JP6620521B2 - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤの製造方法に関する。
一般に、空気入りタイヤを回転させると、コニシティが発生する。このコニシティは、タイヤの回転方向に関係なく、常に一定方向に発生する横方向の力である。このコニシティは、直進走行時の車両の安定性に影響を及ぼす。コニシティは、タイヤの形状等のアンバランスに起因して生じる。このアンバランスは、タイヤの各部材の位置精度や各部材の質量精度等によって生じる。従来、コニシティの影響を抑制することを目的として、種々検討がなされてきている。
特開2013−86771号公報、特開2009−18677号公報、特開2009−1061号公報、特開2006−224880号公報及び特開2006−131197号公報には、タイヤの構造を工夫してコニシティを低減した発明や、車両への取付方法を工夫して、コニシティの影響を低減して、直進走行時の車両の安定性を向上する発明が開示されている。
空気入りタイヤの製造方法は成形工程と加硫工程とを備えている。成形工程では、トレッド、サイドウォール、インナーライナー等を構成する複数の部材が組み合わされて、未加硫のローカバー(生タイヤ)が得られる。加硫工程では、このローカバーが、金型に投入されて加硫成形される。この加硫成形を経てタイヤが得られる。
前述の先行技術文献の様なタイヤ構造や車両への取付方法とは別に、タイヤの製造方法でも、タイヤのコニシティの低減が図られている。例えば、成形工程において、各部材の貼り付け位置精度や各部材の質量精度の向上が図られている。また、加硫工程後のタイヤのトレッド表面をバフ研磨して、トレッドの形状が調整されている。
特開2013−86771号公報 特開2009−18677号公報 特開2009−1061号公報 特開2006−224880号公報 特開2006−131197号公報
しかし、成形工程において、各部材の貼り付け位置精度や各部材の質量精度は、バラツキを生じさせる要因が多い。この位置精度や質量精度を向上させることは、容易でない。また、これらの調査、要因分析、対策立案、効果の確認には、多大な労力と時間と投資とが必要とされる。また、加硫成形後のバフ研磨によってトレッドの形状を調整する方法では、バフ研磨によってタイヤの外観が損なわれる。また、このバフ研磨には手間が掛かり、製造コストが増大する。
本発明の目的は、外観を損なうことなく、容易にコニシティを低減するタイヤの製造方法の提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤの製造方法は、ローカバーが形成される成形工程と、上記ローカバーが加硫成形されて空気入りタイヤが得られる加硫工程とを備えている。
上記成形工程は、第一成形工程、第二成形工程、載置工程、外周長測定工程及び補正工程を備えている。
上記第一成形工程では、ビードを形成するビード部材とカーカスを形成するカーカス部材とが貼り合わされた第一成形体が形成されている。
上記第二成形工程では、トレッドを形成するトレッド部材を含む第二成形体が形成されている。
上記載置工程では、上記第一成形体が拡径されており、この拡径された上記第一成形体の半径方向外側に上記第二成形体が貼り合わされて、上記ローカバーが形成されている。 上記外周長測定工程では、赤道面を間にして軸方向一方と他方とで、上記ローカバーの外周面の外周長が測定されている。
上記補正工程では、上記ローカバーの上記第二成形体が上記第一成形体に圧着されている。上記外周長が長い軸方向一方の圧着圧力は、上記外周長が短い軸方向他方の圧着圧力より大きい。
好ましくは、上記外周長測定工程において、上記ローカバーの外周面のラジアルランアウトが測定されている。測定されたラジアルランアウトから上記外周長が求められている。
好ましくは、上記外周長測定工程において、上記軸方向一方の外周長の測定位置と上記他方の外周長の測定位置とは、軸方向において赤道面に対して対称にされている。上記軸方向一方と上記他方との外周長の測定位置間の幅をWmとし、上記ローカバーから得られるタイヤの接地幅をWtとするとき、上記接地幅Wtに対する上記幅Wmの比(Wm/Wt)が0.5以上0.9以下である。
好ましくは、上記補正工程において、上記軸方向一方の外周面での圧着圧力は、0.20(MPa)以上0.30(MPa)以下である。上記他方の外周面での圧着圧力は、0.15(MPa)以上0.25(MPa)以下である。
好ましくは、上記一方の外周面での圧着圧力と上記他方の外周面での圧着圧力との差が、0.02(MPa)以上0.08(MPa)以下である。
