JP2013012135A - 紙幣処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紙幣取扱口15への紙幣の出金態様が第1出金態様であると、新券と流通券とが大きく分離されており、かつ新券および流通券のそれぞれで金種ごとに分離されている。そして、新券および流通券のそれぞれで、奥側から手前側に向かうに従って紙幣の金種が低くなるように紙幣が並べられている。奥側から順に、新券の1万円札、新券の5千円札、新券の2千円札、新券の千円札、流通券の1万円札、流通券の5千円札、流通券の2千円札、および流通券の千円札の順で配置されている。
【選択図】図4
Description
この発明は、このような背景の下でなされたものであり、新券と流通券とを分離した態様で出金口に紙幣を出金することができ、これにより、出金口から払い出された紙幣を、利用者が新券と流通券とに仕分ける手間を低減または省くことができる紙幣処理装置を提供することを目的とする。
請求項2記載の発明は、新券および流通券の別ならびに紙幣の金種に対応して紙幣を収納する複数個の収納庫をさらに含み、前記出金機構は、各収納庫に収納されている紙幣を前記出金口に出金するものであり、前記出金制御手段は、各収納庫に収納されている紙幣を前記出金口に出金させるタイミングを制御する出金タイミング制御手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の紙幣処理装置である。
請求項6記載の発明は、紙幣を出金するための出金口と、紙幣を前記出金口に出金するための出金機構とを有する紙幣処理装置であって、前記出金口への紙幣の出金態様を設定するための出金態様設定手段と、前記出金機構を制御して、前記出金態様設定手段によって設定された出金態様で、紙幣を出金させる出金制御手段とを含み、前記出金態様設定手段は、紙幣の前記出金態様として、金種ごとに、紙幣が新券と流通券とに分離される第2態様を設定することを特徴とする、紙幣処理装置である。
請求項3の構成によれば、新券および流通券のそれぞれで、奥側から手前側に向かうに従って紙幣の金種が低くなるように紙幣が出金口に並べられる。これにより、出金口に出金された紙幣を、新券の組と流通券の組とに2つに分離させ易い。
出金口への紙幣の出金態様が第2態様に設定されていると、金種ごとに新券と流通券とに分離された態様で紙幣が出金される。したがって、新券および流通券が金種ごとに集積されているので、これにより、出金口からの紙幣の取忘れを防止することができる。
請求項6の構成によれば、出金口への紙幣の出金態様が第2態様に設定されていると、金種ごとに新券と流通券とに分離された態様で紙幣が出金される。新券および流通券が金種ごとに集積されているので、これにより、出金口からの紙幣の取忘れを防止することができる。また、紙幣の金種ごとに、新券と流通券とに分離されているので、これにより、出金口から取り出した紙幣を、新券と流通券とに仕分ける利用者の手間を低減することができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る紙幣処理装置1を正面側から見た斜視図である。
この実施形態では、図1に示す紙幣処理装置1は、銀行等の金融機関に設置される両替機である。そのため、紙幣処理装置1には、両替される貨幣が入金され、顧客によって指定された金種の貨幣が紙幣処理装置1から出金される。
本体部2では、その前側(正面側)上部がL字状に切り欠かれている。そのため、本体部2の前面は、その上端側に向かうに従って後側へ少し傾斜して延びる傾斜面3と、傾斜面3の下端から前側へ略水平に延びる水平面4と、水平面4の前端から下方へ略垂直に延びる垂直面5とを含んでいる。
本体部2は、たとえばマイクロコンピュータによって構成された制御部25を備えている。制御部25には、本体部2に含まれる各構成、たとえば本体記憶部26、表示操作部6(図1を併せて参照。)、係員操作部27、硬貨入金部28、カードリーダ部29、レシート発行部30等が接続されている。また、制御部25には、USBハブなどのハブを介して本体部2に外付けされた各構成、たとえば紙幣入出金部(出金機構)31、包装硬貨出金部32、バラ硬貨出金部33等が接続されている。
