JP2004219798A - フロアースタンドパネル - Google Patents

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JP2004219798A JP2003008043A JP2003008043A JP2004219798A JP 2004219798 A JP2004219798 A JP 2004219798A JP 2003008043 A JP2003008043 A JP 2003008043A JP 2003008043 A JP2003008043 A JP 2003008043A JP 2004219798 A JP2004219798 A JP 2004219798A
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Toru Onogaki
徹 小野垣
Hideyuki Yamazaki
英之 山崎
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、単一の表示体を独立の結合部材または該表示体と一体となった結合部材により、複数枚簡易的な方法で結合させ、全て紙製から作製され一般的な紙器加工技術で容易に対応でき、部材価格も安価で、廃棄処理が容易でエコロジー適性もよく、組み立ても解体も簡単で積み木感覚で組み立て解体ができるので何度もリサイクルできる汎用性のある大型のフロアースタンドパネルを提供する。
【解決手段】複数の板状表示体Aを結合させてなるフロアースタンドパネルにおいて、前記板状表示体Aが該表示体Aの裏面に備えた結合用係止部3に係止される結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネル。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の表示体を結合させてなるフロアースタンドパネルに関するものであり、さらに詳しくは単一の表示体を複数枚、独立部材または表示体と一体となった部材からなる結合部材を用いて作製する大型展示用パネルであるフロアースタンドパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の宣伝広告用の展示用パネルは、消費者へのアピール効果のインパクトを高めるために大型化の傾向にあり、そのパネルを支持する支持パイプや支柱などの支持具も相当数必要になり、また組み立て作業の手間もかかり、且つ組み立てを行うスペースも広いスペースが必要となり、非常に製作コストもかかり採算性にも問題がある。
【0003】
このような問題の解決策として、紙管、鉄パイプ、支柱等の支持用具を用いず、例えば、紙、ダンボールなどのシート状部材から作製した小さなパネル単体(単一の表示体)を板紙、ダンボール、プラスチック成形品等からなる独立のコネクタ(連結具)を用いてパネル単体を複数枚連結し上下、左右に大きなスペースを持った展示用パネルを作製する方法が公知となっている。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
しかしながら、特許文献1の実施例にも明記されているように、そのコネクタはプラスチック材料や金属材料を使用し作製している。
【0005】
更に、コネクタの中間部分がヒンジ結合された他の実施例のコネクタは、実際の製造面では、コネクタ本体が硬質プラスチック材料を用いて、ヒンジ部位は軟質のプラスチック材料を用いて成形する必要がある。
【0006】
以上のようにこの特許文献1の方法では、パネル単体を複数枚連結するために、必ず独立したコネクタが必要で予め準備する必要があり、そのコネクタを作製する方法がプラスチック成形技術や金属成形技術で行うため成形金型の作製費用もかかり製造コストが高くなり、コネクタの種類によっては硬質と軟質のプラスチック樹脂を使い分けする必要もあり実質的にはかなりの高度な成形技術が必要であり、またプラスチック材料や金属材料を使用するので処分時の廃棄処理が容易でない問題も発生するなど汎用性のないパネル接続用コネクタを用いた展示用パネルである。
【0007】
【特許文献1】
特公昭63−13546号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は係る従来技術の問題点を解決しようとするものであり、単一の表示体を独立の結合部材または該表示体と一体となった結合部材により、複数枚簡易的な方法で結合させ、安価で易廃棄処理性の優れたエコロジー対応型の大型展示用パネルであるフロアースタンドパネルを提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、本発明の請求項1に係る発明は、複数の板状表示体Aを結合させてなるフロアースタンドパネルにおいて、前記板状表示体Aが該表示体Aの裏面に備えた結合用係止部3に係止される結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネルである。
【0010】
本発明の請求項2に係る発明は、複数の箱状表示体Aを結合させてなるフロアースタンドパネルにおいて、前記箱状表示体Aが該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3と他の表示体Aの上部に備える結合用係止部3とに係止される結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネルである。
【0011】
本発明の請求項3に係る発明は、複数の箱状表示体Aを結合させてなるフロアースタンドパネルにおいて、前記箱状表示体Aが該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3に係止される他の表示体Aの上部に備える結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネルである。
【0012】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1記載のフロアースタンドパネルにおいて、前記板状表示体Aは所定の幅と長さを有する板状物であり、該表示体Aの裏面に備えた結合用係止部3と該係止部3に係止させるためにコの字型形状をした連結部材1に各々の支持体2、2が連結して形成されている結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネルである。
【0013】
本発明の請求項5に係る発明は、請求項2記載のフロアースタンドパネルにおいて、前記箱状表示体Aは所定の幅と長さを有する板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる箱状物であり、該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3と他の表示体Aの上部に備える結合用係止部3とに係止される所定の幅と長さを有する罫線を施したシート状の結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネルである。
【0014】
