JP2003006697A - 紙幣取扱装置 - Google Patents
紙幣取扱装置Info
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Abstract
軟な設定を可能とする。 【解決手段】 紙幣取扱装置10の内部に、各保管庫
ごとに搬出順序を規定する搬出順序設定テーブル108
を設ける。上位装置としてのATMからは、金種ごとの
枚数を出金指示として受け取る。紙幣取扱装置10は、
この出金指示に基づき、搬出順序設定テーブル108、
各保管庫に保管されている金種を特定する保管庫設定テ
ーブル107を参照して、搬出が行われる保管庫の順序
および紙幣枚数を特定し、紙幣の搬出を行う。搬出順序
設定テーブル108の内容を変更することにより、容易
に搬出順序を変更することができる。
Description
紙幣取扱装置に関し、詳しくは、かかる装置における紙
幣の搬出制御に関する。
自動取引装置(以下、ATMという)が使用されてい
る。ATMは、紙幣の搬入、保管、搬出を行うための紙
幣取扱装置を内蔵している。紙幣取扱装置は、上位装置
としてのATMからの指示に従って、紙幣を保管庫から
出金口に出金する。
序によって搬出されていたが、近年、この順序を可変に
する技術も提案されている。かかる技術として、例え
ば、特開平10−49720記載の紙幣処理装置があ
る。この技術は、低額紙幣を上に重ねて搬出する低額紙
幣上モード、高額紙幣を上に重ねて搬出する高額紙幣上
モードの切り替えを可能とするものである。紙幣搬出の
順番指定も含めて搬出モードを多数用意することによ
り、ATMその他の上位装置の要求に応じた順序での紙
幣搬出を実現することができる。
扱装置では、紙幣の搬出順序を柔軟に変更することが困
難であった。紙幣取扱装置が取り扱う紙幣は、国によっ
て金額、サイズが大きく異なるとともに、金額、サイズ
の相関も大きく異なる。また、紙幣取扱装置に備えられ
た各保管庫に保管される金種は、紙幣取扱装置を運用す
る顧客によって異なる。これらの多様性の下、紙幣の搬
出順序に対する要求は、顧客等によって、金額順、サイ
ズ順など多種多様である。従来の紙幣取扱装置でこれら
の要求すべてを満たすためには、紙幣搬出にかかる制御
プログラムの入れ替え、または全ての要求に対応する搬
出モードの設定などが必要であった。結果として、従来
の装置では、紙幣の搬出順序に対する要求を十分に満足
することができなかった。
であり、搬出順序の柔軟な変更を可能とした紙幣取扱装
置を提供することを目的とする。
として、紙幣の出金を行う紙幣取扱装置において、金種
ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、紙幣の搬出順序
との対応関係を外部から設定可能とした。また、出金指
示に応じ、この対応関係に基づいて紙幣の搬出を行う搬
出制御部を備えるものとした。各保管庫に保管されてい
る紙幣の金種は、別途保管庫設定として管理される。搬
出制御部は、対応関係、保管庫設定、出金指示に基づい
て紙幣の搬出を行う。例えば、対応関係に規定された搬
出順序で搬出を行うべき保管庫を特定し、保管庫設定に
基づいてその保管庫に保管されている金種を特定し、出
金指示で指定された枚数の紙幣を搬出する。
紙幣の搬出順序との対応関係が外部から設定可能である
ため、この設定によって、紙幣の搬出順序を柔軟に変更
することが可能となる。
金額で行うものとしてもよいし、金種ごとの紙幣枚数で
行うものとしてもよい。前者の場合は、搬出制御部が金
額に応じて出金すべき金種およびその枚数を設定すれば
よい。
々の態様をとることができる。第1の態様として、各保
管庫について搬出順序を直接割り当てることができる。
この態様は、直接的な対応づけであり、搬出制御の容易
化を図ることができる利点がある。
応づける搬出金種設定を用いて定義してもよい。金種単
位で順序を特定する態様に相当する。この場合は、搬出
金種設定を外部から設定可能とすればよい。
ら、第2の態様では、金種単位で順序を特定することに
より、搬出順序を間接的に定義することができる。こう
することにより、金種に依存した搬出順序の設定を容易
に行うことができる利点がある。例えば、金額に応じた
搬出順序、紙幣のサイズに応じた搬出順序などの設定を
容易に行うことができる。
一の金種に割り当てられている場合に、これらの複数の
保管庫を一つのグループとして扱うものとしてもよい。
こうすることにより、搬出順序の設定を更に容易化する
ことができる利点がある。もちろん、同一の金種に割り
当てられた複数の保管庫内で、更に搬出の優先順位を持
たせることも可能である。
置内で生成させるものとしてもよい。この態様では、紙
幣に関連する所定のパラメータに基づいて搬出順序を決
定する規則を外部から設定する。パラメータとしては、