好ましくは、上記補正工程において、気体の充填によって拡径された上記ローカバーの上記第一成形体に上記第二成形体が圧着される。
本発明に係る空気入りタイヤの成形装置は、
ビードを形成するビード部材及びカーカスを形成カーカス部材を含む第一成形体を保持して、この第一成形体を円筒状からトロイド状に拡径させるシェーピングフォーマと、
上記シェーピングフォーマの半径方向外側に位置して、トレッドを形成するトレッド部材を含む第二成形体を保持して、上記拡径される第一成形体の半径方向外側に、上記第二成形体を貼り合わせる保持具と、
上記第一成形体に第二成形体を貼り合わされたローカバーの外周面の外周長を、赤道面を間にして軸方向一方と他方とで測定する測定器と、
上記ローカバーの第二成形体を第一成形体に圧着させるステッチャーと、
上記ローカバーの外周長が長い軸方向一方の外周面における上記ステッチャーの圧着圧力を、外周長が短い軸方向他方の外周面における上記ステッチャーの圧着圧力より大きくする機能を有する制御装置とを備えている。
本発明に係る他の空気入りタイヤの製造方法は、ローカバーが形成される成形工程と、上記ローカバーが加硫成形されて空気入りタイヤが得られる加硫工程とを備えている。
上記成形工程は、第一成形工程、第二成形工程、載置工程、外周長測定工程及び補正工程を備えている。
上記第一成形工程では、ビードを形成するビード部材とカーカスを形成するカーカス部材とが貼り合わされた第一成形体が形成されている。
上記第二成形工程では、トレッド部材を含む第二成形体が形成されている。
上記載置工程では、上記第一成形体が拡径されている。この拡径された上記第一成形体の半径方向外側に上記第二成形体が貼り合わされて、上記ローカバーが形成されている。 上記外周長測定工程では、赤道面を間にして軸方向一方と他方とで、上記ローカバーの外周面の外周長が測定されている。
上記補正工程では、外周長が長い軸方向一方の外周面で上記第二成形体が上記第一成形体に圧着されている。外周長が短い軸方向他方の外周面で上記第二成形体が上記第一成形体に圧着されていない。
本発明に係る空気入りタイヤの製造方法では、第一成形体と第二成形体との圧着圧力を調整して、ローカバーの外周長の差を小さくしている。この方法では、容易に、コニシティが低減される。また、加硫成形後の空気入りタイヤで、バフ研磨等を必要としないので、タイヤの外観を損なわない。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの製造設備が示された概念図である。 図2は、図1の製造設備による空気入りタイヤの製造方法の説明図である。 図3は、図1の製造設備による空気入りタイヤの製造方法の他の説明図である。 図4は、図1の製造設備による空気入りタイヤの製造方法の更に他の説明図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、本発明の空気入りタイヤの製造方法に用いられる成形装置2が示されている。この成形装置2は、第一成形装置4と、第二成形装置6と、搬送装置8と、外周長測定器としてのRRO測定器10と、制御装置12とを備えている。このRRO測定器10は、ラジアルランアウト測定器である。
第一成形装置4は、架台14、シェーピングフォーマ16、一対のビード受部18及び一対のステッチャー20を備えている。図示されないが、この第一成形装置4は、軸方向において、一対のビード受部18の間に延在する膨張可能なブラダーを備えている。架台14は、シェーピングフォーマ16を支持している。シェーピングフォーマ16の形状は、円筒形状である。シェーピングフォーマ16は、軸方向長さを変更可能にされている。一対のビード受部18の形状は、それぞれリング形状である。ビード受部18は、シェーピングフォーマ16の外周面に装着されている。一対のビード受部18の軸方向の間隔は、変更可能にされている。このシェーピングフォーマ16と一対のビード受部18は、シェーピングフォーマ16の軸線を回転軸にして、回転可能にされている。一対のステッチャー20は、シェーピングフォーマ16の半径方向外側に位置している。それぞれのステッチャー20は、軸20aと軸20aを回転軸にして回転するローラ20bとを備えている。このステッチャー20は、シェーピングフォーマ16の半径方向外側の位置と、搬送装置8と干渉しない退避位置との間で移動可能にされている。
