JP2002128058A - 段ボール製パッケージ - Google Patents

段ボール製パッケージ

Info

Publication number
JP2002128058A
JP2002128058A JP2000319282A JP2000319282A JP2002128058A JP 2002128058 A JP2002128058 A JP 2002128058A JP 2000319282 A JP2000319282 A JP 2000319282A JP 2000319282 A JP2000319282 A JP 2000319282A JP 2002128058 A JP2002128058 A JP 2002128058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
panels
upright
fold
sides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000319282A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Okamoto
善彦 岡本
Isamu Kudo
勇 工藤
Kaoru Murai
薫 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichishiko Co Ltd
Original Assignee
Daiichishiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichishiko Co Ltd filed Critical Daiichishiko Co Ltd
Priority to JP2000319282A priority Critical patent/JP2002128058A/ja
Publication of JP2002128058A publication Critical patent/JP2002128058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製品精度がよく、作業性に優れ、美粧性があ
る段ボールのパッケージを提供する。 【解決手段】 四角形の底パネルIの左右辺にそれぞれ
四角形の側面パネルA′を連ね、両側面パネルの両側辺
に順次、折畳パネルB、折曲片Hを連ね底パネルの上下
辺にそれぞれ起立パネルB′を連ね、両起立パネルの両
外辺に順次、畳パネル、曲片を連ね、側面パネルと起立
パネルとの角隅にそれぞれ斜状の折畳線を刻設した折パ
ネルCを連ね、一方の起立パネルがわに連ねた折パネル
と側面パネルとの間に溝を刻設し、折曲片の両端をそれ
ぞれ斜状端面Jに形成し、曲片の両端をそれぞれ斜端面
Kに形成し、折畳パネルと側面パネルとを合わせて内側
に折って垂直に立て、畳パネルを起立パネルに合わせる
ように折パネルを包み込み、折畳パネルと側面パネルを
合わせて出来た溝に畳パネルの両側の端面Dをそれぞれ
嵌め込み、折曲片の両端の斜状端面と曲片の両端の斜端
面とをそれぞれ当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンボール製パッ
ケージに関し、特に、板厚1mm程度の段ボールで製作
されたパッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】平成12年4月1日から容器包装リサイ
クル法が施行され、容器包装の製造業者、販売業者に対
し、再商品化義務が科されることとなった。しかし、段
ボールに関しては、既にリサイクルのシステムが確立さ
れているため、再商品化義務の対象外とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】再商品化義務の対象外
とされている段ボールで、製品精度がよく、作業性に優
れ、美粧性があるパッケージの提供が待たれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
の事情に鑑み、再商品化義務の対象外とされている段ボ
ールで、製品精度がよく、作業性に優れ、美粧性がある
パッケージを提供すべく、1mm程度の板厚の段ボール
で製作されたダンボール製パッケージとした。
【0005】また、本発明は、再商品化義務の対象外と
されている段ボールで、製品精度がよく、作業性に優
れ、美粧性があるパッケージを提供すべく、具体的に
は、四角形の底パネルの左右辺にそれぞれ四角形の側面