例えば、紙幣の大きさ、金額、出金すべき枚数などを用
いることができる。紙幣取扱装置は、各保管庫に保管さ
れた紙幣についてこのパラメータを取得し、このパラメ
ータに基づいて規則を適用することにより、対応関係を
生成する。例えば、紙幣の大きさをパラメータとし、
「大きい順」という規則を設定しておけば、大きい紙幣
から順に搬出されるよう、各保管庫と搬出順序の対応関
係を生成することができる。第3の態様によれば、搬出
順序に対する要求を規則の形式で設定することにより、
その要求に適合した搬出を容易に実現することができ
る。
力するものとしてもよいが、紙幣取扱装置内に紙幣の鑑
別を行う鑑別部が備えられている場合には、鑑別結果か
らパラメータを取得することが好ましい。こうすること
により、パラメータの取得および対応関係の設定にかか
る作業負担を軽減することができる。
金種およびその枚数を搬出順序と関連づけて指示する出
金指示を入力し、これに基づいて紙幣の搬出を行うもの
とした。第2の構成において、紙幣取扱装置の上位装置
としての取引装置は、出金すべき金額から出金すべき金
種およびその枚数を設定するとともに、これらを搬出順
序と関連づけて紙幣取引装置に指示する。これらの紙幣
取扱装置および取引装置によれば、金種と搬出順序とを
出金指示に含むため、搬出順序を柔軟に制御することが
できる。
いては、鑑別部と検知部とを更に備えることが望まし
い。鑑別部は、保管庫から搬出される紙幣の鑑別を行
う。検知部は、鑑別の結果に基づいて出金指示と実際の
搬出との不整合を検知する。かかる構成によれば、紙幣
の搬出順序の設定、保管庫設定等に誤りが生じても、そ
れを検知することができる。
られる。例えば、不整合を報知するものとしてもよい
し、出金を停止するものとしてもよい。いずれにしても
異常を外部に知らせることができ、誤った出金を抑制す
ることができる。
設定を自動的に修正するものとしてもよい。修正は、例
えば、不整合となった紙幣を搬出した保管庫に、その紙
幣の金種を対応づけることで行うことができる。こうす
ることにより、不整合が検知された後の復旧を速やかに
行うことができる。
種々の態様で構成することが可能である。例えば、紙幣
取扱装置において紙幣の出金を制御する出金制御方法と
して構成してもよい。コンピュータによりこの制御を実
現するためのコンピュータプログラムおよびこれを記録
した記憶媒体として構成してもよい。ここで、記憶媒体
としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁
気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチ
カード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コ
ンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモ
リ)および外部記憶装置などコンピュータが読取り可能
な種々の媒体を利用できる。
て、以下の項目に分けて説明する。 A.第1実施例: A1.全体構成: A2.紙幣取扱装置: A3.制御ブロック: A4.出金処理: A5.効果: A6.搬出順序設定テーブルの変形例: A7.紙幣検出処理: A8.搬出順序の自動設定: B.第2実施例: B1.制御ブロック: B2.出金処理:
置の概略構成を示す説明図である。現金自動取引装置
は、銀行などに設置され、顧客の操作に応じて入出金処
理を無人で行うための装置である。
Mという)には、次のユニットが図示する配置で備えら
れている。カード取扱機構205は、いわゆるキャッシ
ュカードなど磁気ストライプカードに記録された情報を
読みとる機能を奏する。カードに記録された情報には、
例えば、顧客の口座番号、暗唱番号などが含まれる。
表示および入出金のための操作入力を行うためのインタ
フェースである。本実施例では、タッチパネルを用いる
ものとしたが、ディスプレイと押しボタンスイッチなど
の組み合わせで構成してもよい。本実施例では、後述す
る通り、紙幣取扱装置10における紙幣の搬出順序を設
定するインタフェースとしての機能も奏する。
07を通じて行われる。入金時には、利用者が紙幣入出
金口207に入れた紙幣は、内蔵された紙幣取扱装置1
0によって、鑑別され、金種ごとに分類されて保管され
る。出金時には、紙幣取扱装置10は、利用者の指示し
た金額分の紙幣を用意し、紙幣入出金口207から利用
者に受け渡す。明細票発行機構206は、これらの取引
の内容を記録した明細票を発行する。
種々のユニットを設けることが可能である。例えば、上
記ユニットに加えて通帳を取り扱うユニットを設けても
良い。
は、制御ユニット202によって制御される。制御ユニ
ット202は、内部にCPU、メモリを備えたマイクロ
