JP2012249378A - グロメット - Google Patents

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Abstract

【課題】グロメットのシール性を向上させることを目的とする。
【解決手段】グロメット20は、グロメット本体22と、押付部材40とを備える。グロメット本体22は、弾性材料によって形成され、ワイヤーハーネスが挿通されるワイヤーハーネス挿通部24と、ワイヤーハーネス挿通部24の外周に設けられた鍔状部30とを備える。押付部材40は、鍔状部30の背部に配設された状態で、取付板10に取付可能に構成され、取付板10に取付けられた状態で、鍔状部30を取付板10に押付ける。鍔状部30のうち取付板10に対向する部分にシール部34が形成されると共に、鍔状部30のうちシール部34の背部に凹部36が形成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、ワイヤーハーネスが取付板に形成された貫通孔を通る際に用いられるグロメットに関する。
従来、この種のグロメットとして特許文献1に開示のものがある。特許文献1は、ケーブル開口部を塞ぐゴム製のグロメットと、グロメットの外周に配設されるリテーナプレートとを開示している。リテーナプレートは、ボディパネルとの間にグロメットを挟んだ状態で、ボルトによってボディパネルに固定される。そして、ボルトの締付け力によって、リテーナプレートがグロメットの外周部をボディパネルに押さえ付けることで、グロメットとボディパネルとの間がシールされる。
特開2000−85395号公報
しかしながら、ボディパネル、リテーナプレート、グロメット、ボルト等には製造誤差或は歪み等が生じるため、各ボルトを一定の締付け量に揃えることは難しい。そして、締付け量を大きくする必要が生じた箇所では、その周囲でグロメットを大きく圧縮変形させてしまう(締付け荷重も大きくなる)。これにより、ボルトの締付け固定箇所の周囲でグロメットの反力が大きくなってしまい、ボルトの締付け固定箇所から離れた部分でリテーナプレートを反らせるように変形させてしまう。すると、ボルトの締付け固定箇所から離れた部分で、リテーナプレートがグロメットをボディパネルに十分に押さえ付けることが困難となり、シール性に劣ってしまう。
そこで、本発明は、グロメットのシール性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、ワイヤーハーネス挿通用の貫通孔を有する取付板に装着されるグロメットであって、弾性材料によって形成され、前記ワイヤーハーネスが挿通されるワイヤーハーネス挿通部と、前記ワイヤーハーネス挿通部の外周に設けられ、前記貫通孔の外周で前記取付板の一主面に可能な鍔状部とを有するグロメット本体と、前記鍔状部のうち前記取付板の前記一主面に対向する部分の反対側に設けられると共に、前記取付板に取付固定可能に形成され、前記取付板に取付固定された状態で前記鍔状部を前記取付板の前記一主面に押付ける押付部材とを備え、前記鍔状部のうち前記取付板の前記一主面に対向する部分に前記鍔状部の延在方向に沿って延びるシール部が形成されると共に、前記鍔状部のうち前記シール部の背部に凹部が形成されている。
第2の態様は、第1の態様に係るグロメットであって、前記シール部の外周面が、横断面三角形状を呈し、その頂点が前記鍔状部の外周側に偏って設けられている。
第3の態様は、第2の態様に係るグロメットであって、前記凹部は、前記シール部の外周面形状に対応する横断面三角形状の溝形状に形成されている。
第1の態様によると、鍔状部のうち前記シール部の背部に凹部が形成されているため、シール部が大きく圧縮変形したとしても、それによる反力は小さい。このため、押付部材の変形が抑制され、押付部材が鍔状部の全体を押付ける状態がより確実に維持される。これにより、グロメットのシール性を向上させることができる。
第2の態様によると、前記シール部の外周面が、横断面三角形状を呈し、その頂点が前記鍔状部の外周側に偏って設けられているため、鍔状部を取付板に押付けた際に、シール部の頂点を鍔状部の外周側に配設した状態でシール部が圧縮される。このため、シール性に優れる。
第3の態様によると、前記凹部は、前記シール部の外周面形状に対応する横断面三角形状の溝形状に形成されているため、シール部が圧縮される際、シール部の頂点がより確実に鍔状部の外周側に配設される。このため、シール性により優れる。
実施形態に係るグロメットが取付板に取付けられた状態を示す概略斜視図である。 図1のII−II線概略断面図である。 図2のIII−III線における概略断面図である。 図2のIII−III線における概略断面図である。 鍔状部及びシール部の圧縮変形状態を示す断面図である。 鍔状部及びシール部の他の圧縮変形状態を示す断面図である。
