JP2013006391A - カーカスプライのビードコア間のコードパスのバラツキ判定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 生タイヤ形成工程において、カーカスプライのビードコア間のコードパスのバラツキを判定する。軸心方向一方側、他方側のプッシャ筒に、それぞれn個のレーザ距離センサを周方向に等間隔かつ対向する位置に取り付ける。各レーザ距離センサからビードコア保持リングに装着した測定基準リングまでの半径方向距離を測定したデータを基準値として、各レーザ距離センサから中央ドラム上のカーカスプライまでの半径方向距離を測定したデータを補正する、前記補正値のうちで、それぞれ対向する位置で得られた補正値同士の和のバラツキに基づき、コードパスのバラツキを判定する。
【選択図】図1
Description
(ア) 円筒状の中央ドラムa1と、その軸心方向両外側に配される側ドラムa2とを具える生タイヤ形成フォーマaの前記中央ドラムa1上でカーカスプライcを巻回し、両端部が前記中央ドラムa1から軸心方向外側にはみ出すプライはみ出し部c1をなす直円筒状のカーカスプライcの巻回体を形成するカーカス巻回段階;
(イ) 開閉自在なフィンガdを用い、前記プライはみ出し部c1を、前記中央ドラムa1の外端面に沿う段差面c1sを有してビードコアeの内径よりも小径に絞り込むカーカス絞り段階と;
(ウ) ビードコア保持リングb1を用いてビードコアeを軸心方向内側に移動し、ビードコアeの軸心方向内側面を前記カーカスプライcの前記段差面c1sに押し付けて粘着させることで、該ビードコアeをセットするビードコアセット段階;及び
(エ) 前記側ドラムa2に設けたターンアップブラダgの膨張と、膨張するターンアップブラダgをプッシャ筒b2によって軸心方向内側に押し付けることとにより、前記プライはみ出し部c1をビードコアeの回りで巻き上げかつカーカスプライ本体部c2に押し付ける巻き上げ押し付け段階;
を含んで構成される(例えば特許文献1、2参照)。
前記円筒状のカーカスプライのうちで、前記中央ドラムよりも軸心方向外側にはみ出すプライはみ出し部を、前記中央ドラムの外端面に沿う段差面を有してビードコアの内径よりも小径に絞り込むカーカス絞り段階、
前記ビードコアを保持して軸心方向内外に移動しうるビードコア保持リングと、膨張したターンアップブラダを軸心方向内側に押し付ける円筒状のプッシャ筒とを具える軸心方向一方側、他方側のビードセッターを用い、前記ビードコア保持リングによって保持したビードコアの軸心方向内側面を、カーカスプライの前記段差面に押し付けて該ビードコアをセットするビードコアセット段階、
及び前記ターンアップブラダの膨張により前記プライはみ出し部をビードコアの回りで巻き上げた後、前記プッシャ筒の軸心方向内側への移動により、巻き上げられたプライはみ出し部を、ビードコアよりも軸心方向内側のカーカスプライ本体部に押し付ける巻き上げ押し付け段階を含む生タイヤ形成工程において、カーカスプライのビードコア間のコードパスのバラツキを判定する判定方法であって、
軸心方向一方側のプッシャ筒にn個のレーザ距離センサSa1〜Sanを周方向に等間隔を隔てて取り付け、かつ軸心方向他方側のプッシャ筒にn個のレーザ距離センサSb1〜Sbnを前記レーザ距離センサSa1〜Sanと対向する位置に取り付けるとともに、
前記生タイヤ形成工程に先駆けて、軸心方向一方側、他方側のビードコア保持リングに、それぞれ真円のセンサ更正用リングを装着し、軸心方向一方側のレーザ距離センサSa1〜Sanから前記センサ更正用リングの外周面までの半径方向距離La1〜Lanを測定し、その時の各レーザ距離センサSa1〜Sanの表示値A1〜Anを0に更正するとともに、軸心方向他方側のレーザ距離センサSb1〜Sbnから前記センサ更正用リングの外周面までの半径方向距離Lb1〜Lbnを測定し、その時のレーザ距離センサSb1〜Sbnの表示値B1〜Bnを0に更正するセンサ補正ステップ、
更正されたレーザ距離センサSa1〜San、Sb1〜Sbnを用い、前記カーカス巻回段階後に、軸心方向一方側のレーザ距離センサSa1〜Sanから前記中央ドラム上のカーカスプライの外周面までの半径方向距離Ka1〜Kanを測定し、その時の各レーザ距離センサSa1〜Sanの表示値A’1〜A’nを求めるとともに、軸心方向他方側のレーザ距離センサSb1〜Sbnから前記中央ドラム上のカーカスプライの外周面までの半径方向距離Kb1〜Kbnを測定し、その時の各レーザ距離センサSb1〜Sbnの表示値B’1〜B’nを求める測定ステップ、
