JP2007331236A - タイヤ成型方法及びタイヤ成型装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリーンタイヤの成型毎に、第1成型体と第2成型体の周方向の最適組み合わせ位置を決定し、成型するグリーンタイヤのRROを改善して製品タイヤのユニフォーミティを向上させる。
【解決手段】円筒状の第1成型体11を、その状態と膨出させて第2成型体と合体させた状態の中間程度の所定状態まで膨張させ、外周面のRRO波形を測定する。このRRO波形と定期的に自動取得した第2成型体30のRRO波形を合成したRRO波形を演算し、成型後のグリーンタイヤ10のRRO波形の振幅が最小になるような、第1成型体11と第2成型体30の周方向の最適組み合わせ位置を決定する。その後、第2成型体30を第1成型体11外周側の最適組み合わせ位置に配置して第1成型体11を膨出させ、それらを圧着する等してグリーンタイヤ10を成型する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、グリーンタイヤ(生タイヤ)を成型するためのタイヤ成型方法及びタイヤ成型装置に関し、特に、成型するグリーンタイヤの真円度を高めてRRO(Radial Run Out:タイヤ半径方向の寸法的な不均一性(真円からの縦方向ずれ))を改善し、製品タイヤのユニフォーミティを向上させるタイヤ成型方法及びタイヤ成型装置に関する。
空気入りタイヤは、一般に、カーカスプライやベルト、トレッド部材等の複数のゴム部材等から構成され、これら各タイヤ構成部材を組み合わせて未加硫のグリーンタイヤ(生タイヤ)を成型し、加硫成型して所定の形状に成型される。従来、このグリーンタイヤの成型方法として、異なる機能を有する第1、第2成型ドラム等を用いてグリーンタイヤを成型するツーステージ成型方法と、それらの機能を併せ持った1台の成型ドラム等を用いてグリーンタイヤを成型するシングルステージ成型方法とが知られている。
図4は、特許文献に記載されたものではないが、このツーステージ成型方法によるグリーンタイヤの成型手順を説明するための模式図である。
この成型方法は、大きく分けて、膨出(シェーピング)させるのが容易なタイヤ構成部材等を順次貼り合わせて第1成型体(いわゆるグリーンケース)を成型する第1成型工程と、第1成型体を膨出させてベルトやトレッド部材等からなる第2成型体と貼り合わせる第2成型工程の2段階の工程からなる。
この成型方法では、第1成型工程で、図4(A)に示すように、円筒状の第1成型ドラム1上にインナーライナ12やカーカス層13、ビードコア14、サイドウォール部材15等を順次巻回して貼り合わせる等して円筒状の第1成型体11を形成する。このとき、図示しないベルトトレッド成型ドラム(以下、BTドラムという)上でベルトやトレッド部材等を貼り合わせて、円筒状の第2成型体30を成型しておく。
第2成型工程では、まず、円筒状の第1成型体11を第2成型ドラム2に乗せ替えて両端のビードコア14を固定し、ブラダー3をインナーライナ12の内側に配置する。次に、内周面に第2成型体30を保持した図示しない搬送装置で第2成型体30を搬送し、第1成型体11の径方向外側に配置する。その状態で、図4(B)に示すように、固定した両ビードコア14を互いに接近させながらブラダー3を膨張させて、第1成型体11を略トロイダル状に膨出させ、第1成型体11の外周と第2成型体30の内周を圧着する。
次に、図4(B)に示すように、一対のステッチングローラ4を第2成型体30中央部の外周から押し付けるとともに、第2成型ドラム2を回転させ、その状態から、図4(C)に示すように、一対のステッチングローラ4を第2成型体30の外周面に沿ってタイヤ幅方向の両端方向へ移動させる。このように、第2成型体30を押圧して変形させ、その内周面を第1成型体11の外周面に貼り合わせて、所定形状のグリーンタイヤ10を成型する。
なお、シングルステージ成型方法では、上記した第1成型ドラム1と第2成型ドラム2の機能等を併せ持った1台の成型ドラムを用いてグリーンタイヤ10の成型を行う。即ち、1台の成型ドラムにより、第1成型体11(この方法では、いわゆる円筒状のバンド)の成型やその膨出等を行うが、それ以外の第2成型体30との貼り合わせ等は概ね以上と同様に行われる。
しかしながら、以上のようにグリーンタイヤ10を成型する場合、各タイヤ構成部材の材料や構造、及び製造工程の複雑さ等により、グリーンタイヤ10の外周を完全な円形状に形成することは極めて難しい。その結果、グリーンタイヤ10の半径方向の寸法が真円から大きくズレて、RROの大きなグリーンタイヤ10が成型されることがある。このようなグリーンタイヤ10を加硫成型した場合には加硫後のタイヤのRROも大きくなり、製品タイヤのユニフォーミティが低下して車両装着後の走行時に振動や騒音等の原因となる。そこで、従来、製品タイヤのユニフォーミティを向上させるため、グリーンタイヤ10の成型時に、そのRROを改善するための種々の対策が採られている。
