JP2013023356A - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータ制御装置に用いる正規品のメンテナンスツールの使用を支援することで安全性を確保する。
【解決手段】実施形態によれば、エレベータ制御装置に取り付けられ、エレベータの保守点検作業のための入力操作を受け付けるメンテナンス装置が当該エレベータ制御装置に適合した正規品であるか否かを認証する正規品認証手段と、メンテナンス装置が前記取り付けたエレベータ制御装置に適合した正規品であると正規品認証手段により認証した場合に、当該メンテナンス装置への入力操作にしたがって乗りかごの運転制御を行なうエレベータ制御手段とをもつ。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、保守点検のためのメンテナンスツールを使用するエレベータに関する。
従来、エレベータは、建物の一部として据え付けられて、稼働を開始してから例えば20年前後といった長期間にわたって使用され続ける。このため、保守員は、エレベータ制御装置や構成機器の定期的なメンテナンスを行ない、寿命が近い部品や、異常な音が発生している箇所がないか否かの点検および必要に応じた補修を実施している。
そして、近年、マシンルームレスエレベータの需要が非常に高くなっている。このマシンルームレスエレベータでは、従来、保守作業対象として大きなウェイトを占めたマシンルームがなく、制御盤の状態や、保守員がかご上に乗り込むために乗りかごを運転するための手段として、終端階の乗り場等にメンテナンスツールを設置したり、また、一部の箇所にメンテナンスツールを接続して使用したりする。
特開2001−261251号公報
前述したメンテナンスツールとして、保守点検対象のエレベータに適合した正規品以外のメンテナンスツールが用いられるケースがある。しかしながら、乗り場などで使用するメンテナンスツールは保守点検時の乗りかごの運転を行うためのツールであり、また、メンテナンスツールとエレベータ制御盤との間でシリアル通信などを行なっているため、正規品以外のメンテナンスツールを使用すると、メンテナンスツールとエレベータ制御盤との間で正しくデータを検出できなかったり正しくデータを応答しなかったりする場合がある。すると、エレベータが正常に動作しない上にデータの誤認識で誤動作するリスクがあり、保守員に危険を招く要因となる。
本発明が解決しようとする課題は、エレベータ制御装置に用いる正規品のメンテナンスツールの使用を支援することで安全性を確保することが可能になるエレベータを提供することにある。
実施形態によれば、エレベータ制御装置に電気的に接続され、エレベータの保守点検作業のための入力操作を受け付けるメンテナンス装置が当該エレベータ制御装置に適合した正規品であることを認証する正規品認証手段と、前記メンテナンス装置が前記適合した正規品であることを前記正規品認証手段により認証した場合に、当該メンテナンス装置への入力操作にしたがって乗りかごの運転制御を行なうエレベータ制御手段ともつ。
第1の実施形態におけるエレベータ制御装置の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるメンテナンスツールの機能構成の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるエレベータ制御装置の正規品認証部の機能構成の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるエレベータ制御装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態におけるエレベータ制御装置の構成の一例を示す図である。
本実施形態におけるエレベータ制御装置1はエレベータの運転制御を行なう装置であり、エレベータ制御部2を内蔵する。このエレベータ制御部2は、巻き上げ機3と電気的に接続され、制御指令に基づいて巻き上げ機3を駆動させることで乗りかご4を上下に動かす。
また、巻き上げ機3の回転軸にはシーブが取り付けられ、このシーブに巻き掛けられたロープを介して乗りかご4とカウンタウェイト(C/W)5が昇降路内をつるべ式に昇降動作する。
また、巻き上げ機3の回転軸はパルスジェネレータ(PG)6と結合される。このパルスジェネレータ6は、エレベータ制御装置1内のエレベータ制御部2と電気的に接続される。
また、エレベータ制御装置1内にはメンテナンスインタフェース7が設けられる。このメンテナンスインタフェース7は、保守員による乗りかご4の手動運転などのための入力操作を受け付ける入力部や、各種パラメータなどを表示するための表示部を有する。
