JP2013017309A - ステッピングモータの駆動制御装置および駆動制御方法、駆動制御システムならびに光学機器 - Google Patents

ステッピングモータの駆動制御装置および駆動制御方法、駆動制御システムならびに光学機器 Download PDF

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Abstract

【課題】ステッピングモータの振動量を簡易な構成で低減すること
【解決手段】ステッピングモータ107、108の複数の巻線を励磁する駆動信号を制御する駆動制御装置は、複数の巻線に流れる励磁電流の検出結果を取得し、A相に対応する巻線の励磁電流波形において設定された第1の基準時T01から設定電流値Ithを与える時間までの第1の時間差Taと、B相に対応する巻線の励磁電流波形において設定されて第1の基準時に対応する第2の基準時T02から設定電流値Ithを与える時間までの第2の時間差Tbとの差が減少するように駆動回路119、120をフィードバック制御するマイクロプロセッサ111を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステッピングモータの駆動制御装置および駆動制御方法、駆動制御システムならびに光学機器に関する。
ステッピングモータによって被駆動体を駆動するとステッピングモータの製造誤差に起因して振動とそれによる駆動音が発生するが、製造誤差を低減または除去することは困難でコストアップをもたらす。このため、ステッピングモータを製造誤差に合わせて駆動制御をすることによって振動を抑えることが提案されており、そのためには製造誤差(振動量)を検出することが必要となる。
例えば、特許文献1は、ステッピングモータの共振現象を回避するために、その電流波形を検出し、電流波形の周期毎の面積のばらつき率が基準値以下になるような電流値でステッピングモータを駆動する方法を開示している。
特開2010−004592号公報
しかしながら、特許文献1のように電流波形の周期毎の面積のばらつき率を取得するのには処理時間がかかり、また、処理能力の高いプロセッサを使用しなければならず、駆動制御装置の大型化とコストアップをもたらす。
本発明は、ステッピングモータの振動を簡易な構成で低減することが可能なステッピングモータの駆動制御装置および駆動制御方法、駆動制御システムならびに光学機器を提供することを例示的な目的とする。
本発明のステッピングモータの駆動制御装置は、ステッピングモータの複数の巻線を励磁する駆動信号を印加する駆動手段と、前記ステッピングモータの前記複数の巻線に流れる励磁電流の検出結果を取得し、第1の励磁相に対応する巻線の励磁電流波形において設定された第1の基準時から設定電流値を与える時間までの第1の時間差と、第2の励磁相に対応する巻線の励磁電流波形において設定されて前記第1の基準時に対応する第2の基準時から前記設定電流値を与える時間までの第2の時間差との差が減少するように、あるいは一つの巻線の励磁電流波形に設定されてそれぞれが同一の時間差を有する複数の期間における前記ステッピングモータの回転角の差が減少するように前記駆動手段が印加する前記駆動信号をフィードバック制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ステッピングモータの駆動制御装置および駆動制御方法、駆動制御システムならびに光学機器を提供することができる。
実施例1の撮像装置(光学機器)のブロック図である。(実施例1、2) 図1に示すフォーカスレンズ用のステッピングモータの斜視図である。(実施例1、2) 2相駆動方式の場合の図2に示すステータ磁極とロータ磁極の位置関係を示す図である。(実施例1、2) 図1に示す電流検出回路の一例を示す回路図である。(実施例1、2) 図1に示す電流検出回路の別の例を示す図である。(実施例1、2) 図2に示すステッピングモータの駆動電流の波形図である。(実施例1、2) 励磁電流の補正方法を説明するための波形図である。(実施例1、2) 図1に示すマイクロプロセッサの動作を説明するためのフローチャートである。(実施例1) 図8に示す補正処理1のフローチャートである。(実施例1) 位相差の補正と振動量との関係を示すグラフである。(実施例1) 駆動波形補正による振動低減特性を示すグラフである。(実施例1) マイクロプロセッサによるステッピングモータの駆動制御方法を説明するためのフローチャートである。(実施例2) 駆動制御システムのブロック図である。(実施例3)
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、実施例1であるデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置(光学機器)のブロック図である。なお、本発明が適用可能な装置は撮像装置に限定されず、カメラ本体と着脱可能なレンズ鏡筒(光学機器)、産業用ロボット、自動車部品、パチンコやゲーム等の遊戯機器、スキャナー、プリンター、コピー機等の事務機などの他の装置を含む。
図1に示す撮像装置は、被写体側から順に、フィールドレンズ101、変倍レンズ(ズームレンズ)102、光量調節(絞り)ユニット114、アフォーカルレンズ103およびフォーカスレンズ104を含む撮影光学系を有する。撮影光学系は、被写体の光学像を形成するリアフォーカスタイプのズームレンズであるが、その構成は本実施例に限定されない。