その代表的なものの1つとして、第1成型体11と第2成型体30の周方向の組み合わせ位置を最適化してグリーンタイヤ10のRROを改善する方法が知られている。
図5は、特許文献に記載されたものではないが、シングルステージ成型方法によりRRO特性の優れたグリーンタイヤ10を成型する手順の流れを示すフローチャートである。
この方法は、各成型体11、30のRROには、それらを成型するドラムの真円度や表面の凹凸、ブラダー3の膨張量等に応じて、ドラム毎に一定の傾向が生じることに着目し、各成型体11、30の平均的なRRO波形を算出して、組み合わせ後のグリーンタイヤ10のRROが最小となるような各成型体11、30の周方向の最適組み合わせ位置を事前に決定して、グリーンタイヤ10のRROを改善する方法である。
具体的には、まず、各成型体11、30の合体時(図4(B)参照)に、第1成型体11の基準位置(例えば、成型ドラム上の所定位置や、タイヤ構成部材端部の継ぎ目等)と、第2成型体30の基準位置(例えば、BTドラム上の所定位置に対応する位置や、タイヤ構成部材端部の継ぎ目等)の周方向の角度が一定の角度(1)になるように、各成型体11、30を配置して組み合わせ、複数本(例えば5、6本)のテスト用のグリーンタイヤ10を成型する(S501)。この各グリーンタイヤ10を1回転させてレーザ変位計等で外周面の真円からのずれを測定し、1回転分の各RRO波形を測定してそれらを平均化したRRO波形(1)を算出する(S502)。
次に、第1成型体11と第2成型体30の基準位置が上記角度(1)とは異なる一定角度(2)になるように各成型体11、30を配置して組み合わせ(図4(B)参照)、複数本(例えば5、6本)のテスト用のグリーンタイヤ10を成型する(S503)。この各グリーンタイヤ10を1回転させてレーザ変位計等で外周面の真円からのずれを測定し、1回転分の各RRO波形を測定してそれらを平均化したRRO波形(2)を算出する(S504)。
次に、各RRO波形(1)、(2)をフーリエ解析で各成分に分解し、それらを対比する等して第1成型体11と第2成型体30の各RRO波形を算出する(S505)。ここで、フーリエ解析による分解は、周期的なランダム波形は単純な正弦波形(サインカーブ)の重ね合わせで表せるという原理を用いて、ランダム波形を数次のサインカーブ成分に分解するものである。これにより、RRO波形は、タイヤ1回転で1サイクルを描く1次成分、1回転で2サイクルを描く2次成分、以下n次成分まで分解でき、RRO波形(1)、(2)の各成分(特に1次、2次成分等の低次成分)毎の差と、各成型体11、30の組み合わせ角度の差等から第1成型体11と第2成型体30の各RRO波形を算出する。
このように算出した第1成型体11と第2成型体30の各RRO波形から、それらの周方向の最適な組み合わせ位置(各基準位置のなす周方向の角度)を決定する(S506)。この最適位置は、例えば第1成型体11のRRO波形の正のピーク位置と、第2成型体30のRRO波形の負のピーク位置を重ね合わせる等してそれらを合成し、合成したRRO波形の振幅が最小になるように決定する。即ち、第1成型体11と第2成型体30の厚さ等の不均一性が互いに相殺するように決定し、グリーンタイヤ10のRROを向上させる。
その後、この最適位置を実生産に適用し、第1成型体11と第2成型体30の周方向の位置が、毎回この最適位置になるように配置して組み合わせ、グリーンタイヤを成型する(S507)。即ち、第1成型体11と第2成型体30の基準位置の周方向の角度が毎回、事前に決定した角度になるようにしてグリーンタイヤ10を成型する。
なお、上記したツーステージ成型方法によるグリーンタイヤ10の成型でも、以上と同様に、事前に第1成型体11と第2成型体30のRRO波形を算出又は測定して、それらを基に周方向の最適組み合わせ位置を事前に決定し、第1成型体11と第2成型体30を毎回その位置で組み合わせてグリーンタイヤ10を成型する。
以上のように、これら従来の方法は、平均化したデータにより事前に成型体11、30の周方向の最適組み合わせ位置を決定し、その位置を全本のグリーンタイヤ10の成型に適用してグリーンタイヤ10毎のRROの変動を平均化し、製品タイヤ全体の平均的なユニフォーミティを向上させている。しかしながら、この従来の方法では、最適位置の決定までに膨大な時間や手間等を要するにも関わらず、個々の成型体11、30の個別差等の外乱要因により生じる最適位置の変動に対応できずRROの大きなグリーンタイヤ10が成型されることがある。