以下、実施形態に係るグロメットについて説明する。図1は実施形態に係るグロメット20が取付板10に取付けられた状態を示す概略斜視図であり、図2は図1のII−II線断面図であり、図3及び図4は図2のIII−III線における断面図である。図3はグロメット20の取付前状態、図4はグロメットの取付状態をそれぞれ示している。
このグロメット20は、貫通孔12を有する取付板10に装着される。
取付板10は、車両のボディ、例えば、車室内外を仕切る板部材であり、金属等で形成されている。取付板10には、貫通孔12が形成されている。ここでは、貫通孔12は、方形状であるが、円形状等その他の形状であってもよい。貫通孔12には、ワイヤーハーネス18が挿通される。ワイヤーハーネス18は、例えば、車室内に設けられる変速機のコントローラーと、車室外(エンジンルーム)に設けられる変速機とを電気的に接続する配線材であり、少なくとも1本の電線を有している。また、取付板10の一主面には、貫通孔12の周囲に間隔をあけて複数のスタッドボルト14が立設されている。ここでは、方形状の貫通孔12の各頂点の外側位置にスタッドボルト14が立設されている。スタッドボルト14は、外周にねじ溝が形成されたねじ部14aと、ねじ部14aの一端部に設けられた円板状の頭部14bとを有しており、前記頭部14bを取付板10の一主面に接触させた状態で当該取付板10に溶接等で固定されている。グロメット20は、当該グロメット20にワイヤーハーネス18が挿通固定された状態で前記貫通孔12に装着されることで、ワイヤーハーネス18の保護及び貫通孔における水の侵入を抑制する(つまり、防水)役割を有している。
グロメット20は、グロメット本体22と、押付部材40とを備えている。
グロメット本体22は、エラストマー(ゴム等)の弾性材料によって形成されており、ワイヤーハーネス挿通部24と、鍔状部30とを備えている。
ワイヤーハーネス挿通部24は、ワイヤーハーネス18を挿通可能に形成されており、また、貫通孔12を閉塞できる程度の拡がりを有している。より具体的には、ワイヤーハーネス挿通部24は、前記貫通孔12に対応する開口を有する箱状、ここでは、貫通孔12に対応する方形開口を有する直方体箱状に形成されている。また、ワイヤーハーネス挿通部24のうち前記開口と対向する面に、ワイヤーハーネス18を挿通可能な筒部25が形成されている。ワイヤーハーネス18は、本筒部25に挿通されることで、貫通孔12を通って配設される。また、ワイヤーハーネス18は、本筒部25において一定位置に固定されていることが好ましい。また、筒部25がワイヤーハーネス18に対して強い力で締付けられ、ワイヤーハーネス18と筒部25との間の防水が図られていることが好ましい。
鍔状部30は、ワイヤーハーネス挿通部24の外周に設けられ、貫通孔12の外周で取付板10の一主面に当接可能に構成されている。ここでは、鍔状部30は、ワイヤーハーネス挿通部24の略方形開口の外周に設けられている。また、鍔状部30は、略一定厚みの鍔状部分に形成されている。
鍔状部30のうち上記スタッドボルト14に対応する位置(ここでは、貫通孔12の各頂点に対応する外側位置)には、ボルト貫通孔32が形成されている(図2参照)。
また、鍔状部30のうち取付板10の一主面に対向する部分は略平坦な面に形成され、当該面に鍔状部30の延在方向に沿って延びるシール部34が形成されている。ここでは、シール部34は、上記貫通孔12の外周で、スタッドボルト14を避けて略方形環状をなすように形成されている。
シール部34は、その延在方向に対して直交する方向の横断面形状が三角形状を呈する突条形状に形成されている。すなわち、シール部34の外周面は、横断面三角形状を呈している。また、シール部34の外周面が呈する横断面三角形状において、内側辺よりも外側辺が短く設定されている。換言すれば、シール部34の頂点は、シール部34の幅方向中央よりも、鍔状部30の外周側に偏った位置に設けられている。
また、鍔状部30のうち取付板10の一主面に対向する面の反対側の部分も略平坦な面に形成されており、この面に、上記シール部34の背部に位置して凹部36が形成されている。ここでは、凹部36は、シール部34の外周面形状に対応する横断面三角形状の溝形状に形成されている。特に、シール部34の外周面と同様に、凹部36の内周面が呈する横断面三角形状において、内側辺よりも外側辺が短く設定されており、凹部36の最も奥の頂点部分が、凹部36の幅方向中央よりも、鍔状部30の外周側に偏った位置に設けられている。もっとも、ここでは、シール部34の頂点部分は、凹部36の最も奥の頂点部分よりも鍔状部30の外周側の位置に設けられている。凹部36の最も奥の頂点部分は、鍔状部30のうち取付板10の一主面に対向する面を越えてシール部34内に達する程度の深さとされていることが好ましいは、これは必須ではない。