変倍レンズ102はレンズ保持枠105に保持され、フォーカスレンズ104はレンズ保持枠106により保持され、レンズ保持枠105、106は、不図示のガイド軸によって光軸方向(図中の矢印方向)に移動可能に構成されている。
レンズ保持枠105、106にはそれぞれラック105a、106aが取り付けられ、ラック105a、106aは、ステッピングモータ107、108の出力軸であるスクリュー軸107a、108aに噛み合っている。各ステッピングモータが駆動されてスクリュー軸が回転することにより、スクリュー軸とラックとの噛み合い作用によってラックが取り付けられたレンズ保持枠が光軸方向に移動する。
図2は、フォーカスレンズ104用のステッピングモータ108の斜視図である。ステッピングモータ108は、例えば、PM型2相ステッピングモータから構成され、図2では、その一部をカットしてその内部を示している。但し、相数は2相に限定されない。
図2において、41はステッピングモータの出力軸であるシャフトであり、42はシャフト41に一体に取り付けられたマグネットロータ(回転子)である。シャフト41は、ケース40Aに設けられた軸受け43Aと、ケース40Bに設けられた不図示の軸受けとによって回転可能に支持されている。
ケース40B内には、コイルが巻かれたボビン44A、44Bが収容され、ボビン44A、44Bの内側には、櫛歯状のステータ(固定子)45A、45B、45C、45Dが配置されている。
PM型2相ステッピングモータにおいては、ステータ側に複数の(2系統の)コイル巻線が設けられ、巻線を励磁する駆動信号(電圧または電流)の励磁パターンを切り換える。これによって、ステータとロータの間で励磁磁極を乗り換える動作が発生し、これを繰り返すことでロータが回転する。
2つの励磁相をA相、B相とし、電流が流れる方向を示すために、順方向をA、B、逆方向を/A、/Bと表わすと、1相駆動方式ではA→B→/A→/Bの順に常時1相のみを励磁する。1相駆動方式は、励磁電力は常に1相分のみの励磁電流に抑えられるので発熱量を低くすることができるが、発生する駆動トルクが小さく高速回転に不向きとなる。
これに対して、2相駆動方式では(/B+A)→(A+B)→(B+/A)→(/A+/B)の順に、1パルスずつずらしながら同時に2つの励磁相を励磁する。1相駆動方式に比べて大きなトルクが得られるが、励磁電力も2倍になる。
これら2つの駆動方式は共に、1パルス与えるごとに隣り合う磁極間隔に相当する角度だけ回転するため、最小回転角度が粗いという特徴があり、これを細かくすることは機械加工上困難である。
これを制御方法により改善する手段として1−2相駆動方式がある。これは1相駆動方式と2相駆動方式を交互に行う方式であり、停止位置の分解能を1相駆動方式と2相駆動方式と比べて1/2に小さくすることができ、細かい角度制御が実現できるという特徴がある。
一方、ステッピングモータは回転振動が大きいという問題がある。
第1の原因は、励磁パルスに追従する際のロータのトルクリップル振動である。ステッピングモータは、パルス形状の励磁制御信号に同期して回転し、励磁角を1ステップ角だけ進めようとした場合、ロータはその速度を加速しながら励磁角に追従しようとする。ロータ角が励磁角と一致した時、ロータ回転速度はピークに達しているために停止できずに行き過ぎ、その後、再び励磁位置に戻ろうとする。これを繰り返しながらやがて励磁角と一致する。この現象は、ロータが持つ固有振動に起因した振動成分として発生し、連続回転中にもこの一連のロータ振動が継続的に繰り返されることでモータの回転振動となる。
第2の原因は、モータ個々の製造誤差である。ステッピングモータの駆動はオープンループで制御され、励磁駆動信号はモータが理想的な磁極配置で作られていることを前提に設計されているが、特に、PM型ステッピングモータなどでは製造精度を高めることが困難である。更に、小型化の要求からモータが小型になるとステータおよびロータの磁極位置に要求される寸法精度はさらに厳しくなるが、製造精度が同レベルのままであれば、励磁駆動信号に対する磁極配置の励磁角誤差は増加する。この誤差量とともにモータ振動量も増大する。
例えば、ロータ軸1回転あたりの励磁ステップ数が40ステップ(1−2相カウント)のPM型ステッピングモータでは1ステップあたり9度の軸回転角となる。1ステップは励磁角で45度にあたるので、励磁角1度あたりに換算すると励磁角1度=ロータ角0.2度となり、外形が直径φ8mmのモータでは、ステータ直径は4.4mm程度であることから、ステータ側の磁極歯の寸法精度は0.0077mmとなる。
励磁角で1度の精度を必要とする場合には、ステータ側精度0.0077mmが必要となるが、これを実現するためには、製造工具の精度向上や、組立て後の選別による検査実施で精度を上げていくなどコストアップをもたらす。
本実施例のステッピングモータにおいて、1ステップは9度の回転角度に相当する。このため、ロータ42には10対のN極とS極が着磁されている。また、ステータ45A〜Dは相互に9度の角度差を持つように周方向にずれた状態で軸方向にて重ね合わされている。