コンピュータとして構成されている。制御ユニット20
2は、図中に矢印で示す通り、各ユニットと情報の授受
を行い、ATM全体の動作を制御する。
10の概略構成を示す側断面図である。入出金部1は、
利用者への紙幣の授受を行うための空隙である。入出金
部1の入り口には、シャッタ6が設けられている。この
シャッタ6は先に説明したATMの紙幣入出金口207
と連動して自動的に開閉する。
できる正常な紙幣(以下、「正券」と呼ぶ)を保管する
ための保管庫12〜14、異常があると判断された紙幣
(以下、「リジェクト券」と呼ぶ)を保管するリジェク
トボックス11、装置内での搬送過程において一時的に
保管する一時保管庫4が備えられている。保管庫に保管
される金種は、保管庫単位で予め決められている。保管
庫12には、庫内での紙幣の配列順序が混乱しないよう
に、紙幣を整然と保持するための可動式の押板12Aが
設けられている。他の保管庫13、14にも同様の押板
が設けられている。
は、搬送部2によって行われる。搬送部2は、ローラ、
ベルトなどの搬送機構を利用して、紙幣を搬送するため
の機構である。搬送部2の経路には、紙幣の搬送先を切
り換えるためのゲートが設けられている。ゲート5は、
一時保管庫4と入出金部1との切り換えを行う。ゲート
7は、搬送先をリジェクトボックス11に切り換える。
ゲート8およびゲート9は、搬送先を各保管庫12〜1
4に切り換える。
れている。鑑別部3は光学センサその他のセンサによっ
て、通過する紙幣を一枚ずつ鑑別し、その結果を出力す
る。鑑別結果には、紙幣の金種、日本の場合には、紙幣
が一万円札、五千円札、千円札のいずれに相当するかの
種別が含まれる。金種に関する結果と併せて、紙幣のサ
イズなども鑑別結果に含めることが可能である。
部には制御ユニットが備えられている。制御ユニット
は、内部にCPU、メモリを備えるマイクロコンピュー
タとして構成されており、予め用意されたプログラムに
従って、紙幣取扱装置10の動作を制御する。
紙幣取扱装置10の制御ブロックを示す説明図である。
図中の各機能ブロックは、ATMの制御ユニット202
および紙幣取扱装置10の制御ユニット内にそれぞれソ
フトウェア的に構築されている。ここでは、出金処理に
関連する機能ブロックのみを示した。
0の制御下でそれぞれ以下の機能を奏する。金額入力部
212は、操作部203を制御して、利用者から出金す
べき金額を入力する。金種、枚数設定部214は、入力
された金額に基づいて金種ごとの出金枚数を設定する。
こうして設定された金種および枚数は、出金指示として
指示部218を介して紙幣取扱装置10に送信される。
通り、紙幣の搬出順序に関する設定を変更可能である。
ATM側に設けられた順序設定部216は、ATMの整
備員が搬出順序を設定するためのインタフェースを提供
する。
主制御部105の制御下でそれぞれ以下の機能を奏す
る。
18との間で情報の授受を行う。例えば、操作部203
による指示内容を主制御部105に伝達したり、紙幣取
扱装置10での処理結果を制御ユニット202に送信し
たりする。鑑別結果取得部104は、鑑別部3による鑑
別結果を取得する。
示に従って、紙幣の搬出を行う。この際、出金制御部1
03は、保管庫設定テーブル107、搬出順序設定テー
ブル108を参照する。保管庫設定テーブル107は、
各保管庫に保管されている金種を対応づけるテーブルで
ある。図中に保管庫設定テーブル107の内容を例示し
た。このテーブルは、本実施例の保管庫12〜14に
は、一万円、五千円、千円がそれぞれ保管されているこ
とを意味している。搬出順序設定テーブル108は、保
管庫単位で搬出順序を規定するテーブルである。図中に
搬出順序設定テーブル108の内容を例示した。このテ
ーブルは、紙幣の搬出が保管庫12、13、14の順に
行われることを意味している。
部106によって管理される。紙幣取扱装置10に保管
庫12〜14がセットされると、テーブル管理部106
は、その状況に応じて保管庫設定テーブル107の内容
の更新等を行う。各保管庫に保管されている金種は、整
備員が別途入力する方法、保管庫に金種を識別可能なス
イッチまたはIDチップを設ける方法などによって特定
することができる。テーブル管理部106は、これらの
方法で取得された金種に基づいて、保管庫設定テーブル
107の内容を管理することができる。
TM側の順序設定部216で設定された内容に基づいて
行われる。整備員が、順序設定部216によって提供さ
れるインタフェースに基づき、各保管庫の搬出順序を設
定すると、テーブル管理部106は、搬出順序設定テー
ブル108にその内容を記録する。本実施例では、搬出
順序の設定を、ATMの操作部203によって行うもの
としたが、搬出順序の設定はかかる方法に限定されるも
のではない。例えば、紙幣取扱装置10に搬出順序設定
