷された第3の表示部が第2の表示部と第1の表示部に対して谷折りされて裏面が基板に貼設され、正面から第3の表示部が視認でき、一方側から第1の表示部が視認でき、他方側から第2の表示部が視認できる表示装置であって、第1の表示部と第2の表示部の間には、硬質合成樹脂板が接着されている。
このように、本願発明に係る表示装置は、基板と略直角となる第1の表示部と第2の表示部の間に、硬質合成樹脂板が設けられているので、硬質合成樹脂板が芯材として機能し、第1の表示部と第2の表示部が重ね合わされて形成される突条の剛体性、直進性、平行性が確保されるという効果がある。そのため、第1の表示部、第2の表示部及び第3の表示部に印刷された表示が変形することなく正確に視認することができるという効果がある。
また、本願発明に係る表示装置は、大量生産に適した構成である。即ち、本願発明に係る表示装置の製造方法は、同じ幅の第1の表示と第2の表示と第3の表示を連続的に繰り返して紙シートの表面に印刷して紙シートに第1の表示部と第2の表示部と第3の表示部を形成する第1の工程と、第1の表示部と第2の表示部との境界線、第2の表示部と第3の表示部との境界線及び第3の表示部と第1の表示部との境界線にそれぞれ折れ線を形成する第2の工程と、第1の表示部及び第2の表示部の一方の裏面に硬質合成樹脂板の一方の面を接着する第3の工程と、第1の表示部と第2の表示部の間の折れ線を山折りにし、硬質合成樹脂板の他方の面を第1の表示部及び第2の表示部の他方の裏面に接着する第4の工程と、第2の表示部と第3の表示部の間の折れ線及び第3の表示部と第1の表示部の間の折れ線を谷折りにして第1の表示部及び第2の表示部を第3の表示部に対して略直角にする第5の工程と、第3の表示部の裏面を基板に貼設する第6の工程からなり、極めて容易且つ短時間で製造することができるという効果がある。
本願発明に係る表示装置は、上記した硬質合成樹脂板の下部が第1の表示部と第2の表示部の下端に位置し、上部が第1の表示部と第2の表示部の山折り部より短い位置に形成され、当該山折り部と硬質合成樹脂板の上部の間にスペースが形成されている。山折り部は、突条の先端部となり、もっとも接触しやすい部分である。硬質合成樹脂板の上部が第1の表示部と第2の表示部の山折り部の位置まで形成されていると、突条が硬い感触となる。本願発明に係る表示装置は、山折り部と硬質合成樹脂板の上部の間にスペースが形成されているので、突条が柔らかい感触となるという効果がある。
本願発明に係る表示装置は、前記紙シートが半光沢紙で形成されている。紙シートが光沢紙で形成されていると、光の加減等により、第3の表示部に印刷された第3の表示が、第3の表示部と略直角となる第1の表示部又は第2の表示部に反射して、本来一方側(他方側)からは第1の表示(第2の表示)しか見えないはずなのに、第3の表示までが見え、この種の表示装置の目的を損なう可能性があるが、紙シートが半光沢紙で形成されていると、反射が少ないため、表示装置の目的を損なうことがないという効果がある。
本願発明に係る表示装置の一つの実施の形態を示す斜視図である。 図1の表示装置の説明図であって、(a)が左方斜めから視た図、(b)が正面から視た図、(c)が右方斜めから視た図である。 図1の表示装置の要部拡大斜視図である。 図1の表示装置の要部拡大断面図である。 表示装置の製造方法の第1、第2の工程を説明する斜視図である。 表示装置の製造方法の第3の工程を説明する斜視図である。 表示装置の製造方法の第4、第5の工程を説明する斜視図である。 表示装置の製造方法の第6の工程を説明する斜視図である。 本願発明に係る表示装置の他の実施の形態を示す説明図であって、(a)が斜視図、(b)が組立図、(c)が展開図である。 本願発明に係る表示装置の突条を説明する説明図である。 従来の表示装置の突条を説明する説明図である。 従来の表示装置の紙シートを説明する説明図である。
