JP2012526063A - モノマーを精製するための方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、モノマーの精製法に関し、その際、出発組成物中に含有されるモノマーの少なくとも一部が蒸発され、かつ引き続き凝縮され、該方法は、出発組成物の少なくとも一部が短行路型蒸発器中で蒸発され、その際、蒸気mの質量流量密度は、関係式(I)[式中−Mは、短行路型蒸発器中での蒸気の平均モル質量(kg/kmol)−Tは、蒸気の温度(K)、piは、短行路型蒸発器中での圧力(mbar)−mは、蒸気の質量流量密度(kg/(m2・h))である]に従って選択される。本発明のさらなる観点は、方法を実施するための装置である。

Description

本発明は、モノマーの精製法に関する。そのうえまた、本発明は、この方法を実施するための装置を記載する。
モノマーは、容易に重合しうる反応性化合物である。たしかに、この重合は、重合禁止剤の添加によって、しばしば最小化されることができるが、しかしながら、これらの化合物は、変色及び副反応を生じさせうる。さらに、比較的多量の安定化剤は、後続の重合反応におけるモノマーのさらなる加工にマイナスに影響を及ぼしうることから、いくつかの規定により安定化剤の含有量は制限される。それゆえ、モノマーの精製は、常に存在する問題である。これは、殊に、高い沸点を有するモノマーに当てはめられ、なぜなら、これらは、重合が比較的困難にしか、すなわち、高い量の重合禁止剤を用いてしか抑制されることができない条件で精製されるからである。それに応じて、殊に、高い沸点を有する非常に反応性のモノマーを、高い収率損失なしに非常に高い純度で得ることは、きわめて困難である。これらのモノマーには、例えばヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレートが属する。
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを製造及び精製するための有利な方法は、なかでも欧州特許出願EP−A−1090904に記載される。それによれば、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを包含する反応混合物が、薄膜型蒸発器と組み合わされる蒸留によって、特に効果的に精製されることができる。EP−A−1090904の中で述べられる方法は、高い収率にて、比較的純粋な生成物を生じさせる。けれども、特別な適用のために、特に純粋なヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが必要とされる。そのように、これらのモノマーは、例えば、コンタクトレンズの製造のために使用され、これは、例えばUS4,375,534の中で述べられている通りである。このために必要な特に高い生成物純度は、EP−A−1090904の中で述べられた方法を用いて達成されることはできない。
公知技術に鑑みて、そのため本発明の課題は、特に高い純度が得られる、モノマーの精製法を提供することであった。これと同時に、生成物は可能な限り高い収率で、かつ、総合して見て、低いエネルギー消費下で得られるべきである。これと同時に、安定化剤の濃度は、可能な限り低く維持されることができるべきである。
したがって、さらに、本発明の課題は、高沸点モノマーを、安定して、かつ簡単に精製することができる方法を提供することであった。これに関して、殊に、多量の重合禁止剤の使用を断つことができるべきである。そのうえまた、精製されたモノマーは、少量の重合禁止剤を有するべきであり、その結果、モノマー組成物の抑制を、さらなる加工によって引き起こされている特別な要求に合わせることができる。
そのうえまた、本発明の課題は、該方法を実施するための装置を提供することであった。この装置は、製造及び運転の点で低コストであるべきである。殊に、該装置は、長いメンテナンス間隔及び僅かな停止時間を有するべきである。
これらの課題、ならびに明示的には挙げられていないが、しかしながら、この中で納得のゆくように議論されるコンテキストから容易に導出可能又は推論可能である、さらなる課題は、特許請求項1の全ての特徴を有する方法によって解決される。本発明による方法の目的に適った変形例は、請求項1を引用する従属請求項において保護される。該方法を実施するための装置に関しては、請求項18が、基礎をなす課題の解決手段を提供する。
それに応じて、本発明の対象は、モノマーの精製法に関し、その際、出発組成物中に含有されるモノマーの少なくとも一部が蒸発され、かつ引き続き凝縮され、該方法は、出発組成物の少なくとも一部が短行路型蒸発器中で蒸発され、その際、蒸気
Figure 2012526063
の質量流量密度は、関係式(I)
Figure 2012526063
[式中
Figure 2012526063
は、短行路型蒸発器中での蒸気の平均モル質量(kg/kmol)、
Tは、蒸気の温度(K)、
iは、短行路型蒸発器中での圧力(mbar)
Figure 2012526063
は、蒸気の質量流量密度(kg/(m2・h))
である]に従って選択されることを特徴とする。
これによって、予測できない形で、特に高い純度を達成することができる、モノマーの精製法を提供することに成功する。これと同時に、生成物を高い収率で、かつ、総合して見て、低いエネルギー消費下で得ることができる。
本発明による方法によって、殊に高沸点モノマーを、安定して、かつ簡単に精製することができる。これと同時に、殊に、多量の重合禁止剤の使用を断つことができる。そのうえまた、精製されたモノマーは、特に少量の重合禁止剤を有し、その結果、モノマー組成物の抑制を、特別な要求に合わせることができる。
そのうえまた、本発明は、この方法を実施するための装置を提供する。この装置は、低コストで製造及び運転されることができる。殊に、該装置は、長いメンテナンス間隔、短い停止時間及び簡単な制御によって際立つ。
本発明によれば、少なくとも1種のモノマーを含有する出発組成物の少なくとも一部が蒸発され、かつ引き続き凝縮される。特に重要なのは、これに関して、殊に、出発組成物の、有利には5〜95質量%、特に有利には10〜80質量%及び極めて有利には20〜60質量%が蒸発される方法である。連続的な方法の場合、このパラメーターは、蒸発器から排出される、出発組成物の蒸発された割合に関して、精製されたモノマーの質量割合から出される。
