JP2022071604A - グロメット - Google Patents

グロメット Download PDF

Info

Publication number
JP2022071604A
JP2022071604A JP2020180660A JP2020180660A JP2022071604A JP 2022071604 A JP2022071604 A JP 2022071604A JP 2020180660 A JP2020180660 A JP 2020180660A JP 2020180660 A JP2020180660 A JP 2020180660A JP 2022071604 A JP2022071604 A JP 2022071604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water stop
vehicle body
body panel
facing
grommet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020180660A
Other languages
English (en)
Inventor
雄介 安東
Yusuke Ando
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2020180660A priority Critical patent/JP2022071604A/ja
Priority to US17/497,007 priority patent/US11780388B2/en
Priority to CN202111203212.6A priority patent/CN114498473A/zh
Publication of JP2022071604A publication Critical patent/JP2022071604A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
    • H02G3/0406Details thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor
    • B60R16/0222Grommets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
    • F16L5/02Sealing
    • F16L5/10Sealing by using sealing rings or sleeves only
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
    • H02G3/0462Tubings, i.e. having a closed section
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/22Installations of cables or lines through walls, floors or ceilings, e.g. into buildings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Abstract

【課題】止水性の向上を可能としたグロメットを提供する。【解決手段】グロメットは、車体パネル11における組付孔12の周囲の部分に対向する対向部32と、対向部32から延出して車体パネル11に接する第1止水部33と、対向部32から延出して車体パネル11に接する第2止水部34と、を備える。第1止水部33及び第2止水部34の各々は、組付孔12の周囲を囲む環状をなす。そして、第2止水部34は、第1止水部33よりも外周側に設けられている。【選択図】図4

Description

本開示は、グロメットに関するものである。
例えば特許文献1に記載されたグロメットは、車体パネルに形成された組付孔に組み付けられ、その組付孔に通されるワイヤハーネスと組付孔との間を止水するように構成されている。詳しくは、グロメットは、車体パネルにおける組付孔の周囲の部分に密着する環状のシール部を有し、そのシール部によって組付孔への水などの浸入を抑えるようになっている。
特開2014-33564号公報
本発明者は、上記のようなグロメットにおいて、止水性を向上させることを可能とするシール部の構成を検討していた。
そこで、止水性の向上を可能としたグロメットを提供することを目的とする。
本開示のグロメットは、ワイヤハーネスが通される車体パネルの組付孔に組み付けられるグロメットであって、前記車体パネルにおける前記組付孔の周囲の部分に対向する対向部と、前記対向部から延出して前記車体パネルに接する第1止水部と、前記対向部から延出して前記車体パネルに接する第2止水部と、を備え、前記第1止水部及び前記第2止水部の各々は、前記組付孔の周囲を囲む環状をなし、前記第2止水部は、前記第1止水部よりも外周側に設けられている。
本開示によれば、止水性の向上を可能としたグロメットを提供することが可能となる。
図1は、実施形態のグロメットの側面図である。 図2は、同形態のグロメットの断面図である。 図3は、同形態のグロメットの要部を拡大して示す断面図である。 図4は、車体パネルへの組付状態におけるグロメットの要部を拡大して示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のグロメットは、
[1]ワイヤハーネスが通される車体パネルの組付孔に組み付けられるグロメットであって、前記車体パネルにおける前記組付孔の周囲の部分に対向する対向部と、前記対向部から延出して前記車体パネルに接する第1止水部と、前記対向部から延出して前記車体パネルに接する第2止水部と、を備え、前記第1止水部及び前記第2止水部の各々は、前記組付孔の周囲を囲む環状をなし、前記第2止水部は、前記第1止水部よりも外周側に設けられている。
