JP2006027174A - 生カバー装着方法及びタイヤ加硫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 完成品タイヤのユニフォーミティを向上させることのできる加硫金型への生カバーの装着方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 加硫金型の中央に配置されるブラダー2に生カバー1を外嵌状とさせ、ブラダー2の膨張によりプリシェーピングされる生カバー1の外形状をセンサ3にて検知する。センサ3による検知結果から生カバー1の位置を求め、生カバー1と加硫金型が備えるビードリング4との偏芯量を求め、偏芯量に応じてビードリング4を移動させ、生カバー1とビードリング4とを芯合わせさせた装着状態とする
【選択図】 図2

Description

本発明は、タイヤ加硫機への生カバー装着方法、及び、タイヤ加硫機に関するものである。
従来より、ゴム製タイヤの製造におけるタイヤ加硫工程において、加硫金型を備える加硫機にて、加硫金型を閉状態とする前に、未加硫タイヤである生カバーに対してプリシェーピングが行われている。具体的には、ブラダーの外周側に生カバーを被せ、ブラダーに内側から窒素ガス等の膨張媒体を供給してブラダーを膨張させ、生カバーを内側から加圧しシェーピングしている。その後、加硫金型を閉じて生カバーの加硫を行い、完成品タイヤを成型している。
また、生カバーを加硫金型が備えるビードリングに装着(着座)させる動作は、従来、生カバーのビード部を、金型(サイドプレート)に固定状態にあるビードリングに機械的に押し込んで着座させている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平2−155614号公報 特開平2−200405号公報
従来の生カバーの加硫金型(ビードリング)への装着は、生カバーを固定状態にあるビードリングに強制的に着座させるのみであり、生カバーの軸芯と金型(ビードリング)の軸芯とが偏芯したままの状態で加硫されることがあり、完成品タイヤのユニフォーミティの径方向成分を低下させるという問題点がある。
また、完成品タイヤのユニフォーミティは、加硫工程前の、生カバー成形機のドラム上にて筒状に生カバーを成形する際に生じる成形要因と、成形機にて成形した生カバーを加硫機にて加硫を行う際に生じる加硫要因とがある。従来では、ユニフォーミティを改善するために、成形要因については、生カバー成形機の精度及び材料の組立方法の調整により制御可能とされているが、加硫要因については、有効な手段がなく、制御することが不可能であった。加硫要因により不良が生じた完成品タイヤはスクラップとしている。
つまり、加硫機において、ブラダーの膨らみは、ブラダーの剛性やゲージの不均一、ブラダー製造のバラツキ、生カバーの挿入の偏芯等により変化し、ブラダーの周方向の膨らみ具合の調整は非常に困難であり、不可能とされている。
また、成形機にて生カバーを成形する際に、成形機においても、偏芯、傾きを完全に無くすることは不可能であり、成形機にて成形される生カバーは、必ず一定の方向(部位)で周上不均一になるという性質がある。
なお、タイヤのユニフォーミティの半径方向の力の変動の最大値(1次成分)の影響度は、生カバーの偏芯量について考えると、10N/mm程度の影響があると考えられる。
本発明に係る生カバー装着方法は、ビードリングを備える加硫金型に生カバーを装着させる生カバー装着方法であって、上記加硫金型の中央に配置されるブラダーに上記生カバーを外嵌状とさせ、該ブラダーの膨張によりプリシェーピングされる該生カバーの外形状をセンサにて検知し、該センサによる検知結果から該生カバーの位置を求め、該生カバーと上記ビードリングとの偏芯量を求め、該偏芯量に応じて該ビードリングを移動させ、該生カバーと該ビードリングとを芯合わせさせた装着状態とする。