ボビン44A、44Bに巻かれているコイルは、各ステータ(櫛歯部分)に磁極を作り出すために励磁電流を流すためのものである。ボビン44Aに巻かれたコイルをA相コイルといい、ステータ45A、45Bを励磁する。また、ボビン44Bに巻かれたコイルをB相コイルといい、ステータ45C、45Dを励磁する。
図3(a)〜(d)は、2相駆動方式のステータ磁極とロータとの位置関係を示す図である。
図3(a)は、A相コイルとB相コイルに順方向に励磁電流を流した状態を示している。この状態では、ステータ45AはN極に、ステータ45BはS極に、ステータ45CはN極に、ステータ45DはS極に磁化される。
ステータ側のS極の位置について注目すると、S極の中心は、ステータ45Bの櫛歯部分とステータ45Dの櫛歯部分との間の中央位置に相当する図中にP1、P2で示す位置となり、ロータ42のN極がこれに対向する位置で安定する。
図3(b)は、図3(a)の状態に対して、B相コイルに励磁電流を流す方向はそのままでA相コイルに励磁電流を流す方向を逆方向とした状態を示している。この状態では、ステータ45AがS極に、ステータ45BがN極に変化するので、ステータ側のS極の中心P1、P2も9度だけ回転し、これに伴い、ロータのN極も9度回転する。
同様に、図3(c)および図3(d)に示すように、A相およびB相コイルに流す励磁電流の方向を切り換えることにより、ステータ側のS極の中心を9度ごと回転させることができ、この結果、ロータ42を9度ずつ回転させることができる。
ステッピングモータ107、108はそれぞれ駆動回路(駆動手段)119、120によって駆動される。各駆動回路は、マイクロプロセッサ111からの駆動制御信号に応じて、各ステッピングモータのA相コイルとB相コイルに励磁信号(励磁電流または励磁電圧)を供給する。例えば、駆動回路119、120は直流電源から複数のコイル巻線を励磁する駆動信号を印加する。
絞りユニット114は、いわゆるガルバノ方式の絞りモータ113と、絞りモータ113により開閉駆動される絞り羽根114a、114bと、その開閉状態を検出する位置検出素子(ホール素子)115と、を有する。
位置検出素子115から出力されて絞りユニット114の開閉状態を示すアナログ信号が、増幅器122によって増幅された後、A/D変換回路123によりデジタル信号に変換されて絞り位置情報としてマイクロプロセッサ111に入力される。
116は撮影光学系により形成された被写体像を光電変換するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子である。被写体像を光電変換した撮像素子116から出力されたアナログ電気信号は、A/D変換回路117によってデジタル信号に変換され、該デジタル信号は信号処理回路118に入力される。
信号処理回路118は、入力されたデジタル信号に対して各種画像処理を行い、撮影画像データや該撮影画像データの輝度情報を生成したりする。撮影画像データは、記録部150にて不図示の記録媒体に記録される。
制御手段としてのマイクロプロセッサ111は、不図示の操作部材である電源スイッチ、録画スイッチ、ズームスイッチ等からの入力に応じて撮像装置の動作全体の制御を司る。
例えば、マイクロプロセッサ111は、信号処理回路118から取得した輝度情報が適正値になるように、絞りモータ113をフィードバック制御する。マイクロプロセッサ111は、A/D変換回路123からの絞り位置情報に基づいて輝度情報が適正値になるように絞り駆動回路121に対して開閉制御信号を送り、絞りモータ113を制御する。
また、撮像光学系の変倍動作およびこれに伴う像面変動補正動作は、マイクロプロセッサ111内の内部メモリ112に記憶されたカム軌跡データを用いた、いわゆる電子カム方式によってステッピングモータ107、108の駆動を制御することにより行われる。なお、各ステッピングモータの駆動方式は限定されない。
また、マイクロプロセッサ111は、ステッピングモータの駆動回路119、120に駆動制御信号を与えて駆動制御を行う。駆動回路119、120とステッピングモータ107、108の間には、ステッピングモータ107、108の複数のコイル巻線に流れる励磁電流を検出する電流検出回路(電流検出手段)140、141が設けられている。電流検出回路140、141の検出結果はマイクロプロセッサ111へと伝えられる。
図4および図5に電流検出回路140、141として使用される具体的な構成例を示す。
図4は、シリーズ抵抗法による電流検出回路140(又は141)を示す回路図である。この回路例では、PWM(Pulse Width Modulation)によりマイクロステップ駆動を行うためにトランジスタ4個をHブリッジ型に構成した駆動回路119(または120)が設けられている。また、ステッピングモータ107(または108)の端子との間に直列に抵抗を挿入されている。
一般的に、抵抗挿入による駆動回路系に対する影響を少なくするために抵抗値は小さな値に抑えられる。この抵抗の両端の電圧を差動増幅アンプにて所望の電圧値にまで増幅した後に、マイクロプロセッサ111に内蔵されたA/D変換器にて計測される(A/D変換器123を使用してもよい)。
図5はホール素子を用いた電流検出回路である。駆動回路とステッピングモータ端子の間をつなぐ配線P1をフェライトコア等で構成された磁気ループコアP2内に通し、配線P1に流れる電流により発生した磁束量をホール素子P3で電圧値に変換する検出回路である。この回路の場合も一般的に検出電圧値は小さなレベルであるため、シリーズ抵抗法と同様、差動増幅アンプP4にて増幅した後に不図示のA/D変換器にて計測される。