"出発組成物"との用語は、このコンテキストでは、モノマーを蒸発させ、かつ凝縮させるために短行路型蒸発器中に導入される組成物の名称である。
モノマーは、ここでは、好ましくは末端にある少なくとも1個の炭素−炭素−二重結合を有するラジカル重合可能な化合物である。
これらのモノマーには、殊に、酸基を有するモノマー、エステル基を包含するモノマー及びスチレンモノマーが属する。
酸基含有モノマーには、例えば、スルホン酸基を有するモノマー、例えばビニルスルホン酸;ホスホン酸基を有するモノマー、例えばビニルホスホン酸、及び不飽和カルボン酸、例えばメタクリル酸、アクリル酸、フマル酸及びマレイン酸が属する。特に有利なのは、メタクリル酸及びアクリル酸である。
有利なエステル基を包含するモノマーには、殊に(メタ)アクリレート、フマレート、マレエート及び/又は酢酸ビニルが属する。(メタ)アクリレートとの表現は、メタクリレート及びアクリレートならびに双方からの混合物を包含する。これらのモノマーは広く知られている。
上述のモノマーには、なかでも、アルキル基中に炭素原子1〜10個を有し、アルキル基中に二重結合又はヘテロ原子を有さない(メタ)アクリレートが属する。
アルキル基中に炭素原子1〜10個を有し、アルキル基中に二重結合又はヘテロ原子を有さない(メタ)アクリレートには、なかでも、直鎖状又は分枝鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート及びペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、3−イソプロピルヘプチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート;及びシクロアルキル(メタ)アクリレート、例えばシクロペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、環上に少なくとも1個の置換基を有するシクロヘキシル(メタ)アクリレート、例えばt−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート及びトリメチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アクリレート、メチルノルボルニル(メタ)アクリレート及びジメチルノルボルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、1−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−アダマンチル(メタ)アクリレート、メンチル(メタ)アクリレート及びイソボルニル(メタ)アクリレートが属する。
モノマーのさらなる類は、アルキル基中に少なくとも11個の炭素原子を有し、不飽和アルコールに由来し、かつアルキル基中にヘテロ原子を有さない(メタ)アクリレート、例えばウンデシル(メタ)アクリレート、5−メチルウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、2−メチルドデシル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、5−メチルトリデシル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ)アクリレート、ペンタデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、2−メチルヘキサデシル(メタ)アクリレート、ヘプタデシル(メタ)アクリレート、5−イソプロピルヘプタデシル(メタ)アクリレート、4−t−ブチルオクタデシル(メタ)アクリレート、5−エチルオクタデシル(メタ)アクリレート、3−イソプロピルオクタデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、ノナデシル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレート、セチルエイコシル(メタ)アクリレート、ステアリルエイコシル(メタ)アクリレート、ドコシル(メタ)アクリレート及び/又はエイコシルテトラトリアコンチル(メタ)アクリレート;
シクロアルキル(メタ)アクリレート、例えば2,4,5−トリ−t−ブチル−3−ビニルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、2,3,4,5−テトラ−t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート;
複素環式(メタ)アクリレート、例えば2−(1−イミダゾリル)エチル(メタ)アクリレート、2−(4−モルホリニル)エチル(メタ)アクリレート、1−(2−メタクリロイルオキシエチル)−2−ピロリドン、2−(3−オキサゾリジニル)エチルメタクリレート;
(メタ)アクリル酸のニトリル及び他の窒素含有メタクリレート、例えばN−(メタクリロイルオキシエチル)ジイソブチルケチミン、N−(メタクリロイルオキシエチル)ジヘキサデシルケチミン、メタクリロイルアミドアセトニトリル、N−3−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、2−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−メタクリロイルオキシエチルメチルシアンアミド、シアノメチルメタクリレート;
アリール(メタ)アクリレート、例えばベンジル(メタ)アクリレート又はフェニル(メタ)アクリレート、その際、アリール基は、そのつど非置換又は4箇所まで置換されていてよい;