また、上記生カバーが上記装着状態とされた上記ビードリングは、該ビードリングのリング軸芯が上記加硫金型の金型軸芯と一致する正規位置に、該生カバーと共に移動して該加硫金型内に配置され、該加硫金型が閉状態となる。
あるいは、同一の生カバー成形機及び同一の加硫機にて既に成形加硫された所定数の完成品タイヤから、該完成品タイヤのユニフォーミティの径方向の変動を検出し、その検出結果に応じて上記完成品タイヤを成型した上記加硫機に設置される加硫金型のビードリングを移動させ、該生カバーと該ビードリングとを芯調整させた装着状態とする。
また、本発明に係るタイヤ加硫機は、加硫成型する生カバーに内装されるブラダーと、ビードリングを備える加硫金型と、該ブラダーの膨張によりプリシェーピングされる該生カバーの外形状を検知するセンサと、該センサによる検知結果から該生カバーの位置を求める位置演算手段と、該位置演算手段による演算結果から該生カバーと上記ビードリングとの偏芯量を求める比較演算手段と、該偏芯量に基づいて該生カバーの生カバー軸芯と該ビードリングのリング軸芯とを芯合わせさせるよう該ビードリングを移動させて位置調整する芯調整手段と、を備えたものである。
また、上記芯調整手段は、上記ビードリングに外嵌させると共に該ビードリングのリング軸芯と偏芯する第1回転軸芯を有する内円環部材と、該内円環部材に外嵌させると共に上記第1回転軸芯と偏芯する第2回転軸芯を有する外円環部材と、該内円環部材を該ビードリングと共に該第1回転軸芯廻りに回転させる第1駆動手段と、該外円環部材を該内円環部材と共に該第2回転軸芯廻りに回転させる第2駆動手段と、を有する。
また、上記センサは、上記生カバーの側面から該生カバーの外形状を検知するレーザ変位計とされている。あるいは、上記センサが、上記生カバーを挟んで該生カバーの外形状を検知する投光受光型光検出センサとされている。
本発明によれば、完成品タイヤのユニフォーミティを向上させることができ、品質の安定したタイヤが得られる。つまり、生カバーの軸芯とビードリングの軸芯とを制御する(一致させる)ことにより、加硫成型における生カバーとビードリングとのオフセンター(偏芯)を解消することができる。そして、生カバーのビードリングへの装着後、ビードリングの軸芯を加硫金型の軸芯と一致させることで、生カバーと加硫金型全体とのオフセンターが生じることがない。
また、加硫機におけるユニフォーミティ改善のための加硫要因を簡単かつ効果的に制御することができる。そして、ユニフォーミティが安定するよう生カバーと金型との位置関係を調整して加硫を行うことができ、最適結果が得られるよう加硫を行うことができる。
ゴム製のラジアルタイヤの製造において、生カバー成形機にて未加硫タイヤである筒状の生カバー(グリーンタイヤとも言う)が成形され、その後、生カバーが加硫機の加硫金型にセットされ、加硫され、完成品タイヤを得ている。そして、図1と図2は、本発明に係るタイヤ加硫機の要部を示す断面図であり、図示する加硫機の要部について説明すると、加硫機は加硫金型を備え、加硫金型は、生カバー1のビード部5に対応するビードリング4───上下一対の上ビードリング(図示省略)と下ビードリング4a───を有する。
さらに、図示省略するが、加硫金型は、生カバー1のトレッド部に対応する周状のトレッドセグメントと、サイドウォール部に対応する上下のサイドプレートと、を有する。
また、図2に示すように、加硫機は、加硫成型する生カバー1を外嵌状とさせ(加硫成型する生カバー1に内装され)、加熱加圧媒体の充填によって膨らんで生カバー1を内面側から押圧し、生カバー1のプリシェーピングを行うブラダー2を有する。なお、このプリシェーピングは、加硫金型が開状態において行われる。
また、(図外の)上ビードリングと下ビードリング4aとは、鉛直同軸上に配置され、これらの軸芯をリング軸芯C2 としている。また、加硫金型全体における鉛直軸芯を金型軸芯C3 としている。