また、各階床の乗り場にはメンテナンスの為に保守員が操作するメンテナンス装置であるメンテナンスツール8が設置される。それぞれのメンテナンスツール8はエレベータ制御装置1と電気的に接続され、メンテナンスインタフェース7と同様の機能を有し、当該メンテナンスインタフェース7と同様の入力部や表示部を有する。
エレベータ制御装置1は、正規品認証部10、非常時無効化部12、入出力インタフェース13を有する。正規品認証部10および非常時無効化部12の機能については後述する。
また、エレベータ制御装置1は、エレベータ制御部2に対する接続先を、メンテナンスインタフェース7、正規品認証部10、非常時無効化部12のいずれかとの間で切り替えるためのメンテナンスツール切り替え部9を有する。
メンテナンスツール8はエレベータ制御装置1の入出力インタフェース13に電気的に接続される。この入出力インタフェース13は正規品認証部10および非常時無効化部12に電気的に接続される。
また、昇降路内にはリミットスイッチが設けられる。図1に示したリミットスイッチ11は、最上階のリミットスイッチであり、最下階などにもリミットスイッチが設けられる。
次に、エレベータ制御装置1内のメンテナンスツール8やメンテナンスツール切り替え部9の機能について説明する。メンテナンスインタフェース7とメンテナンスツール8は、ともに保守員がエレベータの保守点検時に使用するが、それぞれの使用条件が異なる。
エレベータ制御装置と巻き上げ機とを設置するための機械室が設けられるエレベータシステムにおいては、保守員はエレベータ制御装置内の前述したメンテナンスインタフェース7を用いて乗りかご4の手動運転を行なうことでエレベータのメンテナンスを行なう。これは、保守員が、機械室内のエレベータ制御装置1の前でメンテナンスインタフェース7の操作を含む作業を行なうことができるためである。この場合、図1に示したようなメンテナンスツール8は用いられない。
これに対して、乗りかご4が昇降する昇降路スペースの一部にエレベータ制御装置1と巻き上げ機3とを設置するマシンルームレスエレベータシステムにおいては、機械室が設けられていないため、保守員がエレベータ制御装置1内のメンテナンスインタフェース7を操作することができない場合がある。このため、マシンルームレスエレベータシステムでは、各階床の乗り場にメンテナンスツール8が設置される。
本実施形態では、図1に示すようにメンテナンスツール8が設置される場合についての実施形態であるため、マシンルームレスエレベータシステムが対象になる。ただし、機械室があるエレベータシステムにおいても、機械室の設置場所によっては、メンテナンスツール8を別途設置するケースもあるため、本実施形態における対象になりうる。
本実施形態では、メンテナンスインタフェース7およびメンテナンスツール8のいずれかが動作する。メンテナンスインタフェース7が動作している状態で保守員がメンテナンスツール8の電源をオンに切り替えた場合、メンテナンスインタフェース7からメンテナンスツール8へ動作が切り替わる。また、メンテナンスツール8が動作している状態で保守員がメンテナンスツール切り替え部9の切り替えスイッチを操作すると、メンテナンスツール8からメンテナンスインタフェース7へ動作が切り替わる。
次に、正規品認証部10や非常時無効化部12の機能について説明する。
正規品認証部10は、入出力インタフェース13に接続されたメンテナンスツール8がエレベータ制御装置1に適合した正規品であるか否かを判断する。正規品認証部10は、メンテナンスツール8が正規品と判断した場合にのみ、当該メンテナンスツール8からの入力操作にしたがってエレベータ制御部2への運転指令信号を出力する。これにより乗りかご4の手動運転がなされる。一方、正規品認証部10は、メンテナンスツール8が正規品でないと判断した場合は、エレベータ制御装置1の保護機能を有効にし、メンテナンスツール8からの入力操作がなされても運転指令信号をエレベータ制御部2には出力しない。よって、乗りかご4の手動運転はなされない。
本実施形態では、正規品認証部10がメンテナンスツール8を正規品でないと判断すると、通常は当該メンテナンスツール8の非正規品を用いた手動運転ができなくなる。しかし、乗客が乗っている状態での停電等の非常時やエレベータ機器故障によって通常の運転ができずに、手動運転による乗客の救出が優先されるべき場合には、乗客を救出するための一部の機能に限って非正規品のメンテナンスツール8であっても使用できるようにする必要がある。
そこで、本実施形態における非常時無効化部12は、正規品認証部10がメンテナンスツール8を正規品でないと判断した場合でも、非常時に乗客を救出するための機能に限って、前述した保護機能を無効化し、メンテナンスツール8からの入力操作にしたがったエレベータ制御部2への運転指令信号の出力を許可する。この場合、正規品認証部10は、メンテナンスツール8からの入力操作にしたがってエレベータ制御部2への運転指令信号を出力する。