用のインタフェースを設けるものとしてもよい。また、
紙幣取扱装置10にケーブル等で接続されたパーソナル
コンピュータその他の外部装置を用いて設定するものと
してもよい。
チャートである。ATMの制御ユニット202が行う処
理を左側に示し、紙幣取扱装置10の制御ユニットが行
う処理を右側に示した。以下、両者を区別するため、そ
れぞれの制御ユニットを、単にATM,紙幣取扱装置1
0と称して説明する。
る(ステップS10)。これは、利用者が、操作部20
3から入力した金額である。ATMは、この金額に基づ
き、各金種ごとに出金すべき紙幣の枚数を設定する(ス
テップS12)。設定は、周知の種々の方法で可能であ
る。
指示として紙幣取扱装置10に送信する(ステップS1
4)。図中に、出金指示の概要を示した。図示する通
り、出金指示には、金種ごとの枚数が指定される。この
例では、一万円札をa枚、五千円札をb枚、千円札をc
枚、出金すべき旨が指示されていることを意味する。な
お、ATMからは、出金指示として金額のみを送信し、
金種ごとの枚数は、紙幣取扱装置10が設定するものと
しても構わない。
し(ステップS20)、搬出順序および枚数の設定処理
を行う(ステップS22)。搬出順序等の設定方法の概
要を図中に併せて示した。本実施例では、以下に示す通
り、搬出順序設定テーブル108、保管庫設定テーブル
107、出金指示の三者を参照して、搬出順序等の設定
を行う。
テーブル108を参照する。このテーブルには、先に説
明した通り、保管庫ごとに搬出順序が設定されている。
紙幣取扱装置10は、この中から、搬出順序が「1」に
設定されている保管庫を特定する。この例では、保管庫
12と特定される。次に、紙幣取扱装置10は、保管庫
設定テーブル107を参照し、特定された保管庫に保管
されている金種を特定する。この例では、保管庫12に
は、一万円札が保管されていると特定される。最後に、
紙幣取扱装置10は、出金指示を参照して、特定された
金種の搬出枚数を特定する。この例では、a枚と特定さ
れる。
びその枚数が設定される。紙幣取扱装置10は、2番
目、3番目に搬出するよう設定されている保管庫につい
ても、同様にして搬出枚数を設定する。
順序および枚数が設定されると、紙幣取扱装置10は、
その設定に従って、紙幣の搬出を行う(ステップS2
4)。図2に示した搬送部2および各ゲートを制御し
て、出金口1に設定された順序で各紙幣を搬出するので
ある。全ての紙幣の搬出が完了すると、紙幣取扱装置1
0は、完了通知をATMに発信し(ステップS26)、
ATMがこれを受信して(ステップS16)、出金処理
が完了する。
装置10、およびこれを用いたATMによれば、搬出順
序設定テーブル108の内容を変更することにより、紙
幣の搬出順序を柔軟に設定することができる利点があ
る。
ある。図4のステップS22で示した搬出順序等の設定
処理を模式的に示した。図の左側には、搬出順序設定テ
ーブルの内容を例示した。上側が当初の内容、下側が設
定変更後の内容を意味している。当初の内容では、保管
庫12,13,14の順で搬出される設定となってい
る。設定変更後の内容では、保管庫14,13,12の
順で搬出される設定となっている。
した。保管庫12,13,14には、それぞれ一万円、
五千円、千円が保管されている。各保管庫に保管されて
いる金種が変更された場合には、保管庫設定テーブルの
内容も変更されるが、ここでは保管庫の変更はないもの
として説明する。
場合には、図中の実線の矢印Aによって出金順序が決定
される。この場合には、一万円、五千円、千円の順序で
搬出されることになる。なお、実際には、出金指示に従
って、各紙幣の搬出枚数が決定されるが、ここでは図示
を省略した。
る場合には、図中の破線の矢印Bによって出金順序が決
定される。この場合には、千円、五千円、一万円の順序
で搬出されることになる。
よれば、搬出順序設定テーブルの設定を変更することに
より、容易に紙幣の搬出順序を変更することができる。
施例では、搬出順序設定テーブルによって、各保管庫ご
とに搬出順序を直接的に設定する場合を例示した。搬出
順序設定テーブルは、間接的に保管庫からの搬出順序を
設定するものであってもよい。
す説明図である。図5と同様の形式で搬出順序設定テー
ブル、保管庫設定テーブル、出金順序を例示した。ここ
では、変形例における利点を説明する便宜上、紙幣取扱
装置に、仮に保管庫12,13,14A,14Bの4個
の保管庫が備えられているものとして説明する。もちろ
ん、保管庫数が4個である必然性はない。
庫ではなく、金種ごとに搬出順序が設定される。当初の
テーブルでは、一万円、五千円、千円の順に搬出される
よう設定されている。設定変更後のテーブルでは、千
円、五千円、一万円の順に搬出されるよう設定されてい
る。
場合には、図中の実線の矢印Aによって出金順序が決定