パネルを連ね、両側面パネルの両側辺にそれぞれ前記側
面パネルとほぼ同じ大きさの折畳パネルを連ね、両折畳
パネルの両側辺にそれぞれ折曲片を連ね、底パネルの上
下辺にそれぞれ起立パネルを連ね、両起立パネルの両外
辺にそれぞれ前記起立パネルとほぼ同じ大きさの畳パネ
ルを連ね、両畳パネルの両外辺にそれぞれ曲片を連ね、
前記側面パネルと起立パネルとの角隅にそれぞれ斜状の
折畳線を刻設した折パネルを連ね、一方の起立パネルが
わに連ねた折パネルと側面パネルとの間に溝を刻設し、
前記折曲片の両端をそれぞれ斜状端面に形成し、前記曲
片の両端をそれぞれ斜端面に形成し、折畳パネルと側面
パネルとを合わせて内側に折って垂直に立て、折パネル
の折畳線を内側に押しながら畳パネルを起立パネルに合
わせるように折パネルを包み込み、折畳パネルと側面パ
ネルを合わせて出来た溝に畳パネルの両側の端面をそれ
ぞれ嵌め込み、折曲片の両端の斜状端面と曲片の両端の
斜端面とをそれぞれ当接させるようにした段ボール製パ
ッケージとした。
【0006】さらに、本発明は、再商品化義務の対象外
とされている段ボールで、製品精度がよく、作業性に優
れ、美粧性があるパッケージを提供すべく、具体的に
は、四角形の底パネルの左右辺にそれぞれ四角形の側面
パネルを連ね、両側面パネルの両側辺にそれぞれ前記側
面パネルとほぼ同じ大きさの折畳パネルを罫を介在させ
て連ね、底パネルの上下辺にそれぞれ起立パネルを連
ね、両起立パネルの両外辺にそれぞれ前記起立パネルと
ほぼ同じ大きさの畳パネルを罫を介在させて連ね、起立
パネルの左右辺にそれぞれフラップを連ね、畳パネルと
起立パネルとの中央部を部分的に接着し、畳パネルと起
立パネルとを内側に折って垂直に立て、フラップをそれ
ぞれ内側に90°折り、折畳パネル、側面パネルを底パ
ネルに対して垂直に立てるように内側に90°折り、罫
を内側に180°折ってフラップを折畳パネルと側面パ
ネルの間に挟み込む折畳パネルの両端を、反発した畳パ
ネルの両端に係合させて折畳パネルをロックするように
した段ボール製パッケージとした。
【0007】さらにまた、本発明は、再商品化義務の対
象外とされている段ボールで、製品精度がよく、作業性
に優れ、美粧性があるパッケージを提供すべく、具体的
には、四角形の底パネルの左右辺にそれぞれ四角形の側
面パネルを連ね、両側面パネルの両側辺にそれぞれ前記
側面パネルとほぼ同じ大きさの折畳パネルを罫を介在さ
せて連ね、両折畳パネルの両側辺にそれぞれ折曲片を連
ね、底パネルの上下辺にそれぞれ起立パネルを連ね、両
起立パネルの両外辺にそれぞれ前記起立パネルとほぼ同
じ大きさの畳パネルを罫を介在させて連ね、両畳パネル
の両外辺にそれぞれ曲片を連ね、前記側面パネルと起立
パネルとの角隅にそれぞれ斜状の折畳線を刻設した折パ
ネルを連ね、折畳パネルの両端面に隙間を凹設し、畳パ
ネルの両端に突起を突設し、折畳パネルと側面パネルと
を合わせて内側に折って垂直に立て、折パネルの折畳線
を内側に押しながら畳パネルを起立パネルに合わせるよ
うに折パネルを包み込み、前記隙間に突起を嵌め、折片
端面を折曲片端面に当接させるようにした段ボール製パ
ッケージとした。
【0008】
【発明の実施の態様】本発明を添付する図面に示す具体
的実施例に基づいて、以下詳細に説明する。
【0009】図1に段ボール製パッケージの展開図を示
す。なお、段ボールに替えて紙あるいは他の薄板素材で
も実施できる。
【0010】1mm程度(0.8mm〜1.2mm)の
板厚の概略長方形の段ボールに四角形の底パネルIを設
ける。
【0011】底パネルIの左右辺に同一高さの長方形の
側面パネルA’を連ねる。
【0012】両側面パネルA’の両側辺にそれぞれ前記
側面パネルA’とほぼ同じ大きさの長方形の折畳パネル
Aを連ねる。
【0013】両折畳パネルAの両外辺にそれぞれ折曲片
Hを連ねる。
【0014】底パネルIの上下辺に前記側面パネルA’
と同じ高さで長方形の起立パネルB’をそれぞれ連ね
る。
【0015】両起立パネルB’の両外辺にそれぞれ前記
起立パネルB’とほぼ同じ大きさの長方形の畳パネルB
を連ねる。
【0016】両畳パネルBの両外辺にそれぞれ曲片Gを
連ねる。
【0017】前記側面パネルA’と起立パネルB’の角
隅に斜状のミシン目を刻設した折パネルCを連ねる。
【0018】下方の起立パネルB’に連ねた折パネルC
と側面パネルA’との間に、1mmの板厚と取り外す時
に必要な隙間1mmの合計約2mm程度の溝E(図1で
ハッチングで示す部分)を刻設する。
【0019】折曲片Hの両端をそれぞれ45°にカット
した斜状端面Jに形成する。