ここでのA/D変換器のサンプリング周期は、電流波形の形状を検出する目的に対し十分な早さの周期で実施することが求められ、目安としては電流波形1周期の100倍程度のサンプリング周期があれば、電流波形の近似度を判断することができる。
マイクロプロセッサ111は、電流検出回路140、141の検出結果からモータ振動量が小さくなるようにステッピングモータの各相に与える駆動信号を補正し、レンズ駆動音の静音化を行っている。
マイクロプロセッサ111内に設けられた内部メモリ(記憶手段)112には、ステッピングモータの駆動制御プログラム、および駆動補正パラメータ等が記憶されている。また、内部メモリ112には、被写体距離とズームレンズ102の位置とで決定されるフォーカスレンズ104の位置データが、ステッピングモータ108の回転量に対応するステップ数として記憶されている。
図6は、モータ駆動信号の補正を行った場合のA相とB相の波形図であり、横軸は時間(ms)で縦軸は電流(mA)である。ステッピングモータは2相PM型ステッピングモータで、駆動信号の補正は、A相とB相の2相に与える励磁信号間の位相差を変化させたものである。
図6は、A相とB相の位相差角を5つの条件で補正した駆動波形を与えて測定し、それらの形状変化が容易に把握できるよう重ね書きをした電流波形図である。ステッピングモータに流れる励磁電流は駆動回路119、120が印加する(理想の)駆動信号からそれによってステッピングモータに発生する逆起電力(電圧)の差によって生じる。
A相とB相とは90°ずれているが、比較の便宜上、同位相となるように時間軸をずらしている。図中、最適補正角α(°)は、被測定モータのA相とB相間の電気励磁角としての製造誤差角度を加味した最適な位相差角を指しており、製造誤差角度をβ(°)とした場合、最適位相差角αは、次式で表される。
図中、「α−2」、「α−4」、「α+2」、「α+4」は、最適位相差角αを中心に2°、4°だけ±方向に電気励磁角を変化させた条件での電流波形である。位相差角条件と電流波形形状を照らし合わせてみると、A相とB相は、最適補正角αにおいて理想的な正弦波および余弦波に近く、かつ、相互で近似した波形となる。
ステッピングモータの励磁電流波形は、間接的にロータの回転状態を表し、安定した一定の速度で回転する無振動状態の場合に理想的な三角波形状を示す。しかし、無振動で回転するステッピングモータを実現することは困難であり、実際にはスティフネス特性、ディテント特性などパルスモータとしての諸特性の影響により、回転速度は変動し、その結果、電流波形もある程度の歪みをもった三角関数波形状を示す。
この歪み部の位置と量と方向が、製造誤差に起因する機械的な位相ズレを含んだモータとして最適な要求励磁波形形状と、印加している電気励磁波形形状との合致度を表し、双方の励磁波形形状が合致した状態では、A相とB相の電流波形は最も近似した形状となる。
よって、複数の励磁相(例えば、A相とB相)の励磁電流波形が近づくようにステッピングモータの駆動波形を補正することにより、振動量の低減を実現することができる。
マイクロプロセッサ111は電流検出回路140、141からステッピングモータ107、108の複数の巻線に流れる励磁電流の検出結果を取得する。次に、マイクロプロセッサ111は、A相とB相の位相を図7に示すように合わせる。図7の横軸は時間(ms)で縦軸は電流(mA)である。理想状態ではA相は正弦波、B相は余弦波であるので位相が90°ずれているが、これが合うように一方が他方に対してシフトされている。
次に、マイクロプロセッサ111は、A相(第1の励磁相)に対応するコイル巻線の励磁電流波形に設定された(所定の電流値を与える)第1の基準時T01から設定電流値Ithを与える時間までの第1の時間差Taを取得する。
また、マイクロプロセッサ111は、B相(第2の励磁相)に対応するコイル巻線の励磁電流波形に設定されて(前記所定の電流値を与える)第1の基準時T01に対応する第2の基準時T02から設定電流値Ithを与える時間までの第2の時間差Tbを取得する。
そして、マイクロプロセッサ111は、第1の時間差Taと第2の時間差Tbとの差(|Ta−Tb|)が減少するように駆動回路が印加する駆動信号を制御する。この場合、マイクロプロセッサ111は、差(|Ta−Tb|)が小さくなるように駆動回路をフィードバック制御してもよいし、比(=Ta/Tb)が1に近づくように駆動回路をフィードバック制御してもよい。
フィードバック制御では、マイクロプロセッサ111は、ステッピングモータの複数の相に与える励磁信号間の位相差または振幅比の少なくとも1つ以上を補正し、TaとTbとの差が小さくなればフィードバック補正の方向が正しいためにそれを継続する。差が小さくなる方向から反転して大きくなった極値が目的値であるからその時間差を与える駆動補正をかける。
図8及び図9は、マイクロプロセッサ111により行われるステッピングモータ107の駆動制御方法を示すフローチャートであり、「S」はステップの略である。かかる駆動制御方法は、コンピュータによって実行されるプログラムとして具現化が可能であり、これは他の実施例においても同様である。
