JP2018131075A - 車両用ルーフアンテナ取付装置 - Google Patents

車両用ルーフアンテナ取付装置 Download PDF

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辰夫 齋藤
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Abstract

【課題】組み立て作業性が良い車両用ルーフアンテナ取付装置を提供する。
【解決手段】車両外側に配設されるアンテナベース20と、アンテナベース20の車両ルーフ側の面に配置され、第1ネジ部26が形成された突部25と、第2ネジ部41が形成され、突部25に締結される締結部材40と、を備えた車両用ルーフアンテナ取付装置100において、突部25に近接するアンテナベース20に形成され、アンテナケーブルが挿通可能に設けられた挿通孔21と、突部25が挿通する第1貫通孔11と、アンテナケーブルを挿通可能に設けられた第2貫通孔12とを備えたキャップ10と、アンテナベース20に近づく方向に向かって広がるように傾斜した一対のテーパ部51を有するテーパ部材50と、第1ネジ部26または第2ネジ部41が貫通するワッシャリング31とワッシャリング31から延設された脚部35とを有する脚付きワッシャ30と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両ルーフにアンテナ装置を設置する車両用ルーフアンテナ取付装置に関する。
車両用ルーフアンテナ取付装置は、車両ルーフに形成された取付孔に対し、アンテナベースの下面に形成した突部を嵌合し、車両の室内側より突出した突部をボルト等で締付けることでアンテナ装置を車両外側の車両ルーフに固定している。
車両用のアンテナ装置は、従来からAMラジオおよびFMラジオのアンテナエレメントが内蔵され、それらのアンテナエレメントとAMラジオおよびFMラジオの受信機器との間を接続するためのアンテナケーブルがそれぞれ配設されている。近年は、これらのシステムに加えカーナビゲーション用のGPSのアンテナエレメントと、衛星デジタルラジオのアンテナエレメントとが車両用のアンテナ装置に内蔵されるようになり、アンテナエレメントの数量とともにアンテナケーブルの本数が増加している。
上述のような車両用ルーフアンテナ取付装置として、特許文献1では、図10および図11に示すような車両用ルーフアンテナ取付装置900が提案されている。図10は、従来例の車両用ルーフアンテナ取付装置900の分解斜視図である。図11は、従来例の車両用ルーフアンテナ取付装置900を車両ルーフRRに仮止めした状態を示す断面図である。アンテナベース910は、図11に示すように車両ルーフRRに接続され、突部920と一体に作製されている。
車両用ルーフアンテナ取付装置900は、図10に示すように角部925および雌ネジ部孔926が形成された突部920と、突部920に締結されるボルト960と、ワッシャリング941とワッシャリング941からアンテナベース910側に向けて延設された脚部942とワッシャリング941側から先端部943側にかけて内径が広がるテーパ部944とが形成された脚付きワッシャ940と、を備えている。
突部920は、図11に示すように突部本体921が車両ルーフRRの取付孔RHに挿入され、ボルト960の締付け時に脚付きワッシャ940のテーパ部944に力が加わる。一方、車両用ルーフアンテナ取付装置900では、図10に示すように突部920から離れたところにアンテナケーブルを配設(挿通)するための開口孔911をアンテナベース910の底面に形成している。
特許第4276196号公報
しかしながら、従来例の車両用ルーフアンテナ取付装置900は、アンテナケーブルの開口孔911(挿通孔)が突部920と離れているために車両ルーフRRに取り付ける際に、アンテナケーブルを挿入する作業も別途に行う必要があるので、組み立て作業性が悪くなる。また、車両ルーフRRの取付孔RHに複数のアンテナケーブルを通す際にアンテナケーブルが広がり通し難かったり、取付孔RHの側面やエッジに接触してアンテナケーブルを損傷するおそれがあり、組み立て作業性が悪くなるという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、組み立て作業性が良い車両用ルーフアンテナ取付装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、車両ルーフに形成された取付孔に対して該取付孔を覆うように車両外側に配設されるアンテナベースと、
該アンテナベースの前記車両ルーフ側の面に配置され、前記取付孔に挿通されるとともに、第1ネジ部が形成された突部と、前記第1ネジ部に回転させて結合する第2ネジ部が形成され、前記突部に締結される締結部材と、を備え、前記車両ルーフを挟み込んで取り付け固定する車両用ルーフアンテナ取付装置において、前記突部に近接する前記アンテナベースに形成され、複数のアンテナケーブルを挿通可能に設けられて前記取付孔に連通する挿通孔と、前記突部が挿通する第1貫通孔と、複数の前記アンテナケーブルを挿通可能に設けられた壁面を有する第2貫通孔とを備えたキャップと、該キャップと前記アンテナベースとの間に配設され、外側に、前記アンテナベースに近づく方向に向かって広がるように傾斜した一対のテーパ部を有し、前記キャップより機械的強度が高い材料からなるテーパ部材と、弾性を持ち、前記第1ネジ部または前記第2ネジ部が貫通するワッシャリングと、該ワッシャリングから延設され前記テーパ部と当接することで先端部が前記取付孔の外側に広がる脚部とを有する脚付きワッシャと、を備えていることを特徴としている。