また、鍔状部30のうち取付板10の一主面に対向する面外周縁部にスカート状の補助シール部38が設けられている。そして、鍔状部30が取付板10の一主面に押付けられると、シール部34の外周側で、補助シール部38が取付板10の一主面に押付けられるようになっている。
押付部材40は、グロメット本体22よりも剛性が高い材料、例えば、金属等によって形成された部材である。この押付部材40は、鍔状部30のうち取付板10の前記一主面に対向する部分の反対側に設けられ、前記取付板10に取付固定可能に構成されている。そして、押付部材40が、取付板10に取付固定された状態で、鍔状部30を取付板10の前記一主面に押付けるようになっている。
すなわち、押付部材40は、金属板を打抜き屈曲加工することにより係止された部材であり、全体として鍔状部30に対応する枠状形状に形成されている。より具体的には、押付部材40は、鍔状部30の背面を押付ける方形板枠状の押付主板部42と、押付主板部42の内周縁部からグロメット本体22のワイヤーハーネス挿通部24の外周部に沿うように延設された内側縁部43と、押付主板部42の外周縁部から鍔状部30の外周部に沿って延設された外周縁部44とを有している。そして、押付主板部42を鍔状部30の背面側に配設した状態で、内側縁部43がワイヤーハーネス挿通部24の溝部24gに嵌め込まれると共に、外周縁部44が鍔状部30の外周部に外嵌めされて、押付部材40がグロメット本体22に装着されるようになっている。
また、押付部材40のうち前記各スタッドボルト14(鍔状部30のボルト貫通孔32)に対応する位置には、環状のボス部45が突設されている。ここでは、押付部材40の4つのコーナー部に対応してボス部45が突設されている。このボス部45は、鍔状部30のボルト貫通孔32内に配設される。そして、スタッドボルト14をボス部45内に貫通させるようにして、本グロメット20を取付板10上に配設すると、ボス部45の先端部がスタッドボルト14の頭部14bに接触できるようになっている。また、この状態で、スタッドボルト14にナット16を締付けると、当該ナット16が押付部材40を取付板10に向けて押え込んだ状態で、当該押付部材40が取付板10に取付固定される。この取付固定状態で、押付部材40が、鍔状部30を、貫通孔12の周囲で取付板10の前記一主面に押付けている。
上記グロメット20を取付板10に取付ける際におけるグロメット20の動作について説明する。
グロメットを取付板10に取付けるにあたっては、まず、スタッドボルト14をボス部45に挿通させ、スタッドボルト14の先端部を鍔状部30及び押付部材40より突出させる。そして、スタッドボルト14にナット16を螺合締結すると、貫通孔12の外周側で、鍔状部30が取付板10側に押され、シール部34及び補助シール部38が取付板10の一主面に押付けられる。
シール部34が取付板10の一主面に押付けられる際、シール部34の頂点は、シール部34の幅方向中央よりも、鍔状部30の外周側に偏った位置に設けられているため、シール部34の頂点が外周側に倒れ込むようにしてシール部34が圧縮変形する(図4参照)。しかも、凹部36もシール部34の外周面形状に対応する横断面三角形状の溝形状に形成されているため、より確実にシール部34の頂点を外周側に位置させるようにしてシール部34が圧縮変形する。
シール部34が取付板10の一主面に押付けられると、凹部36を埋めるようにして、鍔状部30及びシール部34が押付部材40と取付板10との間で圧縮変形することになる。ここで、取付板10に対するスタッドボルト14の溶接具合の違いから頭部14bの高さにばらつきが生じたり、取付板10、押付部材40、グロメット本体22に僅かな歪みが生じていることがある。この場合に、ボス部44が頭部14bに当接するように、ナット16を一定の締結力で締付けたとしても、取付板10と押付部材40との距離にばらつきが生じてしまうことがある。
例えば、取付板10と押付部材40との距離が設計上想定された所定距離Dであるとする。この場合、図4に示すように、シール部34が取付板10に押し当てられ、鍔状部30及びシール部34が凹部36をある程度埋めるように圧縮変形する。
これに対して、取付板10と押付部材40との距離が設計上想定された所定距離Dよりも小さい距離D1となってしまった場合、図5に示すように、シール部34の変形量はより大きくなる。この際、鍔状部30及びシール部34は凹部36を埋めるように圧縮変形する。このため、凹部36が無い場合と比べて、鍔状部30及びシール部34は、比較的容易に圧縮変形でき、圧縮変形後における鍔状部30及びシール部34の反力は小さい。従って、鍔状部30及びシール部34の反力が、押付部材40を変形させ難くなり、押付部材40が鍔状部30をその外周全体で十分な力で押付けることができ、シール性を良好にすることができる。また、シール部34の反力によってスタッドボルト14が取付板10から脱落してしまうといった状況も抑制される。