【0020】曲片Gの両端をそれぞれ45°にカットし
た斜端面Kに形成する。
【0021】次に、この展開図に示す段ボール製パッケ
ージの組立について述べる。
【0022】まず、折畳パネルAと側面パネルA’とを
合わせて内側に折って垂直に立てる。
【0023】次に、折パネルCの折畳線を内側に押しな
がら、畳パネルBを起立パネルB’に合わせるようにし
て折パネルCを包み込む。
【0024】続けて、折畳パネルAと側面パネルA’を
合わせてできた溝Eに畳パネルBの両側の端面Dをそれ
ぞれ嵌め込む。
【0025】続けて、折曲片Hの両端の斜状端面Jと曲
片Gの両端の斜端面Kとをそれぞれ当接させ、図2に示
すようにして組立を完了する。
【0026】・この段ボール製パッケージの構造上の第
1の特徴「フラップを削除し、溝にパネル端面を嵌めて
止める構造」 折畳パネルAと側面パネルA’を合わせてできた溝E
に、畳パネルBの端面Dを嵌め込むことで、畳パネル
B、起立パネルB’が平らになる力を押え、また逆に折
畳パネルA、側面パネルA’が平らになろうとする力を
畳パネルBについている曲片Gで押えて構造が成立して
いる。
【0027】従来のパッケージでは、図3に示すよう
に、四方のパネルから伸びる外側のフラップ101を交
差させることで止めていたり、あるいは図4に示すよう
に、側パネルからのフラップ102に切り込み103を
刻設して切り込み103に突起104を差し込んで構造
を成り立たせている。
【0028】上記の段ボール製パッケージの構造上の特
徴から、次のメリットがある。
【0029】<精度の向上・物流メリット>パッケージ
が平らな状態で輸送されたり、組立てられる時に、従来
あったフラップが削除されたことによって、フラップが
引っ掛かったり、裂けたり、折れたりなどせず、不良品
ができにくくなり、製品精度が上がり、物流メリットと
なる。なお、従来のパッケージではフラップを削除する
と構造が成り立たない。
【0030】<作業性の向上>従来のパッケージのよう
に、フラップを折って押さえるワンステップが少なくな
り、作業性が向上する。
【0031】従来は、一部分のロックでポイント的に止
めて、構造を成り立たせていたものを、本発明では線
(一本ロック)で止めることで、確実に簡単に組み立て
ることができ作業性が良くなる。
【0032】<美粧性+強度>従来のロック式パッケー
ジは、主に目立たない蓋箱によく使われているが、本発
明では1mmの厚さの段ボールを使用するので、構造を
支えるロック部分が目立たず、今までになかった美粧性
が得られる。そのため、蓋箱・身箱のどちらにも使用で
き、特に、ギフト用に使用しても何ら遜色がない。
【0033】また、本発明は、板紙製パッケージのよう
に、段ボールなどの底パッドを入れることなく、紙パッ
ケージの美粧性を有しながら強度が得られる。
【0034】<材料の使用量の削減>本発明の段ボール
製パッケージでは、フラップが削除されたことで、使用
する紙の量を削減できる。
【0035】<省スペース>本発明の段ボール製パッケ
ージでは、従来あったフラップが削除されたことで、小
さくなり、省スペースとなる。
【0036】・構造上の第2の特徴「反りの無いシング
ル側面」 段ボール素材を使った場合、通常の構造では、図5に示
すようになり、側面部分をシングルにするのは難しかっ
たが、側面からのフラップを削除し、折パネルCをFの
ようなV字状の端面にカットすることで、シングルに折
れる構造にした。また、折パネルCのミシン目は、厚み
がある素材でも折れやすいように、一番内側に長い切込
み(他の2本分の長さ)を刻設した。
【0037】上記の構造上の特徴から、次のメリットが
ある。
【0038】<美粧性>厚みを感じず、まっすぐに反り
のないラインを出せる。そのことで板紙パッケージと同
等の美しさを持ち、ギフトパッケージにも使えるものに
なる。
【0039】また、従来の段ボール製パッケージのよう
に、額付きのように余分なスペースを取らず、省スペー
スとなる。
【0040】・構造上の第3の特徴「内面底の面が平
ら」 曲片Gと折曲片Hが図2に示すように、同じ高さで合わ
さっている。
【0041】上記の構造上の特徴から次のメリットがあ
る。
【0042】<美粧性>従来のパッケージでは段差がで
きており、特に1mmの厚さの素材を使うと2mm以上
の余分な高低差になってしまうが、本発明の段ボール製
パッケージでは、中敷きを置く際も綺麗に収まりギフト
用パッケージには最適である。
【0043】・構造上の第4の特徴「素材について」 本発明の段ボール製パッケージでは、1mmの厚さの素