これによれば、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、複数のアンテナケーブルが突部に隣接するキャップの第2貫通孔にガイドされて配設されるので、車両ルーフの取付孔に複数のアンテナケーブルと突部を同時に挿通できるため、組み立てが容易である。また、キャップの第2貫通孔の壁面にガイドされているために、複数のアンテナケーブルが広がることなく取付孔に挿通し易く、取付孔の側面やエッジに複数のアンテナケーブルが接触して損傷する等の不具合も抑制される。これにより、組み立て作業性が良い車両用ルーフアンテナ取付装置を提供することができる。
また、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、前記キャップは前記脚部が前記テーパ部に当接する際のガイド部を備えていることを特徴としている。
これによれば、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、脚部がテーパ部に当接する際のガイド部が加工し易いキャップ側に設けることにより、アンテナケーブルの第2貫通孔を広くすることができる。このため、より多くのアンテナケーブルを配設することができる。
また、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、前記キャップが上方から見て四角形の形状に作製され、四辺のいずれかに前記ガイド部が配設されていることを特徴としている。
これによれば、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、テーパ部材のテーパ部に対応するガイド部が、キャップの辺部分に配設されているので、アンテナケーブルの第2貫通孔がキャップの四隅を利用して作製することができる。このため、第2貫通孔を形成する際に面積効率が良くなるので、面積を広くすることができる。これにより、より多くのアンテナケーブルを配設することができる。
また、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、前記キャップが前記突部に挿通後仮止めするために前記突部の外周面に係合する第1係合部と、前記車両ルーフに挿通時に係合し仮止めされる第2係合部と、を備えていることを特徴としている。
これによれば、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、キャップに車両ルーフに挿通された突部に仮止めするための第1係合部と、車両ルーフに仮止めするための第2係合部を備えているので、キャップの仮止めが可能となり、組み立てが容易になる。
また、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、前記第2係合部が前記第2貫通孔に近接して配設されていることを特徴としている。
これによれば、本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、第2係合部が第2貫通孔に近接して配設されているので、キャップの第2係合部付近が弾性変形し易くなる。このため、第2係合部側を手指で挟むことで、キャップを車両ルーフから取外し易くなる。これらにより、アンテナ装置のメンテナンス等の際に作業性が良くなる。
本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置は、組み立て作業性が良い。
本発明の第1実施形態に係わる車両用ルーフアンテナ取付装置によって、アンテナ装置が車両ルーフに取り付けられた外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わる車両用ルーフアンテナ取付装置の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わる車両用ルーフアンテナ取付装置とアンテナケーブルの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わる車両用ルーフアンテナ取付装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わる車両用ルーフアンテナ取付装置とアンテナケーブルと車両ルーフの下方側から見た平面図である。 図5のA―A線における仮止め状態の断面図(アンテナケーブルを除く)である。 図5のA―A線における締結状態の断面図(アンテナケーブルを除く)である。 