本発明の請求項6に係る発明は、請求項3記載のフロアースタンドパネルにおいて、前記箱状表示体Aは所定の幅と長さを有する板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる箱状物であり、該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3に係止される他の表示体Aの上部に備える該表示体Aに一体化された枠状物の結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネルである。
【0015】
本発明の請求項7に係る発明は、請求項3記載のフロアースタンドパネルにおいて、前記箱状表示体Aは所定の幅と長さを有する板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる箱状物であり、該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3に係止される他の表示体Aの上部に備える該表示体Aに独立した枠状物を設けてなる結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネルである。
【0016】
本発明の請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれか1項記載のフロアースタンドパネルにおいて、前記表示体Aは紙又はダンボールからなることを特徴とするフロアースタンドパネルである。
【0017】
本発明の請求項9に係る発明は、請求項1乃至7のいずれか1項記載のフロアースタンドパネルにおいて、前記結合部材Bは紙又はダンボールからなることを特徴とするフロアースタンドパネルである。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1から図31に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係る板状物の表示体A同士を結合したフロアースタンドパネルの第1実施例を示す斜視図であり、図2は、図1のX−X側断面図であり、図3は、本発明に係る結合部材Bの第1実施例を示す斜視図であり、図4は、本発明に係る係止部3を備えた表示体Aの第1実施例を示す斜視図であり、図5は、本発明に係る表示体Aの第2実施例を示す斜視図であり、図6は、図5の展開図であり、図7は、本発明に係る表示体Aにおいて図5と異なるフラップ形態を備えた第3実施例を示す斜視図であり、図8は、図7の展開図であり、図9は、本発明に係る表示体Aの第4実施例を示す斜視図であり、図10は、図9の展開図であり、図11は、本発明に係る表示体Aにおいて図9と異なるフラップ形態を備えた第5実施例を示す斜視図であり、図12は、図11の展開図であり、図13は、本発明に係る結合部材Bの第2、第3、第4、第5実施例を示す展開図であり、図14は、図13の斜視図であり、図15は、本発明に係る表示体A同士を結合部材Bにより組み立てる状態を示す第2実施例及び第3実施例の斜視図であり、図16は、本発明に係る表示体A同士を結合部材Bにより組み立てる状態を示す第4実施例及び第5実施例の斜視図であり、図17は、図13の改良型を示す第6実施例の斜視図であり、図18は、図17の側断面図であり、図19は、本発明に係る結合部材Bの第7実施例を示す展開図であり、図20は、図19を組み立てた斜視図であり、図21は、本発明に係る表示体Aを結合部材Bにより組み立てる状態を示す第7実施例の斜視図であり、図22は、本発明に係る表示体A同士が該表示体Aに一体化された枠状物の結合部材Bにより結合される寸前の状態を示す第8実施例の斜視図であり、図23は、図22の展開図であり、図24は、本発明に係る表示体Aに独立した1対の枠状物からなる結合部材Bを取り付けた状態を示す第9実施例の斜視図であり、図25(イ)及び図25(ロ)は、図24の1対の枠状物の第9実施例の展開図であり、図26は、本発明に係る表示体Aに独立した1対の枠状物からなる結合部材Bを取り付けた状態を示す第10実施例の斜視図であり、図27(イ)及び図27(ロ)は、図26の1対の枠状物の第10実施例の展開図であり、図28は、本発明に係る表示体A同士が該表示体Aに一体化された枠状物の結合部材Bにより結合される寸前の状態を示す第11実施例の斜視図であり、図29(イ)及び図29(ロ)は図28の正面図と側面図であり、図30は、図28の展開図であり、図31は、本発明に係る箱状物の表示体A同士を結合し、脚部Cを取り付けたフロアースタンドパネルを示す第2実施例乃至第5実施例の斜視図である。
【0020】
図1及び図2に示すように複数の表示体Aを結合させてなるフロアースタンドパネルにおいて、表示体A同士が独立した部材からなる結合部材Bにより結合して形成されている。
【0021】
図4に示すように、表示体Aは所定の幅と長さを有する紙又はダンボールからなる板状物であり、その板状物の厚みは、紙の場合は坪量が大きい板紙、或いは合紙、ダンボールの場合はAフルート、Bフルート、Cフルート、Eフルートのいずれかの両面ダンボールでよく、フロアースタンドパネルに必要な強度、そのパネル面が温度や湿度の変化によりわんきょくが起こらない物性を有すれば制約されるものではない。
【0022】
該パネルの表面に直接オフセット印刷方式やシルクスクリーン印刷方式などにより、文字や絵柄などを印刷し、宣伝広告などのフロアースタンドパネルを作製する場合は、板紙の場合、印刷面となる表面側はクレイコートした平滑性のあるコートマニラボール、コートボール、コートカードなどを使用するのが好ましい。
【0023】
同様にダンボールの場合は、中芯にAフルート、Bフルート、Cフルート、Eフルートのいずれかのフルートを用いて、表ライナーは印刷適性をもった平滑性のある紙からなるライナーを使用し、裏ライナーと接着剤で貼り合わせた両面ダンボールを使用することができる。
【0024】
該表示体Aは係止部3を備えており、該係止部3の形状は係止機能があれば特に制約されないが、板紙やダンボールに罫線を施し、折り曲げることで作製することができる取っ手形状であることが好ましい。
【0025】
図3に示すように結合部材Bは前記表示体の係止部3に係止させるために連結部材1に各々の支持体2、2が連結して形成されている。
【0026】
該連結部材1の形状は、各々の支持体2、2を連結する機能があれば特に制約されないが、板紙やダンボールに罫線を施し、折り曲げることで作製することができるコの字型形状であることが好ましい。
【0027】
図2に示すように板状物の複数の表示体A同士は、該表示体Aの係止部3と結合部材Bにより結合し、更に脚部Cを結合してフロアースタンドパネルが形成されている。
【0028】
該脚部Cの形状は立脚する機能があれば特に制約されないが、最下部のパネルと差込み形式で結合できる形態が好ましい。
【0029】
該表示体Aの係止部3、結合部材B、脚部Cは廃棄処理が容易な紙又はダンボールからなる板状物で作製される。
【0030】
該板状物は板紙の場合、ノンコートボール、コートマニラボール、コートボール、コートカードなどを使用することができるが、価格面からノンコートボール、或いはその合紙を使用することが好ましい。
【0031】