次に、図1に示した構成のエレベータ制御装置1によるメンテナンスツール8の認証にかかる動作について説明する。図2は、第1の実施形態におけるエレベータ制御装置によるメンテナンスツールの認証処理の手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態における認証方式は、メンテナンスツール8からの固定のパスワードが正当値である場合に、メンテナンスツール8が正規品であることを認証する方式である。ここでは、メンテナンスツール切り替え部9は正規品認証部10側に設定されており、また、エレベータ制御装置1の保護機能が有効になっているとする。
エレベータ制御装置1の正規品認証部10は、入出力インタフェース13に接続されたメンテナンスツールの8の電源がONであるか否かを判断する(ステップS1)。正規品認証部10は、メンテナンスツール8の電源がOFFである場合には(ステップS1のNO)、認証処理を終了する。
一方、正規品認証部10は、メンテナンスツール8の電源がONである場合には(ステップS1のYES)、保守員によるメンテナンスツール8の入力部への操作によりパスワードが入力された際に、このパスワードを入出力インタフェース13を介して受信し(ステップS2)、認証用のパスワードに該当する情報を内部メモリから読み出す(ステップS3)。
ここで、パスワードとして使うデータとしては、ある特定値を使うこともできるが、これの場合は、物件毎にパスワード管理が必要になり、そのための作業が繁雑になる。そこで、本実施形態では、エレベータの物件毎に固有の値をパスワードとして用いる。具体例としては、最上階のリミットスイッチ11がオンとなるポイントでのパルスジェネレータ6によるパルス値や、2つの階床または特定階のフロアレベルのパルス値、または最上階のフロアレベルのパルス値などが該当する。
正規品認証部10は、前述のように読み出したパスワードとメンテナンスツール8から入力したパスワードとを照合することで、メンテナンスツール8から入力したパスワードが正当値であるか否かを判断をする(ステップS4)。
正規品認証部10は、メンテナンスツール8から入力したパスワードが正当値であると判断した場合には(ステップS4のYES)、エレベータ制御装置1の保護機能の解除処理を実施し(ステップS5)、パスワード入力元のメンテナンスツール8との通信処理を行なう(ステップS6)。この通信処理を行なっている状態では、保守員によるメンテナンスツール8の入力操作がなされた場合、正規品認証部10は、この操作により出力された運転指令信号を入出力インタフェース13を介して入力して、この信号をエレベータ制御部2に出力する。
一方、正規品認証部10は、メンテナンスツール8から入力したパスワードが正常値でなく、異常値であると判定した場合には(ステップS4のNO)、エレベータ制御装置1の保護機能を有効のままとし、メンテナンスツール使用禁止処理を実施する(ステップS7)。この処理がなされると、パスワード入力元のメンテナンスツール8における入力操作がなされた場合、正規品認証部10は、この操作により出力された運転指令信号を入出力インタフェース13を介して入力した際に、この信号をエレベータ制御部2へ出力しない。よって、保守員によるメンテナンスツール8の操作は無効となり、乗りかご4の運転もなされない。
以上説明したように、第1の実施形態におけるエレベータシステムは、エレベータ制御装置1に取り付けたメンテナンスツール8が正規品である場合には、メンテナンスツール8における操作が有効となり、正規品でない場合にはメンテナンスツール8における操作が無効となる。したがって、正規品でないメンテナンスツールをエレベータ制御装置に取り付けた際の、このメンテナンスツールを操作することによるエレベータの誤動作その他の不具合の発生を防止することができるので、エレベータの保守点検にかかる安全性を確保することができる。
また、エレベータ制御装置1の正規品認証部10による認証方式を、単純な固定値であるパスワードを用いた方式ではなく、エレベータの物件毎に固有の値であるパスワードを用いた方式とすることで、保守員は、保守対象のエレベータの物件に関する資料を確認すれば、メンテナンスツール8の認証のためのパスワードを確認することができるので、パスワードを個別に管理する必要がなくなる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態におけるエレベータの構成のうち図1に示したものと同一部分の説明は省略する。
図3は、第2の実施形態におけるエレベータ制御装置に取り付けるメンテナンスツールの機能構成の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態におけるメンテナンスツール8は、インクリメントリターン処理部8a、パスワード算出部8b、パラメータ演算部8c、入出力インタフェース8d、入力部8eおよび表示部8fを有する。入出力インタフェース8dはエレベータ制御装置1の入出力インタフェース13に電気的に接続される。