本発明の第1実施形態に係わるキャップの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わるアンテナベースの短手方向の側面図である。 従来例の車両用ルーフアンテナ取付装置900の分解斜視図である。 従来例の車両用ルーフアンテナ取付装置900を車両ルーフRRに仮止めした状態を示す断面図である。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態における車両用ルーフアンテナ取付装置100について図1から図9までを用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の車両用ルーフアンテナ取付装置100によって、アンテナ装置ATが車両ルーフRRに取り付けられた外観を示す斜視図である。図2は、車両用ルーフアンテナ取付装置100の分解斜視図である。図3は、車両用ルーフアンテナ取付装置100とアンテナケーブルACの斜視図である。図4は、車両用ルーフアンテナ取付装置100の斜視図である。図5は、車両用ルーフアンテナ取付装置100とアンテナケーブルACと車両ルーフRRの下方側から見た平面図である。図6は、図5のA―A線における仮止め状態の断面図である。図7は、図5のA―A線における締結状態の断面図である。図8は、キャップ10の斜視図である。図9は、アンテナベース20の短手方向の側面図である。
本発明の車両用ルーフアンテナ取付装置100は、複数のアンテナエレメントを備えるアンテナ装置ATを、図1に示すように車両天井部の車両ルーフRRを挟み込んで、取り付け固定する装置である。また、車両用ルーフアンテナ取付装置100は図1に示すように車両外側の車両ルーフRRの面に配置されている。
車両用ルーフアンテナ取付装置100は図2に示すように、アンテナベース20と、テーパ部材50と、キャップ10と、脚付きワッシャ30と、締結部材40と、を備えている。
アンテナベース20は図2に示すように、第1ネジ部26が形成された突部25を有している。テーパ部材50は図2に示すように、外側に、アンテナベース20に近づく方向に向かって広がるように傾斜した一対のテーパ部51を有している。キャップ10は、突部25が挿通する第1貫通孔11と、複数のアンテナケーブルACを挿通可能に設けられた壁面を有する第2貫通孔12と、を有している。脚付きワッシャ30は弾性を持ち、第2ネジ部41が貫通するワッシャリング31と、ワッシャリング31から延設されテーパ部51と当接することで先端部が取付孔RHの外側に広がる脚部35と。を有している。
車両用ルーフアンテナ取付装置100のアンテナベース20は、アルミニウム等の金属材を用いて金型鋳造にて作製されており、図2に示すように長方体に形成されている。アンテナベース20は図6および図7に示すように、車両ルーフRRに形成された取付孔RHに対して、取付孔RHを覆うように車両外側に配設されている。また、アンテナベース20は、図2に示すように突部25と、突部25に近接して複数のアンテナケーブルACを挿通可能に設けられて取付孔RHに連通する挿通孔21と、を備えている。
アンテナベース20の上方側(図2に示すZ1側)には、複数のシステムにそれぞれ対応するアンテナエレメントが複数配設されており、アンテナベース20の下方側(図2に示すZ2側)には、図2に示すように雨水あるいは塵等がアンテナエレメントおよび車両内に侵入するのを防ぐための防水リングWPがアンテナベース20に接着剤で接着固定されている。また、アンテナベース20は、アンテナエレメントの電気的なグランドになっているのでアンテナ特性に影響を与えている。
防水リングWPは、エポキシ材あるいはゴム材等を用いて、図2に示すように厚みのある略矩形状の形状で、突部25および挿通孔21を塞がないように中央部分は略四角形の開口部を設けた形状に作製されている。
アンテナベース20の突部25は、図2に示すように四角柱に形成され、その外周面に図9に示すようにキャップ10と係合するための第3係合部27を備えている。
突部25の第3係合部27は、第1ネジ部26を挟んで対向するように一対で形成されている。突部25の第1ネジ部26は、内表面に螺旋状の溝(ネジ山)がある雌ネジ(ナット)で形成されている。
車両用ルーフアンテナ取付装置100のキャップ10は、熱可塑性樹脂(POLYPHENYLENESULFIDE等、以下PPS)を用いて射出成形で作製されており、図8に示すように上方から見て四角形の厚みのある形状で、複数の貫通孔(第1貫通孔11、第2貫通孔12)が設けられた形状に形成されている。
キャップ10は図8に示すように、第1係合部16と、第2係合部17と、を備えている。また、キャップ10の各辺の中央部には、図8に示すようにガイド部15を備えている。後述するように、第1係合部16は、キャップ10を突部25に挿通後、仮止めするために突部25の第3係合部27に係合する。第2係合部17は、車両ルーフRRに挿通時に車両ルーフRRの取付孔RHと係合し仮止めされる。また、ガイド部15は、脚付きワッシャ30の脚部35がテーパ部材50のテーパ部51に当接する際のガイドになる。
キャップ10は、図8に示すように第2係合部17が第2貫通孔12に近接して配設されている。第2貫通孔12は、アンテナベース20の挿通孔21より小径に形成されている。