材の段ボールが最適である。段ボールの波板の流れ目に
より組立て易さが異なるので、考慮する必要がある。ち
なみに斜めに流れ目を通すのが最適である。
【0044】段ボール素材では薄いものであれば本発明
の構造にすることが可能であるが、厚い段ボールであれ
ば額が必要となる。
【0045】図6に段ボール製パッケージの展開図を示
す。なお、段ボールに替えて紙あるいは他の薄板素材で
も実施できる。
【0046】1mm程度(0.8mm〜1.2mm)の
板厚の概略長方形の段ボールに四角形の底パネルIを設
ける。
【0047】底パネルIの左右辺に同一高さの長方形の
側面パネルA’を連ねる。
【0048】両側面パネルA’の両側辺にそれぞれ前記
側面パネルA’とほぼ同じ大きさの長方形の折畳パネル
Aを罫cを介在させて連ねる。罫cの幅は後述のフラッ
プLを挟み得る幅に設定する。
【0049】底パネルIの上下辺に前記側面パネルA’
と同じ高さで長方形の起立パネルB’をそれぞれ連ね
る。
【0050】両起立パネルB’の両外辺にそれぞれ前記
起立パネルB’とほぼ同じ大きさの長方形の畳パネルB
を罫cを介在させて連ねる。
【0051】起立パネルの左右辺にそれぞれフラップL
を連ねる。
【0052】この段ボール製パッケージは製凾機にて、
畳パネルBと起立パネルB’との中央部を部分的(ワン
ポイント)に接着してから納品する。
【0053】この段ボール製パッケージは次のようにし
て組み立てる。
【0054】まず、畳パネルBと起立パネルB’とを内
側に折って垂直に立てる。次に、フラップLをそれぞれ
内側に90°折る。
【0055】続いて、折畳パネルA、側面パネルA’を
底パネルIに対して垂直に立てるように内側に90°折
る。
【0056】罫cを内側に180°折ってフラップLを
折畳パネルAと側面パネルA’の間に挟み込み、折畳パ
ネルAの両端を、反発した畳パネルBの両端に係合させ
て折畳パネルAをロックさせる。
【0057】・この段ボール製パッケージの構造上の第
1の特徴 パッケージが成り立つためには、4つの側面パネルが底
パネルに対して垂直であり、かつ、コーナーにおいてそ
れぞれの側面パネルどうしが固定されていなければなら
ない。
【0058】本発明のパッケージの場合、フラップLを
側面パネルA’に重なる位置に固定することにより、起
立パネルB’と畳パネルBが底パネルIに対して直角に
固定され、同時に折畳パネルAを巻き込むことにより、
側面パネルA’および折畳パネルAがフラップLによっ
て垂直になり、コーナーも固定される。この時、折り込
まれた折畳パネルAは戻ろうとする力を持っているの
で、以下のロック構造により固定する。
【0059】従来の図7に示す「貼りありロック付加
工」の場合、折畳パネルAの側端に三角形の突起201
と、それを受ける切込み202を畳パネルBの両側端に
設けてあり、折畳パネルAの反発力によって突起201
と切込み202のそれぞれの端面どうしが、図8に示す
ように、突っ張り合い折畳パネルAを固定する。
【0060】この時、畳パネルBは起立パネルB’に対
して浮くことがないように、図9に示すように、面状に
(あるいは幅のある線上に)糊付けする必要がある。
【0061】それに対し、本発明のパッケージは、図1
0に示すように、畳パネルBとフラップの根本に一文字
の隙間があり、そこに折畳パネルAの両端が挟まること
によって図11に示すように折畳パネルAが固定され
る。
【0062】本発明のパッケージでは、端面どうしが当
接するのではなく、折畳パネルAの端部を畳パネルBの
端面が押さえる構造であるので、起立パネルB’に対す
る畳パネルBの浮きが多少ある方がロック確実であるた
め、図12に示すように、起立パネルB’の糊付けは中
ほどの小さい面積(ワンポイント)に施してある。
【0063】・構造上の第2の特徴 なお、フラップの形状は45°折込みフラップにするこ
とも可能である。
【0064】・構造上の第3の特徴 畳パネルB、折畳パネルAの高さ(底までの長さ)は、
基本的には制約はないので、中仕切りに対応して底パネ
ルと内壁の間に隙間を持たせたり、切欠きを入れたりす
ることや、廃棄時に解体しやすくするために、図13の
ように切欠きMを入れることも可能である。また、素材
の張りににる折畳パネルAの浮き上がりを防止する場合
は、図14に示すように、スソNを設けるとよい。
【0065】・構造上の第4の特徴 本発明のパッケージは、ロックの構造上、板厚1mm程
度の段ボールが適する。
【0066】上記の段ボール製パッケージの構造上の特
徴から、次のメリットがある。