以下、本願発明の一つの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、表示装置1は、基板8と、基板8上に設けられた紙シート2とからなる。図5に示すように、紙シート2は、表面3に同じ幅の第1の表示aと第2の表示bと第3の表示cが連続的に繰り返して印刷されている。図7に示すように、第1の表示aが印刷された第1の表示部3aと第2の表示bが印刷された第2の表示部3bが山折りによって基板8と略直角の方向に立設されている。図8に示すように、第3の表示cが印刷された第3の表示部3cが第2の表示部3bと第1の表示部3aに対して谷折りされて裏面5が基板8に貼設されている。図2(b)に示すように、表示装置1は、正面から第3の表示部3cが視認でき、図2(a)に示すように、一方(左方)側から第1の表示部3aが視認でき、図2(c)に示すように、他方(右方)側から第2の表示部3bが視認できる。図3,4に示すように、第1の表示部3aと第2の表示部3bの間には、硬質合成樹脂板6が接着されている。
表示装置1は、基板8と略直角となる第1の表示部3aと第2の表示部3bの間に、硬質合成樹脂板6が設けられているので、硬質合成樹脂板6が芯材として機能し、第1の表示部3aと第2の表示部3bが重ね合わされて形成される突条9の剛体性、垂直性、直進性、平行性が確保される。そのため、表示装置1は、第1の表示部3a、第2の表示部3b及び第3の表示部3cに印刷された表示が変形することなく正確に視認することができる。
表示装置1は、図3,4に示すように、硬質合成樹脂板6の下部6cが第1の表示部3aと第2の表示部3bの下端に位置し、上部6dが第1の表示部3aと第2の表示部3bの山折り部4aより短い位置に形成され、当該山折り部4aと硬質合成樹脂板6の上部6dの間にスペース10が形成されている。山折り部4aは、突条9の先端部となり、もっとも接触しやすい部分である。硬質合成樹脂板6の上部6dが第1の表示部3aと第2の表示部3bの山折り部4aの位置まで形成されていると、突条9が硬い感触となる。表示装置1は、山折り部4aと硬質合成樹脂板6の上部6dの間にスペース10が形成されているので、突条9が柔らかい感触となる。
表示装置1は、前記紙シート2が半光沢紙で形成されている。紙シート2が光沢紙で形成されていると、図12に示すように、光の加減等により、第3の表示部3cに印刷された第3の表示c(手模様)が、第3の表示部3cと略直角となる第1の表示部3a又は第2の表示部3bに反射して、本来右方側(左方側)からは第2の表示b(H模様)しか見えないはずなのに、第3の表示c(手模様)までが見え、この種の表示装置の目的を損なう可能性があるが、紙シート2が半光沢紙で形成されていると、反射が軽減されるため、表示装置の目的を損なうことがない。
また、表示装置1は、大量生産に適した構成である。即ち、表示装置の製造方法は、図5に示すように、同じ幅の第1の表示aと第2の表示bと第3の表示cを連続的に繰り返して紙シート2の表面3に印刷して紙シート2に第1の表示部3aと第2の表示部3bと第3の表示部3cを形成する(第1の工程)。第1の表示部3aと第2の表示部3bとの境界線4a、第2の表示部3bと第3の表示部3cとの境界線4b及び第3の表示部3cと第1の表示部3aとの境界線4cにそれぞれ折れ線を形成する(第2の工程)。図6に示すように、第1の表示部3a及び第2の表示部3bの一方の裏面5に硬質合成樹脂板6の一方の面6aを接着する(第3の工程)。図7に示すように、第1の表示部3aと第2の表示部3bの間の折れ線4aを山折りにし、硬質合成樹脂板6の他方の面6bを第1の表示部3a及び第2の表示部3bの他方の裏面5に接着する(第4の工程)。第2の表示部3bと第3の表示部3cの間の折れ線4b及び第3の表示部3cと第1の表示部3aの間の折れ線4cを谷折りにして第1の表示部3a及び第2の表示部3bを第3の表示部3cに対して略直角にする(第5の工程)。図8に示すように、第3の表示部3cの裏面5を基板8に貼設する(第6の工程)。このように、表示装置1は、極めて容易且つ短時間で製造することができる。