される。搬出順序設定テーブルに基づき「一万円」が最
初に搬出されることが特定され、保管庫設定テーブルに
基づき、「一万円」が保管庫12に保管されていること
が特定される。つまり、この2つのテーブルを参照する
ことにより、最初に保管庫12から搬出を行うべきこと
が特定される。同様にして、搬出を行うべき金種および
保管庫が設定される。設定変更後のテーブルが用いられ
る場合も同様にして搬出を行うべき金種および保管庫が
設定される。実施例と同様、搬出順序設定テーブルの変
更により、搬出順序を容易に切り換えることが可能であ
る。
ることができるため、同じ金種の紙幣が複数の保管庫に
保管されている場合でも容易に搬出順序の制御を実現す
ることができる利点がある。例えば、図6に示すよう
に、保管庫14A、14Bに千円が重複して保管されて
いる場合を考える。実施例(図5)では、これらの保管
庫に対して、個別に搬出順序を設定する必要があった。
これに対し、変形例では、金種ごとに搬出順序が設定さ
れているため、個別に搬出順序を設定するまでなく、4
つの保管庫12,13,14A,14Bの搬出順序を設
定することができる。
14Bの搬出順序は、種々の取扱が可能である。例え
ば、優先順位を全く設定せず、両者からランダムに搬出
することができる。保管庫14Aから搬出を開始し、保
管庫14Aが空になった時点で保管庫14Bから搬出す
るというように、予め両者間で優先順位を設定し、これ
に従うものとしてもよい。更に、保管庫14A,14B
に保管されている紙幣残数を検出し、多い側を優先して
搬出するものとしてもよい。両者の搬出順序は、これら
に限定されず、更に種々の取扱が可能である。
理(図4のステップS24)において、単に設定された
順序、枚数で紙幣を搬出する場合を例示した。紙幣取扱
装置10は、図2に示す通り、搬出過程で、鑑別部3を
通過する。これを利用して、以下に示す通り、搬出され
る紙幣の金種を確認する処理を設けるものとしてもよ
い。
ャートである。図4に示したステップS24に置換され
る処理である。従って、この処理が開始される時点で
は、搬出されるべき保管庫、金種および枚数の設定が完
了している。
初期設定として、変数nに値1、FLGに値0を代入す
る(ステップS30)。変数nは、対象となる保管庫の
搬出順序を表す変数である。変数FLGは、搬出時に異
常がなければ値0、異常があれば値1をとるフラグであ
る。
は、n番目の保管庫から紙幣の搬出を行う(ステップS
31)。初期設定では、n=1であるから、この時点で
は、搬出順序設定テーブルで搬出順序が「1」に設定さ
れている保管庫からの搬出が行われる。先に図4で説明
した通り、この時点で、紙幣取扱装置10にとっては、
搬出される金種および枚数が既知である。
は、鑑別部3から鑑別結果を取得する(ステップS3
2)。鑑別部3では、種々の鑑別が行われるが、ここで
は、金種についての鑑別結果を取得する。
金種と、搬出されるべき金種との整合を判断し(ステッ
プS33)、両者が整合している場合には、設定された
枚数の搬出を行う(ステップS34)。n番目の保管庫
から指定された枚数の搬出が完了した後、nを値1だけ
インクリメントし(ステップS37)、搬出対象となる
保管庫が存在するか否かを判断する。例えば、変数nが
保管庫数よりも大きい場合など、搬出が完了したと判断
される場合には(ステップS38)、搬出処理を完了す
る。
れるべき金種とが整合しない場合(ステップS33)に
は、保管庫設定テーブルの内容に誤りがある可能性が高
いと判断される。そこで、紙幣取扱装置10は、保管庫
設定テーブルの修復処理として、鑑別結果に基づいて保
管庫設定テーブルの内容を変更する(ステップS3
5)。つまり、保管庫設定テーブルにおいて、n番目の
保管庫に対応する金種の内容を、鑑別で得られた金種に
変更する。
に示した図に基づき、具体的に説明する。図4に例示し
た保管庫設定テーブルは、1番目に搬出が行われる保管
庫12に一万円札が保管されていることを示している。
この状態で、1番目の保管庫から搬出された紙幣が千円
札である旨の鑑別結果が得られたとすれば、それは保管
庫設定テーブルにおいて保管庫12に対応する金種が千
円であるべきことを意味する。従って、保管庫設定テー
ブルの内容を、鑑別結果で得られた金種に変更すること
により、テーブルの誤りを修正することができる。
定テーブルの変更を行うと(図7のステップS35)、
搬出時に異常があったことを示すため、変数FLGに値
1を代入する(ステップS36)。その後、変数nを値
1だけインクリメントして(ステップS37)、全ての
保管庫についての処理が完了するまで、次の保管庫の搬
出処理に移行する(ステップS38)。変形例の処理
で、異常が発生したにも関わらず次の保管庫の処理に移
行するのは、こうすることにより、各保管庫について保