さらに加硫機は、ブラダー2の膨張によりプリシェーピングされる生カバー1の外形状を検知するセンサ3を備える。
センサ3は、図2に示すように、生カバー1の側面から生カバー1の外形状を検知するレーザ変位計9とすることができ、レーザ変位計9を生カバー1の周囲360 °回転させることでプリシェーピング状態にある生カバー1の外周面の形状を知ることができる。
あるいは、センサ3を、図3の簡略平面図に示すように、生カバー1を挟んで生カバー1の外形状を検知する投光受光型光検出センサ10とすることもできる。図3においては、生カバー1の側方に検出センサ10を配設し、この検出センサ10を生カバー1の廻りを90°回転させることで、生カバー1の外周面の形状を知ることができる。また、図示省略するが、この検出センサ10を生カバー1を上下から挟むよう配設させてもよい。
加硫機は、図4に示すように、センサ3による検知結果から生カバー1の位置を演算にて求める位置演算手段6と、この位置演算手段6による演算結果から生カバー1と加硫金型が備えるビードリング4との偏芯量(オフセット量)を求める比較演算手段7と、を備える。
位置演算手段6は、センサ3と接続され、センサ3により検知した生カバー1の外径差から生カバー1の位置を予測演算することができる。または、センサ3によるこの検出データから生カバー1の生カバー軸芯C1 の位置を演算にて求めることもできる。つまり、平面視において基準点(例えば、金型軸芯C3 )を原点とするXーY座標を取り、生カバー1(生カバー軸芯C1 )の位置の平面座標を求める。
そして、比較演算手段7は、このXーY座標において、位置演算手段6にて求めた生カバー1の位置(座標)と加硫金型のビードリング4の位置(座標)との間の距離を演算にて求める。または、生カバー軸芯C1 の座標とビードリング4のリング軸芯C2 の座標との間の距離を演算にて求めることもできる。従って、その距離が偏芯量となる。
なお、ビードリング4は固定状態にある加硫金型全体(金型軸芯C3 )に対して、後述する加硫機が備える芯調整手段8により機械的に移動自在とされており、ビードリング4のリング軸芯C2 は金型全体の金型軸芯C3 に対してその位置が制御・検知されるため、ビードリング4(リング軸芯C2 )の位置は比較演算手段7において容易に検知できる。なお、上記加硫金型全体とは、ビードリング4及び芯調整手段8とを除いた部分である。
つまり、ビードリング4は、加硫金型内において芯調整手段8にて位置変更自在とされており、この芯調整手段8は、上記XーY座標において座標管理させながら移動制御されている。従って、X−Y座標においてビードリング4のリング軸芯C2 の位置は、芯調整手段8と接続される比較演算手段7の処理にて求めることができる。なお、プリシェーピングを行う前の初期状態では、リング軸芯C2 が金型軸芯C3 と一致するようビードリング4を位置させることで、ビードリング4はX−Y座標の原点を中心として存在する(リング軸芯C2 はX−Y座標の原点に存在する)。
位置演算手段6と比較演算手段7は、例えば所定の演算プログラムを備えたコンピュータにて構成させることができる。つまり、図4の破線にて示すブロックがコンピュータであり、位置演算手段6と比較演算手段7はその機能ブロックとすることができる。
芯調整手段8は、比較演算手段7にて求めた偏芯量に基づいて、生カバー1の生カバー軸芯C1 とビードリング4のリング軸芯C2 とを芯合わせさせるようビードリング4を移動(オフセット)させて位置調整させる駆動機構である。
具体的な構成は、図5と図6に示すように、偏芯してビードリング4に外嵌させる内円環部材11と、偏芯して内円環部材11に外嵌させる外円環部材12と、を有する。なお、この内円環部材11と外円環部材12とをサイドプレートの一部とさせることができる。