ここでは、マイクロプロセッサ111が駆動回路119に与える駆動制御信号は、ステッピングモータ107の複数の相(A相とB相)にそれぞれ与えられる励磁信号間の位相を決定する。このため、駆動制御信号を補正することは励磁信号間の位相を補正することに相当する。
本実施例では、電流検出回路140から得られるモータ駆動電流検出信号を用いて駆動回路119に与えられる駆動制御信号を補正し、これにより、ステッピングモータ107に発生する振動(駆動音)を低減する。
撮像装置の電源が投入されると、マイクロプロセッサ111は初期化処理を行う。その後、マイクロプロセッサ111は、ステッピングモータ107の個体特性に合わせた駆動制御信号の補正値(以下、「駆動補正値」という)を求める補正処理1を含むシステム制御1を実行する。
まず、マイクロプロセッサ111は、フォトインターラプタ109からの信号を用いて、変倍レンズ102の移動方向(レンズ駆動方向)を判別し(S101)、その方向の駆動を開始する(S102)。
次に、マイクロプロセッサ111は、変倍レンズ102が目的位置である基準位置に到達してフォトインターラプタ109からの信号レベルがHighからLow、もしくはLowからHighに変化したか否かを判別する(S103)。
フォトインターラプタ109からの信号レベルが変化すると、マイクロプロセッサ111は、ステッピングモータ107の駆動停止処理や内部位置カウンタの設定処理を行い(S104)、基準位置設定処理を完了する。
次に、マイクロプロセッサ111は図9に示す駆動補正値を算出するための補正処理1を行う(S105)。補正処理1を終了すると、マイクロプロセッサ111は、撮像装置の背面モニタ(図示せず)への撮影画像データの表示出力を開始する(S106)。以上で電源起動時の動作として行われるシステム制御1を完了する。
次に、図9に示した補正処理1について説明する。補正処理1では、図7に示した、A相とB相の電流波形が近づくように(図7のTaとTbが等しくなるように)駆動回路をフィードバック制御する。
なお、設定電流値Ithは、駆動補正値の変化に対して電流波形の歪み量が顕著に検出できる値となるように規定値を使用しているが、補正処理中にIthを変化させてモータに対して最適な設定電流値Ithを設定してもよい。
まず、マイクロプロセッサ111は、駆動回路にステッピングモータに適した駆動を行わせるための駆動補正値を求めるための変倍レンズ102の駆動速度を所定速度SPに設定すると共に駆動補正値を初期値である0に設定する(S201)。
所定速度SPは図6に示すステッピングモータの振動量が規定値以上になる、予め決められた設定速度(あるいは設定範囲にある速度)であることが好ましい。あるいは、マイクロプロセッサ111は、第1の時間差Taと第2の時間差Tbとの差(=|Ta−Tb|)が設定値よりも大きい時の電流検出結果に基づいて駆動回路をフィードバック制御してもよい。これらの場合に補正方向が明確になるからである。
なお、駆動補正値を求めるための駆動速度は、変倍レンズ102の駆動速度を変更しながら振動量の大小を判定することでモータ個々の特性に対し最適な速度を決定してもよい。
次に、マイクロプロセッサ111は、設定した駆動速度で変倍レンズ102を移動させるようにステッピングモータ107の駆動を開始する(S202)。
次に、マイクロプロセッサ111は、変倍レンズ102の駆動速度を一定速度に保った方がステッピングモータ107の振動量を安定して検出することができるため、駆動開始後の加速期間を経て到達した駆動速度が一定速度で安定したかを確認する(S203)。
駆動速度が安定したことを確認すると、マイクロプロセッサ111は、励磁電流波形の励磁位置が計測条件としての基準位置(図7のT01とT02)にあるかを判定する(S204)。この励磁電流波形上の基準位置をA相測定時とB相測定時で一致させることにより、電気励磁角で90°の時間差を持つ2つの励磁相を同一条件で計測できるようにする。なお、三相であれば120°のずれを補正するようにされる。
少なくとも2つの励磁相の基準位置が合わせされると、マイクロプロセッサ111は、マイクロプロセッサ111内に備えられている時間計測用のタイマーのカウントアップを開始する(S205)。
次に、マイクロプロセッサ111は、電流検出回路140、141にて計測された電流値が、予め決められた設定電流値Ithとなるタイミングを検出するために判定処理を繰返し行う(S206)。
マイクロプロセッサ111は、設定電流値Ithを検出すると時間計測用タイマーのカウントアップを停止する(S207)。そして、マイクロプロセッサ111は、基準位置(第1の基準時T01又は第2の基準時T02)から設定電流値Ithとなる点までの経過時間(第1の時間差Ta、第2の時間差Tb)を算出する。
設定電流値Ithは、モータの振動量の増減に対して顕著に電流波形形状が変化する予め設定された値または補正処理中に駆動位相差角の変化に対する計測時間の変化が顕著な反応を示す電流値を設定してもよい。
次に、マイクロプロセッサ111は、電流波形形状を相互比較する励磁相の計測を全て行ったかどうかを判断する(S208)。完了していなければS204へ戻り、完了していれば、計測された経過時間に基づいて電流波形の近似率Knを算出し(S209)、これを記憶する。
なお、本実施例では近似率Kn(=100×Ta/Tb)を求めているが、別の実施例では時間差(=|Ta−Tb|)を求める。いずれにしても各励磁相の電流波形が近づくように(あるいは第1の時間差Taと第2の時間差Tbの差が減少するように)駆動補正値が変化されれば足りる。