管庫設定テーブルの内容の修正を行うことができるから
である。かかる効果が不要である場合には、ステップS
38の判断に関わらず、紙幣搬出処理を終了しても構わ
ない。
紙幣取扱装置は、先に図4で示したステップS26の処
理に移行する。この際、変数FLGが値0の場合には、
紙幣搬出時に異常が生じなかったことを意味しているた
め、実施例と同様、完了通知の授受を行って(ステップ
S26、S16)、出金処理を完了すればよい。
の処理が考えられる。この変数FLGは、紙幣搬出処理
に異常があったことを意味するから、出金処理を終了す
るものとしてもよい。この場合には、ATMの操作部2
03に異常表示を行うことが望ましい。また、別の処理
として、紙幣取扱装置のステップS22から処理を再実
行してもよい。変形例の紙幣搬出処理(図7)によれ
ば、保管庫設定テーブルの誤りは修復されているため、
ステップS22から処理を再開することにより、適正な
紙幣搬出を行うことができる。
れば、搬出される紙幣の鑑別を行うことにより、誤った
紙幣搬出を抑制することができる。更に、図7の処理を
適用すれば、設定の誤りを自動的に修復することができ
るため、誤りが生じた場合でも、復旧に要する負担を軽
減することができる利点もある。
た実施例および変形例では、搬出順序設定テーブル10
8の内容を整備員が保管庫または金種ごとに設定する場
合を例示した。これに対し、紙幣取扱装置10が、搬出
順序の自動設定を行うものとしてもよい。
である。出金処理等に先立って、紙幣取扱装置10が実
行しておく処理であり、整備員による搬出順序設定テー
ブル108の手動設定に代わる処理である。
順序の設定に代えて、整備員の操作に基づき、順序を設
定するための規則を入力する(ステップS40)。この
規則としては、例えば、紙幣のサイズ、金額などに基づ
くものが考えられる。図中では、紙幣のサイズが「大き
い順」という規則を例示した。
る紙幣についてのパラメータを、保管庫ごとに取得する
(ステップS42)。このパラメータは、ステップS4
0で入力された規則に対応して設定される。例えば、紙
幣のサイズに基づく規則が入力されている場合には、図
中に例示する通り紙幣のサイズがパラメータとなる。こ
こでは、紙幣の横幅で紙幣サイズを表すものとしたが、
パラメータの設定方法は任意である。
る。例えば、整備員が個別に入力するものとしてもよ
い。保管庫設定テーブルで、金種とともにこれらのパラ
メータを保持するものとしてもよい。保管庫設定テーブ
ルに保持された金種情報に基づいて鑑別部3にパラメー
タをリクエストしてもよい。各保管庫への入金または出
金時に鑑別部3で得られる鑑別結果を利用してもよい。
ラメータに基づいて、順序設定の規則を適用することに
より、各保管庫の搬出順序を設定する(ステップS4
4)。図の例では、紙幣サイズの大きい順に搬出するか
ら、保管庫13、12、14の順に搬出順序が設定され
る。
搬出順序を設定する場合を例示したが、金額順に搬出す
る場合も同様の処理により設定可能である。大きい順、
小さい順のいずれであっても構わない。
うものとしてもよい。こうすれば、「出金枚数」のよう
に、出金処理ごとに変動するパラメータに基づいて搬出
順序を切り替えることも可能となる。一例として、「枚
数が多い順」という規則を用いるものとすれば、出金の
金額に応じて、一万円札が多い場合には一万円札から搬
出し、千円札が多い場合には千円札から搬出することが
可能となる。
ば、搬出順序に対する要望を「規則」として入力するこ
とにより、搬出順序設定テーブルの設定を行うまでな
く、その要望に添った搬出を実現することができる。こ
の結果、搬出順序設定テーブルの設定負担を軽減するこ
とができる。
0に搬出順序設定テーブルを設け、これによって搬出順
序を制御する場合を例示した。つまり、上位装置である
ATMは、搬出順序に関わらず出金すべき金額を指定す
るのみで所望の搬出順序を実現可能な構成を例示した。
これに対し、第2実施例では、ATM側で搬出順序を制
御する場合を例示する。
幣取扱装置の制御ブロックを示す説明図である。紙幣取
扱装置10Aについては、搬出順序設定テーブル108
が設けられていない点で第1実施例と相違する。保管庫
設定テーブル107Aは、第1実施例と同様、各保管庫
に保管されている金種を記憶する。第2実施例では、出
金指示の便宜を考慮して、各金種に金種コードを設定す
るものとした。図の例では、金種コード「01」が一万
円、「02」が五千円、「03」が千円を意味してい
る。図の例では、保管庫設定テーブル107Aに金種お
よび金種コードの双方を記憶するものとしたが、いずれ
か一方のみを記憶しておいても構わない。この場合は、
別途、金種と金種コードとを対応づけるテーブルを用意
する必要がある。なお、この金種コードは、第1実施例