つまり、内円環部材11は、ビードリング4のリング軸芯C2 と偏芯する第1回転軸芯C4 を有し、リング軸芯C2 を中心とする孔15が形成され、孔15にビードリング4が嵌合されている。外円環部材12は、第1回転軸芯C4 と偏芯する第2回転軸芯C5 を有し、内円環部材11の第1回転軸心C4 を中心とする孔16が形成され、孔16に内円環部材11が嵌合されている。そして、外円環部材12は、加硫金型本体部側に設けた孔17に嵌合されており、具体的には、加硫金型本体部のサイドプレート本体部18に金型軸芯C3 を中心として形成された孔17に嵌合している。つまり、第2回転軸芯C5 は金型軸芯C3 と一致する。
さらに、芯調整手段8は、内円環部材11をビードリング4と共に第1回転軸芯C4 廻りに回転させる第1駆動手段13と、外円環部材12を内円環部材11及びビードリング4と共に第2回転軸芯C5 廻りに回転させる第2駆動手段14と、を有する。なお、ビードリング4は内円環部材11に対してフリーに動く(回転可能な)状態とされている。
第1駆動手段13は、内円環部材11の外周縁部に配設され外円環部材12の孔16の内周に形成した内歯20に噛合する小歯車19と、小歯車19をその軸芯廻りに回転させる駆動モータ(図示省略)と、を有し、駆動モータの回転により小歯車19が自転することで小歯車19が内円環部材11と共に第1回転軸心C4 廻りに内歯20に沿って回転(公転)する(矢印a)。これにより、ビードリング4(のリング軸芯C2 )が第1回転軸心C4 廻りに回転する。
さらに、第2駆動手段14は、サイドプレート本体部18の孔17の内周面より内方へ一部が突出するよう配設され外円環部材12の外周に形成した外歯21に噛合する小歯車22と、小歯車22をその軸芯廻りに回転させる駆動モータ(図示省略)と、を有し、駆動モータの回転により小歯車22が自転することで外円環部材12が第2回転軸芯C5 廻りに回転する(矢印b)。これにより、内円環部材11とビードリング4(ビードリング4のリング軸芯C2 )が第2回転軸芯C5 廻りに回転する。
そして、第1駆動手段13と第2駆動手段14との動作により、ビードリング4のリング軸芯C2 を、X−Y座標上の任意の位置に、例えば、図5(イ)に示す原点位置から図5(ロ)に示す移動位置に、自在に変位させることができる。
また、芯調整手段8は、ビードリング4を上下共において相互を同調させて同じ位置に移動させるよう構成されている。
次に、生カバー成形機にて成形された生カバー1をタイヤ加硫機に配設される加硫金型に装着させる生カバー装着方法について説明する。図1に示すように、例えば、開状態にある加硫金型の下型に対し、ローダー23にて生カバー1の上ビード部5bが掛止され吊り下げられた状態で、生カバー1は降下される。そして、加硫金型の中央に配置されるブラダー2に生カバー1を外嵌状とさせる。
その後、図2に示すように、ブラダー2に内側から窒素ガス等の膨張媒体を供給して膨張させ、生カバー1を内側から加圧しプリシェーピングする。そして、ブラダー2の膨張によりプリシェーピングされる生カバー1の外形状を上述したセンサ3にて検知し、センサ3による検知結果から生カバー1の位置を位置演算手段6にて求める。また、位置演算手段6にて生カバー1の生カバー軸芯C1 を求めることもできる。そして、生カバー1と加硫金型が備えるビードリング4との偏芯量(生カバー軸芯C1 とリング軸芯C2 との偏芯量)を比較演算手段7にて求め、その偏芯量に応じてビードリング4を芯調整手段8により移動させる。そして、生カバー1とビードリング4とを芯合わせさせた装着状態とする。
センサ3による検知は、膨張過程にある生カバー1の外形状を随時測定してもよい。そして、位置演算手段6と比較演算手段7とにより偏芯量を求め、その偏芯量の情報を芯調整手段8の動作制御部(図外)に送信し、動作制御部が芯調整手段8の第1駆動手段13と第2駆動手段14とを動作させ、偏芯量をゼロとさせる。