第二成形装置6は、架台22及び第二ドラム24を備えている。架台22は、第二ドラム24を支持している。第二ドラム24の形状は円筒形状である。第二ドラム24は、その軸線を回転軸にして回転可能にされている。この第二ドラム24の外周面は、その半径方向に拡縮可能にされている。図示されないが、第二成形装置6は、第二ドラム24の半径方向外側に、ステッチャーを備えている。
搬送装置8は、レール26、移動台28、環状フレーム30及び複数の保持具32を備えている。このレール26は、第一成形装置4から第二成形装置6まで延びている。移動台28は、このレール26に沿って移動可能にされている。環状フレーム30は、移動台28に載置され固定されている。環状フレーム30には、環状フレーム30を貫通する開口30aが形成されている。この開口30aの軸方向に垂直な断面形状は、円形である。この開口30aの軸線は、シェーピングフォーマ16の軸線及び第二ドラム24の軸線に一致している。この開口30aの内周面に複数の保持具32が配置されている。複数の保持具32は、開口30aの内周面に、周方向に沿って等間隔に配置されている。複数の保持具32は、一体として、環状フレーム30の軸線を回転軸に回転可能にされている。
保持具32は、本体32a及びクランプ32bを備えている。クランプ32bは、本体32aに対して、開口30aの半径方向に移動しうる。複数のクランプ30bは、同圧力で同ストロークで、移動しうる。これにより、複数のクランプ30bの当接面30cは、軸方向に垂直な断面において、同一円形上に位置している。複数のクランプ30bは、この同一円形上に位置した状態で、開口30aの半径方向に拡縮可能にされている。
一対のRRO測定器10は、シェーピングフォーマ16の半径方向外側に配置されている。RRO測定器10は、例えば、超音波変位計である。このRRO測定器10は、対象物の径方向の中心に向って超音波を発信し、対象物の外周面で反射した超音波を受信しうる。RRO測定器10は、対象物の外周面までの距離を求めて、RRO(ラジアルランアウト)を測定しうる。このRRO測定器10はRRO測定器10を測定する位置と、搬送装置8との干渉しない退避位置との間で移動可能にされている。このRRO測定器10は1台であってもよいし、3台以上の複数台であってもよい。
制御装置12は、RRO測定器10から測定信号を受信する。制御装置12は、受信した測定信号から対象物の外周面の外周長を算出しうる。制御装置12は、算出した外周長を記憶しうる。制御装置12は、複数の外周長を比較して大小関係を判定しうる。制御装置12は、一対のステッチャー20の押圧力(圧着圧力)を制御しうる。
図示されないが、本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド、一対のサイドウォール、一対のビード、カーカス、ベルト及びインナーライナーを備えている。
トレッドは、路面と接地するトレッド面を形成する。サイドウォールは、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。このサイドウォールは、カーカスの外傷を防止する。ビードは、コアと、コアから半径方向外向きに延びるエイペックスとを備えている。コアは、リング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。エイペックスは、半径方向外向きに先細りである。このエイペックスは、高硬度な架橋ゴムからなる。このビードによって、タイヤはリムに嵌合される。カーカスは、カーカスプライからなる。カーカスプライは、両側のビードの間に架け渡されており、トレッド及びサイドウォールに沿っている。カーカスプライは、コアの周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。カーカスは、タイヤの骨格を構成する。ベルトは、トレッドの半径方向内側に位置している。ベルトは、カーカスを補強する。インナーライナーは、カーカスの内側に位置している。インナーライナーは、タイヤの内圧を保持する。
このタイヤの製造方法は、成形工程及び加硫工程を備えている。この成形工程では、未加硫のローカバー(生タイヤ)が成形される。加硫工程では、ローカバーが加硫成形されて、空気入りタイヤが得られる。
図1から図4を参照しつつ、成形工程が説明される。この成形工程は、第一成形工程、第二成形工程、載置工程、外周長測定工程及び補正工程を備えている。ここでは、成形装置2を用いて、この成形工程が説明される。