同様にダンボールの場合は、Aフルート、Bフルート、Cフルート、Eフルートのいずれかのフルートを用いた両面ダンボールを使用することができるが厚みなどを考慮してBフルートの両面ダンボールが好ましい。
【0032】
表示体Aと該表示体Aの係止部3との接合や各々の支持体2、2と連結部材1との接合は、公知の合成樹脂系接着剤などを使用して貼り合わせるかビスなどで接合してもよい。
【0033】
次に、図5から図12に示すように、表示体Aは所定の幅と長さを有する板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる箱状物である。
【0034】
図5から図8に示す、表示体Aは所定の幅と長さを有する板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる上部フラップだけを備えた箱状物である。
【0035】
図6に示すように、該表示体Aの展開物は、該裏面部7に第1側面部8を第1縦罫線aを介して連接し、該第1側面部8に正面部9を第2縦罫線bを介して連接し、該正面部9に第2側面部10を第3縦罫線cを介して連接し、該第2側面部10に糊代部11を第4縦罫線dを介して連接した。
【0036】
更に、該裏面部7の上方に第1折込片5を第1横罫線eを介して連接し、該第1折込片5に凸部5aと段差部5bを形成し、該正面部9の上方に第2折込片6を第2横罫線fを介して連接し、該第2折込片6に凸部6aと段差部6bを形成した。
【0037】
該表示体Aの展開物をサック貼機でアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を糊代部11に塗布し、図5に示す箱状物の形態にして、対向する第1・第2折込片5、6に設けられた凸部5a、6aと段差部5b、6bとを相互に対向させ、該第1折込片5と該第2折込片6を折り込むことにより、凸部5aと段差部6b及び凸部6aと段差部5bとが各々係合してこの部位に上面部を形成し表示体Aを作製した。
【0038】
図8に示すように、該表示体Aの展開物は、該裏面部7に第1側面部8を第1縦罫線aを介して連接し、該第1側面部8に正面部9を第2縦罫線bを介して連接し、該正面部9に第2側面部10を第3縦罫線cを介して連接し、該第2側面部10に糊代部11が第4縦罫線dを介して連接した。
【0039】
更に、該裏面部7の上方に第1折込片12を第1横罫線eを介して連接し、該第1折込片12の左右に凸部12a、12aと該凸部12a、12aの中間に凹部12bを有する凹型形状部14を形成し、該正面部9の上方に第2折込片13を第2横罫線fを介して連接し、該第2折込片13の左右に段差部13b、13bと該段差部13b、13bの中間に凸部13aを有する凸型形状部15を形成した。
【0040】
該表示体Aの展開物をサック貼機でアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を糊代部11に塗布し、図7に示す箱状物の形態にして、対向する第1・第2折込片12、13に設けられた前記凹型形状部14と凸型形状部15とを相互に対向させ該凹型形状部14と凸型形状部15を折り込むことにより、該凹型形状部14と該凸型形状部15とが係合してこの部位に上面部を形成し表示体Aを作製した。
【0041】
次に、図9から図12に示すように表示体Aは所定の幅と長さを有する紙又はダンボ−ルからなる板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる上部及び下部にフラップを備えた箱状物を使用する。
【0042】
図10に示すように、該表示体Aの展開物は、該裏面部7に第1側面部8を第1縦罫線aを介して連接し、該第1側面部8に正面部9を第2縦罫線bを介して連接し、該正面部9に第2側面部10を第3縦罫線cを介して連接し、該第2側面部10に糊代部11を第4縦罫線dを介して連接した。
【0043】
更に、該裏面部7の上下に第1折込片5、5′を第1横罫線e、e′を介して連接し、該第1折込片5、5′に凸部5a、5a′と段差部5b、5b′を形成し、該正面部9の上下に第2折込片6、6′を第2横罫線f、f′を介して連接し、該第2折込片6、6′に凸部6a、6a′と段差部6b、6b′を形成した。
【0044】
該表示体Aの展開物をサック貼機でアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を糊代部11に塗布し、図9に示す箱状物の形態にして、対向する第1・第2折込片5、6に設けられた凸部5a、6aと段差部5b、6b及び第1・第2折込片5′、6′に設けられた凸部5a′、6a′と段差部5b′、6b′とを相互に対向させ、該第1折込片5と該第2折込片6、及び該第1折込片5′と該第2折込片6を折り込むことにより、凸部5aと段差部6b及び凸部6aと段差部5bとが各々係合し、更に凸部5a′と段差部6b′及び凸部6a′と段差部5b′とが各々係合して各々の部位に上面部と下面部を形成し表示体Aを作製した。
【0045】
図12に示すように、該表示体Aの展開物は、該裏面部7に第1側面部8を第1縦罫線aを介して連接し、該第1側面部8に正面部9を第2縦罫線bを介して連接し、該正面部9に第2側面部10を第3縦罫線cを介して連接し、該第2側面部10に糊代部11を第4縦罫線dを介して連接した。
【0046】
更に、該裏面部7の上下に第1折込片12、12′を第1横罫線e、e′を介して連接し、該第1折込片12、12′の左右に凸部12a、12aと凸部12a′、12a′を設け、該凸部12a、12aと該凸部12a′、12a′の中間に凹部12b、12b′を有する凹型形状部14、14′を形成し、該正面部9の上下に第2折込片13、13′を第2横罫線f、f′を介して連接し、該第2折込片13、13′の左右に段差部13b、13bと段差部13b′、13b′を設け、該段差部13b、13bと該段差部13b′、13b′の中間に凸部13a、13a′を有する凸型形状部15、15´を形成した。
【0047】
該表示体Aの展開物をサック貼機でアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を糊代部11に塗布し、図11に示す箱状物の形態にして、対向する第1・第2折込片12、13に設けられた前記凹型・凸型形状部14、15及び第1・第2折込片12′、13′に設けられた前記凹型・凸型形状部14′、15′とを相互に対向させ該凹型形状部14と該凸型形状部15、及び該凹型形状部14′と該凸型形状部15′とを折り込むことにより、該凹型形状部14と凸型形状部15、及び該凹型形状部14′と凸型形状部15′とが係合して各々の部位に上面部と下面部を形成し表示体Aを作製した。
【0048】
次に、図13及び図14に示すように複数の表示体A同士を結合する結合部材Bは、所定の幅と長さを有する紙又はダンボ−ルからなる板状物に罫線を施して形成されている。
【0049】
該結合部材Bの形態は、上端バンド部20の一端に折り罫線を介して、付帯片20a、20bを設け、該上端バンド部20に折り罫線を介して中間バンド部21を連接し、更に該中間バンド部21に折り罫線を介して下端バンド部22が設けられている。
【0050】