にも適用可能である。その他の機能ブロック(ATM通
信部102A、主制御部105A、鑑別結果取得部10
4A、出金制御部103A、テーブル管理部106A)
は、それぞれ第1実施例の対応する機能ブロックと同様
の機能を奏するため、説明を省略する。
は、順序設定部216に代えて、出金指示生成部217
が設けられている。出金指示生成部217は、出金すべ
き金種および紙幣枚数と、搬出順序と関連づけて指示す
る出金指示を生成する。第1実施例では、出金すべき金
種および紙幣枚数のみを出金指示としていたのに対し、
第2実施例では、搬出順序が含まれる点で相違する。搬
出順序は、予め整備員等の操作により、出金指示生成部
217に与えられている。つまり、出金指示生成部21
7は、搬出順序に関する設定を入力する機能も奏する。
ける出金処理のフローチャートである。左側にATM、
右側に紙幣取扱装置10Aの処理をそれぞれ示した。
(ステップS110)、金種および枚数を設定する(ス
テップS112)。これらの処理は、第1実施例におけ
る出金処理(図4)と同じである。
いて、出金指示を生成し、送信する(ステップS11
4)。図中に出金指示の例を示した。第2実施例の出金
指示では、搬出順序に応じて金種コードおよび出金枚数
が特定される。図の例では、1番目に金種コード「0
3」の紙幣をX3枚搬出すべき旨が指示されている。搬
出順序と金種コードとの対応関係は、ATM側に予め設
定されている。この意味で、第2実施例は、第1実施例
の変形例で示した搬出順序設定テーブル(図6参照)が
ATM側に備えられた場合に相当する。
信し(ステップS120)、紙幣の搬出を行う(ステッ
プS124)。第1実施例では、出金指示に基づいて紙
幣取扱装置10Aが、搬出順序の設定を行ったが(図4
のステップS22)、第2実施例では、搬出順序を含め
て指示されているため、この処理を省略することができ
る。紙幣取扱装置10Aは、保管庫設定テーブル107
Aを参照することにより、金種コードに対応する保管庫
を特定し、指定された枚数の搬出を行う。図中の出金指
示によれば、金種コード「03(千円札)」、「02
(五千円札)」、「01(一万円札)」の順に搬出が行
われることになる。紙幣の搬出が完了すると、紙幣取扱
装置10AとATMとの間で、完了通知の授受が行われ
(S126,S116)、出金処理が完了する。
0Aによれば、搬出順序と関連づけて出金指示を送出す
るため、出金指示の内容に基づき容易に搬出順序を切り
替えることができる。例えば、図10に示した出金指示
において、搬出順序の1番目に金種コード「01(一万
円札)」を設定しておけば、一万円札を最初に搬出する
ように搬出順序を切り替えることができる。
置側のみで行うことができる利点がある。紙幣取扱装置
10Aを運用する整備員にとっては、上位装置であるA
TMの方が設定、調整等を行い易い場合が多い。従っ
て、第2実施例によれば、搬出順序の設定変更を比較的
容易に行うことができる利点がある。
した紙幣検出処理(図7)、搬出順序の自動設定(図
8)を適用することができる。紙幣検出処理について
は、第1実施例と同様、紙幣取扱装置10Aで行うもの
とすればよい。搬出順序の自動設定は、第1実施例で示
した処理をATM側で実行すればよい。搬出順序の自動
設定に必要なパラメータは、整備員等が別途入力するも
のとしてもよいし、紙幣取扱装置10Aにリクエストし
て問い合わせるものとしてもよい。
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。例えば、以上の制御処理はソフト
ウェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものと
してもよい。
と紙幣の搬出順序との対応関係が外部から設定可能であ
るため、この設定によって、紙幣の搬出順序を柔軟に変
更することが可能となる。
示す説明図である。
ある。
を示す説明図である。
ある。
る。
の制御ブロックを示す説明図である。
トである。
Claims (13)
- 【請求項1】 紙幣の出金を行う紙幣取扱装置であっ
て、 金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、 金種と前記保管庫とを対応づける保管庫設定を記憶する
保管庫設定記憶部と、 前記保管庫と、紙幣の搬出順序との対応関係を外部から
設定可能な搬出順序設定部と、 出金指示を入力する出金指示入力部と、 該出金指示に応じ、前記設定された対応関係に基づいて
紙幣の搬出を行う搬出制御部とを備える紙幣取扱装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の紙幣取扱装置であって、 前記対応関係は、搬出順序と金種とを対応づける搬出金
種設定を用いて定義され、 前記搬出順序設定部は、該搬出金種設定を外部から設定