この構成によれば、車体パネルの一側面側から他側面側に組付孔を通じて水が浸入するとき、その水の浸入を第1止水部及び第2止水部によって複数段階で抑えることができる。これにより、グロメットの止水性が向上させることができる。
[2]前記グロメットは、前記ワイヤハーネスが挿通される筒部、及び前記筒部から外周側に延びるフランジ部を有するインナー部材と、前記対向部、前記第1止水部及び前記第2止水部を有するグロメット本体と、を備え、前記インナー部材は、前記グロメット本体よりも剛性の高い材料にて構成され、前記筒部は、前記組付孔に挿通され、前記対向部、前記第1止水部及び前記第2止水部は、前記フランジ部と前記車体パネルとによって挟まれて圧縮され、前記第1止水部は、前記組付孔の中心軸線に直交する第1方向において、前記組付孔の周縁と前記筒部とによって挟まれる。
この構成によれば、第1止水部が組付孔の周縁とインナー部材の筒部とによって挟まれる。このため、組付孔の周縁と筒部との間の隙間を、第1止水部によって好適に止水することが可能となる。
[3]前記車体パネルは、前記組付孔の周縁が前記対向部側とは反対側に屈曲された屈曲部を有し、前記第1止水部は、前記第1方向において前記屈曲部と前記筒部とによって挟まれる。
この構成によれば、第1止水部は、組付孔の周縁に設けられる屈曲部とインナー部材の筒部とによって挟まれる。これにより、第1止水部が組付孔の周縁のエッジに接触しない構成とすることができる。従って、第1止水部の損傷を抑制でき、その結果、第1止水部の止水性の悪化を抑えることができる。
[4]前記車体パネルは、車両における車室内と車室外とを仕切るパネルであり、前記対向部、前記第1止水部及び前記第2止水部は、前記車体パネルの車室内側に位置する。
車体パネルの車室外側は水が浸入しやすい場所である。車室外の水が、組付孔の周縁とインナー部材の筒部の間の隙間を通じて車室内側に浸入しようとするとき、その水の浸入をまず第1止水部で抑え、次いで第2止水部で抑えることができる。
[5]前記グロメットは、前記対向部から延出して前記車体パネルに接する支持部を備え、前記支持部は、前記組付孔の周囲を囲む環状をなし、前記支持部は、前記第2止水部よりも外周側に設けられている。
この構成によれば、車体パネルに接する支持部によって、車体パネルに組み付けられた状態におけるグロメットの姿勢が安定する。これにより、例えばワイヤハーネスから受ける力などによって、グロメットの姿勢が組付孔に対して傾くことを抑制できる。その結果、第1止水部及び第2止水部の車体パネルに対する接圧が部分的に低下することを抑制できる。
[6]前記支持部は、前記対向部の外縁から延出している。
この構成によれば、対向部の外縁から延びる支持部によって、グロメットの傾きをより好適に抑制することができる。
[7]前記支持部の周方向全体が前記車体パネルに密着している。
この構成によれば、支持部によって車体パネルに伝う水を止水することが可能となる。
[8]前記第2止水部は、前記対向部側から前記車体パネル側に向かって外周側に傾斜しつつ延びる第1リップ部と、前記対向部側から前記車体パネル側に向かって、前記第1止水部側である内周側に傾斜しつつ延びる第2リップ部と、を有している。
この構成によれば、第1リップ部と第2リップ部を車体パネルに密着させたときに、第1リップ部と第2リップ部と車体パネルとによって囲まれた空間を負圧にして、第2止水部を車体パネルに吸着させることが可能となる。第2止水部が車体パネルに吸着すると、車体パネルと第2止水部との間に隙間が生じにくくなり、その結果、第2止水部の止水性が向上される。
[9]前記車体パネルに対する組付状態において、前記第1リップ部及び前記第2リップ部の各々が、前記対向部に対して離間するように構成されている。
この構成によれば、車体パネルに吸着している第1リップ部及び第2リップ部が、対向部によって押し潰されることを防ぐことが可能となる。その結果、第1リップ部及び第2リップ部が車体パネルに吸着する状態を好適に保つことが可能となる。
[10]前記第2止水部は、前記対向部から延び、先端から前記第1リップ部及び前記第2リップ部が延出する基部を有している。
この構成によれば、第1リップ部及び第2リップ部を車体パネルに密着させつつも、基部の変形によってグロメットを組付孔に挿入する際の挿入力を低減させることが可能となる。その結果、グロメットの組付性の向上に寄与できる。
[11]前記基部は、前記車体パネル側に向かって外周側または内周側に傾斜しつつ延びている。
この構成によれば、第2止水部を車体パネルに押し付けたときに、第2止水部の基部を外周側または内周側に好適に屈曲させることができる。これにより、グロメットを組付孔に挿入する際の挿入力をより好適に低減させることが可能となる。その結果、グロメットの組付性の向上に、より一層寄与できる。
[12]前記基部は、前記車体パネル側に向かって外周側に傾斜しつつ延びており、前記基部の延びる方向と前記第1リップ部の延びる方向とが同一方向である。
この構成によれば、第1リップ部を車体パネルに好適に密着させることが可能となる。
[13]前記第2リップ部は、前記基部から延びる第1延出部と、前記第1延出部の先端から延びる第2延出部と、を有し、前記第2延出部の傾斜は、前記第1延出部の傾斜よりも前記車体パネルに対して垂直に近い傾斜をなしている。
この構成によれば、第2リップ部の先端、すなわち第2延出部の先端を、車体パネルに対してより垂直に近い角度で接触させることができる。これにより、第2リップ部を車体パネルに好適に密着させることが可能となる。
[14]前記第1リップ部の先端位置は、前記第2リップ部の先端位置よりも前記対向部から離れた位置にある。