さらに、表示装置1について詳細に説明する。まず、表示装置1の製造方法について図5乃至図8に基づいて再度説明する。図5に示すように、紙シート2の表面3に同じ幅約3cmの第1の表示aと第2の表示bと第3の表示cを連続的に繰り返して印刷して紙シート2の表面3に第1の表示部3aと第2の表示部3bと第3の表示部3cを形成する(第1の工程)。紙シート2は、半光沢紙であることが望ましい。第1の表示部3aと第2の表示部3bは、山折り後、第3の表示部3cに対して谷折りにより略直角に折曲するものであり、前記紙シート2への印刷は第1の表示部3aから始まり第2の表示部3bで終了する。
第1の表示部3aと第2の表示部3bとの境界線4a、第2の表示部3bと第3の表示部3cとの境界線4b及び第3の表示部3cと第1の表示部3aとの境界線4cにそれぞれ折れ線を形成する(第2の工程)。折れ線は、筋押し機によって形成する。紙シート2を裏返して作業台に載せ、紙シート2の裏面5を上に向け、図6に示すように、第1の表示部3a及び第2の表示部3bの一方(本実施例では第1の表示部3a)の裏面(印刷されていない面)5に硬質合成樹脂板6の一方の面6aを接着する(第3の工程)。硬質合成樹脂板6は、一方の端部6cを、第1の表示部3a及び第2の表示部3bの一方(本実施例では第1の表示部3a)の裏面(印刷されていない面)5の境界線(下端)4cに合わせて接着することができるので、位置合わせが容易である。本実施の形態では、7箇所の第1の表示部3aの裏面5に7枚の硬質合成樹脂板6をそれぞれ載せて接着する。
硬質合成樹脂板6は、硬質塩化ビニル樹脂によって形成されているが、ペットボトルの素材であるポリエチレンテレフタレートであっても良く、ある程度の弾性復元力を備えていれば、特に材質に限定されるものではない。硬質合成樹脂板6は、厚みが約0.5mm、幅が約2cmの長尺物であり、紙シート2と同じ長さに形成されている。硬質合成樹脂板6は、硬質合成樹脂の矩形板を切断機で切断して形成される。硬質合成樹脂板の厚み約0.5mmは、正面から第3の表示部3bに印刷された絵柄を視てもあまり影響がなく、しかも第1の表示部3aと第2の表示部3bの直線性、形態性を保持できる剛性を備えた厚さである。硬質剛性樹脂板6の幅は、第1の表示部3a及び第2の表示部3bの約3分の2の長さで形成されていることが望ましく、第1の表示部3a及び第2の表示部3bが約3cmで形成されているので、約2cmである。硬質剛性樹脂板6の幅が短すぎると、形態を保持することが困難となり、硬質剛性樹脂板6の幅が長すぎると、第1の表示部3a及び第2の表示部3bの山折り部4aに接触した時にソフト感が得られない。図3にも示すように、硬質合成樹脂板6は、下部6cが第1の表示部3aの下端(境界線4c)に位置し、上部6dが第1の表示部3aと第2の表示部3bの山折り部(境界線)4aより短い位置に貼り付けられる。
図7に示すように、第1の表示部3aと第2の表示部3bの間の折れ線4aを山折りにし、硬質合成樹脂板6の他方の面6bを第2の表示部3bの裏面に接着する(第4の工程)。第1の表示部3aの裏面全体と第2の表示部3bの裏面全体を接着剤によって接着すると、硬質合成樹脂板6が第1の表示部3aと第2の表示部3bの間に存在するので、第1の表示部3aの表面と第2の表示部3bの表面に段差ができ、印刷された第1の表示aと第2の表示bの美観が損なわれる。また、第1の表示部3aの裏面全体と第2の表示部3bの裏面全体を接着剤によって接着すると、山折り部4aが接着剤により引っ張られ、山折り部4aの直線性が損なわれる虞がある。山折り部4aが両側から引っ張られて蛇行してしまうと、紙シート2に印刷された表示が不正確となり、美観を損なうことになる。
そのため、硬質合成樹脂板6の一方の面6aを第1の表示部3aの裏面に接着させ、他方の面6bを第2の表示部3bの裏面に接着させて、第1の表示部3aの裏面と第2の表示部3bの裏面を接着させないようにしている。第1の表示部3aの裏面と第2の表示部3bの裏面を接着させないので、第1の表示部3aと第2の表示部3b間にスペース10ができ、第1の表示部3aの表面と第2の表示部3bの表面に段差ができない。また、山折り部4aが接着剤により引っ張られることがないので、山折り部4aの直線性は維持され、紙シート2に印刷された表示を正確に視認させることができる。なお、第1の表示部3aの裏面と第2の表示部3bの裏面に接着剤がないので、経済的であり、第1の表示部3aと第2の表示部3bの山折りが容易となる。