アルキル基中に1個のヒドロキシ基を有する(メタ)アクリレート、殊に2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、殊に2−ヒドロキシプロピルメタクリレート及び3−ヒドロキシプロピルメタクリレート(HPMA)、及び/又はヒドロキシプロピルアクリレート、殊に2−ヒドロキシプロピルアクリレート及び3−ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、好ましくはヒドロキシブチルメタクリレート(HBMA)、2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3,4−ジヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2,5−ジメチル−1,6−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオール(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリル酸のポリアルコキシル化された誘導体、殊に、プロピレンオキシド単位2〜10個、好ましくは3〜6個を有するポリプロピレングリコール−モノ(メタ)アクリレート、好ましくは、プロピレンオキシド単位約5個を有するポリプロピレングリコール−モノメタクリレート(PPM5)、エチレンオキシド単位2〜10個、好ましくは3〜6個を有するポリエチレングリコール−モノ(メタ)アクリレート、好ましくは、エチレンオキシド単位約5個を有するポリエチレングリコール−モノメタクリレート(PEM5)、ポリブチレングリコール−モノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコール−モノ(メタ)アクリレート;
(メタ)アクリルアミド、殊にN−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、メタクリルアミド及びアクリルアミド;
グリセリンカーボネートメタクリレート;
2−カルバモイルオキシエチル(メタ)アクリレート;
(2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル(メタ)アクリレート、不飽和脂肪酸又は脂肪酸アミドに由来する(メタ)アクリレート、例えば(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル−リノール酸エステル、(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル−リノレン酸エステル、(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル−オレイン酸エステル、ヘプタデセニロイルオキシ−2−エチル−(メタ)アクリル酸アミド、ヘプタデカ−ジエン−イルオイルオキシ−2−エチル−(メタ)アクリル酸アミド、ヘプタデカ−トリエン−イルオイルオキシ−2−エチル−(メタ)アクリル酸アミド、ヘプタデセニロイルオキシ−2−エチル−(メタ)アクリル酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−パルミトレイン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−オレイン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−イコセン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−セトレイン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−エルカ酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−リノール酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−リノレン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−パルミトレイン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−オレイン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−イコセン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−セトレイン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−エルカ酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−リノール酸アミド及び(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−リノレン酸アミド及び、不飽和脂肪酸又は脂肪酸アミドに由来する(メタ)アクリレート、例えば(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル−パルミチン酸エステル、(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル−ステアリン酸エステル及び(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロピル−ラウリン酸エステル、ペンタデシロイルオキシ−2−エチル−(メタ)アクリル酸アミド、ヘプタデシロイルオキシ−2−エチル−(メタ)アクリル酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−ラウリン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−ミリスチン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−パルミチン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−エチル−ステアリン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−ラウリン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−ミリスチン酸アミド、(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−パルミチン酸アミド及び(メタ)アクリロイルオキシ−2−プロピル−ステアリン酸アミドである。