また、建設車両用タイヤやトラック・バス用タイヤ等の高質量のタイヤでは、第1成型体11の成型や搬送時に自重等による変形が生じやすく、第1成型体11毎のRRO波形の繰り返し性が低い。逆に、繰り返し性が高い場合であっても、第1成型体11を第2成型ドラム2へ搬送して装着する際に、それらが接触して装着位置にバラツキが生じる等して、実際のRRO波形と事前に算出したRRO波形との位相にズレが生じることがある。
このように、第1成型体11又は第2成型体30のRRO波形の繰り返し性が低い場合や、位相がズレる等してRRO波形が変化した場合には、成型体11、30の実際の最適組み合わせ位置と事前に決定した最適組み合わせ位置との間にズレが生じる。その結果、グリーンタイヤ10のRROが大きくなって製品タイヤのユニフォーミティが低下するという問題が生じる。
以上のような事前に最適組み合わせ位置を決定する方法に対し、グリーンタイヤ10の成型の度に第2成型体30等の真円からのズレを測定し、それぞれの成型体11、30の最適組み合わせ位置を決定してグリーンタイヤ10を成型し、タイヤのユニフォーミティを改善する方法が知られている(特許文献1参照)。
図6は、この方法による成型体11、30の圧着時の配置状況を示す説明図である。
この従来の方法は、まず、第1成型ドラム1で第1成型体11を成型した後(図4(A)参照)に、ドラム中心軸を中心とする真円に対するビードコア14の振れ量を測定する。同時に、搬送装置の内周面に保持した第2成型体30の内周面の、搬送装置の中心軸を中心とする真円に対する振れ量を測定する。次に、各成型体11、30を組み合わせる際(図4(B)参照)に、図6に示すように、それらの振れ傾向が一致するように、即ち、同じ方向に振れている部分同士が対面するように、位相を合わせて第2成型体30を第1成型体11の外周側に配置する。その後、第1成型体11を膨出させて第2成型体30と圧着してグリーンタイヤ10を成型する。
この方法によれば、ビードコア14と第2成型体30内周面の位相を合わせてグリーンタイヤ10を成型するため、それらが互いに偏芯して形成されていても偏芯が互いに打ち消し合い、第2成型体30とビードコア14の同芯度が向上する。しかしながら、この従来の方法では、ビードコア14を中心とする真円度は向上するが、第1成型体11自体のRRO等に付いては何ら考慮されておらず、従って、各成型体11、30のRRO波形のピーク位置が重なり合って真円からのズレが強調される等して、成型後のグリーンタイヤ10のRROが悪化する恐れがある。
また、以上の他に、成型毎にグリーンタイヤ10のRRO波形等を測定し、その結果を基に各種成型条件を変更して、グリーンタイヤ10のRROを向上させる方法が知られている(特許文献2参照)。
この方法は、第2成型ドラム2上の成型後のグリーンタイヤ10(図4(C)参照)のRRO波形を測定し、その結果等を基に、次に組み合わせる第2成型体30の形状を変形させる等してRROの向上を図っている。具体的には、第1成型体11に組み合わせる前の第2成型体30を、前回測定したグリーンタイヤ10のRRO波形の振幅を減少させるように種々の方法で変形させる等してグリーンタイヤ10のRROの向上を図る方法で、成型毎に最適な条件の更新を行う。
しかしながら、この従来の方法は、成型後のグリーンタイヤ10のRRO波形から次回の第2成型体30の形状等を決定しており、成型時の成型体11、30の個別差等の外乱要因に対応できず、RROの悪いグリーンタイヤ10が成型される恐れがある。
特開2002−52620号公報 特許第3241625号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、グリーンタイヤの成型毎に、第1成型体と第2成型体の周方向の組み合わせ位置を決定し、成型するグリーンタイヤのRROを改善して製品タイヤのユニフォーミティを向上させることである。
請求項1の発明は、カーカスプライを含むタイヤ構成部材からなる円筒状の第1成型体と、トレッド部材及び/又はベルトを含むタイヤ構成部材からなる円筒状の第2成型体を組み合わせてグリーンタイヤを成型するタイヤ成型方法であって、前記第2成型体のRRO波形を取得する工程と、成型ドラムの外周に前記第1成型体を配置する工程と、前記第1成型体を所定状態まで膨出させる工程と、該膨出させた第1成型体のRRO波形を測定する工程と、前記第2成型体のRRO波形と前記第1成型体のRRO波形を基に前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の組み合わせ位置を決定する工程と、前