この構成によれば、グロメットを組付孔に挿入する際、第2止水部においては、まず第1リップ部が車体パネルに接触し、次いで第2リップ部が車体パネルに接触する。これにより、車体パネルに対する組付状態において、第1リップ部及び第2リップ部をより好適に圧縮変形させることが可能となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のグロメットの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、本明細書における「平行」や「直交」や「垂直」は、厳密に平行や直交や垂直の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね平行や直交や垂直の場合も含まれる。
なお、本明細書の説明で使用される「筒状」は、周方向全周にわたって連続して周壁が形成されたものだけではなく、複数の部品を組み合わせて筒状をなすものや、C字状のように周方向の一部に切り欠きなどを有するものも含む。また、「筒状」の形状には、円形、楕円形、及び、尖ったまたは丸い角を有する多角形が含まれる。また、本明細書の説明で使用される「環状」という用語は、ループを形成する任意の構造、または端部のない連続形状、並びに、C字形のようなギャップを有する、一般的にループ形状の構造を指すことがある。なお、「環状」の形状には、円形、楕円形、及び、尖ったまたは丸い角を有する多角形が含まれるが、これらに限定されない。
図1に示す本実施形態のグロメット10は、自動車の車体パネル11に形成された組付孔12に装着される。組付孔12には、ワイヤハーネスWが挿通される。ワイヤハーネスWは少なくとも1本の電線を含んで構成されている。グロメット10は、組付孔12とワイヤハーネスWとの間の止水性を確保する。また、グロメット10は、ワイヤハーネスWが組付孔12の周縁に干渉することを防ぐ役割も果たす。
車体パネル11は、例えば、自動車における車室内と車室外とを仕切るパネルである。当該車室外は例えばエンジンルームである。車体パネル11の両面のうち、車室内に面する面を第1面13とし、車室外に面する面を第2面14とする。車体パネル11は、組付孔12の周縁が第2面14側に屈曲されてなる屈曲部15を有している。屈曲部15は、例えば、バーリング加工により形成されている。屈曲部15は、組付孔12の全周にわたって形成されている。グロメット10は、例えば、第1面13側から組付孔12に組み付けられる。
(グロメット10の全体構成)
図2に示すように、グロメット10は、インナー部材20と、グロメット本体30とを備えている。
グロメット本体30は、可撓性が高い材料にて構成されている。すなわち、グロメット本体30は、全体として変形しやすいように構成されている。グロメット本体30の構成材料としては、例えば、EPDM(詳しくは、エチレンプロピレンジエンゴム)などのエラストマを用いることができる。インナー部材20は、グロメット本体30よりも剛性の高い材料にて構成されている。すなわち、インナー部材20は、全体として変形しにくいように構成されている。インナー部材20の構成材料としては、例えば、PP(詳しくは、ポリプロピレン)などの合成樹脂材料を用いることができる。
(インナー部材20の構成)
インナー部材20は、組付孔12に挿通される筒部21を有している。筒部21は、組付孔12の周縁に沿った環状をなしている。また、筒部21は、組付孔12の周縁よりも若干小さい環状をなしている。筒部21には、ワイヤハーネスWが挿通される。なお、以下の説明では、組付孔12の中心軸線Lに直交する方向を第1方向Dと称する。
筒部21は、係止片22を有している。係止片22は、例えば複数設けられている。係止片22は、第1方向Dに沿って撓むように構成されている。グロメット10は、係止片22が組付孔12の周縁に引っ掛かることで、車体パネル11に固定される。筒部21の外周面21aには、例えば、組付孔12の中心軸線Lに沿って延びる溝部23が形成されている。溝部23は、係止片22に対して第1方向Dに対向する位置に形成されている。
インナー部材20は、筒部21から外周側に延びるフランジ部24を有している。フランジ部24は、例えば、筒部21の軸方向一端に設けられている。中心軸線L方向から見たフランジ部24の外形は、組付孔12よりも大きい形状をなしている。グロメット10が車体パネル11に組み付けられた状態において、フランジ部24は、車体パネル11の第1面13側に位置する。なお、以下では「グロメット10が車体パネル11に組み付けられた状態」を、単に「組付状態」と称する場合がある。
(グロメット本体30の構成)
グロメット本体30は、被覆部31と、対向部32と、第1止水部33と、第2止水部34と、支持部35とを有している。
被覆部31は、フランジ部24における中心軸線L方向の一側面と、筒部21の一端部を覆っている。図1に示すように、被覆部31は、筒状の挿通部36を有している。挿通部36には、止水性を確保した状態でワイヤハーネスWが挿通される。
図2及び図3に示すように、対向部32は、被覆部31の外縁に連なって形成されている。対向部32は、例えば、組付孔12の周縁に沿った環状をなしている。フランジ部24は、対向部32と被覆部31との間に入り込んでいる。これにより、グロメット本体30がフランジ部24に保持される。組付状態において、対向部32は、車体パネル11における組付孔12の周囲の部分に対して、中心軸線Lに沿った方向に対向する。
対向部32において車体パネル11に対向する対向面は、例えば、中心軸線Lに直交する平面状をなす。第1止水部33、第2止水部34及び支持部35は、当該対向面から延出している。当該対向面において、例えば、第2止水部34に対する内周側の面と、第2止水部34に対する外周側の面とは、同一平面上に位置している。