及び前記表示値A’1〜A’n、B’1〜B’nのうちで、それぞれ対向する位置で得られた表示値の和(A’1+B’1)〜(A’n+B’n)を求め、前記和(A’1+B’1)〜(A’n+B’n)に基づき、カーカスプライのビードコア間のコードパスのバラツキを判定する判定ステップとを含むことを特徴としている。
3A、3B ビードセッター
4 中央ドラム
4s 外端面
5 側ドラム
5b ターンアップブラダ
14、14A、14B ビードコア保持リング
15、15A、15B プッシャ筒
25 センサ更正用リング
30 カーカスプライ
30a プライはみ出し部
30b カーカスプライ本体部
30S 段差面
31 ビードコア
Claims (2)
- 円筒状の中央ドラムと、該中央ドラムの軸心方向両外側に配されかつターンアップブラダを有する一対の側ドラムとを具える生タイヤ形成フォーマを用い、前記中央ドラム上でカーカスプライを巻回して円筒状のカーカスプライを形成するカーカス巻回段階、
前記円筒状のカーカスプライのうちで、前記中央ドラムよりも軸心方向外側にはみ出すプライはみ出し部を、前記中央ドラムの外端面に沿う段差面を有してビードコアの内径よりも小径に絞り込むカーカス絞り段階、
前記ビードコアを保持して軸心方向内外に移動しうるビードコア保持リングと、膨張したターンアップブラダを軸心方向内側に押し付ける円筒状のプッシャ筒とを具える軸心方向一方側、他方側のビードセッターを用い、前記ビードコア保持リングによって保持したビードコアの軸心方向内側面を、カーカスプライの前記段差面に押し付けて該ビードコアをセットするビードコアセット段階、
及び前記ターンアップブラダの膨張により前記プライはみ出し部をビードコアの回りで巻き上げた後、前記プッシャ筒の軸心方向内側への移動により、巻き上げられたプライはみ出し部を、ビードコアよりも軸心方向内側のカーカスプライ本体部に押し付ける巻き上げ押し付け段階を含む生タイヤ形成工程において、カーカスプライのビードコア間のコードパスのバラツキを判定する判定方法であって、
軸心方向一方側のプッシャ筒にn個のレーザ距離センサSa1〜Sanを周方向に等間隔を隔てて取り付け、かつ軸心方向他方側のプッシャ筒にn個のレーザ距離センサSb1〜Sbnを前記レーザ距離センサSa1〜Sanと対向する位置に取り付けるとともに、
前記生タイヤ形成工程に先駆けて、軸心方向一方側、他方側のビードコア保持リングに、それぞれ真円のセンサ更正用リングを装着し、軸心方向一方側のレーザ距離センサSa1〜Sanから前記センサ更正用リングの外周面までの半径方向距離La1〜Lanを測定し、その時の各レーザ距離センサSa1〜Sanの表示値A1〜Anを0に更正するとともに、軸心方向他方側のレーザ距離センサSb1〜Sbnから前記センサ更正用リングの外周面までの半径方向距離Lb1〜Lbnを測定し、その時のレーザ距離センサSb1〜Sbnの表示値B1〜Bnを0に更正するセンサ補正ステップ、
更正されたレーザ距離センサSa1〜San、Sb1〜Sbnを用い、前記カーカス巻回段階後に、軸心方向一方側のレーザ距離センサSa1〜Sanから前記中央ドラム上のカーカスプライの外周面までの半径方向距離Ka1〜Kanを測定し、その時の各レーザ距離センサSa1〜Sanの表示値A’1〜A’nを求めるとともに、軸心方向他方側のレーザ距離センサSb1〜Sbnから前記中央ドラム上のカーカスプライの外周面までの半径方向距離Kb1〜Kbnを測定し、その時の各レーザ距離センサSb1〜Sbnの表示値B’1〜B’nを求める測定ステップ、
及び前記表示値A’1〜A’n、B’1〜B’nのうちで、それぞれ対向する位置で得られた表示値の和(A’1+B’1)〜(A’n+B’n)を求め、前記和(A’1+B’1)〜(A’n+B’n)に基づき、カーカスプライのビードコア間のコードパスのバラツキを判定する判定ステップとを含むことを特徴とするカーカスプライのビードコア間のコードパスのバラツキ判定方法。 - 軸心方向一方側、他方側の前記レーザ距離センサの取り付け個数nは、3個以上であることを特徴とする請求項1記載のカーカスプライのビードコア間のコードパスのバラツキ判定方法。
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JP2016037019A (ja) * | 2014-08-11 | 2016-03-22 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤのビードのセット方法 |
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