モノマーのさらなる類は、架橋性モノマーである。これらのモノマーは、ラジカル重合に際して類似の反応性を有する少なくとも2個の二重結合を有する。これらには、殊に、2個の二重結合を有する(メタ)アクリレート、例えば、不飽和アルコールに由来する(メタ)アクリレート、例えば2−プロピニル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、ビニル(メタ)アクリレート、ならびにジオール又はより多価のアルコールに由来する(メタ)アクリレート、例えばグリゴールジ(メタ)アクリレート、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングルコールジ(メタ)アクリレート、テトラ−及びポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオール(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオール(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、エトキシル化されたビスフェノールAのジメタクリレート及びジウレタンジメタクリレート;3個以上の二重結合を有する(メタ)アクリレート、例えばグリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリトリトールテトラ(メタ)アクリレート及びジペンタエリトリトールペンタ(メタ)アクリレートが属する。
該モノマーには、そのうえまた、ビニルエステル、例えば酢酸ビニル、塩化ビニル、バーサチック酸ビニル、酢酸エチレンビニル、塩化エチレンビニル;
マレイン酸誘導体、例えばマレイン酸無水物、マレイン酸のエステル、例えばマレイン酸ジメチルエステル、メチルマレイン酸無水物;及びフマル酸誘導体、例えばフマル酸ジメチルエステル;及び(メタ)アクリル酸無水物が属する。
モノマーのさらなる群は、スチレンモノマー、例えばスチレン、側鎖においてアルキル置換基を有する置換されたスチレン、例えばα−メチルスチレン及びα−エチルスチレン、環上にアルキル置換基を有する置換されたスチレン、例えばビニルトルエン及びp−メチルスチレン、ハロゲン化されたスチレン、例えばモノクロロスチレン、ジクロロスチレン、トリブロモスチレン及びテトラブロモスチレンである。
複素環式ビニル化合物、例えば2−ビニルピリジン、3−ビニルピリジン、2−メチル−5−ビニルピリジン、3−エチル−4−ビニルピリジン、2,3−ジメチル−5−ビニルピリジン、ビニルピリミジン、ビニルピペリジン、9−ビニルカルバゾール、3−ビニルカルバゾール、4−ビニルカルバゾール、1−ビニルイミダゾール、2−メチル−1−ビニルイミダゾール、N−ビニルピロリドン、2−ビニルピロリドン、N−ビニルピロリドン、3−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルブチロラクタム、ビニルオキソラン、ビニルフラン、ビニルチオフェン、ビニルチオラン、ビニルチアゾール及び水素化されたビニルチアゾール、ビニルオキサゾール及び水素化されたビニルオキサゾール;
マレインイミド、メチルマレインイミド;
ビニル−及びイソプレニルエーテル;及び
ビニルハロゲン化物、例えば塩化ビニル、フッ化ビニル、塩化ビニリデン及びフッ化ビニリデンは、コモノマーのさらなる例である。
予想外の利点を伴って、本方法は、殊に、高沸点モノマーの精製のために使用することができる。高沸点モノマーとは、ここでは、常圧(1013mbar)にて、少なくとも100℃、有利には少なくとも150℃及び特に有利には少なくとも200℃の沸点を有するモノマーと解される。
予想外の利点は、殊に、メタクリル酸無水物の精製又はメタクリレートの精製、殊にヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、グリコールジメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルメタクリレート、デシルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、オクタデシル/ステアリルメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、ベンジルメタクリレート、アリルメタクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、N−3−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、2−ジメチルアミノエチルメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]エチルメタクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート、(2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタクリレート、2−カルバモイルオキシエチルメタクリレート及び1,6−ヘキサンジオールジメタクリレートの精製に際して達成することができ、その際、殊に、ヒドロキシアルキルメタクリレートの精製が特に有利である。
本発明のさらなる観点によれば、利点を伴って、殊にアクリル酸無水物又はアクリレートを使用することができる。予想外にも簡単に本方法を用いて精製することができるアクリレートには、なかでも、ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、グリコールジアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、デシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、オクタデシル/ステアリルアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、ベンジルアクリレート、アリルアクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、N−3−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、2−ジメチルアミノエチルアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、イソボルニルアクリレート、ポリエチレングリコールアクリレート、イソデシルアクリレート、ドデシルアクリレート、2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]エチルアクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート及び1,6−ヘキサンジオールジアクリレートが属する。