そして、プリシェーピングされ、生カバー1が装着状態とされたビードリング4は、ビードリング4のリング軸芯C2 が加硫金型の金型軸芯C3 と一致する正規位置に、生カバー1と共に移動して加硫金型内に配置され(戻され)、加硫金型が閉状態となる。つまり、生カバー1の生カバー軸芯C1 とリング軸芯C2 が一致されたビードリング4が、その状態を保って移動し、生カバー軸芯C1 とリング軸芯C2 と金型軸芯C3 とを一致させる。これにより、生カバー1と加硫金型との偏芯は存在しない。
そして、生カバー1は、ブラダー2によるシェーピングによって安定し、さらに、ビードリング4にて上下から挟み込まれることでさらに安定し、加硫することができる。
次に、この生カバー装着方法にて成型した完成品タイヤのユニフォーミティ試験結果について説明する。表1は、ビードリング4を移動させて成型した実施例と、ビードリング4を固定させたままの従来例とのラジアルフォースバリエーション(RFV)を測定した結果を示す。なお、実施例、比較例は夫々同一の仕様のタイヤについて、同一設計の金型を使用し、完成品タイヤ20本の計測結果の平均値にて比較している。さらに、この試験は、自動車用タイヤのユニフォーミティ試験方法(JASO C607:2000)に準拠している。
Figure 2006027174
表1によれば、実施例において、OA(オーバーオール)、1次共に比較例と比べて値を低減させることができている。また、偏芯による成分は1次に起因する部分が大きいので1次が下がることでOAを下げることができる。
次に、生カバー1を加硫金型に装着させる生カバー装着方法の他の実施の形態について説明すると、上記の実施の形態においては、ブラダー2により膨張状態とされた各々個別の生カバー1の検出データ(生カバー1の形状データ)から、ビードリング4との偏芯量を求めたが、第2の実施の形態においては、加硫後の完成品タイヤのユニフォーミティの測定データに基づいて加硫工程へフィードバック制御させることで、次に加硫するタイヤのユニフォーミティを改善させる方法である。
つまり、同一の生カバー成形機及び同一の加硫機にて既に成形加硫された所定数の完成品タイヤから、完成品タイヤのユニフォーミティの径方向の変動を測定し検出する。そして、その検出結果(変動データ)に応じてその変動を小さくさせるよう、既に完成品タイヤを成型したのと同一の加硫機に設置される加硫金型のビードリング4を所定量・所定方向だけ移動させ、生カバー1とビードリング4とを芯調整させた装着状態とする。なお、ビードリング4の移動は、上記の芯調整手段8により行われる。
また、この芯調整手段8による動作は、生カバー1にブラダー2を挿入状とし、ブラダー2を膨張させ、生カバー1を内方から加圧しプリシェーピングするシェーピング工程の際に行うことができる。
具体的には、同一成形機及び同一加硫機にて作製された複数の(例えば10本の)完成品タイヤのラジアルフォースバリエーションの1次成分(RFV1H)を測定し、その平均値よりRFV1Hのハイポイント方向(ピーク位置の方向)と対応する金型内における方向へ、ビードリング4を移動させることで、ハイポイントとして現れたRFV1Hを小さくさせている。これは、同一の成形機、同一の加硫機にて成型される生カバー1は、必ず一定の方向(部位)、一定の大きさで周上不均一になるという性質があることから実現できる。
または、ビードリング4の移動は、測定したRFV1Hの平均ベクトル(合成ベクトル)の方向としてもよい。
また、芯調整手段8にてビードリング4を移動させる移動量は、タイヤの構造、サイズ、パターン、プロファイルにより異なり、RFV1Hの変化量から最適移動量を算出し、ビードリング4を移動させる。