図4は、第2の実施形態におけるエレベータ制御装置の正規品認証部の機能構成の一例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態におけるエレベータ制御装置1の正規品認証部10は、通信判定部10a、インクリメントリターン処理部10b、パラメータ演算部10c、パスワード算出部10dおよび照合部10eを有する。パラメータ演算部10cはエレベータ制御部2に電気的に接続される。また、照合部10eは、メンテナンスツール切り替え部9、非常時無効化部12および入出力インタフェース13と電気的に接続される。
図5は、第2の実施形態におけるエレベータ制御装置によるメンテナンスツールの認証処理の手順の一例を示すフローチャートである。
エレベータ制御装置1の正規品認証部10は、入出力インタフェース13に接続されたそれぞれのメンテナンスツールの8の電源がONであるか否かを判定する(ステップS11)。正規品認証部10は、いずれかのメンテナンスツール8の電源がOFFである場合には(ステップS11のNO)、このメンテナンスツール8にかかる認証処理を終了する。一方、正規品認証部10は、いずれかのメンテナンスツール8の電源がONである場合には(ステップS11のYES)、このメンテナンスツール8との通信処理を実施する(ステップS12)。
続いて、正規品認証部10は、認証開始フラグをONにする。これにより認証処理が開始する(ステップS13)。すると、正規品認証部10の通信判定部10aは、通信処理を実施しているメンテナンスツール8との間で一定サイクル通信判定を実施する(ステップS14)。
ここで、正規品認証部10の通信判定部10aがいずれかのメンテナンスツール8との間で一定サイクル通信判定を実施できない場合には(ステップS14のNO)、インクリメントリターン処理部10bは、このメンテナンスツール8との間の認証の為の処理がまだ行える状態にないとして、規定時間待機するために、当該メンテナンスツール8との間で通常のヘルシーチェックとしてのインクリメントリターン処理を実施する(ステップS15)。この待機時間の間に、このメンテナンスツール8はパスワード演算処理の準備を行なう。
一方、正規品認証部10の通信判定部10aがいずれかのメンテナンスツール8との間で一定サイクル通信を実施できる場合には(ステップS14のYES)、正規品認証部10のインクリメントリターン処理部10bは、乗りかご4の現在の停止階床数xをエレベータ制御部2から取得し、このメンテナンスツール8からのインクリメントリターンの受信値に対して乗りかご4の現在の停止階床数xを入出力インタフェース13を介して当該メンテナンスツール8に返す処理を行なう(ステップS21)。
引き続き、正規品認証部10のパラメータ演算部10cは、乗りかご4の現在の停止階床数xに対する、乗りかご4の現在または直前の運転方向をエレベータ制御部2から取得し、この運転方向から演算パラメータyを決定する(ステップS22)。
ここで、メンテナンスツール8によるパスワード演算処理の説明を行なう。メンテナンスツール8のパラメータ演算部8cは、パスワード演算処理の待ち時間の間に乗りかご4の直前のエレベータの運転方向の情報をエレベータ制御装置1の正規品認証部10から取得し、この運転方向から演算パラメータyを決定する。
そして、メンテナンスツール8のパスワード算出部8bは、ステップS21の処理によりエレベータ制御装置1から前述のように返された現在の停止階床数xからパスワードを算出して、このパスワードをもとにインクリメントリターン値として算出した値をエレベータ制御装置1の正規品認証部10に送信する。
エレベータ制御装置1の処理の説明に戻る。正規品認証部10のパスワード算出部10dは、ステップS22の処理までに前述したように決定したパラメータx、yから、例えばx2×yといった演算を行なうことでパスワードを算出する(ステップS23)。この計算はエレベータ制御装置1側の正規品認証部10側とメンテナンスツール8側との間でどのような演算をするかを定めておけばよく、ソフトウェアのバージョンアップ毎に変更することも可能である。
正規品認証部10の照合部10eは、ステップS23の処理によるパスワードの演算値とメンテナンスツール8からインクリメントリターンとして返された値とが一致するか否かの判断を行なう(ステップS24)。