係員操作部27は、金融機関の係員が操作するための操作部であり、たとえば本体部2の背面側に設けられている。係員操作部27は、通常は背面カバー(図示しない。)によって覆われており、背面カバーを取り外した状態で係員操作部27が露出するようになっている。
カードリーダ部29は、本体部2に、その前面から少し後方寄りの位置に内蔵されている。カード取扱口8に入れられた利用者のカードから、カードリーダ部29はカードIDが読み取る。このカードは両替処理後にカード取扱口8から排出され、利用者に返却される。
紙幣入出金部31は、紙幣搬送機構(図示しない。)を備えている。紙幣搬送機構は、本体部2に収容された複数個(たとえば8つ。)の紙幣の収納庫(図示しない。)と紙幣取扱口15との間で紙幣を搬送する。8つの収納庫は、たとえば、新券の1万円札、新券の5千円札、新券の2千円札、新券の千円札、流通券の1万円札、流通券の5千円札、流通券の2千円札、および流通券の千円札をそれぞれ個別に収納する。換言すると、8つの収納庫は、収納する紙幣の新券および流通券の別ならびに紙幣の金種に対応している。
バラ硬貨出金部33は、各バラ硬貨収納部から送られるバラ硬貨をバラ硬貨取扱口10に投出するためのバラ硬貨投出部(図示しない。)を備えている。
図3の出金用記憶テーブル35は、硬貨用の出金データおよび紙幣用の出金データを管理しているが、図3には、紙幣用の入金データを管理する部分のみを専ら示している。
出金用記憶テーブル35は、両替取引において出金される紙幣の枚数を、その金種ならびに新券および流通券の別に記憶する出金枚数データテーブル36と、両替取引における紙幣の出金順序を、その金種ならびに新券および流通券の別に記憶する出金順序データテーブル(出金態様設定手段)37とを備えている。出金順序データテーブル37に記憶される出金順序として、図3には、新券・流通券別と、高額金種順との2つが例示されている。出金順序の設定が新券・流通券である場合には、紙幣取扱口15に対する紙幣の出金態様は、次に述べる第1出金態様(第1態様)になる。また、出金順序の設定が高額金種順である場合には、紙幣取扱口15に対する紙幣の出金態様は、次に述べる第2出金態様(第2態様)になる。
図4は、紙幣取扱口15への紙幣の第1出金態様を示す平面図である。図5は、紙幣取扱口15への紙幣の第2出金態様を示す平面図である。
図4および図5に示すように、紙幣取扱口15は、上方が開放した有底箱状の収容容器15Aの上部開口によって区画されている。収容容器は、平坦な底面を有している。紙幣取扱口15への紙幣の第1出金態様を示す平面図である。図4には、紙幣取扱口15が開放されている状態を示している。紙幣取扱口15は、平面視で略正方形状をなしている。
図4に示すように、紙幣取扱口15への紙幣の出金態様が第1出金態様であると、新券と流通券とが大きく分離されており、かつ新券および流通券のそれぞれで金種ごとに分離されている。そして、新券および流通券のそれぞれで、奥側から手前側に向かうに従って紙幣の金種が低くなるように紙幣が並べられている。具体的には、奥側から順に、新券の1万円札、新券の5千円札、新券の2千円札、新券の千円札、流通券の1万円札、流通券の5千円札、流通券の2千円札、および流通券の千円札の順で配置されている。この第1出金態様では、新券の紙幣の組と、流通券の紙幣の組とが完全に分離されているので、紙幣取扱口15から取り出した紙幣を、新券と流通券とに仕分ける利用者の手間を省くことができる。
図6は、表示操作部6に表示される表示内容の一つである両替内容選択画面39の一例を示す図である。この両替内容選択画面39は、両替を希望する貨幣の金種および枚数(包装硬貨である場合は、その包装硬貨の本数。)を選択するための操作画面である。
表示操作部6において、ガイダンス表示領域40の下隣の位置には、横長の矩形状をなす両替内容表示領域41が設けられている。ガイダンス表示領域40では、両替金額表示領域42、両替枚数表示部43および手数料額表示部44が左からこの順番で横一列に並んでいる。両替金額表示領域42には、その左部分に「入金額」という見出しが、その右部分には「残金額」という見出しが表示される。「入金額」の見出しの右隣には、前述したバラ硬貨取扱口10や紙幣取扱口15に投入(入金)された貨幣の入金額(図6では、150,000円。)が表示される。「残金額」の見出しの右隣には、両替内容選択画面39で現在選択されている両替の合計金額を、入金額から差し引いた貨幣の総額(図6は入金額が1,000円の状態を示しているので、残金額は149,000円。)が表示される。