さらに、この方法は、生カバー1のカバー軸芯C1 とビードリング4のリング軸芯C2 とを位置制御するが、ユニフォーミティを改善させるために、生カバー軸芯C1 とリング軸芯C2 とを意図的に所定の偏芯量でもって偏芯させた状態で加硫を行うことをも意図している。
芯調整手段8にてビードリング4を移動させる手段について図6(イ)(ロ)により説明すると、加硫成型を意図する生カバー1の成型直前の所定数の完成品タイヤから求めたユニフォーミティの径方向の変動情報にて得られたベクトルが、図6(イ)のベクトルAとした場合、その生カバー1を加硫機にて加硫成型することで、ベクトルAと反対のベクトルA′の方向と大きさにRFV1Hが生じるよう、ビードリング4を加硫成型前に(ベクトルA方向に)移動させる。これにより、ベクトルAとベクトルA′との合成(平均)はゼロとなり、ユニフォーミティを改善させることができる。そして、次に加硫する生カバー1においても、この操作を繰り返す。
そして、例えば、同一の成形機及び加硫機において、数日後、加硫成型を意図する生カバー1の成型直前の所定数の完成品タイヤから求めたユニフォーミティの径方向の変動情報にて得られたベクトルが、(ベクトルAから徐々に)図6(ロ)のベクトルBに変化すると、このベクトルBと反対のベクトルB′にRFV1Hが生じるようビードリング4を加硫成型前に移動させる。これにより、ベクトルBとベクトルB′との合成(平均)はゼロとなり、ユニフォーミティを改善させることができる。つまり、ベクトルA′にRFV1Hが生じるようビードリング4を加硫成型前に移動させた状態のままであると、ベクトルBとベクトルA′との合成ベクトルCの方向にRFV1Hが生じてしまうことを防いでいる。
次に、この生カバー装着方法にて成型した完成品タイヤのユニフォーミティ試験結果について説明する。表2は、ビードリング4を移動させて成型した実施例と、ビードリング4を固定させたままの従来例とのラジアルフォースバリエーションを測定した結果を示す。なお、実施例、比較例は夫々同一の仕様のタイヤについて、同一設計の金型を使用し、完成品タイヤ20本の計測結果の平均値にて比較している。さらに、この試験は、自動車規格、自動車用タイヤのユニフォーミティ試験方法(JASO C607:2000)に準拠したものである。
Figure 2006027174
表2によれば、実施例において、OA(オーバーオール)、1次共に比較例と比べて値を低減させることができている。完成品タイヤのデータをフィードバックさせることにより、意図的に偏芯させた状態で加硫したものは、1次に対する寄与が特に大きく、その結果、OAに対する効果も大きいことがわかる。
なお、本発明において、加硫金型が開状態にて行われるプリシェーピング圧力は、40〜150kPaに設定されており、また、加硫金型が閉状態での加硫時の圧力は、1600〜2400kPa に設定されている。また、ブラダー2の形式は、図示した以外のものであっても良い。
以上のように、本発明によれば、加硫金型の中央に配置されるブラダー2に生カバー1を外嵌状とさせ、ブラダー2の膨張によりプリシェーピングされる生カバー1の外形状をセンサ3にて検知し、センサ3による検知結果から生カバー1の位置を求め、生カバー1と加硫金型が備えるビードリング4との偏芯量を求め、偏芯量に応じてビードリング4を移動させ、生カバー1とビードリング4とを芯合わせさせた装着状態とする方法であるため、完成品タイヤのユニフォーミティを向上させることができ、また、品質の安定したタイヤが得られる。 つまり、生カバー1とビードリング4との芯を制御する(一致させる)ことにより、加硫成型における生カバー1とビードリング4とのオフセンター(偏芯)を解消することができる。従って、偏芯によるユニフォーミティの低下を防ぐことができる。