この成形工程の第一成形工程では、図示されないが第一ドラムとしての成形ドラムが準備される。この成形ドラムの外周面に、ビード部材38、カーカス部材40、インナーライナー部材42、サイドウォール部材44等が順次積層されて、筒形状の第一成形体34が形成される(図2参照)。図2には、トロイド形状にされた第一成形体34とともに、筒形状の第一成形体34の一部が二点鎖線で示されている。
第二成形工程では、トレッド部材46及びベルト部材が準備される(図2参照)。図1に示された第二ドラム24の外周面に、ベルト部材が巻かれる。巻かれたベルト部材の外側に、トレッド部材46が巻かれて積層される。この様にして、第二成形体36が形成される。
図2は、載置工程の説明図である。この図2では、トロイド形状にされた第一成形体34の半径方向外側に、第二成形体36が載置されている。第一成形体34は、ビードを形成するビード部材38と、カーカスを形成するカーカス部材40と、インナーライナーを構成するインナーライナー部材42と、サイドウォールを形成するサイドウォール部材44とを含む、各部を構成する部材からなっている。このビード部材38は、コアを形成するコア部材38aと、コア部材38aから延びてエイペックスを形成するエイペックス部材38bとを備えている。第二成形体36は、トレッドを形成するトレッド部材46と、図示されないがトレッドの半径方向内側に配置されるベルトを形成するベルト部材と、各部を構成する部材とからなっている。第二成形体36は、トレッド部材46を備えていればよく、トレッド部材46のみからなってもよい。
図2の左右方向が軸方向であり、上下方向が半径方向であり、紙面に垂直な方向が周方向である。図2の一点鎖線Laは、シェーピングフォーマ16の回転軸を表している。一点鎖線CLは、第一成形体34及び第二成形体36からなるローカバー48の赤道面を表している。
この載置工程では、図示されない搬送装置が、第一成形工程の成形ドラムから第一成形装置4に、筒形状の第一成形体34を搬送する。この搬送装置は、第一成形体34を、第一成形装置4に載置する。図1では、第一成形装置4に載置された第一成形体34が、二点鎖線で表されている。図2では、二点鎖線で、載置された第一成形体34と、この第一成形体の軸方向端部を支持するビード受部18とを表している。
図示されないが、図1の搬送装置8は、第二成形装置6側に位置している。搬送装置8は、保持具32を、第二ドラム24の半径方向外側に位置させている。保持具32のクランプ32bが半径方向内向きに移動する。保持具32は、当接面32cを第二成形体36の外周面に当接させる。保持具32は、第二成形体36を保持する。第二ドラム24が縮径する。第二成形体36を保持した搬送装置8は、第二成形装置6から第一成形装置4に向かって移動する。図1には、この移動途中の搬送装置8が示されている。この搬送装置8には、保持された第二成形体36が二点鎖線で表されている。
搬送装置8は、第二成形体36を第一成形装置4に搬送する。搬送装置8は、保持具32を、シェーピングフォーマ16の半径方向外側に位置させる。搬送装置8は、第二成形体36を、第一成形装置4に載置された第一成形体34の半径方向外側に位置させる。図2に示される様に、この第二成形体36の軸方向中央位置と、第一成形体34の軸方向中央位置とは、赤道面CLの位置に合わされている。
図2の二点鎖線で表された第一成形体34の半径方向内側に、第一成形装置4のブラダーが位置している。このブラダーに気体が充填されて、ブラダーが膨張する。このブラダーの膨張によって、二点鎖線で表された第一成形体34が拡径される。第一成形体34の形状は、図2の二点鎖線で示された筒形状から実線で示されたトロイド形状に変化する。第二成形体36は、保持具32によって、その外周面が支持されている。トロイド形状にされた第一成形体34の外周面は、第二成形体36の内周面に貼り合わされる。この第一成形体34と第二成形体36とが貼り合わされて、ローカバー48が形成される。
この図2の両矢印Whは、保持具32の当接面32cの軸方向幅を表している。点Peは、ローカバー48の外周面の軸方向端を表している。この端Peは、ローカバー48から得られるタイヤのトレッド端に相当する。両矢印Wt’は、接地幅Wtに対応するローカバー48での幅を表している。この幅Wt’に対応するタイヤの外周面の接地幅を、接地幅Wtとする。この接地幅Wtは、このローカバー48から得られるタイヤで測定される。この接地幅Wtは、正規内圧の空気が充填され、正規荷重が負荷されたタイヤで測定される。平坦な路面に接地するトレッド面の軸方向一端から他端までの距離として測定される。