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の位置を前記組み合わせ位置に調節して、前記第2成型体を前記第1成型体の径方向外側に配置する工程と、前記第1成型体を膨出させて前記第2成型体と組み合わせる工程と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたタイヤ成型方法において、前記組み合わせ位置を決定する工程は、前記第2成型体のRRO波形と前記第1成型体のRRO波形を合成し、該合成したRRO波形の振幅が最小になるような前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の組み合わせ位置を演算して決定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載されたタイヤ成型方法において、前記第2成型体のRRO波形を取得する工程は、前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の組み合わせ位置が異なる少なくとも2個のグリーンタイヤを成型する工程と、前記各グリーンタイヤのRRO波形を測定する工程と、前記各グリーンタイヤのRRO波形を基に前記第2成型体のRRO波形を算出する工程と、を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載されたタイヤ成型方法において、前記第2成型体のRRO波形の取得を所定の周期で行うことを特徴とする。
請求項5の発明は、カーカスプライを含む円筒状の第1成型体を外周に装着して膨出させる回転可能な成型ドラムと、トレッド部材及び/又はベルトを含む円筒状の第2成型体を搬送して前記第1成型体の径方向外側に配置する搬送装置とを備え、前記第1成型体を膨出させて前記搬送装置により所定位置に配置された前記第2成型体と組み合わせてグリーンタイヤを成型するタイヤ成型装置であって、前記グリーンタイヤ又は所定状態まで膨出させた前記第1成型体のRRO波形を測定する測定手段と、前記第2成型体のRRO波形を取得する取得手段と、該取得手段が取得した前記第2成型体のRRO波形と、前記測定手段が測定した前記第1成型体のRRO波形に基づいて、前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の組み合わせ位置を演算する演算手段と、前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の位置を制御して前記第2成型体を前記第1成型体の径方向外側に配置する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載されたタイヤ成型装置において、前記取得手段は、前記測定手段が測定した前記グリーンタイヤのRRO波形を基に前記第2成型体のRRO波形を算出して取得することを特徴とする。
本発明によれば、グリーンタイヤの成型時に第1成型体のRRO波形を測定する等して第1成型体と第2成型体の周方向の組み合わせ位置をその都度決定するため、最適な周方向位置で第1成型体と第2成型体を組み合わせることができ、成型するグリーンタイヤのRROを改善して製品タイヤのユニフォーミティを向上できる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のタイヤ成型装置は、図4、図5を用いて説明した従来の成型方法と同様に、ツーステージ成型方法でグリーンタイヤを成型するための装置であり、第1、第2成型体のRRO波形を合成して周方向の最適組み合わせ位置を決定し、その位置で各成型体を組み合わせてRRO特性の優れたグリーンタイヤを成型する。しかし、このタイヤ成型装置による成型では、組み合わせ前の第1成型体のRRO波形を測定して、成型の都度、最適組み合わせ位置を決定してグリーンタイヤを成型する点で、前記図5の成型方法と相違する。
図1は、本実施形態のタイヤ成型装置50の概略構成を示す模式図である。
このタイヤ成型装置50は、図示のように、第1成型工程を行う第1成型ドラム1と、第2成型工程を行う第2成型ドラム2と、第2成型体を成型するBTドラム5と、第2成型体を保持して搬送する搬送装置6とを備え、これら全ての軸線又は中心線は同一線X上に位置する。
第1成型ドラム1は、略円筒状をなし、図示しない駆動手段により軸線回りに回転し、外周上にインナーライナや1枚以上のカーカスプライからなるカーカス層等のタイヤ構成部材を巻回して順次貼り合わせて円筒状に成型する(図4(A)参照)。また、第1成型ドラム1は、その軸方向両端部近傍に、一対のビードコアをタイヤ構成部材の両端部近傍の所定位置に配置する図示しないビードセッターや、タイヤ構成部材の両端部を折り返すサイドブラダー等の図示しない折り返し手段を有する。