第1の表示部3aと第2の表示部3bは、境界線4aで山折りされて裏面5の間に硬質合成樹脂板6が接着されて突条9を形成する。硬質合成樹脂板6は、突条9の芯材として機能し、突条9の垂直性、直進性、平行性、形態性を保持する。本実施の形態では、7箇所の折れ線4aを山折りにする。第2の表示部3bと第3の表示部3cの間の折れ線4b及び第3の表示部3cと第1の表示部3aの間の折れ線4cを谷折りにして第1の表示部3a及び第2の表示部3bを第3の表示部3cに対して略直角にする(第5の工程)。本実施の形態では、6箇所の折れ線4bと6箇所の折れ線4cを谷折りする。図8に示すように、第3の表示部3cの裏面を基板8に貼設する(第6の工程)。基板8は、例えば発泡スチロール等の軽量素材によって形成されている。前記突条9は、硬質合成樹脂板6の両面が接着剤により引っ張られ、起立が保たれる。
表示装置1は、上記したよう製造され、基板8と、基板8上に設けられた紙シート2とからなる。紙シート2は、表面3に同じ幅の第1の表示aと第2の表示bと第3の表示cが連続的に繰り返して印刷されて第1の表示部3aと第2の表示部3bと第3の表示部3cが連続して形成されている。第1の表示aが印刷された第1の表示部3aと第2の表示bが印刷された第2の表示部3bは、境界線4aで山折りされて基板8と略直角の方向に立設されている。即ち、第1の表示部3aと第2の表示部3bは、境界線4aで山折りされて裏面5の間に硬質合成樹脂板6が接着されて突条9を形成する。第3の表示cが印刷された第3の表示部3cは、前記突条9が略直角に起立するように、第2の表示部3bと第1の表示部3aに対して境界線4b,4cで谷折りされて裏面5が基板8に貼設されている。
第1の表示部3aと第2の表示部3bの間には、硬質合成樹脂板6が接着されている。図2に示すように、表示装置1は、正面から第3の表示部3cが視認でき、一方側から第1の表示部3aが視認でき、他方側から第2の表示部3bが視認できる。突条9には、硬質合成樹脂板6が設けられているため、図10に示すように、垂直性、直線性、平行性、形態保持性を備え、紙シート2に印刷された第1の表示a、第2の表示b及び第3の表示cを正確に視認することができる。突条9に硬質合成樹脂板6が設けられていないと、図11に示すように、突条9が傾いたり、蛇行したり、平行でなくなって、形態が保持できなくなり、紙シート2に印刷された第1の表示a、第2の表示b及び第3の表示cが変形して正確に視認することができなくなる。
図3,4に示すように、硬質合成樹脂板6は、下部6cが第1の表示部3aと第2の表示部3bの下端(境界線4b、4c)に位置し、上部6dが第1の表示部3aと第2の表示部3bの山折り部4aより短い位置に形成され、当該山折り部4aと硬質合成樹脂板6の上部6dの間にスペース10が形成されている。山折り部4aは、突条9の頂点であり、接触しやすい部分である。山折り部4aは、スペース10の存在により接触した場合、ソフト感を得ることができる。なお、硬質剛性樹脂板6の幅が第1の表示部3a及び第2の表示部3bと略同じであると、当該山折り部4aと硬質合成樹脂板6の上部6dの間のスペースがなくなり、山折り部4aに接触した時にソフト感が得られない。通行人が誤って表示装置1に接触してしまった場合、通行人に硬い感触を与えてしまうので、あまり好ましいことではない。
紙シート2は半光沢紙で形成されている。紙シート2が光沢紙で形成されている場合、図12に示すように、第3の表示cが第2の表示b(又は第1の表示a)に映ってしまう場合があり、本来なら第2の表示bしか見えない筈なのに第3の表示cが見えることにより表示装置1の機能を損なうことになる。従って、紙シート2は、半光沢紙であることが望ましい。表示装置1は、硬質合成樹脂板6が芯材として機能し、突条9の垂直性、直線性、平行性、形態性を保持するので、大型のものであっても、小型のものと同様に機能し、大型のポスター、広告板、絵画等の美術品にも利用することができる。