図4に示すように、第1止水部33、第2止水部34及び支持部35の各々は、対向部32から延出して車体パネル11に接する。第1止水部33、第2止水部34及び支持部35の各々は、組付孔12の周囲を囲む環状をなす。第2止水部34は、第1止水部33よりも外周側に設けられている。支持部35は、第2止水部34よりも外周側に設けられている。対向部32、第1止水部33、第2止水部34及び支持部35は、フランジ部24と車体パネル11とによって挟まれて圧縮される。なお、組付状態において、対向部32、第1止水部33、第2止水部34及び支持部35は、例えば、車体パネル11の第1面13側、すなわち車室内側に位置する。この場合、第1止水部33、第2止水部34及び支持部35は、車体パネル11の第1面13に接する。
(第1止水部33の構成)
第1止水部33は、例えば、対向部32の内縁から延出している。第1止水部33は、例えば、組付孔12の中心軸線Lに略沿って延びている。非組付状態において、第1止水部33は、例えば、中心軸線Lに沿った方向において係止片22に対向している。第1止水部33は、例えば、その外周側の側面において傾斜面37を有している。傾斜面37は、対向部32側から車体パネル11側に向かって内周側に傾斜している。第1止水部33の内周側の側面、及び対向部32の内周側の側面は、第1方向Dにおいて筒部21の外周面21aに対向している。
組付状態において、第1止水部33は、第1方向Dにおいて組付孔12の周縁と筒部21とによって挟まれる。本実施形態では、組付孔12の周縁には、対向部32側とは反対側に屈曲された前記屈曲部15が形成されている。これにより、第1止水部33は、第1方向Dにおいて、屈曲部15と筒部21とによって挟まれる。屈曲部15は、車体パネル11を構成する板材を屈曲することで形成されている。これにより、屈曲部15は湾曲面を有している。第1止水部33は、屈曲部15における湾曲面に接する。
(第2止水部34の構成)
図2及び図3に示すように、第2止水部34は、基部40と、第1リップ部41と、第2リップ部42とを有している。
基部40は、組付孔12の周縁に沿った環状をなしている。基部40は、車体パネル11側に向かって外周側に傾斜しつつ延びている。これにより、図4に示すように、第2止水部34の先端と車体パネル11との接触により、基部40は外周側に倒れやすくなっている。このため、グロメット10を組付孔12に組み付ける際の挿入力が低減される。また、基部40の傾斜形状によって、組付状態における基部40の変形が外周側への変形に限定されている。これにより、組付状態における第2止水部34の変形の仕方が安定する。
図2及び図3に示すように、第1リップ部41及び第2リップ部42の各々は、基部40の先端から延びている。第1リップ部41及び第2リップ部42は、組付孔12の周縁に沿った環状をなしている。第2リップ部42は、第1リップ部41の内周側に設けられている。第1リップ部41及び第2リップ部42は、第1方向Dに互いに対向している。第1リップ部41は、対向部32側から車体パネル11側に向かって外周側に傾斜しつつ延びている。第2リップ部42は、対向部32側から車体パネル11側に向かって、第1止水部33側である内周側に傾斜しつつ延びている。
基部40の延びる方向と第1リップ部41の延びる方向とは、例えば同一方向である。すなわち、基部40と第1リップ部41とは、中心軸線Lに平行、かつ中心軸線Lを通る断面形状が一直線状に延びるように形成されている。第2リップ部42は、基部40と第1リップ部41とがなす一直線延びる部分の中間部から枝分かれするように延びている。非組付状態において、第1リップ部41の先端位置は、第2リップ部42の先端位置よりも対向部32から離れた位置にある。組付状態において、第1リップ部41の先端は、車体パネル11の第1面13に接する。
第2リップ部42は、基部40から延びる第1延出部51と、第1延出部51の先端から延びる第2延出部52と、を有している。第1延出部51の傾斜角度と第2延出部52の傾斜角度とは互いに異なっている。すなわち、第2リップ部42は、第1延出部51と第2延出部52との間に屈曲部53を有している。第2延出部52の傾斜は、第1延出部51の傾斜よりも車体パネル11に対して垂直に近い傾斜をなしている。組付状態において、第2延出部52が車体パネル11の第1面13に接する。
(支持部35の構成)
図2及び図3に示すように、支持部35は、組付孔12の周縁に沿った環状をなしている。支持部35は、対向部32の外縁から車体パネル11に向かって延出している。非組付状態において、支持部35の先端部は、例えば、内周側、すなわち第2止水部34側に変位しつつ、車体パネル11側に延びている。
図4に示すように、支持部35の周方向全体は、車体パネル11に密着している。支持部35は、上記のように非組付状態において先端部が内周側に変位しているため、組付状態では車体パネル11との接触によって支持部35の先端部が内周側を向くように折れ曲がる。支持部35は、組付状態におけるグロメット10の姿勢を安定させる役割をなす。
本実施形態の作用について説明する。
車体パネル11において水が掛かりやすいのは、車室外側である第2面14側である。第2面14側の水は、組付孔12の周縁とインナー部材20の筒部21の間の隙間を通じて第1面13側に浸入しようとする。ここで、第1止水部33は、その全周にわたって、組付孔12の周縁と筒部21の外周面21aとに挟まれて圧縮されている。これにより、第2面14側の水が、組付孔12と筒部21の間の隙間に浸入することが抑制されている。