また、取付板10と押付部材40との距離が設計上想定された所定距離Dよりも大きい距離D2となってしまった場合、図6に示すように、シール部34の変形量はより小さくなるものの、シール部34は取付板10の一主面に押し当てられた状態となる。このため、この場合でも、シール性を良好にすることができる。
以上のように構成されたグロメット20によると、鍔状部30のうちシール部34の背部に凹部36が形成されているため、前記凹部36を埋めるように鍔状部30及びシール部34が圧縮変形する。このため、シール部34が大きく圧縮変形したとしても、それによる反力は小さい。このため、押付部材40の変形が抑制され、押付部材40が鍔状部30の外周全体を押付けてシール部34を取付板10の一主面に接触させる状態がより確実に維持される。これにより、グロメット20のシール性を向上させることができる。
また、前記凹部36を埋めるように鍔状部30及びシール部34が圧縮変形するため、凹部36が無い場合と比べて、シール部34を容易に変形させることができ、ナット16の締付け荷重を低減させることができる。
また、鍔状部30の背部に凹部36を形成している分、グロメット20の軽量化を図ることができる。
また、シール部34の外周面が、横断面三角形状を呈し、その頂点が鍔状部30の外周側に偏って設けられているため、鍔状部30を取付板10に押付けた際に、シール部34の頂点を鍔状部30の外周側に配設した状態でシール部34が圧縮される。このように圧縮変形したシール部34は、鍔状部30の内周側からの水の浸入(矢符P1参照)よりも、鍔状部30の外周側からの水の浸入(矢符P2参照)に対する方が、防水性に優れる。従って、グロメット本体22と取付板10との間でグロメット20外からの水浸入に対する防水シール性向上を図ることができる。
しかも、シール部34の延在方向全体で、その頂点が鍔状部30の外周側に偏って設けられるため、シール部34の延在方向全体においてその頂点部を鍔状部の外周側に配設した状態で、シール部34が圧縮変形する。ここで、仮にシール部34の頂点が鍔状部30の外周側に配設されたり、内周側に配設されたりすると、シール部34の頂点が鍔状部30の外周側と内周側とで切り替る部分で、シール部34と取付板10との密着性が悪くなり、シール性に劣る部分が生じる。これに対し、本実施形態では、シール部34の延在方向全体で、その頂点が鍔状部30の外周側に偏って配設された状態で、シール部34が圧縮変形するため、鍔状部30及びシール部34の延在方向全体において良好なシール性を得ることができる。
しかも、凹部36も、シール部34の外周面形状に対応する横断面三角形状の溝形状に形成されているため、シール部34が圧縮される際、シール部34の頂点がより確実に鍔状部30の外周側に配設される。このため、シール部34により優れる。
なお、シール部34が上記形状であることは必須ではなく、横断面半円状或は横断面方形状の突条形状であってもよい。また、凹部36の形状は上記実施形態で説明した形状に限定されず、横断面半円状の溝、横断面方形状の溝等であってもよい。また、シール部34の延在方向に対して部分的に凹部が設けられていてもよい。
また、グロメット本体22の開口形状及び押付部材40は、方形状である必要はなく、貫通孔12の形状に合わせる等して、円形状等であってもよい。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 取付板
12 貫通孔
14 スタッドボルト
18 ワイヤーハーネス
20 グロメット
22 グロメット本体
24 ワイヤーハーネス挿通部
30 鍔状部
34 シール部
36 凹部
40 押付部材

Claims (3)

  1. ワイヤーハーネス挿通用の貫通孔を有する取付板に装着されるグロメットであって、
    弾性材料によって形成され、前記ワイヤーハーネスが挿通されるワイヤーハーネス挿通部と、前記ワイヤーハーネス挿通部の外周に設けられ、前記貫通孔の外周で前記取付板の一主面に可能な鍔状部とを有するグロメット本体と、
    前記鍔状部のうち前記取付板の前記一主面に対向する部分の反対側に設けられると共に、前記取付板に取付固定可能に形成され、前記取付板に取付固定された状態で前記鍔状部を前記取付板の前記一主面に押付ける押付部材と、
    を備え、
    前記鍔状部のうち前記取付板の前記一主面に対向する部分に前記鍔状部の延在方向に沿って延びるシール部が形成されると共に、前記鍔状部のうち前記シール部の背部に凹部が形成されている、グロメット。
  2. 請求項1記載のグロメットであって、
    前記シール部の外周面が、横断面三角形状を呈し、その頂点が前記鍔状部の外周側に偏って設けられている、グロメット。
  3. 請求項2記載のグロメットであって、
    前記凹部は、前記シール部の外周面形状に対応する横断面三角形状の溝形状に形成され
    ている、グロメット。
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