表示操作部6において、両替内容表示領域41の下方には両替内容選択領域45が設けられている。両替内容選択領域45は、表示操作部6において両替内容表示領域41より下方の領域のほぼ全域に亘る大きさを有しており、やや幅広の略矩形状をなす領域である。
9つの個別選択領域46A〜46Iのうち、上の4つの個別選択領域46A〜46Dが紙幣用の個別選択領域であり、残りの5つの個別選択領域46E〜46Iが硬貨用の個別選択領域である。紙幣用の個別選択領域46A〜46Dとして、1万円札用、5千円札用、2千円札用および千円札用の個別選択領域が設けられている。硬貨用の個別選択領域46E〜46Iとして、500円玉用、100円玉用、50円玉用、10円玉用、ならびに5円玉および1円玉用の個別選択領域が設けられている。
個別選択領域46Bの左端部には、その個別選択領域46Bで選択した金種毎の紙幣の合計額を表示する金種毎合計額表示部48が設けられている。金種毎合計額表示部48の右側には、その金種の紙幣(たとえば5千円札紙幣。)を模した画像が横方向に複数(図6の個別選択領域46Bでは、たとえば6つ。)表示される。各画像の中には、その金種での両替を希望する紙幣の枚数(図6では、1枚、2枚または5枚。)と、両替を希望する紙幣の新券(図6において「新札」と表示。)および流通券(図6において、「新札」との表示なし。)の別と、その金種の紙幣を、選択済みの枚数分両替したときの合計金額(図6では、5,000円、10,000円、25,000円。)とが記載されている。
なお、1万円札への両替を希望する場合には、ほとんどの場合利用者は新券交換を希望しているので、1万円札用の金種・枚数選択ボタンとしては新券両替用の金種・枚数選択ボタンしか用意していない。また、2千円札を広く流通させる必要性から、2千万円札用の金種・枚数選択ボタンとしては新券両替用の金種・枚数選択ボタンしか用意していない。
全訂正ボタン49を押すと、今まで選択していた金種および枚数の選択がキャンセルされ、これに応じて、全ての金種毎合計額表示部48の金額表示がゼロになる。
追加両替ボタン50を押すと、シャッタ17が開かれて紙幣取扱口15が開放する。また、表示操作部6の表示が入金を促すガイダンスに切り換わる。
図7は、紙幣処理装置1の両替取引処理の流れを示すフローチャートである。以下では、紙幣を両替する場合を例に挙げて説明する。
紙幣処理装置1の待機状態では、表示操作部6に待機画面が表示される。待機画面にはたとえば両替取引開始ボタンが設けられており、また、待機画面には、両替取引開始ボタンの操作を促すためのガイダンス(図示しない。)が表示されている。利用者によって取引開始ボタンが操作されると、表示操作部6が図6に示す両替内容選択画面39に切り換わるとともに、シャッタ17が開かれて(ステップS1)紙幣取扱口15が開放する。これにより、両替取引処理が開始される。
紙幣取扱口15が開放すると、利用者は、両替したい自分の紙幣を紙幣取扱口15に投入する。そして、紙幣取扱口15に対する紙幣の投入から所定時間が経過した後に(ステップS2でYES。)シャッタ17が閉じられて(ステップS3)、紙幣取扱口15が閉塞される。なお、紙幣取扱口15に対する紙幣の投入後に、表示操作部6の計数開始ボタン(図示しない。)が利用者によって操作されることにより、シャッタ17が閉じられるようになっていてもよい。
次いで、両替内容選択画面39(図6参照。)で両替を希望する金種および枚数を利用者が選択した後、選択終了ボタン51を操作する(ステップS7でYES。)、両替内容選択画面39によって設定された設定内容に基づいて出金パターンが作成される(ステップS8)。すなわち、それまで紙幣処理装置1の作業用の記憶部に記憶されていた枚数情報データが本体記憶部26に記憶され、枚数データテーブル36(図3参照。)に格納される。
また、両替内容確認画面55において選択終了ボタン51が操作されると(ステップS7でYES。)、表示操作部6の表示が次に述べる両替内容確認画面55に切り換わる(ステップS8)。
この両替内容確認画面55は、両替内容選択画面39で選択された両替の内容(両替を希望する貨幣の金種および枚数(包装硬貨である場合は本数。))を確認するための画面である。