車両用ルーフアンテナ取付装置100の締結部材40は、鉄材を用いて機械加工後にネジ切りを行い作製されており、図2に示すように6角ボルトの形状を成し、外表面に螺旋状の溝(ネジ山)がある雄ネジが形成されている第2ネジ部41を備えている。
締結部材40は、アンテナ装置ATを車両外側の車両ルーフRRに仮止め後に、車両の室内側で突出している突部25との間で締結させる。
締結部材40の第2ネジ部41と、アンテナベース20の第1ネジ部26とは、ボルトとナットの関係となるので、アンテナ装置ATのメンテナンスの際には、取外し作業が容易となる。
車両用ルーフアンテナ取付装置100のテーパ部材50は、キャップ10より機械的強度の強い材料である亜鉛鋼板等を用いてプレス加工して作製されており、図2に示すように長方体で、その中央部には突部25を貫通させるための開口部が設けられている。
テーパ部材50は、図2に示すようにキャップ10とアンテナベース20との間に配設され、アンテナベース20に近づく方向に向かって広がるように傾斜した一対のテーパ部51を2つ備えている。
車両用ルーフアンテナ取付装置100の脚付きワッシャ30は、亜鉛鋼板等を用いてプレス加工して作製されており、図2に示すように中央に第2ネジ部41を貫通させる開口部が設けられた板状のワッシャリング31と、ワッシャリング31から延設された4つの板状の脚部35と、を備えている。
脚付きワッシャ30の脚部35は、弾性を有して、先端部がやや外側に折曲して形成されている。
ここで、図3と図4および図6を用いて、車両用ルーフアンテナ取付装置100の車両ルーフRRへの取付とアンテナケーブルACの配設について説明する。
初めに、車両外側からアンテナベース20を車両ルーフRRに取り付けるため、取付孔RHに突部25を挿通するとともに、複数のアンテナケーブルACを取付孔RHから挿通する。
キャップ10のガイド部15にテーパ部51をガイドするようにキャップ10にテーパ部材50を装着する。そして、車両の室内側から、この装着された状態で第1貫通孔11に突部25を貫通させてアンテナベース20に配設される。この際、突部25の第3係合部27とキャップ10の第1係合部16とが係合され、車両ルーフRRの取付孔RHとキャップ10の第2係合部17とが係合される。
同時に、複数のアンテナケーブルACは、キャップ10の第2貫通孔12の壁面にガイドさせて、それぞれ貫通させる。この際、アンテナケーブルACが第2貫通孔12に接触しても、キャップ10はPPS等の樹脂材料で作製されているので、アンテナケーブルACは損傷し難い。
次に、車両の室内側から、脚付きワッシャ30の脚部35をキャップ10のガイド部15にガイドさせてキャップ10に脚付きワッシャ30を装着し、脚部35の先端部をテーパ部材50のテーパ部51に当接させている。この際、第1ネジ部26とワッシャリング31の開口部が連通される。
次に、車両の室内側から、締結部材40の第2ネジ部41を突部25の第1ネジ部26に回転させ軽く結合させて、アンテナベース20にキャップ10、テーパ部材50、脚付きワッシャ30および締結部材40を仮止めする。この際の図5のA―A線における断面図(アンテナケーブルACを除く)を図6に示す。
最後に、車両の室内側から、突部25の第1ネジ部26に締結部材40の第2ネジ部41を回転させ強く結合させて、アンテナベース20に締結部材40を締結させる。この際、脚付きワッシャ30の脚部35の内側がテーパ部材50のテーパ部51に押し当てられる。このため、脚部35はテーパ部51に沿って徐々に広がり、図7に示すように、脚部35の先端が車両ルーフRRに室内側から当接されることになるので、車両ルーフRRとアンテナベース20とが電気的に接続される。これにより、電気的なグランドが大きくなるので、アンテナ装置ATに搭載される複数のアンテナエレメントの電気的なグランド特性が強化される。よって、アンテナエレメントとしてのアンテナ特性が向上する。
以上により、車両用ルーフアンテナ取付装置100により、締め付ける作業を行うだけで、アンテナ装置ATが車両ルーフRRに確実に取り付けられるとともに、アンテナケーブルACが簡単に配設することができる。
以上のように構成された本発明の第1実施形態の車両用ルーフアンテナ取付装置100における効果について、以下にまとめて説明する。
本発明の第1実施形態の車両用ルーフアンテナ取付装置100は、複数のアンテナケーブルACが突部25に隣接するキャップ10の第2貫通孔12にガイドされて配設されるので、車両ルーフRRの取付孔RHに複数のアンテナケーブルACと突部25を同時に挿通できるため、組み立てが容易である。また、キャップ10の第2貫通孔12の壁面にガイドされているために、複数のアンテナケーブルACが広がることなく取付孔RHに挿通し易く、取付孔RHの側面やエッジに複数のアンテナケーブルACが接触して損傷する等の不具合も抑制される。これにより、組み立て作業性が良い車両用ルーフアンテナ取付装置100を提供することができる。
また、脚部35がテーパ部51に当接する際のガイド部15が加工し易いキャップ10側に設けることにより、アンテナケーブルACの第2貫通孔12を広くすることができる。このため、より多くのアンテナケーブルACを配設することができる。