次に、マイクロプロセッサ111は、駆動補正値を徐々に変化させていくことで適切な駆動補正値を決定する過程において必要な、駆動補正値を変化させていく方向(補正方向)が決定されているか否かを判断する(S210)。
補正開始時点ではまだ補正方向が決定されていないため、マイクロプロセッサ111は近似率Knを複数回(例えば、2回)算出し、駆動補正値の変化に対して近似率Knが大きくなる補正方向を決定する(S210)。
マイクロプロセッサ111は補正方向が決定された場合は(S210)、今回得られた近似率Knと1回前に得られた近似率Kn−1とを比較する(S215)。今回の近似率Knが前回の近似率Kn−1より小さい場合は、マイクロプロセッサ111は、過去の最大近似率を与える駆動補正値αn−1を取得して、これを駆動補正値として決定し(S216)、補正処理1を終了する。
一方、今回の近似率Knが前回の近似率Kn−1より大きい場合は、最良の駆動補正値を取得していないので、マイクロプロセッサ111は決定されている補正方向に駆動補正値を変化させ(S213、S214)、S204に戻る。
図10は、駆動補正パラメータとしてA相とB相の励磁信号間の位相差(°)を変化させた場合の、ステッピングモータ107のA相とB相の励磁信号間の位相差(°)(横軸)とステッピングモータ107の振動量(mV)(縦軸)との関係を示す図である。図中の実線と破線は、ステッピングモータ107としての2つのモータのサンプルの測定結果を示している。
測定結果から分かるように、駆動補正値(A相とB相の励磁信号間の位相差)をステッピングモータの振動量が減少する方向に徐々に変化させて振動量が最小となる駆動補正値を探すことで、そのステッピングモータに適切な駆動補正値が得られる。
このようにして、近似率Knが最大値をとるように決定された駆動補正値によって駆動制御信号を補正する、言い換えれば駆動補正値を用いてステッピングモータ107の駆動を制御する。これにより、ステッピングモータ107の個体特性に適したステッピングモータ107の駆動が可能となり、ステッピングモータ107の振動およびこれにより発生するモータ駆動音を低減することができる。
図11は、本実施例にて説明した方法によってPM型2相ステッピングモータの2つの相に与える励磁信号間の位相差を補正した場合のステッピングモータの振動低減効果を示す図である。横軸はステッピングモータの回転速度に対応した駆動周波数(PPS)、横軸は振動量(mV)である。図中の実線と破線は、ステッピングモータ107としての2つのモータのサンプルの測定結果を示している。
図11から分かるように、駆動補正の前後で振動は効果的かつ駆動速度の全域に亘って低減している。特に駆動補正前に振動量がピークであった駆動速度900PPS付近において、駆動補正後の振動量が約1/4に低減されている。
本実施例によれば、ステッピングモータの振動量の低減を実現することができる。
図12は、実施例2のステッピングモータの駆動制御方法(補正処理2)を示すフローチャートであり、「S」はステップの略である。なお、本実施例の撮像装置の構成は実施例1(図1)と同じである。
補正処理2は補正処理1の代わりに行われる。補正処理2では、ステッピングモータの駆動制御信号に関する複数の補正項目を補正して、ステッピングモータの振動量の更なる低減を実現する。
また、補正処理2においては、マイクロプロセッサ111は、ステッピングモータの振動量を実施例1とは異なる方法によって検出している。即ち、マイクロプロセッサ111は、ステッピングモータのA相およびB相へ流れる励磁電流値を、一定時間間隔でA/D変換によりデジタルデータとして取得する。A相とB相のA/D変換サンプリングのタイミングは可能な限り同時刻に実施することが好ましいが、A/D変換回路のチャネル数等の制約によりシーケンシャルにサンプリングをせざるを得ない場合もある。そこで、補正処理2では、サンプリング時間差があっても測定精度が低下しない算出方法を採用している。
図12のS301からステップS303の処理は、図9のS201からS203と同じであるため、説明を省略する。
S303の後で、マイクロプロセッサ111は、規定時間間隔で電流波形のA/D変換を実行する時間計測を行う(S304)。A/D変換サンプリングタイミングになったら、マイクロプロセッサ111は、A/D変換の開始指示を行い、ステッピングモータのA相とB相の駆動電流値をデジタルデータに変換する(S305)。
変換されたA相とB相の電流値は、ASIN(アークサイン)、ACOS(アークコサイン)によって三角関数上の角度θBn、角度θAnに変換される。A相とB相の2つの出力を用いることによって、三角関数波形の角度変化量あたりの出力変化量が180°周期で減衰することによる検出精度の低下を相互に補完することができる。
サンプリング実行した瞬間の三角関数上の角度θnを、複数の電流波形を用いて正確に算出するためには、データ間のA/D変換のサンプリングを同一のタイミングで行うことが好ましい。しかし、ある一定の時間的ズレは2つの角度データθBn、θAnを用いて次式にて算出することにより、十分な精度が得られる。