また、生カバー1が装着状態とされたビードリング4は、ビードリング4のリング軸芯C2 が加硫金型の金型軸芯C3 と一致する正規位置に、生カバー1と共に移動して加硫金型内に配置され、加硫金型が閉状態となるため、生カバー1を、偏芯させることなくセンタリングさせて金型内にセットできる。
同一の生カバー成形機及び同一の加硫機にて既に成形加硫された所定数の完成品タイヤから、完成品タイヤのユニフォーミティの径方向の変動を検出し、その検出結果に応じて完成品タイヤを成型した加硫機に設置される加硫金型のビードリング4を移動させ、生カバー1とビードリング4とを芯調整させた装着状態とする方法であるため、ユニフォーミティが安定するよう生カバー1と加硫金型との位置関係を調整して加硫を行うことができ、最適結果を得ることができる。
つまり、高精度の生カバー成形機で作製された生カバー1の成形要因によるユニフォーミティや、高精度な加硫機にて加硫されたタイヤの加硫要因によるユニフォーミティは、構成部材・補材・治具の変更が無い限り極めて再現性が高い。従って、完成品タイヤのユニフォーミティを測定して求め、それを補正するように最適条件として生産(加硫)を始めても、徐々にユニフォーミティの方向性、大きさに、ずれが生じ、ユニフォーミティが次第に悪化することとなるが、加硫を行う直前の所定数の完成品タイヤから求めたユニフォーミティの情報から、次々と新しい軸芯の補正値を見いだすため、完成品のタイヤのユニフォーミティは常に安定する方向に改善される。
また、、本発明は、加硫成型する生カバー1に内装されるブラダー2と、ビードリング4を備える加硫金型と、ブラダー2の膨張によりプリシェーピングされる生カバー1の外形状を検知するセンサ3と、センサ3による検知結果から生カバー1の位置を求める位置演算手段6と、位置演算手段6による演算結果から生カバー1とビードリング4との偏芯量を求める比較演算手段7と、偏芯量に基づいて生カバー1の生カバー軸芯C1 とビードリング4のリング軸芯C2 とを芯合わせさせるようビードリング4を移動させて位置調整する芯調整手段8と、を備えたものであるため、完成品タイヤのユニフォーミティを向上させることができ、また、品質の安定したタイヤが得られる。
つまり、生カバー1とビードリング4との芯を制御する(一致させる)ことにより、加硫成型における生カバー1とビードリング4とのオフセンター(偏芯)を解消することができる。従って、偏芯によるユニフォーミティの低下を防ぐことができる。
また、芯調整手段8は、ビードリング4に外嵌させると共にビードリング4のリング軸芯C2 と偏芯する第1回転軸芯C4 を有する内円環部材11と、内円環部材11に外嵌させると共に第1回転軸芯C4 と偏芯する第2回転軸芯C5 を有する外円環部材12と、内円環部材11をビードリング4と共に第1回転軸芯C4 廻りに回転させる第1駆動手段13と、外円環部材12を内円環部材11と共に第2回転軸芯C5 廻りに回転させる第2駆動手段14と、を有するため、リング軸芯C2 を任意の位置に変位させることができる。
しかも、リング軸芯C2 の移動は内・外円環部材11,12の回転運動のみにて行われるため、外円環部材12を加硫金型のサイドプレート本体部18に形成する孔17内に設けることで、ビードリング4を移動させても、ビードリング4とサイドプレート本体部18との間に隙間、段差を形成することがない。つまり、金型内においてビードリング4の移動が行え、かつ、そのまま加硫させることができる。
センサ3は、生カバー1の側面から生カバー1の外形状を検知するレーザ変位計9とされたものであるため、あるいは、センサ3が、生カバー1を挟んで生カバー1の外形状を検知する投光受光型光検出センサ10とされたものであるため、簡単な構成により正確なデータを得ることができる。