図15及び図16に示すように箱状物の複数の表示体A同士は、該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3と他の表示体Aの上部に備え結合用係止部3とに係止される結合部材Bにより結合され、更に図15及び図31に示すように脚部Cを結合したフロアースタンドパネルが形成される。
【0051】
図13に示す結合部材Bは、図17及び図18に示すように箱状物の複数の表示体A同士を結合しやすいように、即ち結合部材Bを構成している中間バンド部21と下端バンド部22の境界線に罫線を入れず、該境界線を支点軸として中間バンド部21に部分的に切刃を入れてコの字型の切片27を設けた改良型の結合部材Bでもよい。
【0052】
該改良型の結合部材Bはコの字型の切片27の反発力により、下端バンド部22が上端バンド部20に対して傾斜して立ち上がるので箱状物の隙間部23に差し込み易く、且つ差し込んだ時に確実に固定される。
【0053】
また、上端バンド部20に設けられている各々左右の付帯片20a及び20bを内側に折り曲げやすくなり、箱状物の複数の表示体A同士が結合し易くなる。
【0054】
また、図13の結合部材Bの中間バンド部21と下端バンド部22を図19に示すように変形して、図20のような結合部材Bを作製し、図21に示すようなフロアースタンドパネルを形成することもできる。
【0055】
次に、図22及び図23に示すように、表示体Aは所定の幅と長さを有する紙又はダンボールからなる板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる箱状物であり、表示体A同士が該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3に係止される他の表示体Aの上部に備える結合部材Bにより結合され形成される。
【0056】
即ち、該表示体Aに一体化された枠状物の紙又はダンボールからなる結合部材Bにより結合して形成され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられているフロアースタンドパネルである。
【0057】
また、図24及び図25に示すように、独立した1対のL字型に折り曲げた枠状物からなる結合部材Bを使用することもできる。その際、該結合部材Bは公知の接着剤により予め表示体Aに接着しておくことが好ましい。
【0058】
更に、図26及び図27に示すように、独立した1対のコの字型に折り曲げた枠状物からなる結合部材Bを使用することもできる。その際、該結合部材Bは公知の接着剤により予め表示体Aに接着しておくことが好ましい。
【0059】
次に、図28から図30に示すように表示体Aは所定の幅と長さを有する紙又はダンボールからなる板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる上部及び下部にフラップを備えた箱状物であり、表示体A同士が該表示体Aに一体化された上部及び下部のフラップが屋根型になった枠状物の紙又はダンボールからなる結合部材Bにより結合して形成される。
【0060】
以上のように、本発明は単一の表示体Aを該表示体Aと一体となった結合部材Bまたは独立の結合部材Bにより、複数枚簡易的な方法で結合させ、安価で易廃棄処理性の優れたエコロジー対応型の大型展示用パネルであるフロアースタンドパネルを提供する。
【0061】
【実施例】
次に実施例により、本発明を具体的に説明する。
【0062】
<実施例1>
図1及び図2に示すような本発明のフロアースタンドパネルを作製するために、先ず坪量350g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を切断して寸法が高さ305mm×幅188mmの一対の支持体2、2を作製し、該支持体2、2の先端からコの字型形状をした連結部材1のコの字の背面までの距離を169mmの位置にして該支持体2、2の間に該連結部材1を挟みアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を用いて接着させ、図3に示す結合部材Bを作製した。
【0063】
次に、同じ板紙を用いて高さ210mm×幅290mmの表示体Aの片面に高さ150mm×幅240の板紙に幅方向に両端から夫々20mm幅の位置に罫線を設け、更に中心部に向かって幅方向に5mmの位置に罫線を形成し、該夫々の罫線を介して前記支持体2を差し込める5mm幅の開口部を有するように折り曲げて係止部3を作製し、表示体A片面にアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を用いて接着させ、図4に示す係止部3を備えた表示体Aを作製した。
【0064】
前記表示体Aを3枚作製し、該表示体Aの係止部3と前記結合部材Bを組合せ、更に脚部Cを取り付けることにより、図1及び図2に示すようなフロアースタンドパネルを作製した。
【0065】
該フロアースタンドパネルは、前記の如く全て紙から作製されているので一般的な紙器加工技術で容易に対応でき、部材価格も安価で、廃棄処理が容易でエコロジー適性もよく、組み立ても解体も簡単で積み木感覚で組み立て解体ができるので何度もリサイクルができる汎用性のある大型のフロアースタンドパネルである。
【0066】
<実施例2>
本発明の表示体Aは、図5に示すように、坪量350g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅290mm×高さ305mm×奥行60mmになるように打ち抜き、アクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を用いてサック貼機で箱状物からなる表示体Aである。
【0067】
また、図6に示すように、該表示体Aの展開物は、該裏面部7に第1側面部8を第1縦罫線aを介して連接し、該第1側面部8に正面部9を第2縦罫線bを介して連接し、該正面部9に第2側面部10を第3縦罫線cを介して連接し、該第2側面部10に糊代部11を第4縦罫線dを介して連接した。
【0068】
更に、該裏面部7の上方に第1折込片5を第1横罫線eを介して連接し、該第1折込片5に凸部5aと段差部5bを形成し、該正面部9の上方に第2折込片6を第2横罫線fを介して連接し、該第2折込片6に凸部6aと段差部6bを形成した。
【0069】
該表示体Aの展開物をサック貼機でアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を糊代部11に塗布し、図5に示す箱状物の形態にして、対向する第1・第2折込片5、6に設けられた凸部5a、6aと段差部5b、6bとを相互に対向させ、該第1折込片5と該第2折込片6を折り込むことにより、凸部5aと段差部6b及び凸部6aと段差部5bとが各々係合してこの部位に上面部を形成し表示体Aを作製した。
【0070】
次に、図13に示すように坪量600g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅58mm×高さ120mm(展開寸法:上端バンド部20の幅58mm×長さ120mm、付帯片20a、20bの幅15mm×長さ60mm、中間バンド部21の幅58mm×長さ60mm、下端バンド部22の幅58mm×長さ30mm)になるように打ち抜き結合部材Bを作製した。
【0071】