次に、マイクロプロセッサ111は、ステッピングモータ107の回転角度θnのデータ取得が複数回であるN回(本実施例では10回)繰り返されたか否かを判定し(S306)、N回に達していない場合はS304に戻る。N回に達した場合は、マイクロプロセッサ111は、N個の回転角度データθnの分散σを算出する(S307)。
分散(標準偏差)σは、複数回求めた誤差データΔθnの変動量の大きさを表す値であり、分散σが小さいほど一定時間あたりの回転角度の変動量が小さいこと、つまりは回転変動による振動量が小さいことを意味する。但し、θaveはN個の回転角度データθnの平均値である。
例えば、図7のA相に示すように、一つの巻線(A相用のコイル巻線)の励磁電流波形に設定された複数の期間(Δ1、Δ2、Δ3、…)におけるステッピングモータの回転角(例えば、10°、12°、8°…)を取得する。なお、複数の期間のそれぞれは同一の時間差Δを有する(Δ=Δ1=Δ2=Δ3…)。理想状態では各期間の回転角は(例えば、10°のように)等しいはずであるから、測定された回転角が等しくなるように駆動補正量が決定される。
なお、補正方向を明確に検出するために、本実施例でもステッピングモータの回転角の変動量が設定値よりも大きい時の電流検出結果に基づいて駆動回路をフィードバック制御することが好ましい。
次に、マイクロプロセッサ111は、複数の補正項目の中から実際に補正を行う補正対象項目を選択する(S308)。ここでは、補正項目Aと補正項目Bの中から選択する場合を示している。
例えば、補正項目Aとしては、実施例1で説明したステッピングモータ107のA相とB相に印加する励磁信号間の位相差とし、補正項目Bとしては該励磁信号の振幅比とすることができる。また、他の補正項目として、ステッピングモータ107のA相とB相に印加する励磁信号を、励磁相ごとに0度位置に対する180度位置をずらした正弦波等の三角関数波形状に補正してもよい。
補正項目Aが補正対象項目として選択された場合は、マイクロプロセッサ111は今回算出した分散値σと前回算出した分散値σn−1とを比較する(S310)。σ<σn−1の場合は、マイクロプロセッサ111は、補正項目Aの次の駆動補正値の評価を繰り返す(S311、S312)。
なお、図示はしないが、実施例1の補正方向の決定は行われているものとする。一方、σ>σn−1の場合は適切な駆動補正値を超えたために、マイクロプロセッサ111は、前回の駆動補正値をステッピングモータ107に対して適切な駆動補正値An−1として決定し(S313)、補正項目Aに対する補正を完了する。
次に、マイクロプロセッサ111は、複数の補正項目の全てに対して補正が完了したか否かを判定し(S330)、まだ完了していない場合は補正が未完了である補正項目(ここでは、補正項目B)に切り換え(S331)、S304に戻る。
回転角度データθnの変動ができるだけ小さくなるように決定された各補正項目における駆動補正値によって駆動制御信号を補正し、ステッピングモータ107の駆動を制御する。これにより、ステッピングモータの振動量の低減を実現することができる。
図13は、実施例3の撮像装置と計測装置で構成される駆動制御システムのブロック図である。本実施例の撮像装置(光学機器)の構成は実施例1(図1)にて説明したものから電流検出手段が無く、外部情報取得部150を更に有する点で相違する。
本実施例では、撮像装置1に搭載されたステッピングモータの駆動電流を、撮像装置1とは別に設けられた計測装置2により検出する。撮像装置1は、外部情報取得部150を介して取得した計測装置2の検出結果に基づいてステッピングモータの適切な駆動補正値と対応する補正項目を決定してステッピングモータの振動量を低減する。
外部情報取得部150は、撮像装置1の外部機器と通信する手段であり、例えば、USB、ETHER、RS232Cなどの通信回路や、メモリを介在したデータ入出力回路等により実現されるが、これらに限定されるものではない。
計測装置2は、駆動回路120から出力されるステッピングモータ108への駆動電流を計測する電流検出回路202、例えば、実施例1の電流検出回路140、141を有する。計測処理部201は、電流検出回路202で検出されたステッピングモータの駆動電流情報を取得し、撮像装置1へ提供する。
動作において、マイクロプロセッサ111は、予め決められた駆動条件にてステッピングモータ108の駆動を開始し、駆動中に所定のタイミングで計測装置2は電流を測定する。電流検出回路202が検出した電流値は、計測処理部201にて規定周期でA/D変換処理を行い、マイクロプロセッサ111は、ステッピングモータの駆動電流を、外部情報取得手段150を介してデジタルデータとして取得する。
取得した駆動電流情報に基づいて、マイクロプロセッサ111は、モータ個々の最適な駆動補正値を算出する方法を用いて、モータの振動量が小さくなる駆動条件を算出し、内部メモリ112に記憶する。これにより、以後の撮像装置1の使用時には計測装置2が無い単独状態で使用することができる。
以上の構成により、ステッピングモータの製造精度を高めることなく、簡易な構成で比較的短時間でステッピングモータを駆動補正することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明のステッピングモータの駆動制御装置はカメラなどの光学機器の用途に適用することができる。