本発明に係るタイヤ加硫機の実施の一形態を示す要部断面図である。 プリシェーピング状態を示す加硫機の要部断面図である。 生カバーの外形状を測定するセンサを説明する簡略平面図である。 タイヤ加硫機の構成を説明するブロック図である。 芯調整手段を説明する説明平面図である。 生カバー軸芯とリング軸芯とを芯調整させるための動作を説明する説明図である。
符号の説明
1 生カバー
2 ブラダー
3 センサ
4 ビードリング
6 位置演算手段
7 比較演算手段
8 芯調整手段
9 レーザ変位計
10 光検出センサ
11 内円環部材
12 外円環部材
13 第1駆動手段
14 第2駆動手段
1 生カバー軸芯
2 リング軸芯
3 金型軸芯
4 第1回転軸芯
5 第2回転軸芯

Claims (7)

  1. ビードリング(4)を備える加硫金型に生カバー(1)を装着させる生カバー装着方法であって、上記加硫金型の中央に配置されるブラダー(2)に上記生カバー(1)を外嵌状とさせ、該ブラダー(2)の膨張によりプリシェーピングされる該生カバー(1)の外形状をセンサ(3)にて検知し、該センサ(3)による検知結果から該生カバー(1)の位置を求め、該生カバー(1)と上記ビードリング(4)との偏芯量を求め、該偏芯量に応じて該ビードリング(4)を移動させ、該生カバー(1)と該ビードリング(4)とを芯合わせさせた装着状態とすることを特徴とする生カバー装着方法。
  2. 上記生カバー(1)が上記装着状態とされた上記ビードリング(4)は、該ビードリング(4)のリング軸芯(C2 )が上記加硫金型の金型軸芯(C3 )と一致する正規位置に、該生カバー(1)と共に移動して該加硫金型内に配置され、該加硫金型が閉状態となる請求項1記載の生カバー装着方法。
  3. 同一の生カバー成形機及び同一の加硫機にて既に成形加硫された所定数の完成品タイヤから、該完成品タイヤのユニフォーミティの径方向の変動を検出し、その検出結果に応じて上記完成品タイヤを成型した上記加硫機に設置される加硫金型のビードリング(4)を移動させ、該生カバー(1)と該ビードリング(4)とを芯調整させた装着状態とすることを特徴とする生カバー装着方法。
  4. 加硫成型する生カバー(1)に内装されるブラダー(2)と、ビードリング(4)を備える加硫金型と、該ブラダー(2)の膨張によりプリシェーピングされる該生カバー(1)の外形状を検知するセンサ(3)と、該センサ(3)による検知結果から該生カバー(1)の位置を求める位置演算手段(6)と、該位置演算手段(6)による演算結果から該生カバー(1)と上記ビードリング(4)との偏芯量を求める比較演算手段(7)と、該偏芯量に基づいて該生カバー(1)の生カバー軸芯(C1 )と該ビードリング(4)のリング軸芯(C2 )とを芯合わせさせるよう該ビードリング(4)を移動させて位置調整する芯調整手段(8)と、を備えたことを特徴とするタイヤ加硫機。
  5. 上記芯調整手段(8)は、上記ビードリング(4)に外嵌させると共に該ビードリング(4)のリング軸芯(C2 )と偏芯する第1回転軸芯(C4 )を有する内円環部材(11)と、該内円環部材(11)に外嵌させると共に上記第1回転軸芯(C4 )と偏芯する第2回転軸芯(C5 )を有する外円環部材(12)と、該内円環部材(11)を該ビードリング(4)と共に該第1回転軸芯(C4 )廻りに回転させる第1駆動手段(13)と、該外円環部材(12)を該内円環部材(11)と共に該第2回転軸芯(C5 )廻りに回転させる第2駆動手段(14)と、を有する請求項4記載のタイヤ加硫機。
  6. 上記センサ(3)は、上記生カバー(1)の側面から該生カバー(1)の外形状を検知するレーザ変位計(9)とされた請求項4又は5記載のタイヤ加硫機。
  7. 上記センサ(3)が、上記生カバー(1)を挟んで該生カバー(1)の外形状を検知する投光受光型光検出センサ(10)とされた請求項4又は5記載のタイヤ加硫機。
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