搬送装置8のクランプ32bが第二成形体36の外周面から離れる。保持具32は、第二成形体36の支持を解除する。搬送装置8は、第一成形装置4から第二成形装置6に向かって移動する。
図3は、外周長測定工程の説明図である。図3には、載置工程で形成されたローカバー48と、一対のビード受部18と、一対のRRO測定器10とが示されている。このローカバー48は、第一成形装置4のビード受部18に支持されている。
図3を参照しつつ、外周長測定工程について、説明がされる。図3の点Pmは、ローカバー48の外周面におけるRRO測定器10の測定位置を表している。一方の測定位置Pmと他方の測定位置Pmとは、ローカバー48の赤道面CLに対して対称に位置している。両矢印Wmは、一方の測定位置Pmから他方の測定位置Pmまでの軸方向幅を表している。この幅Wmは、軸方向において、一方の測定位置Pmから他方の測定位置Pmまでの直線距離として測定される。
RRO測定器10は、測定位置Pmまでの半径方向の距離を求めている。ローカバー48は、軸線Laを回転軸して、ビード受部18と共に、回転させられる。RRO測定器10は、測定位置Pmにおける、ローカバー48の外周面のRROを測定する。測定信号は、RRO測定器10から制御装置12に送信される。
制御装置12は、RRO測定器10から測定信号を受信する。制御装置12は、この測定信号から、測定位置Pmにおける外周長を算出する。この外周長は、軸方向の測定位置Pmの位置で、外周面を一周する距離として測定される。制御装置12は、軸方向一方の測定位置Pmの外周長L1と他方の外周長L2とを比較する。制御装置12は、この外周長L1と外周長L2との長さの差を判定する。ここでは、一方の外周長L1が他方の外周長L2より長い、ローカバー48を例に説明がされる。
図4は、補正工程の説明図である。図4には、外周長測定工程後のローカバー48と、一対のビード受部18と、一対のステッチャー20とが示されている。このローカバー48は、第一成形装置4のビード受部18に支持されている。
図4を参照しつつ、補正工程について、説明がされる。この補正工程では、一対のステッチャー20は、ローカバー48の外周面を半径方向内向きに押圧する。図4の矢印F1は、軸方向一方の押圧力を表している。矢印F2は、他方の押圧力を表している。ローカバー48は、軸線Laを回転軸して、ビード受部18と共に、回転させられる。一対のステッチャー20は、赤道面CLから軸方向外側に移動しつつ、ローカバー48の外周面を押圧する。赤道面CLを境界にして、軸方向一方では、押圧力F1で、ステッチャー20によって、第二成形体36が圧着される。軸方向他方では、押圧力F1より小さい押圧力F2で、ステッチャー20によって、第二成形体36が圧着される。この成形装置2は一対のステッチャー20を備えているが、ステッチャー20は一つであってもよい。一つのステッチャーが、軸方向中央から一方端まで移動して、又軸方向中央から他方端まで移動してもよい。
この補正工程では、制御装置12が一方のステッチャー20の押圧力F1の大きさと、他方のステッチャー20の押圧力F2の大きさとを制御している。制御装置12は、この例の様に、外周長L1が外周長L2より長いとき、押圧力F1を押圧力F2より大きくする。制御装置12は、外周長L2が外周長L1より長いとき、押圧力F2を押圧力F1より大きくする。この様にして、ローカバー48の外周面がステッチャー20で押圧される。ローカバー48の外周長が調整される。
制御装置12は、外周長L1と外周長L2との差が所定の差以上の場合に、押圧力F1と押圧力F2とを異ならせる。例えば、長い外周長L1と短い外周長L2との比(L1/L2)が1.02以上である場合に、押圧力F1が押圧力F2より大きくされる。この比(L1/L2)が1.02未満である場合に、押圧力F1と押圧力F2とが同じにされる。又はこの押圧が省略されてもよい。更には、制御装置12は、外周長L1と外周長L2との差の大きさに基づいて、押圧力F1と押圧力F2と差の大きさを調整してもよい。この外周長L1と外周長L2との差が大きい場合に、制御装置12は、押圧力F1と押圧力F2と差を大きくする。この外周長L1と外周長L2との差が小さい場合に、制御装置12は、押圧力F1と押圧力F2と差を小さくする。
加硫工程では、このローカバー48が金型に投入される。ローカバー48が、所定の圧力及び温度で加硫成形される。タイヤの各部を構成する部材のゴム組成物が加硫される。ローカバー48からタイヤが得られる。