【0067】あらかじめ、製凾機で畳パネルBを貼って
あるので、畳パネルBと起立パネルB’との接続部の罫
cを手で折る必要がなく、作業性が良い。
【0068】本パッケージによると、四隅の突起を組み
付ける作業がいらず、ワンタッチでロックができる。
【0069】また、本パッケージによると、ロックのた
めの特別な突起や切込みがなく、組立後の美粧性に優れ
る。
【0070】さらに、本パッケージによると、図15に
示すように、作業時や運搬時に引っ掛かったりしやすい
パネルからのフラップ203がないので、フラップ20
3の破損による不良品の発生がない。
【0071】従来の「貼りありロック付加工」と違い糊
付けがワンポイントで済むので、糊の少量化が図れる。
【0072】本パッケージは身箱と蓋箱の両方に利用で
きる。
【0073】図16に段ボール製パッケージの展開図を
示す。なお、段ボールに替えて紙あるいは他の薄板素材
でも実施できる。
【0074】1mm程度(0.8mm〜1.2mm)の
板厚の概略長方形の段ボールに四角形の底パネルIを設
ける。
【0075】底パネルIの左右辺に同一高さの長方形の
側面パネルA’を連ねる。
【0076】両側面パネルA’の両側辺にそれぞれ前記
側面パネルA’とほぼ同じ大きさの長方形の折畳パネル
Aを罫cを介在させて連ねる。罫cの幅は後述の折パネ
ルCを収容できる幅に設定する。
【0077】両折畳パネルAの両外辺にそれぞれ折曲片
Hを連ねる。
【0078】底パネルIの上下辺に前記側面パネルA’
と同じ高さで長方形の起立パネルB’をそれぞれ連ね
る。
【0079】両起立パネルB’の両外辺にそれぞれ前記
起立パネルB’とほぼ同じ大きさの長方形の畳パネルB
を罫cを介在させて連ねる。
【0080】両畳パネルBの両外辺にそれぞれ曲辺Gを
連ねる。
【0081】前記側面パネルA’と起立パネルB’の角
隅に斜状のミシン目を刻設した折パネルCを連ねる。
【0082】折畳パネルAの両端面の組立てた際の下部
箇所に隙間Oを凹設する。この隙間Oは後述の畳パネル
Bの突起Pを受け入れる大きさに設定する。
【0083】畳パネルBの前記隙間Oに対向する箇所に
突起Pを突設する。この突起Pは前記隙間Oに嵌まる大
きさに設定し、突起Pが十分に嵌まるように突起Pの端
部にカットQを刻設する。
【0084】組立て完了後、折曲片H両端の端面Rと折
片G両端の端面Sどうしが当接するように設定する。
【0085】次に、この展開図に示す段ボール製パッケ
ージの組立てについて述べる。
【0086】まず、折畳パネルAと側面パネルA’とを
合わせて内側に折って垂直に立てる。
【0087】次に、折パネルCの折畳線を内側に押しな
がら、畳パネルBを起立パネルB’に合わせるようにし
て折パネルCを包み込む。
【0088】折畳パネルAと側面パネルA’とを合わせ
て内側に折って垂直に立て、折パネルCの折畳線を内側
に押しながら畳パネルBを起立パネルB’に合わせるよ
うに折パネルCを包み込み、前記隙間Oに突起Pを嵌
め、折片Gの端面Sを折曲片Hの端面Rに当接させる。
【0089】・この段ボール製パッケージの構造上の特
徴 厚みのある折パネルCを畳パネルBで挟み込み、隙間O
に突起Pを嵌め込むことにより成り立つ。
【0090】また、隙間O、突起P、端面S、端面Rが
相互に影響しあうことでパッケージのコーナーの強度を
出している。
【0091】組立てた時に出来る隙間Oに突起Pを嵌め
ることによってロックされる。
【0092】カットQは隙間Oに突起Pを嵌めやすくす
るために設けてあり、このカットQによって3方向に面
で力が働きコーナーを押すので、側面の浮きを抑えて強
度がでる。
【0093】端面Sと端面Rは1mmの厚みで押し合
い、組上がった時の側面の浮きを抑える。
【0094】上記の構造上の特徴から次のメリットがあ
る。
【0095】従来の図17に示すパッケージの構造で
は、フラップ301があることで、強度を保っていた。
なお、この場合、側面の貼り加工はない。
【0096】また、図18に示すようなフラップをとっ
たものも存在するが、この場合、畳パネル302に貼り
加工をして側面でロックするようになっている。
【0097】本パッケージでは、厚みを持つ端面Pを隙
間Oに嵌めることでコーナーを形成していることで、フ
ラップがなくとも強度が出て、側面の貼り加工の必要も
ない。
【0098】本パッケージでは、組立時にフラップを抑
える工程が減るため、従来のパッケージより組立てが楽
になる。
【0099】本パッケージでは、輸送時に破損の必要が
ない。
【0100】従来のパッケージでは、図19に示すよう