上記実施の形態では、表示画面全体を表示装置1として説明したが、表示画面の一部を表示装置11で形成しても良い。例えば、図9に示すように、平面上に形成された絵画、模様等の一部を表示装置11で形成すれば、その部分のみが見る位置によって変化するので、驚きを与えることができる。表示装置11の紙シート12は、表示装置1と同様に、表面13に同じ幅の第1の表示と第2の表示と第3の表示が連続的に繰り返して印刷されて第1の表示部13aと第2の表示部13bと第3の表示部13cが連続して形成されている。第1の表示部13aと第2の表示部13bは、境界線14aで山折りされて略直角の方向に立設されている。即ち、第1の表示部13aと第2の表示部13bは、境界線14aで山折りされて裏面の間に硬質合成樹脂板が接着されて突条19を形成する。第3の表示部13cは、前記突条19が略直角に起立するように、第2の表示部13bと第1の表示部13aに対して境界線14b,14cで谷折りされて裏面が基板の所定箇所に貼設される。このように、表示装置は、画面全体は勿論のこと、画面の一部のみを形成しても構わない。
本発明は、3方向から異なる絵柄を視認することができる表示装置に利用可能である。
a 第1の表示
b 第2の表示
c 第3の表示
1 表示装置
2 紙シート
3 表面
3a 第1の表示部
3b 第2の表示部
3c 第3の表示部
4a 境界線(折れ線 山折り部)
4b 境界線(折れ線 谷折り部)
4c 境界線(折れ線 谷折り部)
5 裏面
6 硬質合成樹脂板
6a 一方の面
6b 他方の面
6c 下部(一方の端部)
6d 上部(他方の端部)
8 基板
9 突条
10 スペース
11 表示装置
12 紙シート
13 表面
13a 第1の表示部
13b 第2の表示部
13c 第3の表示部
14a 境界線
14b 境界線
14c 境界線
19 突条

Claims (4)

  1. 基板と、基板上に設けられた紙シートとからなり、
    紙シートは、表面に同じ幅の第1の表示と第2の表示と第3の表示が連続的に繰り返して印刷されており、第1の表示が印刷された第1の表示部と第2の表示が印刷された第2の表示部が山折りによって基板と略直角の方向に立設され、第3の表示が印刷された第3の表示部が第2の表示部と第1の表示部に対して谷折りされて裏面が基板に貼設され、
    正面から第3の表示部が視認でき、一方側から第1の表示部が視認でき、他方側から第2の表示部が視認できる表示装置であって、
    第1の表示部と第2の表示部の間には、硬質合成樹脂板が接着されていることを特徴とする表示装置。
  2. 硬質合成樹脂板は、下部が第1の表示部と第2の表示部の下端に位置し、上部が第1の表示部と第2の表示部の山折り部より短い位置に形成され、当該山折り部と硬質合成樹脂板の上部の間にスペースが形成されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記紙シートは、半光沢紙で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 同じ幅の第1の表示と第2の表示と第3の表示を連続的に繰り返して紙シートの表面に印刷して紙シートに第1の表示部と第2の表示部と第3の表示部を形成する第1の工程と、
    第1の表示部と第2の表示部との境界線、第2の表示部と第3の表示部との境界線及び第3の表示部と第1の表示部との境界線にそれぞれ折れ線を形成する第2の工程と、
    第1の表示部及び第2の表示部の一方の裏面に硬質合成樹脂板の一方の面を接着する第3の工程と、
    第1の表示部と第2の表示部の間の折れ線を山折りにし、硬質合成樹脂板の他方の面を第1の表示部及び第2の表示部の他方の裏面に接着する第4の工程と、
    第2の表示部と第3の表示部の間の折れ線及び第3の表示部と第1の表示部の間の折れ線を谷折りにして第1の表示部及び第2の表示部を第3の表示部に対して略直角にする第5の工程と、
    第3の表示部の裏面を基板に貼設する第6の工程からなることを特徴とする表示装置の製造方法。
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