この成形工程では、外周長測定工程において、ローカバー48の外周長L1及び外周長L2が測定されている。補正工程では、軸方向一方の外周面の押圧力F1が、他方の外周面の押圧力F2より大きい。この補正工程では、軸方向一方の外周面の圧着圧力P1が、他方の外周面の圧着圧力P2より大きい。これにより、ローカバー48では、外周長L1と外周長L2との差が小さい。このローカバー48から得られるタイヤは、コニシティが低減されている。
この製造方法では、成形されたローカバー48で、軸方向の外周長が調整されている。この製造方法では、各部材の貼り付け位置精度や各部材の質量精度を緩和出来る。この製造方法は、生産性に優れている。また、この製造方法は、加硫工程後のタイヤにバフ研磨を施すことなく、コニシティが低減されている。この製造方法は、生産性に優れていると共に、タイヤの外観を損なわない。この製造方法は、タイヤの品質向上に寄与しうる。
ローカバー48の外周長は、ローカバー48の外周面のRROを測定することで、容易に算出出来る。RROの測定は、従来の製造設備に、RRO測定器10を設置すれば測定できる。このRROの測定は、容易に且つ低コストで、ローカバー48の外周長を測定しうる。なお、この製造方法では、ローカバー48の外周長が測定出来ればよく、その測定はRROの測定に限られない。
外周長測定工程において、外周長を測定する幅Wmが小さい過ぎると、ローカバー48の外周長の差の測定精度が低下する。この測定精度の低下は、補正工程後のローカバー48の外周長のバラツキを大きくする。この観点から、接地幅Wtに対する測定幅Wmの比(Wm/Wt)は、好ましくは0.5以上であり、更に好ましくは0.6以上である。一方で、外周長の測定幅Wtが大き過ぎても、ローカバー48の外周長の差の測定精度が低下する。この観点から、この比(Wm/Wt)は、好ましくは0.9以下であり、更に好ましくは0.8以下である。
外周長測定工程において、外周長を精度よく測定する観点から、保持具32の当接面32cによって、圧着された領域でRROが測定されることが好ましい。この観点から、幅Whは、好ましくは幅Wm以上である。更に、載置工程において、第一成形体34に第二成形体36の全体を貼り合わせる観点から、この幅Whは、好ましくは接地幅Wt以上である。
補正工程では、ローカバー48は気体の充填によって、拡径されている。このローカバー48は、外力を受けると、剛体で支持された状態に比べて容易に変形する。ローカバー48を気体の充填で拡径することは、外周長を調整する補正工程に適している。
ステッチャー20の圧着圧力でローカバー48の外周長を調整する観点から、ローカバー48に充填される気体の圧力は、好ましくは、ステッチャー20の圧着圧力の1倍以上にされる。この気体の圧力が大き過ぎるとローカバー48の変形が阻害される。この観点から、この気体の圧力は、好ましくは、ステッチャー20の圧着圧力の3倍以下である。
この補正工程では、ステッチャー20の圧着圧力P1が大き過ぎると、ローカバー48は大きく変形する。大きいな変形は、ローカバー48の外周長のバラツキを増大させる。この観点から、外周長が長い軸方向一方の圧着圧力P1は、好ましくは、0.30(MPa)以下であり、更に好ましくは0.28(MPa)以下である。一方で、外周長を調整するため、この圧着圧力P1は、他方の圧着圧力P2より十分に大きくされる。この観点から、圧着圧力P1は、好ましくは、0.20(MPa)以上であり、更に好ましくは0.22(MPa)以上である。
第二成形体36を第一成形体34に十分に圧着させる観点から、外周長の短い軸方向他方の圧着圧力P2は、好ましくは、0.15(MPa)以上であり、更に好ましくは0.17(MPa)以上である。一方で、この圧着圧力P2が圧着圧力P1より十分に小さくされる。この観点から、この圧着圧力P2は、好ましくは、0.25(MPa)以下であり、更に好ましくは0.23(MPa)以下である。
この圧着圧力P1と圧着圧力P2との圧力差(P1−P2)を大きくすることで、ローカバー48の外周長を調整しうる。この観点から、この圧力差(P1−P2)は、好ましくは0.02(MPa)以上であり、更に好ましくは0.03(MPa)以上である。一方で、この圧力差(P1−P2)が大き過ぎると、却って、ローカバー48を大きく変形させる。この観点から、この圧力差(P1−P2)は、好ましくは0.08(MPa)以下であり、更に好ましくは0.07(MPa)以下である。
この製造方法では、この補正工程の前又は後に、第二成形体36の軸方向一端から他端までが一定の圧着圧力で圧着される圧着工程を備えていてもよい。