以上のような方法で表示体Aを3個と結合部材Bを4個作製し、表示体Aが該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3と他の表示体Aの上部に備える結合用係止部3とに係止される結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に図15に示すように一対の脚体24、24に連結孔25、25を設け、該連結孔25、25に連結体26を連結して作製されている脚部Cを取り付けたフロアースタンドパネルを作製した。
【0072】
該フロアースタンドパネルは、前記の如く全て紙から作製されているので一般的な紙器加工技術で容易に対応でき、部材価格も安価で、廃棄処理が容易でエコロジー適性もよく、組み立ても解体も簡単で積み木感覚で組み立て解体ができるので何度もリサイクルができる汎用性のある大型のフロアースタンドパネルである。
【0073】
<実施例3>
本発明のフロアースタンドパネルは、図7に示すように、表示体Aの第1折込片と第2折込片の形態以外は実施例2と同様の形態をした箱状物からなる表示体Aを作製した。
【0074】
図8に示すように、該表示体Aの展開物は、該裏面部7に第1側面部8を第1縦罫線aを介して連接し、該第1側面部8に正面部9を第2縦罫線bを介して連接し、該正面部9に第2側面部10を第3縦罫線cを介して連接し、該第2側面部10に糊代部11が第4縦罫線dを介して連接した。
【0075】
更に、該裏面部7の上方に第1折込片12を第1横罫線eを介して連接し、該第1折込片12の左右に凸部12a、12aと該凸部12a、12aの中間に凹部12bを有する凹型形状部14を形成し、該正面部9の上方に第2折込片13を第2横罫線fを介して連接し、該第2折込片13の左右に段差部13b、13bと該段差部13b、13bの中間に凸部13aを有する凸型形状部15を形成した。
【0076】
該表示体Aの展開物をサック貼機でアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を糊代部11に塗布し、図7に示す箱状物の形態にして、対向する第1・第2折込片12、13に設けられた前記凹型形状部14と凸型形状部15とを相互に対向させ該凹型形状部14と凸型形状部15を折り込むことにより、該凹型形状部14と該凸型形状部15とが係合してこの部位に上面部を形成し表示体Aを作製した。
【0077】
次に、結合部材Bは実施例2と同様に、図13に示すように坪量600g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅58mm×高さ120mm(展開寸法:上端バンド部20の幅58mm×長さ120mm、付帯片20a、20bの幅15mm×長さ60mm、中間バンド部21の幅58mm×長さ60mm、下端バンド部22の幅58mm×長さ30mm)になるように打ち抜き結合部材Bを作製した。
【0078】
以上のような方法で表示体Aを3個と結合部材Bを4個作製し、表示体Aが該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3と他の表示体Aの上部に備える結合用係止部3とに係止される結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に図15に示すように一対の脚体24、24に連結孔25、25を設け、該連結孔25、25に連結体26を連結し作製されている脚部Cを取り付けたフロアースタンドパネルを作製した。
【0079】
該フロアースタンドパネルは、前記の如く全て紙から作製されているので一般的な紙器加工技術で容易に対応でき、部材価格も安価で、廃棄処理が容易でエコロジー適性もよく、組み立ても解体も簡単で積み木感覚で組み立て解体ができるので何度もリサイクルができる汎用性のある大型のフロアースタンドパネルである。
【0080】
<実施例4>
本発明の表示体Aは、図9に示すように、坪量350g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅290mm×高さ305mm×奥行60mmになるように打ち抜き、アクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を用いてサック貼機で箱状物からなる表示体Aである。
【0081】
図10に示すように、該表示体Aの展開物は、該裏面部7に第1側面部8を第1縦罫線aを介して連接し、該第1側面部8に正面部9を第2縦罫線bを介して連接し、該正面部9に第2側面部10を第3縦罫線cを介して連接し、該第2側面部10に糊代部11を第4縦罫線dを介して連接した。
【0082】
更に、該裏面部7の上下に第1折込片5、5′を第1横罫線e、e′を介して連接し、該第1折込片5、5′に凸部5a、5a′と段差部5b、5b′を形成し、該正面部9の上下に第2折込片6、6′を第2横罫線f、f′を介して連接し、該第2折込片6、6′に凸部6a、6a′と段差部6b、6b′を形成した。
【0083】
該表示体Aの展開物をサック貼機でアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を糊代部11に塗布し、図9に示す箱状物の形態にして、対向する第1・第2折込片5、6に設けられた凸部5a、6aと段差部5b、6b及び第1・第2折込片5′、6′に設けられた凸部5a′、6a′と段差部5b′、6b′とを相互に対向させ、該第1折込片5と該第2折込片6、及び該第1折込片5′と該第2折込片6′を折り込むことにより、凸部5aと段差部6b及び凸部6aと段差部5bとが各々係合し、更に凸部5a′と段差部6b′及び凸部6a′と段差部5b′とが各々係合して各々の部位に上面部と下面部を形成し表示体Aを作製した。
【0084】
次に、結合部材Bは実施例2及び実施例3と同様に、図13に示すように坪量600g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅58mm×高さ120mm(展開寸法:上端バンド部20の幅58mm×長さ120mm、付帯片20a、20bの幅15mm×長さ60mm、中間バンド部21の幅58mm×長さ60mm、下端バンド部22の幅58mm×長さ30mm)になるように打ち抜き結合部材Bを作製した。
【0085】
以上のような方法で表示体Aを3個と結合部材Bを4個作製し、表示体Aが該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3と他の表示体Aの上部に備える結合用係止部3とに係止される結合部材Bにより、図16に示すように結合され、更に図31に示すように一対の脚部Cを設けたフロアースタンドパネルを作製した。
【0086】
該フロアースタンドパネルは、前記の如く全て紙から作製されているので一般的な紙器加工技術で容易に対応でき、部材価格も安価で、廃棄処理が容易でエコロジー適性もよく、組み立ても解体も簡単で積み木感覚で組み立て解体ができるので何度もリサイクルができる汎用性のある大型のフロアースタンドパネルである。
【0087】
<実施例5>
本発明の表示体Aは、図11に示すように、該表示体Aの第1折込片12と第2折込片13の形態以外は実施例4と同様の形態をした箱状物からなる表示体Aである。
【0088】