に、ロック部分の切込み303があり弱くなり、フラッ
プが引っ掛かりやすい。
【0101】本パッケージは、フラップのない分厚みが
減るため、段ボール素材でも貼箱のような美粧性があ
る。
【0102】
【発明の効果】本発明は、上述のように、1mm程度の
板厚の段ボールで製作されたダンボール製パッケージで
あるので、再商品化義務の対象外とされている段ボール
で、製品精度がよく、作業性に優れ、美粧性があるパッ
ケージの提供することができる。
【0103】また、本発明は、四角形の底パネルの左右
辺にそれぞれ四角形の側面パネルを連ね、両側面パネル
の両側辺にそれぞれ前記側面パネルとほぼ同じ大きさの
折畳パネルを連ね、両折畳パネルの両側辺にそれぞれ折
曲片を連ね、底パネルの上下辺にそれぞれ起立パネルを
連ね、両起立パネルの両外辺にそれぞれ前記起立パネル
とほぼ同じ大きさの畳パネルを連ね、両畳パネルの両外
辺にそれぞれ曲片を連ね、前記側面パネルと起立パネル
との角隅にそれぞれ斜状の折畳線を刻設した折パネルを
連ね、一方の起立パネルがわに連ねた折パネルと側面パ
ネルとの間に溝を刻設し、前記折曲片の両端をそれぞれ
斜状端面に形成し、前記曲片の両端をそれぞれ斜端面に
形成し、折畳パネルと側面パネルとを合わせて内側に折
って垂直に立て、折パネルの折畳線を内側に押しながら
畳パネルを起立パネルに合わせるように折パネルを包み
込み、折畳パネルと側面パネルを合わせて出来た溝に畳
パネルの両側の端面をそれぞれ嵌め込み、折曲片の両端
の斜状端面と曲片の両端の斜端面とをそれぞれ当接させ
るようにした段ボール製パッケージであるので、再商品
化義務の対象外とされている段ボールで、製品精度がよ
く、作業性に優れ、美粧性があるパッケージを提供する
ことができる。
【0104】さらに、本発明は、四角形の底パネルの左
右辺にそれぞれ四角形の側面パネルを連ね、両側面パネ
ルの両側辺にそれぞれ前記側面パネルとほぼ同じ大きさ
の折畳パネルを罫を介在させて連ね、底パネルの上下辺
にそれぞれ起立パネルを連ね、両起立パネルの両外辺に
それぞれ前記起立パネルとほぼ同じ大きさの畳パネルを
罫を介在させて連ね、起立パネルの左右辺にそれぞれフ
ラップを連ね、畳パネルと起立パネルとの中央部を部分
的に接着し、畳パネルと起立パネルとを内側に折って垂
直に立て、フラップをそれぞれ内側に90°折り、折畳
パネル、側面パネルを底パネルに対して垂直に立てるよ
うに内側に90°折り、罫を内側に180°折ってフラ
ップを折畳パネルと側面パネルの間に挟み込む折畳パネ
ルの両端を、反発した畳パネルの両端に係合させて折畳
パネルをロックするようにした段ボール製パッケージで
あるので、再商品化義務の対象外とされている段ボール
で、製品精度がよく、作業性に優れ、美粧性があるパッ
ケージを提供することができる。
【0105】さらにまた、本発明は、四角形の底パネル
の左右辺にそれぞれ四角形の側面パネルを連ね、両側面
パネルの両側辺にそれぞれ前記側面パネルとほぼ同じ大
きさの折畳パネルを罫を介在させて連ね、両折畳パネル
の両側辺にそれぞれ折曲片を連ね、底パネルの上下辺に
それぞれ起立パネルを連ね、両起立パネルの両外辺にそ
れぞれ前記起立パネルとほぼ同じ大きさの畳パネルを罫
を介在させて連ね、両畳パネルの両外辺にそれぞれ曲片
を連ね、前記側面パネルと起立パネルとの角隅にそれぞ
れ斜状の折畳線を刻設した折パネルを連ね、折畳パネル
の両端面に隙間を凹設し、畳パネルの両端に突起を突設
し、折畳パネルと側面パネルとを合わせて内側に折って
垂直に立て、折パネルの折畳線を内側に押しながら畳パ
ネルを起立パネルに合わせるように折パネルを包み込
み、前記隙間に突起を嵌め、折片端面を折曲片端面に当
接させるようにした段ボール製パッケージであるので、
再商品化義務の対象外とされている段ボールで、製品精
度がよく、作業性に優れ、美粧性があるパッケージを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の段ボール製パッケージの具体的
な一実施例の展開図である。
【図2】図1に示す展開図のものを組立てたコーナー部
の斜視図である。
【図3】従来のパッケージの展開図である。
【図4】従来の他のパッケージの展開図である。
【図5】従来のパッケージの組立てた状態の平面図であ
る。
【図6】本発明の第二の段ボール製パッケージの具体的
な一実施例の展開図である。
【図7】従来のパッケージの展開図である。
【図8】図7に示す展開図のものを組立てたコーナー部
の斜視図である。
【図9】従来のパッケージの側面の貼り加工を説明する
側面の正面図である。