本発明により使用される出発組成物中の洗浄されるモノマーの割合は、好ましくは少なくとも75質量%、殊に有利には少なくとも90質量%、特に有利には少なくとも95質量%及び極めて有利には少なくとも98質量%である。この割合は、殊にガスクロマトグラフィーによって測定することができる。
通常の製造条件による副生成物以外に、出発組成物は重合禁止剤も含有してよい。有利には使用される重合禁止剤に数えられるのは、殊に、フェノール化合物、例えばヒドロキノン、ヒドロキノンエーテル、例えばヒドロキノンモノメチルエーテル、t−ブチルヒドロキノン、2,6−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノール又はジ−t−ブチルピロカテコール;
p−フェニレンジアミン、例えばN,N'−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N'−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N'−ジ−p−トリル−p−フェニレンジアミン、N−1,3−ジメチルブチル−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン及びN−1,4−ジメチルフェニル−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン;
アミン、例えばチオジフェニルアミン及びフェノチアジン;
銅ジアルキルジチオカルバメート、銅ジアルキルジチオカルバメート、例えば銅ジメチルジチオカルバメート、銅ジエチルジチオカルバメート及び銅ジブチルジチオカルバメート;
ニトロソ化合物、例えばニトロソジフェニルアミン、亜硝酸イソアミル、N−ニトロソシクロヘキシルヒドロキシルアミン、N−ニトロソ−N−フェニル−N−ヒドロキシルアミン及びその塩;及びN−オキシル化合物、例えば2,2,4,4−テトラメチルアゼチジン−1−オキシル、2,2−ジメチル−4,4−ジプロピルアゼチジン−1−オキシル、2,2,5,5−テトラメチルピロリドン−1−オキシル、2,2,5,5−テトラメチル−3−オキソピロリジン−1−オキシル、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル、6−アザ−7,7−ジメチル−スピロ[4,5]デカン−6−オキシル、2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトキシピペリジン−1−オキシル及び2,2,6,6−テトラメチル−4−ベンゾイルオキシピペリジン−1−オキシル;
メチレンブルー、Nigrosin Base BA、1,4−ベンゾキノン、立体障害フェノール、例えば2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノール及び/又はトコフェロール化合物、好ましくはα−トコフェロールである。
これらの化合物は、単独で又は混合物の形で使用してよく、かつ一般的に商業的に得られる。さらなる細部については、広く用いられている専門文献、殊に、Roempp−Lexikon Chemie;editions:J.Falbe,M.Regitz;Stuttgart,New York;10th (1996);見出し語"Antioxidants"及び、この箇所で引用された文献箇所が指摘される。
予想外の利点は、殊に、重合禁止剤を好ましくは1〜200ppm、特に有利には5〜150ppm及び極めて有利には10〜70ppm含有する出発組成物の使用によって達成されることができる。
特に重要なのは、これに関して、殊に、ヒドロキノンモノメチルエーテル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、トコフェロール、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、アンモニウム−N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン(クペロン)及び/又はヒドロキノンを包含する出発組成物であるが、ただし、これによって本発明は制限されるべきではない。予想外の利点は、殊に、ヒドロキノンモノメチルエーテル対4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシルの質量比を、100:1〜1:1の範囲で、好ましくは40:1〜10:1の範囲で有する出発組成物が示す。
本発明のさらなる観点によれば、せいぜい少ない割合のN,N'−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N'−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N,N'−ジ−p−トリル−p−フェニレンジアミン、N−1,3−ジメチルブチル−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−1,4−ジメチルペンチル−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン、フェノチアジン、Nigrosin Base BA及び/又は1,4−ベンゾキノンを有する出発組成物が有利であり、その際、その割合は、好ましくはせいぜい10ppm、特に有利にはせいぜい1ppmである。
本発明の方法は、殊に、出発組成物の少なくとも一部を短行路型蒸発器中で蒸発させ、かつ凝縮させることによって際立つ。短行路型蒸発器の場合、凝縮器は、蒸気導管を無しで済ませるように蒸発器の内部に配置されている。
予想外の利点は、殊に、蒸発器表面対凝縮器表面の比が、0.1〜10の範囲にある短行路型蒸発器の使用によって達成されることができる。
特別な実施態様によれば、蒸発される出発組成物を均等に蒸発器表面にわたって配分するワイパーシステムを包含する短行路型蒸発器を使用することができる。有利なシステムには、ローラーワイパー、フラップワイパー(Klappenwischer)、振子型フラップワイパー(Pendelklappenwischer)、剛性回転子ワイパー(Starrfluegelwischer)及び掻取型ローターワイパー(Schab-Kratz-Rotor-Wischer)が属する。これに関して、予想外の利点は、ワイパーエレメントをスプリング張力により蒸発器表面に向かって押し付ける掻取型ローターの使用によって達成することができる。