表示操作部6の表示画面沿いの上端部には、左右方向に細長いガイダンス表示領域56が設けられている。ガイダンス表示領域56には、たとえば「両替内容を確認してください 両替内容がよろしければ[確認]を押してください」という案内文が表示されている。
「使用手数料額」の見出しの右隣には、手数料の額(図8では、800円。)が表示される。「残手数料額」の見出しの右隣には、紙幣処理装置1に入金されている手数料(図8では、1200円。)の額が表示される。「両替枚数」という見出しの右隣には、両替取引によって出金される貨幣の枚数が表示される。「おつり」の見出しの右隣には、残手数料額から使用手数料額を差し引いた金額(図8では、400円。)が表示される。
戻るボタン61を押すと、表示操作部6の表示が両替内容選択画面39(図6参照。)に切り換わる。
追加両替ボタン62を押すと、シャッタ17(図1参照。)が開かれて紙幣取扱口15(図1参照。)が開放する。また、表示操作部6の表示が入金を促すガイダンスに切り換わる。
カードが投入されていない場合には、手数料(図8では、800円。)が投入口20に投入されるまで、確認ボタン63は表示されない。また、カードが投入されていても、そのカードに対応付けられている金額が手数料に足らない場合には、その不足分の手数料が投入口20(図1参照。)に投入されるまで、確認ボタン63は表示されない。
制御部25は、紙幣入出金部31の紙幣搬送機構を制御して、8つの収納庫に収納されている紙幣を、図3に示す出金順序データテーブル37に記憶された出金順序に従って紙幣取扱口15に出金させる。以下、図3も併せて参照して説明する。
これにより、一連の両替取引処理が終了する。なお、利用者の選択によりまたは紙幣処理装置1の設定により、レシートの発行動作を省略させることも可能である。
以上によりこの実施形態によれば、紙幣取扱口15への紙幣の出金態様の設定を、第1出金態様と第2出金態様との間で切り換えることができる。
紙幣取扱口15への紙幣の出金態様が第1出金態様であると、新券と流通券とが大きく分離されており、かつ新券および流通券のそれぞれで金種ごとに分離されており、紙幣取扱口15から取り出した紙幣を、新券と流通券とに仕分ける利用者の手間を省くことができる。
このように、第1出金態様と第2出金態様との間で切り換えることにより、紙幣の出金態様を、金融機関のニーズに合わせることができる。
図9は、紙幣取扱口15への紙幣の第1出金態様の変形例を示す平面図である。
図9に示す、紙幣取扱口15への紙幣の出金態様は、図4に示す第1出金態様と同様、新券と流通券とが大きく分離されており、かつ新券および流通券のそれぞれで金種ごとに分離されている。しかしながら、図9に示す出金態様は、そして、新券および流通券のそれぞれで、奥側から手前側に向かうに従って紙幣の金種が高くなるように紙幣が並べられている。具体的には、奥側から順に、新券の千円札、新券の2千円札、新券の5千円札、新券の1万円札、流通券の千円札、流通券の2千円札、流通券の5千円札、および流通券の1万円札の順で配置されている。この図9に示す出金態様では、新券の紙幣の組と、流通券の紙幣の組とが完全に分離されているので、紙幣取扱口15から取り出した紙幣を、新券と流通券とに仕分ける利用者の手間を省くことができる。
図9に示す、紙幣取扱口15への紙幣の出金態様は、図4に示す第1出金態様と同様、新券と流通券とが大きく分離されており、かつ新券および流通券のそれぞれで金種ごとに分離されている。しかしながら、図9に示す出金態様は、新券および流通券のそれぞれで、奥側から手前側に向かうに従って紙幣の金種が高くなるように、紙幣が並べられている。具体的には、奥側から順に、新券の千円札、新券の2千円札、新券の5千円札、新券の1万円札、流通券の千円札、流通券の2千円札、流通券の5千円札、および流通券の1万円札の順で配置されている。この場合、(1)新券の千円札、(2)新券の2千円札、(3)新券の5千円札、(4)新券の1万円札、(5)流通券の千円札、(6)流通券の2千円札、(7)流通券の5千円札、および(8)流通券の1万円札の順で、紙幣取扱口15に出金される。この図9に示す出金態様では、新券の紙幣の組と、流通券の紙幣の組とが完全に分離されているので、紙幣取扱口15から取り出した紙幣を、新券と流通券とに仕分ける利用者の手間を省くことができる。