【図10】本発明のパッケージの要部を説明する平面図
である。
【図11】本発明のパッケージの組立てたコーナー部の
斜視図である。
【図12】本発明のパッケージの側面の貼り加工を説明
する側面の正面図である。
【図13】本発明のパッケージの折畳パネルに切欠きを
設けた状態を示す斜視図である。
【図14】本発明のパッケージの折畳パネルにスソを連
ねた状態を示す斜視図である。
【図15】従来のパッケージの展開図である。
【図16】本発明の第三の段ボール製パッケージの具体
的な一実施例の展開図である。
【図17】従来のパッケージの展開図である。
【図18】従来のパッケージの展開図である。
【図19】従来のパッケージの展開図である。
【符号の説明】
A…折畳パネル A’…側面パネル B…畳パネル B’…起立パネル C…折パネル D…端面 E…隙間 F…V字状の端面 G…折片 H…折曲片 I…底パネル J…斜状端面 K…斜端面 L…フラップ M…切欠き N…スソ c…罫
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月26日(2000.10.
26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図13】
【図14】
【図3】
【図4】
【図5】
【図8】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図15】
【図16】
【図18】
【図17】
【図19】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村井 薫 京都府相楽郡木津町兜台6丁目3番地の1 号 株式会社第一紙行 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB15 BC02 BC04 DA04 DA26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1mm程度の板厚の段ボールで製作され
    たダンボール製パッケージ。
  2. 【請求項2】 四角形の底パネルの左右辺にそれぞれ四
    角形の側面パネルを連ね、両側面パネルの両側辺にそれ
    ぞれ前記側面パネルとほぼ同じ大きさの折畳パネルを連
    ね、両折畳パネルの両側辺にそれぞれ折曲片を連ね、底
    パネルの上下辺にそれぞれ起立パネルを連ね、両起立パ
    ネルの両外辺にそれぞれ前記起立パネルとほぼ同じ大き
    さの畳パネルを連ね、両畳パネルの両外辺にそれぞれ曲
    片を連ね、前記側面パネルと起立パネルとの角隅にそれ
    ぞれ斜状の折畳線を刻設した折パネルを連ね、一方の起
    立パネルがわに連ねた折パネルと側面パネルとの間に溝
    を刻設し、前記折曲片の両端をそれぞれ斜状端面に形成
    し、前記曲片の両端をそれぞれ斜端面に形成し、折畳パ
    ネルと側面パネルとを合わせて内側に折って垂直に立
    て、折パネルの折畳線を内側に押しながら畳パネルを起
    立パネルに合わせるように折パネルを包み込み、折畳パ
    ネルと側面パネルを合わせて出来た溝に畳パネルの両側
    の端面をそれぞれ嵌め込み、折曲片の両端の斜状端面と
    曲片の両端の斜端面とをそれぞれ当接させるようにした
    段ボール製パッケージ。
  3. 【請求項3】 四角形の底パネルの左右辺にそれぞれ四
    角形の側面パネルを連ね、両側面パネルの両側辺にそれ
    ぞれ前記側面パネルとほぼ同じ大きさの折畳パネルを罫
    を介在させて連ね、底パネルの上下辺にそれぞれ起立パ
    ネルを連ね、両起立パネルの両外辺にそれぞれ前記起立
    パネルとほぼ同じ大きさの畳パネルを罫を介在させて連
    ね、起立パネルの左右辺にそれぞれフラップを連ね、畳
    パネルと起立パネルとの中央部を部分的に接着し、畳パ
    ネルと起立パネルとを内側に折って垂直に立て、フラッ
    プをそれぞれ内側に90°折り、折畳パネル、側面パネ
    ルを底パネルに対して垂直に立てるように内側に90°
    折り、罫を内側に180°折ってフラップを折畳パネル
    と側面パネルの間に挟み込む折畳パネルの両端を、反発
    した畳パネルの両端に係合させて折畳パネルをロックす
    るようにした段ボール製パッケージ。
  4. 【請求項4】 四角形の底パネルの左右辺にそれぞれ四
    角形の側面パネルを連ね、両側面パネルの両側辺にそれ
    ぞれ前記側面パネルとほぼ同じ大きさの折畳パネルを罫