また、テーパ部材50のテーパ部51に対応するガイド部15が、キャップ10の四辺のいずれかに配設されているので、アンテナケーブルACの第2貫通孔12がキャップ10の4隅を利用して作製することができる。このため、第2貫通孔12を形成する際に面積効率が良くなるので、面積を広くすることができる。これにより、より多くのアンテナケーブルACを配設することができる。
また、キャップ10に車両ルーフRRに挿通された突部25に仮止めするための第1係合部16と、車両ルーフRRに仮止めするための第2係合部17を備えているので、キャップ10の仮止めが可能となり、組み立てが容易になる。
また、第2係合部17が第2貫通孔12に近接して配設されているので、キャップ10の第2係合部17付近が弾性変形し易くなる。このため、第2係合部17側を手指で挟むことで、キャップ10を車両ルーフRRから取外し易くなる。これらにより、アンテナ装置ATのメンテナンス等の際に作業性が良くなる。
以上のように、本発明の実施形態に係る車両用ルーフアンテナ取付装置100を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
<変形例1>
第1実施形態では、第1ネジ部26は雌ネジ、第2ネジ部41は雄ネジが形成されているが、第1ネジ部26に雄ネジ、第2ネジ部41に雌ネジが形成されても良く袋ナットが好ましい。
<変形例2>
第1実施形態では、突部25は四角柱に形成されているが、柱状であれば円柱や六角柱に形成されても良い。
<変形例3>
第1実施形態では、突部25はアンテナベース20と一体で形成されているが、別部材として構成されても良い。
<変形例4>
第1実施形態では、防水リングWPは略矩形状に形成されているが、環形状に形成されても良い。
<変形例5>
第1実施形態では、テーパ部材50は一対のテーパ部51を2組と、脚付きワッシャ30の脚部35を4つと、で形成されているが、一対のテーパ部51を1組と、脚付きワッシャ30の脚部35を2つと、で形成しても良い。
10 キャップ
11 第1貫通孔
12 第2貫通孔
15 ガイド部
16 第1係合部
17 第2係合部
20 アンテナベース
21 挿通孔
25 突部
26 第1ネジ部
27 第3係合部
30 脚付きワッシャ
31 ワッシャリング
35 脚部
40 締結部材
41 第2ネジ部
50 テーパ部材
51 テーパ部
100 車両用ルーフアンテナ取付装置
AC アンテナケーブル
AT アンテナ装置
RH 取付孔
RR 車両ルーフ
WP 防水リング

Claims (5)

  1. 車両ルーフに形成された取付孔に対して該取付孔を覆うように車両外側に配設されるアンテナベースと、
    該アンテナベースの前記車両ルーフ側の面に配置され、前記取付孔に挿通されるとともに、第1ネジ部が形成された突部と、
    前記第1ネジ部に回転させて結合する第2ネジ部が形成され、前記突部に締結される締結部材と、を備え、前記車両ルーフを挟み込んで取り付け固定する車両用ルーフアンテナ取付装置において、
    前記突部に近接する前記アンテナベースに形成され、複数のアンテナケーブルを挿通可能に設けられて前記取付孔に連通する挿通孔と、
    前記突部が挿通する第1貫通孔と、複数の前記アンテナケーブルを挿通可能に設けられた壁面を有する第2貫通孔とを備えたキャップと、
    該キャップと前記アンテナベースとの間に配設され、外側に、前記アンテナベースに近づく方向に向かって広がるように傾斜した一対のテーパ部を有し、前記キャップより機械的強度が高い材料からなるテーパ部材と、
    弾性を持ち、前記第1ネジ部または前記第2ネジ部が貫通するワッシャリングと、該ワッシャリングから延設され前記テーパ部と当接することで先端部が前記取付孔の外側に広がる脚部とを有する脚付きワッシャと、を備えていることを特徴とする車両用ルーフアンテナ取付装置。
  2. 前記キャップは、前記脚部が前記テーパ部に当接する際のガイド部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ルーフアンテナ取付装置。
  3. 前記キャップは、上方から見て四角形の形状に作製され、四辺のいずれかに前記ガイド部が配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用ルーフアンテナ取付装置。
  4. 前記キャップは、前記突部に挿通後仮止めするために前記突部の外周面に係合する第1係合部と、前記車両ルーフに挿通時に係合し仮止めされる第2係合部と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両用ルーフアンテナ取付装置。
  5. 前記第2係合部が前記第2貫通孔に近接して配設されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用ルーフアンテナ取付装置。
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