可能である紙幣取扱装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の紙幣取扱装置であって、 前記搬出順序設定部は、 紙幣に関連する所定のパラメータに基づいて前記搬出順
序を決定する規則を外部から設定可能な規則設定部と、 前記保管庫ごとに前記パラメータを取得するパラメータ
取得部と、 該パラメータおよび前記規則に基づき前記対応関係を生
成する対応関係生成部とを備える紙幣取扱装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の紙幣取扱装置であって、 前記パラメータは、紙幣の大きさまたは金額である紙幣
取扱装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の紙幣取扱装置であって、 前記紙幣の鑑別を行う鑑別部を備え、 前記パラメータ取得部は、該鑑別部から前記パラメータ
を取得する紙幣取扱装置。 - 【請求項6】 紙幣の出金を行う紙幣取扱装置であっ
て、 金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、 金種と前記保管庫とを対応づける保管庫設定を記憶する
保管庫設定記憶部と、 出金すべき金種およびその枚数を搬出順序と関連づけて
指示する出金指示を入力する出金指示入力部と、 該指示および前記保管庫設定に基づいて紙幣の搬出を行
う搬出制御部とを備える紙幣取扱装置。 - 【請求項7】 請求項1または6記載の紙幣取扱装置で
あって、 前記保管庫から搬出される紙幣の鑑別を行う鑑別部を備
え、 前記鑑別の結果に基づいて前記出金指示と実際の搬出と
の不整合を検知する検知部とを備える紙幣取扱装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の紙幣取扱装置であって、 前記不整合が検知された場合に、該不整合となった紙幣
を搬出した保管庫に、該紙幣の金種を対応づけるよう前
記保管庫設定を修正する修正部を備える紙幣取扱装置。 - 【請求項9】 紙幣の出金を行う紙幣取扱装置の動作を
制御して紙幣取引を実現する取引装置であって、 前記紙幣取扱装置は、出金すべき金種およびその枚数を
搬出順序と関連づけて指示されることにより、該指示に
従って紙幣の搬出を行う装置であり、 前記取引装置は、 出金すべき金額を入力する金額入力部と、 該金額から出金すべき金種およびその枚数を設定する搬
出紙幣設定部と、 搬出順序と関連づけて、出金すべき金種およびその枚数
を前記紙幣取引装置に指示する指示部とを備える取引装
置。 - 【請求項10】 紙幣取扱装置において紙幣の出金を制
御する出金制御方法であって、 金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、金種と対応
づける保管庫設定を予め記憶する工程と、 前記保管庫と、紙幣の搬出順序との対応関係を外部から
の設定を受け付ける工程と、 出金すべき紙幣の指示を入力する工程と、 該指示に応じ、前記設定された対応関係に基づいて紙幣
の搬出を行う工程とを備える出金制御方法。 - 【請求項11】 紙幣取扱装置において紙幣の出金を制
御する出金制御方法であって、 金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、金種とを対
応づける保管庫設定を予め記憶する工程と、 出金すべき金種およびその枚数を搬出順序と関連づけて
指示する出金指示を入力する工程と、 該指示および前記保管庫設定に基づいて紙幣の搬出を行
う工程とを備える出金制御方法。 - 【請求項12】 コンピュータにより紙幣取扱装置にお
ける紙幣の出金を制御させるためのコンピュータプログ
ラムであって、 金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、金種と対応
づける保管庫設定を予め記憶させる機能と、 前記保管庫と、紙幣の搬出順序との対応関係を外部から
の設定を受け付ける機能と、 出金すべき紙幣の指示を入力する機能と、 該指示に応じ、前記設定された対応関係に基づいて紙幣
の搬出を制御する機能とを実現するコンピュータプログ
ラム。 - 【請求項13】 コンピュータにより紙幣取扱装置にお
ける紙幣の出金を制御させるためのコンピュータプログ
ラムであって、 金種ごとに紙幣を保管する複数の保管庫と、金種とを対
応づける保管庫設定を予め記憶する機能と、 出金すべき金種およびその枚数を搬出順序と関連づけて
指示する出金指示を入力する機能と、 該指示および前記保管庫設定に基づいて紙幣の搬出を制
御する機能とを実現するコンピュータプログラム。
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