    を介在させて連ね、両折畳パネルの両側辺にそれぞれ折
    曲片を連ね、底パネルの上下辺にそれぞれ起立パネルを
    連ね、両起立パネルの両外辺にそれぞれ前記起立パネル
    とほぼ同じ大きさの畳パネルを罫を介在させて連ね、両
    畳パネルの両外辺にそれぞれ曲片を連ね、前記側面パネ
    ルと起立パネルとの角隅にそれぞれ斜状の折畳線を刻設
    した折パネルを連ね、折畳パネルの両端面に隙間を凹設
    し、畳パネルの両端に突起を突設し、折畳パネルと側面
    パネルとを合わせて内側に折って垂直に立て、折パネル
    の折畳線を内側に押しながら畳パネルを起立パネルに合
    わせるように折パネルを包み込み、前記隙間に突起を嵌
    め、折片端面を折曲片端面に当接させるようにした段ボ
    ール製パッケージ。
JP2000319282A 2000-10-19 2000-10-19 段ボール製パッケージ Pending JP2002128058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319282A JP2002128058A (ja) 2000-10-19 2000-10-19 段ボール製パッケージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319282A JP2002128058A (ja) 2000-10-19 2000-10-19 段ボール製パッケージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002128058A true JP2002128058A (ja) 2002-05-09

Family

ID=18797770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000319282A Pending JP2002128058A (ja) 2000-10-19 2000-10-19 段ボール製パッケージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002128058A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020034962A1 (zh) * 2018-08-13 2020-02-20 厦门市金玺彩印有限公司 免折快速成型盒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020034962A1 (zh) * 2018-08-13 2020-02-20 厦门市金玺彩印有限公司 免折快速成型盒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001206358A (ja) 紙製外装ケース
US5855317A (en) Carton tray and method of forming same
JP5377952B2 (ja) 包装箱
TWI693184B (zh) 可快速組立的容置盒
US3834610A (en) Container with folded panel portions
CN111498240A (zh) 可快速组立的容置盒
JP2008037463A (ja) 包装用紙箱
JP2002128058A (ja) 段ボール製パッケージ
JP3228030U (ja) 薄型収容箱
US20010032875A1 (en) Boxes with a tissue insert
JPH0526018Y2 (ja)
JP3238109U (ja) 仕切部材およびブランク
JP3126783U (ja) 組み立て式貼箱
JP3437112B2 (ja) 包装用紙箱
JP2001088821A (ja) ラップラウンドカートン
JP3010289U (ja) 段ボール製コーナーパッキン
JP2596966Y2 (ja) 感光材料用包装箱
JP2022079447A (ja) 薄型収容箱
TWM609181U (zh) 包裝箱
TWM655136U (zh) 食品包裝盒
EP1129012A1 (en) Carton tray and method of forming same
JP2004219798A (ja) フロアースタンドパネル
JP2003081249A (ja) 紙製外装ケース
KR200245291Y1 (ko) 골판지 트레이
JP3150900U (ja) 切妻屋根型紙容器用付属容器