出発組成物の少なくとも一部が、本発明によれば、短行路型蒸発器中で蒸発される。この際、関係式(I)
Figure 2012526063
[式中
Figure 2012526063
は、短行路型蒸発器中での蒸気の平均モル質量(kg/kmol)、
Tは、蒸気の温度(K)、
iは、短行路型蒸発器中での圧力(mbar)及び
Figure 2012526063
は、蒸気の質量流量密度(kg/(m2・h))
である]が有効である。
それに応じて、条件は、単位が明りょう性の理由から記されない場合には、蒸気の質量流量密度が
Figure 2012526063
からの積より小さいか又は同じであるように選択される。好ましくは、蒸気の質量流量密度は、
Figure 2012526063
からの積より小さいか又は同じであり、その際、変項は、前述の意味を有する。
蒸気の高い質量流量密度は、非常に経済的な方法につながる。前述の関係式を超える場合、生成物の純度及び品質はマイナスに影響を及ぼされる。さらに、高い割合のモノマーを有する出発生成物は、予期していなかった品質改善に寄与する。
"蒸気"との用語は、前出の関係式において、蒸発器中で蒸発され、かつ凝縮器中で凝縮されるガスの名称である。不純物を無視した場合、この用語は、蒸発され、かつ凝縮されたモノマーの名称である。
短行路型蒸発器中での蒸気の平均モル質量は、凝縮液の成分のモル質量から出される。凝縮液の平均モル質量は、該凝縮液の構成要素の分析によって調べることができ、該分析は、例えばガスクロマトグラフィーによって行うことができる。この際、平均値は、分子量の数平均に関係する。
関係式(I)における蒸気の温度は、短行路型蒸発器の蒸発面と凝縮面との間の温度に関係する。この温度は、温度センサー、殊に熱電対又は抵抗式温度センサーにより、DIN IEC 60751もしくはDIN 43772に従って測定することができる。蒸気もしくはガスの温度は、殊に、蒸発器中での圧力ならびに粒子数の制御によって調節することができる。
圧力は、短行路型蒸発器中での圧力に関係し、かつ短行路型蒸発器中で真空が形成される箇所で測定することができる。
蒸発が行われる圧力は、10-5mbar〜10mbar(絶対)の範囲に、特に有利には10-4mbar〜1mbar(絶対)の範囲にある。
蒸気
Figure 2012526063
の質量流量密度は、式(II)
Figure 2012526063
[式中、
Figure 2012526063
は、蒸発された量(kg/h)及び
Aは、蒸発面(m2)である]
から出される。
蒸発された量は、1時間の期間にわたって形成される蒸気凝縮液の量によって計算することができる。蒸発面は、この際、加熱された内部表面に関係し、該表面にわたって、短行路型蒸発器中で出発組成物の蒸発が行われる。
質量流量密度の上限値は、前出の関係式(I)から出される。下限値は、殊に本方法の効率から出される。
質量流量密度は、殊に、短行路型蒸発器に供給された蒸発エネルギー、殊に熱媒体の温度、及び蒸発気の凝縮に際して排出された熱エネルギー、殊に冷媒の温度によって制御されることができる。
好ましくは、蒸発は、15℃〜150℃の範囲の温度、特に有利には20℃〜110℃の範囲の温度及び極めて有利には25℃〜60℃の範囲の温度にて実施され、その際、これらの数値は、熱媒体の平均温度に関係している。
特別な観点によれば、凝縮は、−50℃〜65℃の範囲の温度、特に有利には−25℃〜50℃の範囲の温度及び極めて有利には−7℃〜35℃の範囲の温度にて行ってよく、その際、これらの数値は、冷媒の平均温度に関係している。
蒸発温度と凝縮温度との間の差は、好ましくは、1℃〜180℃の範囲、特に有利には2℃〜100℃の範囲及び極めて有利には5℃〜60℃の範囲にある。
本精製法は、有利には連続的に実施してよく、その際、モノマーの平均滞留時間は、殊に、1秒〜5分の範囲、特に有利には5秒〜3分の範囲にあってよい。
出発組成物は、精製されるモノマーの蒸発に際して、該精製されるモノマーの沸点を少なくとも5℃下回る沸点を有する化合物を、好ましくはせいぜい10質量%、特に有利にはせいぜい5質量%、及び極めて有利にはせいぜい2質量%包含する。それに応じて、出発組成物中に含有されるモノマーを蒸発し、かつ凝縮する前に、該出発組成物から、低い沸点を有する成分を除去することができる。
低い沸点を有するこれらの成分は、殊に、蒸発によって出発組成物から取り除くことができる。好ましくは、低い沸点を有する成分の分離は、短行路型蒸発器中で実施することができる。
低い沸点を有する成分が分離される圧力は、好ましくは1mbar〜20mbarの範囲に、特に有利には2mbar〜10mbarの範囲にある。好ましくは、低い沸点を有する成分が分離される温度は、40℃〜150℃の範囲、特に有利には50℃〜110℃の範囲にあり、その際、これらの数値は、加熱媒体の平均温度に関係している。
特別なさらに発展した態様によれば、出発組成物からのモノマーの少なくとも一部の蒸発後に得られた残留物は、この残留物からモノマー残分を分離するために後処理することができる。これは、殊に、この残留物の少なくとも一部を短行路型蒸発器中で蒸発させることによって行うことができる。残留物の少なくとも一部の蒸発が行われる圧力は、好ましくは10-5mbar〜10mbar(絶対)の範囲に、特に有利には10-4mbar〜1mbar(絶対)の範囲にある。好ましくは、残留物の蒸発は、15℃〜150℃の範囲の温度、特に有利には20℃〜110℃の範囲の温度及び極めて有利には25℃〜60℃の範囲の温度にて実施することができる。
残留物から取得されたモノマーは、好ましくは再度蒸留によって精製される。このために、残留物から得られた凝縮液を出発組成物に添加してよく、その際、これは、低い沸点を有する成分の分離前又は分離後に行ってよい。
本方法によって、予想外にも高い生成物品質が可能である。そのように、精製された生成物は、モノマーを、少なくとも98質量%、特に有利には少なくとも99質量%及び極めて有利には99.5質量%包含してよい。