第1止水部33で浸入を防ぎきれなかった水は、第1止水部33と第2止水部34との間に浸入する。当該水は、第2止水部34によって、第2止水部34の外周側に浸入しないように止水される。ここで、第2止水部34は、組付状態において、第1リップ部41及び第2リップ部42の形状によって車体パネル11の第1面13に吸着している。すなわち、第1リップ部41と第2リップ部42と車体パネル11とによって囲まれた空間が負圧になり、その結果、第1リップ部41及び第2リップ部42が外気圧の作用によって車体パネル11に貼り付いている。第2止水部34が車体パネル11に吸着する状態では、第1リップ部41及び第2リップ部42が車体パネル11に対して歪みなく接する。このため、第1リップ部41及び第2リップ部42と車体パネル11との間に極めて隙間が出来にくい状態となる。
なお、組付状態において、第1リップ部41及び第2リップ部42の各々は、対向部32に対して離間している。これにより、車体パネル11に吸着している第1リップ部41及び第2リップ部42が、対向部32によって押し潰されないようになっている。このため、第1リップ部41及び第2リップ部42が車体パネル11に吸着する状態が好適に保たれる。
車体パネル11の第2面14側から第1面13側に浸入しようとする水の大部分は、第1止水部33及び第2止水部34によって止水される。しかしながら、第2止水部34でも止水できず、第2止水部34の外周側に僅かに水が浸入する場合もある。このとき、第2止水部34の外周側に浸入した水は、第1面13に密着する支持部35によって止水される。すなわち、支持部35は、グロメット10において第3の止水部として構成されている。
上記のように、本実施形態のグロメット10は、車体パネル11の第2面14側から第1面13側に浸入する水に対して、第1止水部33、第2止水部34及び支持部35の3段階で止水する止水構造を有している。
本実施形態の効果について説明する。
(1)第1止水部33及び第2止水部34の各々は、組付孔12の周囲を囲む環状をなす。そして、第2止水部34は、第1止水部33よりも外周側に設けられている。この構成によれば、例えば、車体パネル11の第2面14側から第1面13側に組付孔12を通じて水が浸入するとき、その水の浸入を第1止水部33及び第2止水部34によって複数段階で抑えることができる。これにより、グロメット10の止水性が向上させることができる。
(2)第1止水部33は、組付孔12の中心軸線Lに直交する第1方向Dにおいて、組付孔12の周縁とインナー部材20の筒部21とによって挟まれる。このため、組付孔12の周縁と筒部21との間の隙間を、第1止水部33によって好適に止水することが可能となる。
また、インナー部材20は、比較的剛性が高い部材であるため、寸法ばらつきによるインナー部材20の筒部21と組付孔12との干渉を防止するために、筒部21と組付孔12との間には隙間が設定される。そして、筒部21と組付孔12との間の隙間には、可撓性のある第1止水部33が介在される。これにより、第1止水部33によってインナー部材20のがたつきが抑制される。
また、第1止水部33は、筒部21と組付孔12との間の隙間に全周にわたって入り込んでいる。このため、第1止水部33は、筒部21の中心軸線が組付孔12の中心軸線Lに一致するように、筒部21をガイドする役割をなす。このように、第1止水部33によってインナー部材20が適正な位置に位置決めされるため、安定した止水性を発揮するグロメット10を提供できる。
(3)車体パネル11は、組付孔12の周縁が対向部32側とは反対側に屈曲された屈曲部15を有している。そして、第1止水部33は、第1方向Dにおいて組付孔12の屈曲部15と筒部21とによって挟まれる。これにより、第1止水部33が組付孔12の周縁のエッジに接触しない構成とすることができる。従って、第1止水部33の損傷を抑制でき、その結果、第1止水部33の止水性の悪化を抑えることができる。
(4)車体パネル11は、車両における車室内と車室外とを仕切るパネルである。そして、対向部32、第1止水部33及び第2止水部34は、車体パネル11の車室内側に位置する。車体パネル11の車室外側は水が浸入しやすい場所である。車室外の水が、組付孔12の周縁とインナー部材20の筒部21の間の隙間を通じて車室内側に浸入しようとするとき、その水の浸入をまず第1止水部33で抑え、次いで第2止水部34で抑えることができる。
(5)グロメット10は、対向部32から延出して車体パネル11に接する支持部35を備える。支持部35は、組付孔12の周囲を囲む環状をなす。そして、支持部35は、第2止水部34よりも外周側に設けられている。この構成によれば、車体パネル11に接する支持部35によって、車体パネル11に組み付けられた状態におけるグロメット10の姿勢が安定する。これにより、例えばワイヤハーネスWから受ける力などによって、グロメット10が組付孔12に対して傾くことを抑制できる。その結果、第1止水部33及び第2止水部34の車体パネル11に対する接圧が部分的に低下することを抑制できる。
(6)支持部35は、対向部32の外縁から延出している。この構成によれば、対向部32の外縁から延びる支持部35によって、グロメット10の傾きをより好適に抑制することができる。
(7)支持部35の周方向全体が車体パネル11に密着している。この構成によれば、支持部35によって車体パネル11に伝う水を止水することが可能となる。
(8)第2止水部34は、対向部32側から車体パネル11側に向かって外周側に傾斜しつつ延びる第1リップ部41と、対向部32側から車体パネル11側に向かって、第1止水部33側である内周側に傾斜しつつ延びる第2リップ部42と、を有している。この構成によれば、第1リップ部41と第2リップ部42を車体パネル11に密着させたときに、第1リップ部41と第2リップ部42と車体パネル11とによって囲まれた空間を負圧にして、第2止水部34を車体パネル11に吸着させることが可能となる。第2止水部34が車体パネル11に吸着すると、車体パネル11と第2止水部34との間に隙間が生じにくくなり、その結果、第2止水部34の止水性が向上される。