この製造方法では、第一成形体34は、図示さらない成形ドラムで、形成された。第二成形体36は、第二ドラム24で成形された。この第一成形体34と第二成形体36とが、シェーピングフォーマ16で合体させられた。この製造方法は、所謂ツーステージ方式である。この製造方法は、このツーステージ方式に限られない。トレッド部材又はトレッド部材を含む成形体が貼り合わされてローカバーが形成される製造方法に広く適用しうる。例えば、所謂シングルステージ方式でも適用しうる。成形ドラムに、カーカス部材、ビード部材等が順次積層されて、成形体が形成される。この成形ドラム上で、この成形体が円筒状からトロイド状に拡径させる。このトロイド状にされた成形体に、ベルト部材、トレッド部材等が順次積層される。このトレッド部材が成形体に貼り合わされた後に、トレッド部材の外周長が測定される。測定された外周長に基づき、軸方向一方と他方とで、ステッチャーを押し付ける圧着圧力に差が設けられてもよい。
この製造方法の補正工程では、外周長が長い軸方向一方の外周面と外周長の短い他方の外周面とがそれぞれ異なる圧着圧力で圧着されたが、軸方向の一方の外周面が圧着されて、他方の外周面が圧着されなくてもよい。この様にしても、ローカバー48の外周長が調整されてもよい。この製造方法でも、この補正工程の前後に、軸方向一端から他端までが一定の圧着圧力で圧着される圧着工程を備えていてもよい。
本明細書において正規リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤが依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。本明細書において正規荷重とは、タイヤが依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
本発明の製造方法でタイヤが製造された。このタイヤサイズは、「225/65R17」であった。外周長の測定位置とステッチャーの圧着圧力とが、表1に示されている。タイヤの接地幅Wtに対する幅Wmの比(Wm/Wt)は、0.70であった。表の「P1」は、接着圧力の大きい軸方向一方のステッチャーの接着圧力を表している。「P2」は、接着圧力の小さい他方のステッチャーの接着圧力を表している。「P1−P2」は、接着圧力P1と接着圧力P2との圧力差を表している。この接着圧力P1と接着圧力P2は、ステッチャーの押圧力とステッチャーとローカバーとの接触面積とから算出される。
[比較例1]
従来の製造方法でタイヤが製造された。この製造方法は、外周長測定工程を備えていなかった。また、軸方向一方と他方とで、ステッチャーの接着圧力は同じであった。その他は、実施例1と同様にしてタイヤを得た。
[実施例2−9]
比(Wm/Wt)とステッチャーの接着圧力とが表1及び2に示される様にされた。その他は、実施例1と同様にしてタイヤを得た。
[コニシティの測定]
「JIS D 4233」に規定されたユニフォーミティ試験方法に準拠して、下記の条件でコニシティを測定した。100本のタイヤについて測定した。その測定結果の平均値「CON平均」と標準偏差「CON σ」とが、下記の表1及び2に示されている。この数値が小さいほど、評価が高い。
リム:正規リム
内圧:200kPa
荷重:空気圧に対応する負荷能力の85%
速度:60rpm
Figure 0006620521
Figure 0006620521
表1及び2に示されるように、実施例の製造方法では、比較例の製造方法に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された方法は、成形工程及び加硫工程を経て得られる空気入りタイヤの製造方法に広く適用されうる。
2・・・成形装置
4・・・第一成形装置
6・・・第二成形装置
8・・・搬送装置
10・・・RRO測定器
12・・・制御装置
16・・・シェーピングフォーマ
18・・・ビード受部
20・・・ステッチャー
24・・・第二ドラム
32・・・保持具
34・・・第一成形体
36・・・第二成形体
38・・・ビード部材
40・・・カーカス部材
46・・・トレッド部材
48・・・ローカバー

Claims (8)

  1. ローカバーが形成される成形工程と、上記ローカバーが加硫成形されて空気入りタイヤが得られる加硫工程とを備えており、
    上記成形工程は、第一成形工程、第二成形工程、載置工程、外周長測定工程及び補正工程を備えており、
    上記第一成形工程では、ビードを形成するビード部材とカーカスを形成するカーカス部材とが貼り合わされた第一成形体が形成されており、