本発明の特別な観点によれば、該方法によって得られるモノマーは、低い色数を有してよい。そのように、本発明による精製後の色数は、せいぜい20、特に有利にはせいぜい10及び極めて有利にはせいぜい5である。該色数は、殊に、DE−A−10131479の中で述べられる方法(白金−コバルト−スケールに従った色の測定;APHA又は濁度数とも呼ばれる)によって測定することができ、その際、ドイツ特許商標庁に2001年6月29日付けで提出された、出願番号DE10131479.5の刊行物DE−A10131479の中で述べられる白金−コバルト−色数の測定法が、開示目的でこの出願に組み込まれる。この方法は、DIN EN ISO 6271に依拠して開発されていた。
予想外にも、本発明によって、その色数が、30℃にて6ヶ月の期間にわたる貯蔵後にも、せいぜい5単位分が増大するモノマー組成物を提供することができる。
本発明による方法を実施するための有利な装置は、少なくとも3つの短行路型蒸発器を包含してよく、その際、該短行路型蒸発器は、第1の短行路型蒸発器の残留物が、第2の短行路型蒸発器中に導かれ、かつ第2の短行路型蒸発器の残留物が、第3の短行路型蒸発器中に導かれるように互いに連結されている。
この装置は新規なものであり、かつ、それゆえ同様に本発明の対象である。
本発明のさらなる観点によれば、出発組成物は、繰り返し、殊に2回、3回、4回又はそれより回数を重ねて短行路型蒸発器により精製されることができ、その際、そのつどの残留物の少なくとも一部が、さらにもう一回、蒸発され、かつ凝縮される。
そのうえまた、出発組成物が、繰り返し、殊に2回、3回、4回又はそれより回数を重ねて短行路型蒸発器により精製される本方法の実施形態も重要であり、その際、そのつどの残留物の少なくとも一部が、さらにもう一回、蒸発され、かつ凝縮される。
以下で、本発明は、実施例及び比較例を手がかりにして詳説されるが、ただし、これによって本発明は制限されるべきではない。
実施例1
短行路型蒸発器中に、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)約98質量%及びヒドロキノンモノメチルエーテル約50ppmを包含する組成物を導入した。短行路型蒸発器中の圧力及び蒸気の温度を、関係式(I)に従って440kg/h/m2の値が得られるように調節した。蒸発温度及び凝縮温度によって調節された蒸気の質量流量密度は27kg/h/m2であった。これらの条件の場合、低い沸点を有する不純物を蒸発によって分離し、その際、精製される2−ヒドロキシエチルメタクリレートが残留物中に残った。短行路型蒸発器中で、供給された組成物の実質的な重合は確認されなかった。
第1の蒸発プロセスから得られた残留物を、2回、短行路型蒸発器中に導入した。この際、短行路型蒸発器中の圧力及び蒸気の温度を、関係式(I)に従って、112kg/h/m2の値が得られるように調節した。蒸発温度及び凝縮温度によって調節された蒸気の質量流量密度は56kg/h/m2であった。この蒸発工程において、2−ヒドロキシエチルメタクリレートを蒸発した。この工程に際して凝縮された組成物は、2−ヒドロキシエチルメタクリレート約99.5質量%を含有していた。短行路型蒸発器中で、供給された組成物の実質的な重合は確認されなかった。
実施例2
短行路型蒸発器中に、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)約98質量%及びヒドロキノンモノメチルエーテル約50ppmを包含する組成物を導入した。短行路型蒸発器中の圧力及び蒸気の温度を、関係式(I)に従って、369kg/h/m2の値が得られるように調節した。蒸発温度及び凝縮温度によって調節された蒸気の質量流量密度は32kg/h/m2であった。これらの条件の場合、低い沸点を有する不純物を蒸発によって分離し、その際、精製される2−ヒドロキシエチルメタクリレートが残留物中に残った。短行路型蒸発器中で、供給された組成物の実質的な重合は確認されなかった。
第1の蒸発プロセスから得られた残留物を、2回、短行路型蒸発器中に導入した。この際、短行路型蒸発器中の圧力及び蒸気の温度を、関係式(I)に従って、296kg/h/m2の値が得られるように調節した。蒸発温度及び凝縮温度によって調節された蒸気の質量流量密度は30kg/h/m2であった。この蒸発工程において、2−ヒドロキシエチルメタクリレートを蒸発した。この工程に際して凝縮された組成物は、2−ヒドロキシエチルメタクリレート約99.5質量%を含有していた。短行路型蒸発器中で、供給された組成物の実質的な重合は確認されなかった。
比較例1
短行路型蒸発中に、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)約98質量%及びヒドロキノンモノメチルエーテル約50ppmを包含する組成物を導入した。短行路型蒸発器中の圧力及び蒸気の温度を、関係式(I)に従って、229kg/h/m2の値が得られるように調節した。蒸発温度及び凝縮温度によって調節された蒸気の質量流量密度は27kg/h/m2であった。これらの条件の場合、低い沸点を有する不純物を蒸発によって分離し、その際、精製される2−ヒドロキシエチルメタクリレートが残留物中に残った。短行路型蒸発器中で、供給された組成物の実質的な重合は確認されなかった。
第1の蒸発プロセスから得られた残留物を、2回、短行路型蒸発器中に導入した。この際、短行路型蒸発器中の圧力及び蒸気の温度を、関係式(I)に従って、63kg/h/m2の値が得られるように調節した。蒸発温度及び凝縮温度によって調節された蒸気の質量流量密度は81kg/h/m2であった。この蒸発工程において、2−ヒドロキシエチルメタクリレートを蒸発した。この工程に際して凝縮された組成物は、2−ヒドロキシエチルメタクリレート約98質量%を含有していた。短行路型蒸発器中で、供給された組成物の実質的な重合は確認されなかった。
比較例1は、関係式(I)において表記された値から外れている作業が、生成物純度のいかなる改善にもつながらないことを明らかに示す(その際、出発組成物は、すでに比較的高い純度を有していた)。これと同時に、短行路型蒸発器は、通常、残留物の精密精製のためにではなく、残留物の後処理のために使用されることが考慮に入れられるべきである。

Claims (18)

  1. モノマーの精製法であって、その際、出発組成物中に含有されるモノマーの少なくとも一部を蒸発し、かつ引き続き凝縮する方法において、該出発組成物の少なくとも一部を短行路型蒸発器中で蒸発し、その際、蒸気
    Figure 2012526063
    の質量流量密度が、関係式(I)
    Figure 2012526063
    [式中
    Figure 2012526063