図10に示す、紙幣取扱口15への紙幣の出金態様は、図5に示す第2出金態様と同様、紙幣が、金種ごとに並んでいる。しかしながら、図10に示す出金態様は、奥側から手前側に向かうに従って紙幣の金種が高くなるように、紙幣が並べられている。
具体的には、奥側から順に、新券の千円札、流通券の千円札、新券の2千円札、流通券の2千円札、新券の5千円札、流通券の5千円札、新券の1万円札、および流通券の1万円札の順で配置されている。この場合、(1)新券の千円札、(2)流通券の千円札、(3)新券の2千円札、(4)流通券の2千円札、(5)新券の5千円札、(6)流通券の5千円札、(7)流通券の1万円札、および(8)新券の1万円札の順で、紙幣取扱口15に出金される。
また、第1出金態様と図9に示す出金態様との間で出金態様を切り換えるものであってもよいし、さらには、第2出金態様と図10に示す出金態様との間で出金態様を切り換えるものであってもよい。
また、表示操作部6の操作により、紙幣の出金順序の設定を切り換えるようにすることもできる。具体的には、両替内容確認画面55にて、第1出金態様と第2出金態様とを選択可能に表示し、利用者が選択した出金態様で紙幣を出金する。このように、利用者が紙幣の出金態様を切り換えることができるので、紙幣の出金態様を、利用者のニーズに合わせることができる。
また、この発明は、両替機以外にも、ATMや出納機等に適用可能である。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
25 制御部(出金制御手段、タイミング制御手段)
31 紙幣入出金部(出金機構)
37 出金順序データテーブル(出金態様設定手段)
Claims (6)
- 紙幣を出金するための出金口と、紙幣を前記出金口に出金するための出金機構とを有する紙幣処理装置であって、
前記出金口への紙幣の出金態様を設定するための出金態様設定手段と、
前記出金機構を制御して、前記出金態様設定手段によって設定された出金態様で、紙幣を出金させる出金制御手段とを含み、
前記出金態様設定手段は、紙幣の前記出金態様として、新券と新券でない流通券とが分離され、かつ新券および流通券のそれぞれで金種ごとに分離される第1態様を設定することを特徴とする紙幣処理装置。 - 新券および流通券の別ならびに紙幣の金種に対応して紙幣を収納する複数個の収納庫をさらに含み、
前記出金機構は、各収納庫に収納されている紙幣を前記出金口に出金するものであり、
前記出金制御手段は、各収納庫に収納されている紙幣を前記出金口に出金させるタイミングを制御する出金タイミング制御手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の紙幣処理装置。 - 前記出金口は、当該出金口に出金される紙幣を横向き鉛直姿勢で、前後方向に集積可能に設けられており、
前記第1態様では、前記出金口に集積される新券および流通券のそれぞれで、奥側から手前側に向かうに従って紙幣の金種が低くなるように紙幣が並べられていることを特徴とする、請求項1または2記載の紙幣処理装置。 - 前記出金態様設定手段に設定される紙幣の出金態様を切り換えるための切換え手段をさらに含み、
前記出金態様設定手段は、金種ごとに、紙幣が新券と流通券とに分離される第2態様を、紙幣の前記出金態様として設定可能であり、
前記切換え手段は、前記出金態様設定手段に設定される紙幣の出金態様を、前記第1態様と前記第2態様との間で切り換えることを特徴とする、請求項1〜3に記載の紙幣処理装置。 - 前記出金口は、当該出金口に出金される紙幣を横向き鉛直姿勢で、前後方向に集積可能に設けられており、
前記第2態様では、奥側から手前側に向かうに従って紙幣の金種が低くなるように紙幣が並べられていることを特徴とする、請求項4記載の紙幣処理装置。 - 紙幣を出金するための出金口と、紙幣を前記出金口に出金するための出金機構とを有する紙幣処理装置であって、
前記出金口への紙幣の出金態様を設定するための出金態様設定手段と、
前記出金機構を制御して、前記出金態様設定手段によって設定された出金態様で、紙幣を出金させる出金制御手段とを含み、
前記出金態様設定手段は、紙幣の前記出金態様として、金種ごとに、紙幣が新券と流通券とに分離される第2態様を設定することを特徴とする、紙幣処理装置。
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