図12に示すように、該表示体Aの展開物は、該裏面部7に第1側面部8を第1縦罫線aを介して連接し、該第1側面部8に正面部9を第2縦罫線bを介して連接し、該正面部9に第2側面部10を第3縦罫線cを介して連接し、該第2側面部10に糊代部11を第4縦罫線dを介して連接した。
【0089】
更に、該裏面部7の上下に第1折込片12、12′を第1横罫線e、e′を介して連接し、該第1折込片12、12′の左右に凸部12a、12aと凸部12a′、12a′を設け、該凸部12a、12aと該凸部12a′、12a′の中間に凹部12b、12b′を有する凹型形状部14、14′を形成し、該正面部9の上下に第2折込片13、13′を第2横罫線f、f′を介して連接し、該第2折込片13、13´の左右に段差部13b、13bと段差部13b′、13b′を設け、該段差部13b、13bと該段差部13b′、13b′の中間に凸部13a、13a′を有する凸型形状部15、15′を形成した。
【0090】
該表示体Aの展開物をサック貼機でアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を糊代部11に塗布し、図11に示す箱状物の形態にして、対向する第1・第2折込片12、13に設けられた前記凹型・凸型形状部14、15及び第1・第2折込片12′、13′に設けられた前記凹型・凸型形状部14′、15′とを相互に対向させ該凹型形状部14と該凸型形状部15、及び該凹型形状部14′と該凸型形状部15′とを折り込むことにより、該凹型形状部14と凸型形状部15、及び該凹型形状部14′と凸型形状部15′とが係合して各々の部位に上面部と下面部を形成し表示体Aを作製した。
【0091】
次に、実施例2、実施例3、実施例4と同様に、図13に示すように坪量600g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅58mm×高さ120mm(展開寸法:上端バンド部20の幅58mm×長さ120mm、付帯片20a、20bの幅15mm×長さ60mm、中間バンド部21の幅58mm×長さ60mm、下端バンド部22の幅58mm×長さ30mm)になるように打ち抜き結合部材Bを作製した。
【0092】
以上のような方法で表示体Aを3個と結合部材Bを4個作製し、表示体Aが該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3と他の表示体Aの上部に備える結合用係止部3とに係止される結合部材Bにより、図16に示すように結合され、更に図31に示すように一対の脚部Cを設けたフロアースタンドパネルを作製した。
【0093】
該フロアースタンドパネルは、前記の如く全て紙から作製されているので一般的な紙器加工技術で容易に対応でき、部材価格も安価で、廃棄処理が容易でエコロジー適性もよく、組み立ても解体も簡単で積み木感覚で組み立て解体ができるので何度もリサイクルができる汎用性のある大型のフロアースタンドパネルである。
【0094】
<実施例6>
本発明の結合部材Bは、図13に示す該結合部材Bを表示体A同士の結合を容易にするために改良したもので、該結合部材Bの寸法や材料は実施例2乃至実施例5と同一にした。
【0095】
図17及び図18に示すように箱状物の複数の表示体A同士を結合しやすいように、該結合部材Bを構成している中間バンド部21と下端バンド部22の境界線に罫線を入れず、該境界線を支点軸として中間バンド部21に部分的に切刃を入れて逆コの字型の切片27を設けた改良型の結合部材Bを作製した。
【0096】
該改良型の結合部材Bはコの字型の切片27の反発力により、下端バンド部22が上端バンド部20に対して傾斜して立ち上がるので箱状物の隙間部23に差し込み易く、且つ差し込んだ時に確実に固定された。
【0097】
また、上端バンド部20に設けられている各々左右の付帯片20a及び20bを内側に折り曲げやすくなり、箱状物の複数の表示体A同士が結合し易くなった。
【0098】
<実施例7>
本発明の結合部材Bは、図13に示す結合部材Bの中間バンド部21と下端バンド部22の寸法を変更し、図19に示すように中間バンド部29と下端バンド部30に変形し、組み立てた際、図20のような形態にした。
【0099】
表示体A同士の結合を容易にするために改良したもので、図19に示すように坪量600g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅58mm×高さ120mm(展開寸法:上端バンド部28の幅58mm×長さ120mm、付帯片28a、28bの幅15mm×長さ60mm、中間バンド部29の幅58mm×長さ30mm、下端バンド部30の幅58mm×長さ60mm)になるように打ち抜き結合部材Bを作製した。
【0100】
以上のような方法で作製した結合部材Bを使用して、図21に示すように該表示体A同士を結合し、一対の脚部Cも設けたフロアースタンドパネルを作製した。
【0101】
<実施例8>
本発明の表示体Aは、図23に示すように、坪量350g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅290mm×高さ250mm×奥行60mmになるように打ち抜き、アクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を用いて特殊な底貼機で図22に示すように枠状物からなる結合部材Bが一体化された箱状物製の表示体Aである。
【0102】
図23に示すように、該表示体Aの展開物は、第1側面部40に裏面部41を第1縦罫線aを介して連接し、該裏面部41に第2側面部42を第2縦罫線bを介して連接し、該第2側面部42に正面部43を第3縦罫線cを介して連接し、該正面部43に糊代部44を第4縦罫線dを介して連接した。
【0103】
更に、該第1側面部40の上下に第1フラップ先端部40a、40a′を第3横罫線g、g′を介して連接し、該裏面部41の上下に第2フラップ先端部41a、41a′を第1横罫線e、e′を介して連接し、該第2側面部42の上下に第3フラップ先端部42a、42a′を第4横罫線h、h′を介して連接し、該正面部43の上下に第4フラップ先端部43a、43a′を第2横罫線f、f′を介して連接した。
【0104】
次に、該第1フラップ先端部40a、該第2フラップ先端部41a、該第3フラップ先端部42a、該第4フラップ先端部43aの夫々フラップ先端部に高さ方向半分の位置に夫々第3横罫線g、第1横罫線e、第4横罫線h、第2横罫線fに沿って、折り込み横罫線i、折り込み横罫線j、折り込み横罫線k、折り込み横罫線lを設け、各々の折り込み横罫線を介して各々フラップ先端部を外側に突出させて図22に示すように表示体Aの上部は枠状物の結合部材Bが一体化された。
【0105】
また、該第1フラップ先端部40a′、該第2フラップ先端部41a′、該第3フラップ先端部42a′、該第4フラップ先端部43a′の夫々フラップ先端部に高さ方向半分の位置に夫々第3横罫線g′、第1横罫線e′、第4横罫線h′、第2横罫線f′に沿って、折り込み横罫線i′、折り込み横罫線j′、折り込み横罫線k′、折り込み横罫線l′を設け、各々の折り込み横罫線を介して各々フラップ先端部を内側に折り込み結合用係止部3を設けた。
【0106】