(9)車体パネル11に対する組付状態において、第1リップ部41及び第2リップ部42の各々が、対向部32に対して離間するように構成されている。この構成によれば、車体パネル11に吸着している第1リップ部41及び第2リップ部42が、対向部32によって押し潰されることを防ぐことが可能となる。その結果、第1リップ部41及び第2リップ部42が車体パネル11に吸着する状態を好適に保つことが可能となる。
(10)第2止水部34は、対向部32から延び、先端から第1リップ部41及び第2リップ部42が延出する基部40を有している。
この構成によれば、第1リップ部41及び第2リップ部42を車体パネル11に密着させつつも、基部40の変形によってグロメット10を組付孔12に挿入する際の挿入力を低減させることが可能となる。その結果、グロメット10の組付性の向上に寄与できる。
(11)基部40は、車体パネル11側に向かって外周側に傾斜しつつ延びている。この構成によれば、第2止水部34を車体パネル11に押し付けたときに、第2止水部34の基部40を外周側または内周側に好適に屈曲させることができる。これにより、グロメット10を組付孔12に挿入する際の挿入力をより好適に低減させることが可能となる。その結果、グロメット10の組付性の向上に、より一層寄与できる。
(12)基部40の延びる方向と第1リップ部41の延びる方向とが同一方向である。この構成によれば、第1リップ部41を車体パネル11に好適に密着させることが可能となる。
(13)第2リップ部42は、基部40から延びる第1延出部51と、第1延出部51の先端から延びる第2延出部52と、を有している。そして、第2延出部52の傾斜は、第1延出部51の傾斜よりも車体パネル11に対して垂直に近い傾斜をなしている。この構成によれば、第2リップ部42の先端、すなわち第2延出部52の先端を、車体パネル11に対してより垂直に近い角度で接触させることができる。これにより、第2リップ部42を車体パネル11に好適に密着させることが可能となる。
(14)第1リップ部41の先端位置は、第2リップ部42の先端位置よりも対向部32から離れた位置にある。この構成によれば、グロメット10を組付孔12に挿入する際、第2止水部34においては、まず第1リップ部41が車体パネル11に接触し、次いで第2リップ部42が車体パネル11に接触する。これにより、車体パネル11に対する組付状態において、第1リップ部41及び第2リップ部42をより好適に圧縮変形させることが可能となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・第1方向Dにおいて、第1止水部33が組付孔12の周縁と筒部21とによって挟まれない構成として、第1止水部33が車体パネル11の例えば第1面13に単に接触する構成としてもよい。
・基部40の形状は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、基部40が車体パネル11側に向かって内周側に傾斜しつつ延びる構成としてもよい。この構成によれば、第2止水部34を車体パネル11に押し付けたときに、第2止水部34の基部40を内周側に好適に屈曲させることができる。また、例えば、基部40が車体パネル11に対して垂直に延びるように構成してもよい。
・第1リップ部41の形状は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、第1リップ部41の傾斜角度を、基部40の傾斜角度に対して異ならせてもよい。また、第1リップ部41がその中間部で屈曲する構成としてもよい。
・第2リップ部42の形状は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、第2リップ部42において屈曲部53が無い構成として、第2リップ部42が一直線上に延びる構成としてもよい。
・上記実施形態の第2止水部34において、第2リップ部42の先端位置を、第1リップ部41の先端位置よりも対向部32から離れた位置に設定してもよい。この構成によれば、グロメット10を組付孔12に挿入する際、第2止水部34においては、まず第2リップ部42が車体パネル11に接触し、次いで第1リップ部41が車体パネル11に接触するように構成できる。
・上記実施形態の第2止水部34では、第1リップ部41及び第2リップ部42は基部40から延びているが、これに限らず、基部40を省略した上で、第1リップ部41及び第2リップ部42が対向部32から延出するように構成してもよい。
・上記実施形態では、組付状態において、第1リップ部41及び第2リップ部42の各々が、対向部32に対して離間するが、これに限らず、組付状態において、第1リップ部41及び第2リップ部42が対向部32に接触するように構成してもよい。
・上記実施形態の第2止水部34では、基部40から枝分かれする第1リップ部41及び第2リップ部42を備えるが、これに限らず、基部40を枝分かれしない構成としてもよい。
・支持部35の根元の位置を、対向部32の外縁から内周側に変更してもよい。
・上記実施形態では、支持部35の周方向全体が車体パネル11に密着するが、これに限らない。例えば、支持部35の周方向の一部が車体パネル11に接するように構成してもよい。また、例えば、支持部35が対向部32の周方向において複数点在する構成としてもよい。つまり、これらの変更例のように、必ずしも支持部35に止水性をもたせる必要はない。
・上記実施形態において、支持部35を省略してもよい。
・グロメット本体30及びインナー部材20の形成材料は上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更可能である。
・上記実施形態では、組付孔12に対して室内側から組み付けられるグロメット10に適用したが、室外側から組み付けられるグロメットに適用してもよい。