更に、第1成型ドラム1の外周面は、周方向に分割された複数のセグメントから構成され、第1成型ドラム1の内部には、各セグメントを径方向に移動させて第1成型ドラム1の外周を拡径・縮径するための、例えばピストン・シリンダ機構等を用いた周知の手段を備える。これにより、第1成型ドラム1は、外周面を拡径させた状態で円筒状の第1成型体(この場合には、いわゆるグリーンケース)を形成し、外周面を縮径させて第1成型体の拘束を解き、図示しない搬送手段により軸方向に移動させて外周面から第1成型体を取り外すようになっている。
BTドラム5は、略円筒状をなし、図示しない駆動手段により軸線回りに回転し、外周面にベルトやトレッド部材等を巻回して貼り合わせ、円筒状の第2成型体を成型する。また、第1成型ドラム1と同様に、外周面を縮径させる等して第2成型体の取り外しを行う。
搬送装置6は、第2成型体の外径に対応した直径の円形孔を有し、その内周面には、例えば吸着パッドや拡径・縮径可能なリング等の第2成型体の保持手段が設けられている。また、ボールネジ等を利用した図示しない移動手段により、この円形孔の中心線がBTドラム5及び第2成型ドラム2の軸線(図のX)と同芯を維持したまま、BTドラム5と第2成型ドラム2の間を移動可能となっている。これにより、搬送装置6は、BTドラム5上の第2成型体を内周面で保持して取り外し、第2成型体を第2成型ドラム2外周の所定位置に搬送する。なお、第2成型体の保持手段は、第2成型体を確実に保持し、かつ保持時の力で第2成型体を変形させないような力で第2成型体の保持を行う。
第2成型ドラム2は、略円筒状をなし、図示しない駆動手段により軸線回りに回転する。また、その外周に、第1成型体の両ビードコアを固定してタイヤ幅方向内側へ移動させる図示しない固定・移動手段や、両ビードコア間の第1成型体をトロイダル状に膨出させて第2成型体に圧着するブラダー等の図示しない膨張手段等(図4(B)参照)を有する。更に、この第2成型ドラム2の径方向外側には、図示しないステッチングローラ等の押圧手段が設けられ、第2成型体を外周から押圧して変形させ(図4(C)参照)、その内周面を第1成型体の外周面に貼り合わせて所定形状のグリーンタイヤを成型する。
また、このタイヤ成型装置50は、第2成型ドラム2の径方向外側に設けられた第1成型体やグリーンタイヤ等のRRO波形を測定する測定手段7と、装置50全体の制御等を行う制御手段8を備える。
測定手段7としては、回転体の外周形状の変位を測定する変位計等の周知のRRO波形の測定装置を用いることができ、例えば、回転する第1成型体等の外周面にセンサ部を押し付けて、その変位からRRO波形を測定する接触式の変位計を用いることができる。しかし、測定対象が変形しやすい未加硫のゴム部材であるため、測定対象の変形防止と測定精度の向上を図る観点から、レーザ式変位計等の非接触でRRO波形を測定する測定装置を用いることが好ましい。なお、レーザ式変位計は、レーザ光を回転する第1成型体の外周面に照射して、その反射光から外周面までの距離を測定し、その変位及びRRO波形を測定するものである。
本実施形態のタイヤ成型装置50では、このレーザ式変位計を測定手段7として用い、非接触でRRO波形の測定を行う。測定手段7は、第2成型ドラム2の軸方向略中央の径方向外側に、膨出したグリーンタイヤや搬送装置6に接触しないように、その外周面から所定距離を開けて設置されている。更に、その軸線がドラム法線方向を向くように、検出面を第2成型ドラム2の中心方向に向けて設置されている。また、測定手段7は制御手段8に接続され、測定データを制御手段8に送信する。
制御手段8は、各ドラム1、2、5や搬送装置6、測定手段7等の装置50全体を制御してグリーンタイヤの各種成型手順やRRO波形の測定等を実行させる他、測定手段7等から受信した各種データの処理や解析等を行う。制御手段8としては、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等を使用することができ、各種のデータ処理や演算等を行う中央演算処理装置(CPU)等の演算手段や、各種アプリケーションやRRO波形等のデータの記録等を行うRAM、ROM、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段、外部装置との接続等のための各種インターフェース等、制御や演算処理等に必要な周知の手段を有する。また、制御手段8は、各種データの収集や制御信号の出力等を行うため、各ドラム1、2、5や搬送装置6、或いはそれらに設けられた図示しない各種センサー等に接続されている。