次に、表示体A同士を結合し易くするため、該第1フラップ先端部40aの幅N1は、該第1フラップ先端部40a′の幅N1′より若干小さく、該第2フラップ先端部41a′の幅N2は、該第2フラップ先端部41aの幅N2′より若干小さく、該第3フラップ先端部42aの幅N3は、該第3フラップ先端部42a′の幅N3′より若干小さく、該第4フラップ先端部43aの幅N4は、該第4フラップ先端部43a′の幅N4′より若干小さく形成した。
【0107】
該表示体A同士の結合は、該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3に係止される他の表示体Aの上部に備える結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられているフロアースタンドパネルを作製した。
【0108】
<実施例9>
本発明の結合部材Bは、図25(イ)、図25(ロ)に示すように、坪量600g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅58mm×高さ50mm(展開寸法:第1枠片50の幅58mm×高さ50mm、第2枠片51の幅288mm×高さ50mm)になるように打ち抜き一対の結合部材Bを作製し、アクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を用いて特殊な底貼機で図24に示すように表示体Aに一体化された結合部材Bである。
【0109】
<実施例10>
本発明の結合部材Bは、図27(イ)、図27(ロ)に示すように、坪量600g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅58mm×高さ50mm(展開寸法:第1枠片52の幅58mm×高さ50mm、第2枠片53の幅58mm×高さ50mm、第3枠片54の幅58mm×高さ50mm)になるように打ち抜き一対の結合部材Bを作製し、アクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を用いて特殊な底貼機で図26に示すように表示体Aに一体化された結合部材Bである。
【0110】
<実施例11>
本発明の表示体Aは、図30に示すように、坪量350g/mのL判サイズの板紙(コートボール)を仕上り寸法が幅290mm×高さ250mm×奥行60mmになるように打ち抜き、アクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を用いて特殊な底貼機で図28、図29(イ)、図29(ロ)に示すように屋根型の枠状物からなる結合部材Bが一体化された屋根型をした箱状物の表示体Aである。
【0111】
図30に示すように、該表示体Aの展開物は、第1側面部60に裏面部61を第1縦罫線aを介して連接し、該裏面部61に第2側面部62を第2縦罫線bを介して連接し、該第2側面部62に正面部63を第3縦罫線cを介して連接し、該正面部63に糊代部64を第4縦罫線dを介して連接した。
【0112】
更に、該第1側面部60の上下に同じ大きさの第1フラップ先端部60a、60a′を第3横罫線g、g′を介して連接し、該裏面部61の上下に同じ大きさの第2フラップ先端部61a、61a′を第1横罫線e、e′を介して連接し、該第2側面部62の上下に同じ大きさ第3フラップ先端部62a、62a′を第4横罫線h、h′を介して連接し、該正面部63の上下に同じ大きさ第4フラップ先端部63a、63a′を第2横罫線f、f′を介して連接した。
【0113】
次に、表示体Aの上部である該第1フラップ先端部60a、該第3フラップ先端部62aの夫々フラップ先端部左右に貼着片60b、60b及び62b、62bを設け、また、下部である該第1フラップ先端部60a′、該第3フラップ先端部62a′の夫々フラップ先端部左右に貼着片60b′、60b′及び62b′、62b′を設け、上部の該貼着片60b、60b及び62b、62bと下部の該貼着片60b′、60b′及び62b′、62b′に公知のアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を塗布し、上部は屋根型の枠状物からなる結合部材Bを作製し、下部は内側に折り込まれた屋根型の結合用係止部3を設けた。
【0114】
公知のアクリル系エマルジョン合成樹脂接着剤を用いて特殊な底貼機で図28に示すように屋根型の枠状物を内側に折り込み結合用係止部3を設けた。
【0115】
該表示体A同士の結合は、該表示体Aの下部に備えた結合用係止部3に係止される他の表示体Aの上部に備える結合部材Bにより結合され、該表示体Aの最下部に脚部Cが取り付けられているフロアースタンドパネルを作製した。
【0116】
【発明の効果】
本発明のフロアースタンドパネルは、単一の表示体を独立の結合部材または該表示体と一体となった結合部材により、複数枚簡易的な方法で結合させ、全て紙から作製されているので一般的な紙器加工技術で容易に対応でき、部材価格も安価で、廃棄処理が容易でエコロジー適性もよく、組み立ても解体も簡単で積み木感覚で組み立て解体ができるので何度もリサイクルできる汎用性のある大型のフロアースタンドパネルを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板状物の表示体同士を結合したフロアースタンドパネルの第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のX−X側断面図である。
【図3】本発明に係る結合部材の第1実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る係止部を備えた表示体の第1実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る表示体の第2実施例を示す斜視図である。
【図6】図5の展開図である。
【図7】本発明に係る表示体において図5と異なるフラップ形態を備えた第3実施例を示す斜視図である。
【図8】図7の展開図である。
【図9】本発明に係る表示体Aの第4実施例を示す斜視図であり、
【図10】図9の展開図である。
【図11】本発明に係る表示体Aにおいて図9と異なるフラップ形態を備えた第5実施例を示す斜視図である。
【図12】図11の展開図である。
【図13】本発明に係る結合部材Bの第2、第3、第4、第5実施例を示す展開図である。
【図14】図13の斜視図である。
【図15】本発明に係る表示体A同士を結合部材Bにより組み立てる状態を示す第2実施例及び第3実施例の斜視図である。
【図16】本発明に係る表示体同士を結合部材により組み立てる状態を示す第4実施例及び第5実施例の斜視図である。
【図17】図13の改良型を示す第6実施例の斜視図である。
【図18】図17の側断面図である。
【図19】本発明に係る結合部材の第7実施例を示す展開図である。
【図20】図19を組み立てた斜視図である。
【図21】本発明に係る表示体を結合部材により組み立てる状態を示す第7実施例の斜視図である。
【図22】本発明に係る表示体同士が該表示体に一体化された枠状物の結合部材により結合される寸前の状態を示す第8実施例の斜視図である。
【図23】図22の展開図である。