・上記実施形態では、屈曲部15が形成された組付孔12に装着されるグロメット10に適用したが、これに限らず、屈曲部15が無い組付孔12に装着されるグロメットに適用可能である。
・上記実施形態では、エラストマなどの可撓性が高い材料からなるグロメット本体30と、該グロメット本体30よりも剛性の高いインナー部材20とからなるグロメット10に適用した。しかしながら、これに特に限定されるものではなく、可撓性の高い材料のみで構成されたグロメットに適用可能である。
・今回開示された実施形態及び変更例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 グロメット
11 車体パネル
12 組付孔
13 第1面
14 第2面
15 屈曲部
20 インナー部材
21 筒部
21a 外周面
22 係止片
23 溝部
24 フランジ部
30 グロメット本体
31 被覆部
32 対向部
33 第1止水部
34 第2止水部
35 支持部
36 挿通部
37 傾斜面
40 基部
41 第1リップ部
42 第2リップ部
51 第1延出部
52 第2延出部
53 屈曲部
D 第1方向
L 中心軸線
W ワイヤハーネス

Claims (14)

  1. ワイヤハーネスが通される車体パネルの組付孔に組み付けられるグロメットであって、
    前記車体パネルにおける前記組付孔の周囲の部分に対向する対向部と、
    前記対向部から延出して前記車体パネルに接する第1止水部と、
    前記対向部から延出して前記車体パネルに接する第2止水部と、
    を備え、
    前記第1止水部及び前記第2止水部の各々は、前記組付孔の周囲を囲む環状をなし、
    前記第2止水部は、前記第1止水部よりも外周側に設けられている、
    グロメット。
  2. 前記ワイヤハーネスが挿通される筒部、及び前記筒部から外周側に延びるフランジ部を有するインナー部材と、
    前記対向部、前記第1止水部及び前記第2止水部を有するグロメット本体と、
    を備え、
    前記インナー部材は、前記グロメット本体よりも剛性の高い材料にて構成され、
    前記筒部は、前記組付孔に挿通され、
    前記対向部、前記第1止水部及び前記第2止水部は、前記フランジ部と前記車体パネルとによって挟まれて圧縮され、
    前記第1止水部は、前記組付孔の中心軸線に直交する第1方向において、前記組付孔の周縁と前記筒部とによって挟まれる、
    請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記車体パネルは、前記組付孔の周縁が前記対向部側とは反対側に屈曲された屈曲部を有し、
    前記第1止水部は、前記第1方向において前記屈曲部と前記筒部とによって挟まれる、
    請求項2に記載のグロメット。
  4. 前記車体パネルは、車両における車室内と車室外とを仕切るパネルであり、
    前記対向部、前記第1止水部及び前記第2止水部は、前記車体パネルの車室内側に位置する、
    請求項2または請求項3に記載のグロメット。
  5. 前記対向部から延出して前記車体パネルに接する支持部を備え、
    前記支持部は、前記組付孔の周囲を囲む環状をなし、
    前記支持部は、前記第2止水部よりも外周側に設けられている、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のグロメット。
  6. 前記支持部は、前記対向部の外縁から延出している、
    請求項5に記載のグロメット。
  7. 前記支持部の周方向全体が前記車体パネルに密着している、
    請求項5または請求項6に記載のグロメット。
  8. 前記第2止水部は、前記対向部側から前記車体パネル側に向かって外周側に傾斜しつつ延びる第1リップ部と、前記対向部側から前記車体パネル側に向かって、前記第1止水部側である内周側に傾斜しつつ延びる第2リップ部と、を有している、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のグロメット。
  9. 前記車体パネルに対する組付状態において、前記第1リップ部及び前記第2リップ部の各々が、前記対向部に対して離間するように構成されている、
    請求項8に記載のグロメット。
  10. 前記第2止水部は、前記対向部から延び、先端から前記第1リップ部及び前記第2リップ部が延出する基部を有している、
    請求項8または請求項9に記載のグロメット。
  11. 前記基部は、前記車体パネル側に向かって外周側または内周側に傾斜しつつ延びている、
    請求項10に記載のグロメット。
  12. 前記基部は、前記車体パネル側に向かって外周側に傾斜しつつ延びており、
    前記基部の延びる方向と前記第1リップ部の延びる方向とが同一方向である、
    請求項11に記載のグロメット。
  13. 前記第2リップ部は、前記基部から延びる第1延出部と、前記第1延出部の先端から延びる第2延出部と、を有し、
    前記第2延出部の傾斜は、前記第1延出部の傾斜よりも前記車体パネルに対して垂直に近い傾斜をなしている、
    請求項12に記載のグロメット。
  14. 前記第1リップ部の先端位置は、前記第2リップ部の先端位置よりも前記対向部から離れた位置にある、
    請求項12または請求項13に記載のグロメット。
JP2020180660A 2020-10-28 2020-10-28 グロメット Pending JP2022071604A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020180660A JP2022071604A (ja) 2020-10-28 2020-10-28 グロメット