制御手段8は、以上のように構成され、例えば測定手段7を制御してRRO波形の測定を実行し、受信した測定データを演算手段で解析する他に、後述する各RRO波形の合成による第1、第2成型体の周方向の最適組み合わせ位置の決定やフーリエ解析等の演算処理を行う。また、各種センサーからの信号を受信して各成型体の成型状況や位置等を検知し、その結果に基づいてグリーンタイヤの成型手順、例えば各タイヤ構成部材の供給やドラム1、2、5の回転によるそれらの巻回、ビードセッターやブラダー等の駆動、各成型体の移動等を実行させる。
更に、制御手段8は、各ドラム1、2、5の図示しないセンサーによる検知や駆動手段の制御等により、それらの回転角度の検知、及び回転角度の制御等を行う。これにより、制御手段8は、第1成型体の基準位置(例えば、成型ドラム1、2上の所定位置や、タイヤ構成部材端部の継ぎ目等)と、第2成型体の基準位置(例えば、BTドラム5上の所定位置に対応する位置や、タイヤ構成部材端部の継ぎ目等)の周方向の位置を任意に調節し、それらのなす周方向の角度を制御して第1、第2成型体の周方向の組み合わせ位置を調節する。
次に、このタイヤ成型装置50を用いてグリーンタイヤを成型する手順について説明する。
図2は、このタイヤ成型装置50によるグリーンタイヤの成型手順を示す模式図であり、図3は、グリーンタイヤの成型手順の流れを示すフローチャートである。
本実施形態のグリーンタイヤの成型手順は、上記した図4の成型手順と同様に、大きく分けて、膨出させるのが容易なタイヤ構成部材等を順次貼り合わせて第1成型体(いわゆるグリーンケース)11を成型する第1成型工程と、第1成型体を膨出させてベルトやトレッド部材等からなる第2成型体30と貼り合わせる第2成型工程の2段階の工程からなる。
まず、以下の手順を実行する前に、BTドラム5により成型する第2成型体30のRRO波形を取得する。この取得手順は、上記した図5の手順と同様であり、まず、2つの組み合わせ角度で第1成型体11と第2成型体30(それらの成型手順については後述する)を組み合わせてグリーンタイヤ10を成型し、第2成型ドラム2を回転させて測定手段7により1回転分の各RRO波形を測定する。次に、各RRO波形をフーリエ解析で各成分に分解し、それらの対比と第1成型体11と第2成型体30の組み合わせ角度の差等から第2成型体30のRRO波形を算出して取得する。
なお、このRRO波形は、制御手段8の記憶手段に記録してグリーンタイヤ10の成型に利用するが、本実施形態のタイヤ成型装置50では、以上の手順を所定の周期、即ち定期的に自動で行い、第2成型体30のRRO波形を定期的に取得してそのデータを更新する。従って、RRO特性の繰り返し性が低い場合等、第2成型体30のRROが徐々に変化して第1成型体11との周方向の最適組み合わせ位置が変化する場合であっても、その変化に対応でき、グリーンタイヤのRROの悪化を防止できる。
次に、第1成型工程(図4参照)で、拡径させた状態の第1成型ドラム1を回転させて、外周上にインナーライナ12やカーカス層13等のタイヤ構成部材を巻回して順次貼り合わせる。次に、一対のビードコア14を前記ビードセッターによりタイヤ構成部材両端部近傍の所定位置に配置し、その軸方向外側のタイヤ構成部材を前記折り返し手段によりビードコア14回りに折り返す等して円筒状の第1成型体11を成型する。このとき、BTドラム5を回転させて、その外周上にベルトやトレッド部材等を巻回して貼り合わせて円筒状の第2成型体30を成型しておく。
次に、第1成型ドラム1の外周を縮径させて第1成型体11の拘束を解き、図2(A)に示すように、第1成型体11を図示しない搬送装置により取り外して搬送し、第2成型ドラム2外周上の所定位置に配置する。このとき、インナーライナ12の内側に前記膨張手段を配置するとともに、前記固定・移動手段で両端のビードコア14を固定する。
第2成型工程では、まず、図2(B)に示すように、固定した両ビードコア14を前記固定・移動手段で互いに接近させながら、前記膨張手段を膨張させて第1成型体11を略トロイダル状に膨出させる。この第1成型体11の膨出は、上記した図4、5の従来の成型方法とは異なり、膨出前の円筒状の状態(図2(A))と、完全に膨出させて第2成型体30と合体させた状態(図2(D))の中間程度の所定状態になるまで行う(図3、S101)。その状態で、第2成型ドラム2を回転させて、測定手段7により第1成型体11外周面の略中央部の1回転分のRRO波形を測定する(図3、S102)。
次に、この第1成型体11のRRO波形と上記した第2成型体30のRRO波形から、それらを組み合わせた際のRRO波形を演算し(図3、S103)、第1成型体11と第2成型体30の周方向の最適な組み合わせ位置(それらの基準位置のなす周方向の角度)を決定する(図3、S104)。この最適位置の決定は、例えば第1成型体11のRRO波形の正のピーク位置と、第2成型体30のRRO波形の負のピーク位置を重ね合わせる等してそれらを合成し、合成したRRO波形の振幅が最小になるように決定する。