    は、短経路蒸発器中での蒸気の平均モル質量(kg/kmol)
    Tは、蒸気の温度(K)、
    iは、短経路型蒸発器中での圧力(mbar)
    Figure 2012526063
    は、蒸気の質量流量密度(kg/(m2・h))
    である]に従って選択されることを特徴とする、モノマーの精製法。
  2. 前記出発組成物が、少なくとも95質量%のモノマーを包含することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記蒸発を、15℃〜150℃の範囲の温度にて実施することを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記出発組成物が、高沸点モノマーを包含することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記高沸点モノマーが、メタクリル酸無水物又はメタクリレートであることを特徴とする、請求項4記載の方法。
  6. 前記メタクリレートが、ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、グリコールジメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルメタクリレート、デシルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、オクタデシル/ステアリルメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、ベンジルメタクリレート、アリルメタクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、N−3−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、2−ジメチルアミノエチルメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]エチルメタクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート、(2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルメタクリレート、2−カルバモイルオキシエチルメタクリレート又は1,6−ヘキサンジオールジメタクリレートから選択されていることを特徴とする、請求項5記載の方法。
  7. 前記モノマーが、アクリル酸無水物又はアクリレートであることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記アクリレートが、ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、グリコールジアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、デシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、オクタデシル/ステアリルアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、ベンジルアクリレート、アリルアクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、N−3−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、2−ジメチルアミノエチルアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、イソボルニルアクリレート、ポリエチレングリコールアクリレート、イソデシルアクリレート、ドデシルアクリレート、2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]エチルアクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート又は1,6−ヘキサンジオールジアクリレートから選択されていることを特徴とする、請求項7記載の方法。
  9. 前記モノマーの滞留時間が、1秒〜5分の範囲にあることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記出発組成物が、少なくとも1種の重合禁止剤を包含することを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記出発組成物が、1〜200ppmの重合禁止剤を包含することを特徴とする、請求項10記載の方法。
  12. 前記出発組成物中に含有されるモノマーを蒸発し、かつ凝縮する前に、前記出発組成物から、低い沸点を有する成分を除去することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 低い沸点を有する前記成分を、短行路型蒸発器中での蒸発によって出発組成物から除去することを特徴とする、請求項12記載の方法。
  14. 低い沸点を有する前記成分を取り除くための蒸発を、40℃〜150℃の範囲の温度にて実施することを特徴とする、請求項13記載の方法。
  15. 短行路型蒸発器中での前記モノマーの蒸発後に得られた残留物を、短行路型蒸発器中での蒸発及び凝縮に供することを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. 前記残留物の蒸発を、15℃〜150℃の範囲の温度にて実施することを特徴とする、請求項15記載の方法。
  17. 精製された生成物が、少なくとも99質量%のモノマーを包含することを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 請求項1から17までのいずれか1項記載の方法を実施するための装置において、該装置が、少なくとも3つの短行路型蒸発器を包含し、その際、該短行路型蒸発器は、第1の短行路型蒸発器の残留物が、第2の短行路型蒸発器中に導かれ、かつ第2の短行路型蒸発器の残留物が、第3の短行路型蒸発器中に導かれるように互いに連結されていることを特徴とする、請求項1から17までのいずれか1項記載の方法を実施するための装置。
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