US17/497,007 US11780388B2 (en) 2020-10-28 2021-10-08 Grommet
CN202111203212.6A CN114498473A (zh) 2020-10-28 2021-10-15 护线套

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020180660A JP2022071604A (ja) 2020-10-28 2020-10-28 グロメット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022071604A true JP2022071604A (ja) 2022-05-16

Family

ID=81259045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020180660A Pending JP2022071604A (ja) 2020-10-28 2020-10-28 グロメット

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11780388B2 (ja)
JP (1) JP2022071604A (ja)
CN (1) CN114498473A (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5739475A (en) * 1994-04-21 1998-04-14 Inoac Corporation Grommet for protecting a wire harness with structure for ensuring flush seating
JPH087687A (ja) * 1994-06-17 1996-01-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用グロメット
JP4029722B2 (ja) * 2002-11-29 2008-01-09 住友電装株式会社 グロメット
JP4783141B2 (ja) * 2005-12-26 2011-09-28 矢崎総業株式会社 防水グロメット
JP4447630B2 (ja) * 2007-10-26 2010-04-07 三菱電機株式会社 スタータの接続導体の口出装置
JP5327022B2 (ja) * 2009-12-01 2013-10-30 住友電装株式会社 ワイヤハーネス用のグロメット
JP5471908B2 (ja) * 2010-07-05 2014-04-16 住友電装株式会社 グロメット装着部の遮音構造
JP5736963B2 (ja) * 2011-05-26 2015-06-17 住友電装株式会社 グロメット
JP5922527B2 (ja) 2012-08-06 2016-05-24 矢崎総業株式会社 グロメット
JP5857997B2 (ja) * 2013-04-22 2016-02-10 住友電装株式会社 グロメット
WO2016153045A1 (ja) * 2015-03-26 2016-09-29 古河電気工業株式会社 グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP7110258B2 (ja) * 2020-02-18 2022-08-01 矢崎総業株式会社 グロメット、及び、ワイヤハーネス

Also Published As

Publication number Publication date
CN114498473A (zh) 2022-05-13
US20220126768A1 (en) 2022-04-28
US11780388B2 (en) 2023-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2014024785A1 (ja) グロメット
JP7135878B2 (ja) グロメット
WO2017159376A1 (ja) グロメット
CN108352692B (zh) 护线套以及线束
JP2022071605A (ja) グロメット
US10574046B2 (en) Grommet and grommet-equipped wire harness
JP4483767B2 (ja) グロメット
JP2022071604A (ja) グロメット
JP2023133302A (ja) グロメット
JP6933678B2 (ja) グロメットシール構造及びワイヤハーネス
WO2021235349A1 (ja) グロメット
JP7256484B2 (ja) グロメット
JP6975023B2 (ja) グロメットおよびグロメット取付構造
JP2020198699A (ja) カバー固定式グロメット及びワイヤハーネス
JP5765101B2 (ja) グロメット
JP7344913B2 (ja) グロメット
WO2013190721A1 (ja) グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP2021068580A (ja) グロメット
WO2017163801A1 (ja) グロメット
WO2023047998A1 (ja) グロメットユニット及び止水構造
JP7463984B2 (ja) グロメットアセンブリ及びワイヤハーネス
JP2016213096A (ja) グロメット
JP2017135876A (ja) グロメットおよびこれを備えたワイヤハーネス
JP2022046173A (ja) グロメット
JP2013038986A (ja) グロメット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240521