このように、本実施形態のタイヤ成型装置50では、第1成型体11と第2成型体30の厚さ等の不均一性を互いに相殺させて、成型後のグリーンタイヤ10のRROを向上させる。また、第1成型体11のRRO波形の測定を1本毎に組み合わせ直前に行い、装着位置のズレ等によるRRO波形の変動に対応して個々の第1成型体11毎の周方向の最適組み合わせ位置を決定し、成型後のグリーンタイヤ10のRROや寸法精度を向上させる。
次に、第2成型ドラム2とBTドラム5を回転させて、第1成型体11の基準位置と第2成型体30の基準位置の周方向の角度を、それらの最適組み合わせ位置に対応する前記角度に調節する。その角度を維持したまま、搬送装置6により第2成型体30をBTドラム5から取り外して第2成型ドラム2まで搬送し、図2(C)に示すように、第2成型体30を第1成型体11外周側の所定位置に配置する。このとき、第1成型体11と第2成型体30の周方向位置は、上記した最適組み合わせ位置になっている。その状態で第1成型体11を膨出させて、図2(D)に示すように、第1成型体11の外周と第2成型体30の内周を圧着する。
その後、前記押圧手段で第2成型体30の外周面を押圧して変形させ、その内周面を第1成型体11の外周面に貼り合わせて所定形状のグリーンタイヤ10を成型する(図3、S105)。成型したグリーンタイヤ10は、第2成型ドラム2から取り外して図示しない搬送装置により次工程の加硫成型装置に搬送し、加硫成型して製品タイヤを製造する。一方、タイヤ成型装置50では、上記したように定期的に第2成型体30のRRO波形の自動取得を行いつつ、以上の手順を繰り返してグリーンタイヤ10の成型を自動で連続して行う。
なお、以上のグリーンタイヤ10の成型方法は、上記したシングルステージ成型方法でグリーンタイヤ10を成型する場合にも適用できる。この場合には、図1のタイヤ成型装置50の第2成型ドラム2の位置に、第1成型ドラム1と第2成型ドラム2の機能等を併せ持った1台の成型ドラムを設置して、以上と同様にグリーンタイヤ10の成型を行う。具体的には、この成型ドラムにより、第1成型体11(この場合には、いわゆる円筒状のバンド)を成型し、中間状態まで膨出させてRRO波形を測定し、第2成型体30との周方向の最適組み合わせ位置を決定して以上と同様にグリーンタイヤ10を成型する。
また、BTドラム5の径方向外側や搬送装置6の径方向内側等に測定装置7と同様な測定装置を設置して第2成型体30のRRO波形を毎回又は定期的に測定して取得し、その波形データを基に成型の都度、第1成型体11と第2成型体30の周方向の最適組み合わせ位置を決定してグリーンタイヤ10を成型するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態のタイヤ成型装置50では、第1成型体11のRRO波形の測定を1本毎に組み合わせ直前に行い、第2成型体30との周方向の最適組み合わせ位置を決定するため、RRO特性の繰り返し性が低い場合等、第1成型体11のRROが徐々に変化して第2成型体30との最適組み合わせ位置が変化する場合であっても、その変化に対応でき、成型の都度、RRO波形の変化に対応した最適組み合わせ位置を決定してグリーンタイヤを成型できる。また、第2成型体30のRRO波形の取得を所定の周期で定期的に自動で行うため、RRO特性の繰り返し性が低い場合等、第2成型体30のRROが徐々に変化して第1成型体11との最適組み合わせ位置が変化する場合であっても、その変化に対応できる。
これにより、建設車両用タイヤやトラック・バス用タイヤ等の高質量のタイヤのように、第1成型体11の成型や搬送時に自重等による変形が生じやすく、第1成型体11毎のRRO波形の繰り返し性が低い場合でもRRO波形の変化に対応でき、最適組み合わせ位置で第1成型体11と第2成型体30を合体できる。同様に、第1成型体11を第2成型ドラム2へ搬送・装着する際に、接触等により装着位置にバラツキが生じる等してRRO波形の位相にズレが生じた場合にも、そのズレに対応できる。
従って、第1成型体11と第2成型体30の不均一性を互いに相殺させて、成型後のグリーンタイヤ10のRROや寸法精度を向上でき、製品タイヤのユニフォーミティを向上できる。また、図5の従来の成型方法では、最適組み合わせ位置の事前の決定までに膨大な時間や手間等を要したが、本実施形態では、それらが不要となりタイヤの製造コストを削減できる。