【図24】本発明に係る表示体に独立した1対の枠状物からなる結合部材を取り付けた状態を示す第9実施例の斜視図である。
【図25】図25(イ)及び図25(ロ)は、図24の1対の枠状物の第9実施例の展開図である。
【図26】本発明に係る表示体に独立した1対の枠状物からなる結合部材を取り付けた状態を示す第10実施例の斜視図である。
【図27】図27(イ)及び図27(ロ)は、図26の1対の枠状物の第10実施例の展開図である。
【図28】本発明に係る表示体同士が該表示体に一体化された枠状物の結合部材により結合される寸前の状態を示す第11実施例の斜視図である。
【図29】図29(イ)及び図29(ロ)は図28の正面図と側面図である。
【図30】図28の展開図である。
【図31】本発明に係る箱状物の表示体A同士を結合し、脚部Cを取り付けたフロアースタンドパネルを示す第2実施例乃至第5実施例の斜視図である。
【符号の説明】
A・・・表示体
B・・・結合部材
C・・・脚部
1・・・連結部材
2・・・支持体
3・・・結合用係止部
5・・・第1折込片 5a・・・凸部 5b・・・段差部
5a′・・・凸部 5b′・・・段差部
6・・・第2折込片 6a・・・凸部 6b・・・段差部
6a′・・・凸部 6b′・・・段差部
7・・・正面部
8・・・第1側面部
9・・・裏面部
10・・・第2側面部
11・・・糊代部
12・・・第1折込片 12a・・・凸部 12b・・・凹部
12a′・・・凸部 12b′・・・凹部
13・・・第2折込片 13a・・・凸部 13b・・・段差部
13a′・・・凸部 13b′・・・段差部
14・・・凹型形状部 14´・・・凹型形状部
15・・・凸型形状部 15´・・・凸型形状部
a・・・第1縦罫線 b・・・第2縦罫線 c・・・第3縦罫線
d・・・第4縦罫線 e・・・第1横罫線 f・・・第2横罫線
g・・・第3横罫線 h・・・第4横罫線 i・・・第1折り返し横罫線
j・・・第2折り返し横罫線 k・・・第3折り返し横罫線
l・・・第4折り返し横罫線
e′・・・第1横罫線 f′・・・第2横罫線 g′・・・第3横罫線
h′・・・第4横罫線 i′・・・第1折り返し横罫線 j′・・・第2折り返し横罫 線 k′・・・第3折り返し横罫線 l′・・・第4折り返し横罫線
20・・・上端バンド部 付帯片・・・20a 付帯片・・・20b
21・・・中間バンド部
22・・・下端バンド部
23・・・隙間部
24・・・脚体
25・・・連結孔
26・・・連結体
27・・・切片
28・・・上端バンド部 付帯片・・・28a 付帯片・・・28b
29・・・中間バンド部
30・・・下端バンド部
40・・・第1側面部 40a・・・第1フラップ先端部
40a′・・・第1フラップ先端部
41・・・正面部 41a・・・第2フラップ先端部
41a′・・・第2フラップ先端部
42・・・第2側面部 42a・・・第3フラップ先端部
42a′・・・第3フラップ先端部
43・・・裏面部 43a・・・第4フラップ先端部
43a′・・・第4フラップ先端部
44・・・糊代部
N1・・・第1フラップ先端部幅 N2・・・第2フラップ先端部幅
N3・・・第3フラップ先端部幅 N4・・・第4フラップ先端部幅
N1′・・・第1フラップ先端部幅 N2′・・・第2フラップ先端部幅
N3′・・・第3フラップ先端部幅 N4′・・・第4フラップ先端部幅
50・・・第1枠片
51・・・第2枠片
52・・・第1枠片
53・・・第2枠片
54・・・第3枠片
60・・・第1側面部 60a・・・第1フラップ先端部 60b・・・貼着片 60 a′・・・第1フラップ先端部 60b′・・・貼着片
61・・・正面部 61a・・・第2フラップ先端部 61a′・・・第2フラップ先 端部
62・・・第2側面部 62a・・・第3フラップ先端部 62b・・・貼着片 62 a′・・・第3フラップ先端部 62b′・・・貼着片
63・・・裏面部 63a・・・第4フラップ先端部
63a′・・・第4フラップ先端部
64・・・糊代部

Claims (9)

  1. 複数の板状表示体を結合させてなるフロアースタンドパネルにおいて、前記板状表示体が該表示体の裏面に備えた結合用係止部に係止される結合部材により結合され、該表示体の最下部に脚部が取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネル。
  2. 複数の箱状表示体を結合させてなるフロアースタンドパネルにおいて、前記箱状表示体が該表示体の下部に備えた結合用係止部と他の表示体の上部に備える結合用係止部とに係止される結合部材により結合され、該表示体の最下部に脚部が取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネル。
  3. 複数の箱状表示体を結合させてなるフロアースタンドパネルにおいて、前記箱状表示体が該表示体の下部に備えた結合用係止部に係止される他の表示体の上部に備える結合部材により結合され、該表示体の最下部に脚部が取り付けられていることを特徴とするフロアースタンドパネル。
  4. 前記板状表示体は所定の幅と長さを有する板状物であり、該表示体の裏面に備えた結合用係止部と該係止部に係止させるためにコの字型形状をした連結部材に各々の支持体が連結して形成されている結合部材により結合され、該表示体の最下部に脚部が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のフロアースタンドパネル。
  5. 前記箱状表示体は所定の幅と長さを有する板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる箱状物であり、該表示体の下部に備えた結合用係止部と他の表示体の上部に備える結合用係止部とに係止される所定の幅と長さを有する罫線を施したシート状の結合部材により結合され、該表示体の最下部に脚部が取り付けられていることを特徴とする請求項2記載のフロアースタンドパネル。
  6. 前記箱状表示体は所定の幅と長さを有する板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる箱状物であり、該表示体の下部に備えた結合用係止部に係止される他の表示体の上部に備える該表示体に一体化された枠状物の結合部材により結合され、該表示体の最下部に脚部が取り付けられていることを特徴とする請求項3記載のフロアースタンドパネル。
  7. 前記箱状表示体は所定の幅と長さを有する板状物に罫線を施し、該罫線を介して折り曲げ、3次元形状に形成してなる箱状物であり、該表示体の下部に備えた結合用係止部に係止される他の表示体の上部に備える該表示体に独立した枠状物を設けてなる結合部材により結合され、該表示体の最下部に脚部が取り付けられていることを特徴とする請求項3記載のフロアースタンドパネル。
  8. 前記表示体は紙又はダンボールからなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のフロアースタンドパネル。
  9. 前記結合部材は紙又はダンボールからなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のフロアースタンドパネル。
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