107、108…ステッピングモータ、111…マイクロプロセッサ(制御手段)、119、120…駆動回路(駆動手段)、Ith…設定電流値、T01…第1の基準時、T02…第2の基準時、Ta…第1の時間差、Tb…第2の時間差

Claims (12)

  1. ステッピングモータの複数の巻線を励磁する駆動信号を印加する駆動手段と、
    前記ステッピングモータの前記複数の巻線に流れる励磁電流の検出結果を取得し、第1の励磁相に対応する巻線の励磁電流波形において設定された第1の基準時から設定電流値を与える時間までの第1の時間差と、第2の励磁相に対応する巻線の励磁電流波形において設定されて前記第1の基準時に対応する第2の基準時から前記設定電流値を与える時間までの第2の時間差との差が減少するように前記駆動手段が印加する前記駆動信号をフィードバック制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするステッピングモータの駆動制御装置。
  2. ステッピングモータの複数の巻線を励磁する駆動信号を印加する駆動手段と、
    前記ステッピングモータの前記複数の巻線に流れる励磁電流の検出結果を取得し、複数の期間において前記励磁電流から前記ステッピングモータの回転角を取得し、前記ステッピングモータの回転角の差が減少するように前記駆動手段が印加する前記駆動信号をフィードバック制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするステッピングモータの駆動制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記ステッピングモータの駆動速度が設定速度である時の前記検出結果に基づいて前記駆動手段をフィードバック制御することを特徴とする請求項1または2に記載のステッピングモータの駆動制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の時間差と前記第2の時間差との差が設定値よりも大きくなるステッピングモータの駆動速度のときに、前記検出結果に基づいて前記駆動手段をフィードバック制御することを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータの駆動制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記ステッピングモータの回転角の変動量が設定値よりも大きくなるステッピングモータの駆動速度のときに、前記検出結果に基づいて前記駆動手段をフィードバック制御することを特徴とする請求項2に記載のステッピングモータの駆動制御装置。
  6. 前記制御手段は、複数の巻線を励磁する前記駆動信号の位相差または振幅比が変わるように前記駆動手段をフィードバック制御することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のステッピングモータの駆動制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記励磁相ごとに前記励磁電流の0度位置に対する180度位置がずれるように前記駆動手段をフィードバック制御することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のステッピングモータの駆動制御装置。
  8. 前記ステッピングモータの前記複数の巻線に流れる励磁電流を検出する電流検出手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のステッピングモータの駆動制御装置。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載のステッピングモータの駆動制御装置を有することを特徴とする光学機器。
  10. 請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のステッピングモータの駆動制御装置と、
    前記ステッピングモータの前記複数の巻線に流れる励磁電流を検出する電流検出手段を有する計測装置と、
    を有することを特徴とする駆動制御システム。
  11. ステッピングモータの複数の巻線を励磁する駆動信号を印加するステップと、
    前記ステッピングモータの前記複数の巻線に流れる励磁電流の検出結果を取得し、第1の励磁相に対応する巻線の励磁電流波形において設定された第1の基準時から設定電流値を与える時間までの第1の時間差と、第2の励磁相に対応する巻線の励磁電流波形において設定されて前記第1の基準時に対応する第2の基準時から前記設定電流値を与える時間までの第2の時間差との差が減少するように前記駆動信号を制御するステップと、
    を有することを特徴とするステッピングモータの駆動制御方法。
  12. ステッピングモータの複数の巻線を励磁する駆動信号を印加するステップと、
    前記ステッピングモータの前記複数の巻線に流れる励磁電流の検出結果を取得し、一つの巻線の励磁電流波形に設定されてそれぞれが同一の時間差を有する複数の期間における前記ステッピングモータの回転角の差が減少するように前記駆動信号を制御するステップと、
    を有することを特徴とするステッピングモータの駆動制御方法。
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