    上記第二成形工程では、トレッド部材を含む第二成形体が形成されており、
    上記載置工程では、上記第一成形体が拡径されており、この拡径された上記第一成形体の半径方向外側に上記第二成形体が貼り合わされて、上記ローカバーが形成されており、
    上記外周長測定工程では、赤道面を間にして軸方向一方と他方とで、上記ローカバーの外周面の外周長が測定されており、
    上記補正工程では、上記外周長が長い軸方向一方の外周長と上記外周長が短い軸方向他方の外周長との差が小さくなる様に、上記軸方向一方の圧着圧力が、上記軸方向他方の圧着圧力より大きくされて、上記ローカバーの上記第二成形体が上記第一成形体に圧着されている、
    空気入りタイヤの製造方法。
  2. 上記外周長測定工程において、上記ローカバーの外周面のラジアルランアウトが測定されており、
    測定されたラジアルランアウトから上記外周長が求められている請求項1に記載の製造方法。
  3. 上記外周長測定工程において、上記軸方向一方の外周長の測定位置と上記他方の外周長の測定位置とが軸方向において赤道面に対して対称にされており、上記軸方向一方と上記他方との外周長の測定位置間の幅をWmとし、上記ローカバーから得られるタイヤの接地幅をWtとするとき、上記接地幅Wtに対する上記幅Wmの比が0.5以上0.9以下である請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 上記補正工程において、上記軸方向一方の外周面での圧着圧力が0.20(MPa)以上0.30(MPa)以下であり、上記他方の外周面での圧着圧力が0.15(MPa)以上0.25(MPa)以下である請求項1から3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 上記一方の外周面での圧着圧力と上記他方の外周面での圧着圧力との差が0.02(MPa)以上0.08(MPa)以下である請求項1から4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 上記補正工程において、気体の充填によって拡径された上記ローカバーの上記第一成形体に上記第二成形体が圧着される請求項1から5のいずれかに記載の製造方法。
  7. ビードを形成するビード部材及びカーカスを形成カーカス部材を含む第一成形体を保持して、この第一成形体を円筒状からトロイド状に拡径させるシェーピングフォーマと、
    上記シェーピングフォーマの半径方向外側に位置して、トレッドを形成するトレッド部材を含む第二成形体を保持して、上記拡径される第一成形体の半径方向外側に、上記第二成形体を貼り合わせる保持具と、
    上記第一成形体に第二成形体を貼り合わされたローカバーの外周面の外周長を、赤道面を間にして軸方向一方と他方とで測定する測定器と、
    上記ローカバーの第二成形体を第一成形体に圧着させるステッチャーと、
    上記ローカバーの外周長が長い軸方向一方の外周長と外周長が短い軸方向他方の外周長との差が小さくなる様に、上記軸方向一方の外周面における上記ステッチャーの圧着圧力を、上記軸方向他方の外周面における上記ステッチャーの圧着圧力より大きくする機能を有する制御装置と
    を備えている成形装置。
  8. ローカバーが形成される成形工程と、上記ローカバーが加硫成形されて空気入りタイヤが得られる加硫工程とを備えており、
    上記成形工程は、第一成形工程、第二成形工程、載置工程、外周長測定工程及び補正工程を備えており、
    上記第一成形工程では、ビードを形成するビード部材とカーカスを形成するカーカス部材とが貼り合わされた第一成形体が形成されており、
    上記第二成形工程では、トレッド部材を含む第二成形体が形成されており、
    上記載置工程では、上記第一成形体が拡径されており、この拡径された上記第一成形体の半径方向外側に上記第二成形体が貼り合わされて、上記ローカバーが形成されており、
    上記外周長測定工程では、赤道面を間にして軸方向一方と他方とで、上記ローカバーの外周面の外周長が測定されており、
    上記補正工程では、外周長が長い軸方向一方の外周面で上記第二成形体が上記第一成形体に圧着されており、上記軸方向一方の外周面と外周長が短い軸方向他方の外周面との差が小さくなる様に、上記軸方向他方の外周面で上記第二成形体が上記第一成形体に圧着されていない、
    空気入りタイヤの製造方法。
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