正規品認証部10は、ステップS24の処理で「YES」と判定した場合には、通信先のメンテナンスツール8の認証OKであるとして(ステップS25)、エレベータ制御装置1の保護機能の解除処理を実施し、このメンテナンスツール8との間の通信処理を行なう(ステップS26)。この通信処理を行なっている状態では、通信先のメンテナンスツール8における入力操作がなされた場合、正規品認証部10の照合部10eは、この操作により出力された運転指令信号を入出力インタフェース13を介して入力し、この信号をエレベータ制御部2に出力する。
正規品認証部10は、ステップS24の処理で「NO」と判定した場合には、通信先のメンテナンスツール8の認証失敗であるとして(ステップS27)、このメンテナンスツール8との間の通信処理を中断する(ステップS28)。このように通信処理が中断されると、このメンテナンスツール8における入力操作がなされた場合、正規品認証部10の照合部10eは、この操作により出力された運転指令信号を入出力インタフェース13を介して入力した際に、この信号のエレベータ制御部2への出力を行なわない。よって、このメンテナンスツール8における操作は無効となる。
以上説明したように、第2の実施形態におけるエレベータシステムは、第1の実施形態で説明した効果に加え、現在の停止階床数や運転方向をもとに、エレベータ制御装置側とメンテナンスツール側とでパスワードをそれぞれ演算し、両者が一致する場合には、メンテナンスツール8が正規品であるとして当該メンテナンスツール8における操作が有効となり、一致しない場合には、メンテナンスツール8が正規品で無いとして当該メンテナンスツール8における操作が無効となる。よって、保守員は、パスワードに関する資料を管理および参照する必要がなくなり、保守員によるパスワードの入力作業も不要となるので、保守点検にかかる利便性が大幅に向上する。
これらの各実施形態によれば、エレベータ制御装置に用いる正規品のメンテナンスツールの使用を支援することが可能になるエレベータを提供することができる。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータ制御装置、2…エレベータ制御部、3…巻き上げ機、4…乗りかご、5…カウンタウェイト(C/W)、6…パルスジェネレータ(PG)、7…メンテナンスインタフェース、8…メンテナンスツール、8a,10b…インクリメントリターン処理部、8b,10d…パスワード算出部、8c,10c…パラメータ演算部、8d,13…入出力インタフェース、8e…入力部、8f…表示部、9…メンテナンスツール切り替え部、10…正規品認証部、10a…通信判定部、10e…照合部、11…リミットスイッチ、12…非常時無効化部。

Claims (6)

  1. エレベータ制御装置に電気的に接続され、エレベータの保守点検作業のための入力操作を受け付けるメンテナンス装置が当該エレベータ制御装置に適合した正規品であることを認証する正規品認証手段と、
    前記メンテナンス装置が前記適合した正規品であることを前記正規品認証手段により認証した場合に、当該メンテナンス装置への入力操作にしたがって乗りかごの運転制御を行なうエレベータ制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記メンテナンス装置は、前記正規品認証手段による認証の為の認証情報の入力を受け付け、
    前記正規品認証手段は、
    前記入力した認証情報と前記エレベータ制御装置が設置されるエレベータに固有の物件情報とを照合することで前記認証を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記メンテナンス装置は、前記正規品認証手段による認証の為の認証情報の入力を受け付け、
    前記正規品認証手段は、
    前記入力した認証情報と前記エレベータ制御装置が設置されるエレベータの動的に変化する情報とを照合することで前記認証を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  4. 前記動的に変化する情報は、乗りかごの現在の停止階床を示す情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ。
  5. 前記動的に変化する情報は、乗りかごの運転方向を示す情報である
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ。
  6. 前記エレベータ制御手段は、
    前記エレベータの乗客の閉じ込めが発生した場合に、前記メンテナンス装置が前記正規品であることを前記正規品認証手段が認証しない場合でも、前記乗客を救出するための前記メンテナンス装置からの入力操作にしたがって、前記乗客を救出するための乗りかごの運転制御を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
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