本実施形態のタイヤ成型装置の概略構成を示す模式図である。 グリーンタイヤの成型手順を示す模式図である。 グリーンタイヤの成型手順の流れを示すフローチャートである。 ツーステージ成型方法によるグリーンタイヤの成型手順を説明するための模式図である。 グリーンタイヤのRROを改善する従来方法の一例に関する手順の流れを示すフローチャートである。 グリーンタイヤのRROを改善する従来方法による各成型体の圧着時の配置状況を示す説明図である。
符号の説明
1・・・第1成型ドラム、2・・・第2成型ドラム、3・・・ブラダー、4・・・ステッチングローラ、5・・・BTドラム、6・・・搬送装置、7・・・測定手段、8・・・制御手段、10・・・グリーンタイヤ、11・・・第1成型体、12・・・インナーライナ、13・・・カーカス層、14・・・ビードコア、15・・・サイドウォール部材、30・・・第2成型体、50・・・タイヤ成型装置。

Claims (6)

  1. カーカスプライを含むタイヤ構成部材からなる円筒状の第1成型体と、トレッド部材及び/又はベルトを含むタイヤ構成部材からなる円筒状の第2成型体を組み合わせてグリーンタイヤを成型するタイヤ成型方法であって、
    前記第2成型体のRRO波形を取得する工程と、
    成型ドラムの外周に前記第1成型体を配置する工程と、
    前記第1成型体を所定状態まで膨出させる工程と、
    該膨出させた第1成型体のRRO波形を測定する工程と、
    前記第2成型体のRRO波形と前記第1成型体のRRO波形を基に前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の組み合わせ位置を決定する工程と、
    前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の位置を前記組み合わせ位置に調節して、前記第2成型体を前記第1成型体の径方向外側に配置する工程と、
    前記第1成型体を膨出させて前記第2成型体と組み合わせる工程と、を有することを特徴とするタイヤ成型方法。
  2. 請求項1に記載されたタイヤ成型方法において、
    前記組み合わせ位置を決定する工程は、前記第2成型体のRRO波形と前記第1成型体のRRO波形を合成し、該合成したRRO波形の振幅が最小になるような前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の組み合わせ位置を演算して決定することを特徴とするタイヤ成型方法。
  3. 請求項1又は2に記載されたタイヤ成型方法において、
    前記第2成型体のRRO波形を取得する工程は、
    前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の組み合わせ位置が異なる少なくとも2個のグリーンタイヤを成型する工程と、
    前記各グリーンタイヤのRRO波形を測定する工程と、
    前記各グリーンタイヤのRRO波形を基に前記第2成型体のRRO波形を算出する工程と、を有することを特徴とするタイヤ成型方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたタイヤ成型方法において、
    前記第2成型体のRRO波形の取得を所定の周期で行うことを特徴とするタイヤ成型方法。
  5. カーカスプライを含む円筒状の第1成型体を外周に装着して膨出させる回転可能な成型ドラムと、
    トレッド部材及び/又はベルトを含む円筒状の第2成型体を搬送して前記第1成型体の径方向外側に配置する搬送装置とを備え、
    前記第1成型体を膨出させて前記搬送装置により所定位置に配置された前記第2成型体と組み合わせてグリーンタイヤを成型するタイヤ成型装置であって、
    前記グリーンタイヤ又は所定状態まで膨出させた前記第1成型体のRRO波形を測定する測定手段と、
    前記第2成型体のRRO波形を取得する取得手段と、
    該取得手段が取得した前記第2成型体のRRO波形と、前記測定手段が測定した前記第1成型体のRRO波形に基づいて、前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の組み合わせ位置を演算する演算手段と、
    前記第1成型体と前記第2成型体の周方向の位置を制御して前記第2成型体を前記第1成型体の径方向外側に配置する制御手段と、を備えたことを特徴とするタイヤ成型装置。
  6. 請求項5に記載されたタイヤ成型装置において、
    前記取得手段は、前記測定手段が測定した前記グリーンタイヤのRRO波形を基に前記第2成型体のRRO波形を算出して取得することを特徴とするタイヤ成型装置。
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